JP2016198863A - リングファイル用パンチ - Google Patents

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JP2016198863A JP2015081833A JP2015081833A JP2016198863A JP 2016198863 A JP2016198863 A JP 2016198863A JP 2015081833 A JP2015081833 A JP 2015081833A JP 2015081833 A JP2015081833 A JP 2015081833A JP 2016198863 A JP2016198863 A JP 2016198863A
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千鶴子 河村
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Abstract

【課題】 リングファイルに綴じた状態で上下方向に移動可能なシート体を作製することができるリングファイル用パンチを提供する。
【解決手段】 パンチ50は、シート体Pの載置面51aを有するベース51と、ガイド部材としての差込部59、ストッパ59a、及びガイド部材と、シート体Pに可動穴を穿孔する可動穴形成刃60と、可動穴形成刃60を進退させる進退機構65と、穴部58と、を主として備える。可動穴形成刃60は、標準リング穴と、移動リング穴とをシート体Pに穿孔するリング穴穿孔刃と、標準リング穴と移動リング穴とを連結する切断部をシート体Pに形成する切断部形成刃と、導入部をシート体Pに形成する導入部形成刃と、を有する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、リングファイルに複数綴じて閲覧等を行うルーズリーフ等のリングファイル用シート体を形成するためのリングファイル用パンチに関するものである。
所謂リングファイルは、パンチにより端縁近傍に所定寸法及び間隔で穴をあけたルーズリーフ等の書類(以下、適宜、「シート体」と称する)を留めていく文具であり、現在広く普及している。リングファイルは、綴じた書類をめくり易いため、閲覧に適したものと言える。また、リングファイルは、書類の分類、整理、持ち運び、保管等の多種の用途で用いられる。
現在、様々な形式のリングファイルが提供されており、例えば特許文献1に示すようなリングファイルも開示されている。このリングファイルは、見本帳の端部に溝を設けた構成であり、この溝は端縁から入口が端縁に垂直方向に形成され、直角に曲がり(垂直案内通路)、先端でリング穴に結合した形状である。このリングファイルに多数の見本帳をリングで綴じた後、所望の一枚の見本帳1を外したいときには、その見本帳をリングに対して上方に移動させ、垂直案内通路に沿って移動させ、更に見本帳を横方向に引っ張ることで見本帳をリングから取り外すことができる。
特開平6−171285号公報
しかし、従来のリングファイルは、綴じた書類(シート体)を閲覧した後、リングファイルを閉じてしまうと、どこまで閲覧したか分からなくなるという問題点があった。また、従来から特許文献1に記載のリングファイルのような様々な形式のリングファイルが提供されているが、閲覧したシート体が分かり易いリングファイル用のシート体は、未だ提供されていない。そのため、閲覧したシート体が分かり易いように、リングファイルに綴じた状態で上下方向に移動可能なシート体を作製することができるリングファイル用パンチの提供が望まれていた。
本発明は、リングファイルに綴じた状態で上下方向に移動可能なシート体を作製することができるリングファイル用パンチを提供することを目的とする。
本発明のリングファイル用パンチは、シート体に穿孔することでリングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のリングファイル用シート体とするリングファイル用パンチであって、前記シート体を載置する載置面を有するベースと、前記載置面の規定位置に前記シート体を案内するガイド部材と、前記リングファイルのリングを通すために前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に配置される標準リング穴と、前記リングを通すために前記標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に位置するように配置される移動リング穴とを前記シート体に穿孔するリング穴穿孔刃と、前記標準リング穴と前記移動リング穴とを連結する切断部を前記シート体に形成する切断部形成刃とを有する可動穴形成刃と、前記ベースに設けられ、前記可動穴形成刃を前記載置面に対して進退させる進退機構と、前記載置面に設けられ、前記進退機構によって前記可動穴形成刃が進入する穴部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、リングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のリングファイル用シート体の穿孔に用いるリングファイル用パンチであって、前記シート体を載置する載置面を有するベースと、前記リングファイルのリングを通すために前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に穿孔された標準リング穴に挿通可能に形成され、前記載置面の規定位置に前記シート体を案内するガイド部材と、前記リングを通すための移動リング穴を前記標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に位置するように前記シート体に穿孔する移動リング穴穿孔刃と、前記標準リング穴と前記移動リング穴とを連結する切断部を前記シート体に形成する切断部形成刃とを有する可動穴形成刃と、前記ベースに設けられ、前記可動穴形成刃を前記載置面に対して進退させる進退機構と、前記載置面に設けられ、前記進退機構によって前記可動穴形成刃が進入する穴部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記ガイド部材は、前記穴部に隣接するように前記載置面から突出形成されると共に当該突出方向に先細り形状に形成され且つ当該穴部に隣接する側に切り欠き部を有する位置決め凸部であることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記ガイド部材は、棒状に形成されると共に前記穴部側の先端部を先細り形状に形成され且つ当該穴部に隣接する側に溝部を有するガイド棒であることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記ガイド部材は、前記シート体の端辺を露出させた状態で当該シート体を保持すると共に当該シート体の露出した端辺に沿って前記ベースを規定位置に案内する係合部を有するシート体保持ベースと、前記ベースに設けられ、前記係合部と着脱自在に係合する被係合部とを備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記可動穴形成刃は、前記標準リング穴及び移動リング穴にそれぞれ開口すると共に前記切断部に収斂する導入部を前記シート体に形成する導入部形成刃を更に備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記可動穴形成刃の刃先の側面視形状は、波形であることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記穴部は、前記可動穴形成刃が摺動可能に形成された下刃を備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記ベースは、前記載置面の規定位置に前記シート体を案内する案内表示部を備えることを特徴とする。
また、本発明のリングファイル用パンチは、前記発明において、前記位置決め凸部は、前記穴部に対して着脱自在に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、リングファイルに綴った状態で上下方向に移動可能なシート体を作製することができるリングファイル用パンチを提供することができる。
本発明の実施の形態1のリングファイル用パンチ50を用いて作製するリングファイルのシート体100の一部を示す平面図である。 図1のシート体100をリングファイルに綴じた状態の一部分を示す説明図である。 可動穴6の変形例を示す説明図である。 第1変形例に係るシート体100を示す説明図である。 第2変形例に係るシート体200を示す平面図である。 図5に示したシート体200の更なる変形例を示す説明図である。 第3変形例に係るシート体300を示す平面図である。 図7に示したシート体300の使用状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るパンチ50を示す構成図である。 パンチ50を示す平面図である。 パンチ50に用いる可動穴形成刃60を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る可動穴形成刃60の刃先形状を示す側面図である。 本発明の実施の形態3に係る可動穴形成刃60を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態4に係るパンチ50Aを示す構成図である。 パンチ50Aに用いる可動穴形成刃60Aを示す説明図である。 ベース51の載置面51aに設けられた穴部58b及び位置決め凸部51fを示す平面図である。 図16に示すL−L線で切断した位置決め凸部51fを示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態5に係る可動穴形成刃60Bを示す説明図である。 本発明の実施の形態6に係る可動穴形成刃60Cを示す部分断面図である。 本発明の実施の形態7に係るパンチ50に用いる可動穴形成刃70を示す説明図である。 本発明の実施の形態8に係るパンチ50Bを示す説明図である。 パンチ50Bのパンチ本体80を示す断面図である。
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1のリングファイル用パンチ(以下、適宜「パンチ」と略称する)を用いて作製するリングファイル用シート体(以下、適宜「シート体」と略称する)について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るパンチ50を用いて作製するシート体100の一部を示す平面図である。図2は、図1のシート体100をリングファイルに綴じた状態の一部分を示す説明図である。
このリングファイルのシート体100は、紙、ビニール、樹脂、革等のシート状の薄厚部材により構成される。以下、シート体100の例として、2穴式のルーズリーフを挙げて説明する。ルーズリーフ100の一端部には、リングファイルのリングRを通す標準リング穴1が形成される。この標準リング穴1は、当該ルーズリーフ100を綴じるリングRファイルのリングR間隔と同じ間隔で形成される。
標準リング穴1に対して前記ルーズリーフ100の端辺に略並行する方向に、更に移動リング穴2がもう一つ形成されている。図1の例では、リング穴1,2は合計4個となり、各リングRに対して1組のリング穴1,2が対応することになる。図1に示すように、標準リング穴1と移動リング穴2の組は、直線的な溝状ないし矩形切欠き状の切断部3により連結している。前記切断部3は、幅が0.1mm〜4mm程度であるのが好ましい。これは、リングRが一方のリング穴1,2に入っているとき、勝手にルーズリーフ100がずれないように固定するためである。
また、前記切断部3は、標準リングRと移動リング穴2の接線のごとく設けられる。即ち、リング穴1,2の中心同士を接続する直線ではなく、この中心から一方向(ルーズリーフ100の長辺端縁方向又はその反対方向)にずらして設けられる。次に、切断部3とリング穴1,2との結合位置には、リング穴1,2から切断部3にリングRが移動しやすくするための導入部4が形成されている。この導入部4は、楔形状ないし三角形であり、一辺がリング穴1,2に対して開口するように、先端が切断部3に一致するように形成される。換言すれば、導入部4はリング穴1,2の一部から切断部3まで切り込まれて形成される。一方、リング穴1,2、切断部3、導入部4により標準リング穴1と移動リング穴2との間にフラップ5が形成される。
なお、上記リング穴1,2、切断部3及び導入部4を可動穴6と総称する。
フラップ5は、標準リングRが移動リング穴2とリング穴1,2との間を通るとき、ルーズリーフ100の紙面に略垂直方向に動いてリングRの移動を可能とし、リングRが移動し終わったら元に戻り、リングRが一方のリング穴1,2から容易に移動しないようにする。これは、リングRを一方のリング穴1,2に位置を固定する効果がある。特に、このフラップ5に対して補強するシール等を貼り付けることで、フラップ5の強度を調整できる。例えば、図3に示すように、フラップ5と相似形状の専用の補強用シール5aをユーザーが適宜貼り付けることでフラップ5の強度を調整できる。また、予め補強用シール5aを貼り付けておいてもよい。ここで、図3は、可動穴6の変形例を示す説明図である。
次に、このルーズリーフ100の使用方法を説明する。図2(a)に示すように、ルーズリーフ100を前記標準リング穴1を用いてリングRに通してリングRファイルに綴じる。このようなルーズリーフ100を同様にして複数枚、当該リングRファイルに綴じるようにする。この状態でリングRは、標準リング穴1に固定される。ユーザーは、通常の使用方法として、ルーズリーフ100をめくって閲覧、記入できる。また、全てのルーズリーフ100が、図2(c)に示すように、上端が揃った状態にある。このとき、標準リング穴1を通るリングRは、フラップ5によりルーズリーフ100との相対移動が阻止されており、ユーザーが力を加えない状態で移動することはない。また、導入部4もリングRの移動方向に一定の傾斜を有するので、この傾斜部分(フラップ5端縁)がリングRの移動を抑制している。
次に、ユーザーが、リングRファイルに綴じている任意のルーズリーフ100をリングRファイルの上方に引っ張ると、図2(b)に示すように、標準リング穴1から移動リング穴2にリングRが移動して、当該ルーズリーフ100が標準リング穴1と移動リング穴2との距離分だけ移動する。これにより、当該ルーズリーフ100は、図2(d)に示すように、他のルーズリーフ100に比べて上方に飛び出た状態となる。リングRは、図2(e)に示すように、移動する際に標準リング穴1の導入部4にガイドされつつ相対移動する。フラップ5は、ユーザーの引っ張る力によりリングRにより開き、リングRが切断部3に侵入し、通過する。そして、リングRが移動リング穴2に入る。この状態でユーザーは引っ張るのを止める。リングRは、フラップ5により移動リング穴2で固定される。
前記ルーズリーフ100を上方に飛び出させた状態で、ルーズリーフ100の横端縁は、他のルーズリーフ100と同じ位置にあるから、閲覧、記入の際に使用し難くなることはない。ルーズリーフ100が上方に飛び出ることで、例えばどこまで閲覧又は記入をしたか簡単に位置を特定できる。即ち、ルーズリーフ100自体が上方に移動して栞として機能することになる。
次に、当該飛び出したルーズリーフ100をもとに戻す。ユーザーが当該ルーズリーフ100の下端を引っ張ると、リングRが移動リング穴2から導入部4によりガイドされつつ相対移動し、フラップ5を押し開け、切断部3を通過して標準リング穴1に戻る。フラップ5が閉じることでリングRが標準リング穴1に固定される。これにより、図2(c)に示すように、全てのルーズリーフ100の上端が揃った状態となる。
上記説明では、シート体100として上記ルーズリーフ100を例示したが、この他、透明又は半透明の書類、名刺又はカードが入るクリアポケット(取り出し口は上方や側方を問わない)、厚紙で形成したインデックス、樹脂製の下敷き等の一般にリングRファイルに使用できる薄厚部材であれば、全てに適用可能となる。また、上記説明では、ルーズリーフ100を上方に移動するようにしたが、移動リング穴2の形成を標準リング穴1に対して逆にすることで、下方に移動するようにしてもよい(図示省略)。
以上のように構成されたシート体100によれば、リングファイルに綴じた状態で上下方向に移動可能となるので、栞やインデックスの代わりになり、閲覧、記入等をしたところを簡単に識別できるようになる。また、栞等の余計な部材は不要である。更に、複数のシート体100を上方に移動することで、複数の目印となるので、利便性が高まる。
(シート体の第1変形例)
次に、シート体100の第1変形例について図4を参照しながら説明する。図4は、第1変形例に係るシート体100を示す説明図である。図4(a)に示すように、可動穴6を形成する部分を補強するため、シート体100の当該部分の周囲5bを厚手にするようにしてもよい。例えば、ルーズリーフ100であれば、矩形のシールにより可動穴6の周囲を補強して当該可動穴6を形成する。これにより、ユーザーがシート体100を引っ張っても穴が破損し難く、耐久性を高めることができる。また、フラップ5の強度が高くなるので、リングRを強く保持できる。このため、自重等でシート体100が上下移動するのを防止できる。
図4(b)に示すように、可能穴を設ける側のシート体100の端部を帯状に補強する補強部7を設けてもよい。その作用効果は(a)の場合と同様であり、更にシート体100を移動させる際に全体が撓み難くなる。
また、図4(c)に示すように、可動穴6の周囲からシート体100の上端にかけて補強部8を形成してもよい。この補強部8の上端をユーザーが摘まむように指示する表示を設けてもよい。
また、図4(d)に示すように、可動穴6の周囲からシート体100の上端にかけて補強部9を形成し、上端にユーザーが摘まむ突起部10を設けてもよい。
このようにすれば、引っ張りの際の力が可動穴6に伝わりやすくなる。例えば、シート体100の上端で且つ可動穴6を設けた側とは反対側を引っ張ると、シート体100の全体にしわが生じる可能性がある。このため、突起部10を引っ張り、この突起部10が補強部9と一体となっていれば、シート体100全体にしわが生じることがない。
(シート体の第2変形例)
次に、シート体100の第2変形例について図5を参照しながら説明する。図5は、第2変形例に係るシート体200を示す平面図である。このシート体200の上記可動穴6は、図5(a)に示すように、切断部231が湾曲形状となる。具体的には標準リング穴1と移動リング穴2との間から端辺側に膨らむように湾曲する。これに伴いフラップ5も湾曲形状となる。導入部4は、リング穴1,2に開口するような形で切断部231に収斂する。これにより、切断部231がリング穴1,2の間で湾曲してフラップ5がシート体100の自重による移動を阻害するので、リング穴1,2にリングRが固定されやすい。シート体200を移動する際にはこの湾曲した切断部231をリングRが通って移動することになるが、切断部231をリングRが通る際に当該切断部231が湾曲していることからフラップ5をスムーズに開くことができ、力を加えれば簡単に移動できる。
図5(b)に示す可動穴6も、切断部232が湾曲形状となる。具体的には標準リング穴1と移動リング穴2との間から端辺側に対して膨らむように湾曲する。これに伴いフラップ5は大きな湾曲形状となる。導入部4は、リング穴1,2に開口するような形で切断部232に収斂する。これにより、切断部232がリング穴1,2の間で湾曲してフラップ5がシート体200の自重による移動をより一層阻害するので、リング穴1,2にリングRが固定されやすい。シート体200を移動する際にはこの湾曲した切断部232をリングRが通って移動することになるが、切断部232をリングRが通る際に当該切断部232が湾曲していることからフラップ5をスムーズに開くことができ、力を加えれば簡単に移動できる。
また、図5(c)に示す可動穴6は、標準リング穴1と移動リング穴2との間をS字状に連結する切断部233を有する。フラップ5は切断部233を中心として左右側に形成される。導入部4は、リング穴1,2に開口するような形で切断部233に収斂する。切断部233がS字形状となることでフラップ5がシート体100の自重による移動をより阻害するので、リング穴1,2にリングRが固定されやすい。シート体200を移動する際にはフラップ5が開いて切断部233をリングRが通って移動する。
また、図6に示すように、標準リング穴1に対して移動リング穴2を2個設けてもよい。ここで、図6は、図5に示したシート体200の更なる変形例を示す説明図である。各リング穴1,2,301の間は、上記図1乃至図5に示す切断部3により接続され、同図に示した導入部4が設けられる。標準リング穴1の下方に2個の移動リング穴2,301を設けることで、シート体を引き出す量を二段階に調整できる。標準リング穴1及び移動リング穴2,301、移動リング穴2及び移動リング穴301の間のリングRの相対移動は、上記の通りである。なお、図示しないが、移動リング穴2を3個以上としてもよい。
(シート体の第3変形例)
次に、シート体100の第3変形例について図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、第3変形例に係るシート体300を示す平面図である。図8は、図7に示したシート体300の使用状態を示す説明図である。このシート体300の可動穴306は、前記可動穴6が全体的に傾いているものである。傾きは、シート体100の長辺端縁方向から5度〜20度程度下方外側とするのがよい。
この可動穴306の標準リング穴1にリングRを通してシート体300を綴じている場合、図8(a)に示すように、綴じているシート体300の全ての上端縁および側端縁が揃っている。このシート体300を上方に引き出すと、リングRが可動穴306を相対移動して移動リング穴2に固定され、この状態で図8(b)に示すように、引っ張り出したシート体300の上端縁及び側端縁が他のシート体300の端縁から飛び出る。これにより、上端からも側端からも任意のシート体300を認識できるようになるので、利便性がより高まる。なお、側方への移動量は、標準リング穴1から端縁までの距離に余裕がないので、強度確保の必要性や標準リング穴1を設ける位置に限界があることから、上方への移動量より小さくするのが好ましい。
次に、本発明の実施の形態1に係るパンチ50について図9〜図11を参照しながら詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態1に係るパンチ50を示す構成図であり、側面から視た部分断面図である。図10は、パンチ50を示す平面図である。図11は、パンチ50に用いる可動穴形成刃60を示す説明図である。図9及び図10に示すパンチ50は、例えば、無穴の紙、ビニール、樹脂、革等のシート状の薄厚部材(以下、適宜、「シート体P」と記す)に前記可動穴6を一度に2つ穿孔することで、前記シート体100(図1参照)を形成するように構成されたものである。
図9及び図10に示すように、パンチ50は、穿孔されていないシート体Pの端部を差し込む差込部59及びシート体Pを載置する載置面51aを有するベース51と、載置面51aの規定位置にシート体Pを案内するガイド部材としての差込部59、ストッパ59a、及びガイド部材51dと、シート体Pに可動穴6(図1参照)を穿孔する可動穴形成刃60と、ベース51に設けられ、可動穴形成刃60を載置面51aに対して進退させる進退機構65と、載置面51aに設けられ、進退機構65によって可動穴形成刃60が進入する穴部58と、を主として備える。
ベース51は、パンチ50の基台を構成する。ベース51は、着脱自在な底蓋51cを備えると共に、穿孔時に穴部58(後述)から落下するシート屑(図示せず)を貯留するシート屑貯留部51bを内部空間として備える。
載置面51aは、ベース51の端辺側の上面に設けられ、差込部59(後述)と協働してシート体Pを穿孔に適した規定位置に案内する。また、載置面51aは、一対の可動穴6,6間の中心位置に対応し、シート体Pを穿孔に適した規定位置に案内する案内表示部としての中心マーク51eが設けられる。
ガイド部材51dは、図10に示すように、先端部を垂直上方(図10の紙面において垂直方向)にL字状に折曲して形成された板片であり、ベース51の端辺側の側部に対して進退自在(引き出し・収納自在)に設けられている。このガイド部材51dは、シート体Pの側端部の位置を規制することにより、シート体Pを載置面51aの規定位置に案内する。ガイド部材51dは、種々のサイズ(例えば、A4、A5、B5等)のシート体Pに対応した引き出し位置が表示されている。なお、図10においては、ガイド部材51dをベース51の端辺側の側部から引き出した状態を示している。
ガイド構造52は、後述する進退機構65の一部を構成し、載置面51aに対して可動穴形成刃60を進退(昇降)させる機構を構成する。また、ガイド構造52は、後述するストッパ59aと共に差込部59を構成し、シート体Pの上下方向の位置を規制する。
差込部59は、ガイド構造52の下部にシート体Pが差し込まれるスリットとして設けられ、差し込まれるシート体Pの上下方向の位置を規制すると共に、穿孔可能なシート体Pの枚数(厚み)を規制する。この差込部59の奥側には、シート体Pの差込量を規制するストッパ59aが設けられる。
進退機構65は、図9に示すように、軸若しくはパイプ部材である本体53の下部に同軸状に設けられた可動穴形成刃60を載置面51aに対して進退させるものである。すなわち、進退機構65は、ベース51に設けられ本体53及び可動穴形成刃60を進退(昇降)自在に支持するガイド構造52と、このガイド構造52に設けられた回転軸57により回動自在に軸支され本体53の上部を押圧可能に構成されたハンドル56と、本体53及び可動穴形成刃60を上方に付勢するスプリング55と、を備える。
本体53は、本体53自身及びスプリング55の上方への移動を規制するストッパ53aを有する。スプリング55は、本体53の下部に装着され且つストッパ53aとガイド構造52との間に配設されている。ハンドル56は、パンチ50のユーザーが回転軸57を中心にして回動操作することにより、本体53の上部を押圧し、可動穴形成刃60を穴部58に進入させるためのものである。
後に詳述する可動穴形成刃60は、本体53の下端に設けられ、ガイド構造52に沿って上下方向に昇降可能に支持されており、ハンドル56の一部に上端部が押されてハンドル56の操作により昇降動作する。可動穴形成刃60は、スプリング55により上方に付勢されている。
穴部58は、ベース51において可動穴形成刃60が下降する位置に、ベース51を貫通して設けられている。この穴部58は、可動穴形成刃60が摺動(摺接)可能に形成された下刃58aを備える。下刃58aは、可動穴形成刃60の外形に対応した開口を有しており、可動穴形成刃60との協働によりシート体Pに穿孔する。
なお、可動穴形成刃60が本発明に係るパンチ50の特徴であるから、パンチ50の全体構造には、周知・慣用技術を用いた一般的な構造を採用でき、図9及び図10に示した構造に限定されるものではない。
次に、可動穴形成刃60について図11を参照しながら詳細に説明する。図11は、パンチ50に用いる可動穴形成刃60を示す説明図である。図11に示すように、可動穴形成刃60は、標準リング穴1(図1参照)と、この標準リング穴1に対してシート体Pの端辺に略平行方向に位置するように且つリングR(図2参照)を通す移動リング穴2(図1参照)とをシート体Pに穿孔するリング穴穿孔刃61,62と、標準リング穴1と移動リング穴2とを連結する切断部3(図1参照)をシート体Pに形成する切断部形成刃63と、標準リング穴1及び移動リング穴2にそれぞれ開口すると共に切断部3に収斂する導入部4(図1参照)をシート体Pに形成する導入部形成刃64と、を有する。
図11に示すように、リング穴穿孔刃61は、標準リング穴1を穿孔する刃であり、リング穴穿孔刃62は、移動リング穴2を穿孔する刃である。これらのリング穴穿孔刃61,62は、丸刃として形成されている。また、切断部形成刃63は、直線刃として形成されている。導入部形成刃64は、楔刃として形成されている。また、可動穴形成刃60の刃先の側面視形状は、直線形状に形成されている。
このように構成される可動穴形成刃60は、例えば、金属製の板材の両端を丸めて端部を中央付近で溶接することで、両側にリング穴穿孔刃61,62を形成でき、これらに隣接して導入部形成刃64を形成することができる。また、この板中央の直線状の部分は、前記切断部3を形成するための切断部形成刃63として形成される。上記溶接後に、可動穴形成刃60の先端を研削して先鋭化し、所定の熱処理を行うことで、切れ味の良い刃先を形成することができる。
以上のように構成される可動穴形成刃60は、図9及び図10に示すように、一対の組としてパンチ50のガイド構造52に設けられる。
次に、パンチ50の使用方法を図9及び図10を参照しながら説明する。ユーザーが任意のシート体Pを選択する。例えば、A4サイズの用紙を被穿孔対象とする。この用紙の中心位置をパンチ50の中心マーク51eに合わせるようにし、用紙の端部をパンチ50の差込部59に差し込む。用紙を所定位置まで差し込むと、その差し込み量がストッパ59aにより規制される。この状態でハンドル56を押し下げると、本体53が下方に押圧されて可動穴形成刃60が下降し、下刃58aとの協働により用紙に可動穴6(図1参照)を穿孔することができる。このようにして可動穴6を穿孔して形成されたシート体100は、通常のリングファイルに綴じることで、上述したような使用方法(図2等参照)が可能となる。
以上に説明した実施の形態1のパンチ50によれば、以下に示す各効果が奏される。実施の形態1のパンチ50は、載置面51aを有するベース51と、ガイド部材としての差込部59、ストッパ59a、及びガイド部材51dと、シート体Pに可動穴6を穿孔する可動穴形成刃60と、可動穴形成刃60を進退させる進退機構65と、穴部58と、を主として備える。そのため、リングファイルに綴じた状態で上下方向に移動可能なシート体100を簡易な構成にて作製することができる。すなわち、栞やインデックスの代わりになり、閲覧、記入等をしたところを簡単に識別できる利便性の高いシート体100を容易に作製することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、主として、実施の形態1とは異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。他の実施の形態において特に説明しない点は、実施の形態1についての説明が適宜適用又は援用される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係るパンチ50の他の可動穴形成刃60について図12を参照しながら説明する。図12は、本発明の実施の形態2に係る可動穴形成刃60の刃先形状を示す側面図である。
前記実施の形態1においては、可動穴形成刃60の刃先の側面視形状は、図11に示すように直線形状であるものとして説明したが、これに限定されず、本実施の形態2においては、図12の(a)〜(f)に示すように、可動穴形成刃60の刃先の側面視形状を種々の波形に形成することもできる。すなわち、(a)〜(c)に示す三角形状の波形や、(d)〜(f)に示す湾曲形状の波形に形成してもよい。
このように形成された可動穴形成刃60は、シート体Pの穿孔時に、シート体P側に凸となっている波形の頂点部にハンドル56(図9参照)からの押圧力が集中し、シート体Pを切り込み易くなる。
このような可動穴形成刃60を備えるパンチ50のその他の構成及び使用方法は、前記実施の形態1のパンチ50の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、実施の形態2のパンチ50によれば、前記実施の形態1のパンチ50と同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態2のパンチ50は、刃先の側面視形状が波形の可動穴形成刃60を備える。そのため、シート体Pの穿孔時に小さい押圧力で必要十分な剪断力を得ることができ、容易且つ確実に穿孔することができる。これにより、一度に穿孔できるシート体Pの枚数を増やすことができると共に、刃先の寿命を延ばすことができる。更に、穿孔によって生じるシート屑が刃先に付着しにくくなることも期待できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係るパンチ50の他の可動穴形成刃60について図13を参照しながら説明する。図13は、本発明の実施の形態3に係る可動穴形成刃60を示す部分断面図である。
前記実施の形態1においては、可動穴形成刃60は、図11に示すように、金属製の板材の両端を丸めて端部を中央付近で溶接する等して形成される。これに対して、本実施の形態3においては、図13に示すように、可動穴形成刃60は、アルミ合金等を素材とし、鋳造によって中実に形成されている。
このような可動穴形成刃60を備えるパンチ50のその他の構成及び使用方法は、前記実施の形態1のパンチ50の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、実施の形態3に係るパンチ50によれば、前記実施の形態1のパンチ50と同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態3に係るパンチ50は、アルミ合金等を素材とし、中実に形成された可動穴形成刃60を備える。そのため、可動穴形成刃60は、大量生産に適したものとなっている。また、刃先が中実に形成されているため、穿孔によって生じるシート屑が刃先に付着しにくくなることも期待できる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係るパンチ50Aについて図1、図9〜図11及び図14〜図17を参照しながら説明する。図14は、本発明の実施の形態4に係るパンチ50Aを示す構成図である。図15は、パンチ50Aに用いる可動穴形成刃60Aを示す説明図である。図16は、ベース51の載置面51aに設けられた穴部58b及び位置決め凸部51fを示す平面図である。図17は、位置決め凸部51fを示す拡大断面図であり、位置決め凸部51fによってシート体P(標準リング穴1)が位置決めされた状態を示している。
前記実施の形態1〜3に係るパンチ50(図9及び図10参照)は、無穴のシート体Pに可動穴6を一度に2つ穿孔することで、シート体100(図1参照)を形成するものであった。これに対して、本発明の実施の形態4に係るパンチ50Aは、リングファイル用に市販されているルーズリーフ100等に対して、すなわち、標準リング穴1に相当する穴(以下、適宜、標準リング穴1と称する)が予め穿孔されているシート体Pに対して、前記移動リング穴2及び切断部3等を更に穿孔することにより、前記可動穴6が形成されたシート体100(図1参照)にするものである。
上述したように、リングファイルのリングRを通す標準リング穴1が既設されている市販のシート体Pに対しては、可動穴6のうち、標準リング穴1を穿孔する必要はなく、移動リング穴2、切断部3及び導入部4を穿孔すればよい。このようなシート体Pに対して、標準リング穴1を穿孔するためのリング穴穿孔刃61(図11参照)を有するパンチ50(図9及び図10参照)を用いる場合には、リング穴穿孔刃61による穿孔位置(下降位置)をこの既設の標準リング穴1の位置に合致させる必要があり、この位置決めが規定位置から少しでもずれると、標準リング穴1等の位置がずれて形成されるおそれがある。
そこで、本発明の実施の形態4に係るパンチ50Aは、シート体Pに予め穿孔されている標準リング穴1をそのまま標準リング穴1として利用しつつ、シート体Pの位置決めにも利用し、この位置決めされたシート体Pに前記移動リング穴2、切断部3及び導入部4を新たに穿孔する構成となっている。
すなわち、図14に示すように、パンチ50Aは、予め標準リング穴1が穿孔されているシート体Pの端部を差し込む差込部59及びシート体Pを載置する載置面51aを有するベース51と、載置面51aの規定位置にシート体Pを案内するガイド部材としての差込部59、ストッパ59a、及び位置決め凸部51fと、シート体Pに移動リング穴2、切断部3及び導入部4からなる可動穴6を穿孔する可動穴形成刃60A(図15参照)と、ベース51に設けられ、可動穴形成刃60Aを載置面51aに対して進退させる進退機構65と、載置面51aに設けられ、進退機構65によって可動穴形成刃60Aが進入する穴部58bと、を主として備える。
図15に示すように、実施の形態4の可動穴形成刃60Aは、図11に示す実施の形態1の可動穴形成刃60からリング穴穿孔刃61部分をほぼ取り去った構成となっている。すなわち、図15及び図1に示すように、可動穴形成刃60Aは、前記リングRを通すための移動リング穴2をシート体Pに穿孔する移動リング穴穿孔刃62と、標準リング穴1と移動リング穴2とを連結する切断部3をシート体Pに形成する切断部形成刃63と、導入部4をシート体Pに形成する導入部形成刃64,64aと、を有する。
移動リング穴穿孔刃62は、ルーズリーフ100(シート体P)に予め穿孔されている標準リング穴1に対して、ルーズリーフ100(シート体P)の端辺に略平行方向に位置するように移動リング穴2を穿孔するための丸刃である。
導入部形成刃64aは、例えば、断面が三角形状に形成されると共に、端部が異なる2点K,K(図16参照)で標準リング穴1と交差するように形成されている。すなわち、この2点K,Kの位置で、シート体Pにおける標準リング穴1の周縁部が切断されるようになっている。これにより、標準リング穴1と移動リング穴2とは、切断部3を介して連結される。
穴部58bは、図14、図16及び図17に示すように、ベース51において可動穴形成刃60Aが下降する位置に、ベース51を貫通して設けられている。この穴部58bは、可動穴形成刃60Aが摺動(摺接)可能に形成された下刃58cを備える。下刃58cは、可動穴形成刃60Aの外形に対応した開口を有しており、可動穴形成刃60Aとの協働によりシート体Pに穿孔する。
位置決め凸部51fは、図14、図16及び図17に示すように、穴部58bに隣接するように載置面51aから一体的に突出形成され且つシート体Pの標準リング穴1に挿通可能に形成されている。また、位置決め凸部51fは、図16及び図17に示すように、突出方向に先細り形状(略台形状)に形成され且つ穴部58bに隣接する側に切り欠き部51gを有する。切り欠き部51gは、穴部58bの端縁部と略平行な傾斜面として形成されている。
以上のような可動穴形成刃60A、穴部58b及び位置決め凸部51f等を備えるパンチ50Aのその他の構成は、前記実施の形態1のパンチ50の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
次に、パンチ50Aの使用方法を図14〜図17を参照しながら説明する。標準リング穴1が穿孔されているシート体Pの中心位置をパンチ50Aの中心マーク51eに合わせるようにし、シート体Pの端部をパンチ50の差込部59に差し込む。シート体Pを所定位置まで差し込むと、その差し込み量がストッパ59aにより規制される。
また、載置面51aの位置決め凸部51fにシート体Pの標準リング穴1を挿通することにより、シート体Pが規定位置に正確に案内される。位置決め凸部51fは、突出方向に先細り形状(略台形状)に形成されているため、シート体Pの標準リング穴1に挿通し易い。
シート体Pが載置面51aの規定位置に載置された後に、ハンドル56を押し下げると、本体53が下方に押圧されて可動穴形成刃60Aが下降して穴部58bに進入し、下刃58cとの協働によりシート体Pに可動穴6を穿孔する。その際、位置決め凸部51fに切り欠き部51gが設けられているため、可動穴形成刃60Aが穴部58bに進入する際に、位置決め凸部51fとの接触・干渉を回避しつつシート体Pに穿孔することができる。このようにして、シート体100を作製することができる。
以上のように、実施の形態4に係るパンチ50Aによれば、前記実施の形態1に係るパンチ50と同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態4に係るパンチ50Aは、載置面51a等を有するベース51と、ガイド部材としての差込部59、ストッパ59a、及び位置決め凸部51fと、シート体Pに可動穴6を穿孔する可動穴形成刃60Aと、可動穴形成刃60Aを進退させる進退機構65と、穴部58bと、を主として備える。
そのため、シート体Pに予め穿孔されている標準リング穴1をそのまま標準リング穴1として利用しつつ、シート体Pの正確な位置決めにも利用し、この位置決めされたシート体Pに前記移動リング穴2、切断部3及び導入部4を新たに穿孔することができる。また、位置決め凸部51fに切り欠き部51gを設けたことにより、可動穴形成刃60Aが穴部58bに進入する際に、位置決め凸部51fとの接触・干渉を回避しつつシート体Pに穿孔することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係るパンチ50A(図示を省略)の他の可動穴形成刃60Bについて図18を参照しながら説明する。図18は、本発明の実施の形態5に係る可動穴形成刃60Bを示す説明図である。
前記実施の形態4においては、可動穴形成刃60Aは、図15に示すように、金属製の板材の両端を折り曲げ、溶接する等して形成し、切断部形成刃63が一枚板からなるように形成されている。これに対して、本実施の形態5の可動穴形成刃60Bにおいては、図18に示すように、切断部形成刃63が第1板63a及び第2板63bの二枚板からなるように形成されている点が異なる。この切断部形成刃63も金属製の板材を適宜折り曲げ、溶接する等して形成することができる。
このような可動穴形成刃60Bを備えるパンチ50Aのその他の構成及び使用方法は、前記実施の形態4のパンチ50Aの場合と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、実施の形態5に係るパンチ50Aによれば、前記実施の形態4のパンチ50Aと同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態5に係るパンチ50Aは、可動穴形成刃60Bの切断部形成刃63が第1板63a及び第2板63bの二枚板からなるように形成されている。そのため、幅広の切断部3(図1参照)を形成することができ、リングR(図2参照)の径が太い場合にも容易に対応することができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6に係るパンチ50A(図示を省略)の他の可動穴形成刃60Cについて図19を参照しながら説明する。図19は、本発明の実施の形態6に係る可動穴形成刃60Cを示す部分断面図である。
前記実施の形態5の可動穴形成刃60Bにおいては、図18に示すように、切断部形成刃63が第1板63a及び第2板63bの二枚板からなるように形成される。これに対して、本実施の形態6においては、図19に示すように、可動穴形成刃60Cは、アルミ合金等を素材とし、鋳造によって中実に形成されている。
このような可動穴形成刃60Cを備えるパンチ50Aのその他の構成及び使用方法は、前記実施の形態4のパンチ50Aの場合と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、実施の形態6に係るパンチ50Aによれば、前記実施の形態4のパンチ50Aと同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態6に係るパンチ50Aは、アルミ合金等を素材とし、中実に形成された可動穴形成刃60Cを備える。そのため、可動穴形成刃60Cは、大量生産に適したものとなっている。また、刃先が中実に形成されているため、穿孔によって生じるシート屑が刃先に付着しにくくなることも期待できる。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7に係るパンチ50(図9及び図10参照)に用いる可動穴形成刃70について図20を参照しながら説明する。図20は、本発明の実施の形態7に係るパンチ50に用いる可動穴形成刃70を示す説明図である。
本発明の実施の形態7に係るパンチ50は、前記実施の形態1に係るパンチ50において可動穴形成刃60(図11参照)の代わりに可動穴形成刃70(図20参照)を用いて構成したものである。すなわち、本発明の実施の形態7に係るパンチ50は、前記実施の形態4に係るパンチ50Aと同様に、標準リング穴1が予め穿孔されているシート体Pに対して、前記移動リング穴2及び切断部3等を更に穿孔することにより、前記可動穴6が形成されたシート体100(図1参照)にするものである。
図20に示すように、可動穴形成刃70は、前記可動穴形成刃60(図11参照)のリング穴穿孔刃61をガイド棒71に変更した構成である。ガイド棒71の下端71aは、既形成の標準リング穴1に挿入し易いように、先細りになっている。その先端は球状である。
また、ガイド棒71に対応するベース51には、当該ガイド棒71が挿入されるガイド穴が設けられている。このガイド穴は、前記穴部58(図10参照)の開口のうち、標準リング穴1に対応する部分である。可動穴形成刃70のリング穴穿孔刃62、切断部形成刃63、導入部形成刃64は、前記可動穴形成刃60(図11参照)の場合と同様である。
このような可動穴形成刃70を備えるパンチ50のその他の構成は、前記実施の形態1のパンチ50の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
次に、パンチ50の使用方法を図9、図10及び図20を参照しながら説明する。ユーザーは、シート体Pの端部に設けられた2つの標準リング穴1が前記ガイド棒71の真下に位置するように、当該シート体Pをパンチ50の差込部59(図9参照)に差し込む。そして、ゆっくりとハンドル56を下げて、一対のガイド棒71をシート体Pの一対の標準リング穴1に差し込む。ガイド棒71がシート体Pの標準リング穴1に挿入されることで、パンチ50の可動穴形成刃70とシート体Pとが相対的に位置決めされる。続いて、そのままハンドル56を押し下げると、本体53が下方に押圧されて可動穴形成刃70が下降して穴部58に進入し、下刃58aとの協働によりシート体Pに可動穴6を穿孔する。
以上のように、実施の形態7に係るパンチ50によれば、前記実施の形態1のパンチ50と同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態7に係るパンチ50は、ガイド棒71を有する可動穴形成刃70を備え、可動穴6を穿孔するように構成されている。そのため、予め標準リング穴1のみが穿孔された市販のシート体Pに対して、可動穴6を綺麗に穿孔できるので、多種多様の市販されているシート体Pを本発明に係るシート体100にすることができる。
なお、上記実施の形態7においては、可動穴形成刃70のリング穴穿孔刃62、切断部形成刃63、導入部形成刃64とガイド棒71が一体的に動作する構成を説明したが、これに限定されず、これらリング穴穿孔刃62、切断部形成刃63、導入部形成刃64及とガイド棒71とを別々に動作させる構成にしてもよい。
この場合、図20に示すように、導入部形成刃64の端縁がガイド棒71の長手方向に沿って平行移動できるように、ガイド棒71に溝72を設けることで、既に形成されている標準リング穴1と導入部4との接続を綺麗に処理できるようにするのが好ましい。この溝72は、図示例のものに限定されず、溝の幅・長さ・深さを適宜変更できる。
(実施の形態8)
次に、本発明の実施の形態8に係るパンチ50Bについて図21及び図22を参照しながら説明する。図21は、本発明の実施の形態8に係るパンチ50Bを示す説明図である。図22は、パンチ50Bのパンチ本体80を示す断面図である。
前記実施の形態1〜7のパンチ50,50Aにおいては、シート体Pをパンチ50,50Aの規定位置にセットし、例えば2つの可動穴6を一度に穿孔するように構成したものであった。つまり、シート体Pを位置決めする際にパンチ50,50Aに対して相対移動する構成であった。
これに対して、本発明の実施の形態8に係るパンチ50Bにおいては、後述するシート体保持ベース90に保持されたシート体Pに対して、パンチ50Bを相対移動しながらの複数回の押圧操作によって複数の可動穴6を穿孔するように構成した点で異なる。
また、前記実施の形態1〜7のパンチ50,50Aにおいては、ハンドル56の押圧操作によって可動穴6を穿孔するように構成したが、本発明の実施の形態8に係るパンチ50Bにおいては、後述する押圧ボタン69の押圧操作によって可動穴6を穿孔するように構成した点で異なる。
図21及び図22に示すように、パンチ50Bは、シート体Pに穿孔するパンチ本体80と、シート体Pの端辺を露出させた状態で当該シート体Pを表裏から挟んで保持すると共に当該シート体Pの露出した端辺に沿ってパンチ本体80を規定位置に案内するシート体保持ベース90と、を備える。
図22に示すように、パンチ本体80は、シート体Pに可動穴6(図1参照)を穿孔する可動穴形成刃60(図13参照)と、シート体Pの端部を載置する載置面51a及びシート体Pの端部を当該載置面51aの規定位置に案内する差込部(ガイド部材)59を有すると共に可動穴形成刃60を進退(昇降)自在に支持するベース51と、ベース51に設けられ、可動穴形成刃60を進退させる進退機構65と、差込部59と直交するようにベース51に設けられ、可動穴形成刃60が進退する穴部58と、カバー67と、を主として備える。
図22に示すように、ベース51は、立ち上がり部51hを有し、その内側に穴部58が設けられている。ベース51は、例えば、アルミ合金等を素材とし、鋳造によって形成することができる。立ち上がり部51hは、穴部58において進退する可動穴形成刃60を支持すると共に、スプリング55の下端を係止する。立ち上がり部51hは、進退機構65の一部を構成する。差込部59の下方に位置する穴部58は、可動穴形成刃60と摺接するので、上述した下刃58a(図9参照)としての機能も有している。
また、図21及び図22に示すように、ベース51における差込部59の開口近傍には、係合凸部(被係合部)51kを有する。この係合凸部51kは、シート体保持ベース90の係合凹部91と係合し、着脱自在に形成されている。
可動穴形成刃60には、前記実施の形態3で示した刃を用いており、例えば、アルミ合金等を素材とし、鋳造によって中実に形成されている。可動穴形成刃60の刃先は、側面視で波形に形成されている。また、可動穴形成刃60の上端部には、フランジ部68を有する。このフランジ部68の下部は、スプリング55の上端と当接し、これを係止している。フランジ部68の上部は、後述する押圧ボタン69と係合している。
押圧ボタン69は、ユーザーが可動穴形成刃60を押圧するための部材であり、カバー67の開口67aから露出して進退機構65の一部を構成する。押圧ボタン69の下端縁部には、外方に突出するフランジ部69aが設けられている。このフランジ部69aは、可動穴形成刃60のフランジ部68と係合するように形成されていると共に、カバー67の開口67aの径よりも大きく形成されている。すなわち、押圧ボタン69が開口67aから脱落しないようになっている。
スプリング55は、ベース51の立ち上がり部51hに巻装され、可動穴形成刃60及び押圧ボタン69を上方に付勢する。スプリング55は、進退機構65の一部を構成する。ユーザーがスプリング55の付勢力(弾性力)に抗して押圧ボタン69を押圧すると、可動穴形成刃60が穴部58を下降するので、差込部59に差し込まれているシート体P(図21参照)に可動穴6を穿孔する。ユーザーが押圧ボタン69の押圧を止めると、スプリング55の付勢力によって可動穴形成刃60及び押圧ボタン69が上昇し、図22に示す初期位置に戻る。
また、図21に示すように、ガイド部材としてのシート体保持ベース90は、シート体Pの端辺を露出させた状態で当該シート体Pを表裏から挟んで保持可能に構成されている。このシート体Pの端辺の露出長さは、ベース51の差込部59の奥行き長さと略同じである。
また、シート体保持ベース90は、シート体Pの露出した端辺に沿ってパンチ本体80(ベース51)を規定位置に案内する係合凹部(係合部)91を有する。この係合凹部91は、パンチ本体80(ベース51)に設けられた係合凸部(被係合部)51kと係合し、着脱自在に形成されている。係合凹部91は、シート体保持ベース90の複数箇所(例えば、4箇所)に所定ピッチで設けられている。
なお、図21に示すように、シート体保持ベース90の長さWをシート体Pの端辺の長さと一致させて形成することができる。このように形成することで、シート体Pをシート体保持ベース90にセットする際に、シート体Pの端部とシート体保持ベース90の端部とを合わせるだけでよい。また、種々のサイズのシート体Pをシート体保持ベース90にセットできるように、シート体保持ベース90には、各サイズに対応したセット位置を表示するマーク(図示せず)を設けることが好ましい。
次に、パンチ50Bの使用方法を図21及び図22を参照しながら説明する。ユーザーは、シート体Pの端部とシート体保持ベース90の端部とを合わせて位置決めし、更にシート体Pの端辺を露出させた状態でシート体保持ベース90によってシート体Pを表裏から挟んで保持する。
続いて、パンチ本体80の差込部59に、上記露出させたシート体Pの端辺を差し込んで、パンチ本体80を当該端辺に沿って所望する位置に移動する。そして、シート体保持ベース90の係合凹部91に、パンチ本体80の係合凸部51kを係合させて位置決めをする。その状態で押圧ボタン69を押圧操作すると、可動穴形成刃60が穴部58を下降するので、差込部59に差し込まれているシート体P(図21参照)に可動穴6(図1参照)を穿孔することができる。この動作を繰り返すことで、可動穴6を所望数穿孔することができる。
以上のように、実施の形態8に係るパンチ50Bによれば、前記実施の形態1のパンチ50と同様の効果が奏されると共に、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態8に係るパンチ50Bは、シート体Pに穿孔するパンチ本体80と、シート体Pの端辺を露出させた状態で当該シート体Pを表裏から挟んで保持すると共に当該シート体Pの露出した端辺に沿ってパンチ本体80を規定位置に案内するシート体保持ベース90と、を備える。
そのため、シート体保持ベース90に保持されたシート体Pに対して、パンチ50Bを相対移動しながら押圧操作することによって複数の可動穴6を容易に穿孔することができる。また、パンチ50Bは、シート体保持ベース90とパンチ本体80とが別体に構成されているので、シート体保持ベース90を用いることなく、パンチ本体80単独でシート体Pに穿孔することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施の形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、前記実施の形態1〜8に係るパンチ50,50A,50Bにおいては、図1に示す可動穴6を形成可能な可動穴形成刃60,60A,60B,60C,70について説明したが、これに制限されず、図5又は図6に示すシート体の可動穴6を形成可能な刃先形状としてもよい。
また、前記実施の形態3〜7に係る可動穴形成刃60,60A,60B,60C,70について、図12に示す刃先形状を採用してもよい。このような刃先形状とすることにより、シート体Pの穿孔時に小さい押圧力で必要十分な剪断力を得ることができ、容易且つ確実に穿孔することができる。これにより、一度に穿孔できるシート体Pの枚数を増やすことができると共に、刃先の寿命を延ばすことができる。更に、穿孔によって生じるシート屑が刃先に付着しにくくなることも期待できる。
また、前記実施の形態1〜8に係る可動穴形成刃60,60A,60B,60Cにおいては、リング穴穿孔刃61,62、切断部形成刃63、導入部形成刃64が一体的に動作する構成を説明したが、これに限定されず、これらリング穴穿孔刃61,62、切断部形成刃63、導入部形成刃64がそれぞれ独立に動作する構成にしてもよい。この場合、切断部形成刃63をロータリー刃で形成してもよい。
また、前記実施の形態1〜8に係る可動穴形成刃60,60A,60B,60Cにおいては、シート体Pに導入部4を形成するための導入部形成刃64,64aを備えるものとして説明したが、これに限定されず、シート体Pに導入部4を形成する必要がなければ、導入部形成刃64,64aを備えなくてもよい。これにより、可動穴形成刃の構成が簡易になり、低コストで製造することができる。
また、前記実施の形態1〜7に係るパンチ50,50Aにおいては、ベース51に下刃58a,58cを設けるものとして説明したが、これに限定されず、可動穴形成刃60,60A,60Bのみで綺麗且つ容易に穿孔できる場合には、下刃58a,58cを設けなくてもよい。
また、前記実施の形態1〜7に係るパンチ50,50Aにおいては、ベース51に案内表示部としての中心マーク51eを設けるものとして説明したが、これに限定されず、ガイド部材51d等によってシート体Pを載置面51aの規定位置に案内できる場合には、上記案内表示部を設けなくてもよい。
また、前記実施の形態4〜6に係るパンチ50Aにおいては、位置決め凸部51f(図16及び図17参照)を穴部58bに隣接するように載置面51aから一体的に突出形成するものとして説明したが、これに限定されず、位置決め凸部51fと略同形状の位置決め凸部を、穴部58(図10参照)の標準リング穴1に対応する部分に着脱自在に設けてもよい。例えば、ゴム等の弾性部材で位置決め凸部を形成し、必要時に上記穴部58に嵌め込んで装着するように構成してもよい。
このような位置決め凸部を用いることにより、穴部58を有したパンチ50のベース51(図10参照)を、穴部58bを有したパンチ50Aのベース51(図16及び図17参照)として利用(流用)することができる。すなわち、図16及び図17に示したベース51を製造することなく、実施の形態4〜6に係るパンチ50Aのベース51を提供することができ、部材(ベース51)の共通化によるコストダウンを図ることができる。
1 標準リング穴
2 移動リング穴
3 切断部
4 導入部
6 可動穴
50,50A,50B パンチ
51 ベース
51a 載置面
51d ガイド部材
51e 中心マーク(案内表示部)
51f 位置決め凸部
51g 切り欠き部
51k 係合凸部(被係合部)
52 ガイド構造(進退機構)
53 本体(進退機構)
55 スプリング(進退機構)
56 ハンドル(進退機構)
57 回転軸(進退機構)
58,58b 穴部
58a,58c 下刃
59 差込部(ガイド部材)
59a ストッパ(ガイド部材)
60,60A,60B,60C,70 可動穴形成刃
61,62 リング穴穿孔刃
63 切断部形成刃
64,64a 導入部形成刃
65 進退機構
69 押圧ボタン(進退機構)
70 ガイド棒(ガイド部材)
80 パンチ本体
90 シート体保持ベース(ガイド部材)
91 係合凹部(係合部)
100,P シート体

Claims (10)

  1. シート体に穿孔することでリングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のリングファイル用シート体とするリングファイル用パンチであって、
    前記シート体を載置する載置面を有するベースと、
    前記載置面の規定位置に前記シート体を案内するガイド部材と、
    前記リングファイルのリングを通すために前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に配置される標準リング穴と、前記リングを通すために前記標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に位置するように配置される移動リング穴とを前記シート体に穿孔するリング穴穿孔刃と、前記標準リング穴と前記移動リング穴とを連結する切断部を前記シート体に形成する切断部形成刃とを有する可動穴形成刃と、
    前記ベースに設けられ、前記可動穴形成刃を前記載置面に対して進退させる進退機構と、
    前記載置面に設けられ、前記進退機構によって前記可動穴形成刃が進入する穴部と、
    を備えることを特徴とするリングファイル用パンチ。
  2. リングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のリングファイル用シート体の穿孔に用いるリングファイル用パンチであって、
    前記シート体を載置する載置面を有するベースと、
    前記リングファイルのリングを通すために前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に穿孔された標準リング穴に挿通可能に形成され、前記載置面の規定位置に前記シート体を案内するガイド部材と、
    前記リングを通すための移動リング穴を前記標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に位置するように前記シート体に穿孔する移動リング穴穿孔刃と、前記標準リング穴と前記移動リング穴とを連結する切断部を前記シート体に形成する切断部形成刃とを有する可動穴形成刃と、
    前記ベースに設けられ、前記可動穴形成刃を前記載置面に対して進退させる進退機構と、
    前記載置面に設けられ、前記進退機構によって前記可動穴形成刃が進入する穴部と、を備えることを特徴とするリングファイル用パンチ。
  3. 前記ガイド部材は、前記穴部に隣接するように前記載置面から突出形成されると共に当該突出方向に先細り形状に形成され且つ当該穴部に隣接する側に切り欠き部を有する位置決め凸部であることを特徴とする請求項2に記載のリングファイル用パンチ。
  4. 前記ガイド部材は、棒状に形成されると共に前記穴部側の先端部を先細り形状に形成され且つ当該穴部に隣接する側に溝部を有するガイド棒であることを特徴とする請求項2に記載のリングファイル用パンチ。
  5. 前記ガイド部材は、前記シート体の端辺を露出させた状態で当該シート体を保持すると共に当該シート体の露出した端辺に沿って前記ベースを規定位置に案内する係合部を有するシート体保持ベースと、前記ベースに設けられ、前記係合部と着脱自在に係合する被係合部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のリングファイル用パンチ。
  6. 前記可動穴形成刃は、前記標準リング穴及び移動リング穴にそれぞれ開口すると共に前記切断部に収斂する導入部を前記シート体に形成する導入部形成刃を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のリングファイル用パンチ。
  7. 前記可動穴形成刃の刃先の側面視形状は、波形であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のリングファイル用パンチ。
  8. 前記穴部は、前記可動穴形成刃が摺動可能に形成された下刃を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載のリングファイル用パンチ。
  9. 前記ベースは、前記載置面の規定位置に前記シート体を案内する案内表示部を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つに記載のリングファイル用パンチ。
  10. 前記位置決め凸部は、前記穴部に対して着脱自在に設けられることを特徴とする請求項3に記載のリングファイル用パンチ。
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