JP2015157774A - ケラチノサイト及び線維芽細胞の脂質過酸化物抑制剤、並びにこれらを使用した皮膚老化防止剤 - Google Patents

ケラチノサイト及び線維芽細胞の脂質過酸化物抑制剤、並びにこれらを使用した皮膚老化防止剤 Download PDF

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潤司 田中
崇 嘉手苅
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崇 嘉手苅
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博司 下田
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Hiromichi Murai
弘道 村井
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Abstract

【課題】ケラチノサイト及び線維芽細胞の脂質過酸化物抑制剤、並びにこれらを使用した皮膚老化防止剤の提供。【解決手段】1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b-D-glucoseを含有する植物抽出物を有効成分とするケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。その抽出物はケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306)から抽出されたものであるケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。さらにはエピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの少なくとも1種を含有するものである過酸化脂質障害抑制剤。【選択図】なし

Description

本発明は新規の成分を有効成分とする皮膚老化防止剤、更に具体的には、新規な成分を有効成分とし、ケラチノサイト及び線維芽細胞の過酸化脂質に起因する障害を抑制する皮膚老化防止剤に関する。本発明は医薬品、飲食品及び化粧料等に広く利用される。
1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucoseは、抗酸化作用(DPPHラジカル消去作用、SOD様作用)、チロシナーゼ阻害作用3)が既に報告されている(非特許文献1、非特許文献2)。
一方、生体内で細胞膜などに存在する脂質は、生体のエネルギー代謝過程および紫外線暴露により細胞内で産生されたスーパーオキシド、あるいは一重項酸素により、脂質二重結合が酸化され脂質ペルオキシルラジカルが生成される。この脂質ペルオキシルラジカルは連鎖的酸化反応によりさらに他の脂質と反応して新たなラジカルが生じる。この結果、脂質過酸化物が蓄積し細胞機能が障害され皮膚老化が惹起、促進される。したがって、皮膚老化の予防の観点からケラチノサイトや線維芽細胞の脂質過酸化物による障害を抑制することが求められる。
Fukuda T. et al ,Phytochemistry, 63, 795-801 (2003) Gao D.F et al, J. Agric. Food Chem., 56, 7517-7521(2008)
このような背景の下、本発明者は、1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucose(以下、略して「GHG」という。)及びGHGを含有するケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306、以下、単に「紫茶」という)がケラチノサイトにおける脂質過酸化物による障害を抑制し、更に紫茶及びそれに含有するエビガロカテキン等が線維芽細胞における脂質過酸化物による障害を抑制することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、天然物由来の組成物であって、新規な成分であるケラチノサイト及び線維芽細胞の脂質過酸化物抑制剤、並びにこれらを使用した皮膚老化防止剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。
(1)GHGを含有する植物抽出物を有効成分とするケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
(2)前記植物抽出物はケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306)から抽出されたものである(1)に記載のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
(3)ケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306)から抽出された抽出物を有効成分とする線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
(4)前記抽出物は、GHG、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの少なくとも1種を含有するものである(3)に記載のる線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
(5)GHGを有効成分とするケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
(6)エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの少なくも1種を更に含有することを有効成分とする(5)に記載のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
(7)GHG、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートから選ばれる少なくとも1種を有効成分とする線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
(8)(1)〜(8)の何れか1項の剤を有効成分とする皮膚老化防止剤。
本実施例の紫茶抽出物のHPLCクロマトグラムである。 紫茶抽出物及びGHGの過酸化脂質誘発ケラチノサイト障害に対する抑制作用の評価を示すグラフである。 エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの過酸化脂質誘発ケラチノサイト障害に対する抑制作用の評価を示すグラフである。 紫茶抽出物と緑茶、紅茶及びウーロン茶の過酸化脂質誘発ケラチノサイト障害に対する抑制作用の評価の比較を示すグラフである。 紫茶抽出物及びGHGの過酸化脂質誘発線維芽細胞障害に対する抑制作用の評価を示すグラフである。 エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの過酸化脂質誘発線維芽細胞障害に対する抑制作用の評価を示すグラフである。 紫茶抽出物と緑茶、紅茶及びウーロン茶の過酸化脂質誘発線維芽細胞障害に対する抑制作用の評価の比較を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のケラチノサイトの脂質過酸化物抑制剤は、GHGを含有する植物抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
GHGは、下記化学式(1)で表される。
上記GHGを含有する植物は特に限定されないが紫茶を用いることが好ましい。
紫茶は、ケニア政府によって交配によって開発されたチャノキであり、品種名TRFK306と名づけられている。このTRFK306の茶葉はアントシアニンを含有し、これにより紫色をしているため、通称「紫茶」或いは「パープルティ」と呼ばれている。更にTRFK306には特異成分であるGHGを高濃度に含有していることが本発明者によって見出された。
また、本発明で使用する紫茶抽出物は、更に、エピカテキンガレート(以下、略して「ECG」という)、エピガロカテキンガレート(以下、略して「EGCG」という)を含有することが好ましい。より優れたケラチノサイトの脂質過酸化物抑制作用を有するからである。
本発明で使用する紫茶の部位は特に限定されず、葉、茎、根、花、種子等を使用することができるが、特に葉を用いることが好ましい。より高濃度のGHGを得ることができるからである。
紫茶抽出物は、好ましくは例えば、生のままの、又は乾燥させた紫茶の葉(以下「紫茶葉」という。)を粉砕し、極性溶媒(水をも含む。以下同じ。)を用いて抽出する方法により得ることができる。その紫茶葉には、抽出効率をよくするため、適宜、酸又はアルカリ分解、酵素分解等の化学的処理を施して、それから抽出してもよい。
具体的には、紫茶抽出物は以下に説明する方法により製造することができる。
即ち、先ず、上記紫茶葉としては、生のままの、又は乾燥させた紫茶葉を用いてもよく、更に抽出効率をよくするため、適宜、酸又はアルカリ分解、酵素分解等の化学的処理を施して、それから抽出してもよい。
そして、上記紫茶葉に極性溶媒を添加して、振とうあるいは加熱還流し、その溶媒中にGHG、ECG、EGCG等の有効成分を抽出する。
このとき、上記極性溶媒は特に限定されないが、水、アルコール類、ポリオール類、ケトン類を用いることができる。尚、これらは1種のみ用いても良いし2種以上を混合して用いても良い。
更に、これらのうち特に含水アルコールまたは含水ケトンを用いることが好ましい。
含水アルコール系溶媒としては、エタノール、メタノール、プロパノール等の含水溶媒を用いることができ、特に、含水エタノールが好ましい。また、含水ケトン系溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、クロロアセトン等の含水溶媒を用いることができ、特に、含水アセトンが好ましい。
更に、含水ポリオール系溶媒としては、プロピレングリコール、1,3プロパンジオール、1,3ブチレングリコール、ペンチレングルコール、へキシレングリコール、へプチレングリコール、オクチルグリコール等の含水溶媒を使用することができる。
その含水率としては、含水エタノールの場合には、エタノールを20〜99.9質量%含むものであることが好ましく、30〜99質量%含むものであることが更に好ましく、40〜80質量%含むものであることが最も好ましい。含水アセトンの場合には、アセトンを20〜99.9質量%含むものであることが好ましい。上記範囲がGHG等の有効成分における抽出効率が優れているからである。なお、以下、含水溶媒の含水率の表記については、簡便化のため、例えば、20質量%で含水させた80質量%エタノールのことを「80%含水エタノール」と表記する。
紫茶抽出物の製造方法において、その加熱還流は、上記含水アルコール系溶媒又は含水ケトン系溶媒を用いて、周知の方法で行うことができる。その加熱温度は30〜95℃程度、還流時間は1〜4時間程度であることが好ましい。
また、紫茶抽出物の製造方法において、必要に応じて適宜、振とう、攪拌等を行っても良い。
また、紫茶抽出物の製造方法においては、抽出後、上記溶媒を減圧留去することが好ましい。これによれば、有機溶媒を含まない組成物とすることができ、機能性食品や健康食品などの飲食品に配合するための食品素材として、その安全性の基準等に適合させることが可能である。
紫茶抽出物の製造方法においては、複数の溶媒で段階的な抽出を行うことができる。これにより、GHG、ECG、EGCG等の有効成分を高濃度に収率よく抽出することができる。
具体的には、例えば、紫茶葉を上記含水アルコール系溶媒及び上記含水ケトン系溶媒のいずれか一方を添加し、振とうあるいは加熱還流して、その溶媒中にGHG、ECG、EGCG等の有効成分を抽出して第1抽出物を得る。遠心分離等により抽出物とその抽出物として回収されなかった残渣に分離し、その残渣に、上記溶媒のうち選択しなかった他方を添加して、振とうあるいは加熱還流して、その溶媒中に有効成分を抽出して第2抽出物を得る。そして、前記第1抽出物と第2抽出物とを混合する。なお、この第2抽出物の単独でも紫茶葉の抽出物として利用可能であることはいうまでもない。
このように、複数の溶媒で段階的な抽出を行うことにより、紫茶葉が、上記含水アルコール系溶媒又は上記含水ケトン系溶媒による第1の抽出処理を受けることによって、その物性等の特性が抽出のために好適なものに変化することが考えられるので、続く第2の抽出処理の際には、上記含水アルコール系溶媒又は上記含水ケトン系溶媒を用いる場合はもとより、それ以外の溶媒を用いる場合であっても、その抽出効率が改善されることが期待できる。
上記の方法で得られた紫茶抽出物は、これを、そのまま又は濃縮して液体状のものを本発明のケラチノサイトの脂質過酸化物抑制剤とすることができる。更に凍結乾燥又は噴霧乾燥により粉末化して粉末状のものをケラチノサイトの脂質過酸化物抑制剤とすることもできる。
また、これらの形態に制限されるものでもない。抽出物中に含まれる不溶物は、適宜、濾過などで除くことができる。不溶物はさらに粉砕し、微細粒子状にしてもよい。
また、上記のようにして得られる紫茶葉からの一次的抽出物を、イオン交換、サイズ排除カラムクロマト法、HPLC法、ゲルろ過、膜分離等により、GHG等を指標にして分画、精製して本発明のケラチノサイトの脂質過酸化物抑制剤とすることができる。
また、他の本発明のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤は、GHGを有効成分とすることを特徴とする。
このGHGを得る方法は特に限定されないが、紫茶から得ることができる。更にGHGを紫茶から得る場合、上述の方法により製造された紫茶抽出物を、イオン交換、サイズ排除カラムクロマト法、HPLC法、ゲルろ過、膜分離等により、GHGを指標にして分画、精製することにより得ることができる。また、市販のGHGを使用することもできる。
更に、本発明のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤は、ECG及びEGCGを含有することが好ましい。尚、これらは1種のみ含まれても良いし、2種を併用しても良い。
ECG及びEGCGを得る方法は特に限定されず、上述した紫茶の他に緑茶、紅茶、ウーロン茶等茶の抽出物から得ても良いし、他の植物から抽出しても良い。更に市販品等を用いても良い。
本発明の線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤は、紫茶の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。この紫茶の抽出物は上述した原料、部位、抽出方法にて得ることができる。更にこの紫茶抽出物はGHG、ECG及びEGCGを含有することが好ましい。
他の本発明の線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤はGHG、ECG及びEGCGを有効成分とすることを特徴とする。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。
本発明のケラチノサイト及び維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤は、ケラチノサイト及び線維芽細胞の過酸化脂質によって細胞機能が障害されること抑制され、これにより、皮膚老化が惹起、促進されることを防止することができる。以上により、皮膚老化防止剤として使用することができる。
本発明のケラチノサイト及び維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤並びにそれを用いた皮膚老化防止剤(以下、単に「皮膚老化防止剤という」は、必要に応じて、薬学的に許容される基材や担体を添加して、錠剤、顆粒剤、散剤、液剤、粉末、顆粒、カプセル剤、ゼリー状剤等の形態にして利用することができる。
本発明の皮膚老化防止剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに、健康維持機能をもった本発明には、他の抗酸化物質や健康食品素材などの配剤、(例えば、抗酸化物質、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA誘導体、リコピン、β−クリプトキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セザミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス、アルブチン、タンニン、アントシアニン、リンゴポリフェノール、ブドウ種子エキス、エラジ酸、コウジ酸、サージ抽出物健康食品素材、V.(ビタミン)A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン
、カリウム、ヘム鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ糖、コラーゲン、コンドロイチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、シジミエキス、スッポン、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ
、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、ウコン、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ、タマネギ、DHA、 EPA、 DPA、 甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、コラーゲン、ギャバ、ハープシールオイル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソバ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫抽出物、ノニ、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオバコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、コンドロイチン硫酸、亜鉛、鉄、セラミド、シルクペプチド、グリシン、ナイアシン、チェストツリー、セラミド、L-システイン、L-カルニチン、赤ワイン葉、ミレット、ホーステール、ビオチン、センテラアジアティカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フキ、ルバーブ、クローブ、ローズマリー、カテキン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、シナモン、韃靼ソバ、ココア、ユズ種子エキス、シソの実エキス、ライチ種子エキス、月見草エキス、黒米エキス、α−リポ酸、ギャバ、生コーヒー豆エキス、フキエキス、キウイ種子エキス、温州みかんエキス、アカショウガエキス、アスタキサンチン)なども配合することができる。
具体的な製法としては、本発明の皮膚老化防止剤をそのまま、抽出物の場合は粉末デキストリンとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また必要に応じてアラビアガム等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、固形食品に添加することも可能である。
本発明の皮膚老化防止剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の剤を適宜配合して製造することができる。尚、上記薬品は、ヒトに用いても良いし、ヒト以外の哺乳類動物に用いても良い。本発明の剤に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明の皮膚老化防止剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤等の形態で経口投与することができる。また、水溶性製剤は、液剤として経口的に投与することができる。さらに非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、本発明の皮膚老化防止剤をエタノールや水など適当な可溶化剤に分散させた後、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。また本発明の水溶性製剤は、そのままで、あるいは分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として5〜200mg、子供では通常0.5〜100mg程度投与することができる。
本発明の皮膚老化防止剤を薬品として使用する際の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.01〜10wt%、非経口投与による場合は、0.01〜20wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。医薬組成物は、本発明の剤以外に、医薬分野において常用される既知の他の化合物、および経口投与に適した形態に成型するのに必要な化合物を包含していてもよい。そのような化合物と しては、例えば、乳糖、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カオリン、タルク、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
更に、本発明の皮膚老化防止剤を化粧料として用いることもできる。
本発明の皮膚老化防止剤を配合しうる化粧料の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。
上記形態の化粧料には、本発明の皮膚老化防止剤の他に、その作用効果を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス、プラセンタ、ユズ種子エキス、ブルーベリーエキス、リンゴンベリーエキス、カンカニクジュヨウエキス、黒米エキス、生コーヒー豆エキス、レスベラトロール、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、桜エキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下に、本発明を具体化した実施例について説明する。本発明は下記実施例に限定されない。
実施例:紫茶抽出物(実施例1)、GHG(実施例2)、EGCG(実施例3)、ECG(実施例4)の作製
紫茶葉50gを50%エタノール水溶液500mLに浸漬し、撹拌しながら40℃で2時間加熱還流することにより抽出した。吸引ろ過により抽出液400mLを得た。抽出液を濃縮・乾固し紫茶抽出物を16.6g得た。この紫茶抽出物を実施例1とした。
紫茶抽出物の成分分析
紫茶抽出物について、下記の条件でHPLC分析を行ったところ、27.5minの箇所に緑茶やウーロン茶、紅茶などの一般のお茶には含まれない紫茶抽出物に特有成分のピークを確認した(図1の矢印部分)。
サンプル調整:紫茶抽出物350mgを30%メタノール水溶液に溶解し、メスフラスコで20mLに定容した。溶液を2倍希釈し、フィルターろ過後HPLC分析を行った。HPLCの分析条件は以下のとおりである。
HPLC分析条件
流速:0.7 mL/min
移動相A:0.3%TFA水溶液
移動相B:アセトニトリル
グラジエント:下記表1のとおり
カラム:SunFire C18, 4.6×150 mm (Waters) または同等品
カラム温度:30℃
サンプル注入量:10μL
検出波長:280 nm
上記特有成分について分離精製を行いNMR分析を行った。その結果を表2に示す。表2結果、既知成分1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucose
(GHG)と同定した。そして、上述した方法により単離精製したGHGを実施例2とした。
GHG精製品を標準物質として、HPLCによる定量分析を行った結果、紫茶抽出物中にはGHGが7.4%含有していた。更に、実施例1の紫茶抽出物をHPLCで測定した結果、EGCG:9.8%、ECG:5.8%であった。更に、紫茶抽出物から周知の方法で単離精製したEGCGを実施例3、ECGを実施例4とした。
試験例1:紫茶抽出物及びその含有成分の過酸化脂質誘発ケラチノサイト障害に対する抑制作用の評価
方法:正常ヒト表皮角化細胞(ケラチノサイト、クラボウ)を3×104
cells/mlで96wellプレートに100μl播種した。その後ケラチノサイトを48h培養し、実施例1〜4のサンプルをそれぞれ添加してさらに24時間培養した。培養後脂質過酸化物であるtert-butyl
hydroperoxide(t-BHP、0.5mM)を添加しそれぞれ2時間培養し、CCK-8にて細胞生存率を測定した。更に比較例として緑茶、ウーロン茶、及び紅茶の抽出物についても、同様の試験を行った。その結果を図2(紫茶抽出物及びGHG)、図3(EGCG、ECG)及び図4(紫茶、緑茶、ウーロン茶、紅茶)に示す。
結果及び試験例1における実施例の効果
図2に示すように、紫茶抽出物及びその含有成分である含有成分であるGHGはケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制作用を示した。また、図3に示すように、紫茶の含有成分であるEGCGおよびECGにも同様な効果が認められたが、活性はGHGが一番強かった。更に図2に示すように、GHGは紫茶抽出物と同じような濃度依存性が確認された。さらに、紫茶と他の茶を比較した結果、図4に示すように、紫茶にのみ抑制作用が認められた。このことにより、紫茶抽出物が、ケラチノサイトにおける過酸化脂質障害抑制剤として使用をすることができ、その関与成分がGHGであることが確認された。更に、GHGのみでもケラチノサイトにおける過酸化脂質障害抑制剤として使用をすることができることが確認された。更に、EGCGおよびECGもケラチノサイトにおける過酸化脂質による障害を抑制するので、EGCGおよびECGを含有することによって更に優れたケラチノサイトにおける過酸化脂質障害抑制剤を提供することができることが確認された。
試験例2:紫茶エキスの及びその含有成分の過酸化脂質誘発線維芽細胞障害に対する抑制作用の評価
方法:正常ヒト線維芽細胞(TIG108)を、5×104
cells/mlで96wellプレートに100μl播種した。その後、線維芽細胞を24時間培養し、実施例1〜4のサンプルをそれぞれ添加してさらに24時間培養した。培養後脂質過酸化物であるtert-butyl hydroperoxide(t-BHP、0.5mM)を添加し2時間培養し、CCK-8にて細胞生存率を測定した。その結果を図5(紫茶抽出物及びGHG)、図6(EGCG、ECG)、図7(紫茶、緑茶、ウーロン茶、紅茶)に示す。
結果及び試験例2における実施例の効果
図5に示すように、紫茶エキスは線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制作用を示した。また、図5及び図6に示すように、含有成分であるGHG、EGCGおよびECGにも同様な効果が認められ、これらのうち、活性はECGが一番強かった。さらに、図7に示すように、紫茶と他の茶を比較した結果、紫茶が一番強い作用を示した。以上により、紫茶抽出物及びそれらに含有するGHG、EGCGおよびECGは線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤として用いることができることが確認された。
実施例の効果
以上により、GHG及びそれを含有する紫茶抽出物はケラチノサイトにおける過酸化脂質障害抑制剤として用いることができ、更に紫茶抽出物、及びそれらを含有されるGHG、EGCGおよびECGは線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤として使用することができる。
更に紫茶抽出物はケラチノサイト及び線維芽細胞の両方における過酸化脂質を抑制するので優れた皮膚老化防止剤として用いることができる。
以下に、紫茶抽出物(皮膚老化防止剤)の配合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
紫茶抽出物 0.5
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ブドウ果汁 4.0
ブドウフレーバー 0.6
色素 0.02
紫茶抽出物 1.0
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
紫茶抽出物 0.4
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
紫茶抽出物 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
紫茶抽出物 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:ソフトカプセル
ブドウ種子油 87.0wt%
乳化剤 12.0
紫茶抽出物 1.0
100.0wt%
配合例7:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
紫茶抽出物 1.0
100.0wt%
配合例7:顆粒内服剤(医薬品)
紫茶抽出物 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
配合例8:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
紫茶抽出物 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
配合例9:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
紫茶抽出物 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例10:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
紫茶抽出物 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例11:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサ抽出物 1.0
紫茶抽出物 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
紫茶抽出物 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
紫茶抽出物 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
配合例14:シャンプー
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム
(E.O2モル) 15.0
ヤシ油脂肪族ジエタノールアミド 5.0
グリセリン 3.0
紫茶抽出物 0.4
エタノール 5.0
香料及び防腐剤 適量
イオン交換水 残余
全体 100wt%
配合例15:ヘヤークリーム
流動パラフィン 20.0wt%
固形パラフィン 3.0
ポリオキシエチレンセチル エーテル
(E.O15モル) 2.0
ソルビタンセスキオレート 1.0
紫茶抽出物 0.2
エタノール 10.0
水酸化カリウム 0.1
グリセリン 3.0
香料及び防腐剤 適量
全体 100wt%
配合例16:軟膏剤
サラシミツロウ 5.0wt%
精製ラノリン 5.0
紫茶抽出物 1.0
香料 0.1
ワセリン 残余
全体 100wt%
配合例17:容器詰茶飲料
緑茶抽出物濃縮物 0・25wt%
紫茶抽出物 0.25
無水クエン酸 0.03
L−アスコルビン酸 0.05
重曹 0.05
香料 0.1
イオン交換水 残余
合計 100wt%
以上、説明したように、本発明は、新規な成分であるケラチノサイト及び線維芽細胞の脂質過酸化物抑制剤、並びにこれらを使用した皮膚老化防止剤を提供することができる。

Claims (8)

1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucoseを含有する植物抽出物を有効成分とするケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
前記植物抽出物はケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306)から抽出されたものである請求項1のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
ケニア産紫茶(学名:Camellia sinensis、品種名TRFK306)から抽出された抽出物を有効成分とする線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
前記抽出物は、1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucose、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの少なくとも1種を含有するものである請求項3に記載のる線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucoseを有効成分とするケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの少なくも1種を更に含有することを有効成分とする請求項5に記載のケラチノサイトの過酸化脂質障害抑制剤。
1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-b -D-glucose、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートから選ばれる少なくとも1種を有効成分とする線維芽細胞の過酸化脂質障害抑制剤。
請求項1〜請求項8の何れか1項の剤を有効成分とする皮膚老化防止剤。
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