JP2016196987A - 液体噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬液ミストや水などを広範囲にわたって放出できる液体噴霧装置を提供する。【解決手段】液体噴霧装置1は、円筒状の本体2と、水や薬液などの液体を貯留する貯液槽5と、この液体を霧化するための超音波振動子7を備える霧化槽5と、貯液槽5の液体を超音波振動子7に供給するためのポンプ19と、霧化槽5の内側空間にトルネード状(竜巻状)の気流を発生させる送風ガイド10と、送風ガイド10にエアーを送給する送風手段14と、トルネード状の気流に乗ったミストを放出するためのミスト放出部13を有する。さらに、これらの液体噴霧に係る構成に加えて、携帯型情報端末に対する充電サービス用の充電部61と、インターネットへのアクセスを可能にするための無線LANアクセスポイント装置と、各種広告を表示可能な広告表示パネルと、周囲監視用のセキュリティカメラと、除菌や消臭のためのオゾンを発生するオゾン発生装置を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、水や薬液などの液体を霧化して外部に放出して飛散させるための装置に関するものであり、特に、公共施設、学校、幼稚園、保育園、病院、介護施設、オフィス、空港、各種イベント用の施設などの多数の者が集まる場所や施設に設置される、加湿器や薬液噴霧装置などの液体噴霧装置に関するものである。
従来より液体噴霧装置として種々のものが実用化されており、その中の1種として超音波式液体噴霧装置が知られている。
従来の超音波式液体噴霧装置(例えば加湿器)では、所定量の液体を霧化槽内に供給し、該霧化槽の底板に取り付けた超音波振動子に電界を加えて超音波振動させる。この超音波振動により液体を微細粒子にして霧化させると共に、ファンなどからなる送風手段によって霧化槽内へ送風して、霧化した液体(ミスト)を霧化槽の外部に噴霧する。
しかし、従来の液体噴霧装置はミスト放出量が少なく、また、ミストの飛散距離が短い(20cm〜30cm程度)といった欠点がある。また、この欠点を補うために、高出力のモータを使用せざるを得なくなり、その結果、液体噴霧装置の製造コストが高くなるといった問題が生じる。さらに、霧化槽内には霧化した液体が篭って充満し、そしてこれが霧化槽の内壁に接触したり、或いは相互に接触したりして水滴になり、霧化の効率を低下させている。
上述した従来技術の課題に鑑み、本発明の目的は、霧化した液体を広範囲にわたって放出することができるとともに、液体を効率的に霧化することを可能にする加湿器や薬液噴霧装置などの液体噴霧装置を提供することにある。
上記目的は、
液体を貯留する貯液槽と、
前記液体を霧化するための液体霧化手段を備える霧化槽と、
前記貯液槽の液体を前記液体霧化手段に供給するためのポンプと、
前記霧化槽の内側空間にトルネード状の気流を発生させるための気流発生手段と、
前記トルネード状の気流に乗った霧化した液体を放出するための放出手段と、
インターネットへのアクセスを可能にするための無線LANアクセスポイント装置と、
を有する液体噴霧装置によって達成される。
上記液体噴霧装置は広告表示手段を更に有する。
また上記液体噴霧装置は所定方向または周囲を監視するためのカメラを更に有する。
また上記液体噴霧装置は携帯型情報端末に充電するための充電部を更に有する。
また上記液体噴霧装置はオゾン発生装置を更に有する。
また上記液体噴霧装置において、前記液体は、除菌・殺菌・滅菌・消臭の少なくとも何れかの効果を有する薬液、または水である。
また上記液体噴霧装置において、前記薬液は例えば次亜塩素酸水や二酸化塩素水などからなる。
本発明の液体噴霧装置では、気流発生手段により霧化槽内にトルネード状(竜巻状)の上向き気流を発生させる。そして、霧化槽内で生成したミスト(霧化した液体)をトルネード気流に乗せ、それによって、霧化した液体の全てを滞りなく且つ偏りなくスムーズに放出する。
これにより従来装置よりも格段にミスト放出量を増大させることができるとともに、放出したミストの飛散距離を大幅に延ばすことができる。つまり、本発明によれば、除菌や消臭といった効果を持つ液体、あるいは加湿用の水を遠方まで飛散させることが可能になる。
また、霧化した液体の全てがスムーズに霧化槽から放出されることから、送風手段として高価な高出力のモータを使用する必要がなくなる。すなわち、比較的安価なモータで済むから、その分、液体噴霧装置を低コストで製造することができる。
また、霧化した液体の全てがスムーズに霧化槽から放出されるから、従来装置の如く霧化した液体が霧化槽内に篭って充満することがない。したがって、霧化槽内に水滴が発生せず、従来装置よりも霧化の効率が向上する。
また、装置全体の高さを従来装置よりも高くしてミスト放出手段の位置を部屋の天井側に近づけたから、霧化した液体の放出量の増大と飛散距離の延長との効果と相侯って、霧化した液体を部屋全体に行き渡らせることが可能になる。
また、霧化槽に供給する液体を貯留する貯液槽を装置内部の最下部に設置したから、従来装置の如く、貯液槽から零れた液体が落下して電気部品や制御基板等にかかることによる不具合を防止できる。
また、霧化槽を透明または半透明となした場合には、霧化槽内における作動状態を外部から確認することができ、もって、機器の故障や不具合を直ちに発見することができてメンテナンス等の面で都合がよい。
また本発明では、上述した液体噴霧に係る構成に加えて、オゾン発生装置を液体噴霧装置に具備させている。これにより、液体噴霧装置から離れた場所の除菌や消臭だけでなく、液体噴霧装置の周囲間近(近距離圏内)についても漏れなく除菌、消臭することが可能になる。
また本発明では、前述した液体噴霧に係る構成に加えて、無線LANアクセスポイント装置を液体噴霧装置に具備させている。これにより、無線LANを利用したインターネットへのアクセスポイントの更なる普及に貢献することができる。また、このような機能を具備する液体噴霧装置が広く普及することで、公衆無線LANサービスの更なる充実を図ることができる。
また本発明では、前述した液体噴霧に係る構成に加えて、監視カメラを液体噴霧装置に具備させている。これにより、液体噴霧装置の設置場所の周辺地域における防犯に貢献することができる。
また本発明では、前述した液体噴霧に係る構成に加えて、広告表示手段を液体噴霧装置に具備させている。このような広告表示手段を利用して各種広告を表示することで、広告収入を得ることができる。その結果、液体噴霧装置自体を無料または低価格で提供することができるので、無線LANアクセスポイント機能を具備する液体噴霧装置を、公共施設をはじめとする各種施設に広く設置することができる。また、このような無線LANアクセスポイント機能を具備する液体噴霧装置が広く普及することで、公衆無線LANサービスの更なる充実を図ることができる。
また本発明では、前述した液体噴霧に係る構成に加えて、携帯型情報端末向け充電サービス用の充電部を、液体噴霧装置に具備させている。これにより、液体噴霧装置の周辺にいる者に対して、充電サービスを提供することが可能になり、それによって、前述した広告表示手段による広告効果を高めることが可能になる。
本発明の液体噴霧装置を示す正面図である。 本発明の液体噴霧装置を示す背面図である。 本発明の液体噴霧装置を示す左側面図である(一部を切り欠いた状態で示す)。 図1のA−A線に沿った拡大断面図である。 本発明の液体噴霧装置が具備する霧化槽を示す拡大斜視図である。 本発明の液体噴霧装置が具備するセキュリティカメラ、Wi-Fiルーターユニット、オゾン発生装置を示すブロック図である。 本発明の液体噴霧装置が具備するセキュリティカメラの取付位置を示す平面図であり、図7(a)は1台のセキュリティカメラを具備する液体噴霧装置を示し、図7(b)は複数台のセキュリティカメラを具備する液体噴霧装置を示している。 本発明の液体噴霧装置の作用を示す図であり、霧化槽に液体を供給している状態を示すものである。 本発明の液体噴霧装置の作用を示す図であり、霧化槽内において液体を霧化している状態を示している。 本発明の液体噴霧装置の作用を示す図であり、霧化槽内において液体を霧化している状態を示している。
本発明の液体噴霧装置1は、水や薬液などの液体を霧化して外部に放出、飛散させる装置である。液体噴霧装置1は、その全体の高さを約150cm程度とすることが好ましい。
霧化する液体としては、例えば、除菌(ウイルス除去)・殺菌・滅菌・消臭など効果を有する薬液または水などが挙げられる。薬液の好ましい具体例としては、次亜塩素酸水や二酸化塩素水などが挙げられる。
液体噴霧装置1の設置場所としては、例えば、公共施設、学校、幼稚園、保育園、病院、介護施設、オフィス、空港、各種イベント用の施設などの多数の者が集まる場所や施設が挙げられる。
以下、噴霧する液体の具体例として薬液を挙げ、本発明の具体的実施形態について説明する。
はじめに、図1〜図5に基づいて、液体噴霧機能に関係する構成について説明する。
(液体噴霧装置の構成)
超音波式液体噴霧装置1は、図1〜図5に示すように、主として、
(1)ベース3の上に立設された円筒状の本体2と、
(2)本体2の上に設けられた円筒状の外周面を有する霧化槽5と、
(3)霧化槽5の内側空間に設けられた略L字状に屈曲した送風ガイド10と、
(4)送風ガイド10にエアーを送給するための送風手段14と、
(5)霧化槽5の上に設けられたミスト放出部13と、
(6)除菌や消臭などの効果を有する薬液を貯留する貯液槽15と、
(7)貯液槽15内の薬液を送出するためのポンプ19と、
(8)ドレン排出パイプ21と、
(9)部屋のコンセントに接続する電源部(図示せず)を
具備している。
円筒状の本体2は、ベース3の上に立設状態で固定されている。この本体2の正面側には複数の通気孔4が形成され、また、各種設定を行うための操作パネル24が露出している。
ベース3は、本体2より径の大きい平面視円形状の部材で構成されており、転倒防止用のウエイトとして機能する。このベース3には、杭打ち込み用の穴を複数形成してもよい。また、ベース3を貯水可能なポリタンクなどで構成してもよい。
霧化槽5は、透明または半透明の材料で形成されており、円筒状の外周面と底板6を有し、円筒状本体2の頂部に被せるように設けられている。この霧化槽5の内側では、薬液(例えば次亜塩素酸水や二酸化塩素水など)を霧化してなるミストが生成される。霧化槽5の底板6には、図5に示すように、超音波振動子7と、給液パイプ8と、フロートスイッチ9と、送風ガイド10と、ドレン孔11が設けられている。霧化槽5の内側空間では、除菌や消臭などの効果を有する薬液が霧化されるようになっている。
霧化槽5の内側に設けられた送風ガイド10(気流発生手段)は、エアーを吹き出すための吹き出し口10aを有している。この送風ガイド10は、略L字状に屈曲するように形成されている。このように略L字状に形成された送風ガイド10の吹き出し口10aから勢いよくエアーを吹き出すと、霧化槽5の内周面に沿って周回するようにエアーが流れて、該エアーの旋回流が発生し、やがて、トルネード状(竜巻状)の気流が発生する。つまり、霧化槽5の内側で生成された霧状の薬液(薬液ミスト)が、トルネード状の気流に乗って霧化槽5の内壁面に沿って周回する状態が確保される。
なお、気流発生手段として機能する送風ガイド10の屈曲角度や、吹き出し口10aの向き(エアー吹き出し方向)は、霧化槽5の内側空間にトルネード状の気流を発生させるのに適した角度や向きに設定される。
送風手段14は、略L字状の送風ガイド10にエアーを送給する役割を担っている。この送風手段14は、本実施形態では、図示しないモータやファンなどを含んで構成されている。これらのモータやファンは、例えば霧化槽5の底板6の下方に位置するように設けられている。
ミスト放出部13(ミスト放出手段)は、霧化槽5の上部に設けられている。このミスト放出部13は、図3に示すように、その上部に形成された斜面と、その内側に設けられた筒状のミスト誘導路12を有している。筒状のミスト誘導路12は、図3に示すように、略くの字状に屈曲するように形成され、その上端側がミスト放出部13の上部斜面から突き出るように形成されている。
ミスト誘導路12には、トルネード状の旋回流に乗った霧化槽5内の薬液ミストが誘引されるようになっている。ミスト放出部13の上部斜面から突き出たミスト誘導路12の上端側には、放出口12aが形成されている。放出口12aは、ミスト誘導路12を介して霧化槽5から誘導されたミスト(霧状の薬液)を装置前方へ向けて放出する役割を担っている。
なお、ミスト放出部13は、霧化槽5の上部に回転可能な状態で設けられている。ミスト放出部13を、霧化槽5の上に載せた状態で回転させることで、放出口12aの向き(ミスト放出方向の向き)を変更することができる。つまり本発明では、放出する薬液ミストの飛散方向を自在に変更することが可能である。
貯液槽15は、図3に示すように、霧化槽5に供給する薬液(例えば次亜塩素酸水や二酸化塩素水など)を貯留する役割を担っており、本体2の内側空間の最下部に設けられている。この貯液槽15には、薬液補給パイプ16と、排液パイプ18が接続されている。薬液補給パイプ16は、その一端側が本体2の外側に臨むように設けられている。排液パイプ18は、その一端側の吐出口18aが本体2の外側に臨むように設けられ、その途中部にコック17を備えている。
ポンプ19は、図3に示すように、貯液槽15内の薬液を、給送パイプ20を介して給液パイプ8に送出する役割を担っている。給送パイプ20の一端側はポンプ19に接続され、その他端側は給液パイプ8に接続されている。ポンプ19の作動は、フロートスイッチ9により制御される。
ドレン排出パイプ21は、途中部にコック22を有している。このドレン排出パイプ21の一端側はドレン孔11に接続されており、その他端側は本体2の外部に突き出ている。
制御基板23は、前述したモータやポンプなどを制御する役割を担っており、本体2の内部に設けられている。この制御基板23には、操作パネル24が設けられている。この操作パネル24は本体2の外周面に露出するように設けられている。
液体噴霧装置1の駆動電力は、例えば部屋のコンセントから供給される。そのため、液体噴霧装置1には、コンセントに接続する電源プラグ等を含む電源部(図示せず)が設けられている。なお、液体噴霧装置1の電源の構成は特に限定されず、例えば、コンセントの無い場所でも駆動できるように、バッテリーを装備させてもよい。また、日射量が豊富な場所で使用する場合には、太陽光発電装置を装備させてもよい。
(液体噴霧装置のその他の構成)
次に、図1、図2、図6及び図7に基づいて、液体噴霧装置が具備するその他の構成について説明する。
液体噴霧装置1は、前述した薬液噴霧に係る構成のほか、
(1)オゾンを発生させるためのオゾン発生装置51と、
(2)Wi−Fiルーターユニット53(無線LANアクセスポイント装置)と、
(3)Wi−Fiルーターユニット53に電気的に接続されたアンテナ55と、
(4)液体噴霧装置1の前方または周囲を監視するためのセキュリティカメラ57と、
(5)各種広告を表示するための広告表示パネル59(広告表示手段)と、
(6)スマートフォンなどの携帯型情報端末に充電するための充電部61と、
(7)前記充電部を利用して充電している携帯型情報端末を置くためのテーブル63を
更に有している。
前述した液体噴霧装置1は、次亜塩素酸水や二酸化塩素水などからなる薬液を効率的に霧化して遠方に飛散できる点で優れており、それによって、周辺環境を広範囲にわたって除菌や消臭を行うことができる。しかしながら、薬液を遠方に飛散させると、液体噴霧装置1の周囲間近での除菌や消臭が手薄になる虞がある。そこで本発明では、図6に示すように、液体噴霧装置1にオゾン発生装置51を具備させている。
オゾンには、殺菌、除菌、脱臭、消臭といった効果があることが知られている。したがって、前述した薬液噴霧に係る構成に加えて、オゾン発生装置51を液体噴霧装置1に具備させることで、液体噴霧装置1から離れた場所の除菌や消臭だけでなく、液体噴霧装置1の周囲間近(近距離圏内)についても漏れなく除菌、消臭することが可能になる。
Wi−Fiルーターユニット53は、所定距離範囲に存在する無線携帯端末(例えばスマートフォンやタブレット端末など)との間で無線LANを構築するとともに、該無線携帯端末をインターネットへ接続する無線LANアクセスポイントとして機能する。このようなWi−Fiルーターユニット53を液体噴霧装置1に具備させることで、無線LANを利用したインターネットへのアクセスポイントの更なる普及に貢献することができる。また、このような機能を具備する液体噴霧装置1が広く普及することで、公衆無線LANサービスの更なる充実を図ることができる。
セキュリティカメラ57は、液体噴霧装置1の前方または周囲を監視するための監視装置である。セキュリティカメラ57の設置数は特に限定されない。例えば図7(a)の平面図に示すように、セキュリティカメラ57を1個取り付けて、液体噴霧装置1の前方の状況を監視するようにしてもよい。あるいは、例えば図7(b)の平面図に示すように、複数のセキュリティカメラ57,57…を本体2の周方向に沿って取り付けて、液体噴霧装置1の周囲状況を監視するようにしてもよい。
また、セキュリティカメラ57の具体的構成は特に限定されず、例えば、いわゆる車載ドライブレコーダのように、動画データを内蔵メモリに記録するタイプのものを使用することができる。あるいは、セキュリティカメラをインターネット経由で遠隔操作できるように、ネットワークカメラを使用してもよい。なお、セキュリティカメラとしてネットワークカメラを利用する場合には、撮影した動画データなどをWi−Fiルーターユニットを介してリアルタイムで送信することも可能である。
また、セキュリティカメラを利用した監視を夜間でも行うために、当該カメラとともに赤外線ライト(赤外線照射スポットライト)を液体噴霧装置1に取り付けてもよい。
上記のようなセキュリティカメラを液体噴霧装置1に取り付けることで、その周辺地域における防犯に貢献することができる。
広告表示パネル59(広告表示手段)は、図1及び図6に示すように、紙媒体の広告を保持可能なパネルで構成されている。なお、本実施形態では広告表示手段の一例としてパネル式のものを例示したが、必ずしもこれに限定されず、動画を表示可能な液晶ディスプレイを選択することも可能である。また、図1及び図6に示すような広告表示パネルを使用する場合には、導光板を利用して、表示する紙媒体の広告をライトアップすることも可能である。
上記のような広告表示手段を利用して各種広告を表示することで、広告収入を得ることができる。その結果、液体噴霧装置自体を無料または低価格で提供することができるので、Wi-Fiルーター機能を具備する液体噴霧装置を、公共施設をはじめとする各種施設に広く設置することができる。また、このようなWi-Fiルーター機能を具備する液体噴霧装置が広く普及することで、無線LANインフラの更なる充実を図ることができる。
充電サービス用の充電部31は、図1及び図2に示すように、本体2の周方向に沿って複数設けられている。この充電部31は、前述した図示しない電源部に電気的に接続されている。
この充電部61は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、ノートパソコンなどの携帯型情報端末に充電する際に利用される。充電部61は、図1に示すようなAC100Vコンセントで構成してもよいが、USBポートなどで構成することも可能である。また、充電部61の構成は、必ずしも、図示するような差し込み口に限定されず、USBケーブルなどで構成してもよい。
テーブル63は、充電部61に接続した携帯型情報端末を置くための構成である。周囲に張り出した鍔状のテーブル63は、図1及び図2に示すように、充電部61の下方において、本体2を取り囲むように該本体に対して固設されている。
また、上述した構成のほか、金属探知機を液体噴霧装置1に具備させることも可能である。これにより、イベント会場やVIPが参加する式典などへの危険物や凶器の持ち込みを未然に防ぐことが可能になる。
(液体噴霧装置の作用)
次に、主として図3、図8〜図10に基づいて、上述した液体噴霧装置1の具体的作用について説明する。
はじめに、ポンプ19を作動させ、貯液槽15内の薬液(例えば次亜塩素酸水や二酸化塩素水など)を、給送パイプ20を介して霧化層5内の給液パイプ8に送出する。これにより、図8に示すように、霧化槽5内に所定量の薬液が供給される。なお、ポンプ19による薬液供給量は、超音波振動子7による振動によって薬液が霧化する上で最適な量に設定される。
そして、霧化層5への薬液供給が所定量に達すると、フロートスイッチ9からの信号に基づいてポンプ19が作動を停止する。
続いて、超音波振動子7と送風手段14を作動させる。
超音波振動子7を作動させることで、図9及び図10に示すように、薬液が超音波振動子7の振動によって霧化して、薬液ミストが発生する。
また、送風手段14を作動させることで、送風ガイド10の吹き出し口10aからの送風によって、図9及び図10に示すようにトルネード状(竜巻状)の気流が発生する。
そして、このトルネード状の上昇気流を受けて、霧化槽5内で発生した薬液ミストが、偏ることなく且つ滞ることなくスムーズにミスト誘導路12内に送り込まれ、さらに、その先端の放出口12aから所定の方向に放出される。
(液体噴霧装置の効果)
上述したとおり、本実施形態の液体噴霧装置1では、霧化槽5内に送風ガイド10を設けて、該送風ガイド10を介して吹き出すエアーによりトルネード状の上向き気流を発生させる。そして、霧化槽5内で生成した薬液ミストをトルネード気流に乗せ、それによって、霧化した薬液の全てを滞りなく且つ偏りなくスムーズにミスト誘導路12から放出するようになっている。
これにより従来装置よりも格段にミスト放出量を増大させることができるとともに、放出した薬液ミストの飛散距離を大幅に延ばすことができる。つまり、本発明によれば、除菌や消臭といった効果を持つ薬液を遠方まで飛散させることが可能になる。
また、霧化した薬液の全てがスムーズに霧化槽5から放出されることから、送風手段として高価な高出力のモータを使用する必要がなくなる。すなわち、比較的安価なモータで済むから、その分、液体噴霧装置を低コストで製造することができる。
また、霧化した薬液の全てがスムーズに霧化槽5から放出されるから、従来装置の如く霧化した薬液が霧化槽5内に篭って充満することがない。したがって、霧化槽5内に水滴が発生せず、従来装置よりも霧化の効率が向上する。
また、装置全体の高さを従来装置よりも高くしてミスト誘導路12の位置を部屋の天井側に近づけたから、霧化した薬液の放出量の増大と飛散距離の延長との効果と相侯って、霧化した薬液を部屋全体に行き渡らせることが可能になる。
また、霧化槽5に供給する薬液を貯留する貯液槽15を装置内部の最下部に設置したから、従来装置の如く、貯液槽から零れた薬液が落下して電気部品や制御基板等にかかることによる不具合を防止できる。
また、霧化槽5を透明または半透明となした場合には、霧化槽5内における作動状態を外部から確認することができ、もって、機器の故障や不具合を直ちに発見することができてメンテナンス等の面で都合がよい。
比較例として従来の加湿器を利用し、実施例として本発明の液体噴霧装置を利用し、薬液ミストの飛散距離を比較する実験を行った。
実験の結果、比較例(従来の加湿器)にあっては薬液ミストの飛散距離は20cm〜30cm程度であった。これに対して実施例(本発明の液体噴霧装置)を利用した場合には、薬液ミストを3m〜5m程度飛散させることができた。
1 液体噴霧装置
2 円筒状の本体
3 ベース
4 通気孔
5 霧化槽
6 底板
7 超音波振動子(液体霧化手段/ミスト生成手段)
8 給液パイプ
9 フロートスイッチ
10 送風ガイド(トルネード状気流発生手段)
10a 吹き出し口
11 ドレン孔
12 ミスト誘導路
12a 放出口
13 ミスト放出部(ミスト放出手段)
14 送風手段(モータ、ファンなど)
15 貯液槽
16 薬液補給パイプ
17 コック
18 排液パイプ
18a 吐出口
19 ポンプ
20 給送パイプ
21 ドレン排出パイプ
22 コック
23 制御基板
24 操作パネル
51 オゾン発生装置
53 Wi−Fiルーターユニット(無線LANアクセスポイント装置)
55 アンテナ
57 セキュリティカメラ
59 広告表示パネル(広告表示手段)
61 充電部
63 テーブル

Claims (7)

  1. 液体を貯留する貯液槽と、
    前記液体を霧化するための液体霧化手段を備える霧化槽と、
    前記貯液槽の液体を前記液体霧化手段に供給するためのポンプと、
    前記霧化槽の内側空間にトルネード状の気流を発生させるための気流発生手段と、
    前記トルネード状の気流に乗った霧化した液体を放出するための放出手段と、
    インターネットへのアクセスを可能にするための無線LANアクセスポイント装置と、
    を有することを特徴とする液体噴霧装置。
  2. 広告表示手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の液体噴霧装置。
  3. 所定方向または周囲を監視するためのカメラを更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴霧装置。
  4. 携帯型情報端末に充電するための充電部を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液体噴霧装置。
  5. オゾン発生装置を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液体噴霧装置。
  6. 前記液体が、除菌・殺菌・滅菌・消臭の少なくとも何れかの効果を有する薬液、または水であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の液体噴霧装置。
  7. 前記薬液が次亜塩素酸水または二酸化塩素水からなることを特徴とする請求項6に記載の液体噴霧装置。
JP2015077531A 2015-04-06 2015-04-06 液体噴霧装置 Pending JP2016196987A (ja)

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