JP2016204017A - ヒンジ式容器 - Google Patents

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正 保 林
Masayasu Hayashi
正 保 林
田 崇 義 鶴
Takayoshi Tsuruta
田 崇 義 鶴
島 樹 子 森
Tatsuko Morishima
島 樹 子 森
澤 恒 相
Tsune Aizawa
澤 恒 相
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Abstract

【課題】取出具を確実に利用することが可能なヒンジ式容器を提供する。【解決手段】ヒンジ式容器1は、開口10aを取り囲むフランジ部13をもつ容器本体2と、開口10aを開閉する旋回カバー30を有し容器本体2に取り付けられた蓋体3と、容器本体2に収容された内容物5を取り出すための取出具4と、を備える。容器本体2は、取出具4に係合するための容器係合部15を含み、旋回カバー30は、取出具4に係合するための蓋係合部35を含む。取出具4は、旋回カバー30で開口10aを閉じた閉鎖状態C1において、容器係合部15及び蓋係合部35に係合して、旋回カバー30を容器本体2に係止する。【選択図】図1

Description

本発明は、小児が製品を誤飲することを防止する機能を持つヒンジ式容器に関する。
例えば、特許文献1乃至3に記載されているように、内容物を収容するための容器として、ヒンジ式容器が利用に供されている。典型的なヒンジ式容器は、内容物を収容する容器本体の開口を、ヒンジ式の蓋で開閉する構造をもつ。このようなヒンジ式容器は、開閉が容易で利便性に優れるため種々の商品を収容する用途に利用されている。ヒンジ式容器に収容される内容物の一例として、食品用の固形物、薬剤あるいは非食用のゲル状投与物が挙げられる。
特開2012−516819号公報 特開2013−112369号公報 特許第5087357号 特開2014−091528号公報
ヒンジ式容器に収容される内容物によっては、直接手で触れるべきでない内容物もある。この点、例えば特許文献4には、手で触れずに内容物を取り出すべく、取出具付きのヒンジ式容器が記載されている。しかしながら、特許文献4に記載のヒンジ式容器では、取出具が蓋の裏側に取り付け可能になっているため、内容物を取り出すときに取出具を見つけられなかったり、利用後に取出具を蓋の裏側に戻し忘れてしまうおそれがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであって、取出具を確実に利用することが可能なヒンジ式容器を実現することを目的とする。
なお、内容物によっては、色や匂いによって小児が惹き付けられ商品を誤って口にしてしまうおそれが高い。このため、ヒンジ式容器が小児が製品を誤飲することを防止する機能を供えると一層都合がよい。
本発明によるヒンジ式容器は、開口を取り囲むフランジ部をもつ容器本体と、
前記開口を開閉する旋回カバーを有し前記容器本体に取り付けられた蓋体と、
前記容器本体に収容された内容物を取り出すための取出具と、を備え、
前記容器本体は、前記取出具に係合するための容器係合部を含み、
前記旋回カバーは、前記取出具に係合するための蓋係合部を含み、
前記取出具は、前記旋回カバーで前記開口を閉じた閉鎖状態において、前記容器係合部及び前記蓋係合部に係合して、前記旋回カバーを前記容器本体に係止する。
本発明によるヒンジ式容器において、前記取出具は、互いに対向して位置する一対の挟持片と、前記一対の挟持片の基端部同士を連結する連結片と、を含み、前記一対の挟持片の先端部同士が互いに対して接離可能になっていてもよい。
本発明によるヒンジ式容器において、前記取出具の前記一対の挟持片は、当該一対の挟持片の間外に延び出した係合爪をそれぞれ含み、前記容器本体の前記容器係合部は、前記取出具の前記一対の挟持片を間に挿入される一対の係止壁を含み、前記容器本体の前記一対の係止壁は、前記取出具の前記一対の挟持片を間に挿入された状態で各々に対応する挟持片の前記係合爪が引っ掛けられる一対の係止爪を含んでもよい。
本発明によるヒンジ式容器において、前記蓋体は、前記容器本体の前記フランジ部に取り付けられ、前記旋回カバーを枢動可能に支持する取付ベースを有し、前記旋回カバーは、前記開口を覆うための天壁と、天壁の周縁から垂下した周壁と、を有し、前記旋回カバーの前記周壁は、前記取付ベースに枢動可能に接続された前記旋回カバーの基端部と対向する先端部側に位置する前壁を有し、前記蓋係合部は、前記前壁に設けられていてもよい。
本発明によるヒンジ式容器において、前記容器本体は、前記旋回カバーで前記開口を閉じた状態で、前記旋回カバーの前記前壁に対向する前胴部分を有し、前記容器係合部は、前記前胴部分に設けられていてもよい。
本発明によるヒンジ式容器において、前記蓋係合部は、前記基端部と前記先端部とを結ぶ前後方向に前記前壁から突出しており、前記取出具は、前記閉鎖状態において前記容器係合部に係止され、且つ、前記閉鎖状態において前記蓋係合部の上方に位置して前記旋回カバーが前記開口を開くように動くことを規制する規制壁を含んでいてもよい。
本発明によるヒンジ式容器において、前記蓋係合部は、前記基端部と前記先端部とを結ぶ前後方向に前記前壁から突出し、前記容器係合部は、前記前後方向に前記前胴部分から突出し、前記取出具には、前記閉鎖状態において前記蓋係合部が挿入される空間と、前記閉鎖状態において前記容器係合部が挿入される空間と、が形成されていてもよい。
本発明によれば、旋回カバーで開口を閉じた状態において、取出具によって旋回カバーを容器本体に係止することができる。この場合、開口を開いて内容物を取り出すためには、先ず取出具を操作して旋回カバーと容器本体との係止を解除する必要がある。このため、取出具による係止を解除した後、操作した取出具を引き続き使用して、開いた開口から内容物を取り出すことができる。したがって、内容物を取り出すときに取出具を確実に使用することができる。一方、取出具の使用後は、旋回カバーで開口を閉じた後、取出具を容器係合部及び蓋係合部に係合させて、旋回カバーを容器本体に係止する。この場合、取出具の使用後に取出具を元の位置に戻し忘れることもない。以上のことから、本発明によれば、取出具を確実に利用することが可能なヒンジ式容器が実現される。
実施の形態によるヒンジ式容器を示す斜視図。 図1に示すヒンジ式容器を、取出具を取り外した状態で示す斜視図。 図1に示すヒンジ式容器を、旋回カバーを開いた状態で示す斜視図。 図1に示す線IV−IVに沿ったヒンジ式容器の断面を示す断面図。 図4に示す断面において、取出具で容器本体と旋回カバーとをロックする前の状態を示す断面図。 図4に示す断面において、取出具を容器本体及び旋回カバーから抜き取る操作を示す断面図。 図1に示すヒンジ式容器の一変形例を示す斜視図。 図1に示すヒンジ式容器の別の変形例を示す斜視図。 図8に示す取出具の一変形例を示す斜視図。 図1に示すヒンジ式容器のさらに別の変形例を示す斜視図。 図10に示すヒンジ式容器において、容器係合部及び蓋係合部を拡大して示す斜視図。 図10に示すヒンジ式容器において、取出具で旋回カバーを容器本体に係止させた状態を示す斜視図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1乃至図12は、本発明による一実施の形態及びその変形例を説明するための図である。このうち図1は、ヒンジ式容器1を示す斜視図であり、図2は、ヒンジ式容器1を取出具4を取り外した状態で示す斜視図であり、図3は、ヒンジ式容器1を開いた状態で示す斜視図である。
図1乃至図3に示すヒンジ式容器1は、内容物5(図3参照)を収容する容器本体2と、容器本体2に取り付けられたヒンジ式の蓋体3と、を有する。ヒンジ式容器1は、開閉が容易で利便性に優れ、種々の商品を収容することが意図されている。ヒンジ式容器に収容される内容物5の一例として、食品用の固形物、薬剤あるいは非食用のゲル状投与物等が挙げられる。
図3に示すように、容器本体2は、底部11と、底部11に接続された胴部12と、を有している。底部11は、ヒンジ式容器1を載置面に置いたときにヒンジ式容器1の載置面に接触する部分を構成する。胴部12は、底部11の周縁に接続され底部11の上方を環状に取り囲んでいる。底部11と胴部12とによって規定される空間内に、内容物5を収容する収容空間S1が規定されている。
とりわけ、図3に示す容器本体2は、図中の前後方向d1に対向する前胴部分12a及び背胴部分12bと、前後方向d1に直交する横方向d2に対向する一対の側胴部分12c、12dと、を含んでいる。各側胴部分12c、12dは、前胴部分12a及び背胴部分12bの対応する端部の間を延びている。なお、前胴部分12aには、取出具4と係合する容器係合部15が設けられているが、この点については後述する。
胴部12の底部11と接続された端部とは反対側となる端部に、胴部12から張り出したフランジ部13が接続されている。フランジ部13は、蓋体3が取り付けられる部分である。本実施の形態において、フランジ部13は環状に形成され、当該フランジ部13に囲まれる領域内に開口10aが規定されている。開口10aを介して容器本体2内の収容空間S1から内容物5が出し入れされるようになっている。
なお、開口10aの正面方向とは、開口10aを全体的且つ大局的に見た場合において、当該開口10aの平面方向と一致する面への法線方向を指す。本実施の形態において、開口10aの正面方向は、図1及び図2中の紙面の上下方向に一致する。
次に、容器本体2に取り付けられる蓋体3について説明する。図3に示すように、蓋体3は、容器本体2のフランジ部13に取り付けられた取付ベース20と、取付ベース20に枢動可能に接続され、容器本体2の開口10aを開閉する旋回カバー30と、を有している。
なお、本明細書において、旋回カバー30のうち、取付ベース20に枢動可能に接続された端部を基端部30bと呼び、基端部30bに対向する端部つまり基端部30bとは反対となる端部を先端部30aと呼ぶ。さらに、旋回カバー30の基端部30bと先端部30aとを結ぶ方向を前後方向d1とし、基端部30b側を後方と呼び、先端部30a側を前方と呼ぶ。
取付ベース20は、蓋体3のうちの容器本体2に取り付けられる部分である。図3に示すように、取付ベース20は、前後方向d1における後方の位置で開口10aの一部を覆うようにしてフランジ部13に取り付けられている。図3に示す取付ベース20は、開口10aの一部を覆うベース天壁21と、ベース天壁21の周縁から延び出したベース周壁22と、を有している。
ベース周壁22は、フランジ部13に係合して当該フランジ部13に取り付けられる。ベース周壁22がフランジ部13に取り付けられる態様は特に限定されない。例えば、ベース周壁22がフランジ部13に嵌合してもよいし、あるいは、ベース周壁22が、当該ベース周壁22の輪郭に沿って間隔を空けて配置された複数の取付爪(不図示)を有し、この取付爪が、容器本体2のフランジ部13の裏側に回り込んで引っかけられてもよい。
ベース天壁21の前方部分には、旋回カバー30が枢動可能に接続されている。旋回カバー30がベース天壁21に枢動可能に接続される態様も特に限定されない。例えば、旋回カバー30が、薄肉化された複数のヒンジ片(不図示)を介してベース天壁21に接続されていてもよい。薄肉化されたヒンジ片が旋回カバー30とベース天壁21との間で変形することにより、旋回カバー30が取付ベース20に対して枢動(旋回、揺動)することが可能となっている。
旋回カバー30は、容器本体2の開口10aを開閉し、内容物の出し入れを可能にする。図3に示す旋回カバー30は、開口10aを覆うための天壁31と、天壁31の周縁から延び出した周壁32と、を有している。なお、以下の説明では、図1及び図2に示すように旋回カバー30で開口10aを閉じた状態を閉鎖状態C1と呼び、図3に示すように旋回カバー30で開口10aを開いた状態を開放状態C2と呼ぶ。
本実施の形態における天壁31は、矩形の輪郭をもつ板状の部分である。なお、ここでいう「矩形」には、角が尖った長方形だけでなく、角が丸みを帯びた概ね長方形形状の形状も含まれる。旋回カバー30が開口10aを閉じた閉鎖状態C1において、天壁31は、開口10aのうちの、ベース天壁21が覆う領域以外の領域を覆う。すなわち、閉鎖状態C1において、天壁31とベース天壁21とによって、開口10aの全域が覆われるようになっている。
図3に示す例では、天壁31の後方部分が取付ベース20に枢動可能に接続されている。すなわち、天壁31の後端が上述の旋回カバー30の基端部30bを規定している。
図3に示すように、周壁32は、天壁31から容器本体2側に向かって延び出し、環状に形成されている。環状の周壁32によって囲まれ且つ天壁31に対面する空間に、内空間S2が規定されている。旋回カバー30で開口10aを閉じると、周壁32が容器本体2のフランジ部13の周りを取り囲み、内空間S2が容器本体2内の収容空間S1に連通するようになっている。
周壁32は、前後方向d1における前方に位置する前壁32aと、横方向d2に対向する一対の側壁32c、32dと、を含んでいる。前壁32aは、一対の側壁32c、32dの前方側の端部の間を延びている。図1から理解されるように、閉鎖状態C1において、旋回カバー30の前壁32aは胴部12の前胴部分12aに対向する位置に位置し、旋回カバー30の側壁32c、32dは対応する胴部12の側胴部分12c、12dに対向する位置に位置する。
また、本実施の形態によるヒンジ式容器1は、手で触れずに内容物を取り出すべく、取出具4を有している。ただし、従来のヒンジ式容器1では、取出具4が蓋体3の内空間S2内に収容されているため、内容物を取り出すときに取出具4を見つけられなかったり、利用後に取出具4を内空間S2内に戻し忘れてしまうおそれがあった。そこで、本実施の形態による取出具4は、閉鎖状態C1において、旋回カバー30を容器本体2に係止するよう、旋回カバー30及び容器本体2に取り付けられるようになっている。
取出具4は、容器本体2に収容された内容物5を取り出すための器具である。本実施の形態による取出具4は、内容物5を挟持して取り出すトングとして構成されている。しかしながら、このような例に限定されず、取出具4は、内容物5を取り出すための器具であればよく、計量スプーンや突刺具の形態であってもよい。
図2に示すように、本実施の形態の取出具4は、互いに対向して位置する一対の挟持片41を含んでいる。一対の挟持片41は、その基端部41b同士を連結片42によって連結されている。各挟持片41のうち基端部41bとは反対側となる先端部41aは、自由端となっており、一対の挟持片41の先端部41a同士が互いに対して接離可能になっている。一対の挟持片41の先端部41aの間に取り出し対象の内容物5を位置させた状態で、先端部41a同士を互いに対して近づけることで、内容物5を挟持することができるようになっている。
図2に示す例では、各挟持片41は、長手方向をもつ薄板状の部材として構成され、連結片42は、湾曲した薄板状の部材として構成されている。挟持片41の先端部41a側は、基端部41b側よりも幅が広くなっており、当該先端部41a側に繰抜孔43が設けられている。繰抜孔43は、内容物5が挟持片41に貼り付くことを防止するためのものである。
図4に、図1に示す線IV−IVに沿ったヒンジ式容器1の断面を示す。図4に示すように、負荷をかけていない状態において、一対の挟持片41の間の間隔Sは、基端部41b側から先端部41a側に向かうほど、広くなっていく。したがって、一対の挟持片41の基端部41bの間の間隔は、一対の挟持片41の先端部41aの間の間隔よりも狭い。
このような取出具4は、図1に示すように、閉鎖状態C1において旋回カバー30を容器本体2にロックする。この取出具4が旋回カバー30を容器本体2にロックする機構について、以下詳述する。
図1及び図4に示すように、容器本体2の前胴部分12aに容器係合部15が設けられている。本実施の形態による容器係合部15は、前胴部分12aに両端で連結され、その中間部分が前胴部分12aから前後方向d1に離間した板状片として構成されている。容器係合部15と前胴部分12aとによって囲まれる空間に、取出具4の一対の挟持片41が挿入される挿入空間S3が規定されている。図1及び図4には、取出具4の一対の挟持片41が挿入空間S3に挿入された状態が示されている。
とりわけ、容器係合部15は、横方向d2に間隔を空けて配置された一対の係止壁15aと、一対の係止壁15aに掛け渡された前当壁15bと、を含んでいる。各係止壁15aは、前胴部分12aから前後方向d1に延び出している。一方、前当壁15bは、一対の係止壁15aの前後方向d1における前端同士を連結している。
図4に示すように、一対の係止壁15aは、当該一対の係止壁15aの間に向かって延び出した係止爪15cをそれぞれ含んでいる。すなわち、各係止壁15aの係止爪15cは、他の係止壁15a側に向かって突出している。図4に示す各係止爪15cは、係止壁15aの上端から他方の係止壁15aに向かって横方向d2に平行に延び出している。
容器係合部15の一対の係止爪15cは、それぞれ、取出具4の一対の挟持片41に設けられた係合爪41cに引っ掛けられる。図4に示すように、一対の挟持片41の係合爪41cは、当該一対の挟持片41の間外に向かって延び出している。すなわち、一対の係合爪41cは、互いに反対側に向かって突出している。本実施の形態において、各係合爪41cの突出する方向は、挟持片41の長手方向に直交している。また、係合爪41cは、先端部41aと基端部41bとの間となる位置に配置されている。
図4に示すように、取出具4の一対の挟持片41が挿入空間S3に挿入された状態において、取出具4の各係合爪41cは、容器係合部15の対応する係止爪15cよりも下方の位置で、当該係止爪15cに上下方向d3に対面する。このため、取出具4の各係合爪41cは、上下方向d3における上方に動こうとしても、容器係合部15の対応する係止爪15cに当接して、上方に動くことができない。すなわち、取出具4の一対の係合爪41cが容器係合部15の一対の係止爪15cに引っ掛けられることにより、取出具4が上方に動くことを規制することができる。
他方で、蓋体3の前壁32aに蓋係合部35が設けられている。蓋係合部35は、取出具4と協働して、旋回カバー30が開口10aを開くように動くことを規制するためのものである。本実施の形態による蓋係合部35は、前壁32aから前後方向d1における前方に突出した板状片として構成されている。
とりわけ、取出具4の一対の係合爪41cが容器係合部15の一対の係止爪15cに引っ掛けられた状態において、蓋係合部35は、一対の挟持片41の間で、取出具4の連結片42よりも下方に位置している。上述のように、取出具4は、容器係合部15の一対の係止爪15cに引っ掛けられて上方に動くことを規制されていることから、旋回カバー30が開口10aを開くように上方に動くと、蓋係合部35が上方に位置する連結片42に当接する。すなわち、旋回カバー30は、開口10aを開くように動こうとしても、取出具4の連結片42に当接してしまい、開口10aを開くように動くことができない。すなわち、取出具4の連結片42は、旋回カバー30が開口10aを開くように動くことを規制する規制壁として機能する。
このようなヒンジ式容器1を構成する各構成要素は、種々の態様で成形することが可能である。一例として、容器本体2は、底部11、胴部12及び容器係合部15をインジェクション成形によって一体として成形することで作製され、蓋体3は、取付ベース20及び旋回カバー30をインジェクション成形によって一体として成形することで作製されてもよい。また、取出具4も、インジェクション成形によって一体として成形されてもよい。
次に、以上のような構成からなるヒンジ式容器1の使用方法について、図5及び図6も参照して説明する。図5は、取出具4の一対の挟持片41を容器本体2の挿入空間S3に挿入するようすを示す断面図であり、図6は、取出具4を容器本体2及び旋回カバー30から抜き取る操作を示す断面図である。
先ず、図3に示す旋回カバー30を開いた状態から、旋回カバー30を取付ベース20に対して旋回させて、旋回カバー30で開口10aを閉じる。旋回カバー30で開口10aを閉じた後、図5に示すように、一対の挟持片41の先端部41a同士を互いに近づけた状態で、取出具4の一対の挟持片41を、容器本体2の一対の係止壁15aの間の挿入空間S3に挿入する。
図4から理解されるように、取出具4の一対の挟持片41を、容器本体2の一対の係止壁15aの間に挿入していくと、取出具4の各係合爪41cが容器本体2の係止爪15cに押されて当該係止爪15cを越える。取出具4の各係合爪41cが容器本体2の係止爪15cを越えると、取出具4の連結片42が旋回カバー30の蓋係合部35に当接する。これにより、取出具4をさらに挿入しても、連結片42が蓋係合部35に当接してそれ以上挿入することができなくなる。
その後、一対の挟持片41の先端部41a同士の接近を解除し、当該先端部41a同士を弾性的な復元力を利用して離間させる。図4に示すように、一対の挟持片41の先端部41a同士が離間した状態において、取出具4の各係合爪41cは、容器係合部15の対応する係止爪15cよりも下方の位置で、当該係止爪15cに上下方向d3に対面する。このため、取出具4の各係合爪41cを上下方向d3における上方に抜き取ろうとしても、容器係合部15の対応する係止爪15cに当接してしまい、上方に抜き取ることもできない。
このように、取出具4の連結片42が旋回カバー30の蓋係合部35に上方から当接し、且つ、取出具4の一対の係合爪41cが容器係合部15の一対の係止爪15cに引っ掛けられることにより、取出具4が容器本体2及び旋回カバー30に保持される。
さらに、図4に示す状態から、旋回カバー30が開口10aを開くように上方に動こうとすると、蓋係合部35が上方に位置する連結片42に当接して、開口10aを開くように動くことができない。すなわち、図4に示す状態において、取出具4は、旋回カバー30を容器本体2に係止(ロック)する。
旋回カバー30を開く際には、図6に示すように、取出具4の一対の挟持片41の先端部41aを、互いに接近させるように摘まむ。先端部41a同士の接近に伴い、一対の係合爪41cも互いに接近するように動き、容器本体2の係止爪15cから離間する。このため、取出具4の一対の係合爪41cと、容器本体2の一対の係止爪15cと、の係合(引っ掛かり)が解除され、取出具4を上方に引き抜くことができる。このように、取出具4の一対の挟持片41の先端部41aを互いに接近させるように摘まんだ後でなければ、取出具4を容器係合部15から引き抜くことができないようにすることで、幼児の誤飲を防止するチャイルドレジスタンス機能を発揮することができる。
取出具4を引き抜いた後、旋回カバー30を取付ベース20に対して旋回させ、開口10aを開放する。その後、手に把持した取出具4を開口10aから収容空間S1に挿入して、容器本体2内の内容物5を取り出す。
以上のように、本実施の形態によれば、開口10aを取り囲むフランジ部13をもつ容器本体2と、開口10aを開閉する旋回カバー30を有し容器本体2に取り付けられた蓋体3と、容器本体2に収容された内容物5を取り出すための取出具4と、を備え、容器本体2は、取出具4に係合するための容器係合部15を含み、旋回カバー30は、取出具4に係合するための蓋係合部35を含み、取出具4は、旋回カバー30で開口10aを閉じた閉鎖状態C1において、容器係合部15及び蓋係合部35に係合して、旋回カバー30を容器本体2に係止する。このような形態によれば、旋回カバー30で開口10aを閉じた閉鎖状態C1において、取出具4によって旋回カバー30を容器本体2に係止することができる。この場合、開口10aを開いて内容物5を取り出すためには、取出具4を操作して旋回カバー30と容器本体2との係止を解除する必要がある。このため、取出具4による係止を解除した後、操作した取出具4を引き続き利用して、開いた開口10aから内容物5を取り出すことができる。したがって、内容物5を取り出すときに取出具4を確実に使用することができる。一方、取出具4の使用後は、旋回カバー30で開口10aを閉じた後、取出具4を容器係合部15及び蓋係合部35に係合させて、旋回カバー30を容器本体2に係止する。この場合、取出具4の使用後に取出具4を元の位置に戻し忘れることもない。以上のことから、本実施の形態によれば、取出具4を確実に利用することが可能なヒンジ式容器1が実現される。
また、本実施の形態によれば、取出具4は、互いに対向して位置する一対の挟持片41と、一対の挟持片41の基端部41b同士を連結する連結片42と、を含み、一対の挟持片41の先端部41a同士が互いに対して接離可能になっている。この場合、一対の挟持片41の先端部41a同士を互いに対して接離させることで、内容物5を挟持して取り出すことができる。
また、本実施の形態によれば、取出具4の一対の挟持片41は、当該一対の挟持片41の間外に突出した係合爪41cをそれぞれ含み、容器本体2の容器係合部15は、取出具4の一対の挟持片41を間に挿入される一対の係止壁15aを含み、容器本体2の一対の係止壁15aは、当該一対の係止壁15aの間に取出具4の一対の挟持片41を挿入された状態で、各々に対応する挟持片41の係合爪41cが引っ掛けられる一対の係止爪15cを含む。このような形態によれば、取出具4の一対の係合爪41cを容器本体2の一対の係止爪15cにそれぞれ引っ掛けることで、取出具4の容器本体2に対する動きを容易に規制することができる。
また、本実施の形態によれば、蓋体3は、容器本体2のフランジ部13に取り付けられ、旋回カバー30を枢動可能に支持する取付ベース20を有し、旋回カバー30は、開口10aを覆うための天壁31と、天壁31の周縁から垂下した周壁32と、を有し、旋回カバー30の周壁32は、取付ベース20に枢動可能に接続された旋回カバー30の基端部30aと対向する先端部30a側に位置する前壁32aを有し、蓋係合部35は、前壁32aに設けられている。旋回カバー30の先端部30aは基端部30bよりも旋回動作時の動く範囲が大きいため、蓋係合部35が先端部30a側に位置する前壁32aに設けられている場合、取出具4を用いて旋回カバー30を容器本体2に安定して係止し易くなる。
また、本実施の形態によれば、容器本体2は、旋回カバー30で開口10aを閉じた閉鎖状態C1で、旋回カバー30の前壁32aに対向する前胴部分12aを有し、容器係合部15は、前胴部分12aに設けられている。このような形態によれば、閉鎖状態C1において、容器本体2に設けられた容器係合部15が、前壁32aに設けられた蓋係合部35の近くに配置されることになることから、容器係合部15と蓋係合部35とに係合する取出具4をコンパクトに構成することに寄与する。
また、本実施の形態によれば、蓋係合部35は、先端部30aと基端部30bとを結ぶ前後方向d1に前壁32aから突出しており、取出具4は、閉鎖状態C1において容器係合部15に係止され、且つ、閉鎖状態C1において蓋係合部35の上方に位置して旋回カバー30が開口10aを開くように動くことを規制する規制壁42を含む。このような形態によれば、取出具4の規制壁42と、旋回カバー30の蓋係合部35と、によって、旋回カバー30が開口10aを開くように動くことを規制することができるため、旋回カバー30を容器本体2にロックする機構を簡易に構成することができる。
≪変形例≫
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態では、図1に示すように、容器係合部15の前当壁15bが一対の係止壁15aの間で繋がっている例を示したが、前当壁15bの形状は、上述した例に限定されない。図7に、前当壁15bの形状の他の例を示す。図7に示す例では、容器係合部15の前当壁15bが分離している。
図7に示す前当壁15bは、互いに離間した第1部分15d及び第2部分15eを含んでいる。第1部分15d及び第2部分15eは、前胴部分12aに対して間隔を空けて設けられ、当該前胴部分12aと対向している。
とりわけ、第1部分15dは、その基端で一方の係止壁15aの前端に接続され、他方の係止壁15aに向かって横方向d2に沿って延び出している。第2部分15eは、その基端で他方の係止壁15aの前端に接続され、一方の係止壁15aに向かって横方向d2に沿って延び出している。そして、延び出した第1部分15dの先端と第2部分15eの先端とは、横方向d2に間隔を空けて向き合っている。
このような形態によれば、第1部分15dの先端と第2部分15eの先端との間のスペースから、指を挿入することができるため、閉鎖状態C1において取出具4を容易に操作することができる、という利点をもつ。
また、上述した実施の形態では、図1に示すように、取出具4がトングとして構成された例を示したが、取出具4の形態は、上述した例に限定されない。図8に、取出具4の他の形態を示す。図8に示す例では、取出具4は、いわゆる計量スプーンとして構成されている。
図8に示す取出具4は、内容物5を収容するための皿部分44と、皿部分44に接続された柄部分45と、を含んでいる。このうち、柄部分45には、蓋係合部35が挿入される挿入空間46aと、容器係合部15が挿入される挿入空間46bと、が形成されている。
図8に示す例では、蓋係合部35は、前壁32aから前後方向d1に延び出した突起として構成され、容器係合部15は、前胴部分12aから前後方向d1に延び出した突起として構成されている。
このような構成によれば、旋回カバー30で開口10aを閉じた閉鎖状態C1において、取出具4の一方の挿入空間46aに蓋係合部35を挿入するとともに、取出具4の他方の挿入空間46bに容器係合部15を挿入することで、取出具4によって旋回カバー30を容器本体2に係止することができる。とりわけ、取出具4には、蓋係合部35が挿入される挿入空間46aと、容器係合部15が挿入される挿入空間46bと、を形成するだけで実現することができる点で、取出具4を安価に構成することができるというメリットをもつ。
なお、柄部分45に形成された、蓋係合部35が挿入される挿入空間46aと、容器係合部15が挿入される挿入空間46bとは、別個に設けられていてもよいし、一体として繋がっていてもよい。図9に、蓋係合部35が挿入される挿入空間46aと、容器係合部15が挿入される挿入空間46bとが、一体として繋がった例を示す。図9に示す例では、取出具4の柄部分45に、蓋係合部35及び容器係合部15が挿入される挿入空間46が長孔として形成されている。このような形態であっても、図8に示す形態と同様な作用効果を奏することができる。
さらに、図10乃至図12に、取出具4を容器係合部15及び蓋係合部35に係合させる他の例を示す。図10は、ヒンジ式容器1のさらに別の変形例を示す斜視図であり、図11は、図10に示す容器係合部15及び蓋係合部35を拡大して示す斜視図であり、図12は、取出具4で旋回カバー30を容器本体2に係止させた状態を示す斜視図である。
図10乃至図12に示す例でも、取出具4の柄部分45に、蓋係合部35及び容器係合部15が挿入される挿入空間46が形成されている。挿入空間46は、柄部分45の長手方向に沿った長軸をもつ矩形孔として形成されている。
図11に示すように、蓋係合部35は、前壁32aから前後方向d1に延び出した軸部35pと、軸部35pの先端に設けられ軸部35pよりも拡開した頭部35qと、を含んでいる。とりわけ、軸部35pは、前壁32aに接続された基端部に、横方向d2に肉盛りされた厚肉部分35rを含んでいる。一方、頭部35qは、横方向d2の寸法が上下方向d3の寸法よりも大きい。
同様に、容器係合部15は、前胴部分12aから前後方向d1に延び出した軸部15pと、軸部15pの先端に設けられ軸部15pよりも拡開した頭部15qと、を含んでいる。とりわけ、軸部15pは、前胴部分12aに接続された基端部に、横方向d2に肉盛りされた厚肉部分15rを含んでいる。一方、頭部15qは、横方向d2の寸法が上下方向d3の寸法よりも大きい。
図11から理解されるように、旋回カバー30で開口10aを閉じると、旋回カバー30の蓋係合部35と容器本体2の容器係合部15とが重なる。取出具4で旋回カバー30を容器本体2に係止する際には、図11に示すように、取出具4の挿入空間46の長軸を、2つの頭部15q、35qの長手方向に合わせ、取出具4の挿入空間46に2つの頭部15q、35qを挿入させる。続いて、図12に示すように、2つの頭部15q、35qが挿入空間46を通過した状態で、取出具4を回転させる。上述のように、2つの軸部15p、35pに厚肉部分15r、35rが設けられているため、取出具4を回転させると、取出具4の柄部分45が厚肉部分15r、35rと頭部15q、35qとの間に挟まれる。これにより、取出具4の柄部分45を厚肉部分15r、35rと頭部15q、35qとの間で保持すると共に、旋回カバー30が開口10aを開くように動くことを規制することができる。
旋回カバー30を開く際には、取出具4を回転させ、取出具4の挿入空間46の長軸を、2つの頭部15q、35qの長手方向に合わせる。続いて、2つの頭部15q、35qに取出具4の挿入空間46を通り抜けさせる。これにより、取出具4を容器係合部15及び蓋係合部35から抜き取ることができ、旋回カバー30を開くことが可能となる。このように、取出具4を回転させ、取出具4の挿入空間46の長軸を、2つの頭部15q、35qの長手方向に合わせた後でなければ、取出具4を容器係合部15及び蓋係合部35から抜き取ることができないようにすることで、幼児の誤飲を防止するチャイルドレジスタンス機能を発揮することができる。
なお、以上のように、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 ヒンジ式容器
2 容器本体
3 蓋体
4 取出具
5 内容物
10a 開口
12a 前胴部分
13 フランジ部
15 容器係合部
15a 係止壁
15c 係止爪
20 取付ベース
30 旋回カバー
30a 先端部
30b 基端部
31 天壁
32 周壁
32a 前壁
35 蓋係合部
41 挟持片
41a 基端部
41b 先端部
41c 係合爪
42 連結片(規制壁)
46、46a、46b 空間
d1 前後方向
d2 横方向
d3 上下方向
C1 閉鎖状態

Claims (7)

  1. 開口を取り囲むフランジ部をもつ容器本体と、
    前記開口を開閉する旋回カバーを有し前記容器本体に取り付けられた蓋体と、
    前記容器本体に収容された内容物を取り出すための取出具と、
    を備え、
    前記容器本体は、前記取出具に係合するための容器係合部を含み、
    前記旋回カバーは、前記取出具に係合するための蓋係合部を含み、
    前記取出具は、前記旋回カバーで前記開口を閉じた閉鎖状態において、前記容器係合部及び前記蓋係合部に係合して、前記旋回カバーを前記容器本体に係止する、ヒンジ式容器。
  2. 前記取出具は、互いに対向して位置する一対の挟持片と、前記一対の挟持片の基端部同士を連結する連結片と、を含み、
    前記一対の挟持片の先端部同士が互いに対して接離可能になっている、請求項1に記載のヒンジ式容器。
  3. 前記取出具の前記一対の挟持片は、当該一対の挟持片の間外に突出した係合爪をそれぞれ含み、
    前記容器本体の前記容器係合部は、前記取出具の前記一対の挟持片を間に挿入される一対の係止壁を含み、
    前記容器本体の前記一対の係止壁は、当該一対の係止壁の間に前記取出具の前記一対の挟持片を挿入された状態で、各々に対応する挟持片の前記係合爪が引っ掛けられる一対の係止爪を含む、請求項2に記載のヒンジ式容器。
  4. 前記蓋体は、前記容器本体の前記フランジ部に取り付けられ、前記旋回カバーを枢動可能に支持する取付ベースを有し、
    前記旋回カバーは、前記開口を覆うための天壁と、天壁の周縁から垂下した周壁と、を有し、
    前記旋回カバーの前記周壁は、前記取付ベースに枢動可能に接続された前記旋回カバーの基端部と対向する先端部側に位置する前壁を有し、
    前記蓋係合部は、前記前壁に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のヒンジ式容器。
  5. 前記容器本体は、前記旋回カバーで前記開口を閉じた状態で、前記旋回カバーの前記前壁に対向する前胴部分を有し、
    前記容器係合部は、前記前胴部分に設けられている、請求項4に記載のヒンジ式容器。
  6. 前記蓋係合部は、前記基端部と前記先端部とを結ぶ前後方向に前記前壁から突出しており、
    前記取出具は、前記閉鎖状態において前記容器係合部に係止され、且つ、前記閉鎖状態において前記蓋係合部の上方に位置して前記旋回カバーが前記開口を開くように動くことを規制する規制壁を含む、請求項4または5に記載のヒンジ式容器。
  7. 前記蓋係合部は、前記基端部と前記先端部とを結ぶ前後方向に前記前壁から突出し、
    前記容器係合部は、前記前後方向に前記前胴部分から突出し、
    前記取出具には、前記閉鎖状態において前記蓋係合部が挿入される空間と、前記閉鎖状態において前記容器係合部が挿入される空間と、が形成されている、請求項4乃至6のいずれか一項に記載のヒンジ式容器。
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