JP2016197777A - 緊急報知/支援システム及びこれに用いられる携帯端末装置 - Google Patents

緊急報知/支援システム及びこれに用いられる携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不測の事態の発生時に、円滑な連絡や適切な支援を受けることができる緊急報知/支援システムを簡易な構成で安価に提供する。
【解決手段】利用者Uが所持する携帯端末装置MUと、利用者Uが予め登録した登録者Rが所持する特定端末装置RUと、サービス提供者Sが管轄し、携帯端末装置MUと特定端末装置RUとを通話可能及びデータ送受信可能に接続すると共に、携帯端末装置MUから特定端末装置RUに対して、緊急通報を報知する緊急報知サービスを提供するクラウド基盤CBとを備え、クラウド基盤CBは、緊急報知サービスにおいて、携帯端末装置MUから特定端末装置RUへ、通話接続が可能となるまで予め定めた優先順位に従って順次通話発信を行うと共に、携帯端末装置MUの位置情報及び緊急メッセージを全ての特定端末装置RUに一斉送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、緊急報知/支援システム及びこれに用いられる携帯端末装置に関するものである。
従来、緊急時の通報システムとして、種々の先行技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
ここで、特許文献1には、消防署への迅速な通報と、利用者と消防との直接会話を可能とするために、遠隔操作手段がサービス提供装置から受信した遠隔操作指示に従って、通話手段から消防署へ119番通報を発信させると共に、回線接続手段は、サービス提供装置との回線接続中に、消防署との回線も接続し、これらの回線を接続して携帯端末、サービス提供装置、消防署の三者通話状態にする緊急通報システム及び緊急通報方法が開示されている。
また、特許文献2には、災害発生時に在宅者の個人毎に安否情報を知らせるために、災害検知情報を出力する災害検知手段、在宅者を個別に特定する在宅者特定手段、在宅者の安否を入力する安否情報システム入力部、災害発生時にシステム通信部を介して個人毎の安否情報を送信する情報管理手段等を有する安否確認システムが開示されている。
特開2013−118485号公報 特開2007−323154号公報
ところで、外出先等において、スマホ等携帯端末の利用者がストーカー、連れ回し、ひったくり等の犯罪や交通事故等のアクシデントに遭遇する場合がある。このようなアクシデントが発生した場合、利用者は、携帯端末を用いて電話や電子メールにより所定の連絡先へアクシデントの発生を通知することが考えられる。
しかしながら、このような場合には、利用者自らが携帯端末の発信や電子メールの操作を行う必要があるが、利用者(特に、高齢者、女性、児童等)は、アクシデントの発生により動揺し、適切に携帯端末を操作できない虞がある。また、アラーム等の警告音を報知させた場合、却って不審者等を刺激、興奮させる虞もある。
このような緊急性、犯罪性の高いアクシデントに対して、上記先行技術では、いずれも十分に対応できないといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、不測の事態の発生時に、円滑な連絡や適切な支援を受けることができる緊急報知/支援システムを簡易な構成で安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る緊急報知/支援システムは、利用者が所持する携帯端末装置と、前記利用者が予め登録した登録者が所持する特定端末装置と、サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置と前記特定端末装置とを通話可能及びデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置から前記特定端末装置に対して、緊急通報を報知する緊急報知サービスを提供するクラウド基盤とを備え、前記クラウド基盤は、前記緊急報知サービスにおいて、前記携帯端末装置から前記特定端末装置へ、通話接続が可能となるまで予め定めた優先順位に従って順次通話発信を行うと共に、前記携帯端末装置の位置情報及び緊急メッセージを全ての特定端末装置に一斉送信することを特徴とするものである。
このように構成した場合には、利用者が外出先等で緊急事態に遭遇した場合でも、安全・確実に緊急報知を行うことができる緊急報知/支援システムを簡易な構成で安価に提供することができる。
また、前記クラウド基盤は、前記携帯端末装置による前記緊急報知サービスの解除を不能とすると共に、前記利用者と通話可能に接続された前記特定端末装置に対して、前記緊急報知サービスの解除コードを送信してもよい。
このように構成した場合には、犯罪等の不測の事態に伴う緊急報知サービスの意図しない解除を未然に防止して、利用者の確実な安全確保に寄与することができる。
さらに、前記携帯端末装置は、当該携帯端末装置の操作部を目視することなく操作可能な不視起動手段を備えており、前記緊急報知サービスは、前記携帯端末装置の前記不視起動手段により起動されてもよい。
このように構成した場合には、不審者等を刺激したくないような状況においても相手方に端末操作を認識されることなく安全に緊急通報を発信することが可能となる。
また、本発明に係る別の緊急報知/支援システムは、利用者が所持する携帯端末装置と、サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置とデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置の位置情報に基づき、所定の情報を提供するクラウド基盤とを備え、前記クラウド基盤は、前記携帯端末装置の利用者情報及び位置情報に基づき、前記携帯端末の最寄りのサービス機関の情報を、前記利用者に対応する言語にて提供することを特徴とするものである。
このように構成した場合には、旅先等(特に、外国等)の地理的に不案内な場所における利用者の緊急支援を円滑に行うことができる。
また、本発明に係る他の緊急報知/支援システムは、利用者が所持する携帯端末装置と、サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置とデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置の位置情報を取得すると共に、前記利用者が選択した所定のサービスを提供するクラウド基盤とを備え、前記クラウド基盤は、前記利用者が選択した所定のサービスを、前記携帯端末装置の利用者情報及び/又は位置情報に基づき提供することを特徴とするものである。
このように構成した場合には、利用者の地理的条件や時間的条件等、所望の条件に基づいた適切なアプリケーションサービスを提供することができる。
また、以上の緊急報知/支援システムに用いられる携帯端末装置は、通話機能、データ送受信機能、GPS機能及び姿勢検知センサーを有すると共に、当該携帯端末装置を目視することなく、前記緊急報知サービスを起動することができる不視起動手段を備えていることを特徴とするものである。
このように構成した場合には、不審者等を刺激したくないような状況においても相手方に端末操作を認識されることなく安全に緊急通報を発信することが可能となる。
また、前記不視起動手段は、前記携帯端末装置を所定の方向に回転又は振動させることにより構成されていてもよい。
このように構成した場合には、既存の携帯端末の機能を流用して、容易に不視起動手段を実現することができる。
また、前記携帯端末装置は、前記利用者の体温、血圧、呼吸数、心拍数等の生体情報を検出する装着型バイタルセンサーが接続可能となっており、前記不視起動手段は、前記バイタルセンサーが異常値を検出した場合、又は、前記バイタルセンサーの接続が解除された場合に起動されてもよい。
このように構成した場合には、一人暮らしの高齢者や病人等、体調に不安がある利用者に好適な緊急報知/支援システム用の携帯端末装を提供することができる。
また、前記不視起動手段は、所定のアイコンを所定の時間長押し操作、又は、タップ操作することにより構成されていてもよい。
このように構成した場合には、既存のスマートフォン等の携帯端末装置が容易に流用可能となる。
高齢者、女性、児童、病人、旅行者等の利用者が外出先等で緊急事態に遭遇した場合でも、安全・確実に緊急報知/支援を行うことができるので、利用者をより安全に保護することができる。
実施の形態1に係る緊急報知/支援システムの全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る携帯端末装置を示す模式図であり、同(a)は正面図、同(b)は背面図である。 実施の形態1に係る携帯端末装置の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る携帯端末装置の不視起動手段の一例として、姿勢検知センサーを用いた形態を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る携帯端末装置の不視起動手段の一例として、装着型バイタルセンサーを用いた形態を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る緊急報知サービスの処理プロセスの一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る緊急報知/支援システムの全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る緊急報知サービスの処理プロセスの一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る緊急報知/支援システムの全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係る緊急報知サービスの処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る緊急報知/支援システムの一実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1は本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1の全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。
なお、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1は、サービス提供主体Sが、アプリケーションソフト等のサービス(機能)をネットワークNW経由で利用者Uに提供する形態であり、ストーカー、ひったくり、連れ回し等、犯罪性の高い緊急時における報知/支援システムである。
<実施の形態1>
図1に模式的に示すように、本実施の形態における緊急報知/支援システム1は、利用者Uが所持する多機能通信端末としての携帯端末装置MU、利用者Uにより予め登録された登録者Rが所持する特定端末装置RU、携帯端末装置MUと特定端末装置RUとの間に介在して、登録情報等の管理、アプリケーションサービスの提供、システム全体の制御等を行うクラウド基盤CB等を備えている。これらの携帯端末装置MUと、対応する事前登録した特定端末装置RUとは、クラウド基盤CB及びネットワークNW(公衆電話網、インターネット、携帯電話網)を介して互いに音声通話及びデータ通信が可能に構成されている。また、携帯端末装置MUや特定端末装置RUは、利用者Uや事前登録者Rが所持するのに対し、クラウド基盤CBは、サービス提供主体Sが管轄している。そして、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1では、高齢者、女性、児童、病人等の利用者Uの要請に応じて、サービス提供主体Sが所定のアプリケーションサービス(利用者Uが緊急事態の発生をクラウド基盤を介して優先順位に従い事前登録先Rに報知するものであり、以下、緊急報知サービスとも称する)を提供するものである。なお、緊急報知サービスの詳細については後述する。
本発明に係るサービス提供主体(サービス提供者)Sとしては、例えば、自治体、企業、学校、保育園、病院、施設、ホテル、旅館、旅行会社、保険会社、航空会社等、適宜任意のサービス提供主体を採択することができる。
また、利用者Uとしては、個人、グループメンバー、自治体住民、企業社員、学生、児童、学童、患者、ホテル顧客等、適宜任意の利用者を採択することができるが、本実施の形態では、特に、高齢者、女性、児童、病人等の肉体的弱者に好適である。
同様に、本実施の形態に係る登録者Rとしては、上記利用者Uの保護者、親族等が好適である。
また、携帯端末装置MUや特定端末装置RUとしては、例えばスマートフォンやフィーチャーフォン、あるいはPDA(Personal Digital Assistance)、ノートパソコン等を用いることができる。
[クラウド基盤]
本実施の形態におけるクラウド基盤CBは、インターネットNW経由でハードウェアや情報回線などのいわゆるインフラやアプリケーションサービスを提供するものであり、利用者Uの識別情報(属性情報)、登録者Rの連絡先等の情報、利用日時、地理情報、履歴情報、音声データ等を格納(記憶)したデータベースを含み、CPU、メモリ、ディスクといったサーバーリソースを、必要な時に必要な量だけ利用できる形態となっている。
クラウド基盤CBは、ネットワーク上のサーバー(クラウドサーバー)として機能し、システム全体の制御やプログラムの演算処理等を実行するCPU、RAMやハードディスクなどの記憶装置、キーボードやポインティングデバイス等の入出力インターフェース、インターネットやLAN等のネットワークを介して情報を送受信する通信装置等を備えている。なお、本発明に係る緊急報知/支援システム1における各種アプリケーションサービス(本例では、緊急報知サービス)は、所定のプログラムモジュールや情報記憶部に蓄積記憶された情報がCPUに適宜読み込まれてその処理が実行される。
図1に模式的に示すように、クラウド基盤CBの機能部としては、緊急コール処理部CB10、システム情報記憶部CB12、連絡先特定部CB14、位置情報抽出部CB16、システム通信処理部CB18等が含まれている。
緊急コール処理部CB10は、システム全体を制御するシステム制御部としての機能を担い、緊急報知サービスが起動された際に、携帯端末装置MUから、対応する特定端末装置RUに対し緊急事態の発生を報知する緊急通報(以下、緊急コールとも称する)を受け付け、以下の各機能部の処理を統括する。
システム情報記憶部CB12は、マスター情報データベースDB1及び実績情報データベースDB2を含んでいる。また、特定端末装置RUとの通話接続が確立された際には、緊急コール処理部CB10を介して、通話記録が録音されようになっている。なおこの際、同時にビデオ画像も録画されるように構成してもよい。
マスター情報データベースDB1には、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1の利用者Uに関する情報及び緊急連絡先に関する情報が記憶されている。利用者Uに関する情報としては、利用者の識別情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、血液型、年齢、生年月日、既往歴、かかりつけ医療機関、ID、パスワード等)が記憶されている。
同様に、緊急連絡先に関する情報としては、緊急事態の発生時に、アクシデントの発生を伝える相手方(登録者R)の連絡先情報が優先順位と共に記憶されている。例えば、利用者Uの保護者等の属性情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、血液型、年齢、続柄等)が記憶されている。
一方、実績情報データベースDB2には、緊急報知サービスが起動された際の、通話記録(発信者及び受信者の双方音声記録)、ビデオ記録、位置情報、移動経路、緊急連絡先への発信ログ、情報送信ログ等が蓄積(記憶)されている。これにより、犯罪等の状況に関する証拠データや、その後のデータログ解析等を可能としている。
連絡先特定部CB14は、マスター情報データベースDB1を参照して、緊急コール処理部CB10で受け付けた緊急コールの発信元を特定すると共に、当該発信元に対応する緊急連絡先を特定する。具体的には、緊急コールが発信された携帯端末装置MUの利用者Uの識別情報に基づいて、マスター情報データベースDB1を検索することで、合致する利用者Uを特定する。同様に、利用者識別情報に対応するマスター情報データベースDB1の緊急連絡先情報に基づいて、マスター情報データベースDB1を検索することで、対応する緊急連絡先を優先順位と共に特定する。
位置情報抽出部CB16は、緊急コール処理部CB10で受け付けた携帯端末装置MUからの位置情報(GPS情報)に基づいて、その携帯端末装置MUの地図上における場所を特定し、その後も当該携帯端末装置MUの位置情報をオンラインで更新する。
システム通信処理部CB18は、緊急コール処理部CB10と協働して、事前に登録された登録者Rの緊急連絡先に通話接続可能となるように発信すると共に、全ての連絡先に対して位置情報等のデータを送信する。
具体的には、緊急コールを発信した利用者Uに対応する、予め登録された登録者Rの特定端末装置RUに対して、順次発信(架電)を行う。より具体的には、まず、予め定めた優先順位の高い登録者Rに発信を行うが、所定の時間(例えば、5秒)応答がない(話し中等で通話できない)場合には、優先順位に従って発信先を切り替え、以降、通話回線が接続されるまで順次発信を行う。
この順次発信によって、混線することなく、利用者Uが所持する携帯端末装置MUと事前登録されたいずれかの登録者Rが所持する特定端末装置RUとの通話が確実に可能となる。
また併せて(同時に)、利用者Uの位置情報や緊急メッセージを全ての登録者Rの特定端末装置RUに一斉送信する。これによって、緊急報知サービスにより緊急コールを発信した利用者Uの現在位置を、予め登録された全ての連絡先の特定端末装置RUの表示部のそれぞれに、緊急メッセージと共に地図上で一斉表示することが可能となる。
また、通話が接続された際には、利用者Uの周囲の環境状況が記録(録音あるいは録画)されるので、犯罪等の証拠としても利用することが可能となる。
[携帯端末装置]
次に、本実施の形態に係る緊急報知/支援システムに用いられる携帯端末装置の構成について説明する。
本実施の形態に係る携帯端末装置MUは、通話回線による音声通話と、インターネット回線によるデータ通信とが行える携帯端末装置MUであって、さらに携帯端末装置MUの姿勢を判別する姿勢検知センサーやGPS機能等を有している。
図2(a)は、本実施の形態に係る携帯端末装置MUの正面図であり、図2(b)は、携帯端末装置MUの背面図である。
図2に模式的に示すように、携帯端末装置MUは、筐体MU1、表示部MU2、操作部MU3、インカメラMU4、アウトカメラMU5等を備えている。
筐体MU1は、正面から見て、ほぼ矩形状(長方形状)の輪郭を有している。筐体MU1の正面側には、表示部MU2が形成されている。表示部MU2には、各種の画像(画面)が表示される。表示部MU2は、例えば、液晶表示部として構成することができるが、有機EL表示部等、他の種類の表示部を適宜採用することができる。さらに、透明なシート状に形成された操作部MU3が、表示部MU2を覆うように(表示部MU2と重なって)形成されている。操作部MU3としては、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等の各種方式を用いることができる。
筐体MU1の内部には、利用者Uが発した発話音声が入力されるマイクロフォン、通信先の携帯電話機等から受信された受話音声が出力される通話スピーカ、外部スピーカ等が配されている。また、筐体MU1の正面側には、携帯端末装置MUの正面方向に存在する被写体を撮影するインカメラMU4が配設されており、同様に背面側には、携帯端末装置MUの背面方向に存在する被写体を撮影するアウトカメラMU5が配設されている。
また、携帯端末装置MUの内部には、携帯端末装置MUの姿勢を検知する不図示の姿勢検知センサーが配されている。この姿勢検知センサーとしては、例えば、携帯端末装置MUのx軸、y軸及びz軸方向の重力加速度成分を検出する既存の加速度センサーを流用することができる。姿勢検知センサーで検出された各方向の重力加速度成分を用いて、周知の幾何学的な関係式より、携帯端末装置MUの傾斜角(回転方向)を検出(或いは算出)し、携帯端末装置MUの回転方向や姿勢等を検知することが可能となる。
ここで、図3は本実施の形態に係る携帯端末装置MUの機能ブロック図である。図3に模式的に示すように、携帯端末装置MUの機能部としては、端末制御部MU10、端末記憶部MU11、端末画像出力部MU12、端末タッチ検出部MU13、端末音声処理部MU14、端末キー入力部MU15、端末通信部MU16、端末撮像部MU17、端末姿勢検知部MU18、端末位置検出部MU19等が含まれている。
端末制御部MU10は、CPUを備え、端末記憶部MU11に記憶されたプログラムに従って、携帯端末装置MUを構成する各機能部(端末記憶部MU11、端末画像出力部MU12、端末タッチ検出部MU13、端末音声処理部MU14、端末キー入力部MU15、端末通信部MU16、端末撮像部MU17、端末姿勢検知部MU18、端末位置検出部MU19等)を制御する。
端末制御部MU10は、各種のアプリケーションを実行し、アプリケーションに応じた画面を表示部MU2に表示する。表示部MU2には、現在時刻、電波の強度を示す強度メータ、バッテリー残量、不在着信情報、新規メッセージ情報など、各種の通知情報に対応する通知アイコンや電話、電子メールなど、各種のアプリケーションに対応する起動用アイコン等が表示される。さらに、利用者Uにより携帯端末装置MUの所定の操作が行われると、緊急コールをクラウド基盤CBに通知(発信)する緊急報知サービスが起動され、所定の制御処理が実行される。
端末記憶部MU11は、ROM、RAM、外部メモリを含み、各種のプログラムが記憶されている。端末記憶部MU11に記憶されるプログラムは、携帯端末装置MUの各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーション(例えば、ホーム、電話、電子メール、ウェブブラウザ、地図、ゲーム、スケジュール管理、バーコードリーダー等)を含む。プログラムは、携帯端末装置MUの製造時に端末記憶部MU11に格納されたり、ネットワークNWやメモリカード、CD−ROM等の記憶媒体を介して端末記憶部MU11に格納される。
端末画像出力部MU12は、端末制御部MU10からの制御信号と画像信号に基づき、表示部MU2に画像(画面)を表示する。また、端末画像出力部MU12は、端末制御部MU10からの制御信号に応じて、表示部MU2の点灯、消灯及び輝度の調整を行う。
端末タッチ検出部MU13は、操作部MU3に対する利用者Uの指等の接触位置を検出し、検出したタッチ位置に基づいて生成された位置信号を端末制御部MU10へ出力する。これにより、利用者Uは、操作部MU3に指を触れることにより、タップ操作、フリック操作、スライド操作等の様々なタッチ操作を行うことができる。ここで、タップ操作とは、利用者Uが操作部MU3に指を接触させた後、短時間のうちに指を操作部MU3から離す操作であり、フリック操作とは、利用者Uが操作部MU3に指を接触させた後、操作部MU3を指で任意の方向に弾く操作である。また、スライド操作とは、利用者Uが操作部MU3に指を接触させたまま、任意の方向へ指を移動させる操作である。
端末音声処理部MU14は、マイクロフォン等の音声入力部からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を端末制御部MU10へ出力すると共に、端末制御部MU10からのデジタルの音声信号にデコード処理及びD/A変換等を施し、変換後の電気信号をスピーカ等の音声出力部に出力する。
端末キー入力部MU15としては、電源を投入するための電源キー等少なくとも1つ以上のハードキーを含み、押下されたハードキーに対応する信号を端末制御部MU10に出力する。
端末通信部MU16は、端末制御部MU10から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先(本例では、クラウド基盤CB)へ送信する。さらに、端末通信部MU16は、アンテナを介して受信した無線信号を端末制御部MU10が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号を端末制御部MU10へ出力する。
端末撮像部MU17は、インカメラMU4及びアウトカメラMU5により撮影された画像の画像データに各種の画像処理を施し、画像処理後の画像データを端末制御部MU10に出力する。
端末姿勢検知部MU18は、3軸タイプの加速度センサー等を含み、当該加速度センサーにより、携帯端末装置MUに生ずる重力加速度を検出する。端末姿勢検知部MU18は、3軸加速度センサーによる重力加速度の検出結果に基づいて携帯端末装置MUの向き(回転方向)を検出し、検出した携帯端末装置MUの向きに応じた検出信号を端末制御部MU10へ出力する。
端末位置検出部MU19は、GPS(Global Positioning System)等を含み、GPS衛星から受信する信号等に基づき、携帯端末装置MUの現在位置を検出し、現在位置に応じた信号を端末制御部MU10へ出力すると共に、緊急報知サービスにおいて緊急コールが発信された際には、クラウド基盤CBに当該位置情報(GPS情報)を送信する。
そして、本実施の形態に係る携帯端末装置MUは、緊急コールを発信する上記アプリケーションサービスを、当該携帯端末装置MUを目視(視認)することなく起動することができる不視起動手段を備えている。
具体的には、図4に模式的に示すように、本実施の形態に係る携帯端末装置MUでは、その姿勢を検知するための姿勢検知センサー(加速度センサー)を利用し、利用者Uが所定の操作(例えば、図4において、z軸回りに携帯端末装置MUを5回回転させる、あるいは、z軸方向に携帯端末装置MUを5秒振動させる等)を行った場合に、緊急報知サービスが自動的に起動(緊急コールが発信)されるように構成されている。
これにより、利用者Uは、例えばポケットの中で携帯端末装置MUを操作することができ、携帯端末装置MUを目視(視認)することなく、緊急事態を事前登録者Rに報知することが可能となる。すなわち、犯罪等の緊急性が高く不審者等を刺激したくないような状況においても相手方に端末操作を認識されることなく安全に緊急コールを発信することが可能となる。
またこの際、ビデオ録画を同時に開始するように構成してもよい。この場合は、ポケット等から携帯端末装置MUを取り出した際に利用者Uの周囲環境を画像として記録することが可能となる。
なお、緊急報知サービスを起動する際の携帯端末装置MUの回転(振動)方向、回数、時間等は、適宜任意に設定することができる。
また、他の不視起動手段の例としては、専用のアイコンを携帯端末装置MUの所定位置(固定位置)に表示させるようにして、当該専用アイコンを長押し操作や連続タップ操作することにより緊急報知サービスを起動するように構成してもよい。これにより、既存のスマホ等の携帯端末装置MUを流用して、緊急報知サービスを起動することができる。
なお、利用者Uが一人暮らしの高齢者や病人等、体調に不安がある場合等には、例えば、図5に模式的に示すように、利用者Uの体温、血圧、呼吸数、心拍数等の情報を検出する装着型バイタルセンサーVSが接続可能な専用の携帯端末装置SMUを設け(用意し)、当該専用携帯端末装置SMUを介してクラウド基盤CBに適宜生体情報が取り込めるように構成してもよい。この場合には、手探りでも操作可能なように、筐体MU1の角部(四隅のいずれか)に、緊急スイッチESを設け、当該緊急スイッチESにより、緊急報知サービスを起動するように構成してもよいし、上記バイタルセンサーVSが異常値を検出した場合や、当該バイタルセンサーVSが携帯端末装置MUから引き抜かれた場合(接続が解除された場合)に緊急報知サービスが自動的に起動(緊急コールが自動的に発信)するように構成してもよい。さらに、図示しない起動ストラップを別途設け、当該起動ストラップが携帯端末装置MUから引き抜かれた場合に、緊急報知サービスが自動的に起動するように構成してもよい。
次に本発明の緊急報知/支援システム1に係る緊急報知サービスの処理プロセスの一例を図6のフローチャートを用いて説明する。
まず通常時において、緊急報知/支援システムを起動するアプリケーションをダウンロードしておく。
なお、本実施の形態では、所定のQRコード(登録商標)やバーコードを携帯端末装置MUにて読み取ることにより、サービス提供者Sが提供するアプリケーションサービス(本例では、緊急報知サービス)が適宜ダウンロード可能となっている。
次に、例えば、携帯端末装置MUの操作画面から「新規利用者登録」を選択し、利用者情報の入力画面を表示させ、利用者Uの基本情報(氏名、電話番号、メールアドレス、ID、パスワード等)を登録する。同様に、携帯端末装置MUの操作画面から「緊急連絡先登録」を選択し、連絡先の情報の入力画面を表示させ、緊急時の連絡先を優先順位と共に登録する。なお、これらの登録情報は、クラウド基盤CBに転送され、マスター情報データベースDB1に記憶(格納)される。
次に、携帯端末装置MUを所持する利用者Uが、例えば、ストーカー等の犯罪や、交通事故、体調不良等の緊急事態に遭遇した場合には、携帯端末装置MUの所定の操作(例えば、z軸回りに5回回転させる)を行い、緊急報知サービスを起動させる(ST10)。なおこの際、利用者Uは携帯端末装置MUを目視することなく、例えばポケットの中で操作することが可能なので、不審者に遭遇した場合等、犯罪性や危険性が高い状況においても、周囲の人間に当該操作が気付かれることはない。
上記所定の操作により、緊急報知/支援システム1が起動され、緊急コール(緊急通報)が携帯端末装置MUの位置情報と共に、クラウド基盤CB(緊急コール処理部CB10)に通知される。この際の緊急通報としては、緊急通報を示す制御信号と、携帯端末装置MU及びその所持者を識別する情報(電話番号、利用者IDなどの利用者識別情報)がクラウド基盤CBに発信(通知)され、緊急コール処理部CB10により当該緊急コールが受け付けられる(ST11)。また、緊急コール処理部CB10で受け付けた緊急通報は、実績情報データベースDB2にて、履歴等と共に記憶される。
緊急コール処理部CB10は、予め記憶された所定の処理を開始する。すなわち、利用者識別情報に基づいて、マスター情報データベースDB1を参照し、発信元の携帯端末装置MUを特定する(ST12)と共に、位置情報抽出部CB16を介して、緊急コール処理部CB10で受け付けた利用者U(携帯端末装置MU)の地図上における位置情報(緯度経度情報)を取得する(ST13)。
次に、当該携帯端末装置MUに対応する(事前登録された)緊急連絡先を優先順位と共に特定する(ST14)。
そして、優先順位の高い緊急連絡先に対して、電話(通話)発信する(ST15)と共に、位置情報及び緊急メッセージ(例えば、“緊急事態です。助けてください。私は今ここ(位置情報を地図表示)にいます”等)を全ての緊急連絡先に対して一斉送信する(ST16)。
なお、携帯端末装置MUの位置情報については、緊急報知サービスが解除されるまで当該位置情報をオンラインで更新し、全ての連絡先に対して更新情報(位置情報)を所定の間隔(例えば、5秒)で送信する(ST17)。この位置情報は、緊急報知サービスが解除されるまで継続して送信される(ST22)。なお、緊急報知サービスの解除は、後述の特定端末装置RUから解除コードが入力された場合(ST19〜ST21参照)、緊急コール処理部CB10により解除されるようになっている。
そして、当該緊急コールを受信したクラウド基盤CB(緊急コール処理部CB10)は、通話回線が所定の時間経過(例えば、5秒)しても接続されない場合には、優先順位に従って、通話接続が確立するまで、順次、次の緊急連絡先に通話発信する(ST18でNOの場合)。
次に、緊急コール処理部CB10は、発信元の携帯端末装置MUからの緊急報知サービスの解除を不能とすると共に、通話接続が確立された緊急連絡先(ST18でYESの場合)に対しては、緊急報知サービスの解除メッセージを解除コードと共に送信する(例えば、“緊急コール発信者○○さんの安全が確認できた場合は、下記に解除コード(×××)を入力して下さい“等)(ST19)。なおこの際、緊急コール処理部CB10は、通話可能となった登録者Rと緊急コールを発信した利用者Uとの通話録音及び/又は録画を開始する(ST20)。
すなわち、本実施の形態では、緊急報知サービスが起動された場合には、利用者U側から当該緊急報知サービスを解除することが不能となっており、通話により利用者Uの安全が確実に確認できた特定端末装置RUのみから緊急報知サービスの解除が可能となっている。これにより、犯罪等の不測の事態に伴う緊急報知サービスの意図しない解除を未然に防止して、利用者Uの確実な安全確保に寄与することができる。
次に、通話接続が確立された緊急連絡先により、解除コードが入力されて緊急報知サービスが解除された場合(ST21でYESの場合)には、全ての登録連絡先へ解除メッセージ(例えば、“緊急コール発信者○○さんの安全が確認できたので、緊急報知サービスは解除されました”等)を一斉送信し、緊急報知サービスを解除し(ST22)、図6の処理プロセスを終了する。
なお、通話接続された場合(ST18でYESの場合)、利用者U側からは、通話接続を解除(通話を切断)できないように構成してもよい。このように構成した場合には、誤操作や犯罪等に巻き込まれた際の不測の(意図しない)通話断操作を未然に防止し、会話可能な状態を安定して維持できる。
<実施の形態2>
次に、本発明に係る緊急報知/支援システムの別の実施形態について説明する。なお、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Aは、旅先等(特に、外国等)の地理的に不案内な場所における利用者Uの緊急支援を主たる目的とするものであり、先の実施の形態と同様に、サービス提供主体Sが、アプリケーションソフト等のサービス(機能)をネットワークNW経由で利用者Uに提供するものである。以下、簡潔化のため、先の実施の形態と同様な構成要素(例えば、携帯端末装置MU等)については、同様な符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ここで、図7は本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Aの全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。
図7に模式的に示すように、本実施の形態における緊急報知/支援システム1Aは、利用者Uが所持する多機能通信端末としての携帯端末装置MUと、サービス提供主体Sが管轄し、アプリケーションサービスの提供、システム全体の制御等を行うクラウド基盤CB等とを備えている。これらの携帯端末装置MUと、クラウド基盤CBとは、ネットワークNW(公衆電話網、インターネット、携帯電話網)を介してデータ通信が可能に構成されている。そして、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Aは、旅行者等の利用者Uの要請に応じて、サービス提供主体Sが所定のアプリケーションサービス(以下、緊急アシストサービスとも称する)を提供するものである。
本実施の形態に係るサービス提供主体(サービス提供者)Sとしては、例えば、自治体、ホテル、旅館、旅行会社、保険会社、航空会社等、適宜任意のサービス提供主体を採択することができる。
また、利用者Uとしては、個人、グループメンバー、自治体住民、企業社員、学生、児童、学童、患者、ホテル顧客等、適宜任意の利用者を採択することができるが、本実施の形態では、特に、旅行者等に好適である。
また、携帯端末装置MUとしては、既存のスマートフォン等を流用することができ、所定のQRコード(登録商標)やバーコードを携帯端末装置MUにて読み取ることにより、サービス提供者Sが提供するアプリケーションサービス(本例では、緊急アシストサービス)が適宜ダウンロード可能となっている。なお、本実施の形態は、先の実施の形態と比し、緊急性が低いので、不視起動手段等を設けることなく、既存の携帯端末装置MUに専用アプリケーションをダウンロードし、専用アイコン(例えば、「アシストコール」)を操作部MU3に表示させ、当該専用アイコンにて緊急アシストサービスを起動するように構成されている。ただし、先の実施の形態と同様な不視起動手段により、緊急アシストサービスを起動してもよい。
また、サービス提供者Sがホテル等である場合には、利用者Uがチェックインした際に、緊急アシストサービスのアプリケーションがダウンロード可能なURLメッセージを携帯端末装置MUに自動的に送信するように構成してもよい。
図7に模式的に示すように、クラウド基盤CBの機能部としては、緊急アシスト処理部CB20、システム情報記憶部CB22、利用者特定部CB24、位置情報抽出部CB26、システム通信処理部CB28等が含まれている。
緊急アシスト処理部CB20は、システム全体を制御するシステム制御部としての機能を担い、緊急アシストサービスが起動された際に、利用者Uの携帯端末装置MUを特定し、利用者Uの現在位置に最寄りの公共機関、サービス機関等の連絡先や設備概要等の情報を予め登録された言語(使用言語)にて利用者Uに提供する。
システム情報記憶部CB22は、マスター情報データベースDB21及び実績情報データベースDB22を含んでいる。
マスター情報データベースDB21には、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Aの利用者Uに関する情報が記憶されている。利用者Uに関する情報としては、利用者の識別情報(国籍、使用言語、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、血液型、年齢、生年月日、既往歴、かかりつけ医療機関、ID、パスワード等)が記憶されている。また、地域における病院、警察署、消防署、保険会社、旅行会社、救急車両、タクシー会社等の公共機関、サービス機関等の連絡先や概要情報等が登録言語に対応して記憶されている。
一方、実績情報データベースDB22には、緊急アシストサービスが起動された際の位置情報、発信ログ、情報送信ログ等が蓄積(記憶)されている。
利用者特定部CB24及び位置情報抽出部CB26は、マスター情報データベースDB21を参照して、緊急アシスト処理部CB20で受け付けたアシストコールの発信元を特定すると共に、当該発信元の位置情報(GPS情報)に基づき、最寄りの病院、警察署、消防署、保険会社、クレジットカード会社、旅行会社、救急車両、タクシー会社等の公共機関、サービス機関等の連絡先や概要情報等を抽出する。
システム通信処理部CB28は、抽出したサービス機関の連絡先情報を利用者Uの使用言語(予め登録した言語)に基づき携帯端末装置MUに送信する。
次に本発明の緊急報知/支援システム1Aに係る緊急アシストサービスの処理プロセスの一例を図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、通常時において、例えば、携帯端末装置MUの操作画面から「新規利用者登録」を選択し、利用者情報の入力画面を表示させ、利用者Uの基本情報(使用言語、氏名、電話番号、メールアドレス、ID、パスワード等)を登録しておく。
次に、携帯端末装置MUを所持する利用者Uが、旅行先等で、交通事故、体調不良等の緊急事態に遭遇した場合には、携帯端末装置MUの「アシストコール」アイコンをタップ操作し、緊急アシストサービスを起動させる(ST30)。
上記操作により、緊急報知/支援システム1Aが起動され、アシストコールが携帯端末装置MUの位置情報と共に、クラウド基盤CB(緊急アシスト処理部CB20)に通知される。この際の緊急通報としては、緊急通報を示す制御信号と、携帯端末装置MU及びその所持者を識別する情報(電話番号、利用者IDなどの利用者識別情報)がクラウド基盤CBに発信(通知)され、緊急アシスト処理部CB20により当該緊急コールが受け付けられる(ST31)。また、緊急アシスト処理部CB20で受け付けた緊急通報は、実績情報データベースDB22にて、履歴等と共に記憶される。
緊急アシスト処理部CB20は、予め記憶された所定の処理を開始する。すなわち、利用者識別情報に基づいて、マスター情報データベースDB21を参照し、発信元の携帯端末装置MUを特定する(ST32)と共に、位置情報抽出部CB26を介して、緊急アシスト処理部CB20で受け付けた利用者U(携帯端末装置MU)の地図上における位置情報(緯度経度情報)を取得する(ST33)。
次に、上記GPS情報に基づき、利用者Uの現在位置に近い最寄りのサービス機関の連絡先情報等を、マスター情報データベースDB21から検索抽出する。
そして、抽出した最寄りのサービス機関の連絡先情報等を、利用者Uの携帯端末装置MUに送信し、利用者Uが事前登録した使用言語にて表示部MU2に表示させる(ST34)と共に、実績情報データベースDB22に履歴として記録し(ST35)、図8の処理プロセスを終了する。
<実施の形態3>
次に、本発明に係る緊急報知/支援システムの他の実施形態について説明する。なお、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Bは、先の実施の形態と同様に、サービス提供主体Sが、アプリケーションソフト等のサービス(機能)をネットワークNW経由で利用者Uに提供するものであり、先の実施の形態と同様な構成要素(例えば、携帯端末装置MU等)については、同様な符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ここで、図9は本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Bの全体構成を模式的に示す機能ブロック図である。
図9に模式的に示すように、本実施の形態における緊急報知/支援システム1Bは、利用者Uが所持する多機能通信端末としての携帯端末装置MUと、サービス提供主体Sが管轄し、アプリケーションサービスの提供、システム全体の制御等を行うクラウド基盤CB等とを備えている。これらの携帯端末装置MUと、クラウド基盤CBとは、ネットワークNW(公衆電話網、インターネット、携帯電話網)を介してデータ通信が可能に構成されている。そして、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Bは、サービス提供者Sが特定の利用者Uに対して、学習支援等のより強い訴求提案を行うアプリケーションサービス(以下、利用者特定サービスとも称する)を提供するものである。
本実施の形態に係るサービス提供主体(サービス提供者)Sとしては、例えば、アプリケーションサービスプロバイダー等、適宜任意のサービス提供主体を採択することができる。
また、利用者Uとしては、個人、グループメンバー、自治体住民、企業社員、学生、児童、学童、患者、ホテル顧客等、適宜任意の利用者を採択することができるが、本実施の形態では、主に、児童、学生等に好適である。
また、携帯端末装置MUとしては、既存のスマートフォン等を流用することができ、所定のQRコード(登録商標)やバーコードを携帯端末装置MUにて読み取ることにより、サービス提供者Sが提供するアプリケーションサービス(本例では、利用者特定サービス)が適宜ダウンロード可能となっている。なお、本実施の形態は、既存の携帯端末装置MUに専用アプリケーションをダウンロードし、専用アイコン(例えば、「金庫アイコン」)を操作部MU3に表示させ、当該専用アイコン内でメニュー表示された複数のアプリケーションサービスの内から、利用者Uが適宜選択することにより、選択された利用者特定サービスを起動するように構成されている。このような金庫アイコンを設けることにより、特定の利用者のみが利用可能なサービスとなっている。
図9に模式的に示すように、クラウド基盤CBの機能部としては、特定サービス処理部CB30、システム情報記憶部CB32、利用者特定部CB34、位置情報抽出部CB36、システム通信処理部CB38等が含まれている。
特定サービス処理部CB30は、システム全体を制御するシステム制御部としての機能を担い、携帯端末装置MUの金庫アイコン内に格納され、利用者Uが選択した利用者特定サービスが起動された際に、利用者Uの携帯端末装置MUを特定し、選択された所定のサービスを提供する。
ここで、所定のサービスとしては、例えば、利用者Uの位置情報に基づいた、近隣のショッピングセンターやスーパーのお買い得情報や、タイムサービス情報、e−ラーニング教材等、特定の利用者Uに有益な任意のアプリケーションサービスとすることができる。あるいは、利用者Uが保護者とその子供(児童、学生等)の場合には、保護者によって閲覧制限や時間制限が課されたアプリケーションサービスとしてもよい。
システム情報記憶部CB32は、マスター情報データベースDB31及び実績情報データベースDB32を含んでいる。
マスター情報データベースDB31には、本実施の形態に係る緊急報知/支援システム1Bの利用者Uに関する情報が記憶されている。利用者Uに関する情報としては、利用者の識別情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、年齢、使用許可時間(時間帯)、閲覧制限URL、ID、パスワード等)が記憶されている。
一方、実績情報データベースDB32には、利用者特定サービスが利用された際の、発信ログ、情報送信ログ、使用時間(時間帯)、閲覧先URL等が蓄積(記憶)されている。
利用者特定部CB34及び位置情報抽出部CB36は、マスター情報データベースDB21を参照して、特定サービス処理部CB30で受け付けた所定のアプリケーションを特定すると共に、携帯端末装置MUの位置情報(GPS情報)や、利用者Uにより事前登録された使用条件等を抽出する。
システム通信処理部CB38は、抽出した使用条件等に応じて、所定のアプリケーションサービスを利用者Uに送信する。
次に本発明の緊急報知/支援システム1Bに係る利用者限定サービスの処理プロセスの一例を図10のフローチャートを用いて説明する。
まず、通常時において、例えば、携帯端末装置MUの操作画面から「新規利用者登録」を選択し、利用者情報の入力画面を表示させ、利用者Uの基本情報(使用言語、氏名、電話番号、メールアドレス、ID、パスワード等)を登録しておく。
次に、携帯端末装置MUを所持する利用者Uが、携帯端末装置MUの金庫アイコンをタップしてパスワードを入力することにより、金庫アイコンを開き、当該金庫アイコン内に格納された所定のアプリケーションサービスを選択して当該サービスを起動させる(ST40)。
上記操作により、緊急報知/支援システム1Bが起動され、携帯端末装置MUの位置情報と共に、選択されたアプリケーションサービスがクラウド基盤CB(特定サービス処理部CB30)に通知される。この際の通知情報としては、携帯端末装置MU及びその所持者を識別する情報(電話番号、利用者IDなどの利用者識別情報)がクラウド基盤CBに発信(通知)され、特定サービス処理部CB30により選択されたアプリケーションサービスが受け付けられる(ST41)。また、特定サービス処理部CB30で受け付けたアプリケーションサービスは、実績情報データベースDB22にて、履歴として記憶される。
特定サービス処理部CB30は、予め記憶された所定の処理を開始する。すなわち、利用者識別情報に基づいて、マスター情報データベースDB21を参照し、発信元の携帯端末装置MUを特定する(ST42)と共に、位置情報抽出部CB26を介して、特定サービス処理部CB30で受け付けた利用者U(携帯端末装置MU)の位置情報(緯度経度情報)を取得する(ST43)と共に、予め設定された使用条件等を抽出する。
次に、利用者Uにより設定された条件等に基づき、選択されたアプリケーションサービスを提供する。例えば、利用者Uの位置情報に基づいた、お買い得情報、タイムサービス情報や、利用者Uの属性(児童、学生等)に基づいた、e−ラーニング教材、閲覧制限、時間制限等が課されたアプリケーションサービスを提供する(ST44)と共に、当該履歴を実績情報データベースDB32に記録し(ST45)、図10の処理プロセスを終了する。
なお、本発明の技術的範囲は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲において多様な変更もしくは改良を加え得るものである。例えば、上述した各実施の形態は適宜組み合わせてもよく、また当然に、各実施の形態(アプリケーションサービス)を適宜選択可能に、携帯端末装置MUにメニュー表示してもよい。
CB:クラウド基盤、CB10:緊急コール処理部、CB12:システム情報記憶部、CB14:連絡先特定部、CB16:位置情報抽出部、CB18:システム通信処理部、CB20:緊急アシスト処理部、CB22:システム情報記憶部、CB24:利用者特定部、CB26:位置情報抽出部、CB28:システム通信処理部、CB30:特定サービス処理部、CB32:システム情報記憶部、CB34:利用者特定部、CB36:位置情報抽出部、CB38:システム通信処理部、DB1,DB21,DB31:マスター情報データベース、DB2,DB22,DB32:実績情報データベース、ES:緊急スイッチ、MU:携帯端末装置、MU1:筐体、MU2:表示部、MU3:操作部、MU4:インカメラ、MU5:アウトカメラ、MU10:端末制御部、MU11:端末記憶部、MU12:端末画像出力部、MU13:端末タッチ検出部、MU14:端末音声処理部、MU15:端末キー入力部、MU16:端末通信部、MU17:端末撮像部、MU18:端末姿勢検知部、MU19:端末位置検出部、NW:ネットワーク、U:利用者、R:登録者、RU:特定端末装置、VS:装着型バイタルセンサー、

Claims (9)

  1. 利用者が所持する携帯端末装置と、
    前記利用者が予め登録した登録者が所持する特定端末装置と、
    サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置と前記特定端末装置とを通話可能及びデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置から前記特定端末装置に対して、緊急通報を報知する緊急報知サービスを提供するクラウド基盤と
    を備え、
    前記クラウド基盤は、前記緊急報知サービスにおいて、前記携帯端末装置から前記特定端末装置へ、通話接続が可能となるまで予め定めた優先順位に従って順次通話発信を行うと共に、前記携帯端末装置の位置情報及び緊急メッセージを全ての前記特定端末装置に一斉送信することを特徴とする緊急報知/支援システム。
  2. 前記クラウド基盤は、前記携帯端末装置による前記緊急報知サービスの解除を不能とすると共に、前記利用者と通話可能に接続された前記特定端末装置に対して、前記緊急報知サービスの解除コードを送信することを特徴とする請求項1に記載の緊急報知/支援システム。
  3. 前記携帯端末装置は、当該携帯端末装置の操作部を目視することなく操作可能な不視起動手段を備えており、前記緊急報知サービスは、前記携帯端末装置の前記不視起動手段により起動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の緊急報知/支援システム。
  4. 利用者が所持する携帯端末装置と、
    サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置とデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置の位置情報に基づき、所定の情報を提供するクラウド基盤と
    を備え、
    前記クラウド基盤は、前記携帯端末装置の利用者情報及び位置情報に基づき、前記携帯端末の最寄りのサービス機関の情報を、前記利用者に対応する言語にて提供することを特徴とする緊急報知/支援システム。
  5. 利用者が所持する携帯端末装置と、
    サービス提供者が管轄し、前記携帯端末装置とデータ送受信可能に接続すると共に、前記携帯端末装置の位置情報を取得すると共に、前記利用者が選択した所定のサービスを提供するクラウド基盤と
    を備え、
    前記クラウド基盤は、前記利用者が選択した所定のサービスを、前記携帯端末装置の利用者情報及び/又は位置情報に基づき提供することを特徴とする緊急報知/支援システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された緊急報知/支援システムに用いられる携帯端末装置であって、
    前記携帯端末装置は、通話機能、データ送受信機能、GPS機能及び姿勢検知センサーを有すると共に、当該携帯端末装置を目視することなく、前記緊急報知サービスを起動することができる不視起動手段を備えていることを特徴とする緊急報知/支援システム用の携帯端末装置。
  7. 前記不視起動手段は、前記携帯端末装置を所定の方向に回転又は振動させることにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の緊急報知/支援システム用の携帯端末装置。
  8. 前記携帯端末装置は、前記利用者の体温、血圧、呼吸数、心拍数等の生体情報を検出する装着型バイタルセンサーが接続可能となっており、前記不視起動手段は、前記バイタルセンサーが異常値を検出した場合、又は、前記バイタルセンサーの接続が解除された場合に起動されることを特徴とする請求項6に記載の緊急報知/支援システム用の携帯端末装置。
  9. 前記不視起動手段は、所定のアイコンを所定の時間長押し操作、又は、タップ操作することにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の緊急報知/支援システム用の携帯端末装置。
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