JP2016202853A - 吊り下げ装置 - Google Patents

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相原 雅彦
Masahiko Aihara
雅彦 相原
裕 大野
Yutaka Ono
裕 大野
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Abstract

【課題】洗濯バサミと同程度のサイズやコストで、バスタオルなどの重たい洗濯物を吊り下げることが可能で、強風下でも洗濯物が飛ばされない、洗濯用品を提供する。【解決手段】糸状部材10に通したリング13をフックや選択ハンガーなどに取り付けて本体を吊り下げ、挟み部4で洗濯物を保持すると、洗濯物の自重によって腕状部材1,2が閉まる方向に荷重が加わり洗濯物を保持する構成のクリップ型の吊り下げ装置であり、腕状部材1,2に補助アーム12を取り付け、指で摘む操作により、洗濯物を着脱可能にする。【選択図】図1

Description

本発明は、主として洗濯物などを吊り下げて干す為の、吊り下げ装置に関する。
同機能の簡易吊り下げ装置としては、特願2002−338613が存在する。しかしこの発明(以下、先願と言う)は、理論としては成立しているものの、商品として生産する場合の形態や構造が全く考慮されておらず、このままでは実用性が得られず、商品展開ができなかった。
また、先願の[図2]の構成では、腕状部材の開閉角度によって、ガイド機構の位置が、A点とB点の中間位置から上下にずれてしまい、角度によっては所定の保持力が得られなくなってしまう欠点がある。さらに、想定以上の過大な負荷が加わった場合でも、保持力が高まるだけで絶対に外れない為、本体が破損する可能性が高く、商品化する事ができなかった。
特願2002−338613(特許登録第4178450号)
先願の理論を実用化する為には数々の問題があり、以下に列挙した課題を、全て解決しなければ、商品として販売する事ができず、産業の発展に貢献することができない。
即ち、以下の全ての課題を、漏れなく完璧に解決する事が、本発明の目的である。
1、部品点数を、限りなく少なくしてコストを下げる事。具体的には、腕状部材を閉じる為の弾性部材と、ガイド機構とを兼用とすること。
2、ガイド機構の位置が、腕状部材の開閉角度に影響されず、常に、A点とB点の略中間地点にあること。
3、先願とは別の用途にも使用可能なこと。即ち、先願の[図2]を上下逆向きにした状態でも洗濯物などを吊り下げ可能とし、その状態の下側、即ち、物体を挟んで保持する側からの操作で、洗濯物等の着脱が可能なこと。尚、先願は、[図3]に記載されている通り、下向きの凸部に取り付ける事だけを想定しており、多数の洗濯バサミを吊り下げて一般的に市販されている角ハンガーの様に、複数を下向きにぶら下げて使用する方法は、一切想定されていない。
4、上記3の操作は、指で摘む操作で洗濯物の着脱が可能なこと。即ち、一般的な洗濯バサミと同様の、腕状部材を閉じる操作で、洗濯物を着脱可能なこと。尚、先願の[図1]や[図3]の構成には、指を入れて開閉操作を行う為の孔が記載されているが、相手物を取り外す際は、腕状部材を開く方向に操作する事になり、通常の洗濯バサミとは逆になっているので、一般的な洗濯バサミに慣れた人には感性が合わず、操作ができない。
5、設定以上の過大な荷重が加わった場合、通常の洗濯バサミであれば、相手物を保持できずに外れるだけだが、自重で吊り下げる構造の場合は外れない為、際限なく負荷が増加し、最後は本体が破損する。そこで、本体の破損防止装置を備えていること。
6、吊り下げ物に通行者が引っかかった場合や、子供が無理に引っ張った場合などでも、上記5と同様様に、安全装置や本体破損防止装置が機能すること。
7、腕状部材と糸状部材との連結部は、大量生産を考慮した構造になっていること。具体的には、道具を使わずに、ワンタッチで取り付け可能になっていること。
8、先願の[図2]では、ガイド機構の孔の方向が、A点とB点を結ぶ直線に対して直角な為、糸状部材が滑らかに滑動することができず、吊り下げ効率が低下する上、糸状部材に無用な負荷が加わり、破断する可能性がある。この問題を解決すること。
9、上記4の操作は、通常の洗濯バサミでは洗濯物を保持する方向からの操作になる。そうなると、幅を狭める方向への操作により、洗濯物の保持部が開くことになり、逆方向の動きが重なってしまい、操作できない。この問題を解決すること。
10、道具を使わずに、嵌め込み作業だけで、簡単に組み立てが可能なこと。
課題を解決する為には、本発明の請求項1から請求項3のいずれかに記載された構成を1つ、又は複数選択して採用する。その内容は、概略、以下の構成を指す。
先願の[図2]に対して、
1、左右の腕状部材をトーションスプリングで連結し、そのコイル部をガイド機構とする。
2、相手物を挟む部分の両側に補助アームを設ける。
3、腕状部材の一部に、断面積の小さな部分を設ける。
4、腕状部材に貫通穴を設け、先端に瘤を設けた糸状部材を通して取り付ける。
5、ガイド機構となるコイルは、水平方向に約45度捻る。
6、相手物を挟む部分にゴムカバーを取り付け、設定以上の荷重で外れる様に装置する。
本発明の、請求項1から請求項3のいずれかに記載された構成を、複数組合せて採用すれば、前述の課題を、全て完璧に解決する事ができる。
また、本発明によれば、通常の洗濯バサミと同等程度の大きさでありながら、バスタオルなどの重量物を吊り下げて干す事が可能となる。さらに、強風下でも、風にあおられた時だけ、保持力が増すので、洗濯物を無用に傷めること無く、風で飛ばされる問題を解決できる。
先願は、鴨居などの下向き凸部への使用だけしか想定されていなかったが、本発明であれば、洗濯バサミと同等サイズの小型タイプを、先願とは上下逆向きに、角ハンガーに複数吊り下げる事により、洗濯バサミと同等の使い勝手で、飛躍的に大きな吊り下げ機能を発揮できる。
本発明の、正面図を表す。 本発明の開閉動作を表す、模式図である。
本発明を実施し、課題を解決する為の形態や構成は、請求項1から請求項3に詳述された通りであり、そのいずれか、又はいずれか複数を選択すれば良い。その構成の一例を、図を使て説明する。
図1は、本発明の正面図である。腕状部材1と2が、3で揺動自在にピン結合されている。5と9は、トーションスプリングであり、コイル部9から伸ばした端部を、腕状部材に設けた貫通孔8に引っ掛けて取り付けている。この構成により、先願ではガイド機構と弾性部材が別々に必要だったが、1部品で兼用できることになり、コストを下げられる。
また、先願では、ガイド機構がピン結合部に取り付けられていた為、腕状部材が開閉すると、糸状部材取り付け部6及び7との位置関係がずれてしまい、相手物を掴む荷重が下がってしまう欠点があったが、本構造であれば、腕状部材の開閉に連動して、スプリング5も開閉するので、ガイド機構となる9は、常に6と7の中間位置を保持できる。トーションスプリング5は、その先端を図の様にL字型に曲げておき、各腕状部材の貫通孔8に差し込んだ後、3をピン結合すれば、容易に外れなくなる。ピン結合部についても、片側の腕状部材には貫通孔を設け、他方の腕状部材には、先端を若干膨らませたピンを一体成形しておき、これを嵌合させれば、部品点数が減る。即ち、組立てが極めて容易でコストも下がり、吊り下げ機能も向上する。
糸状部材10は、その両端部に瘤を設けておき、腕状部材に設けたスリット11に通して引っ張れば、瘤が貫通孔6及び7に圧入されて抜けなくなるので、極めて簡単に組付けができる。
この構成で、糸状部材に通したリング13を、フックや洗濯ハンガーなどに取り付けて本体を吊り下げ、挟み部4で洗濯物を保持すれば、洗濯物の自重によって、腕状部材が閉まる方向に荷重が加わり、しっかりと保持ができる。
また、風が強い日に洗濯物を干す場合でも、風が弱ければ弱く保持し、強風の時だけ強く保持するので、洗濯物の傷みを最小限に抑える事ができる。
吊り下げた洗濯物を外す場合、先願の構成を上下逆向きに使用すると、腕状部材に設けた孔に指を入れて、広げる方向に操作しなければならない。しかし、古今東西、広く一般に認知されている洗濯バサミは、外す時はツマミ部を閉じる方向に操作するのであるから、先願の構成では人間の感性に逆らう事になり、市場では受け入れられない。
そこで本発明では、腕状部材に補助アーム12を設け、これを通常の洗濯バサミと同様、閉じる方向に操作すれば、腕状部材は開く方向に動く。従って、人間の感性に合致し、問題無く、市場で受け入れられる。
図2は、補助アームによる洗濯物の取り外し操作の動きを表した模式図である。補助アームは、挟み部が開く動きに合せて閉じるので、図1の形状では、閉じる補助アーム12と開く挟み部4が重なってしまい、それ以上、補助アームを閉じれなくなってしまう。即ち、腕状部材を全開状態にできなくなってしまう不具合が発生する。
そこで、適正に位置関係を設定した状態が、図2である。左側の状態で、X部を左右から指で摘み、閉じる方向に操作すれば、右側のYの状態になり、この時、挟み部は全開状態となるので、吊り下げた洗濯物を取り外す事ができる。
また、図2に示す通り、リングを使って吊り下げた際、14の操作で腕状部材を開くと、右側の図の様になるが、この時、トーションスプリングは腕状部材と連動して開く為、ガイド機構は常にA点とB点の中間位置となり、安定して吊り下げ機能を発揮する事が可能となる。
尚、図1では、ガイド機構9を、正面から円形のコイルが見える状態に記載しているが、このコイルを、水平方向に約45度捻って装置すれば、コイルがA点とB点の方向を向く為、糸状部材の動きがスムーズになり、さらに吊り下げ機能を安定させる事が可能となる。
通常の洗濯バサミでは、所定の付勢力を発揮する弾性部材で相手物を保持しているので、想定以上の過大な負荷が加わると、保持できず、相手物が落下してしまう。しかし本発明の構造では、吊り下げ物の重量に比例して相手物を挟む力が増加する為、一度保持すれば、絶対に相手物を落とす事が無い。従って、本発明品に過大な負荷が加わると、最終的には腕状部材が折れてしまうなど、致命的な損害の発生に至ってしまう。
そこで、その解決策の一例として、貫通孔8を、やや斜めにしておく構成を紹介する。ガイド機構と兼用するトーションスプリングは、貫通孔8に先端部を引っ掛けて保持しているが、高負荷が加わると、ガイド機構がリング13の方向に引っ張られ、8の引っ掛け部にも過大な負荷が加わる。その際、貫通孔を、スプリングが抜ける方向に斜めに装置しておけば、一定以上の負荷により、L型に曲げた先端部分が貫通孔から抜けて外れてしまい、ガイド機構の位置がずれ、相手物を保持する力を発揮できなくなる。つまり、ヒューズの機能を発揮する。
即ち、この構成によれば、本体が破損する前にスプリングが抜け、相手物を落としてくれるので、本体の破損を防ぐ事ができる。また、スプリングは弾性変形するので、外れたスプリングを元通りに嵌め込む事も容易であるから、コストをかけずに、簡単に安全装置を得る事ができる。
本発明の、請求項1から請求項3の、いずれかに記載された構成を、1つ又は複数選択して採用すれば、前述の課題を全て解決する事が可能で、極めて高機能で利便性の高い商品を、極めて低価格で市販する事が可能となる。無論、本発明の課題を、全て完璧に解決できる発明は、古今東西、どこにも存在しない。
1、腕状部材
2、腕状部材
3、ピン結合部
4、相手物を挟み、保持する部分
5、ガイド機構兼用の、トーションスプリング
6、糸状部材取り付け用の貫通孔であり、A点と言う
7、糸状部材取り付け用の貫通孔であり、B点と言う
8、スプリング取り付け用の貫通孔
9、スプリングのコイル部であり、ガイド機構として兼用している
10、糸状部材
11、糸状部材の端部を通す為のスリット
12、補助アームであり、端部は指当て部を形成する
13、吊り下げ用のリング
14、腕状部材を開く為のツマミ部であり、12と同様である

Claims (3)

  1. 2本の腕状部材を交差させて回転自在にピン結合し、腕状部材の開閉によって物体を挟んで掴み、物体を挟む部分と反対側の、腕状部材の先端付近と先端付近とを、糸又はワイヤー、又は、これに類似した部材で連結し、2本の腕状部材上の糸状部材取り付け部を、A点及び、B点と表した時、A点とB点との間に糸状部材を受ける為のガイド機構を設け、糸状部材を通してその方向を変更させ、A点から伸びた糸状部材は、前記のガイド機構を通り、品物を吊るす為の所定の長さを確保した後、再度ガイド機構を通り、その先端がB点に連結されているクリップ型の吊り下げ装置において、以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、吊り下げ装置。尚、品物を吊るす部分には、リングやSカンやフックなどの部材を取り付けた構成も含む。
    1、各腕状部材の、ピン結合部とA点の間、及びピン結合部とB点の間に、ガイド部材を取り付け、このガイド部材でガイド機構を保持することにより、腕状部材が開閉しても、ガイド機構が、常にA点とB点の中間点付近に位置する様に構成した。
    2、上記1の構成において、ガイド機構をリング状部材とし、ガイド部材とガイド機構、及びガイド機構と腕状部材は、揺動自在に連結した。
    3、上記1又は2の構成において、ガイド部材を弾性部材、又は曲げ戻し自在の柔軟材料とした。尚、柔軟材料とは、ゴム・軟質樹脂・竹・金属など、多少の曲げに対して復元機能を備えた材料を指す。
    4、上記1の構成において、ガイド部材とガイド機構を、コイルとアームで一体に構成された、捩じりスプリング、即ちトーションスプリングとし、コイル部分をガイド機構とした。
    5、上記2から4のいずれかの構成において、リング又はコイルの中心軸方向を、ピン結合部のピンの軸方向と平行にした、又はピンの軸方向に対して、A点又はB点方向に、0度から90度の捻りを加えた。
    6、腕状部材に、ガイド部材又はスプリングを取り付ける部分は、腕状部材に設けた貫通孔、又は突起、又は凹部、又は切り欠きとした。
    7、腕状部材の一部分に、一対の補助アームを装置し、物体を挟む部分側から補助アームを操作可能に構成すると共に、補助アームを閉じる方向に操作すると、腕状部材が開く、即ち、A点とB点との間隔が大きくなる方に動く様に装置した。
    8、ピン結合部は、腕状部材と異なる材質によるリベット、又はピン、又はボルト等の締結部材とし、同材質による固着を防止した。
    9、ピン結合部は、一方の腕状部材に円柱状の突起を設け、他方の腕状部材に設けた貫通孔又は凹部と嵌合させる構成とした。尚、サークリップなどの抜け止め部材を使用する構成や、円柱部の先端に直径が大きい部分を設けて圧入する構成も含む。
    10、ピン結合部は、一方の腕状部材に円筒状の突起を設け、他方の腕状部材に設けた貫通孔と嵌合させた上で、上記8に記載のリベット等で抜け止めとする構成とした。
    11、補助アームの一部又は全部に、指で操作する為の指当て形状を設けた。尚、指当て形状とは、指の腹に合せて凹面とした形状や、細かい凹凸や粗面を設けて滑り止めとした形状や、記号やマークや絵を装置して操作部である事を明示した形状や、突起や穴を装置して指を引っ掛け易くした形状を指し、それらの形状を複数組合せた形状も含む。
    12、腕状部材の一部又は全部に、吊り下げ機能に影響しない突起・凹凸・貫通穴・湾曲部・リブ・厚肉部・薄肉部・角部の丸み・面取り・外縁部の形状変化・着色・図柄・マーク・文字・スリット・粗面・曲面のいずれか、又はいずれか複数を設けた。
    13、腕状部材の一部又は全部に、装飾やデザインを目的とする、別部品を取り付けた。
    14、腕状部材に、その開閉する動きを動物の身体の一部に見立てた意匠を施した。
    15、腕状部材及び補助アームの一部又は全部の断面形状を、略長方形、又は略I型又は略H型、又は中空、又は円筒、又は長方形よりも曲げに対する断面係数が大きな形状とした。
  2. 以下のいずれかの構成により、設定以上の過大な荷重が加わった場合、即ち、設定以上の重量を吊り下げた場合、本体や相手物が破損する前に、自動的に安全装置が作動し、損害を軽減するを機能を備えた事を特徴とする、請求項1に記載の、吊り下げ装置。
    1、腕状部材の一部又は全部を、しなやかな弾性部材とし、設定以上の重量を吊り下げると弾性部材が撓み、相手物を把持する力が設定以上に発生しない様に装置した。尚、腕状部材に断面積の小さい部分を設けておき、この部分が撓む様に装置した構成や、腕状部材の1箇所又は複数個所を分割し、弾性部材で連結した構成も含む。
    2、腕状部材の一部に、ピン結合部又はヒンジを設け、弾性部材で付勢力を与えておき、設定以上の重量を吊り下げた際は、付勢力に打ち勝ってピン結合部又はヒンジが揺動し、相手物を把持する力が設定以上に発生しない様に装置した。
    3、糸状部材の一部に、他所よりも弱い部分を設けておき、設定以上の重量を吊り下げるとこの部分が破断する様に装置した。
    4、設定以上の重量を吊り下げると、糸状部材を腕状部材に取り付けている部分が外れる様に装置した。具体的には、糸の先端に瘤を設け、貫通孔に通しておき、過大な張力が発生すると、引っかかっていた瘤が貫通孔を通過してしまうことで外れる構成や、引っ掛け部分が撓むことで外れる構成などを指す。
    5、腕状部材のピン結合部において、ピンに嵌合する孔を長円形や真円以外の形状とし、過大な荷重が加わった場合は、腕状部材の支点がずれてしまう様に装置した。
    6、ガイド機構と兼用したスプリングを腕状部材に取り付ける部分において、過大な荷重が加わった際、腕状部材に引っ掛けたスプリングの先端部が撓み、外れる様に装置した。
    7、ガイド機構と兼用したスプリングを腕状部材に取り付ける部分において、腕状部材に設けた貫通孔や突起を、下向き、又は荷重が加わる方向に僅かに傾斜させて装置する事により、過大な荷重が加わった際、引っ掛けたスプリングが外れる様に装置した。
    8、相手物を把持する部分に、摩擦係数を増加させる為のゴムや軟質樹脂を取り付けた構成において、過大な荷重が加わった際、ゴム等が外れてしまう様に装置した。
    9、糸状部材の一部に、バネ秤状の装置を取り付け、吊り下げ物の重量を視認可能とした。尚、バネ秤状の装置とは、装置の一部が弾性変形する事により、重量を数値や目盛りで表す構造を指し、重量や荷重を、色や記号や絵や図によって表示する構成も含む。
    10、上記9の構成において、設定以上の目盛りでスイッチが作動する様に装置し、接続した電池からブザーや電球に通電し、音や光で警告を発する様に装置した。
    11、糸状部材の中央部に、リングやSカンを取付け、これを使って吊り下げる構成とし、過大な負荷が加わった際は、リングやSカンが変形、又は破断、又は脱落する様に装置した。
    12、設定以上の荷重により、ガイド機構が変形、又は破断、又は脱落する様に装置した。
    13、A点から吊り下げ部を経由してB点までの間に、1箇所又は複数個所の分割部を設け、この分割部を弾性部材の付勢力で保持して接続し、過大な負荷によって付勢力による保持力の限界を超えた時は、分割部が離れる、即ちA点からB点までの接続が切れる様に装置した。尚、具体的には、接続部を洗濯バサミ状のクリップで挟んで保持する構成などを指す。
    14、上記1から13のいずれかの構成において、複数の本発明品を併用して物体を吊り下げる場合、損害を軽減する機能を備えた物と、備えていない物を混在させた。
  3. 腕状部材と糸状部材の連結部は、以下のいずれかの構成とした事を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の、吊り下げ装置。
    1、腕状部材に糸状部材を接着した、又は腕状部材に設けた貫通孔に糸状部材を通し、結びつけた。
    2、腕状部材に設けた貫通孔に糸状部材を通し、その先端部分と糸状部材を揃えて金属製の管に通し、高圧で管を潰して固定した。
    3、糸状部材の先端部に結び目や瘤を設けておき、腕状部材を樹脂成形する際、糸状部材の先端部分を成形型にセットし、一体成形した。
    4、腕状部材に貫通孔を設け、糸状部材を通した後、高熱によって貫通孔を溶かして埋める事により、腕状部材と糸状部材を一体とした。尚、高熱により、糸状部材を溶かして溶着する構成や、接着剤を使用して固着する構成も含む。
    5、腕状部材に凹部を設け、その凹部の底に貫通孔を設け、糸状部材の先端部分を凹部に嵌合する形状とした。即ち、糸状部材の他端側から凹部に差し込み、貫通孔を通して引くと、糸状部材の先端部分が凹部に嵌合して固定される様に装置した。
    6、上記5の構成において、凹部及び貫通孔の側面に糸状部材が通過可能なスリットを設け、糸状部材を横から挿入可能に装置した。尚、スリットの位置を、貫通孔に対してピン結合部側、又はガイド機構と反対側とした構成も含む。
    7、糸状部材を、A点の貫通孔・ガイド機構・品物を吊るす部分・ガイド機構・B点の貫通孔・ガイド機構・品物を吊るす部分・ガイド機構・A点の順番で通して連結した。即ち、糸状部材を、1箇所で連結した環状とした。尚、連結部は、吊り下げる為のリングやSカンを利用する構成や、リングやSカンと一体化させた構成や、リングやSカンを変形・圧縮させてかしめる構成や、熱で溶着する構成や、接着する構成とする。
    8、上記7の構成において、糸状部材は連結部の無い環状とし、腕状部材の貫通孔には、その側方にスリットを設け、糸状部材を横から挿入可能に装置した。尚、スリットの位置は、貫通孔に対してピン結合部側、又はガイド機構と反対側とした構成も含む。
    9、糸状部材を環状とし、A部に設けたスリットや突起に環の一部を掛け、自由になっている部分を束ねてガイド機構に通し、リングやSカンなどの吊り下げ部を通り、再度ガイド機構に通した後、B部に設けたスリットや突起に掛ける構成とした。尚、糸状部材の両端に、環状に装置した部分を設けた構成も含む。
    10、上記3・5・6のいずれかにおいて、糸状部材の端部に瘤などを装置する構成は、鉛やアルミ等の軟質金属を被せてかしめる、又は熱で糸状部材を溶かして瘤を作る、又は結び目を設ける、又は糸状部材と瘤部分を樹脂で一体成形する、又は別部品を接着する構成の、いずれかとした。
    11、糸状部材は、一端に上記9の構成による瘤を作った物を2本用意し、それぞれA点とB点に設けた貫通孔に通し、他端をガイド機構に通した後、中央部で連結する構成とした。尚、連結は、結ぶ、又は軟質金属を被せてかしめる、又は熱で溶かして溶着する、又はリングやSカンを利用してかしめる、又は接着する、又は弾性部材の付勢力で保持する構成とする。
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