JP2016196429A - Nrf2活性化剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、新規なNrf2活性化剤を提供することを目的とする。
【解決手段】 上記課題を解決するための本発明の特徴は以下のとおりである。
(1)月見草、ユズ、キウイ、イチゴ、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とするNrf2活性化剤。
(2)アスタキサンチンを有効成分とするNrf2活性化剤。
【選択図】なし
【解決手段】 上記課題を解決するための本発明の特徴は以下のとおりである。
(1)月見草、ユズ、キウイ、イチゴ、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とするNrf2活性化剤。
(2)アスタキサンチンを有効成分とするNrf2活性化剤。
【選択図】なし
Description
本発明は、Nrf2活性化剤およびその用途に関する。
生体内のフリーラジカルや活性酸素(ROS;酸化ストレス因子)が増加すると、癌、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、肝機能障害、糖尿病などを引き起こすことが知られている。酸化ストレス因子としては、ヒドロキシラジカル、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロペルオキシラジカル、アルコキシルラジカル、アルキルペルオキシラジカル、一酸化窒素、ペルオキシナイトライト、脂質ペルオキシド、次亜塩素酸、オゾンなどが知られている。酸化ストレス因子は、タンパク質、核酸、脂質などと反応しやすく、これらと反応すると、タンパク質の変性、酵素の不活性化、DNAの翻訳異常、DNAの分解、過酸化脂質の生成、不飽和脂肪酸の酸化変性などを引き起こし、これにより上記の疾患が引き起こされる。
このような酸化ストレス因子に対し生体は生来的に防御機構を備えており、近年、転写因子としてのNrf2(NF−E2 related factor−2)が主要な役割を果たすことが報告されている(例えば、特許文献1を参照)。Nrf2は通常、Keap1(Kelch like ECH associated protein 1)を介してアクチンと結合した状態で細胞質に存在する。一方、核内には、第二相異物代謝酵素や抗酸化タンパク質などをコードした抗酸化遺伝子が存在する。細胞が酸化ストレスにさらされると、Keap1がこれを感知し、Nrf2が核内に移行する。核内に移行したNrf2はsmall Mafと複合体を形成し、抗酸化遺伝子のARE領域(抗酸化剤応答配列;Antioxidant response element)に結合して、各種の第二相異物代謝酵素や抗酸化タンパク質の発現を亢進する。
Nrf2により発現が増強される抗酸化タンパク質としては、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)、ヘムオキシゲナーゼ(HO−1)、NAD(P)H:キノンオキシドレダクターゼ−1(NQO1)、チオレドキシン還元酵素1(TXNRD1)、グルタメート−システインリガーゼ(GCL−c;グルタチオン合成酵素)、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、グルタチオン還元酵素、カタラーゼなどが知られている。これらの抗酸化タンパク質は酸化ストレス因子を直接低減するか、低減するタンパク質を生成し、酸化ストレス因子による障害から細胞を保護する。
また、Nrf2の発現により、抗酸化物質であるグルタチオンの合成酵素である、GCLC(Glutamate-cysteine Ligase, Catalytic subunit)を活性化することも知られている。グルタチオンは、細胞内で活性酸素や過酸化物質を還元して消去する働きをもち、この働きにより細胞の損傷が抑制されて、若々しい身体を維持できると考えられる。肌においても、活性酸素はメラニン色素の発生要因となるが、グルタチオンの抗酸化作用によってシミ、色素沈着を抑制するとされている。
一方、メラニン色素には黒色メラニン(ユウメラニン)と肌色メラニン(フェオメラニン)の2種類があり、この2つのメラニンによって人間の肌色は決定されている。黒色メラニンは肌を黒くしたり、しみ、色素沈着を引き起こしたりするメラニンで、主に紫外線をたくさん浴びると増加する。一方、肌色メラニンは肌に自然な白さを引き出すメラニンで、黒色メラニンを抑えて肌色メラニンが増加するほど、自然な白い肌を引き出すことができるとされるが、グルタチオンは肌色メラニンの生成を導く働きがあるといわれている。
一方、メラニン色素には黒色メラニン(ユウメラニン)と肌色メラニン(フェオメラニン)の2種類があり、この2つのメラニンによって人間の肌色は決定されている。黒色メラニンは肌を黒くしたり、しみ、色素沈着を引き起こしたりするメラニンで、主に紫外線をたくさん浴びると増加する。一方、肌色メラニンは肌に自然な白さを引き出すメラニンで、黒色メラニンを抑えて肌色メラニンが増加するほど、自然な白い肌を引き出すことができるとされるが、グルタチオンは肌色メラニンの生成を導く働きがあるといわれている。
このような背景の下、本発明者は、月見草、ユズ、キウイ、イチゴ及び黒ショウガにNrf2活性化作用を有することを見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明は、新規なNrf2活性化を提供することを目的とする。
を目的とする。
を目的とする。
上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。
(1)月見草、ユズ、キウイ、イチゴ、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とするNrf2活性化剤。
(2)アスタキサンチンを有効成分とするNrf2活性化剤。
(1)月見草、ユズ、キウイ、イチゴ、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とするNrf2活性化剤。
(2)アスタキサンチンを有効成分とするNrf2活性化剤。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、月見草、ユズ種子、キウイ種子、イチゴ種子、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とすることを特徴とする。
本発明は、月見草、ユズ種子、キウイ種子、イチゴ種子、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とすることを特徴とする。
月見草は、マツヨイグサ属の1〜2年草または多年草である。まれに茎は木質化し低木状をなすこともある。代表種は、コマツヨイグサ(Oenothera laciniata)、マツヨイグサ(Oenothera striata)、メマツヨイグサ(Oenothera biennis)、オオマツヨイグサ(Oenothera erythrosepala)の4種である。
本発明では、月見草の種類は限定されず、いずれを用いてもよい。
また、部位は特に限定されず、花、茎、根、果実、種子のいずれを用いてもよいが、種子を用いることが好ましい。
前記月見草種子の抽出溶媒としてアルコールを用いるのは、有効成分(ポリフェノール)を効率よく抽出するためである。特に、エタノールを用いるのが望ましい。エタノールを用いると、有効成分(ポリフェノール)が効率よく抽出されると同時に外用、食用のいずれの用途であってもエキスを安全に使用することができるためである。その他、用途によっては、メタノール、ブタノール等を用いることも可能である。
本発明では、月見草の種類は限定されず、いずれを用いてもよい。
また、部位は特に限定されず、花、茎、根、果実、種子のいずれを用いてもよいが、種子を用いることが好ましい。
前記月見草種子の抽出溶媒としてアルコールを用いるのは、有効成分(ポリフェノール)を効率よく抽出するためである。特に、エタノールを用いるのが望ましい。エタノールを用いると、有効成分(ポリフェノール)が効率よく抽出されると同時に外用、食用のいずれの用途であってもエキスを安全に使用することができるためである。その他、用途によっては、メタノール、ブタノール等を用いることも可能である。
抽出溶媒としてのエタノールの濃度は、70〜85%(v/v)の含水エタノールであるのが望ましい。エタノール濃度が70%(v/v)未満であると、ポリフェノール成分の抽出量が不十分になり、また、85%(v/v)を超えると、種子の油分が溶媒中に溶け出しやすくなるからである。
なお、アルコール抽出は、ポリフェノールの含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
なお、アルコール抽出は、ポリフェノールの含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
また、月見草種子には、脱脂月見草種子を使用するのが望ましい。これは、種子中の油分を除くことにより、ポリフェノールが脱脂物中に濃縮されるためである。脱脂方法は、例えば、月見草種子を圧搾して油分を分離し、次いで、圧搾物の残留油分を脂溶性有機溶媒により抽出分離するとよい。
脱脂用の脂溶性有機溶媒としては、n−ヘキサンを用いるとよい。抽出油分を食用油として使用し得るとともに、脱脂月見草種子のエキスを食品素材等に利用しやすいからである。なお、エキスを食品以外の用途に用いる場合は、n−ヘキサンに限ることなく、その他の非極性溶媒を用いることも可能である。
前記月見草種子由来のポリフェノールは、アルコールの他、アセトン、酢酸エチル、水等の溶媒により抽出することができる。発明者らの調査によれば、エキスには、没食子酸、エラグ酸、カテキン、ペンタガロイルグルコース、プロシアニジン、プロアントシアニジン等のポリフェノールが含まれる。
ユズは果実、果汁、果皮、じょうのう膜、種子なども使用でき、特に種子が好ましい。
ユズから有効成分を抽出するための溶媒としては、n−ヘキサン、エーテル、アセトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、及び水等を使用することができる。これらの溶媒を2種以上混合してもよい。又、炭酸ガスによる超臨界抽出でもよい。
望ましくは、水またはエタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。特に、含水エタノールは、抽出の際に有効成分の活性を低下させにくく、エキスの食品使用における安全面の上でも好ましい抽出溶媒である。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
望ましくは、水またはエタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。特に、含水エタノールは、抽出の際に有効成分の活性を低下させにくく、エキスの食品使用における安全面の上でも好ましい抽出溶媒である。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
ユズ種子溶媒エキスを抽出する抽出温度としては、例えば含水エタノールを使用する場合、抽出温度20〜80℃、望ましくは50〜80℃程度で行うとよい。抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくくなり、また、抽出温度が高すぎると、有効成分の活性が低下しやすくなるためである。
抽出溶媒としての含水エタノールは、エタノール濃度10〜90%(wt/wt)、望ましくはエタノール濃度60〜80%(wt/wt)であるとよい。エタノール濃度60%(wt/wt)以上としたのは、エタノール含有量が少なすぎると、有効成分の抽出量が不十分になりやすいためである。なお、エタノール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、エタノール濃度を段階的に変えながら繰り返して行うとよい。
これらユズ種子由来の機能性成分の抽出方法としては、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、室温ないし加熱下において任意の装置を使用することができる。
ユズ種子溶媒エキスの具体的な抽出方法を示すと、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料ユズ種子)を投入し、攪拌しながら有効成分を溶出させる。抽出原料はそのままでもよいが、あらかじめ粉砕しておくと抽出効率がよい。例えば、抽出溶媒として含水エタノールを用いる場合には、抽出原料の5〜100倍量程度(重量比)の抽出溶媒を使用し、30分〜2時間程度抽出を行う。溶媒中に有効成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって抽出液を得る。その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、ユズ種子エキスを得る。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられる。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられる。
キウイとは、キウイフルーツ(Actinidia chinensis Planch.)ともよばれ、中国の中・南部が原産であり。中国では彌猴桃(ビコウトウ)と呼ばれ、漢方薬として用いられている。その後、20世紀に入ってからニュージーランドに渡り、優れた品種が多く育成されている。果実の外観がニュージーランドの国鳥「KIWI」の幼鳥に似ていることからキウイフルーツと名付けられた。日本では、1966年に紹介された後、1970年代後半から栽培が始まり、現在は年間4万t前後の生産量がある。
キウイは雌雄異株のつる性植物であり、果実は卵状もしくはほぼ球形の液果である。開花期は4〜6月で、8〜10月に結実する。自生品は、山の斜面、林の周辺、あるいは低木の茂みの中に生えるものである。
本発明で用いるキウイの部位は特に限定されず、花、茎、根、果実、種子のいずれを用いてもよいが、種子を用いることが好ましい。キウイの種子を用いる場合、キウイ種子をそのまま用いても良いが、脱脂を行ったキウイ種子を用いることが好ましい。
キウイは雌雄異株のつる性植物であり、果実は卵状もしくはほぼ球形の液果である。開花期は4〜6月で、8〜10月に結実する。自生品は、山の斜面、林の周辺、あるいは低木の茂みの中に生えるものである。
本発明で用いるキウイの部位は特に限定されず、花、茎、根、果実、種子のいずれを用いてもよいが、種子を用いることが好ましい。キウイの種子を用いる場合、キウイ種子をそのまま用いても良いが、脱脂を行ったキウイ種子を用いることが好ましい。
脱脂方法としては、例えば、キウイ種子を圧搾して油分を分離するだけでも良いし、上記油分を分離した後、圧搾物の残留油分を脱脂用溶媒(脂溶性有機溶媒)により抽出分離しても良い。
このとき、好ましい脱脂用溶媒としては、n−ヘキサン、アセトン等が挙げられる。特に、脱脂用溶媒としてn−ヘキサンを用いることが好ましい。抽出油分を食用油として使用し得るとともに、脱脂キウイ種子のエキスを食品素材等に利用しやすくなるからである。尚、これらの脱脂用の溶媒は、1種のみを用いても良いし2種以上併用しても良い。
このとき、好ましい脱脂用溶媒としては、n−ヘキサン、アセトン等が挙げられる。特に、脱脂用溶媒としてn−ヘキサンを用いることが好ましい。抽出油分を食用油として使用し得るとともに、脱脂キウイ種子のエキスを食品素材等に利用しやすくなるからである。尚、これらの脱脂用の溶媒は、1種のみを用いても良いし2種以上併用しても良い。
キウイ種子又は脱脂されたキウイ種子から有効成分を抽出する場合、極性有機溶媒を用いる方法がより良い方法である。用いる溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、ヘキサン、二酸化炭素などをそのまま単一溶媒で用いるか、2種類以上を任意に混合して用いて、エキスを作製することも出来る。
抽出溶媒として水を使用する場合には、抽出温度20〜100℃、好ましくは80〜100℃程度で行うとよい。これは、抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくいためである。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水等を使用することができる。好ましくは、抽出溶媒として、深層水(海洋深層水)を使用するとよい。
抽出溶媒として含水エタノールを使用する場合、エタノール濃度30〜90wt%であることが好ましい。30wt%程度よりも少ないか、90wt%を超えると、有効成分の抽出量が低下しやすくなるからである。また、抽出温度は、20〜80℃、好ましくは50〜80℃程度で行うとよい。なお、含水エタノール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
イチゴはバラ科のイチゴ属(Rosaceae Fragaria L.)に属するものである。このイチゴ属(Rosaceae Fragaria L.)の種類は特に限定されないが、例えば、Fragaria daltoniana、Fragaria iinumae(ノウゴウイチゴ)、Fragaria nilgerrensis、Fragaria nipponica(シロバナノヘビイチゴ)、Fragaria nipponica f. rosea(ベニバナヘビイチゴ)、Fragaria nipponica var. yakusimensis(ヤクシマシロバナヘビイチゴ)、Fragaria nubicola、Fragaria vesca(エゾヘビイチゴ)Fragaria viridis、Fragaria yezoensis(エゾクサイチゴ)、Fragaria
moupinensis 、Fragaria
orientalis、Fragaria
moschata、Fragaria
× ananassa
DUCHESNE(オランダイチゴ)、Fragaria chiloensis(チリイチゴ)、Fragaria iturupensis Staudt 、Fragaria virginiana(バージニアイチゴ)、Fragaria × Potentilla(属間雑種)、Fragaria × vescana等が挙げられる。
尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。また、これらのうち特にFragaria × ananassa DUCHESNE(オランダイチゴ)が好ましい。
moupinensis 、Fragaria
orientalis、Fragaria
moschata、Fragaria
× ananassa
DUCHESNE(オランダイチゴ)、Fragaria chiloensis(チリイチゴ)、Fragaria iturupensis Staudt 、Fragaria virginiana(バージニアイチゴ)、Fragaria × Potentilla(属間雑種)、Fragaria × vescana等が挙げられる。
尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。また、これらのうち特にFragaria × ananassa DUCHESNE(オランダイチゴ)が好ましい。
このとき使用するFragaria × ananassa DUCHESNE(オランダイチゴ)の栽培種は特に限定されず、例えば、とよのか、女峰(にょほう)、とちおとめ、さがほのか、章姫(あきひめ)、アスカウェイブ、アスカルビー、アイベリー、とちひめ、レッドパール、さちのか、あまおう、宝交早生、紅ほっぺ(べにほっぺ)ももいちご、夏実、サマープリンセス、ペチカ、夏娘(カレイニャ)、越後姫(えちごひめ)等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、これらは1種のみ用いても良いし2種以上併用しても良い。
原料としてイチゴの部位は特に限定されないが、葉、茎、痩果(そうか)、花託、種子等を用いることができ、特に種子を用いることが好ましい。チリロサイド等のポリフェノールを高濃度に含有するからである。
製造方法は特に限定されないが、バラ科のイチゴ属(Rosaceae Fragaria L.)として、バラ科のイチゴ属(Rosaceae Fragaria L.)の種子(以下、単に「イチゴ種子」という。)を用いた場合、極性溶媒抽出及び超臨界抽出等が挙げられる。尚、本発明では、これらのうちの何れか一方のみを用いても良いし、これら両方用いても良い。
ここで、極性溶媒にて抽出する場合、抽出原料として、イチゴ種子をそのまま用いても良いが、脱脂したイチゴ種子を用いても良い。有効成分を容易に抽出することができるからである。
このとき、脱脂方法としては、例えば、イチゴ種子を圧搾して油分を分離するだけでも良いし、上記油分を分離した後、圧搾物の残留油分を脱脂用溶媒(脂溶性有機溶媒)により抽出分離しても良い。更に、イチゴ種子を粉砕して、脱脂用溶媒(脂溶性有機溶媒)を用いて抽出分離しても良い。
このとき、脱脂方法としては、例えば、イチゴ種子を圧搾して油分を分離するだけでも良いし、上記油分を分離した後、圧搾物の残留油分を脱脂用溶媒(脂溶性有機溶媒)により抽出分離しても良い。更に、イチゴ種子を粉砕して、脱脂用溶媒(脂溶性有機溶媒)を用いて抽出分離しても良い。
このとき、好ましい脱脂用溶媒としては、n−ヘキサン、アセトン等が挙げられる。特に、n−ヘキサンを用いることが好ましい。抽出油分を食用油として使用し得るとともに、脱脂イチゴ種子のエキスを食品素材等に利用しやすくなるからである。尚、これらの脱脂用の溶媒は、1種のみを用いても良いし2種以上併用しても良い。
更に、極性溶媒抽出にて抽出する場合、用いる極性溶媒は特に限定されないが、たとえば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、ヘキサン等が挙げられる。これらのうち、水、エタノールが好ましい。特に、含水エタノールを用いることが好ましい。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。
抽出溶媒として水を使用する場合には、抽出温度20〜100℃、好ましくは80〜100℃程度で行うとよい。これは、抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくいためである。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水等を使用することができる。
抽出溶媒として含水エタノールを使用する場合、エタノール濃度30〜90wt%であることが好ましい。30wt%程度よりも少ないか、90wt%を超えると、有効成分の抽出量が低下しやすくなるからである。また、抽出温度は、20〜80℃、好ましくは50〜80℃程度で行うとよい。なお、含水エタノール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
また、極性溶媒にて抽出する場合、その抽出方法としては、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出等の任意の方法を採用することができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。また、上記抽出方法等を組み合わせても良い。
具体的な方法としては、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料を投入し、攪拌しながら有効成分を溶出させる。例えば、抽出溶媒として水または含水エタノールを用いる場合には、抽出原料の5〜100倍量程度(重量比)の極性溶媒を使用し、30分〜5時間程度抽出を行う。溶媒中に有効成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって、抽出液を得る。その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、イチゴ種子エキスとする。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられるが、食品等に添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままで使用してもよい。
また、超臨界抽出により抽出を行う場合、用いる超臨界流体は特に限定されないが、たとえば、二酸化炭素及び水等が挙げられる。尚、これらは1種のみを用いても良いし、2種類以上併用しても良い。また、これらのうち特に二酸化炭素が好ましい。より容易に有効成分を抽出することができるからである。また、このときの抽出方法は、公知の方法にて行えばよい。
本発明に用いる「黒ショウガ」とは、ケンフェリア・パルビフローラ(Kaempferia
parviflora)という学名をもつ植物で、東南アジアに分布しておりショウガ科ケンフェリア属に属する。
parviflora)という学名をもつ植物で、東南アジアに分布しておりショウガ科ケンフェリア属に属する。
タイやラオスなどの伝承医学において、精力増進、滋養強壮、血糖値の低下、体力回復、消化器系の改善、膣帯下、痔核、痔疾、むかつき、口内炎、関節痛、胃痛の改善などに利用されている。
本発明に使用される黒ショウガは根茎を用いる。黒ショウガの形態は、特に限定するものではなく、未熟根茎、完熟根茎、乾燥根茎等のいずれでもよい。なお、根茎を絞って得られる搾汁液の使用も同様に好ましい。搾汁液の形態は、特に限定するものではなく液状でも濃縮乾燥した粉末状のいずれでもよい。
しかしながら、生の根茎や搾汁液の場合は保管に注意が必要なため、根茎をスライスして乾燥させたものがもっとも好ましい。
スライスした乾燥根茎を使用する場合には、抽出効率を高めるために、あらかじめ根茎を粉砕機等で40メッシュ程度に粉砕しておくことが好ましい。
抽出に使用する溶媒や温度条件等については、特に限定されるものではなく、任意に選択、設定することができる。抽出溶媒としては、水、酸、塩基等といった非有機溶媒や、親水性溶媒、アセトン等といった有機溶媒を選択することができる。親水性溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール及びブチルアルコールからなる低級アルコール群から選択される1種類以上が、操作性、抽出効率の点から好ましい。ただし、有機溶媒による抽出よりもむしろ非有機溶媒による抽出が好ましく、なかでも水、温水や熱水、及びわずかに酸を添加した水、エタノールのいずれかの選択がよい。
このとき使用する酸としては、特に限定するものではなく、大部分の酸を使うことができる。ただし、入手のしやすさ及び安全性、後処理の観点から、酢酸の使用が好ましい。
さらに、上記の抽出において、抽出残渣に対して再度抽出工程を1回またはそれ以上繰り返すことが好ましく、この方法によれば抽出効率を向上させることができる。この場合の抽出に用いる溶媒は、同じものであっても異なるものであってもよい。
上記のエキスは、そのままでも使用できるが、濾過、遠心分離及び分留といった処理を行って、不溶性物質及び溶媒を取り除くことがより好ましい。このような処理を行うことで、より純度が高くなり、応用範囲も広くなる。
その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、黒ショウガエキスとする。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられるが、食品等に添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままで使用してもよい。
その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、黒ショウガエキスとする。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられるが、食品等に添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままで使用してもよい。
また、本発明のNrf2活性化剤はアスタキサンチンを有効成分とすることを特徴とする。
および/またはそのエステルは、以下の式:
および/またはそのエステルは、以下の式:
(ここで、R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子または脂肪酸残基である。)で示されるカロテノイドの一種である。アスタキサンチンのエステルとしては、特に限定されないが、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、あるいはオレイン酸、リノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、ビスホモ−γ−リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸のモノエステルまたはジエステルが挙げられる。これらは単独でまたは適宜組み合わせて用いることができる。アスタキサンチンは、β−カロチンの骨格の両端にオキソ基とヒドロキシル基とを余分に有する構造であるため、β−カロチンとは異なり、分子の安定性が低い。これに対し、両端のヒドロキシル基が不飽和脂肪酸などでエステル化されたエステル体(例えば、オキアミエキス)はより安定である。
本発明に用いられるアスタキサンチンおよび/またはそのエステルは、化学的に合成されたものであっても、あるいは天然物由来のもののいずれであってもよい。後者の天然物としては、アスタキサンチンおよび/またはそのエステルを含有する赤色酵母;ティグリオパス(赤ミジンコ)、オキアミなどの甲殻類の殻、ヘマトコッカス藻等の藻類などが挙げられる。本発明においては、アスタキサンチンおよび/またはそのエステルの特性を利用できるものであれば、どのような方法で生産されたアスタキサンチンおよび/またはそのエステルを含有するエキスをも使用することができる。一般的には、これらの天然物からのエキスが用いられ、抽出エキスの状態であっても、また必要により適宜精製したものであってもよい。本発明においては、このようなアスタキサンチンおよび/またはそのエステルを含有する粗エキスや破砕粉体物、あるいは必要により適宜精製されたもの、化学合成されたものを、単独でまたは適宜組み合わせて用いることができる。体内での安定性を考慮すると、好ましくはエステル体が用いられる。
本発明のNrf2活性化剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明のNrf2活性化剤を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに、健康維持機能をもった本Nrf2活性化剤には、他の抗酸化物質や健康食品素材などの配剤、例えば、抗酸化物質(還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA誘導体、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セサミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス)、健康食品素材(V.(ビタミン)A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン、カリウム、ヘム鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ糖、コラーゲン、コンドロイチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、シジミエキス、スッポン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、ウコン、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ、タマネギ、DHA、 EPA、 DPA、 甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、コラーゲン、ギャバ、ハープシールオイル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆エキス、エキナセア、エゾウコギ、大麦エキス、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソバ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫エキス、ノニ、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオバコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、コンドロイチン硫酸、亜鉛、鉄、セラミド、シルクペプチド、グリシン、ナイアシン、チェストツリー、L-システイン、赤ワイン葉、ミレット、ホーステール、ビオチン、センテラアジアティカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フキ、ルバーブ、クローブ、ローズマリー、カテキン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、シナモン、韃靼ソバ、ココア、シソの実エキス、ライチ種子エキス、α−リポ酸、生コーヒー豆エキス)なども配合することができる。
具体的な製法としては、Nrf2活性化剤を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また、Nrf2活性化剤を、例えば、油脂、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に溶解して液状にし、飲料に添加するか、固形食品に添加することが可能である。必要に応じてアラビアガム、デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、飲料に添加するか固形食品に添加することも可能である。
本発明のNrf2活性化剤を飲食品に適用する場合の添加量としては、健康を維持することが主な目的であるので、飲食品に対して有効成分の含量が合計1〜20wt%であるのが好ましい。
本発明のNrf2活性化剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明のNrf2活性化剤を適宜配合して製造することができる。本発明のNrf2活性化剤に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明によるNrf2活性化剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、液剤等の形態で経口投与することができるが、非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、溶液の状態、または分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、ハップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。 投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として0.5〜1000mg、子供では通常0.5〜500mg程度投与することができる。 Nrf2活性化剤の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.3〜15.0wt%、非経口投与による場合は、0.01〜10wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明の本発明のNrf2活性化剤は、皮膚外用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含む。)として用いても、Nrf2活性化効果を期待することができる。 本発明のNrf2活性化剤を配合しうる皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。 また、本発明のNrf2活性化剤を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明によるNrf2活性化剤の他に、そのNrf2活性化効果を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。 例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例 ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例 カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例 パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例 赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。カチオ
ン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
ン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例 エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例 アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例 生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、Nrf2活性化剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。 また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等のNrf2活性化剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウエキス、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例 亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例 精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下に、本発明を具体化した実施例について説明する。本発明は下記実施例に限定されない。
実施例1:月見草エキスの調製
原料には、月見草油の製造過程で得られる圧搾粕を使用した。
まず、圧搾粕を破砕し、ヘキサンで還流し、圧搾粕に残存する油分を除いて脱脂物とした。次いで、この脱脂物を70%(v/v)含水エタノールで還流し、エタノール抽出液を乾固させて月見草エキスとした。
原料には、月見草油の製造過程で得られる圧搾粕を使用した。
まず、圧搾粕を破砕し、ヘキサンで還流し、圧搾粕に残存する油分を除いて脱脂物とした。次いで、この脱脂物を70%(v/v)含水エタノールで還流し、エタノール抽出液を乾固させて月見草エキスとした。
実施例2: ユズ種子エキスの調製
本実施例のユズ種子エキスを以下の方法にて製造した。
ユズ種子を粉砕し、n−ヘキサンで60℃において1時間抽出した。これをろ過し、その残渣を70%エタノールで70℃において4時間抽出し、ろ過後、そのろ液を減圧蒸留した。さらに真空乾燥させてパウダー状にしたものをユズ種子エキス(リモニン含量:1.4%)とした。
本実施例のユズ種子エキスを以下の方法にて製造した。
ユズ種子を粉砕し、n−ヘキサンで60℃において1時間抽出した。これをろ過し、その残渣を70%エタノールで70℃において4時間抽出し、ろ過後、そのろ液を減圧蒸留した。さらに真空乾燥させてパウダー状にしたものをユズ種子エキス(リモニン含量:1.4%)とした。
実施例3:キウイ種子エキスの調製
本実施例のキウイ種子エキスを以下の方法にて製造した。
キウイ種子を圧搾して油分を分離し、圧搾物1kgを得た。この圧搾物1kgを破砕し、n−ヘキサンで還流し、圧搾物に残存する油分を除いて脱脂物とした。次いで、この脱脂物をエタノール濃度70wt%の含水エタノール80℃で3時間抽出し、エタノール抽出液を乾固させてキウイ種子エキス20gを得た。なお、キウイ種子エキス(実施例3)の含有成分をHPLC分析したところ、クエルシトリンが0.28wt%含有されていた。
本実施例のキウイ種子エキスを以下の方法にて製造した。
キウイ種子を圧搾して油分を分離し、圧搾物1kgを得た。この圧搾物1kgを破砕し、n−ヘキサンで還流し、圧搾物に残存する油分を除いて脱脂物とした。次いで、この脱脂物をエタノール濃度70wt%の含水エタノール80℃で3時間抽出し、エタノール抽出液を乾固させてキウイ種子エキス20gを得た。なお、キウイ種子エキス(実施例3)の含有成分をHPLC分析したところ、クエルシトリンが0.28wt%含有されていた。
実施例4:イチゴ種子エキスの調製
粉砕したオランダイチゴの種子をヘキサン脱脂後70%エタノールで攪拌抽出(70℃,1時間)した。その後、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してイチゴ種子エキスの粉末(イチゴ種子エキス)を得た。
ポリフェノール含量はフォーリンデニス法に従い,チリロサイド含量は下記条件でHPLCにより定量した。その結果、本実施例のイチゴ種子エキスのポリフェノール含量(gallic acid換算)は10.8%,チリロサイドは2.1%であった。
粉砕したオランダイチゴの種子をヘキサン脱脂後70%エタノールで攪拌抽出(70℃,1時間)した。その後、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してイチゴ種子エキスの粉末(イチゴ種子エキス)を得た。
ポリフェノール含量はフォーリンデニス法に従い,チリロサイド含量は下記条件でHPLCにより定量した。その結果、本実施例のイチゴ種子エキスのポリフェノール含量(gallic acid換算)は10.8%,チリロサイドは2.1%であった。
実施例5:黒ショウガエキスの調製
黒ショウガをスライスして乾燥させ、乾燥物を得た。この乾燥物を破砕し、エタノール濃度70wt%の含水エタノール80℃で2時間抽出し、エタノール抽出液を乾固させて黒ショウガエキス(実施例4)を得た。
なお、黒ショウガエキス(実施例4)の含有成分をHPLC分析したところ、5,7-ジメトキシフラボン8.9wt%以上、総フラボノイド38.6wt%以上含有されていた。
黒ショウガをスライスして乾燥させ、乾燥物を得た。この乾燥物を破砕し、エタノール濃度70wt%の含水エタノール80℃で2時間抽出し、エタノール抽出液を乾固させて黒ショウガエキス(実施例4)を得た。
なお、黒ショウガエキス(実施例4)の含有成分をHPLC分析したところ、5,7-ジメトキシフラボン8.9wt%以上、総フラボノイド38.6wt%以上含有されていた。
実施例5:アスタキサンチン
オリザ油化株式会社製の「アスタキサンチン‐20」を用いた。
オリザ油化株式会社製の「アスタキサンチン‐20」を用いた。
比較例
1.桜の花エキス
桜の花を30%(W/W)含水エタノールで1時間抽出(60℃)を行った。その後、ろ過、濃縮を行い、桜の花エキスを得た。
2. ジュンサイエキス
乾燥ジュンサイ(200 g)に30w/w%のエタノール(6 kg)を加えて50℃で2時間撹拌抽出後,濾過を行った。濾液を減圧濃縮・乾燥してジュンサイエキス(44.3 g,収率22.1%)を得た。
3.黒米エキス
原料となる黒米には、品種「紫黒苑(しこくえん)」を使用した。
黒米糠(400g)を、重量比で5倍量のn−ヘキサンで脱脂後、糠を自然乾燥した。 次に、50%エタノールを用いて室温にて攪拌抽出を行った。その後、抽出液を合成吸着剤に吸着させて70%エタノールで溶出させた。その溶出液を40℃以下で減圧濃縮を行い、11gの黒米エキスを得た。
4.柴茶エキス
紫茶葉50gを50%エタノール水溶液500mLに浸漬し、撹拌しながら40℃で2時間加熱還流することにより抽出した。吸引ろ過により抽出液400mLを得た。抽出液を濃縮・乾固し紫茶エキスを16.6g得た。
5.菊の花エキス
菊(学名:Chrysanthemum morifolium)の花を75wt%含水エタノールで抽出し、この抽出液に樹脂カラムクロマトグラフィーを用いて、エタノール30wt%、75wt%、100wt%の画分を得た。それぞれの画分にプレードライを行い、その後それぞれの画分粉末を得た。そして、それぞれの画分粉末をルテオリンの含有量20wt%になるように混合し、菊の花エキスを得た
6.マキベリーエキス
マキベリー(Aristotelia Chilensis)の果実を蒸留水を用いて50℃にて攪拌抽出を行った。その後、抽出液をろ過し、合成吸着剤カラムに通液し、80%エタノール水溶液で有効成分を含むマキベリー抽出液を溶出した。その後、乾燥してマキベリーエキスを得た。
7.ライチ種子エキス
ライチ種子を40%エタノールで攪拌抽出(75℃,4時間)した。その後、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してライチ種子エキスの粉末を得た。
8. ブロッコリースプラウトエキス
発芽ブロッコリーエキス(50%(v/v)含水エチルアルコールエキス)の調製;アブラナ科アブラナ属(Brassica)に属するブロッコリー(Brassicaoleracea var. italica)の種子を15℃〜25℃の水に浸漬させ、2〜5日間、間接日光照射にて発芽させた後、芽を10〜30mm(このとき、根は10mm程度)に成長させた全草(芽、種子、根)を乾燥し、粉砕処理工程を経て、さらに有機溶媒(n−ヘキサン)を用いて脱脂処理を行った。その後、脱脂処理物を微粉砕、殺菌、篩過して、パウダー状としたものを得た。こうして得られたパウダー状物10gに、50%(v/v)含水エチルアルコール100mLを加え、室温にて7日間抽出を行った後ろ過をしてブロッコリースプラウトエキスを得た。
9.クルミエキス
原料としてのクルミ種皮は,中国産のものを用いた。まず,乾燥した種皮10kgに,5倍量のエタノール濃度50wt%の含水エタノール80℃で2時間抽出し,含水エタノール抽出液を乾固させてクルミエキス588gを得た。
10.レスベラトロール含有ブドウエキス
乾燥したブドウの葉、種子及び皮を粉砕し、50wt%含水エタノール(1500g)を加え、沸点付近で2時間加温抽出した。得られた抽出液を濾過後、濃縮し、レスベラトロール最終濃度がそれぞれ4wt%以上となるようにカラム精製し、その後、噴霧乾燥してレスベラトロール含有ブドウエキス得た。
11.フェルラ酸
オリザ油化株式会社製のフェルラ酸(商品名)を用いた。
12.米糠スフィンゴ糖脂質
(1)米ヌカにヘキサンを加えて抽出し、ヘキサンを溜去してエキスを得た。次いで、このエキスに水と共にリン酸を加えて静置し、沈殿物(ガム質)を得た。
(2)上記ガム質をアルカリ性含水メタノールで加水分解し、クロロホルム/メタノール(混合比2:1)で数回抽出を行った。得られた抽出液を濃縮し、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、米糠スフィンゴ糖脂質を得た。
1.桜の花エキス
桜の花を30%(W/W)含水エタノールで1時間抽出(60℃)を行った。その後、ろ過、濃縮を行い、桜の花エキスを得た。
2. ジュンサイエキス
乾燥ジュンサイ(200 g)に30w/w%のエタノール(6 kg)を加えて50℃で2時間撹拌抽出後,濾過を行った。濾液を減圧濃縮・乾燥してジュンサイエキス(44.3 g,収率22.1%)を得た。
3.黒米エキス
原料となる黒米には、品種「紫黒苑(しこくえん)」を使用した。
黒米糠(400g)を、重量比で5倍量のn−ヘキサンで脱脂後、糠を自然乾燥した。 次に、50%エタノールを用いて室温にて攪拌抽出を行った。その後、抽出液を合成吸着剤に吸着させて70%エタノールで溶出させた。その溶出液を40℃以下で減圧濃縮を行い、11gの黒米エキスを得た。
4.柴茶エキス
紫茶葉50gを50%エタノール水溶液500mLに浸漬し、撹拌しながら40℃で2時間加熱還流することにより抽出した。吸引ろ過により抽出液400mLを得た。抽出液を濃縮・乾固し紫茶エキスを16.6g得た。
5.菊の花エキス
菊(学名:Chrysanthemum morifolium)の花を75wt%含水エタノールで抽出し、この抽出液に樹脂カラムクロマトグラフィーを用いて、エタノール30wt%、75wt%、100wt%の画分を得た。それぞれの画分にプレードライを行い、その後それぞれの画分粉末を得た。そして、それぞれの画分粉末をルテオリンの含有量20wt%になるように混合し、菊の花エキスを得た
6.マキベリーエキス
マキベリー(Aristotelia Chilensis)の果実を蒸留水を用いて50℃にて攪拌抽出を行った。その後、抽出液をろ過し、合成吸着剤カラムに通液し、80%エタノール水溶液で有効成分を含むマキベリー抽出液を溶出した。その後、乾燥してマキベリーエキスを得た。
7.ライチ種子エキス
ライチ種子を40%エタノールで攪拌抽出(75℃,4時間)した。その後、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してライチ種子エキスの粉末を得た。
8. ブロッコリースプラウトエキス
発芽ブロッコリーエキス(50%(v/v)含水エチルアルコールエキス)の調製;アブラナ科アブラナ属(Brassica)に属するブロッコリー(Brassicaoleracea var. italica)の種子を15℃〜25℃の水に浸漬させ、2〜5日間、間接日光照射にて発芽させた後、芽を10〜30mm(このとき、根は10mm程度)に成長させた全草(芽、種子、根)を乾燥し、粉砕処理工程を経て、さらに有機溶媒(n−ヘキサン)を用いて脱脂処理を行った。その後、脱脂処理物を微粉砕、殺菌、篩過して、パウダー状としたものを得た。こうして得られたパウダー状物10gに、50%(v/v)含水エチルアルコール100mLを加え、室温にて7日間抽出を行った後ろ過をしてブロッコリースプラウトエキスを得た。
9.クルミエキス
原料としてのクルミ種皮は,中国産のものを用いた。まず,乾燥した種皮10kgに,5倍量のエタノール濃度50wt%の含水エタノール80℃で2時間抽出し,含水エタノール抽出液を乾固させてクルミエキス588gを得た。
10.レスベラトロール含有ブドウエキス
乾燥したブドウの葉、種子及び皮を粉砕し、50wt%含水エタノール(1500g)を加え、沸点付近で2時間加温抽出した。得られた抽出液を濾過後、濃縮し、レスベラトロール最終濃度がそれぞれ4wt%以上となるようにカラム精製し、その後、噴霧乾燥してレスベラトロール含有ブドウエキス得た。
11.フェルラ酸
オリザ油化株式会社製のフェルラ酸(商品名)を用いた。
12.米糠スフィンゴ糖脂質
(1)米ヌカにヘキサンを加えて抽出し、ヘキサンを溜去してエキスを得た。次いで、このエキスに水と共にリン酸を加えて静置し、沈殿物(ガム質)を得た。
(2)上記ガム質をアルカリ性含水メタノールで加水分解し、クロロホルム/メタノール(混合比2:1)で数回抽出を行った。得られた抽出液を濃縮し、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、米糠スフィンゴ糖脂質を得た。
試験例1:
24wellプレートに15,000 cells/wellで661W細胞を播き、24時間のインキュベートの後、培地を交換した。その1時間後に化合物または0.1%ジメチルスルフォキシド(DMSO)含有リン酸緩衝生理食塩水(PBS)を添加した。サンプリングは試薬添加6時間後に行い、qRT-PCRでヘムオキシゲナーゼ−1(Ho-1)のmRNAの定量を行った。その結果を図1(桜の花エキス、ジュンサイエキス、黒米エキス、 黒ショウガエキス、柴茶エキス、菊の花エキス)、及び図2(月見草エキス、マキベリーエキス、ユズ種子エキス、ライチ種子エキス、キウイ種子エキス 、イチゴ種子エキス、ブロッコリースプラウトエキス、クルミエキス、アスタキサンチン、レスベラトロール含有ブドウエキス、フェルラ酸、米糠スフィンゴ糖脂質)に示す。
尚、図2において「オリザセラミド」は米糠スフィンゴ糖脂質のことであり、「クルミポリフェノール」はクルミエキスのことであり、「レスベラトロール」はレスベラトロール含有ブドウエキスのことである。
24wellプレートに15,000 cells/wellで661W細胞を播き、24時間のインキュベートの後、培地を交換した。その1時間後に化合物または0.1%ジメチルスルフォキシド(DMSO)含有リン酸緩衝生理食塩水(PBS)を添加した。サンプリングは試薬添加6時間後に行い、qRT-PCRでヘムオキシゲナーゼ−1(Ho-1)のmRNAの定量を行った。その結果を図1(桜の花エキス、ジュンサイエキス、黒米エキス、 黒ショウガエキス、柴茶エキス、菊の花エキス)、及び図2(月見草エキス、マキベリーエキス、ユズ種子エキス、ライチ種子エキス、キウイ種子エキス 、イチゴ種子エキス、ブロッコリースプラウトエキス、クルミエキス、アスタキサンチン、レスベラトロール含有ブドウエキス、フェルラ酸、米糠スフィンゴ糖脂質)に示す。
尚、図2において「オリザセラミド」は米糠スフィンゴ糖脂質のことであり、「クルミポリフェノール」はクルミエキスのことであり、「レスベラトロール」はレスベラトロール含有ブドウエキスのことである。
濃度の設定根拠
陽性対照のbardoxolone methyl (BARD)は、本スクリーニング系を用いた検討において0.1 μMで有意なmRNAの発現上昇が確認されており、このため、ポジティブコントロールとして0.1 μMで用いた。
また、黒米エキス、レスベラトロール含有ブドウエキスにおいては、10 μg/mLから神経保護作用を示すことが知られているため、これよりも低い濃度する必要がある。そこで、本検討では低濃度でも活性を持つ化合物の検出を目的とするため用いる濃度は1 μg/mLとした。
陽性対照のbardoxolone methyl (BARD)は、本スクリーニング系を用いた検討において0.1 μMで有意なmRNAの発現上昇が確認されており、このため、ポジティブコントロールとして0.1 μMで用いた。
また、黒米エキス、レスベラトロール含有ブドウエキスにおいては、10 μg/mLから神経保護作用を示すことが知られているため、これよりも低い濃度する必要がある。そこで、本検討では低濃度でも活性を持つ化合物の検出を目的とするため用いる濃度は1 μg/mLとした。
結果及び実施例の効果
図1によれば、BARDおよび黒ショウガエキスのHo-1のmRNA発現量の有意な上昇が確認されたが、他の植物抽出エキスでは認められなかった。
また、図2によれば、BARD、月見草エキス、ユズ種子エキス、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、アスタキサンチンでHo-1のmRNA発現量の上昇が確認され、ブロッコリースプラウトエキスでHo-1のmRNA発現量の有意な減少が確認された。
以上により、黒ショウガエキス、月見草エキス、ユズ種子エキス、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、アスタキサンチンはNrf2活性化作用を有し、これにより、Nrf2活性化剤として使用することができることが確認された。
図1によれば、BARDおよび黒ショウガエキスのHo-1のmRNA発現量の有意な上昇が確認されたが、他の植物抽出エキスでは認められなかった。
また、図2によれば、BARD、月見草エキス、ユズ種子エキス、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、アスタキサンチンでHo-1のmRNA発現量の上昇が確認され、ブロッコリースプラウトエキスでHo-1のmRNA発現量の有意な減少が確認された。
以上により、黒ショウガエキス、月見草エキス、ユズ種子エキス、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、アスタキサンチンはNrf2活性化作用を有し、これにより、Nrf2活性化剤として使用することができることが確認された。
以下に本発明のNrf2活性化剤の配合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
Nrf2活性化剤 0.5
100.0wt%
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
Nrf2活性化剤 0.5
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ブドウ果汁 4.0
ブドウフレーバー 0.6
色素 0.02
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ブドウ果汁 4.0
ブドウフレーバー 0.6
色素 0.02
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
Nrf2活性化剤 0.4
100.0wt%
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
Nrf2活性化剤 0.4
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
Nrf2活性化剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
Nrf2活性化剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
Nrf2活性化剤 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
Nrf2活性化剤 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:ソフトカプセル
ブドウ種子油 87.0wt%
乳化剤 12.0
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
ブドウ種子油 87.0wt%
乳化剤 12.0
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
配合例7:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
Nrf2活性化剤 1.0
100.0wt%
配合例7:顆粒内服剤(医薬品)
Nrf2活性化剤 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
Nrf2活性化剤 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
配合例8:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
Nrf2活性化剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
Nrf2活性化剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
配合例9:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
Nrf2活性化剤 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
Nrf2活性化剤 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例10:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
Nrf2活性化剤 0.1
精製水 残余
100.0wt%
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
Nrf2活性化剤 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例11:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサエキス 1.0
Nrf2活性化剤 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサエキス 1.0
Nrf2活性化剤 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
Nrf2活性化剤 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
Nrf2活性化剤 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
Nrf2活性化剤 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
配合例14:シャンプー
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム
(E.O2モル) 15.0
ヤシ油脂肪族ジエタノールアミド 5.0
グリセリン 3.0
Nrf2活性化剤 0.4
エタノール 5.0
香料及び防腐剤 適量
イオン交換水 残余
全体 100wt%
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
Nrf2活性化剤 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
配合例14:シャンプー
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム
(E.O2モル) 15.0
ヤシ油脂肪族ジエタノールアミド 5.0
グリセリン 3.0
Nrf2活性化剤 0.4
エタノール 5.0
香料及び防腐剤 適量
イオン交換水 残余
全体 100wt%
配合例15:ヘヤークリーム
流動パラフィン 20.0wt%
固形パラフィン 3.0
ポリオキシエチレンセチル エーテル
(E.O15モル) 2.0
ソルビタンセスキオレート 1.0
Nrf2活性化剤 0.2
エタノール 10.0
水酸化カリウム 0.1
グリセリン 3.0
香料及び防腐剤 適量
全体 100wt%
流動パラフィン 20.0wt%
固形パラフィン 3.0
ポリオキシエチレンセチル エーテル
(E.O15モル) 2.0
ソルビタンセスキオレート 1.0
Nrf2活性化剤 0.2
エタノール 10.0
水酸化カリウム 0.1
グリセリン 3.0
香料及び防腐剤 適量
全体 100wt%
配合例16:軟膏剤
サラシミツロウ 5.0wt%
精製ラノリン 5.0
Nrf2活性化剤 1.0
香料 0.1
ワセリン 残余
全体 100wt%
サラシミツロウ 5.0wt%
精製ラノリン 5.0
Nrf2活性化剤 1.0
香料 0.1
ワセリン 残余
全体 100wt%
以上、説明したように、本発明は、新規なNrf2活性化剤を提供することができる。
Claims (2)
- 月見草、ユズ、キウイ、イチゴ、及び黒ショウガのうちの少なくとも1種のエキスを有効成分とするNrf2活性化剤。
- アスタキサンチンを有効成分とするNrf2活性化剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015076936A JP2016196429A (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | Nrf2活性化剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018039752A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 花王株式会社 | Nrf2活性化剤 |
WO2019198743A1 (ja) * | 2018-04-10 | 2019-10-17 | 株式会社Stardust Hd. | ユズ種子及び玄米の抽出物を含有する組成物 |
JP2020002082A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 国立大学法人北海道大学 | Keap1−Nrf2システムによる生体防御遺伝子発現の活性化用剤 |
KR20200014633A (ko) * | 2018-08-01 | 2020-02-11 | (주)에스앤피인터내셔널 | 딸기 추출물을 유효성분으로 함유하는 조성물 |
-
2015
- 2015-04-03 JP JP2015076936A patent/JP2016196429A/ja active Pending
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JP2018039752A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 花王株式会社 | Nrf2活性化剤 |
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JP6651084B1 (ja) * | 2018-04-10 | 2020-02-19 | 株式会社Stardust Hd. | ユズ種子及び玄米の抽出物を含有する組成物 |
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KR102165171B1 (ko) | 2018-08-01 | 2020-10-13 | (주)에스앤피인터내셔널 | 딸기 추출물을 유효성분으로 함유하는 조성물 |
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