JP2016203963A - パワートレインユニット - Google Patents

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    • B62D25/20Floors or bottom sub-units

Abstract

【課題】ガード部材の持つ剛性を活用してパワートレインユニットの剛性を向上させる。【解決手段】エンジン20と、エンジンの駆動力を駆動輪に伝達する動力伝達装置とを備えたパワートレインユニット10であって、上記動力伝達装置は、エンジンと駆動輪39Tとの間の動力伝達経路に配設された変速機36を含む。変速機の下方には、オイルパン35Dが設けられる。オイルパンの下方には、オイルパンの少なくとも一部を下方側から覆うガード部材40が設けられる。ガード部材は、パワートレインユニットのうち、車両前後方向における変速機36の前方側に位置にする部分に一端が固定され、同方向における変速機36の後方側に位置する部分に他端が固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されるパワートレインユニットに関する。
パワートレインユニットの下方には、オイルパンが配置される。オイルパンと路面との接触を防止したり、オイルパンを飛石から保護したりするために、オイルパンの下方にはガード部材が設けられる。国際公開第2011/121638号(特許文献1)には、アンダーガードをクロスメンバ間に設ける旨が開示されている。
国際公開第2011/121638号
ガード部材は、オイルパンを保護するために、所定の剛性を有している。ガード部材がパワートレインユニットから離れた位置に設けられたとする。たとえば、ガード部材がパワートレインユニットの下方に配置されているクロスメンバにのみ固定された場合には、ガード部材の持つ剛性は、パワートレインユニットの剛性向上にはほとんど寄与しない。
本発明は、ガード部材の持つ剛性を活用して剛性を向上させることが可能なパワートレインユニットを提供することを目的とする。
エンジンと、上記エンジンの駆動力を駆動輪に伝達する動力伝達装置とを備えたパワートレインユニットであって、上記動力伝達装置は、上記エンジンと上記駆動輪との間の動力伝達経路に配設された変速機を含み、上記変速機の下方には、オイルパンが設けられ、上記オイルパンの下方には、上記オイルパンの少なくとも一部を下方側から覆うガード部材が設けられ、上記ガード部材は、上記パワートレインユニットのうち、車両前後方向における上記変速機の前方側に位置にする部分に一端が固定され、同方向における上記変速機の後方側に位置する部分に他端が固定されている。
上記の構成によれば、ガード部材がパワートレインユニットに固定されるため、ガード部材の持つ剛性を活用してパワートレインユニットの剛性を向上させることができる。
好ましくは、上記ガード部材は、クロスメンバにも固定されている。上記の構成によれば、ガード部材に入力した荷重の一部を、クロスメンバが受けることになり、パワートレインユニットに入力する荷重(衝撃)を軽減することが可能となる。たとえば、パワートレインユニットに回転数センサが組み込まれている場合には、回転数センサに入力する荷重も軽減されるため、回転数センサが、変速機のインプットシャフトやアウトプットシャフトの回転数を誤検知することをも軽減可能となる。これは、パワートレインユニットにレンジポジションセンサや油圧スイッチが設けられている場合についても同様である。
好ましくは、上記ガード部材は、上記クロスメンバの下面に固定されている。上記の構成によれば、ガード部材に作用した荷重は(重力方向の上向きの荷重は)、クロスメンバが直接的に受けることができる。
上記の構成によれば、ガード部材がパワートレインユニットに固定されるため、ガード部材の持つ剛性を活用してパワートレインユニットの剛性を向上させることができる。
実施の形態1におけるパワートレインユニットを示す骨子図である。 実施の形態1におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 比較例におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 実施の形態2におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 実施の形態3におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 実施の形態4におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 実施の形態5におけるパワートレインユニットを示す側面図である。 実施の形態6におけるパワートレインユニットを示す側面図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1におけるパワートレインユニット10を示す骨子図である。本実施の形態のパワートレインユニット10は、ハイブリッド車両1に搭載される。パワートレインユニット10は、エンジン20および動力伝達装置30を備える。
エンジン20は、機関内部における燃料の燃焼により駆動されて駆動力を発生する。エンジン20としては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等を用いることができる。動力伝達装置30は、変速機36などを含み、エンジン20の駆動力を駆動輪39Tに伝達する。
本実施の形態の動力伝達装置30は、ダンパ装置31、クラッチ32、回転電機33、トルクコンバータ34、オイルポンプ35、変速機36、トランスファ37、プロペラシャフト38、差動歯車装置38Dおよび車軸39を含む。ダンパ装置31、クラッチ32、回転電機33、トルクコンバータ34、オイルポンプ35、変速機36、およびトランスファ37は、ケース11内に配置される(図2も参照)。
クラッチ32は、ダンパ装置31を介してエンジン20に駆動連結される。駆動連結とは、2つの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を表し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、あるいは当該2つの回転要素が一または二以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む概念である。
クラッチ32が係合された場合、エンジン20の駆動力はダンパ装置31を介して入力軸31Tに伝達される。入力軸31Tの駆動力は、クラッチ32を介してトルクコンバータ34に伝達される。トルクコンバータ34は、ポンプ翼車34a、タービン翼車34b、およびロックアップクラッチ34cを有する。トルクコンバータ34のポンプ翼車34aは、エンジン20からの駆動力を受けることで、軸心回りに回転する。ポンプ翼車34aの駆動力は、流体を介して変速機36(変速機36の入力軸36T)へ伝達される。
トルクコンバータ34のタービン翼車34bは、変速機36の入力軸36Tに連結されている。ロックアップクラッチ34cは、ポンプ翼車34aとタービン翼車34bとの間に設けられる。トルクコンバータ34を通して変速機36の入力軸36Tに入力された駆動力は、トランスファ37、プロペラシャフト38、差動歯車装置38D、および車軸39を順次介して、駆動輪39Tへ伝達される。
回転電機33はクラッチ32に駆動連結される。変速機36は、エンジン20と駆動輪39Tとの間の動力伝達経路に配設され、具体的には、回転電機33に駆動連結されている。回転電機33は、電気エネルギーから機械的な駆動力を発生させる発動機としての機能と、機械的なエネルギーから電気エネルギーを発生させる発電機としての機能とを有する。回転電機33を走行用駆動力源として走行する場合には、クラッチ32が解放され、回転電機33の駆動力は、トルクコンバータ34、変速機36、トランスファ37、プロペラシャフト38、差動歯車装置38D、および車軸39を順次介して、駆動輪39Tへ伝達される。
オイルポンプ35は、ポンプ翼車34aに連結されており、エンジン20または回転電機33により回転駆動されることにより作動油圧を発生する。オイルポンプ35は、バルブボディを介して変速機36の変速を制御したり、ロックアップクラッチ34cのトルク容量を制御したり、クラッチ32の係合・解放を制御したり、ハイブリッド車両1の動力伝達経路の各部(変速機36など)に潤滑用のオイルを供給したりする。これらの制御動作や潤滑用のオイルには、共通のオイル(ATF:Automatic Transmission Fluid)が用いられる。
本実施の形態の動力伝達装置30は、図示しない電動モータによって駆動される電動式のオイルポンプ35Aも備えており、たとえば車両停止時など、オイルポンプ35が駆動されない場合には、電動式のオイルポンプ35Aを補助的に作動させて油圧を発生させる。本実施の形態では、動力伝達装置30に設けられた油圧制御回路35Cによってオイルポンプ35,35Aの駆動が制御される。なお、オイルポンプ35,35Aは必須の構成ではない。
図2は、パワートレインユニット10を示す側面図である。図2中の紙面左右方向が、ハイブリッド車両における車両前後方向に相当している。上述のとおり、パワートレインユニット10は、ケース11およびエンジン20を備える。本実施の形態のケース11は、サブケース13〜16を含んでいる。エンジン20およびサブケース13〜16は、互いに連結されており、車両の前方から後方に向かう方向において順に並んで配置されている。本実施の形態のエンジン20およびサブケース13〜16は、いずれもクロスメンバ22,24の高さよりも上方に位置している。
図1および図2を参照して、ダンパ装置31、クラッチ32および回転電機33は、サブケース13の中に収容される。トルクコンバータ34は、サブケース14の中に収容される。オイルポンプ35および変速機36は、サブケース15の中に収容される(サブケース15は、いわゆるトランスミッションケースとして機能する)。トランスファ37は、サブケース16の中に収容される(サブケース16は、いわゆるトランスファケースとして機能する)。
ここで、変速機36を収容するサブケース15(トランスミッションケース)の下方には、鉄製のオイルパン35Dが設けられる。オイルパン35Dの中には、バルブボディが収容されているとともに、変速機36などへ供給されるオイル(制御用の作動流体を含む)が貯留されている。オイルパン35Dの下方には、オイルパン35Dの少なくとも一部を下方側から覆うガード部材40が設けられている。
ガード部材40の一端(後述する接続部41)は、パワートレインユニット10のうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも前方側に位置にする部分に固定される。ガード部材40の他端(後述する接続部42)は、パワートレインユニット10のうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも後方側に位置にする部分に固定される。以下、より具体的に説明する。
本実施の形態においては、ガード部材40が、接続部41,42および保護部43を含んでいる。保護部43は、板状の形状を有し、鋼板などから構成される。接続部41は、車両前後方向における保護部43の前方に配置され、接続部42は、車両前後方向における保護部43の後方に配置されている。サブケース13は、ボス部13Bを有しており、サブケース16は、ボス部16Bを有している。接続部41とボス部13Bとの間には、ゴムなどの緩衝具41Rが設けられ、接続部42とボス部16Bとの間には、ゴムなどの緩衝具42Rが設けられる。
接続部41,42は、ボルト41S,42Sによってボス部13B,16Bにそれぞれ固定されている。すなわち、ガード部材40の一端(前端)は、パワートレインユニット10のうち、車両前後方向における変速機36(あるいはオイルパン35D)よりも前方側に位置にする部分に固定されており、ガード部材40の他端(後端)は、パワートレインユニット10のうち、車両前後方向における変速機36(あるいはオイルパン35D)よりも後方側に位置にする部分に固定されている。
(作用および効果)
冒頭でも述べたように、ガード部材40は、オイルパン35Dを保護するために、所定の剛性を有している。ガード部材40がパワートレインユニット10に固定されることで、ガード部材40の持つ剛性を活用して、パワートレインユニット10の剛性を向上させることが可能となる。
本実施の形態のように、回転電機33を備えたパワートレインユニット10においては、変速機36の車両前後方向における前方側に回転電機33が配置されることが多い(図1参照)。このような構造が採用された場合、パワートレインユニット10の車両前後方向における全長が、回転電機33を備えないパワートレインユニットに比べて長くなりやすい。ケース11(サブケース13〜16)が図示しないフレームやメンバなどに固定されることで剛性の向上を図ることができるが、本実施の形態のように、ガード部材40の持つ剛性を活用することにより、パワートレインユニット10の剛性をさらに向上させることができるという従来にはない有利な効果が得られる。ガード部材40の持つ剛性を活用することにより、パワートレインユニット10の剛性を増加させるための補強部材が不要となる場合もある。この場合には、部品点数や製造費用を削減することも可能となる。
本実施の形態のように、パワートレインユニット10の剛性(振動体としての質量)を増加させることで、共振に起因する騒音の発生を抑制することも可能となる。一般的に、四輪駆動車では、エンジン、クラッチ、変速機およびトランスファ等によって構成されるパワートレインユニットの共振周波数が、車両の通常の速度域にあることが多い。エンジンや変速機にはインシュレータが設けられるが、インシュレータのみでは共振に起因する騒音を十分に抑制できない場合がある。パワートレインユニット10の剛性(振動体としての質量)を増加させることで、共振に起因する騒音を軽減することも可能となる。
[比較例]
図3は、比較例におけるパワートレインユニット10Aを示す側面図である。比較例においては、ガード部材40が、パワートレインユニット10Aから離れた位置に配置され、ガード部材40はボルト41S,42Sを用いてクロスメンバ22,24にのみ固定されている。この場合には、ガード部材の持つ剛性は、パワートレインユニットの剛性向上にはほとんど寄与せず、上述の実施の形態1で述べたような効果は得られない。
車両の走行安定性を得るために、車両の重心を低くするという設計が行われることがある。この場合、オイルパン35Dの高さ位置も低くなり、オイルパン35Dとガード部材40との間隙も狭くなる。比較例の構成においては、オイルパン35Dとガード部材40とが高さ方向(重力方向)において相対移動する。オイルパン35Dとガード部材40とが互いに接触しないようにするために、高さ方向における間隙を多めに設けておく必要がある。
一方で、上述の実施の形態1(図2参照)の構成においては、ガード部材40がパワートレインユニット10に固定されるため、オイルパン35Dとガード部材40とが高さ方向(重力方向)において相対移動することはほとんどない。したがって、実施の形態1は、比較例(図2)の場合に比べてオイルパン35Dとガード部材40との間の間隙を小さくすることが可能であり、比較例(図2)の場合に比べて重心を低くすることもできる。
[実施の形態2]
図4は、実施の形態2におけるパワートレインユニット10Bを示す側面図である。本実施の形態は、ガード部材40の一端(接続部41)が、エンジン20に設けられたボス部12Bに固定されているという点において実施の形態1と異なっている。
当該構成においても、ガード部材40の一端(接続部41)は、パワートレインユニット10Bのうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも前方側に位置にする部分に固定される。ガード部材40の他端(後述する接続部42)は、パワートレインユニット10Bのうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも後方側に位置にする部分に固定される。したがって、上述の実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることができる。
実施の形態1では、ガード部材40の一端(接続部41)は、クラッチ32および回転電機33を収容するサブケース13に固定される。実施の形態2では、ガード部材40の一端は、エンジン20に固定される。これらの構成に限られず、ガード部材40の一端は、車両前後方向における変速機36(サブケース15)の前方側に位置にする部分であれば、任意の位置に固定できる。たとえば、ガード部材40の一端は、トルクコンバータ34を収容するサブケース14に固定されてもよい。あるいは、ガード部材40の一端は、オイルパン35Dよりも車両前後方向における前方側の部分であれば、オイルポンプ35や変速機36を収容するサブケース15に固定されてもよい。
実施の形態1,2では、ガード部材40の他端(接続部42)は、トランスファ37を収容するサブケース16に固定される。これらの構成に限られず、ガード部材40の他端は、車両前後方向における変速機36(サブケース15)の後方側に位置にする部分であれば、任意の位置に固定できる。たとえば、ガード部材40の他端は、オイルパン35Dよりも車両前後方向における後方側の部分であれば、オイルポンプ35や変速機36を収容するサブケース15に固定されてもよい。サブケース15とサブケース16との間にアダプタが設けられる場合には、ガード部材40の他端は、このアダプタに固定されてもよい。
[実施の形態3]
図5は、実施の形態3におけるパワートレインユニット10Cを示す側面図である。本実施の形態は、ガード部材40の一端がクロスメンバ22にも固定され、ガード部材40の他端がクロスメンバ24にも固定されているという点において実施の形態1,2と異なっている。
本実施の形態のガード部材40は、一端側(前方側)に接続部41a,41bを有し、他端側(後方側)に接続部42a,42bを有している。接続部41a,42aは、ボルト41S,42Sによってボス部13B,16Bにそれぞれ固定されている。一方で、接続部41bとクロスメンバ22との間には、ゴムなどの緩衝具41Qが設けられ、接続部42bとクロスメンバ24との間には、ゴムなどの緩衝具42Qが設けられる。接続部41b,42bは、ボルト41T,42Tによってクロスメンバ22,24の側面にそれぞれ固定されている。
上述の実施の形態1,2(図2,図4参照)の場合には、ガード部材40に入力した荷重が、パワートレインユニットに直接的に作用することになる。一方で本実施の形態の場合には、ガード部材40に入力した荷重の一部を、クロスメンバ22,24が受けることになる。したがって、パワートレインユニット10Cに入力する荷重(衝撃)を軽減することが可能となり、パワートレインユニット10Cの剛性がさらに向上し、パワートレインユニット10Cに組み込まれているセンサ類の検知精度を向上させるといった効果を得ることも可能となる。本実施の形態では、ガード部材40の一端(前端)および他端(後端)の双方がクロスメンバに固定されているが、いずれか一方のみがクロスメンバに固定されていても構わない。
[実施の形態4]
図6は、実施の形態4におけるパワートレインユニット10Dを示す側面図である。本実施の形態は、ガード部材40の一端がクロスメンバ22の上面に固定され、ガード部材40の他端がクロスメンバ24の上面に固定されているという点において実施の形態3と異なっている。当該構成によっても、上述の実施の形態3と同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態5]
図7は、実施の形態5におけるパワートレインユニット10Eを示す側面図である。本実施の形態は、ガード部材40の一端がクロスメンバ22の下面に固定され、ガード部材40の他端がクロスメンバ24の下面に固定されているという点において実施の形態4と異なっている。
上述の実施の形態4(図6)では、ガード部材40に作用した荷重は、ボルト41T,42Tを介してクロスメンバ22,24に作用する。一方で、本実施の形態(図7)では、接続部41bがクロスメンバ22の下面に固定され、接続部42bがクロスメンバ24の下面に固定されている。ガード部材40に作用した荷重は(重力方向の上向きの荷重は)、クロスメンバ22,24が直接的に受けることができる。すなわち、クロスメンバ22,24は、車両の荷重を支えられるだけの高い強度を有しており、ガード部材40に作用した荷重をクロスメンバ22,24が直接的に受けることによって、パワートレインユニット10Eに荷重が作用することを軽減可能となる。
本実施の形態では、ガード部材40の一端(前端)および他端(後端)の双方がクロスメンバの下面に固定されているが、いずれか一方のみがクロスメンバの下面に固定されていても構わない。ガード部材40の一端(前端)および/または他端(後端)は、クロスメンバの上面、側面、下面のいずれか1つ、2つまたは3つに跨るように固定されていてもよい。
[実施の形態6]
図8は、実施の形態6におけるパワートレインユニット10Fを示す側面図である。上述の実施の形態1〜5におけるパワートレインユニットは、いわゆるハイブリッド車両に適用されるものであり、いずれも回転電機ないしクラッチを備えている。本実施の形態のパワートレインユニット10Fは、回転電機およびクラッチを備えておらず、エンジンのみで走行する車両に適用されるという点において、上述の実施の形態1〜5と相違している。したがってパワートレインユニット10Fは、回転電機33やクラッチ32を収容するためのサブケース13を備えていない。図8に示す構成では、ダンパ装置31とトルクコンバータ34とが同一のサブケース14内に配置されているが、これらは別々のサブケース内に配置されていてもよい。たとえば、ダンパ装置31は、サブケース14(トルコンケース)内に配置されていてもよく、サブケース15(トランスミッションケース)内に配置されていてもよい。ダンパ装置31の配置のこれらの変形例については、上述の実施の形態1〜5にも適用できるものである。
本実施の形態においても、ガード部材40の一端(後述する接続部41)は、パワートレインユニット10Fのうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも前方側に位置にする部分に固定される。ガード部材40の他端(後述する接続部42)は、パワートレインユニット10Fのうち、車両前後方向における変速機36(サブケース15)よりも後方側に位置にする部分に固定される。ガード部材40がパワートレインユニット10Fに固定されることで、ガード部材40の持つ剛性を活用して、パワートレインユニット10Fの剛性を向上させることが可能となる。
[他の実施の形態]
上述の実施の形態1〜6におけるパワートレインユニットは、いずれもトランスファ37を備えているが、トランスファ37は必須の構成ではない。上述の各実施の形態で開示した技術的思想は、トランスファ37を備えないパワートレインユニット(すなわち二輪駆動の車両)にも適用することが可能である。
上述の実施の形態1〜5におけるパワートレインユニットは、いずれも1つの回転電機33を備えているが、上述の各実施の形態で開示した技術的思想は、2つの回転電機を備えたパワートレインユニットにも適用することが可能である。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、10,10A,10B,10C,10D,10E,10F パワートレインユニット、11 ケース、12B,13B,16B ボス部、13,14,15,16 サブケース、20 エンジン、22,24 クロスメンバ、30 動力伝達装置、31 ダンパ装置、31T,36T 入力軸、32 クラッチ、33 回転電機、34 トルクコンバータ、34a ポンプ翼車、34b タービン翼車、34c ロックアップクラッチ、35,35A オイルポンプ、35C 油圧制御回路、35D オイルパン、36 変速機、37 トランスファ、38 プロペラシャフト、38D 差動歯車装置、39 車軸、39T 駆動輪、40 ガード部材、41,41a,41b,42,42a,42b 接続部、41Q,41R,42Q,42R 緩衝具、41S,41T,42S,42T ボルト、43 保護部。

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンの駆動力を駆動輪に伝達する動力伝達装置とを備えたパワートレインユニットであって、
    前記動力伝達装置は、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達経路に配設された変速機を含み、
    前記変速機の下方には、オイルパンが設けられ、
    前記オイルパンの下方には、前記オイルパンの少なくとも一部を下方側から覆うガード部材が設けられ、
    前記ガード部材は、前記パワートレインユニットのうち、車両前後方向における前記変速機の前方側に位置にする部分に一端が固定され、同方向における前記変速機の後方側に位置する部分に他端が固定されている、
    パワートレインユニット。
  2. 前記ガード部材は、クロスメンバにも固定されている、
    請求項1に記載のパワートレインユニット。
  3. 前記ガード部材は、前記クロスメンバの下面に固定されている、
    請求項2に記載のパワートレインユニット。
JP2015163801A 2015-04-15 2015-08-21 パワートレインユニット Active JP6292194B2 (ja)

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