JP2016201874A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な制御や装置を必要とすることなく、発電機として機能させることのできる安価で小型の回転電機を提供すること。【解決手段】複数のステータティースを有するステータと、複数のロータティースを有するロータと、ステータティースに複数相の電機子巻線125および界磁巻線の双方を設けた回転電機であって、複数相の電機子巻線により誘起された誘起電圧を整流して出力するダイオードブリッジ310と、複数相の電機子巻線のそれぞれに直列に接続されているコンデンサ321と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、フラックススイッチングモータ構造の回転電機に関する。
従来、電機子巻線を備えるステータの内側で回転するロータの表面に永久磁石を設けた表面磁石型の同期モータ(SPMSM:Surface Permanent Magnet Synchronous Motor)や、そのロータ内に永久磁石を埋め込んだ埋込磁石型の同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)が知られている。
これらのモータ(回転電機)は、バッテリと共に車両に搭載され、エンジンの駆動軸の回転、あるいは、走行中の車輪の回転を利用することにより、発電機として機能することができる。モータの発電電力は、バッテリに充電される。これにより、バッテリが継続使用可能となる。
例えば、特許文献1に記載の発電機は、界磁極がロータ側に配置されており、この界磁極は、ブラシを接触させるスリップリングを介して直流界磁電流が入力されることにより電磁石として機能することができる。
特開平5−252670号公報
しかしながら、この特許文献1に記載のような発電機にあっては、界磁極を電磁石として機能させるために設置しているスリップリングが磨耗するので、そのスリップリングなどのメンテナンスが必要である。また、スリップリングは、ブラシとの接触状態によって異常電圧、所謂、サージ電圧が電極間に発生することにより、損傷してしまう可能性がある。また、サージ電圧は、制御信号などに対するノイズとなってしまう場合がある。
また、回転電機を車載の発電機として利用する場合では、マイナストルクを発生させて回生動作できるように構成されているのが好ましい。回生動作を行うにあたっては、マイナストルクとなる位相角で通電する必要があるため、回転磁界を発生させるためのインバータ(電力変換装置)が必要となり、ベクトル制御などの複雑な電流制御を行わなければならない。それに伴い、システム全体のコストが高くなり、サイズが大型化してしまう。
そこで、本発明は、複雑な制御や装置を必要とすることなく、発電機として機能させることのできる安価で小型の回転電機を提供することを目的としている。
上記課題を解決する回転電機の発明の一態様は、複数のステータティースを有するステータと、複数のロータティースを有するロータと、前記ステータティースに複数相の電機子巻線および界磁巻線を設けた回転電機であって、前記複数相の電機子巻線により誘起された誘起電圧を整流して出力する整流器と、前記複数相の電機子巻線のそれぞれに直列に接続されているコンデンサと、を有するものである。
このように本発明の一態様によれば、複雑な制御や装置を必要とすることなく、発電機として機能させることのできる安価で小型の回転電機を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る回転電機を説明する図であり、その概略全体構成を示す断面構成図である。 図2は、回転電機が備える直流電源回路を示す回路図である。 図3は、回転電機が備える交流電源回路を示す回路図である。 図4は、界磁巻線に通電して励起させたときの磁束密度分布を表す磁束線図である。 図5は、界磁巻線に通電して励起させたときに電機子巻線に発生する誘起電圧波形を示すグラフである。 図6は、モータに入力する電流位相に応じたトルク特性をFSM、SPMSM、IPMSMと比較するグラフである。 図7は、交流電源回路における電機子巻線とコンデンサとを、電源Vf、コイル成分L、内部抵抗成分R、静電容量Cでモデル化した概念回路図である。 図8は、電機子巻線のインダクタLを固定して、コンデンサの静電容量Cを切り替えたときのマイナスのトルク波形図である。 図9は、回転電機を力行モードで稼動させる際の電源回路を示す回路図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る回転電機を説明する図であり、回転電機が備える交流電源回路を示す回路図である。 図11は、図10に示す交流電源回路においてコンデンサの並列数を切り替えるスイッチを示す回路図である。 図12は、電機子巻線のインダクタLを固定して、コンデンサの静電容量Cを切り替えたときにロータの回転速度に応じて電機子巻線に発生する誘起電流を示すグラフである。 図13は、電機子巻線のインダクタLを固定して、コンデンサの静電容量Cを切り替えたときにロータの回転速度に応じて発生するマイナスのトルク波形図である。 図14は、電機子巻線のインダクタLを固定して、ロータの回転速度に応じて発生するマイナストルクを最大にするコンデンサの静電容量Cを示すグラフである。 図15は、本発明の第3実施形態に係る回転電機を説明する図であり、回転電機を組み込む車両の構造を示す概念構造図である。 図16は、回転電機の概略全体構成を示す断面構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図9は本発明の第1実施形態に係る回転電機を説明する図である。
図1において、回転電機100は、シャフト(回転軸)101を中心にして一体回転する円筒形状のロータ110と、このロータ110を回転自在に収容する概略円筒形状のステータ120と、を備えている。回転電機100は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車に発電機として好適に搭載される。
回転電機100は、所謂、フラックススイッチングモータ(FSM)と同様の構造を有する。本実施形態では、回転電機100を発電機(ジェネレータ)として車載する場合を一例として説明する。なお、この回転電機100でも、ステータ120側に配置する電機子巻線125および界磁巻線126に電力供給してロータ110側を経由する磁気回路を形成することにより回転駆動させるモータ(電動機)として利用することもできる。
ここで、フラックススイッチングモータは、モータ駆動用周波数の2倍の周波数で励磁させるため、リラクタンストルク、すなわち、所謂、d軸インダクタンスやq軸インダクタンスと同期させることができない。このことから、フラックススイッチングモータは、ステータ側から励磁させる直流磁界(静止磁界)を利用した電磁石(マグネット)トルクで駆動する。すなわち、フラックススイッチングモータは、永久磁石モータとして駆動する構造としては、SPM(表面磁石型)モータと対比する構造となっている。
ステータ120は、外周側円筒形状のステータヨーク129から軸心側に延伸されている複数のステータティース121を備えている。ステータティース121は、ステータヨーク129の内周面側の24箇所に均等配置されて、ロータ110の後述するロータティース111の外周面111aに向かう突極形状に形成されている。周方向に隣り合うステータティース121間にステータスロット127が形成されている。ステータスロット127は、ステータティース121の数に対応して周方向に24箇所配置されている。ステータティース12には、ステータスロット127を利用して巻線コイルとして電機子巻線125と界磁巻線126とが配置されている。
ステータティース121とステータヨーク129は、例えば、磁性体の電磁鋼板をシャフト101の軸方向に積層することにより同一部材として一体形成されている。ステータティース121は、ロータ110のロータティース111の外周面111aに対して内周面121aが微小のギャップGを介して対面するように形成されている。
電機子巻線125は、1つのステータスロット127を間に挟む2つのステータティース121に巻線を巻き付ける分布巻きの巻線コイルに形成されて、3相(UVW)の各相毎に周方向に順次に隣接するように配置されている。界磁巻線126は、電機子巻線125と同様に、1つのステータスロット127を間に挟む2つのステータティース121に巻線を巻き付ける分布巻きの巻線コイルに形成されて、周方向に順次に隣接するように配置されている。
つまり、電機子巻線125は、界磁巻線126を巻き付けたステータティース121の間に挟まれているステータスロット127を利用して巻線コイルが形成されている。同様に、界磁巻線126は、電機子巻線125を巻き付けたステータティース121の間に挟まれているステータスロット127を利用して巻線コイルが形成されている。これら電機子巻線125と界磁巻線126は、2つのステータティース121に跨るように巻き付ける巻線コイルが1つのステータティース121分だけずらされて交互に位置するように配置されている。
電機子巻線125は、後述するように、交流電源回路300の一部としても機能し、3相(UVW)の交流電力が流されて交流励磁されるようになっている。界磁巻線126は、後述する直流電源回路200から直流電流が供給されて直流励磁されるようになっている。
このため、電機子巻線125は、ステータ120において、U相用電機子巻線125uと、V相用電機子巻線125vと、W相用電機子巻線125wと、が順次に周方向に隣接するように配置されている。また、界磁巻線126は、ステータ120において、電機子巻線125の間の2つのステータティース121に跨るように巻き付けられて配置されている。
ロータ110は、シャフト101を固定するハブ119と、シャフト101の軸心から離隔する方向にハブ(ヨーク)119から延伸されている複数のロータティース111と、を備えている。
ロータティース111は、シャフト101を中心にするハブ119周りの10箇所に均等配置されて、ハブ119からステータ120の内周面121a側に向かって延伸されている突極形状に形成されている。このロータティース111は、ステータ120の電機子巻線125や界磁巻線126を巻き付ける24極のステータティース121の内周面121aに対して、回転時にギャップGを介して対面するようになっている。
ロータティース111およびハブ119は、ステータ120と同様に、例えば、磁性体の電磁鋼板をシャフト101の軸方向に積層することにより同一部材として一体形成されている。ロータティース111は、ステータ120のステータティース121の内周面121aに対して微小のギャップGを介して対面するように形成されている。
ここで、ロータ110は、ヨークとして機能するハブ119内に周方向の均等間隔となる複数個所に軸方向に連続して貫通する空隙118が形成されている。空隙118は、ロータティース111の軸心からの延伸線上に位置する10箇所に形成されている。この空隙118は、ロータティース111を通過する磁束の磁路(ヨーク)として機能するハブ119内で磁気飽和が発生しないようにするために設けられている。そして、ロータ110には、シミュレーションにより検討された磁性体の厚さ(電磁鋼板の幅)となるように空隙118が設定されている。
具体的に、ロータ110は、最大負荷時や最高速度回転時に発生してステータ120から鎖交する磁束(磁束密度)が磁気飽和することなく通過することができる程度の磁路を確保するように電磁鋼板の幅が形成されている。すなわち、ロータ110は、ハブ119内の空隙118の内面118aと、シャフト101を嵌め込む内筒面110aまたはロータスロット117の底面117aとの径方向の間の間隔や、隣接する空隙118の内面118aの周方向の間の間隔が磁気飽和することのない磁束容量を確保する磁路となるように形成されている。なお、これら間隔は、シャフト101をハブ119の内筒面110a内に圧入する際の応力(締め代)も考慮して決定される。
また、このロータスロット117の底面117aから側面111b(ロータティース111の側面)に立ち上がる境界領域や空隙118の内面118aの角領域には、R(溶接仕上がりでのフィレット)が付けられて応力集中が発生しないようにシミュレーション(例えば、応力解析)により検討されて形成されている。具体的に、その境界領域や角領域は、最高速度回転時における最大ミゼス応力がロータ110を構成する磁性体(電磁鋼板)の物性値を超えずに、また、塑性変形しないR形状に形成されている。
この構造により、ロータ110は、応力集中を緩和しつつ回転駆動させることができ、最大負荷時などにステータ120側から鎖交する際の磁束密度でも磁気飽和を発生させることのない磁路を確保することができる。このロータ110は、上述の境界領域や角領域のR形状で緩やかに連続する磁路を形成することによりトルクリプルを発生させることなく高品質な回転トルクで回転駆動することができる。また、ロータ110は、複数の空隙118を形成することにより軽量化することができ、イナーシャ(慣性)の低減による回転速度の応答性向上、荷重の低減によるベアリングの損傷軽減、重量の低減による燃費向上を図ることができる。また、ロータ110の形状に電磁鋼板を金型で打ち抜く際の作業性が良くなって生産性が向上する。
そして、回転電機100は、図2に示すように、直流電源回路200を備えている。直流電源回路200は、車載バッテリ210がDC/DCコンバータ220を介して界磁巻線126に接続されて直流界磁電流を通電する閉回路が形成されている。界磁巻線126は、直列接続されてDC/DCコンバータ220に接続されている。DC/DCコンバータ220は、チョッパ回路221を内蔵しており、車両側のコントローラからのエンジン回転数や走行速度などに応じた制御信号に基づいてチョッパ回路221などの駆動を制御して車載バッテリ210からの直流電流の供給を最適化するようになっている。
具体的には、直流電源回路200は、エンジン回転数や走行速度などに応じたロータ110(シャフト101)の回転に基づき、DC/DCコンバータ220のチョッパ回路221によって直流電流を供給及び遮断して断続動作の制御を行う。これにより、直流電源回路200は、可変界磁を発生させるようになっている。
このようにして、回転電機100は、直流電源回路200から界磁巻線126に直流電流を断続的に通電して可変界磁を発生させることにより、交流電流の通電時と同様に回転磁界を発生させることができる。したがって、回転電機100は、ステータ120のステータティース121からロータティース111に回転する磁束を鎖交させてロータ110を回転させるトルクを発生させることができる。
このとき、ロータ110のロータティース111は、外周面111aがステータ120のステータティース121の内周面121aに繰り返し対面されることによりギャップGを介して磁束を鎖交させるスイッチとして機能する。
回転電機100は、図4に示すように、ステータ120の界磁巻線126で回転磁界を発生させて、ステータティース121の内周面121aとロータティース111の外周面111aとの対面状況(タイミング)に応じた磁束密度分布(図中には磁束線FLを図示)の磁束を、ギャップGを介して鎖交させている。これによって、ロータ110を回転させるマグネットトルクを回転力として発生させることができる。
また、この回転電機100では、図5に示すように、ステータ120の界磁巻線126で回転磁界が発生されることにより、その回転磁界の回転周波数に応じた誘起電圧が電機子巻線125に発生される。
このことから、回転電機100は、ステータ120の界磁巻線126で発生させる回転磁界の回転周波数に対応する特定の電流位相のタイミングで、後述する交流電源回路300の一部としても機能する電機子巻線125に交流電流を流すことにより、力行モードまたは回生モードで稼動させることができる。なお、力行モードでは、回転電機100を電動機(モータ)として利用することができ、回生モードでは、回転電機100を発電機(ジェネレータ)として利用することができる。
そして、回転電機100は、図3に示すように、交流電源回路300を備えている。交流電源回路300は、電機子巻線125とコンデンサ321とにより構成されており、電機子巻線125のY結線(スター結線)側における中性点位置にダイオードブリッジ(整流器)310が接続されている。ダイオードブリッジ310が、交流電源回路300から受け取った交流電流を直流電流に整流し、この直流電流を車載バッテリ210を含む車載の各種電気負荷ELに供給する回路構成になっている。
この交流電源回路300は、電機子巻線125を構成する、U相用電機子巻線125u、V相用電機子巻線125vおよびW相用電機子巻線125wが各相毎に直列接続されてそれぞれ交流電流が通電されるようになっており、電機子巻線125のそれぞれを交流励磁させるようになっている。
ダイオードブリッジ310は、3相(UVW)の各相に対応するように、同一の整流方向となるように2つ一組の整流ダイオード(整流素子)311u、312uと、整流ダイオード311v、312vと、整流ダイオード311w、312wとがそれぞれ直列接続されて両端側を並列接続される回路構成に構築されている。このダイオードブリッジ310は、ダイオードスイッチとして機能するようになっている。
このダイオードブリッジ310は、整流ダイオード311u、312uと、整流ダイオード311v、312vと、整流ダイオード311w、312wのそれぞれの各組の中間部に、各相毎のU相用電機子巻線125u、V相用電機子巻線125vおよびW相用電機子巻線125wの一端側端部が接続されている。また、整流ダイオード311u、312uと、整流ダイオード311v、312vと、整流ダイオード311w、312wのそれぞれの各組の一端側端部とは反対側の端部であって、U相用電機子巻線125u、V相用電機子巻線125vおよびW相用電機子巻線125wが接続されている一端側端部とは反対側の両端部を共通の接続点として、例えば、車載バッテリ210の電気負荷ELに並列接続されている。
この回路構成により、回転電機100は、後述するように、交流電源回路300の電機子巻線125の各相に交流電力を発生させてコンデンサ321を利用して通電することにより、それぞれ交流励磁させるようになっている。電機子巻線125を経由した交流電力は、各相毎にダイオードブリッジ310の整流ダイオード311u、312uと、整流ダイオード311v、312vと、整流ダイオード311w、312wのそれぞれの各組で整流されて直流電力として電気負荷ELに供給されることにより、例えば、車載バッテリ210に蓄電される。
具体的に、交流電源回路300は、電機子巻線125のダイオードブリッジ310の一方の端部(各相毎の前段)に各相毎のコンデンサ321(321u、321v、321w)がそれぞれ直列接続されており、コンデンサ321u、321v、321wの他方の端部は共通接続されている。このコンデンサ321u、321v、321wの他方の端部は、所謂、Y結線接続されている。
ここで、回転電機100を発電機として回生モードで稼動させる場合、ロータ110にマイナストルク(ブレーキトルク)を発生させてシャフト101の回転により電力を発生させる。なお、本実施形態の回転電機100は、フラックススイッチングモータ構造を採用することから、オルタネータで採用されている回生制御の技術をそのまま利用することはできない。また、電流位相と電圧位相とに差のない力率=1となるタイミングにマイナストルクを発生させて、効率的に回生エネルギーを回収するのが理想的であるが、位相制御の行われないオルタネータでは、このようなタイミングにマイナストルクを発生させることはできない。
ところで、図6は、モータに入力する電流位相に応じたトルク特性を図示するグラフである。このグラフでは、回転電機100のようなフラックススイッチングモータ(FSM)の場合には、電流位相が0度のタイミングにマイナストルクが最大となることが分かる。
これに対して、永久磁石を利用するモータ(SPMSM、IPMSM)の場合、電流位相が0度のタイミングにはトルクを出力することができず、空転してしまうことが分かる。SPMSMの場合には電流位相が270度のタイミングで、IPMSMの場合には電流位相が270度から遅れたタイミングでマイナストルクが最大となることから、発電機として利用するときには、インバータなどにより電流位相を制御する必要がある。
この図6における電流位相=0度は、電圧位相との位相差がゼロとなって力率=1で高効率に稼動させることができるタイミングである。FSMの場合には最大のマイナストルクを利用して回転電機100を回生動作させることができるが、SPMSMやIPMSMの場合にはマイナストルクを利用することができずに空転してしまうことになる。
このように、交流電源回路300は、電機子巻線125のY結線側の中性点位置にダイオードブリッジ310が接続されているとともに、その電機子巻線125の中性点接続の反対側にコンデンサ321が接続されることにより各相毎のLC回路が形成されている。そのダイオードブリッジ310の出力側(電機子巻線125との接続側とは反対側)には、車載バッテリ210などの電気負荷ELが接続されている。
そして、回転電機100は、直流電源回路200のDC/DCコンバータ220のチョッパ回路221によって直流界磁電流が断続的に界磁巻線126に通電されることにより回転磁界を発生する。回転電機100は、回転するロータティース111の外周面111aがスイッチとして機能、すなわち、外周面111aがギャップGを介してステータティース121の内周面121aに繰り返し対面することによって、発生した回転磁束を鎖交または遮断することができる。
このとき、回転電機100は、ステータヨーク129を経由する磁束がロータティース111の外周面111aからステータティース121の内周面121aにギャップGを介して鎖交することにより、電機子巻線125を誘起させて誘起電流を発生させることができる。したがって、回転電機100は、マイナストルクを発生するタイミングにその誘起電流を電機子巻線125に供給することにより回生モードを実行することができる。この回生モードでは、電機子巻線125で発生させる誘起電流を交流電源回路300のダイオードブリッジ310により整流して電気負荷ELのバッテリなどに供給し、電気エネルギーを蓄電させることができる。また、ダイオードブリッジ310の反対側に接続されているコンデンサ321に電気エネルギーを蓄電させることもできる。
交流電源回路300は、図7に示すように、ダイオードブリッジ310の前段において、電機子巻線125がロータティース111に回転周波数ωで鎖交する回転磁束φfに応じた誘起電圧を発生する電源Vfを構成するとした場合、その電源Vfと、その電機子巻線125のコイル成分Lと、内部抵抗成分Rと、コンデンサ321の静電容量Cと、を直列接続する1相毎の回路構成としてモデル化することができる。
そして、この回転電機100は、回生モードでは、力率=1となる電流位相と電圧位相の位相差がなくなるタイミングに、直流電源回路200が車載バッテリ210から界磁巻線126に断続する直流界磁電流を供給して、交流電源回路300が電機子巻線125に誘起電流を通電することによって、最大のマイナストルクで稼動する状態を確保(保持)するようになっている。
具体的に、交流電源回路300は、電機子巻線125で発生させる誘起電流をコンデンサ321に蓄電させるとともに、その電機子巻線125のインダクタとしての電磁エネルギーの変化に伴ってコンデンサ321から蓄電電力を引き出す動作を繰り返す。すなわち、交流電源回路300は、電機子巻線125とコンデンサ321との間で電荷エネルギーを転送する動作を繰り返すことによりインダクタLとコンデンサCとの間でのエネルギーの授受を行わせて交流磁束を連続的に形成するようになっている。
このため、交流電源回路300でも、電機子巻線125に誘起された交流の誘起電圧がインダクタLとコンデンサCとの間で電磁共振する、所謂、AC自己励磁を発生させて回転磁束を形成することができる。この回転磁束は、インダクタLのエネルギーの増減を妨げる方向にAC自励作用するため、ブレーキトルクを発生させる位相で発生することになる。
例えば、図8に示すように、回転電機100は、直流電源回路200のDC/DCコンバータ220が界磁巻線126に通電して回転を開始するのに伴って、交流電源回路300のコンデンサ321が静電容量Cに応じた電荷エネルギーを電機子巻線125との間でやり取りする。これにより、回転電機100は、マイナスのブレーキトルクを発生させることができ、ダイオードブリッジ310で整流する直流電流を電気負荷ELのバッテリなどに給電する発電機として動作することができる。なお、図8は、電機子巻線125のインダクタLを固定して、コンデンサ321の静電容量Cを0.02Fまたは0.2Fとしたときのマイナスのトルク波形を示している。
このように、交流電源回路300は、図7に示すインダクタLとコンデンサCとの間において電磁共振(所謂、AC自己励磁)を発生させることにより、回生動作を実行することができる。
ところで、図2および図3は、回生モードの選択実行時における電源回路200、300の回路構成であり、力行モードで回転電機100を稼動させる場合には、図9に示す電源回路400に切り替えればよい。
具体的には、電源回路400は、図9に示すように、DC/DCコンバータ220の前段に接続するDC/ACインバータ420の各相(UVW)に電機子巻線125(125u、125v、125w)がY結線接続されている。この電源回路400では、DC/DCコンバータ220からの界磁巻線126への断続する直流電流の供給に加えて、DC/ACインバータ420から交流電流を、電機子巻線125に回転トルクを発生させるタイミングで通電する。これにより、回転電機100がロータ110(シャフト101)を回転駆動させる電動機として機能する。
なお、この図9に示す電源回路400は、回転電機100が力行モードで稼動する場合に必要な回路構成を示している。回生モードで回転電機100を稼動させる場合にはDC/ACインバータ420を切り離す。力行モードでは、無効化(切り離し)していたダイオードブリッジ310やコンデンサ321を電機子巻線125に接続して、図2の直流電源回路200と図3の交流電源回路300とを備える回路構成にすればよい。また、力行モードで稼動させる必要がない場合には、図2の直流電源回路200と図3の交流電源回路300とを備えるだけの回生モード専用の回転電機100とすればよい。
このように、本実施形態の回転電機100においては、直流電源回路200が界磁巻線126に対して通電を行うことによって、交流電源回路300が電機子巻線125において励起される誘起電流を、ダイオードブリッジ310で整流して車載バッテリ210などの電気負荷ELに給電することができる。なお、交流電源回路300は、回生モードとしてブレーキトルクの発生を保持するために、電機子巻線125とコンデンサ321との間で電荷エネルギーを往復させる電磁共振をできるだけ維持するのが好ましく、それぞれのインダクタLとコンデンサCが後述するLC共振条件を満たすように、コンデンサ321の静電容量Cを選択するのが好適である。
以上のことから、回転電機100は、スリップリングを備えることによるメンテナンスや、インバータによる複雑な交流電流の供給制御などを必要とすることなく、ダイオードブリッジ310とコンデンサ321を設置するだけで、安価な発電機として機能させることができる。
ここで、この回転電機100は、ロータ110が電磁鋼板のみからなる鉄塊であることから堅牢性が高い。また、回転電機100は、ステータ120の界磁巻線126に発生させる界磁を調整可能であることから、オルタネータの発電制御をスリップリング不要のブラシレスでも実現することができる。
(第2実施形態)
図10〜図14は本発明の第2実施形態に係る回転電機を示す図である。なお、本実施形態は、上述の第1実施形態と略同一に構成されているので、図面を流用しつつ同様の構成には同一の符号を付して主に特徴部分を説明する(次に説明する第3実施形態においても同様)。
図10において、本実施形態の回転電機100は、上述実施形態のコンデンサ321に代えて、交流電源回路300の電機子巻線125の前段にコンデンサ列520が接続されている。
コンデンサ列520は、各相毎に、コンデンサ列520u、520v、520wが構築されて、Y結線接続されている。このコンデンサ列520u、520v、520wは、それぞれのコンデンサ列において、複数のコンデンサ521が並列接続されている。コンデンサ列520は、各相毎の電機子巻線125(125u、125v、125w)の前段に直列接続されている。
各コンデンサ列520は、本実施形態では、1つのコンデンサ521に対して、3つのコンデンサ521がスイッチ531を介して個々に断接可能に並列接続されている。スイッチ531は、図11に示すように、正逆反対向きに並列接続する2つのサイリスタ532a、532bにコンデンサ533が直列接続されている。このスイッチ531は、サイリスタ532a、532bをスイッチングすることによりコンデンサ521を個々に断接させることができるようになっている。
これにより、回転電機100は、電機子巻線125のインダクタLを固定しつつ、コンデンサ321の静電容量Cを変化させることができ、図12に示すように、ロータ110の回転速度に応じて電機子巻線125で誘起される電流値を変化させて最適値に調整することができる。
例えば、図12に示すように、交流電源回路300では、ロータ110の回転速度が3000rpmの場合、各相毎のコンデンサ列520の合成静電容量Cが0.0002Fに調整されることにより、電機子巻線125に大電流が誘起されてブレーキトルクを確保しつつ、ダイオードブリッジ310で整流される直流電流を車載バッテリ210などの電気負荷ELに給電できる。
この交流電源回路300の各相毎のコンデンサ列520の合成静電容量Cとロータ110の回転速度とに応じてブレーキトルクが変化する。詳細には、各相毎のコンデンサ列520の合成静電容量Cを、例えば、0.2F、0.02F、0.004F、0.008F、0.0008F、0.0002Fに切り替えてロータ110の回転速度を変化させたときのブレーキトルクは、図13に示すトルク特性のように変化する。
そして、ロータ110の回転速度を変化させたときに最大のブレーキトルクにする各相毎のコンデンサ列520の合成静電容量Cは、図14に示すように切り替えればよいことが分かる。
交流電源回路300は、図7に示すインダクタLとコンデンサCとの間において、損失少なくエネルギーの授受を実行させるためにLC共振させることが好適である。この交流電源回路300は、LC共振条件を満たすことにより、そのインダクタLおよびコンデンサCでのエネルギーの消費を実質的になくして効率よく回生動作を実行させることができる。
この交流電源回路300の図7に示す1相毎のLC共振等価回路モデルのインピーダンスZは、電機子巻線125のコイル成分Lと、内部抵抗成分Rと、コンデンサ321の静電容量Cと、を用いる次式(1)で示すことができる。その式(1)において、ωL=1/ωCとすることにより、小さな内部抵抗成分Rのみとしてエネルギーロスを最小にできる。このようなLC共振を繰り返すことが、効率良い回生動作を実行可能にする。
Z=R+jωL+1/jωC=R+j(ωL−(1/ωC))......(1)
以上のように、この回転電機100は、ロータ110(シャフト101)の回転速度に応じた最適なブレーキトルクとなるように、交流電源回路300の各相毎のコンデンサ列520のスイッチ531を制御して、合成静電容量Cを調整することにより、効率よく回生モードを実行することができる。
このように、本実施形態の回転電機100においては、上述の実施形態による作用効果に加えて、電機子巻線125の各相毎の前段に直列接続されているコンデンサ列520のスイッチ531を切り替えることにより、静電容量Cを調整することができる。このため、回転電機100は、例えば、車速に応じて変化するロータ110の回転速度で最適なブレーキトルクを発生するように、LC共振条件を満たす静電容量Cに調整することにより、効率のよい回生モードを実行することができる。
(第3実施形態)
図15および図16は本発明の第3実施形態に係る回転電機を示す図である。
図15において、本実施形態の回転電機100は、回生モードのみを実行する発電機として車両に搭載されている。回転電機100は、例えば、車両Mの車輪の回転によりロータ610(シャフト101)を回転させて回生モードを実行するだけでなく、車両Mの走行時における風圧やエンジン601からの排気ガスの風圧を受けて回転する発電機として搭載されている。
具体的に、車両Mは、内燃機関のエンジン601と共に連携駆動するように、汎用の回転電機700を設置して、所謂、ハイブリッド車として構築されている。回転電機700は、車載バッテリ210からインバータ720を介して電力供給されて力行モードを実行することにより電動機(モータ)として稼動される。また、回転電機700は、回生モードの実行時には、エンジン601の駆動軸601aや車輪の回転力を受けて発電する発電機(ジェネレータ)として稼動され、インバータ720が発電電力を車載バッテリ210に充電する。
エンジン601は、車両Mの前面側に設置されているラジエータ602を通過する走行風により冷却水が熱交換されてオーバヒートせずに稼動する。このラジエータ602の下流側に発電機として機能する回転電機100が設置されている。また、エンジン601は、燃焼後の排気ガスを浄化する触媒603の下流側の排気管604にも発電機として機能する回転電機100が設置されている。
本実施形態の回転電機100は、図16に示すように、ロータ110に代えて、ロータ610がステータ120内に回転自在に収容されている。ロータ610は、不図示のインペラを有してシャフト101をハブ619内に嵌め込んで軸心としている。このため、ロータ610は、例えば、上流側のインペラが走行風や排気ガスの風圧を受けて回転される。このロータ610は、その風圧に応じた回転数で回転するようになっている。なお、ロータ610に回転力を付与した後の走行風や排気ガスは、ロータティース611間のロータスロット617内を通過される。
これにより、回転電機100は、ロータ610がステータ120で発生する磁束を最適なタイミングで鎖交させて磁気回路を形成するスイッチとして機能することができる。
このように、本実施形態の回転電機100においては、上述の実施形態のロータ110と同様に、ロータ610がインペラにより走行風や排気ガスの風圧を利用して回転されることによって回生モードを実行することができ、車載バッテリ210を充電することができる。
上述実施形態の他の態様としては、ダイオードブリッジ310のように複数のダイオードからなるダイオードスイッチ回路に代えて、複数のスイッチング素子から構成されるインバータ回路を整流器として設置してもよい。例えば、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子を整流素子として構築してもよい。なお、インバータ回路とする場合には、電流制御を行う必要があることから、上述実施形態のように整流するだけのダイオードブリッジ310を採用する方が簡易な制御を実現することができて好適である。
さらに、LC共振点を可変にするのは、コンデンサの並列数に限らず、直列も組み合わせて細密に調整可能にしてもよく、また、コンデンサに限らず、電機子巻線125の直列数や並列数を組み合わせてコイルインダクタンスで調整可能にすることもできる。
また、回転電機100のようなラジアルギャップ構造に限らすに、アキシャルギャップ構造のフラックススイッチングモータにも適用して、同様の作用効果を得ることができる。さらに、回転電機100のような10極24スロットに限定されることはなく、他の組み合わせのフラックススイッチングモータの構造にも適用することができる。
また、ロータ110、610やステータ120は、電磁鋼板の積層構造で作製するばかりでなく、例えば、鉄粉などの磁性を有する粒子の表面を絶縁被覆処理した軟磁性複合粉材(Soft Magnetic Composites)をさらに鉄粉圧縮成形および熱処理製造した圧粉磁心、所謂、SMCコアを採用してもよい。このSMCコアは、成形が容易であることからアキシャルギャップ構造にも好適である。また、アルミ導体を用いてロータやステータを作製しても同様に機能させることができる。
さらに、回転電機100は、界磁巻線126に永久磁石を追加して配置するハイブリッドタイプに構築してもよく、マグネットトルクをハイブリッド界磁型で得られるようにしてもよい。
この回転電機100は、車載用に限定されるものではなく、例えば、風力発電や、工作機械などの駆動源として好適に採用することができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
100 回転電機
110、610 ロータ
111、611 ロータティース
117、617 ロータスロット
120 ステータ
121 ステータティース
125 電機子巻線
125u U相用電機子巻線
125v V相用電機子巻線
125w W相用電機子巻線
126 界磁巻線
127 ステータスロット
200 直流電源回路
210 車載バッテリ
220 DC/DCコンバータ
221 チョッパ回路
300 交流電源回路
310 ダイオードブリッジ
311u、311v、311w、312u、312v、312w 整流ダイオード
321、321u、321v、321w、521 コンデンサ
520、520u、520v、520w コンデンサ列
531 スイッチ
EL 電気負荷
FL 磁束線
G ギャップ

Claims (3)

  1. 複数のステータティースを有するステータと、
    複数のロータティースを有するロータと、
    前記ステータティースに複数相の電機子巻線および界磁巻線を設けた回転電機であって、
    前記複数相の電機子巻線により誘起された誘起電圧を整流して出力する整流器と、
    前記複数相の電機子巻線のそれぞれに直列に接続されているコンデンサと、を有する回転電機。
  2. 前記コンデンサは、前記電機子巻線との間で電磁共振を発生するように設けられ、各相毎に静電容量を調整可能に形成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記整流器は、複数のダイオードから構成されるダイオードスイッチである、請求項1または請求項2に記載の回転電機。

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