JP2016196383A - 表示画面保護用ガラスフィルム、その製造方法および携帯端末 - Google Patents

表示画面保護用ガラスフィルム、その製造方法および携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2016196383A
JP2016196383A JP2015076740A JP2015076740A JP2016196383A JP 2016196383 A JP2016196383 A JP 2016196383A JP 2015076740 A JP2015076740 A JP 2015076740A JP 2015076740 A JP2015076740 A JP 2015076740A JP 2016196383 A JP2016196383 A JP 2016196383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display screen
glass film
film
peripheral edge
protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015076740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6185506B2 (ja
Inventor
健太郎 政岡
Kentaro Masaoka
健太郎 政岡
小林 敬
Takashi Kobayashi
敬 小林
修平 松田
Shuhei Matsuda
修平 松田
慧 神林
Satoshi Kambayashi
慧 神林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
API Corp
Original Assignee
API Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by API Corp filed Critical API Corp
Priority to JP2015076740A priority Critical patent/JP6185506B2/ja
Publication of JP2016196383A publication Critical patent/JP2016196383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6185506B2 publication Critical patent/JP6185506B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】平面状表示画面の周縁が、携帯端末のケース本体の周縁で囲まれかつ前記ケース本体の厚み方向に張り出している携帯端末において、この表示画面に貼り付ける保護用ガラスフィルムの周縁を表示画面周縁の張り出し面に密着させて、表示画面を確実に保護できるようにした保護用ガラスフィルムの提供。【解決手段】平面状表示画面12Aの周縁13Aが、携帯端末のケース本体10Aの周縁で囲まれかつケース本体10Aの厚み方向に張り出している携帯端末に用いられ、表示画面12Aに貼り付けて表示画面12Aを保護するための保護用ガラスフィルム14Aにおいて、化学強化ガラス製のフィルムであって、表示画面12Aに貼り付ける貼り付け面の周縁15Aが表示画面12Aの張り出した周縁13Aを覆って密着するように折曲されている表示画面保護用ガラスフィルム14A。【選択図】図3

Description

この発明は、携帯端末などの液晶表示画面が傷付いたり割れたりするのを防止するために表示画面に貼り付ける表示画面保護用ガラスフィルムと、この保護用ガラスフィルムの製造方法と、この保護用ガラスフィルムを使用した携帯端末とに関するものである。
近年スマートフォン(スマホ)や携帯電話、タブレット型やノート型などの携帯可能なパソコンなどが広く普及している。またこれらの表示画面にタッチスクリーンパネルを貼ったものもある(以下これらを含めて単に携帯端末ともいう)。これらに用いる液晶表示板などの表示画面(タッチスクリーンパネルを貼ったものを含む。)が傷ついたり割れたりすることがある。これらの携帯端末は通常手に持って使用したりポケットやカバンに入れて運んだりするから、意に反して表示画面に硬い物が当たったり、床などに落とした際の衝撃で表示画面が傷ついたり割れたりすることがあるからである。
また表示画面にホコリなどが付着した状態で、この表示画面を頻繁に指先などでこすると細かい傷が付き表示画面のガラス透明度が悪くなり、画面が見にくくなる。特に表示画面にタッチスクリーンパネルを貼ったものでは、このパネルに小さな傷が付くのでこの問題が大きくなる。
一方従来より、液晶表示画面にPETフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)製の保護フィルムを貼ったものが公知である。しかしこの保護フィルムでは表面硬度が不足していて表面に傷が付き易いばかりでなく、衝撃吸収性が不十分で表示画面を十分に保護することができない、という問題が有った。そこでPETフィルムに代えて化学強化ガラス製のフィルムを用いることが提案されている(特許文献1、2)。
この化学強化ガラスは、例えばコーニング社(米国)の開発に係るゴリラガラス(「corning gorilla glass NBT」、コーニング社の登録商標第5690295号)などの強化ガラスがある。これはアルミノシリケートガラス(アルミのケイ酸塩ガラス)やソーダライムガラスのフィルムであり、このガラス表面に化学加工で「圧縮応力層」を作り、表面の強度を増して破損しにくくしたものである。すなわちガラス表面のナトリウムイオンやリチウムイオンを、イオン交換による化学処理によってこれらよりイオン半径が大きいカリウムイオンに一部置き換え、圧縮応力層だけを比較的薄く作成することによって表面を硬化するものである。
特開2014−131954 特開2013−121908
図4はこのような従来の携帯端末(スマホ)および保護ガラスフィルムの取り付け構造を(内部構造を省いて)示す断面図である。この図4で(A)はスマホの斜視図、(B)はそのB−B線断面図である。これらの図4(A)、(B)における一部拡大部C、Dから明らかなように、ケース本体10の周縁は、この周縁の長手方向に対して垂直となる平面上(図4(B)では紙面上)で断面略半円弧状であり、上面がこの周縁で囲まれて上方に開く枠状となっている。表示画面12のこのケース本体10の上面開口に装填されている。ここにケース本体10の開口上縁は表示画面12の上面と同一平面上に位置する。
この表示画面12に貼り付ける保護用フィルム14は、前記強化ガラスフィルムなどであり、その下面には飛散防止フィルム16が予め貼られている。なおこの保護用フィルム14の上面の縁には、斜面あるいは丸みを持たせた曲面で面取り加工が施されている。図4(A)、(B)の拡大部C、Dにおいて15はこの面取り部である。
しかし近年のスマホには、平面状液晶表示画面の周縁が、ケース本体の周縁で囲まれかつ前記ケース本体の厚み方向に張り出しているものが有る(例えばアップル社の製品iPhone6(登録商標)など)。この場合、張り出し部の周縁は、表示画面12の上面からケース本体10の開口縁に向かって滑らかに傾斜する斜面13となっている。図5(A)、(B)は、このような張り出しを持つ表示画面12に前記保護用フィルム14を貼り付けた状態を示す断面図である。
図5(A)はこの保護用フィルム14の周縁が表示画面12の周縁の斜面13よりも内側に位置し、保護用フィルム14が表示画面12の斜面13をカバーしていない。このため表示画面12の斜面12が露出することになり、ここに傷が付いたり割れたりする恐れが有る。またこの露出部に付いた傷や割れが表示画面12に拡大することもある。 そこでこの表示画面12の周縁が露出しないように、図5(B)に示すように、この保護用フィルム14の周縁をこの斜面13の上方に延出させてカバーするものも考えられるが、この場合は保護用フィルム14の延出縁が表示画面12から浮き上がっているため、この延出縁に物や指先が当たって保護用フィルム14や指先を傷付けたりフィルム14を割ったりする恐れが有る。
なお保護用フィルム14の周縁を表示画面の周縁面取り斜面13に密着するように湾曲させる加工を加えることが考えられるとしても、前記強化ガラスフィルムは軟化温度が極めて高い(1000℃程度)ため、高温に加熱しながら金型を用いて熱成形し、周縁を湾曲させる必要がある。一般にこの保護フィルムは、貼着対象(表示画面)の形状にあわせて外形を切り出したり、スマホの場合は画像を初期画面に戻すためのホームボタンなどの操作穴、センサー用の穴あるいは音声などの出力用の穴を加工する必要がある。またこの強化ガラスフィルムは表面を硬化処理したものが製造者から提供されるので、外形加工や穴加工が極めて困難である。この点については前記特許文献1、2に説明されている。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、平面状表示画面の周縁が、携帯端末のケース本体の周縁で囲まれかつ前記ケース本体の厚み方向に張り出している携帯端末において、この表示画面に貼り付ける保護用ガラスフィルムの周縁を表示画面周縁の張り出し面に密着させて、表示画面を確実に保護できるようにした保護用ガラスフィルムを提供することを第1の目的とする。またこの保護用ガラスフィルムの製造方法を提供することを第2の目的とする。さらにこの保護用ガラスフィルムを用いた携帯端末を提供することを第3の目的とする。
この発明によれば前記第1の目的は、平面状表示画面の周縁が、前記携帯端末のケース本体の周縁で囲まれかつ前記ケース本体の厚み方向に張り出している携帯端末に用いられ、前記表示画面に貼り付けて前記表示画面を保護するための保護用ガラスフィルムにおいて、化学強化ガラス製のフィルムであって、前記表示画面に貼り付ける貼り付け面の周縁が前記表示画面の張り出した周縁を覆って密着するように折曲されていることを特徴とする表示画面保護用ガラスフィルム、により達成される。
前記第2の目的は、
請求項1に記載した表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法であって、
(a)イオン交換による化学処理によって強化層を形成可能な所定厚さの化学強化ガラスをガラスフィルム素材とし、前記化学処理前の未強化の前記ガラスフィルム素材を、表示画面の外形寸法に合わせて切り出し、
(b)前記ガラスフィルム素材の周縁を前記表示画面の張り出した周縁を覆うように略一定厚さに切削加工し、
(c)前記ガラスフィルムの上面および下面を研磨して鏡面処理し、
(d)前記ガラスフィルムの表面を前記化学処理によりイオン交換・強化し、
(e)下面に飛散防止フィルムを貼り合わせ、
(f)上面に指紋防止コーティングし、下面に粘着層を形成する、
以上の各工程を有することを特徴とする表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法、により達成される。
さらに第3の目的は、請求項1の保護用ガラスフィルムを表示画面に貼付したことを特徴とする携帯端末、により達成される。
第1の発明(請求項1の発明)によれば、化学強化ガラス製の保護用ガラスフィルムであって、前記表示画面に貼り付ける貼り付け面の周縁がケース本体から前記表示画面の厚み方向に張り出した前記表示画面の周縁を覆って密着するように折曲されているので、保護用ガラスフィルムの周縁が表示画面の張り出した周縁に密着することになり、この保護用ガラスフィルムが表示画面の周縁部分を保護することができる。また保護用ガラスフィルムの周縁は折曲して表示画面の周縁に密着しているので、指先などが保護用ガラスフィルムの周縁に当たってこれを傷めたり割ったりするおそれが無くなる。
第2の発明によれば、保護ガラスフィルムをイオン交換による化学処理により硬化処理する前に機械加工を行う。例えば外形加工、ホームボタン用の開口加工、周縁の折曲部を残してその内側を一定厚さにする切削加工、上下表面の鏡面加工、などの機械加工を行ってから、化学処理による硬化処理を行うから、保護用ガラスフィルムの素材を機械加工によって割ったり、表面や内部に細かい割れを発生させて製造歩留まりの低下を招くことが無い。
第3の発明によれば、この保護用ガラスフィルムを表示画面に貼っておくので、表示画面を保護すると共に、周縁に指先などを当ててこの保護用ガラスフィルムを割ったり傷めたりするおそれが無い携帯端末を提供することが可能になる。
本発明の一実施例である製造工程を示す図 本発明の一実施例である保護用ガラスフィルムを携帯端末に貼り付ける工程を示す動作流れ図 本発明に係る携帯端末(スマホ)および保護用ガラスフィルムの取り付け構造を内部構造を省いて示す断面図 従来の携帯端末(スマホ)および保護用ガラスフィルムの取り付け構造を内部構造を省いて示す断面図 厚み方向に張り出した表示画面に保護用ガラスフィルムを貼り付けた状態を示す断面図であり、(A)と(B)は従来例を、(C)は本発明の一実施例を示す図
前記表示画面の周縁はケース本体の周縁(表示画面装填用の開口部)に向かって下降するほぼ平面的あるいは湾曲した斜面となっている。従って保護用ガラスフィルム(以下強化ガラスともいう。)の周縁は、この周縁の長手方向に対して垂直となる平面上で外側に凸となる略円弧状に形成し、前記保護ガラスフィルムの周縁がこの表示画面の周縁に密着するように内側に向かって凹となるように湾曲させて表示画面の周縁斜面に密着する形状とするのがよい(請求項2)。
前記保護用ガラスフィルムの下面には飛散防止フィルムを貼り合わせておけば、保護用ガラスフィルムを表示画面に貼り付ける時にこの飛散防止フィルムを一緒に貼り付けることができ、両フィルムを別々に貼る場合(飛散防止フィルムを表示画面に貼ってその上に保護用ガラスフィルムを貼る場合)に比べて作業の手間が省ける(請求項3)。
保護用ガラスフィルムの裏面(下面)に剥離可能な保護フィルムを貼着しておけば、この保護用ガラスフィルムを表示画面に貼るときにこの保護フィルムを剥がしてから作業すればよいので貼着面にホコリなどが付きにくくなり作業を容易にできる(請求項4)。裏面だけでなく表面(上面)にも同様に剥離可能な保護フィルムを貼着しておいてもよい。この時には保護用ガラスフィルムの移送中や貼り付け時に表面を傷付けるのを防ぐことができる。
本発明の請求項5の製造方法において、工程(a)で用いる化学硬化処理前のガラスフィルム素材は、周縁の折曲加工部の厚さを考慮して十分な厚さ(例えば0.8mm)を持つ薄板あるいはフィルムであり、これをディスクダイヤモンドカッター(ダイヤモンドを刃部に埋め込んだ円盤を高速で回転させるカッター)などを用いて表示画面の周縁斜面を含む上面全体を覆う寸法である所定形状にカットする。
工程(b)の切削加工では、超精密CNC(computerised numerical controle)加工機を用いて例えばエンドミル加工をすることができる。工程(a)あるいは工程(b)と同時あるいはこれらの前または後に、表示画面の画像を初期画面に戻すためのホームボタンなどの操作穴、音センサー用の穴あるいは音声などの出力用の穴などを所定の位置に切削加工する(請求項6の工程(b′))。これらの開口部の切削加工には、ボール盤などを用いることができる。
工程(d)のイオン交換・強化工程の後に、前記ガラスフィルムの周縁部に加飾印刷を行う工程(d′)を加えてもよい(請求項7)。この工程(d′)では、ケース本体の上面に現れる表示画面以外の部分を不可視化する(目隠しする)ためにフィルム素材の下面外縁に沿って所定幅に非透明インクを印刷するものである。
工程(f)で指紋防止コーティングを行った後に、この保護用ガラスフィルムの少なくとも下面に剥離可能な保護フィルムを貼着する工程を設けておけば、この保護用ガラスフィルムを表示画面に貼る際にこれを剥がして貼ればよいので、下面にホコリやゴミが付いたりするのを防ぐことができる(請求項8)。上面にもこの保護フィルムを貼着しておいてもよい。
図3において、符号10Aはスマホのケース本体、12Aは表示画面(液晶板)、14Aは保護用ガラスフィルムである。表示画面12Aは、その上面がケース本体10Aよりも厚さ方向に張り出している。この表示画面12Aに貼り付ける保護用ガラスフィルム14Aは、表示画面12Aの周縁に張り出した斜面13Aを覆うように折曲(湾曲を含む。)加工されている。この折曲部15Aは斜面13Aに重なるように貼り付けられるから、表示画面14Aをその周縁斜面13Aを含めて上面全体を覆うことになり、表示画面14Aを確実に保護することができる。なおこれらケース本体10A、表示画面12A、斜面13Aは、前記図5の(A)、(B)のケース本体10、表示画面12、斜面13と同じである。
この保護用ガラスフィルム14Aは、図1に示す工程により製造することができる。すなわち研削加工代を考慮して約0.8mm厚さの前記したアルカリアルミノケイ酸塩ガラスやソーダライムガラスの板(あるいはフィルム)20から、ディスクダイヤモンドカッター23などによって表示画面14Aを覆う寸法のガラスフィルム素材22を切り出す(図1の工程(a))。切り出した前記ガラスフィルム素材22の周縁を前記表示画面12Aの張り出した周縁(斜面13A)を覆うように略一定厚さ(例えば0.48mm)に切削加工する(工程(b))。すなわち下面の周縁(折曲部15Aとなる部分)を残してその内側および上面外周をエンドミル加工機24などで切削加工し、周縁部分を滑らかに湾曲させた形状の折曲部15Aとする。図1の工程(b)では切削加工後の形状22Aを破線で示している。
この切削加工後の素材22Aに工程(b′)に示すように、ボール盤26を用いて穴加工を行う。すなわち図3に示すホームボタン用の開口部28やマイクやスピーカーなどの音声用の開口部30などを加工する。このような機械加工をしたフィルム素材22Aは、表面および裏面を回転バフ28などで研磨して鏡面加工を行い透明にして画像を透視可能にする(工程(c))。次に前記した化学強化液を入れた液槽に入れてイオン交換処理を行い、表面を硬化する(工程(d))。
次にこの機械加工済みの素材22Aの周縁部に加飾印刷を施す。この加飾印刷は、ケース本体10Aの上面に現れる表示画面12A以外の部分を不可視化する(目隠しする)ためにフィルム素材22Aの下面外縁に沿って所定幅に非透明インクを印刷するものである(工程(d′))。この印刷は通常黒色または白色である。さらに素材22Aの下面に飛散防止フィルム30を貼り合わせ(工程(e))、上面に指紋防止コーテイング32となる「Fussode COAT」(出願人の商標)を施す(工程(f))。さらに必要に応じて、素材22Aの上下面に剥離可能な保護フィルムを貼り付けることによって保護用ガラスフィルム14Aが得られる。
この保護用ガラスフィルム14Aは図2に示す手順でスマホの表示画面12Aに貼着する。まず表示画面12Aに付着した埃や汚れをクリーニングクロス34できれいに拭き取り(図2の工程(1))、保護用ガラスフィルム14Aの下面の保護フィルムを剥がす(工程 (2))。この保護用ガラスフィルム14Aをスマホの表示画面12Aに位置合わせし(工程(3))、気泡が入らないように表示画面の中央から保護用ガラスフィルム14Aを表示画面12Aに押しつけ(工程(4))、さらに透明部分(液晶表示画面12Aの部分)の気泡が抜けてから、周囲の前記加飾印刷部分を表示画面12Aに密着させる(工程(5))。
図5の(C)はこの保護用ガラスフィルム14Aを貼り付けた状態を示す断面図である。この図から明らかなように、表示画面12A(液晶板)の周縁に形成した折曲部(斜面を含む)15Aを含む上面全体を保護用ガラスフィルム14Aが覆っているので、表示画面12Aの保護が確実になり、また手に持ったときに保護用ガラスフィルム14Aの周縁が指先や手のひらに引っかかることが無く、手になじみ易くなり使いやすくなる。
10、10A ケース本体
12、12A 表示画面(液晶板、液晶画面)
13、13A 斜面
14、14A 保護用ガラスフィルム(強化ガラス)
15A 折曲部

Claims (10)

  1. 平面状表示画面の周縁が、前記携帯端末のケース本体の周縁で囲まれかつ前記ケース本体の厚み方向に張り出している携帯端末に用いられ、前記表示画面に貼り付けて前記表示画面を保護するための保護用ガラスフィルムにおいて、
    化学強化ガラス製のフィルムであって、前記表示画面に貼り付ける貼り付け面の周縁が前記表示画面の張り出した周縁を覆って密着するように折曲されていることを特徴とする表示画面保護用ガラスフィルム。
  2. 前記表示画面の周縁がこの周縁の長手方向に対して垂直となる平面上で外側に凸となる略円弧状に形成され、前記保護ガラスフィルムの周縁がこの表示画面の周縁に密着するように内側に向かって凹となるように湾曲している請求項1の保護用ガラスフィルム。
  3. 前記保護用ガラスフィルムの下面には飛散防止フィルムが張り合わされている請求項1の保護用ガラスフィルム。
  4. 裏面には剥離可能な保護フィルムが貼着されている請求項1の保護用ガラスフィルム。
  5. 請求項1に記載した表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法であって、
    (a)イオン交換による化学処理によって強化層を形成可能な所定厚さの化学強化ガラスをガラスフィルム素材とし、前記化学処理前の未強化の前記ガラスフィルム素材を、表示画面の外形寸法に合わせて切り出し、
    (b)前記ガラスフィルム素材の周縁を前記表示画面の張り出した周縁を覆うように略一定厚さに切削加工し、
    (c)前記ガラスフィルムの上面および下面を研磨して鏡面処理し、
    (d)前記ガラスフィルムの表面を前記化学処理によりイオン交換・強化し、
    (e)下面に飛散防止フィルムを貼り合わせ、
    (f)上面に指紋防止コーティングし、下面に粘着層を形成する、
    以上の各工程を有することを特徴とする表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法。
  6. 工程(a)または工程(b)には、前記ガラスフィルム素材の所定位置に必要な開口を切削加工する工程(b′)を含む請求項5の表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法。
  7. 前記工程(d)の次に、以下の工程、
    (d′)前記ガラスフィルムの周縁部に加飾印刷をする、
    を有する請求項5の表面保護用ガラスフィルムの製造方法。
  8. 工程(f)の次に、下面に剥離可能な保護フィルムを貼着する工程を有する請求項5の表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法。
  9. 工程(a)で用いるガラスフィルム素材はアルミノシリケートガラスのフィルムであり、
    工程(d)ではガラスフィルムを化学強化用の液体に浸漬しイオン交換を行うことでガラスフィルムに強化層を形成する、請求項5の表示画面保護用ガラスフィルムの製造方法。
  10. 請求項1の表示画面保護用ガラスフィルムを表示画面に貼付したことを特徴とする携帯端末。
JP2015076740A 2015-04-03 2015-04-03 表示画面の保護用ガラスフィルムの製造方法 Expired - Fee Related JP6185506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076740A JP6185506B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 表示画面の保護用ガラスフィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076740A JP6185506B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 表示画面の保護用ガラスフィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016196383A true JP2016196383A (ja) 2016-11-24
JP6185506B2 JP6185506B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=57357394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015076740A Expired - Fee Related JP6185506B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 表示画面の保護用ガラスフィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6185506B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108748106A (zh) * 2018-06-27 2018-11-06 温州市科泓机器人科技有限公司 多机械手协同手机装配系统
JP2018182641A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 エレコム株式会社 携帯電子機器用の画面保護シート
JP2020030300A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 エレコム株式会社 携帯端末用透明フィルム
US11416038B2 (en) 2019-06-25 2022-08-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Film wrapping display

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3195819U (ja) * 2013-12-02 2015-02-05 嘉悠股▲ふん▼有限公司Uniproo Inc. 電子装置の表示スクリーンを保護するスクリーン保護装置
JP2015041072A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 早川ゴム株式会社 粘着テープを用いた接合方法及び携帯型電子機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015041072A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 早川ゴム株式会社 粘着テープを用いた接合方法及び携帯型電子機器
JP3195819U (ja) * 2013-12-02 2015-02-05 嘉悠股▲ふん▼有限公司Uniproo Inc. 電子装置の表示スクリーンを保護するスクリーン保護装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
""世界初!iPhone 6 /6 Plusの曲面ガラスを全て保護できるガラスフィルム「SOLID-EX 3D」"", [ONLINE], JPN6017005568, 13 February 2015 (2015-02-13) *

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018182641A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 エレコム株式会社 携帯電子機器用の画面保護シート
CN108748106A (zh) * 2018-06-27 2018-11-06 温州市科泓机器人科技有限公司 多机械手协同手机装配系统
CN108748106B (zh) * 2018-06-27 2021-10-29 余晓飞 多机械手协同手机装配系统
JP2020030300A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 エレコム株式会社 携帯端末用透明フィルム
JP7015751B2 (ja) 2018-08-22 2022-02-03 エレコム株式会社 携帯端末用透明フィルム
US11416038B2 (en) 2019-06-25 2022-08-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Film wrapping display
US11809234B2 (en) 2019-06-25 2023-11-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Film wrapping display

Also Published As

Publication number Publication date
JP6185506B2 (ja) 2017-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106250800B (zh) 一种保护玻璃以及便携式信息终端
JP6185506B2 (ja) 表示画面の保護用ガラスフィルムの製造方法
CN103958423B (zh) 用于电子装置的玻璃防护罩
JP7092137B2 (ja) カバー部材および携帯情報端末
KR102395770B1 (ko) 플렉시블 커버 윈도우의 제조방법 및 이에 의해 제조된 플렉시블 커버 윈도우
EP3126089B1 (en) Laser welding of transparent and opaque materials
JP3213040U (ja) 電子デバイス用サファイアカバー
JP2017048090A (ja) カバーガラス及びその製造方法、並びに携帯情報端末
KR101484452B1 (ko) 터치스크린 보호용 강화유리 패널 및 그 제조방법
CN107187139A (zh) 一种曲面手机钢化膜的制备方法及制品
WO2018116981A1 (ja) カバー部材及びその製造方法、並びに携帯情報端末
KR101885153B1 (ko) 휴대용 전자기기용 곡면 글라스 커버와, 곡면 강화 글라스의 에지 단면에 보호필름을 부착하는 방법 및 이를 위한 보호필름 성형장치
TW201433829A (zh) 包含多層藍寶石覆蓋板件之移動式電子裝置
KR20100087565A (ko) 휴대 단말기용 유리창 제조 방법
JP2017001902A (ja) カバーガラス及びこれを有する携帯情報端末、並びにカバーガラスの製造方法
KR102389697B1 (ko) 곡면부를 갖는 강화 유리, 강화 유리 필름 및 그 제조방법
JP3194930U (ja) 電子機器のための外付け保護カバー
TW201412654A (zh) 強化蓋玻璃之製造方法及強化蓋玻璃
KR101164632B1 (ko) 휴대용 전자기기의 디스플레이용 보호시트
JP2015068909A (ja) 電子機器用カバーガラスの製造方法
JP6593116B2 (ja) 印刷層付き板およびこれを用いた表示装置
CN211078930U (zh) 强化玻璃板及附带强化玻璃板的设备
US20190194066A1 (en) Casing, electronic device, and casing production method
TW201400428A (zh) 玻璃板邊緣強化方法及其製品
JP2019029845A (ja) 保護カバー及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6185506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees