JP2016198370A - 救命胴衣付き椅子 - Google Patents

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Hiroyoshi Kojima
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Abstract

【課題】形状が様々である救命胴衣を、椅子の形態を大きく損なうことなく備え付けることができるようにして、救命胴衣を身近に備え置くことができるようにする。【解決手段】座部3の下部に救命胴衣保持手段7を設け、この救命胴衣保持手段7により、救命胴衣6を座部3の下部に、座部3の下部から取り外し可能に保持することにより、救命胴衣6を椅子1の柔軟な底部底被覆部材4aと、この部分に取付ける蓋部材8とで挟み付け保持する。【選択図】図2

Description

本発明は救命胴衣付き椅子に関するものである。
従来から救命胴衣は船舶などにて常備され、また海上レジャーに際して着用されているが、東日本大震災では津波被害が甚大であったことから、近年においては海に面する沿岸地域の公共施設内や学校内、また一般住居内でも備えておきたいと要望されるようになってきている。
上記救命胴衣に関連してこの救命胴衣を身近な場所であって、必要時には迅速に取り出せるようにした工夫が提案されている。例えば、特許文献1に示されているように、人の胴周りに巻くことのできる救命胴衣を二つ折りした扁平形状にし、これを椅子の座面板の上に乗せてクッションとして利用するものがある。
また、特許文献2と特許文献3では、救命胴衣を椅子の背凭れの部分に掛け止めて背用のクッションとして利用できるようにした点が示されている。
一方、椅子に関しては座面の下方が空き空間となることから、この空き空間を収納スペースとして利用することが色々提案されており、例えば、椅子の四本の支脚で囲まれた空間に抽斗を配置した工夫が示されている。
また、ソファタイプの椅子にあっても、座面下には柔軟なクッション材とスプリング機構とを収めた部分があるが、その下方が空き空間となる椅子構造であることから、例えば特許文献5に示されているように、前記空き空間となる箇所に、椅子全体を支える支承を兼ねる収納用ボックスを配したものが示されている。
このように座面下に抽斗タイプの収納用ボックスを設けた椅子が存在していることから、この収納用ボックスに上記救命胴衣を入れることで身近に備えておくことができると考えられる。
実用新案登録第3180652号公報 実用新案登録第3175055号公報 実用新案登録第3180162号公報 実用新案登録第3151971号公報 特開平10−042978号公報
特許文献1、2、3では椅子と救命胴衣とを組み合わせた点が示されているが、現在の救命胴衣には各種の形態が存在しており、それらの救命胴衣を椅子に取り付けることができない。そして、椅子に取り付けることができるとともに、すわり心地を損なわない条件を救命胴衣側で満たさなければならないという不具合がある。
さらに、救命胴衣は、空気膨出タイプのボンベを付帯する定期的な点検が必要なタイプを除けば、非使用時にはある程度扁平で面として広がりのある形態になる。しかしながら、許文献4、5に示されているように座面下に収納用ボックスを設けた椅子について、収納用ボックスを大きなものにして面に広がった形状の救命胴衣を収め入れなければならず、このようにあ大型の収納用ボックスを座面下に設けることは製造費や価格を引き上げてしまうという不具合が生じてしまうという欠点がある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、形状が様々である救命胴衣を椅子の形態を大きく損なうことなく備え付けることができるようにすることを課題とし、救命胴衣を身近に備え置くことができるようにすることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、座部の下部に救命胴衣保持手段が設けられていて、該救命胴衣保持手段により救命胴衣が前記座部の下部に該座部の下部から取り外し可能に保持されていることを特徴とする救命胴衣付き椅子を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
また、上記発明において、上記救命胴衣保持手段は、座部の柔軟な座部底被覆材と、この座部底被覆材に分離可能にして取り付けて前記座部底被覆材とで救命胴衣を挟み込み保持する蓋部材とからなり、前記蓋部材の少なくとも一部分を座部底被覆材から分離して形成した開放部分を通して、救命胴衣が座部の下部から取り外し可能とされていることが良好である。
(請求項3の発明)
そして、上記発明において、上記蓋部材の辺部と座部底被覆材における前記蓋部材の辺部の対応部とが、蓋部材の辺部に沿って位置するファスナを介して分離可能に連結されていることが良好である。
(請求項4の発明)
さらに、本発明において、上記蓋部材の辺部に上記座部底被覆材に掛け止め可能なフックからなる係止爪を備えていて、蓋部材が前記係止爪を介して座部底被覆材に分離可能に連結されていることが良好である。
本発明によれば、救命胴衣を椅子の柔軟な座部底被覆材とこの部分に取り付ける蓋部材とで挟み付け保持することから、救命胴衣をその形状に影響されることなしに座部の下部に配置でき、救命胴衣を身近な位置に目立たせずに常設できる。
本発明に係る救命胴衣付き椅子の一例を示す説明図である。 一例を斜め下方側から見た状態で示す説明図である。 救命胴衣を分離して一例を一部断面で示す説明図である。 他の実施の例を示す説明図である。 他の実施の例における蓋部材の掛け止めを示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図5に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は椅子で、図1と図3に示すようにこの椅子1は背凭れ部2と座部3とが一体となっているソファである。そして椅子1の各面を構成する複数の被覆材4を縫製して内部にクッション材5を充填することによって、背凭れ部2の下端部分と座部3の上部工端部分とが一体となって連続する椅子形態に形成されており、人が着座した場合には背凭れ部2の前面が有る程度の凹みを持ってその人の背を受け止めて支え、また座部3にあっても上面が有る程度の凹みを持ってその人の臀部、大腿部を受け止めて支えるものとされている。
本実施の例の椅子1にあっては、図2と図3に示されているように座部3の下部を救命胴衣6を配する部分としており、この部分に救命胴衣6を保持する救命胴衣保持手段7が設けられている。この救命胴衣保持手段7は、前記座部3の下部の座部底被覆材4aの一部分を利用していて、その座部底被覆材4aについては、柔軟な素材から成形されており、背凭れ部2や座部3の表面としている上記被覆材と同一の素材が用いられている。
そして、救命胴衣保持手段7は、座部3の下部の上記座部底被覆材4aと、非着用状態にして面状に広がりのある形態となっている救命胴衣6を覆うことのできる広さとされて前記座部底被覆材4aに下方から重ね合わされる蓋部材8となるものであり、蓋部材8と座部底被覆材4aのこの蓋部材8に対応する部分とで救命胴衣6を挟み込み保持する。
救命胴衣保持手段7では上記蓋部材8は略方形に形成されており、一辺が座部底被覆材4aに逢着されているとともに、蓋部材8の残り三辺と座部底被覆材4aでの蓋部材の前記三辺に対応する位置とがファスナ9により分離可能にして取り付けられている。そして前記スライダ10を移動させることで救命胴衣保持手段7を開け閉めできる。これによって蓋部材8の辺に沿って前記スライダ10を移動させると、蓋部材8の辺を座部底被覆材4aから分離させることができ、この座部底被覆材4aと蓋部材8の辺との間を開いて形成した開放部分を通して救命胴衣6を座部3の下部から取り外しできるように設けられている。
座部底被覆材4aは救命胴衣保持手段7の一部分としている箇所も含めて上述したように柔軟で伸長可能な素材であり、救命胴衣保持手段7での座部底被覆材4aは椅子内部に充填のクッション材5からの押圧力を受けて救命胴衣6に過大な空間を形成せずに接する。そのため救命胴衣6はこの救命胴衣保持手段7の内側で移動することなく保持される。また救命胴衣保持手段7での座部底被覆材4aが密に救命胴衣6に接することから、座部3の下部に救命胴衣を配するための大きな空間は形成されず、座部3のすわり心地を損なうことがない。
上述したように構成が簡易なものであることから、既存のソファの座部底被覆材に蓋部材を上述のようにして取り付けて救命胴衣保持手段を構成することができる。なお、図3においては救命胴衣保持手段を見易くするために上下に嵩高のある状態でこの救命胴衣保持手段の部分を示している。
図4と図5は第二の実施の例を示している。この例の救命胴衣付き椅子1は上下反転した状態の図2に示されているように長椅子タイプのものである。そして、この例の椅子1にあっては座部3の下部には椅子全体を支承する骨格体が組み入れられており、その骨格体に接続された状態で座部3の下面四隅に脚11が配置されている。
図4に示されているようにこの椅子1の座部3の下部の下面全体を覆うようにして布などからなる柔軟性のある座部底被覆材4bが張設されている。この座部底被覆材4bは一般的に座部3の内部に収められているスプリング機構の部分を隠蔽したりスプリング機構側が発する音を抑える役割を有している。
この実施の例においても救命胴衣保持手段7を備えて救命胴衣6が取り付けられている。そして救命胴衣保持手段7は前記座部底被覆材4bと、非着用状態にして面状に広がりのある形態となっている救命胴衣6を覆う広さとされて座部底被覆材4bに下方から重ね合わされる蓋部材8となり、蓋部材8と座部底被覆材4bのこの蓋部材8に対応する部分とで救命胴衣6を挟み込み保持する。
上記実施の例と同じように救命胴衣保持手段7が座部底被覆材4bと蓋部材8とで救命胴衣6を挟み込み保持することで、救命胴衣6を備え付けた救命胴衣付き椅子1が得られているが、この実施の例での蓋部材8は、図示されているように平置きした扁平状態の救命胴衣6を覆う広さにして伸縮性のある布からなるカバーシート12の隅部と辺中央部とに長さ調整可能としたベルト13を介してそのカバーシート12の周辺にフックからなる複数の係止爪14を配したものである。
救命胴衣保持手段7の蓋部材8を張った状態にして上記係止爪14を座部底被覆材4bに掛け止めることにより、この蓋部材8と座部底被覆材4bとで救命胴衣6を挟み込みする。このように係止爪14を座部底被覆材4bに掛け止めることで蓋部材8を座部底被覆材4bに分離可能にして連結しており、必要時には何れかの係止爪14を座部底被覆材4bから抜いて蓋部材8の辺部を座部底被覆材4b側から分離させることで形成された開放部分から救命胴衣6を簡単に取り出すことができるようにしている。
上記実施の例では図5に示されているようにベルト13を長さ調整できるようにするためのバックル15を備えている。また、この図5ではフックである係止爪14を掛け止める部分を補強する目的の補強材16を、座部底被覆材4bでの係止爪14を掛け止める部分とする箇所に貼着した状態を示している。
このように補強材16を貼り付けるなどして掛け止め部分を補強しておくことにより、救命胴衣6をより安定して保持することできるとともに座部底被覆材4bの裂けを防止することもできて有用である。なお、長椅子の形態としたこの救命胴衣付き椅子1では、二体の救命胴衣を取り付けることができるものとして示しているが、これに限定されるものではなく、一体としたり、広さに応じて三体以上を備えるものとしてもよい。
沿岸地域への津波の到達が懸念される事態が生じた場合でも、津波到来が事前通告されると予想されるので、予想到達時刻までの間に余裕を持って椅子1を反転させて救命胴衣を取り出すようにすればよい。仮に津波が予想外の高さになって家屋内やオフィス内に津波が流れ込んで来て救命胴衣付き椅子1自体も浮くようになり、救命胴衣の着用が必要と考えられる状況になった場合において、上記実施の例のいずれにおいても救命胴衣6は救命胴衣付き椅子1の重心より下位(正置状態時)に配置されているので、取付状態にある救命胴衣側から加わる浮力も作用してこの椅子1の上下を反転させる操作は簡単であり、救命胴衣保持手段にて救命胴衣が保持されている座部の下面が簡単に上方に表われ、この救命胴衣の取り外しが簡単に行なえる。
1…救命胴衣付き椅子
2…背凭れ部
3…座部
4…被覆材
4a、4b…座部底被覆材
5…クッション材
6…救命胴衣
7…救命胴衣保持手段
8…蓋部材
9…ファスナ
10…スライダ
11…脚
12…カバーシート
13…ベルト
14…係止爪

Claims (4)

  1. 座部の下部に救命胴衣保持手段が設けられていて、該救命胴衣保持手段により救命胴衣が前記座部の下部に該座部の下部から取り外し可能に保持されていることを特徴とする救命胴衣付き椅子。
  2. 上記救命胴衣保持手段は、座部の柔軟な座部底被覆材と、この座部底被覆材に分離可能にして取り付けて前記座部底被覆材とで救命胴衣を挟み込み保持する蓋部材とからなり、前記蓋部材の少なくとも一部分を座部底被覆材から分離して形成した開放部分を通して、救命胴衣が座部の下部から取り外し可能とされている請求項1に記載の救命胴衣付き椅子。
  3. 上記蓋部材の辺部と座部底被覆材における前記蓋部材の辺部の対応部とが、蓋部材の辺部に沿って位置するファスナを介して分離可能に連結されている請求項2に記載の救命胴衣付き椅子。
  4. 上記蓋部材の辺部に上記座部底被覆材に掛け止め可能なフックからなる係止爪を備えていて、蓋部材が前記係止爪を介して座部底被覆材に分離可能に連結されている請求項2に記載の救命胴衣付き椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018124315A1 (ko) * 2016-12-26 2018-07-05 하진석 구명부기 및 구명조끼로 가변되는 의자
DE112017005100T5 (de) 2016-10-06 2019-08-01 Denso Corporation Energieumwandlungsvorrichtung

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