JP2016200985A - 運転補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より適切に運転者の運転を補助することができる運転補助装置を提供することを目的の一つとする。【解決手段】運転者の手によるステアリングホイールの把持状況を検知するステアリング把持検知部と、ステアリング把持検知部の検知結果に基づいて、運転者の左右いずれか一方の手によりステアリングホイールを把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する熟練度判定部と、運転者に対して警報を出力する警報出力部と、熟練度判定部によって判定された熟練度が低い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合、熟練度が高い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、運転者への警報を強くまたは早く出力させるように警報出力部を制御する制御部とを備える運転補助装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、運転補助装置に関する。
従来、高速走行時に片手運転が認識された場合に、早めに警報等を行う装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、車両の操舵ハンドルの把持状態を検知する把持状態検知手段によりステアリングホイールが片手で把持されていることが検知され、かつ、予め定められた条件が充足される場合にのみ、不適切な片手運転が発生したと認識する。
特開2008−122149号公報
しかしながら、従来の装置では、運転者がいずれの手でステアリングホイールを把持しているかを考慮していないため、適切に運転者の運転を補助することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より適切に運転者の運転を補助することができる運転補助装置を提供することを目的の一つとする。
請求項1記載の発明は、運転者の手によるステアリングホイール(11)の把持状況を検知するステアリング把持検知部(12)と、前記ステアリング把持検知部の検知結果に基づいて、前記運転者の左右いずれか一方の手により前記ステアリングホイールを把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、前記運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する熟練度判定部(30)と、運転者に対して警報を出力する警報出力部(36)と、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者への警報を強く、または早く出力させるように前記警報出力部を制御する制御部(34)と、を備える運転補助装置である。
請求項2記載の発明は、運転者の手によるステアリングホイールの把持状況を検知するステアリング把持検知部と、前記ステアリング把持検知部の検知結果に基づいて、前記運転者の左右いずれか一方の手により前記ステアリングホイールを把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、前記運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する熟練度判定部と、運転者に対する運転の補助を行う運転補助部(38、40)と、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者への補助を強く、または早く出力させるように前記運転補助部を制御する制御部と、を備える運転補助装置である。
請求項1または請求項2記載の運転補助装置であって、運転者により操作された前記ステアリングホイールの操作量を検知するステアリング操作量検知部(22)を備え、前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角が所定角度範囲以内であると判定した場合に、前記積算を実行する。
請求項1または請求項2記載の運転補助装置であって、転者により操作された前記ステアリングホイールの操作量を検知するステアリング操作量検知部を備え、前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角速度が所定操舵角速度以内である場合に、前記積算を実行する。
請求項3または請求項4記載の運転補助装置であって、前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角が所定角度範囲以内であり、且つ前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角速度が所定操舵角速度以内である場合に、前記操舵角が所定角度範囲以内であり、且つ前記操舵角速度が所定操舵角速度以内である状態が所定時間以上継続したときに前記積算を実行する。
請求項2記載の運転補助装置であって、前記運転補助部は、運転者による前記ステアリングホイールへの操作を補助し、前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者により行われる前記ステアリングホイールの操作に対する補助を強く行うように前記運転補助部を制御する。
請求項2記載の運転補助装置であって、前記運転補助部は、前記運転者による制動力の出力操作を補助し、前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者により行われる制動力の出力操作に対する補助を強く行うように前記運転補助部を制御する。
請求項1記載の運転補助装置であって、前記熟練度判定部は、前記運転者が前記ステアリングホイールを両手で把持している否かを判定し、前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記ステアリングホイールを両手で把持している場合に比して、前記運転者への警報を強く、または早く出力させるように前記警報出力部を制御する。
請求項1記載の運転補助装置であって、前記熟練度判定部は、前記運転者が前記ステアリングホイールを両手で把持している否かを判定し、前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記ステアリングホイールを両手で把持している場合に比して、前記運転者への補助を強く、または早く出力させるように前記運転補助部を制御する。
請求項1記載の発明によれば、運転者によるステアリングホイールの操作状態に対する熟練度に応じて、警報を出力するタイミングを変化させることにより、より適切に運転者の運転を補助することができる。
請求項2記載の発明によれば、運転者によるステアリングホイールの操作状態に対する熟練度に応じて、運転補助を行うタイミングを変化させることにより、より適切に運転者の運転を補助することができる。
請求項3〜5記載の発明によれば、所定の条件を満たす場合に、運転者の左右いずれか一方の手によりステアリングホイールを把持して運転する片手運転を行った時間または回数の少なくとも一方を運転者の左右それぞれの手で別々に積算を開始することにより、より精度よく熟練度を判定することができる。
請求項6および請求項7記載の発明によれば、熟練度が低い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合、熟練度が高い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、運転者により行われる運転操作に対する補助を強く行うように制御することにより、より適切に運転者の運転を補助することができる。
請求項8記載の発明によれば、熟練度が高い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合、ステアリングホイールを両手で把持して運転している場合に比して、運転者への警報を強く、または早く出力させるように警報出力部を制御することにより、より適切に運転者に注意喚起を行うことができる。
請求項9記載の発明によれば、熟練度が高い方の手によってステアリングホイールの操作が行なわれている場合、ステアリングホイールを両手で把持して運転している場合に比して、運転者への補助を強く、または早く行うように運転補助部を制御することにより、より適切に運転者の運転の補助を行うことができる。
運転補助装置10の機能構成の一例を示す図である。 ステアリング検知部12が搭載されるステアリングホイール11の一例を示す図である。 ステアリング検知部12を、より詳細に示す図である。 ステアリング検知部12から出力されるノイズの一例を示す図である。 運転補助装置10により実行される熟練度判定処理の流れを示すフローチャートである。 熟練度の積算時間について説明するための図である。 運転補助装置10により実行される熟練度を用いた車両制御処理の流れを示すフローチャートである。 衝突の可能性のある場合に出力される制動力について説明するための図である。 ステアリングホイール11の操作と制動力の出力による衝突回避限界を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の運転補助装置の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、運転補助装置10の機能構成の一例を示す図である。運転補助装置10は、例えば車両に搭載される装置である。以下、運転補助装置10が搭載された車両のことを自車両と称する。運転補助装置10は、例えば、ステアリング検知部12と、車速センサ20と、操舵角センサ22と、ナビ情報取得部24と、障害物検知部28と、熟練度判定部30と、衝突予測部32と、制御部34とを備える。また、運転補助装置10は、警報出力部36と、ステアリング装置38と、ブレーキ装置40とを備える。
熟練度判定部30と、衝突予測部32と、制御部34とは、例えば、1以上のCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の記憶装置、車両内で他装置と通信を行うための通信インターフェース等が内部バスによって接続されたコンピュータ装置によって実現される。
ステアリング検知部12は、運転者によるステアリングの把持状態を検知する。図2は、ステアリング検知部12が搭載されるステアリングホイール11の一例を示す図である。ステアリングホイール11は、中立の位置である場合に運転者の右手により把持される領域にステアリングホイール電極13Rを備え、中立の位置である場合に運転者の左手により把持される領域にステアリングホイール電極13Lを備える。ステアリングホイール電極13R,13Lは、ステアリングホイール11の外周面、内周面、側面等の一部、または全部に設けられる。
図3は、ステアリング検知部12を、より詳細に示す図である。ステアリング検知部12は、ステアリングホイール電極13Rおよびステアリングホイール電極13Lの他、接触検知部15とを備える。ステアリングホイール電極13R、13Lは、導電性を有するものであればどのようなものであってもよく、例えば導電性塗料の層や、導電性の皮材等である。
接触検知部15は、例えば差動増幅回路を備えている。この差動増幅回路は、オペアンプの反転入力端子に接続される入力抵抗R1およびフィードバック抵抗R2と、オペアンプの非反転入力端子に接続される入力抵抗R3および接地抵抗R4とを備えている。各入力抵抗R1およびR3は同一の抵抗値を有し、フィードバック抵抗R2および接地抵抗R4も同一の抵抗値を有する。接触検知部15から出力される電圧Voutは、ステアリングホイール電極13Lおよびステアリングホイール電極13Rの各々の電圧V1,V2と、各抵抗R1,R2により、下記数式(1)で表される。
Vout=(R2/R1)×(V2−V1)…(1)
ステアリングホイール11に対する運転者の手の接触が片手のみの接触である場合には、運転者の手が触れていない方の電極の電圧(V1またはV2)が自然電位(例えばゼロ近傍)になる。この場合、接触検知部15は、(R2/R1)×V2に応じたノイズ(R)または(R2/R1)×V1に応じたノイズ(L)を出力する。
接触検知部15は、ステアリングホイール11に対する運転者の手の接触が両手での接触である場合には、ステアリングホイール電極13Rおよびステアリングホイール電極13Lから同相のノイズが入力される。これにより接触検知部15は、ステアリングホイール電極13Rおよびステアリングホイール電極13Lのノイズを相殺して、(R2/R1)×(V2−V1)に応じた運転者の心拍の信号を出力する。また、接触検知部15は、電極の電圧(V1またはV2)を検知する電圧検知センサを有し、検知した電圧値を出力する。
車速センサ20は、各車輪に取り付けられた車輪速センサと、これらのセンサ出力値を統合して車速信号を生成するコントローラとを含む。車速センサ20は、自車両の走行速度を検知し、検知した走行速度を示す車速信号を、熟練度判定部30を介して制御部34へ出力する。操舵角センサ22は、ステアリングホイール11の操舵角度の方向、大きさ、操舵角速度を検知する。また、操舵角センサ22は、車両の舵輪の角度(実舵輪)を検知してもよい。
ナビ情報取得部24は、位置情報受信部25と、位置情報特定部26と、地図情報記憶部27とを有する。位置情報受信部25は、例えば複数のGPS(Global Positioning System)衛星から信号を受信する。位置情報特定部26は、位置情報受信部25により受信された信号に基づいて位置情報測位演算を行うことによって自車両の位置を特定(算出)する。なお、位置情報特定部26は、INS(Inertial Navigation System)やマップマッチングによって位置の特定を補完してもよい。また、位置情報特定部26は、特定した自車両の位置周辺の地図情報を地図情報記憶部27から取得する。位置情報特定部26は、特定した自車両の位置情報と、地図情報記憶部27から取得した情報とを衝突予測部32に出力する。
障害物検知部28は、例えば、運転補助装置10が搭載された自車両のエンブレムの裏側や、バンパー、フロントグリルの周辺等に取り付けられ、自車両の前方にミリ波などの電磁波を放射するレーダ装置である。レーダ装置は、例えば放射した電磁波の障害物などによる反射波を受信し、受信した反射波を解析することにより、障害物の位置(距離、および、方位または横位置)を特定するミリ波レーダ装置である。また、レーダ装置に加えて(または、代えて)、例えば、自車両前方を撮像するカメラを備えてもよい。カメラは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラは、例えば、所定周期で自車両の前方を繰り返し撮像する。また、運転補助装置10は、カメラによって撮像された画像を解析し、画像中の障害物の位置から、実空間上の障害物の位置(距離、および、方位または横位置)を特定する。更に、運転補助装置10は、レーダ装置によって特定された位置のうち距離を重視すると共に、カメラの撮像画像解析によって特定された位置のうち方位または横位置を重視する傾向で、これらの位置を統合し、障害物の位置を認識してもよい。また、レーダ装置またはカメラに加えて(或いは、代えて)、レーザレーダ、赤外線センサ、超音波センサ等の自車両と障害物との位置を特定する装置を備えてもよい。
熟練度判定部30は、ステアリング検知部12から心拍信号を取得した場合は、運転者の両手によりステアリングホイール11が把持されていると判定する。熟練度判定部30は、ステアリング検知部12から出力された所定のノイズを取得した場合は、運転者の一方の手によりステアリングホイール11が把持されていると判定する。所定のノイズとは、例えば、ピークの出現頻度が基準値以上である信号である。熟練度判定部30は、取得したノイズ(R)またはノイズ(L)と、取得した電圧(V1またはV2)とに基づいて、運転者の手によりステアリングホイール電極13Rが把持されているか否か、または運転者の手によりステアリングホイール電極13Lがされているか否かを検知する。
図4は、ステアリング検知部12から出力されるノイズの一例を示す図である。図4における範囲ノイズR、およびノイズLが所定のノイズに相当する。範囲ノイズR、およびノイズLでは閾値Thを超えるピークの出現頻度が心拍を示す信号よりも高いので、出現頻度を基準値と比較することで所定のノイズであるか心拍信号であるかを区別することができる。また、熟練度判定部30は、ステアリングホイール電極13L、13Rの抵抗値の変化を検知するセンサや、ステアリングホイール11に設けた静電容量センサ等の検知結果等に基づいて、運転者の手によりステアリングホイール電極13Rが把持されているか否か、または運転者の手によりステアリングホイール電極13Lがされているか否かを検知してもよい。
熟練度判定部30は、ステアリング検知部12、および操舵角センサ22の検知結果に基づいて、運転者の運転の熟練度を判定する。熟練度とは、左手による運転の熟練度が高いか否か、右手による運転の熟練度が高いか否かを示す情報である。なお、熟練度の判定の詳細については後述する。
衝突予測部32は、自車両が衝突可能性の高い状況に置かれているか否かを判定し、衝突可能性の高い状況に置かれていると判定した場合に、制御部34に衝突予測信号を出力する。衝突予測部32は、例えばナビ情報取得部24から取得した情報に基づいて自車両の進行方向にカーブが存在するか否かを判定する。衝突予測部32は、例えば自車両の進行方向にカーブが存在し、且つ自車両がカーブに進入した際に自車両の速度が横方向の重力加速度(横G)が所定値(例えば0.4[G])以上になる速度であると判定した場合に衝突予測信号を制御部34出力する。また、衝突予測部32は、例えば自車両の進行方向に障害物が存在し、且つ自車両と障害物との衝突の可能性があると判定した場合に衝突予測信号を制御部34に出力する。衝突の可能性があると判定された場合とは、例えば自車両と障害物との距離、または衝突時間(TTC;Time To Collision)が所定値以下のある場合である。
制御部34は、熟練度判定部30による熟練度の判定結果と、衝突予測部32により出力された衝突予測信号とに基づいて、警報出力部36、ステアリング装置38、またはブレーキ装置40を制御する。
警報出力部36は、運転者に衝突の可能性を示す情報を出力する。警報出力部36は、例えば注意喚起を示す音声を出力するスピーカや、画像を表示する画像表示部、振動を出力する振動部等である。また、ステアリングホイール11のステアリングホイール電極13R、13Lを警報出力部36として用いてもよい。この場合、例えばステアリングホイール電極13R、13Lから低周波電流を流すことで運転者に衝突の可能性を示す情報を出力する。
ステアリング装置38は、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更可能な電動モータ、電動モータを制御するコントローラ等を備える。ステアリング装置38のコントローラは、制御部34からの制御信号に応じた方向に電動モータを回転させることで、運転者のステアリング操作をアシストする。また、ステアリング装置38のコントローラは、制御部34から制御信号が入力されると、制御信号が示す方向および大きさで電動モータを駆動する。
ブレーキ装置40は、例えば電子制御式ブレーキ装置である。ブレーキ装置40は、自装置の各部を制御する制御部、ブレーキペダルになされたブレーキ操作が油圧として伝達されるマスターシリンダー、ブレーキ液を蓄えるリザーバータンク、各車輪に出力される制動力を調節するブレーキアクチュエータ等を備える。ブレーキ装置40の制御部は、マスターシリンダーが発生させる圧力に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるように、ブレーキアクチュエータ等を制御する。また、ブレーキ装置40の制御部は、制御部34から制御信号が入力されると、制御信号が示す大きさのブレーキトルクが各車輪に出力されるように、マスターシリンダーが発生させる圧力を制御して、ブレーキアクチュエータ等を制御する。なお、ブレーキ装置40の制御部は、制御部34から入力された制御信号に基づくブレーキトルクよりも、マスターシリンダーが発生させる圧力に応じたブレーキトルクが大きい場合、マスターシリンダーが発生させる圧力に応じたブレーキトルクを優先的に出力するように、ブレーキアクチュエータ等を制御する。ブレーキ装置40は、上記説明した油圧により作動する電子制御式ブレーキ装置に限らず、電動アクチュエーターにより作動する電子制御式ブレーキ装置であってもよい。
<熟練度判定処理>
図5は、運転補助装置10により実行される熟練度判定処理の流れを示すフローチャートである。本処理では、所定の条件を満たした場合に、片手運転が行われた時間を、運転者の左右それぞれの手について別々に積算する。積算された時間は、熟練度の判定に用いられる。
まず、熟練度判定部30が、ステアリング検知部12の検知結果に基づいて、ステアリングホイール11が運転者の片手によって把持されているか否かを判定する(ステップS100)。ステアリングホイール11が片手によって把持されていない(両手によって把持されている)場合、本フローチャートの1ルーチンは終了する。
ステアリングホイール11が運転者の片手によって把持されている場合、熟練度判定部30が、操舵角センサ22の検知結果に基づいて、操舵角度が所定の操舵角度範囲内であるか否かを判定する(ステップS102)。所定の操舵角度範囲とは、例えば中立位置をゼロ度とした場合に、中立の位置からマイナス90度からプラス90度までの角度である。操舵角度が所定の操舵角度範囲内でない場合、熟練度判定部30は、片手運転が行われた時間を積算せずに、本フローチャートの1ルーチンは終了する。所定の操舵角度範囲外である場合、運転者は運転操作を行っている手とは異なる手にステアリングホイール11を持ち替える可能性があり、熟練度の判定に不適切だからである。
操舵角度が所定の操舵角度範囲内である場合、熟練度判定部30は、操舵角センサ22の検知結果に基づいて、操舵角速度(絶対値)が所定の操舵角速度(例えば40[度/秒]程度)未満であるか否かを判定する(ステップS104)。操舵角速度が所定の操舵角速度以上である場合、熟練度判定部30は、片手運転が行われた時間を積算せずに、本フローチャートの1ルーチンは終了する。操舵角速度が所定の操舵角速度以上である場合、通常とは異なる特殊な状態での運転操作である可能性があるため、熟練度の判定に不適切だからである。
操舵角速度が所定の操舵角速度未満である場合、熟練度判定部30は、上述したステップS100からステップS104の判定処理が肯定的な状態が所定時間(例えば、300[sec]程度)以上継続しているか否かを判定する(ステップS106)。上述したステップS100からステップS104の判定処理が肯定的な状態が所定時間以上継続していない場合、熟練度判定部30は、片手運転が行われた時間を積算せずに、本フローチャートの1ルーチンは終了する。短時間における片手運転であるため、熟練度の判定に不適切だからである。
熟練度判定部30は、ステップS104の条件が初めて満たされた場合にカウンターを用いてカウントを開始する。熟練度判定部30は、カウンターのカウント時間に基づいて、上述したステップS100からステップS104の判定処理が肯定的な状態が所定時間以上継続しているか否かを判定する。カウントが開始された後、ステップS100からステップS104のいずれかの条件を満たさなくなったと判定した場合、熟練度判定部30は、カウンターのカウントをゼロに戻す。
ステップS100からステップS104の判定処理が肯定的な状態が所定時間以上継続した場合、熟練度判定部30は、ステアリング検知部12の検知結果に基づいて、運転者の手によりステアリングホイール電極13Rが把持されているか否か、または運転者の手によりステアリングホイール電極13Lが把持されているか否かを判定する(ステップS108)。すなわち、熟練度判定部30は、運転者が右手で片手運転を行っているか否か、または運転者が左手で片手運転を行っているか否かを判定する。
ステップS108で運転者の手によりステアリングホイール電極13Rが把持されていると判定された場合、熟練度判定部30は、運転者が右手で片手運転を行っている時間を積算する(ステップS110)。ステップS108で運転者の手によりステアリングホイール電極13Lが把持されていると判定された場合、熟練度判定部30は、運転者が左手で片手運転を行っている時間を積算する(ステップS112)。熟練度判定部30は、運転者が片手運転を行った時間を左右それぞれの手について別々に積算した時間として自装置の記憶領域に記憶する。なお、過去に運転者が片手運転を行った時間は左右それぞれの手について別々に積算した時間として、熟練度判定部30により自装置の記憶領域に記憶されている。熟練度判定部30は、ステップS100からステップS104の条件を満たさなくなった場合、積算を停止する。また、熟練度判定部30は、運転者が片手運転を行った回数を、左右それぞれの手について別々に積算した回数として自装置の記憶領域に記憶してもよい。
次に、熟練度判定部30は、自装置の記憶領域に記憶された左手または右手による運転の積算時間に基づいて、左手により運転された積算時間が、右手により運転された積算時間に比して、長いか否かを判定する(ステップS114)。なお、熟練度判定部30は、左手により運転された積算時間と右手により運転された積算時間とが基準値以上大きい、或いは基準値以上小さいという判定を行ってもよい。これによって、積算開始時の誤認識等を抑制することができる。
左手により運転された積算時間が、右手により運転された積算時間に比して長い場合、熟練度判定部30は、左手による運転の熟練度が高いと判定する(ステップS116)。左手により運転された積算時間が、右手により運転された積算時間に比して短い場合、熟練度判定部30は、右手による運転の熟練度が高いと判定する(ステップS118)。これにより本フローチャートの1ルーチンは終了する。
図6は、熟練度の積算時間について説明するための図である。図示する例では運転者の一方の手によりステアリングホイール11が把持されているものとする。図中、縦軸の上段は、操舵角度、中段は操舵角速度、下段は左手または右手で運転された積算時間を示している。また、図6の横軸は時間を示している。操舵角度が所定角度範囲以内でない、または操舵角速度が所定角速度以内でない場合、熟練度判定部30は、運転者が片手運転を行った時間は積算しない(図中、T1、T3)。また、操舵角度が所定角度範囲以内、および操舵角速度が所定角速度以内であっても、この状態が所定時間継続していない場合は、熟練度判定部30は、運転者が片手運転を行った時間は積算しない(図中、T2)。操舵角度が所定角度範囲以内、操舵角速度が所定角速度以内であって、この状態が所定時間(例えば300[sec])継続した場合(図中、T4)、熟練度判定部30は、運転者が片手運転を行った時間は積算する(図中、T5)。このように熟練度判定部30は、所定の条件を満たした場合に運転者が片手運転を行った時間を左右それぞれの手について別々に積算するため、より精度よく運転者の熟練度を判定することができる。
<車両制御処理>
図7は、運転補助装置10により実行される熟練度を用いた車両制御処理の流れを示すフローチャートである。まず、制御部34が、衝突予測部32から衝突予測信号を取得したか否かを判定する(ステップS200)。衝突予測部32から衝突予測信号を取得していない場合、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
衝突予測部32から衝突予測信号を取得した場合、制御部34は、接触検知部15の検知結果に基づいて、ステアリングホイール11が運転者により両手で把持されているか否かを判定する(ステップS202)。ステアリングホイール11が運転者により両手で把持されている場合、制御部34は、第1のタイミングで注意喚起を示す警報を警報出力部36に出力させる(ステップS204)。第1のタイミングとは、例えばTTCの1.2秒前である。
ステアリングホイール11が運転者により両手で把持されていない場合(片手で把持されている場合)、制御部34は、熟練度判定部30から取得した熟練度に基づいて、運転者が熟練度の高い方の手で運転しているか否かを判定する(ステップS206)。
運転者が熟練度の高い方の手で運転している場合、制御部34は、第1のタイミングより早いタイミングである第2のタイミングで注意喚起を示す警報を警報出力部36に出力させる(ステップS208)。第2のタイミングとは、例えばTTCの1.3秒前や、第1のタイミングの1割前のタイミングである。
運転者が熟練度の低い方の手で運転している場合、制御部34は、第2のタイミングより早いタイミングである第3のタイミングで注意喚起を示す警報を警報出力部36に出力させる(ステップS210)。第3のタイミングとは、例えばTTCの1.4秒前や、第1のタイミング1.1割前である。熟練度の低い方の手で運転している場合、運転者は急なステアリングホイール11の操作をすることが困難であるが、第3のタイミングで警報が出力部36から出力されることにより、運転者は自車両の状態に応じて余裕をもって自車両を制御することができる。
次に、制御部34は、ステップS202またはステップS206で判定されたステアリングホイール11の操作状態に応じた制動力をブレーキ装置40に出力させる(ステップS212)。図8は、衝突の可能性のある場合に出力される制動力について説明するための図である。図中、縦軸は減速度を、横軸は時間を、それぞれ示している。制御部34は、熟練度に関わらず、弱い制動力(例えば0.2[G])を自動的に出力する。運転者が両手で運転している場合は、第1の制動力出力タイミングで制動力Bpが出力される。なお、制動力Bpは、制動力を出力した場合に、例えば自車両の進行方向の重力加速度が0.2Gを超える重力加速度(例えば0.8[G])となる制動力である。
制御部34は、例えばステップS206で運転者が熟練度の高い手で運転していると判定した場合、第1の制動力出力タイミングより早いタイミングである第2の制動力出力タイミングで制動力Bpをブレーキ装置40に出力させる。制御部34は、例えばステップS206で運転者が熟練度の低い手で運転していると判定した場合、第2の制動力出力タイミングより早いタイミングである第3の制動力出力タイミングで制動力Bpをブレーキ装置40に出力させる。このように運転者のステアリングホイール11の操作状態に応じて制動力Bpを出力するタイミングを可変にすることにより、より適切に運転者の運転を補助することができる。例えば熟練度の低い手で運転がされているとき、制動力を出力させる操作が遅れる場合があるが、制御部34が制動力Bpを出力させるタイミングを早くすることにより緊急時でも適切な制動力の制御を行うことができる。なお、制御部34は、運転者のステアリングホイール11の操作状態に応じて出力する制動力の大きさを段階的に変更するようにブレーキ装置40を制御してもよい。
図7の説明に戻る。制御部34は、ステップS212の処理を実行した後、ステップS202またはステップS206で判定されたステアリングホイール11の操作状態に応じたステアリングホイール11のアシストをステアリング装置38に実行させる(ステップS214)。制御部34は、例えばステップS202で運転者が運転していると判定した場合、第1のアシスト力でステアリングホイール11のアシストをステアリング装置38に実行させる。
制御部34は、例えばステップS206で運転者が熟練度の高い手で運転していると判定した場合、第1のアシスト力より強いアシスト力である第2アシスト力でステアリングホイール11のアシストをステアリング装置38に実行させる。制御部34は、例えばステップS206で運転者が熟練度の低い手で運転していると判定した場合、第2のアシスト力より強いアシスト力である第3のアシスト力でステアリングホイール11のアシストをステアリング装置38に実行させる。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
制御部34は、運転者によりステアリングホイール11が操作されたときに、アシストモータによるアシストトルクを強めるようにステアリング装置38を制御することで地面からの反力を弱くし、ステアリングホイールを操作しやすくする。熟練度の低い方の手で片手運転が行われている場合、熟練度が高い方の手で片手運転が行われている場合に比して、ステアリングホイール11の操作を適切にできない場合がある。しかしながら、制御部34は、熟練度の高い方の手または熟練度の低い方の手で片手運転が行われている場合、両手で運転が行われている場合に比して、ステアリングホイール11のアシストを強く行うことで、両手運転が行われている場合と同様のステアリングホイール11の操作を行うことができる。
図9は、ステアリングホイール11の操作と制動力の出力による衝突回避限界を示す図である。縦軸は時間を示し、横軸は速度を、それぞれ示している。運転者がステアリングホイール11を両手で把持している場合、制御部34は、第1のアシスト力でステアリングホイール11のアシストを行うようにステアリング装置38を制御する。これにより図中、Aがステアリング衝突回避限界となり、自車両と障害物との衝突を回避することができる。一方、熟練度の高い手で片手運転しているとき、運転者のステアリングホイール11の操作動作が両手で操作動作しているときより遅れる場合がある。第1のアシスト力でのステアリングホイール11のアシストでは、図中、Bがステアリング衝突回避限界となり、衝突を回避できない場合がある。このため、制御部34は、第2のアシスト力でステアリングホイール11のアシストを行うようにステアリング装置38を制御する。これによりステアリング衝突回避限界は両手運転されている場合と同等に引き上げることができ、自車両と障害物との衝突を回避することができる。
また、熟練度の低い手で運転しているとき、運転者のステアリングホイール11の操作動作が熟練度の高い手での操作動作しているときより遅れ、図中、Cがステアリング回避限界となり、第2のアシスト力では衝突を回避できない場合がある。このため、制御部34は、第3のアシスト力でステアリングホイール11のアシストを行うようにステアリング装置38を制御する。これによりステアリング衝突回避限界は両手運転されている場合と同等に引き上げることができ、自車両と障害物との衝突を回避することができる。また、制御部34は、熟練度の高い片手でステアリングホイール11を把持している場合、両手でステアリングホイール11を把持している場合に比して、ステアリングホイール11のアシスト力を出力するタイミングを早くしてもよい。また、制御部34は、熟練度の低い片手でステアリングホイール11を把持している場合、熟練度の高い片手でステアリングホイール11を把持している場合に比して、ステアリングホイール11のアシスト力を出力するタイミングを早くしてもよい。
また、制御部34は、運転者によるステアリングホイール11の操作状態に応じて制動力を出力するタイミングまたは制動力の強さを変更してもよい。これにより制動力の出力により衝突を回避することができる限界を引き上げることができ、自車両が障害物に衝突することを回避することができる。
以上説明した実施形態の運転補助装置10によれば、熟練度判定部30が、ステアリング検知部12の検知結果に基づいて、運転者の左右いずれか一方の手によりステアリングホイール11を把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する。これにより、運転者の熟練度をより適切に判定することができる。また、制御部34が、熟練度判定部30によって判定された熟練度が低い方の手によってステアリングホイール11の操作が行なわれている場合、熟練度が高い方の手によってステアリングホイール11の操作が行なわれている場合に比して、運転者への警報を強く、または早く出力させるように警報出力部36を制御する。この結果、より適切に運転者の運転を補助することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…運転補助装置、11…ステアリングホイール、12…ステアリング検知部、13R…ステアリングホイール電極、13L…ステアリングホイール電極、15…接触検知部、20…車速センサ、22…操舵角センサ、24…ナビ情報取得部、25…位置情報受信部、26…位置情報特定部、27…地図情報記憶部、30…熟練度判定部、32…衝突予測部、34…制御部、36…警報出力部、38…ステアリング装置、40…ブレーキ装置

Claims (9)

  1. 運転者の手によるステアリングホイールの把持状況を検知するステアリング把持検知部と、
    前記ステアリング把持検知部の検知結果に基づいて、前記運転者の左右いずれか一方の手により前記ステアリングホイールを把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、前記運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する熟練度判定部と、
    運転者に対して警報を出力する警報出力部と、
    前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者への警報を強く、または早く出力させるように前記警報出力部を制御する制御部と、
    を備える運転補助装置。
  2. 運転者の手によるステアリングホイールの把持状況を検知するステアリング把持検知部と、
    前記ステアリング把持検知部の検知結果に基づいて、前記運転者の左右いずれか一方の手により前記ステアリングホイールを把持して運転する片手運転が行われた時間または回数を、前記運転者の左右それぞれの手について別々に積算し、積算された時間または回数が多い方の手を熟練度が高いと判定する熟練度判定部と、
    運転者に対する運転の補助を行う運転補助部と、
    前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者への補助を強く、または早く出力させるように前記運転補助部を制御する制御部と、
    を備える運転補助装置。
  3. 運転者により操作された前記ステアリングホイールの操作量を検知するステアリング操作量検知部を、備え、
    前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角が所定角度範囲以内であると判定した場合に、前記積算を実行する、
    請求項1または請求項2記載の運転補助装置。
  4. 運転者により操作された前記ステアリングホイールの操作量を検知するステアリング操作量検知部を、備え、
    前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角速度が所定操舵角速度以内である場合に、前記積算を実行する、
    請求項1または請求項2記載の運転補助装置。
  5. 前記熟練度判定部は、前記ステアリング操作量検知部の検知結果に基づいて前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角が所定角度範囲以内であり、且つ前記運転者により操作された前記ステアリングホイールの操舵角速度が所定操舵角速度以内である場合に、前記操舵角が所定角度範囲以内であり、且つ前記操舵角速度が所定操舵角速度以内である状態が所定時間以上継続したときに前記積算を実行する、
    請求項3または請求項4記載の運転補助装置。
  6. 前記運転補助部は、前記運転者による前記ステアリングホイールへの操作を補助し、
    前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者により行われる前記ステアリングホイールの操作に対する補助を強く行うように前記運転補助部を制御する、
    請求項2記載の運転補助装置。
  7. 前記運転補助部は、前記運転者による制動力の出力操作を補助し、
    前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が低い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合に比して、前記運転者により行われる制動力の出力操作に対する補助を強く行うように前記運転補助部を制御する、
    請求項2記載の運転補助装置。
  8. 前記熟練度判定部は、前記運転者が前記ステアリングホイールを両手で把持している否かを判定し、
    前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記ステアリングホイールを両手で把持している場合に比して、前記運転者への警報を強く、または早く出力させるように前記警報出力部を制御する、
    請求項1記載の運転補助装置。
  9. 前記熟練度判定部は、前記運転者が前記ステアリングホイールを両手で把持している否かを判定し、
    前記制御部は、前記熟練度判定部によって判定された前記熟練度が高い方の手によって前記ステアリングホイールの操作が行なわれている場合、前記ステアリングホイールを両手で把持している場合に比して、前記運転者への補助を強く、または早く出力させるように前記運転補助部を制御する、
    請求項2記載の運転補助装置。
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