JP2016199334A - シート材の位置決め装置 - Google Patents

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良樹 藤井
洋一 滝藤
Yoichi Takifuji
洋一 滝藤
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Kimihiro Yano
公大 矢野
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Abstract

【課題】シート材の変形を抑制しつつ、シート材の位置決めを実現する。
【解決手段】本発明の一態様に係るシート材の位置決め装置1は、シート材が載置される載置面2aにエアーが吹き出るエアー孔2bを複数有する載置台2と、載置台2にエアーを供給するエアー供給部7と、シート材を位置決めする位置決め部4と、を備え、載置面2a上でエアーによって浮上するシート材を、載置面2aを水平面に対して傾けた状態でスライドさせ、シート材の周縁部を位置決め部4に接触させてシート材を位置決めさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート材の位置決め装置に関する。
一般的に、基板などの被搬送物を搬送する際には、被搬送物の表面に傷が付かないように、被搬送物を搬送台上でエアーによって浮上させて搬送するが、その際に被搬送物を搬送台の所定の位置に配置する必要がある。例えば、特許文献1の搬送装置は、搬入用ロボットのハンドアームによってガラス基板を搬送台の所定の位置に配置している。
特開2009−71323号公報
被搬送物がガラス基板などに対してシート材のような柔軟な(変形し易い)部材の場合、特許文献1の搬送装置のようなハンドアームなどによってシート材の一部を掴持しながら所定の位置に配置しようとしても、シート材が変形して当該シート材を所定の位置に配置することは難しい。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、シート材の変形を抑制しつつ、シート材の位置決めを実現する。
本発明の一態様に係るシート材の位置決め装置は、シート材の位置決め装置であって、
前記シート材が載置される載置面にエアーが吹き出るエアー孔を複数有する載置台と、
前記載置台にエアーを供給するエアー供給部と、
前記シート材を位置決めする位置決め部と、を備え、
前記載置面上でエアーによって浮上する前記シート材を、前記載置面を水平面に対して傾けた状態でスライドさせ、前記シート材の周縁部を前記位置決め部に接触させて当該シート材を位置決めさせる。
このようにシート材をハンドアームなどによって掴持せず浮上させた状態で当該シート材をスライドさせて位置決めを行うので、シート材の一部分に他領域よりも大きな応力がかかるなどといったシート材の応力分布の偏りの発生を抑制することができる。このため、シート材の変形を抑制しつつ、シート材の良好な位置決めを実現できる。
上述のシート材の位置決め装置において、前記載置台を傾ける角度調整部を備え、
前記載置面上でエアーによって浮上する前記シート材がスライドし、前記シート材の周縁部が前記位置決め部に接触して当該シート材が位置決めされるように、前記角度調整部で前記載置面を水平面に対して傾けることが好ましい。
これにより、シート材の柔らかさに応じて、載置面の傾斜角度を変化させることができる。
上述のシート材の位置決め装置において、前記載置面を水平面に対して傾ける角度は、前記シート材の周縁部が前記位置決め部材に接触することによって発生する、前記位置決め部から前記シート材に加わる反力によって当該シート材が変形しない角度に設定されることが好ましい。
これにより、シート材の変形を抑制することができる。
上述のシート材の位置決め装置において、前記載置台に前記載置面と直交する方向に移動可能に設けられ、前記載置面とで前記シート材を押え込む押え込み部を備えることが好ましい。
これにより、シート材の初期変形を矯正することができるので、事前に変形している樹脂製シートなども良好に位置決めすることができる。
上述のシート材の位置決め装置において、前記押え込み部は、前記載置面の一部に重なる位置から当該載置面外に移動可能であることが好ましい。
これにより、シート材を載置面上に載置する際に当該シート材の押え込み部との干渉を抑制することができる。
本発明によれば、シート材の変形を抑制しつつ、シート材の位置決めを実現できる。
実施の形態1の位置決め装置を示す斜視図である。 実施の形態1の位置決め装置を示す異なる斜視図である。 実施の形態1の位置決め装置の制御系のブロック図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 シート材を搬送するための搬送枠を示す斜視図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 シート材をエアーによって浮上させる様子を拡大して模式的に示す斜視図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 載置台を傾けてシート材を位置決めする様子を拡大して模式的に示す斜視図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 位置決めしたシート材を搬送枠に固定した際のシート材と載置台と搬送枠との配置関係を模式的に示す平面図である。 シート材を搬送する一工程を模式的に示す図である。 (a)乃至(c)は、押え込み部を用いてシート材の初期変形を矯正する流れを示す図である。 押え込み部でシート材の初期変形を矯正した直後の様子を拡大して示す図である。 押え込み部でシート材の初期変形を矯正して載置台を略水平にした様子を拡大して示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
本実施の形態のシート材の位置決め装置(以下、単に位置決め装置と省略する場合がある。)の構成を説明する。図1は、本実施の形態の位置決め装置を示す斜視図である。図2は、本実施の形態の位置決め装置を示す異なる斜視図である。図3は、本実施の形態の位置決め装置の制御系のブロック図である。なお、以下に説明する位置決め装置の構成は、図1及び図2に示すように、載置台2の載置面2aが水平な状態を前提として説明する。
位置決め装置1は、柔軟(金属やガラスなどに対して、人が触れると変形が生じ易い)なシート材を搬送する際に当該シート材を位置決めする。シート材としては、例えば、ポリプロピレンフォーム、ウレタンフォームなどの発泡材でできたシートである。本実施の形態の位置決め装置1は、図1乃至図3に示すように、載置台2、フレーム3、位置決め部4、角度調整部5、制御部6及びエアー供給部7を備えている。
載置台2は、シート材が載置される載置面2aにエアーが吹き出るエアー孔2bを複数備えており、各々のエアー孔2bと連通するエアーの流路(図示を省略)を内部に備えている。エアーの流路には、コンプレッサなどのエアー供給部7が接続されている。
本実施の形態の載置台2は、位置決め装置1の上下方向から見て、略矩形状であって、上面が載置面2aとされており、エアー供給部7から載置台2にエアーが供給されると、エアー孔2bから載置面2aの上方に向かってエアーが吹き出る構成とされている。ここで、エアー孔2bは、シート材が略均等に浮上するように規則的に配置されていることが好ましい。
ここで、載置台2は、帯電性が低い材料で構成されていることが好ましい。これにより、シート材を載置面2aからエアーによって良好に浮上させることができる。さらに、載置台2は、対錆性に優れた材料で構成されていることが好ましい。
また、エアーの吹き出し量を制御できるように、エアー孔2bはレギュレーターを備えていることが好ましい。レギュレーターとしては、一般的な不変式又は可変式の弁機構を用いることができる。エアーの吹き出し量としては、シート材が載置面2aから所定の高さに浮上するように設定される。
但し、本実施の形態の載置台2は、略矩形状であるが、形状は特に限定されず、載置面2aにシート材を載置できる形状であれば円形や他の多角形でもよい。
フレーム3は、載置台2を位置決め装置1の左右方向に回転可能であって、且つ位置決め装置1の前後方向に回転可能に支持する。つまり、フレーム3は、載置台2の所定の部分が他の部分に対して低くなるように、載置台2を傾けることができる構成とされている。
本実施の形態のフレーム3は、載置台2の後左角部が他の角部に対して低くなるように、第1のフレーム部3aに対して第2のフレーム部3bが位置決め装置1の後側に傾斜可能に連結され、第2のフレーム部3bに対して載置台2が位置決め装置1の左側に傾斜可能に連結されている。
詳細には、フレーム3は、図1及び図2に示すように、第1のフレーム部3a、第1のヒンジ部3c、第1の支持脚3d、第2のフレーム部3b、第2のヒンジ部3e及び第2の支持脚3fを備えている。
第1のフレーム部3aにおける位置決め装置1の後側の部分には、第1のヒンジ部3cが位置決め装置1の左右方向に間隔を開けて配置されている。第1のヒンジ部3cにおける回転軸3c1を中心として回転する一方の回転部材3c2は、第1のフレーム部3aの上面における位置決め装置1の後側の部分に固定されている。第1のヒンジ部3cにおける回転軸3c1を中心として回転する他方の回転部材3c3は、第2のフレーム部3bの下面における位置決め装置1の後側の部分に固定されている。このとき、回転軸3c1は、位置決め装置1の左右方向に延在する。
第1のフレーム部3aの上面における位置決め装置1の前側の部分には、第1の支持脚3dが位置決め装置1の左右方向に間隔を開けて固定されている。これらの第1の支持脚3dは、第2のフレーム部3bが第1のフレーム部3aに対して位置決め装置1の後側に傾斜していないときに、第2のフレーム部3bの下面における位置決め装置1の前側の部分に接触して当該第2のフレーム部3bを支持する。
第2のフレーム部3bにおける位置決め装置1の左側の部分には、第2のヒンジ部3eが位置決め装置1の前後方向に間隔を開けて配置されている。第2のヒンジ部3eにおける回転軸3e1を中心として回転する一方の回転部材3e2は、第2のフレーム部3bの上面における位置決め装置1の左側の部分に固定されている。第2のヒンジ部3eにおける回転軸3e1を中心として回転する他方の回転部材3e3は、載置台2の下面における位置決め装置1の左側の部分に固定されている。このとき、回転軸3e1は、位置決め装置1の前後方向に延在する。
第2のフレーム部3bの上面における位置決め装置1の右側の部分には、第2の支持脚3fが位置決め装置1の前後方向に間隔を開けて固定されている。これらの第2の支持脚3fは、載置台2が第2のフレーム部3bに対して位置決め装置1の左側に傾斜していないときに、載置台2の下面における位置決め装置1の右側の部分に接触して当該載置台2を支持する。
但し、フレーム3は、第1のフレーム部3aに対して第2のフレーム部3bが位置決め装置1の前側に傾斜可能に連結され、第2のフレーム部3bに対して載置台2が位置決め装置1の右側に傾斜可能に連結されていてもよい。要するに、フレーム3は、載置台2の所定の部分が他の部分に対して低くなるように、載置台2を水平面に対して傾けることができる構成であればよい。
位置決め部4は、載置台2の載置面2a上に載置されたシート材を位置決めする。位置決め部4は、載置台2が傾いた際に最も低くなる部分に配置されている。本実施の形態の位置決め部4は、例えば板状部材であって、載置台2の後左角部を挟む側面に固定されており、載置台2から上方に向かって突出している。但し、本実施の形態の位置決め部4は、載置台2と別部材で構成したが、載置台2と一体的に構成されていてもよい。また、本実施の形態の位置決め部4は、載置台2に設けたが、例えばフレーム3に設けてもよい。
角度調整部5は、載置台2を傾けるための駆動源である。本実施の形態の角度調整部5は、図1及び図3に示すように、第1のアクチュエータ5a及び第2のアクチュエータ5bを備えている。第1のアクチュエータ5aは、ロッド5a1が位置決め装置1の上下方向に延在するように配置されている。そして、第1のアクチュエータ5aのシリンダ5a2は、第1のフレーム部3aにおける位置決め装置1の前側の部分に固定されており、ロッド5a1の上端部が第2のフレーム部3bにおける位置決め装置1の前側の部分に固定されている。
第2のアクチュエータ5bは、ロッド5b1が位置決め装置1の上下方向に延在するように配置されている。そして、第2のアクチュエータ5bのシリンダ5b2は、第2のフレーム部3bにおける位置決め装置1の右側の部分に固定されており、ロッド5b1の上端部が載置台2における位置決め装置1の右側の部分に固定されている。
制御部6は、エアー供給部7、第1のアクチュエータ5a及び第2のアクチュエータ5bを制御する。例えば、制御部6は、詳細は後述するが、外部からシート材の位置決めを開始する旨の信号が入力されると、シート材を載置台2から浮上させるためにエアー供給部7を制御しつつ、載置台2が所定の姿勢となるように第1のアクチュエータ5a及び第2のアクチュエータ5bを制御する。
次に、本実施の形態の位置決め装置1を用いてシート材を搬送する工程を説明する。本実施の形態では、矩形状のシート材を搬送する。図4は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、搬送ローダーによってシート材を載置台に搬送する前の状態を示している。図5は、シート材を搬送するための搬送枠を示す斜視図である。図6は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、搬送ローダーによってシート材を載置台に搬送する様子を示している。図7は、シート材をエアーによって浮上させる様子を拡大して模式的に示す斜視図である。図8は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、載置台を傾けてシート材を位置決めする様子を示している。図9は、載置台を傾けてシート材を位置決めする様子を拡大して模式的に示す斜視図である。図10は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、位置決めしたシート材を搬送枠に固定する前の状態を示している。図11は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、位置決めしたシート材を搬送枠に固定した状態を示している。図12は、位置決めしたシート材を搬送枠に固定した際のシート材と載置台と搬送枠との配置関係を模式的に示す平面図である。図13は、シート材を搬送する一工程を模式的に示す図であり、シート材が固定された搬送枠を搬送する様子を示している。
先ず、図4に示すように、シート材を位置決め装置1の載置台2に搬送するために、搬送ローダー8がシート材を保持する。搬送ローダー8は、例えば、吸着部8a及びロボットアーム8bを備えている。吸着部8aは、エアーを吸引することでシート材を吸着可能であり、ロボットアーム8bによって位置制御される。これらの吸着部8a及びロボットアーム8bは、外部から入力される制御信号に基づいて動作する。
ここで、シート材を位置決め装置1の載置台2に搬送するのに先立ち、図4に示すように、位置決め装置1の近傍に搬送枠9が配置される。本実施の形態では、搬送枠9の内部に位置決め装置1を配置した状態で、搬送枠9を載置台2に対して位置決め装置1の下側に配置している。
搬送枠9は、図5に示すように、枠材9a及びチャック9bを備えている。枠材9aは、少なくともシート材を内部に配置可能な形状とされている。本実施の形態の枠材9aは、位置決め装置1を内部に配置可能な形状とされている。
チャック9bは、シート材を把持及びシート材を把持した状態から解放可能な構成とされている。そして、チャック9bは、枠材9aの内側及び外側に向かって移動可能な構成とされている。このようなチャック9bは、当該チャック9bで把持したシート材を搬送する際に当該シート材が殆ど変形しないように、枠材9aに固定されている。本実施の形態のチャック9bは、枠材9aにおける対向する辺に略等しい間隔で固定されている。なお、チャック9bの動作は、アクチュエータなどによって実現すればよい。
このような搬送枠9は、例えば、ロボットアーム(図示を省略)によって位置制御される。そして、チャック9b及びロボットアームは、外部から入力される制御信号に基づいて動作する。
次に、図6に示すように、シート材を位置決め装置1の載置台2に搬送するために、搬送ローダー8のロボットアーム8bがシート材を保持した吸着部8aを位置制御する。このとき、載置台2の載置面2aは、略水平に配置されている。ここで、シート材の各辺と載置台2の各辺とが略平行になるように、シート材は載置台2の載置面2a上に載置されることが好ましい。
シート材が載置台2の載置面2a上に載置されると、位置決め装置1の制御部6は、エアー供給部7を制御して載置台2にエアーを供給する。これにより、図7に示すように、エアーが載置台2のエアー孔2bから吹き出して、シート材が載置面2aから浮上する。
次に、図8及び図9に示すように、位置決め装置1の制御部6は、第1のアクチュエータ5a及び第2のアクチュエータ5bを制御して、載置台2の後左角部が低くなるように当該載置台2を水平面に対して傾ける。これにより、シート材は、載置面2a上で浮いた状態で載置台2の後左角部に向かってスライドし、シート材における角部を挟んで配置される両辺が載置台2の後左角部を挟んで配置される位置決め部4に接触して当該シート材は位置決めされる。このとき、シート材は、エアーによって載置面2aから浮上しているので、シート材の損傷を抑制することができる。
ここで、載置面2aを水平面に対して傾ける角度は、シート材が位置決め部4に接触した際に当該シート材が自重によって変形しない角度に設定されることが好ましい。つまり、載置面2aを水平面に対して傾ける角度は、載置台2を傾けてシート材の周縁部が位置決め部材4に接触することによって発生する、位置決め部4からシート材に加わる反力によって当該シート材が変形しない角度に設定されていることが好ましい。これにより、シート材の変形を抑制することができる。
例えば、予め角度ごとにシート材の変形量を調べておき、変形しない若しくは顕著な変形がない最大角度を(望ましくはシート材の種類ごとに)特定しておき、この最大角度を上記「シート材が変形しない角度」としてもよい。
次に、位置決め装置1の制御部6は、エアー供給部7を制御して載置台2へのエアーの供給を停止する。そして、制御部6は、図10に示すように、第1のアクチュエータ5a及び第2のアクチュエータ5bを制御して、載置台2の載置面2aを略水平にする。さらに、搬送枠9でシート材を把持するために、搬送枠9のロボットアームが当該搬送枠9を位置制御して搬送枠9を位置決め装置1の上側に移動させる。
さらに、図11に示すように、搬送枠9のロボットアームが当該搬送枠9を位置制御して枠材9a内にシート材を配置すると、搬送枠9のチャック9bが枠材9aの内側に向かって移動する。そして、図12に示すように、チャック9bがシート材を把持する。その後、図13に示すように、搬送枠9のロボットアームが当該搬送枠9を位置制御して搬送枠9を所定の位置に移動させると、シート材の搬送が終了する。
このように本実施の形態では、シート材を浮上させた状態で載置台2の載置面2aを水平面に対して傾けることで、当該シート材をスライドさせて位置決めを行うので、即ち、シート材を保持して当該シート材の位置決めを行わないので、シート材の変形を抑制しつつ、シート材の良好な位置決めを実現できる。
しかも、一般的なシート材の搬送装置のようなシート材を位置決めするための大掛かりな搬入用ロボットを必要としないので、安価で簡単な構成でシート材を位置決めすることができる。
また、被搬送物の剛性を問わずに、位置決めすることができる。特に、本実施の形態では、角度調整部5によって載置面2aの傾斜角度を調整することができるので、位置決めするシート材の柔らかさに応じて載置面2aの傾斜角度を調整することができ、汎用性を向上させることができる。
<実施の形態2>
シート材の初期変形を矯正する押え込み部を備えていることが好ましい。ここで、図14(a)乃至(c)は、押え込み部を用いてシート材の初期変形を矯正する流れを示す図である。図15は、押え込み部でシート材の初期変形を矯正した直後の様子を拡大して示す図である。図16は、押え込み部でシート材の初期変形を矯正して載置台を略水平にした様子を拡大して示す図である。
押え込み部21は、図14(a)乃至(c)に示すように、載置台2の載置面2aに載置されたシート材を当該載置面2aとで挟み込むことで、シート材を押え込む。本実施の形態の押え込み部21は、逆L字形状に形成されており、位置決め装置1の上方から見て、載置台2側に突出する部分21aが載置面2a上から載置面2a外に移動可能である。詳細には、押え込み部21は、載置台2から離れる方向及び載置台2に近付く方向に回転可能である。そして、押え込み部21は、載置台2の載置面2aと直交する方向(即ち、位置決め装置1の上下方向)に移動可能である。このような押え込み部21は、載置台2における位置決め部4が配置された辺に設けられている。例えば、押え込み部21は、位置決め部4の間に配置されている。なお、押え込み部21の動作は、アクチュエータなどによって実現すればよい。
このような押え込み部21を用いてシート材の初期変形を矯正する場合は、載置台2の載置面2a上にシート材を載置する前に、図14(a)に示すように、押え込み部21を載置台2から離れる方向に回転させて載置台2側に突出する部分21aを載置台2上から退避すると共に、押え込み部21を上昇させておく。これにより、シート材を載置面2a上に載置する際に当該シート材の押え込み部21との干渉を抑制することができる。
次に、載置台2の載置面2a上にシート材が載置され、図9に示すようにシート材が位置決めされると、図14(b)、(c)及び図15に示すように押え込み部21を載置台2に近付く方向に回転させて下降させる。これにより、押え込み部21における載置台2側に突出する部分21aと載置台2の載置面2aとでシート材が挟み込まれ、シート材の初期変形を抑制することができる。
次に、図16に示すように、押え込み部21における載置台2側に突出する部分21aと載置台2の載置面2aとでシート材を挟み込んだ状態で、載置台2を略水平にする。そして、載置台2へのエアーの供給を停止し、押え込み部21を上昇させて載置台2から離れる方向に回転させると、シート材を搬送枠9で搬送可能な状態となる。
このようにシート材の初期変形を矯正することができるので、事前に変形している樹脂製シートなども良好に位置決めすることができる。なお、本実施の形態の押え込み部21は、載置台2から離れる方向に回転することで載置面2a上から退避しているが、例えば、載置面2aと略平行な方向に移動することで当該載置面2a上から退避してもよい。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、角度調整部で載置台の載置面を水平面に対して傾けることでシート材の位置決めを行っているが、予め載置台の載置面を水平面に対して傾けておくことで、シート材の位置決めを行ってもよい。
1 位置決め装置
2 載置台、2a 載置面、2b エアー孔
3 フレーム、3a 第1のフレーム部、3b 第2のフレーム部、3c 第1のヒンジ部、3d 第1の支持脚、3e 第2のヒンジ部、3f 第2の支持脚
4 位置決め部
5 角度調整部
5a 第1のアクチュエータ、5a1 ロッド、5a2 シリンダ
5b 第2のアクチュエータ、5b1 ロッド、5b2 シリンダ
6 制御部
7 エアー供給部
8 搬送ローダー、8a 吸着部、8b ロボットアーム
9 搬送枠、9a 枠材、9b チャック
21 押え込み部

Claims (5)

  1. シート材の位置決め装置であって、
    前記シート材が載置される載置面にエアーが吹き出るエアー孔を複数有する載置台と、
    前記載置台にエアーを供給するエアー供給部と、
    前記シート材を位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記載置面上でエアーによって浮上する前記シート材を、前記載置面を水平面に対して傾けた状態でスライドさせ、前記シート材の周縁部を前記位置決め部に接触させて当該シート材を位置決めさせる、シート材の位置決め装置。
  2. 前記載置台を傾ける角度調整部を備え、
    前記載置面上でエアーによって浮上する前記シート材がスライドし、前記シート材の周縁部が前記位置決め部に接触して当該シート材が位置決めされるように、前記角度調整部で前記載置面を水平面に対して傾ける、請求項1に記載のシート材の位置決め装置。
  3. 前記載置面を水平面に対して傾ける角度は、前記シート材の周縁部が前記位置決め部材に接触することによって発生する、前記位置決め部から前記シート材に加わる反力によって当該シート材が変形しない角度に設定される、請求項1又は2に記載のシート材の位置決め装置。
  4. 前記載置台に前記載置面と直交する方向に移動可能に設けられ、前記載置面とで前記シート材を押え込む押え込み部を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート材の位置決め装置。
  5. 前記押え込み部は、前記載置面の一部に重なる位置から当該載置面外に移動可能である、請求項4に記載のシート材の位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109283713A (zh) * 2018-10-25 2019-01-29 Tcl王牌电器(惠州)有限公司 气浮倾斜定位机构

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CN109283713A (zh) * 2018-10-25 2019-01-29 Tcl王牌电器(惠州)有限公司 气浮倾斜定位机构

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