JP2016200430A - 涙液採取検査具 - Google Patents

涙液採取検査具 Download PDF

Info

Publication number
JP2016200430A
JP2016200430A JP2015078885A JP2015078885A JP2016200430A JP 2016200430 A JP2016200430 A JP 2016200430A JP 2015078885 A JP2015078885 A JP 2015078885A JP 2015078885 A JP2015078885 A JP 2015078885A JP 2016200430 A JP2016200430 A JP 2016200430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tear
substance
liquid
absorbing member
test tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015078885A
Other languages
English (en)
Inventor
義徳 鈴木
Yoshinori Suzuki
義徳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Partner Firm Co Ltd
Original Assignee
Partner Firm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Partner Firm Co Ltd filed Critical Partner Firm Co Ltd
Priority to JP2015078885A priority Critical patent/JP2016200430A/ja
Publication of JP2016200430A publication Critical patent/JP2016200430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】被験者の負担を小さくするとともに、涙液の採取を容易とし、当該涙液に含まれる測定対象物質を迅速に、且つ簡便に検出することが可能な涙液採取検査具を提供する。【解決手段】吸液部材と、前記吸液部材と連続して形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部と、前記測定対象物質と前記標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部とを有する検出部材と、前記吸液部材と前記検出部材とを保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、周囲を取り囲むことで前記吸液部材と前記検出部材とを保持するとともに、前記吸液部材の一部を外部に露出させる開口部を有し、前記複合体捕捉部には前記測定対象物質に対して特異的結合能を有する結合物質が固定化された涙液採取検査具。【選択図】 図1

Description

本発明は涙液に含まれる測定対象物質を迅速に、且つ簡便に検出することが可能な涙液採取検査具に関するものである。
アレルギー性結膜疾患、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、又はアナフィラキシーショック等の疾患の要因とされるI型アレルギーは、IgE産性細胞(B細胞)から産生されたIgE抗体が肥満細胞又は好塩基球表面に結合後、これにアレルゲンが結合することでヒスタミン、ロイコトリエン等の化学伝達物質が分泌されることにより引き起こされることが知られている。
例えば、アレルギー性結膜炎の確定診断を行う場合、臨床症状の診断に加え、眼局所の好酸球の検出が必要であるとされている(「アレルギー性結膜疾患の診断と治療のガイドライン」より)。しかしながら、このガイドラインに従った確定診断では、検査手技が煩雑であるため、実際の診療では血中のIgE抗体濃度の測定等の血清検査を参考とし、眼局部の掻痒、充血等の臨床症状から診断が行われていた。
一般的に涙液中に含まれるIgE抗体濃度は、血液中に含まれるIgE抗体濃度と比して臨床症状との一致率が高いとされている。しかしながら、涙液は採取が容易ではなく、現状では涙液中の非特異的IgE抗体が検出されるだけである。
例えば、特許文献1には、体液から非侵襲的な手段によって捕集された試料中のターゲット、例えば病原体および・またはアレルギーに関連した成分を検出するための感知しうる高速な方法について開示がなされている。
特開2012−181211号公報
特許文献1に記載の技術では、体液としての涙液を非侵襲的に採取する試料捕集デバイスとして綿棒部材が用いられている。そして涙液を採取する際には、ヘルスケアプロフェッショナルが被験者の下眼瞼の下部円蓋間において、数回のぬぐい操作または軽くたたく操作を行うことにより涙液を採取するものである。
ところで、従来からドライアイ等の診断において涙液量を測定する方法として、シルマー法が知られている。シルマー法では、シルマー試験紙の先端を下眼瞼の内側と眼球との間に5分間程度係止させ、涙液の浸透長を測定する。
上記特許文献1における涙液採取方法では、綿棒部材を下眼瞼に押し当てた状態で数回のぬぐい操作または軽くたたく操作が必要であり、被験者の安全を考えた場合、熟練の技術が必要であった。また、シルマー法における涙液採取方法では、眼瞼によりシルマー試験紙が角膜に押し付けられた状態が5分間程度維持されるため、痛みが伴い被験者の身体的負担が大きいものであった。
このように、従来技術では、涙液中に含まれる測定対象物質を検出する上で、被験者の負担を小さくするとともに、検体液としての涙液の採取を容易とし、当該測定対象物質を迅速に且つ簡便に検出することはできなかった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、被験者の負担を小さくするとともに、涙液の採取を容易とし、当該涙液に含まれる測定対象物質を迅速に、且つ簡便に検出することが可能な涙液採取検査具を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る涙液採取検査具は、吸液部材と、前記吸液部材と連続して形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部と、前記測定対象物質と前記標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部とを有する検出部材と、前記吸液部材と前記検出部材とを保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、周囲を取り囲むことで前記吸液部材と前記検出部材とを保持するとともに、前記吸液部材の一部を外部に露出させる開口部を有し、前記複合体捕捉部には前記測定対象物質に対して特異的結合能を有する結合物質が固定化されていることを特徴としている。
本発明によれば、被験者の負担を小さくするとともに、涙液の採取を容易とし、当該涙液に含まれる測定対象物質を迅速に、且つ簡便に検出することが可能な涙液採取検査具を提供することができる。
第1の実施形態に係る涙液採取検査具100の構成を説明する上面図である。 涙液採取検査具100の構成を説明する縦断面図である。 図2中の線3−3'で切断したときの断面図である。 変形例に係る涙液採取測定具200の構成を説明する上面図である。 涙液採取検査具200の構成を説明する縦断面図である。 第2の実施形態に係る涙液採取検査具300の構成を説明する上面図である。 変形例に係る涙液採取検査具301の構成を説明する上面図である。 変形例に係る涙液採取検査具302の構成を説明する上面図である。 変形例に係る涙液採取検査具303の構成を説明する上面図である。 変形例に係る涙液採取検査具400の構成を説明する上面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは無論である。
本発明に係る涙液採取検査具は、吸液部材と、吸液部材と連続して形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部と、測定対象物質と標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部とを有する検出部材と、吸液部材と検出部材とを保持する保持部材とを備え、保持部材は、周囲を取り囲むことで吸収部材と検出部材とを保持するとともに、吸液部材の一部を外部に露出させる開口部と有し、複合体捕捉部には測定対象物質に対して特異的結合能を有する結合物質が固定化されているものである。以下詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る涙液採取検査具100の構成を説明する上面図である。図2は、涙液採取検査具100の構成を説明する縦断面図である。図3は、図2中の線3−3'で切断したときの断面図である。図1に示すように、涙液採取検査具100は、図中左端側に向けて徐々に幅狭となるように形成された保持部材30を備え、当該保持部材30から露出して形成された接液部21を通して被験者の下眼瞼(涙液メニスカス)と接触可能となるように構成されている。このような涙液採取検査具100は、吸液部材10と、吸液部材10と連続して形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部22と、測定対象物質と標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部23とを有する検出部材20と、吸液部材10と検出部材20とを保持する保持部材30とを備える。
吸液部材10は、保持部材30内部に配設可能となるように保持部材30よりも幅及び長さが小さい帯状に形成され、親水性に富み、毛細管現象により涙液を吸液することが可能な多孔質材料から作成されている。具体的材料としては、合成繊維、あるいはこれらを複合した複合繊維、パルプ、木綿、麻等の植物繊維、絹、羊毛等の動物繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック等の再生繊維、アセテート、トリアセテートといった半合成繊維、織布、不織布等を挙げることができる。これに加えて、例えば、ニトロセルロース、セルロース、アセチルセルロース、PVDF、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ナイロン等からなる膜(フィルタ)、セルロース繊維、ガラス繊維等からなる濾紙等も適用可能である。
上記何れかの材料からなる吸液部材10は所定の長さを有し、底部の一部分が重合面50を介して検出部材20と接続されている。その他の底部は、後述する保持部材30の基底部31に密着して接合されている。そして、吸液部材10の図中右端側は、保持部材30の表面部33に形成された開口部40と接続するように構成されており、保持部材30から露出して形成された接液部21を介して涙液採取検査具100内部は外部と連通している。これにより、接液部21を介して涙液が吸液された際に検査具内部に残存する空気を排出することができ、検査具内部に存在する空気により涙液の吸引速度が低下することを抑えることができる。
検出部材20は、標識化物質保持部22及び複合体捕捉部23を備えた担持体24によって形成され、担持体24の図中左端側端部は涙液と接触する接液部21として構成されている。担持体24は、吸液部材10と重合面50を介して接続されており、接液部21により採取された涙液は、担持体24中を移動し吸液部材10に吸液される。担持体24は、標識化物質及び複合体捕捉物質を担持するとともに、一方向(吸液部材10方向)への涙液の移動が可能な多孔質材料から構成される。担持体24を構成する好適な材料の一例として、ニトロセルロース膜、セルロース膜、アセチルセルロース膜、PVDF膜、ポリスルホン膜、ポリエーテルスルホン膜、ナイロン膜、セルロース繊維、ガラス繊維等からなる濾紙等を挙げることができる。
標識化物質に導入される標識物としては、従来公知技術で示されるような、金コロイド、銀コロイド、白金コロイド、鉄コロイド、水酸化アルミニウムコロイド並びにこれらの複合コロイド、着色ラテックス粒子、又は基質の発光反応を触媒するペルオキシダーゼ等の酵素等を用いることができる。
そして、涙液中に含まれる測定対象物質と特異的結合能を有する被標識化物質に金コロイド等の標識物を導入することで標識化物質が得られる。本実施形態では、被標識化物質として、涙液に含まれるアレルゲン特異的抗体であるヒトIgE抗体に対して特異的結合能を有する抗ヒトIgE抗体の例について説明する。抗ヒトIgE抗体としては、ヒトIgEを免疫した動物の血清から得られる抗血清、該抗血清を精製して得られる免疫グロブリン画分(ポリクローナル抗体)、ヒトIgEを免疫した動物の抗体産生細胞とミエローマ細胞とからなるハイブリドーマから得られるモノクローナル抗体、又はこれらの抗体の断片であってもよい。
標識化物質の担体部24への固定化は、一般的に用いられる物理的吸着又は化学的結合によって行うことができる。この場合、標識化物質としての抗ヒトIgE抗体−金コロイドを直接担体部24に固定化することで標識化物質保持部22を構成してもよいし、抗ヒトIgE抗体−金コロイドと担体部24との間にスペーサ物質を介して当該標識化物質を固定化する形態としてもよい。
測定対象物質としてのヒトIgE抗体と標識化物質としての抗ヒトIgE抗体−金コロイドとからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部23には、結合物質としてアレルゲンが固定化される。図1に示す例においては、複合体捕捉部23として3種のアレルゲン23aと1種のコントロール23bとが固定化された例を示しているが、固定化されるアレルゲンの種類、数には制限はない。なお、アレルゲンとしてはI型アレルギー反応を誘発するものであれば、特に限定されることはないが、例えば、ハウスダスト1(2)、ヤケヒョウヒダニ、スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、アスペルギルス、マラセチア(属)、ネコ(フケ)、イヌ(フケ)、ゴキブリ、ガ、ラテックス等の吸入系・その他のアレルゲン、牛乳、卵白、オポムコイド、米、コムギ(実)、ソバ、大豆、ピーナッツ、リンゴ、キウイ、ゴマ、牛肉、鶏肉、エビ、カニ、サバ、サケ、マグロ等の食物系アレルゲンといった、医療機関等でアレルゲン検査項目として受診可能なものであれば如何なるアレルゲンも選択可能である。
接続された吸液部材10及び検出部材20を保持する保持部材30は、図2及び図3に示すように、涙液採取検査具100の底部をなす基底部31と、基底部31表面に固定され吸液部材10の左右側縁を保持する側縁部32と、接続された吸液部材10及び検出部材20、側縁部32の表面側を被覆する表面部33と、吸液部材10の一部を外部に露出させる開口部40を備える。
基底部31は、接続された吸液部材10及び検出部材20(坦持体24)の長手方向長さよりも長く、且つ幅広の薄板部材で構成される。基底部31は、接続された吸液部材10及び検出部材20の両背面を固定する。基底部31は、例えば、非吸液性であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル等からなる薄板(シート)、フィルム、テープ等の柔軟性を有する材質により構成することができる。なお、接続された吸液部材1及び検出部材20の両背面を固定化し易いように、予め基底部31表面に接着面を設けてもよい。そして、基底部31を非吸液性の材質で構成することにより、検出部材20及び吸液部材10を通過する涙液が基底部31内に吸液される量を抑えることができる。
側縁部32は、接続された吸液部材10及び検出部材20の左右側縁全域の長手方向長さと略同じ長さを有し、当該左右側縁全域に対して密着するように配置される。側縁部32の背面は基底部31表面において固定されている。側縁部32は、例えば、非吸液性であり、ポリウレタン、フェノール樹脂、メラミン樹脂等のフィルム材から構成することができる。側縁部32は、接続された吸液部材10及び検出部材20とを補強するとともに、接続された吸液部材10及び検出部材20に吸液された涙液の拡散を防止する。なお、側縁部32は基底部31と一体に形成されてもよい。
表面部33は、基底部31と略同じ面積を有するように構成され、接続された吸液部材10及び検出部材20と、側縁部32との表面に密着して固定することによりこれらを保護する。表面部33は、例えば、非吸液性であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル等からなる薄板(シート)、フィルム、テープ等の柔軟性を有する透明な材質により構成することができる。なお、接続された吸液部材10及び検出部材20と、側縁部32との両表面を固定化し易いように、予め表面部33背面に接着面を設けてもよい。そして、表面部33を非吸液性の材質で構成することにより、検出部材20及び吸液部材10を通過する涙液が表面部33内に吸液される量を抑えることができる。なお、接続された吸液部材10及び検出部材20が基底部31と表面部33とで挟み込まれて圧縮されることにより、接続された吸液部材10及び検出部材20の厚みを均一化することができる。また、表面部33は、吸液部材10の右端側端部と接続された開口部40を有する。図2に示すように、本実施形態に係る開口部40はその内周面側において吸液部材10と接続され、基底部31の表面を開口部底面とすることで形成されているが、これに限らず、基底部31の裏面に至るまで開口部を拡張してもよい。このように、表面部33に開口部40を設けることで、保持部材30から露出して形成された接液部21を介して涙液採取検査具100内部は外部と連通することになる。これにより、接液部21を介して涙液が吸液された際に検査具内部に残存する空気を排出することができる。このような表面部33は、検出部材20が備える標識化物質保持部22及び複合体捕捉部23が外部から視認可能となるように、透明であることが好ましい。この場合、背面側に接着面を有する透明フィルムを用いれば、涙液採取検査具100の製造も容易となる。
次に、上記構成を備えた涙液採取検査具100を用いた測定方法について説明する。まず、医者等の検査員は涙液採取検査具100を持ち、接液部21を被験者の一方の下眼瞼に接触させる。前述したように、接液部21は、多孔質材料からなる担持体24によって構成されているため、接液部21に接触した涙液は毛細管現象によって吸液される。
吸液された涙液に含まれるヒトIgE抗体は標識化物質保持部22において、抗ヒトIgE抗体−金コロイドとの複合体を形成しながら、担持体24内を移動し、複合体捕捉部23に至る。ヒトIgE抗体−抗ヒトIgE抗体−金コロイドからなる複合体の中で、複合体捕捉部23で固定された結合物質たるアレルゲン23aに対して特異的結合能を有するものは、複合体捕捉部23において捕捉される。一方、結合物質に対して特異的結合性を有さない複合体は、コントロール23bとして固定された抗標識化物質抗体と結合する。
検出部材20(担持体24)を通液した涙液は、吸収部材10によって吸液される。そして、検査員は、目視による定性判定を行うことにより、被験者が複合体捕捉部23において固定されたアレルゲン23aに対して特異的結合能を有するIgE抗体を保有するか否かを判定する。
このように、本実施形態に係る涙液採取検査具100によれば、接液部21に接触した涙液を毛細管現象によって検出部材20の標識化物質保持部22及び複合体捕捉部23まで通液させることができ、所謂、イムノクロマトの原理に基づいたアレルギー疾患判定を迅速に行うことができる。
また、本実施形態に係る涙液採取検査具100は、接液部21を被験者の下眼瞼(涙液メニスカス)に5秒程度接触させることで涙液を採取することが可能であるため、シルマー法等の従来の採取方法と比較して、被験者への身体的負担を軽減することができる。また、本実施形態に係る涙液採取検査具100では、接続された検出部材20及び吸液部材10が基底部31、側縁部32、及び表面部33を有する保持部材30によって周囲が取り込まれて保持されており、接液部21を介して採取された涙液が外部に漏えいすることがないため、採取された涙液が少量であってもあってもアレルギー疾患判定を精度良く行うことができる。
そして、本実施形態に係る涙液採取検査具100の吸液部材10一端側は、保持部材30の表面部33に形成された開口部40と接続するように構成されており、保持部材30から露出して形成された接液部21を介して涙液採取検査具100内部は外部と連通している。これにより、接液部21を介して涙液が吸液された際に検査具内部に残存する空気を排出することができ、検査具内部に存在する空気により涙液の吸液速度が低下することを抑えることができる。
[変形例]
次に、図4及び図5を用いて涙液採取検査具100の変形例について説明する。第1の実施形態として説明した涙液採取検査具100では、吸液部材10の底部の一部分が重合面50を介して検出部材20の担持体24と接続されている。本変形例で説明する涙液採取検査具200は、吸液部材10'が標識化物質保持部22'及び複合体捕捉部23'を有する検出部20'を備える構成について説明する。
図4は、変形例に係る涙液採取検査具200の構成を説明する上面図である。図5は、涙液採取検査具200の構成を説明する縦断面図である。図4に示すように、涙液採取検査具200は、図中左端側に向けて徐々に幅狭となるように形成された保持部材30'を備え、当該保持部材30'から露出して形成された接液部21'を通して被験者の下眼瞼(涙液メニスカス)と接触可能となるように構成されている。このような涙液採取検査具200は、吸液部材10'と、当該吸液部材10'に形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部22'と、測定対象物質と標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部23'とを有する検出部20'と、吸液部材10'を保持する保持部材30'とを備える。
吸液部材10'としては、涙液採取検査具100で説明した吸液部材10と同じ材料を用いて構成することができる。吸液部材10'は、保持部材30'の長手方向長さをと略同じ長さを有し、底部は保持部材30'の基底部31'に密着して接合されている。そして、吸液部材10'の図中左端側は、涙液と接触する接液部21'として構成されている。また、吸液部材10'の図中右端側は、保持部材30'の表面部33'に形成された開口部40'と接続するように構成されており、保持部材30'から露出して形成された接液部21'を介して涙液採取検査具200内部は外部と連通している。これにより、接液部21'を介して涙液が吸液された際に検査具内部に残存する空気を排出することができ、検査具内部に存在する空気により涙液の吸引速度が低下することを抑えることができる。
吸液部材10'には、標識化物質保持部22'及び複合体捕捉部23'を備えた検査部20'が形成され、図中左端側端部は涙液と接触する接液部21'として構成されている。標識化物質保持部22'、複合体捕捉部23'及び吸液部材10'を保持する保持部材30'の構成は、先に説明した涙液採取検査具100の構成と同じ構成とすることができるため、ここでの説明は省略する。
涙液採取検査具100と同様に、本変形例に係る涙液採取検査具200によれば、接液部21'に接触した涙液を毛細管現象によって吸液部材10'の標識化物質保持部22'及び複合体捕捉部23'まで通液させることができ、所謂、イムノクロマトの原理に基づいたアレルギー疾患判定を迅速に行うことができる。
また、本変形例に係る涙液採取検査具200は、接液部21'を被験者の下眼瞼(涙液メニスカス)に5秒程度接触させることで涙液を採取することが可能であるため、シルマー法等の従来の採取方法と比較して、被験者への身体的負担を軽減することができる。また、本変形例に係る涙液採取検査具200では、図5に示すように、吸液部材10'が基底部31'、図示せぬ側縁部、及び表面部33'を有する保持部材30'によって周囲が取り込まれて保持されており、接液部21'を介して採取された涙液が外部に漏えいすることがないため、採取された涙液が少量であってもあってもアレルギー疾患判定を精度良く行うことができる。さらに、本変形例に係る涙液採取検査具200では、涙液採取検査具100における検査部材20の担持体24を設ける必要がないため、製造コストを低減することができる。
[第2の実施形態]
図6は、第2の実施形態に係る涙液採取検査具300の構成を説明する上面図である。第2の実施形態に係る涙液採取検査具300は、接液部21L、標識化物質保持部22L、複合体捕捉部23Lを有する検出部材20L及び吸液部材10Lを備えた左側涙液採取検査部100Lと、接液部21R、標識化物質保持部22R、複合体捕捉部23Rを有する検出部材20R及び吸液部材10Rを備えた右側涙液採取検査部100Rとをそれぞれ両端側に有する。そして、吸液部材10Lには開口部40Lが接続されており、吸液部材10Rには開口部40Rが接続されている。開口部40Lと開口部40Rとは、遮断部50によって遮断されており、それぞれの接液部で吸液された涙液が片方の吸液部材に浸潤しないように構成されている。
すなわち、第2の実施形態に係る涙液採取検査具300では、両眼の検査を1つの検査具で行うことが可能となるように構成されたものである。そして、実際に検査を行う場合には、例えば、左側涙液採取検査部100Lの接液部21Lを被験者の左下眼瞼部に接触させて左眼涙液を採取した後、涙液採取検査具300を反転させて右側涙液採取検査部100Rの接液部21Rを被験者の右下眼瞼部に接触させて右眼涙液を採取する。涙液の採取後は、第1の実施形態で説明したように、ヒトIgE抗体−抗ヒトIgE抗体−金コロイドからなる複合体の捕捉状況を目視にて定性判断することにより、被験者が複合体捕捉部23L及び23Rにおいて固定されたアレルゲンに対して特異的結合能を有するIgE抗体を保有するか否かを判定することができる。
このように、第2の実施形態に係る涙液採取検査具300よれば、1つの検査具を用いて両眼の検査を行うことができるため、検査に要する費用コストを低減することができる。
[変形例]
ところで、左右端の取り違えを防止するために、図7に示す変形例のように、左側涙液採取検査部100Lが備える開口部40Lの形状(四角形状)と右側涙液採取検査部100Rが備える開口部40R'の形状(円形形状)とを異ならせた涙液採取検査具301を用いることも可能である。例えば、左眼の検査では、開口部40L形状が四角形状の左側涙液採取検査部100Lを用い、右眼の検査では、開口部40R'形状が円形形状の右側涙液採取検査部100Rを使用するといったルールを予め設けておけば、涙液採取検査具301の左右端を取り違えるといったエラーの発生を防止することができる。なお、図7で示した開口部の形状は一例であり、例えば、開口部を大小大きさの異なる同一形状とすることも無論可能である。
一方、左右端の取り違えが問題となることがなく、同一の検査対象(例えば、左眼のみ)において複数回の検査を実施する場合、すなわち、それぞれの接液部で吸液された涙液が片方の吸液部材に浸潤しても構わない場合には、図8に示すように、左側涙液採取検査部101Lが備える吸液部材10L'と右側涙液採取検査部101Rが備える吸液部材10R'とが同一の開口部41に接続された涙液採取検査具302を用いることも可能である。この場合、検査具に設けられる開口部41が1つであるため、製造が容易となるとともに、2ヶ所の開口部を有する検査具よりも機械的強度を高めることができる。
ところで、これまで例示した涙液採取検査具300〜302では、複合体捕捉部23L及び23Rに固定化するアレルゲン数を3つとして説明したが、例えば、図9に示すように、固定化するアレルゲン数を4つとした、複合体捕捉部23L'を有する左側涙液採取検査部100L'及び複合体捕捉部23R'を有する右側涙液採取検査部100R'を備えた涙液採取検査具303とする形態も無論可能である。固定化するアレルゲンの数は、検査具の製品寸法、吸液される涙液の展開能力等に応じて適宜変更可能であり、複合体捕捉部に固定化するアレルゲン数を左右端で異ならせることも可能である。
また、例えば、2種の涙液採取検査具を一体成型することも可能である。図10は、涙液採取検査具300と涙液採取検査具303とを一体成型した涙液採取検査具400の例を示している。涙液採取検査具400は、左端側に、3つのアレルゲンを固定化した複合体捕捉部23Lと、4つのアレルゲンを固定化した複合体捕捉部23L'とを有し、右端側に、3つのアレルゲンを固定化した複合体捕捉部23Rと、4つのアレルゲンを固定化した複合体捕捉部23R'とを有する構成であるため、一回の検査において、片眼当たり合計7つのアレルゲンに対するアレルギー疾患判定を行うことができる。よって、涙液採取検査具400によれば、多検体検査を効率良く行うことができる。
なお、本実施形態の説明においては、測定対象物質として、涙液に含まれるアレルゲン特異的抗体であるヒトIgE抗体の例について説明したが、測定対象物質としてはこれに限定されるものでなはく、例えば、アメーバ赤痢、E型肝炎、インフルエンザ、ウエストナイル熱、HIV感染症・AIDS、A型肝炎、エキノコックス症、エボラ出血熱、エルシニア感染症、黄熱、オンコセルカ症、回帰熱、疥癬、カンピロバクター感染症、Q熱、狂犬病、牛海綿状脳症、蟯虫症、クリプトスポリジウム症、クリミア・コンゴ出血熱、結核、コクシジオイデス症、コレラ、細菌性赤痢、サイクロスポーラ症、サルモネラ感染症、SARS、ジアルジア症、C型肝炎、ジフテリア、住血吸虫症、住血線虫症、条虫症、腎症候性出血熱、水痘、髄膜炎菌性髄膜炎、性行為感染症、蠕中症、ダニ媒介性脳炎、炭疽、チクングニア熱、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、手足口病、デング熱、痘そう、トキソプラズマ症、鳥インフルエンザ、トリパノソーマ症、南米出血熱、日本脳炎、嚢虫症、ノロウイルス感染症、肺炎球菌感染症、破傷風、バルトネラ菌関連疾患、ハンタウィルス肺症候群、B型肝炎、ヒストプラスマ症、ヒトパピローマウイルス感染症、皮膚幼虫移行症、フィラリア症、風疹、ブルセラ症、糞線虫症、ペスト、ポリオ、マールブルグ病、麻疹、マラリア、ライム病、ラッサ熱、リーシュマニア症、リケッチア感染症、リフトバレー熱、類鼻疽、レジオネラ症、レプトスピラ症、ロタウイルス感染症といった感染症における感染症マーカーを対象とすることも可能である。
以上のように、本発明によれば、被験者の負担を小さくするとともに、涙液の採取を容易とし、当該涙液に含まれる測定対象物質を迅速に、且つ簡便に検出することが可能な涙液採取検査具を提供することができる。
10 吸液部材
10' 吸液部材
20 検出部材
20' 検出部
21 接液部
21' 接液部
22 標識化物質部保持部
22' 標識化物質保持部
23 複合体捕捉部
23' 複合体捕捉部
24 担持体
30 保持部材
30' 保持部材
31 基底部
31' 基底部
32 側縁部
33 表面部
33' 表面部
40 開口部
50 重合面
100、200、300〜303、400 涙液採取検査具

Claims (12)

  1. 吸液部材と、
    前記吸液部材と連続して形成され、涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部と、前記測定対象物質と前記標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部とを有する検出部材と、
    前記吸液部材と前記検出部材とを保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材は、周囲を取り囲むことで前記吸液部材と前記検出部材とを保持するとともに、前記吸液部材の一部を外部に露出させる開口部を有し、
    前記複合体捕捉部には前記測定対象物質に対して特異的結合能を有する結合物質が固定化されていること
    を特徴とする涙液採取検査具。
  2. 前記検出部材は、前記標識化物質保持部と前記複合体捕捉部を担持する担持部材を備え、
    前記担持部材の一端側は前記涙液と接触する接液部として構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の涙液採取検査具。
  3. 前記吸液部材の底部は重合面を介して前記担持部材と接続されており、前記接液部と前記開口部とを介して前記吸液部材と前記検出部材とは外部に連通していること
    を特徴とする請求項2に記載の涙液採取検査具。
  4. 前記担持部材は多孔性材料から形成されること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の涙液採取検査具。
  5. 吸液部材と、
    前記吸液部材の周囲を取り囲むことで保持するとともに、前記吸液部材の一部を外部に露出させる開口部を有する保持部材とを備え、
    前記吸液部材は涙液に含まれる測定対象物質と特異的に結合する標識化物質を保持する標識化物質保持部と、前記測定対象物質と前記標識化物質とからなる複合体を捕捉する複合体捕捉部とを有し、
    前記複合体捕捉部には前記測定対象物質に対して特異的結合能を有する結合物質が固定化されていること
    を特徴とする涙液採取検査具。
  6. 前記測定対象物質はアレルゲン特異的抗体であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
  7. 前記アレルゲン特異的抗体はIgEであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
  8. 前記結合物質はI型アレルギー反応を誘発するアレルゲンであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の涙液採取検査具。
  9. 前記標識化物質は金コロイドで修飾された抗IgE抗体であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
  10. 前記標識化物質は着色ラテックス粒子で修飾された抗IgE抗体であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
  11. 前記測定対象物質は感染症マーカー物質であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
  12. 前記保持体は非吸液性であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の涙液採取検査具。
JP2015078885A 2015-04-08 2015-04-08 涙液採取検査具 Pending JP2016200430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078885A JP2016200430A (ja) 2015-04-08 2015-04-08 涙液採取検査具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078885A JP2016200430A (ja) 2015-04-08 2015-04-08 涙液採取検査具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016200430A true JP2016200430A (ja) 2016-12-01

Family

ID=57422714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015078885A Pending JP2016200430A (ja) 2015-04-08 2015-04-08 涙液採取検査具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016200430A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107356765A (zh) * 2017-08-10 2017-11-17 迈克生物股份有限公司 一种免疫球蛋白e检测试剂盒及检测方法
CN108152087A (zh) * 2018-01-03 2018-06-12 沈阳何氏眼科医院有限公司 一种用于诊断干眼的泪液远程采集和分析装置及分析方法
WO2019138898A1 (ja) * 2018-01-09 2019-07-18 東洋紡株式会社 イムノクロマト試験片および測定キットおよび測定方法
CN111936845A (zh) * 2018-03-30 2020-11-13 株式会社普欧威盖特 传感器芯片、感测装置、罩、体液收集设备及传感器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107356765A (zh) * 2017-08-10 2017-11-17 迈克生物股份有限公司 一种免疫球蛋白e检测试剂盒及检测方法
CN107356765B (zh) * 2017-08-10 2018-11-23 迈克生物股份有限公司 一种免疫球蛋白e检测试剂盒及检测方法
CN108152087A (zh) * 2018-01-03 2018-06-12 沈阳何氏眼科医院有限公司 一种用于诊断干眼的泪液远程采集和分析装置及分析方法
CN108152087B (zh) * 2018-01-03 2023-04-14 沈阳何氏眼科医院有限公司 一种用于诊断干眼的泪液远程采集和分析装置及分析方法
WO2019138898A1 (ja) * 2018-01-09 2019-07-18 東洋紡株式会社 イムノクロマト試験片および測定キットおよび測定方法
CN111936845A (zh) * 2018-03-30 2020-11-13 株式会社普欧威盖特 传感器芯片、感测装置、罩、体液收集设备及传感器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033791B2 (ja) 二段階側流分析法および装置
JP5693528B2 (ja) ヒトの体液中のターゲットを特定することにより疾病を高速に検出する方法
JP2016200430A (ja) 涙液採取検査具
JP2008275627A (ja) 血漿又は血清分離具、血漿又は血清の採取方法、血漿又は血清分離方法、試験担体及びガラス繊維
JP2008537145A (ja) 半定量的免疫クロマトグラフ装置
KR101942098B1 (ko) 돼지생식기호흡기증후군 바이러스 특이항체 진단용 래피드 키트
WO2015080286A1 (ja) イムノクロマトグラフィーを利用した検出方法
JPWO2019138898A1 (ja) イムノクロマト試験片および測定キットおよび測定方法
JP4739755B2 (ja) 診断装置
JP2021193395A (ja) 糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験片及び検体添加用デバイス、並びにそれを用いたイムノクロマト法
US20100322823A1 (en) Rapid Detection of Post-Vaccination Antibody Response
JP6154126B2 (ja) 検査キットおよび検査方法
JP2008164520A (ja) 抗原抗体反応を利用した検出装置
JP3920741B2 (ja) 物質の検出試薬及び検出方法
KR102147368B1 (ko) 면역 크로마토그래피 센서 카트리지
WO2019151243A1 (ja) 辺円対応変倍構造を有する生乳中の体細胞検査キット
JP6357616B2 (ja) シート状免疫学的検査具
JPWO2020166698A1 (ja) イムノクロマト試験片およびそれを用いた測定方法
KR102602009B1 (ko) 현장진단 멤브레인 진단 센서
CN113721013B (zh) 眼表液采集检测装置
CN101175996A (zh) 半定量免疫色谱装置
JP2024040634A (ja) 検査デバイス
KR200287031Y1 (ko) 면역크로마토그라피법을 이용한 건강체크장치
KR20170092188A (ko) 만성음식물 과민반응 래피드 진단 키트 및 이의 이용
TW201538982A (zh) 檢測裝置、檢測方法、檢測試片及檢測系統