JP2016196155A - 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法 - Google Patents

温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016196155A
JP2016196155A JP2015077692A JP2015077692A JP2016196155A JP 2016196155 A JP2016196155 A JP 2016196155A JP 2015077692 A JP2015077692 A JP 2015077692A JP 2015077692 A JP2015077692 A JP 2015077692A JP 2016196155 A JP2016196155 A JP 2016196155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
flow rate
temperature control
mold
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015077692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6545509B2 (ja
Inventor
宏信 松井
Hironobu Matsui
宏信 松井
久保 英記
Hideki Kubo
英記 久保
山下 宰司
Saiji Yamashita
宰司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Mfg Co Ltd
Original Assignee
Matsui Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsui Mfg Co Ltd filed Critical Matsui Mfg Co Ltd
Priority to JP2015077692A priority Critical patent/JP6545509B2/ja
Publication of JP2016196155A publication Critical patent/JP2016196155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6545509B2 publication Critical patent/JP6545509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】温度を制御する対象物の熱交換の良否を判定する指標を提供することができる温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法を提供する。【解決手段】温度制御装置は、流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する。温度制御装置は、流体の流量又は流速を特定する特定部と、特定部で特定した流量又は流速に基づいて管路のレイノルズ数を算出する算出部とを備える。レイノルズ数Reは、Re=V×d/νという式で算出することができる。ここで、Vは流体の流速であり、dは対象物の管路の内径であり、νは流体の動粘性係数である。【選択図】図1

Description

本発明は、流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する温度制御装置、該温度制御装置を備える温度制御システム及び温度制御方法に関する。
プラスチック等の合成樹脂を用いて成型品を射出成形する射出成形機には金型が使用されている。射出成形の金型は、溶融したプラスチックが充填される空間部分であるキャビティ、溶融したプラスチックを冷却固化するための冷却水などの流体を流す管路を有する。金型の温度を正確に所要の温度に維持することは、成型品の精度を高めるために非常に重要なことである。
そこで、タンクに設けたヒータで加熱した流体を、ポンプによりタンク、熱交換器、金型、タンクの順に循環させ、温度センサで熱交換器から流出した流体の温度を測定し、測定値に基づいて金型の温度を調整する金型温度調整装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開平5−131455号公報
しかし、流体の温度を測定して金型の温度を調整したとしても、金型に供給する熱量が分からないため金型の熱交換が有効であるかどうかは不明である。また、金型の熱交換に最も影響を与えるものとして流体の流量がある。しかし、金型に供給する流量が分かったとしても、その流量が熱交換に十分であるのかが不明であり、一方で、十分な熱交換を期待して過剰な流量を供給した場合には、無駄なエネルギーを消耗してしまうという問題もある。このように、従来の技術では、金型(対象物)の熱交換が最適であるかどうかを判定する指標がなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、温度を制御する対象物の熱交換の良否を判定する指標を提供することができる温度制御装置、該温度制御装置を備える温度制御システム及び温度制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る温度制御装置は、流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する温度制御装置において、流体の流量又は流速を特定する特定部と、該特定部で特定した流量又は流速に基づいて前記管路のレイノルズ数を算出する算出部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る温度制御方法は、流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する温度制御装置による温度制御方法において、流体の流量又は流速を特定部が特定するステップと、特定された流量又は流速に基づいて前記管路のレイノルズ数を算出部が算出するステップとを含むことを特徴とする。
特定部は、流体の流量又は流速を特定する。より具体的には、特定部は、流体が流通する管路を備える対象物へ流入する流体の流量又は流速を特定する。流量の特定には、例えば、流量計を用いることができるが、流量計に限定されるものではない。例えば、ポンプが供給する流量とポンプのモータを駆動するインバータの周波数との関係を予め求めておくことにより、インバータが変換する周波数を特定することにより、流量を特定することができる。流速の特定は、例えば、流速計を用いることができる。なお、流量Q及び流速Vには、Q=V×Sの関係がある。ここで、Sは対象物の管路の断面積である。
算出部は、特定部で特定した流量又は流速に基づいて管路のレイノルズ数を算出する。レイノルズ数Reは、Re=V×d/ν という式で算出することができる。ここで、Vは流体の流速であり、dは対象物の管路の内径であり、νは流体の動粘性係数である。また、レイノルズ数Reは、Re=4×Q/(ν×π×d) という式で算出することができる。ここで、Qは流体の流量である。
管路内の流れは、レイノルズ数Reが約2300を境にして層流から乱流へ移行する。レイノルズ数Reが約2300より小さい層流では、流体は管路の管軸に平行な直線状となって流れる。このため、管路内を流れる流体のうち、管路の内壁を介して対象物との熱交換に寄与するのは、内壁付近を直線状に流れる部分に限定され熱交換が十分ではない。一方、レイノルズ数Reが約2300より大きい乱流では、流体は乱れて拡散し、管路内全体を流れる不規則な流れとなる。このため、管路内を流れる流体全体が、管路の内壁を介して対象物との熱交換に寄与するので熱交換が良好になる。
算出部で算出したレイノルズ数は、例えば、表示することができる。管路内を流れる流体のレイノルズ数を表示するので、対象物での熱交換の良否を判定する指標を提供することができる。
本発明に係る温度制御装置は、前記算出部で算出したレイノルズ数に基づいて流体の流量を制御する流量制御部を備えることを特徴とする。
流量制御部は、算出部で算出したレイノルズ数に基づいて流体の流量を制御する。ポンプが供給する流体の流量Qは、ポンプのモータの回転軸の回転数、すなわちモータを駆動するインバータが変換する周波数と比例する関係にある。すなわち、モータの回転軸の回転数Vfと、ポンプが供給する流体の流量Qとの間には、流量Qが回転数Vfに比例する関係(Q∝Vf)がある。例えば、インバータの周波数が上がって、モータの回転軸の回転数がVf1、Vf2、Vf3と増加すると、流量Qも増加する。流量制御部は、インバータの周波数を制御することにより、対象物の管路に供給する流量を制御することができる。
流量制御部は、レイノルズ数が、例えば、4000〜5000の範囲になるように流体の流量を制御することができる。なお、レイノルズ数はこの範囲内に限定されるものではない。レイノルズ数が4000未満である場合、対象物の熱交換が十分でないおそれがある。また、レイノルズ数が5000を超えると、過剰な流量となり無駄なエネルギーを消費する可能性がある。レイノルズ数を、例えば、4000〜5000の範囲になるように、流体の流量又は流速を制御することにより、過剰な流量による無駄なエネルギーの消費を防止して、対象物の熱交換に有効な状態にすることができる。
また、例えば、対象物が金型である場合、金型の熱交換を良好な状態にすることにより、溶融したプラスチックが充填された金型が昇温した後、流体により冷却される速度を速くすることができ、射出成形のサイクルタイムを短縮することができる。
本発明に係る温度制御装置は、前記対象物へ流入する流体の流入温度を検出する第1温度検出部と、前記対象物から流出する流体の流出温度を検出する第2温度検出部とを備え、前記流量制御部は、前記第1温度検出部で検出した流入温度及び前記第2温度検出部で検出した流出温度の温度差が所定の範囲内になるように流量を制御するようにしてあることを特徴とする。
第1温度検出部は、対象物へ流入する流体の流入温度T1を検出する。第2温度検出部は、対象物から流出する流体の流出温度T2を検出する。流量制御部は、第1温度検出部で検出した流入温度T1及び第2温度検出部で検出した流出温度T2の温度差ΔTが所定の範囲内になるように流量を制御する。所定の範囲は、例えば、1℃であるが、対象物によっては、さらに0.1℃の範囲とすることもできる。また、所定の範囲は、例えば、5℃〜10℃のように1℃を越えてもよい。
対象物が金型である場合、温度を正確に所要の温度に維持することは、成型品の精度を高めるために非常に重要なことである。例えば、1つの金型で多数個の成型品を作製する場合、金型の熱交換が良好なときでも、金型の給水側と排水側の温度が所定の範囲内にないときには、金型の給水側の成型品と排水側の成型品とで品質差が生じる。温度差ΔTが所定の範囲内になるように流量を制御することにより、成型品の品質差をなくすことができる。
本発明に係る温度制御装置は、前記対象物へ流入する流体の流入温度を検出する第1温度検出部と、前記対象物から流出する流体の流出温度を検出する第2温度検出部と、前記第1温度検出部で検出した流入温度及び前記第2温度検出部で検出した流出温度の温度差が所定の範囲内になるように流体の圧力を制御する圧力制御部とを備えることを特徴とする。
第1温度検出部は、対象物へ流入する流体の流入温度T1を検出する。第2温度検出部は、対象物から流出する流体の流出温度T2を検出する。圧力制御部は、第1温度検出部で検出した流入温度T1及び第2温度検出部で検出した流出温度T2の温度差ΔTが所定の範囲内になるように圧力を制御する。所定の範囲は、例えば、1℃であるが、対象物によっては、さらに0.1℃の範囲とすることもできる。また、所定の範囲は、例えば、5℃〜10℃のように1℃を越えてもよい。
ポンプが供給する流体の圧力Pは、モータの回転軸の回転数、すなわちモータを駆動するインバータが変換する周波数と比例する関係にある。より具体的には、モータの回転軸の回転数Vfと、ポンプが供給する流体の圧力Pとの間には、圧力Pが回転数Vfの2乗に比例する関係(P∝Vf2 )がある。また、流体の圧力PとモータのトルクTrとの間には、圧力PがトルクTrに比例する関係(P∝Tr)がある。従って、流体の圧力を増減させるためには、モータのトルクが増減するようにインバータの周波数を制御すればよい。
対象物が金型である場合、温度を正確に所要の温度に維持することは、成型品の精度を高めるために非常に重要なことである。例えば、1つの金型で多数個の成型品を作製する場合、金型の熱交換が良好なときでも、金型の給水側と排水側の温度が所定の範囲内にないときには、金型の給水側の成型品と排水側の成型品とで品質差が生じる。形状が複雑な金型の場合、内部の管路が複雑になり配管抵抗が大きくなる。このような金型に対しても、温度差ΔTが所定の範囲内になるように圧力を制御することにより、成型品の品質差をなくすことができる。
本発明に係る温度制御システムは、前述の発明のいずれか1つに係る温度制御装置と、流体が流通する管路を備える対象物とを備え、前記温度制御装置は、前記対象物の温度を制御するようにしてあることを特徴とする。
温度制御装置と、流体が流通する管路を備える対象物とを備え、温度制御装置は、対象物の温度を制御する。これにより、対象物での熱交換の良否を判定する指標を提供することができる温度制御システムを実現することができる。
本発明によれば、対象物での熱交換の良否を判定する指標を提供することができる。
第1実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。 ポンプが供給する水の流量及び圧力とモータの回転軸の回転数との関係を示す特性の一例を示す模式図である。 インバータ制御されたモータの出力特性の一例を示す説明図である。 インバータの周波数とポンプが供給する水の流量との一例を示す説明図である。 層流の場合の管路内の様子及び水の温度分布の一例を示す模式図である。 乱流の場合の管路内の様子及び水の温度分布の一例を示す模式図である。 水の動粘性係数の一例を示す説明図である。 金型の温度変化の一例を示すタイムチャートである。 第2実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。 第3実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。温度制御システムは、温度制御装置100、対象物としての金型30などを備える。温度制御装置100は、例えば、金型温度調節機であるが、これに限定されるものではない。図1に示すように、温度制御装置100は、温度制御部10、特定部11、算出部12、表示部13、周波数制御部14、記憶部15などを備える。なお、温度制御装置100に、後述のインバータ20を含めてもよく、あるいはインバータ20に加えてモータ21及びポンプ22などを含めてもよい。流体としては、水、油などを使用することができ、また蒸気式を採用することができるが、以下の説明では流体の一例として水を使用するものとする。
ポンプ22と、水が流通する管路を備える対象物としての金型30との間には、ポンプ30から金型30へ水を送出するための配管1、金型30からポンプ22へ水を戻すための配管1を接続してある。ポンプ22から金型30へ水を送出するための配管1には送媒バルブ2を介装してある。また、金型30からポンプ22へ水を戻すための配管1には、返媒バルブ3及びタンク23を介装してある。
本実施の形態において、金型30は、比較的小さな金型から比較的大きな金型まで種々のものがある。例えば、複雑な成型品を成形する金型の場合には、射出される樹脂量が少ないため流量は比較的少なくてすむが、金型に設けられた管路が複雑になり、配管抵抗が大きくなるので高圧の流体を供給する必要がある。一方、寸法が大きく形状が単純な成型品には、大きな金型が使用され、射出される樹脂量が大きくなるため、金型の温度を適切な温度に制御するためには、比較的多くの流量の流体を供給する必要がある。
タンク23には、ヒータが設けられている。タンク23は、給水用の配管に介装された給水電磁弁25を介して冷水が供給される。また、タンク23内の流体は、排水用の配管に介装された排水電磁弁24を介して排水されるようにしてある。
インバータ20は、50Hz又は60Hzなどの交流電源から供給される周波数(基底周波数)を変換し、変換した周波数の交流電圧をポンプ22のモータ21に出力する。
ポンプ22は、ケーシング(容器)内でモータ21の回転により羽根車を高速回転し、水(流体)に作用する遠心力を利用することにより、配管1を介して金型30に水を供給する。
図2はポンプ22が供給する水の流量及び圧力とモータ21の回転軸の回転数との関係を示す特性の一例を示す模式図である。図2に例示する特性は、ポンプ単体の特性であり、例えば、カスケードポンプ又は渦巻きポンプのいずれも同様の特性を有する。
ポンプ22が供給する水の流量Qは、モータ21の回転軸の回転数、すなわちインバータ20が変換する周波数と比例する関係にある。すなわち、モータ21の回転軸の回転数Vfと、ポンプ22が供給する水の流量Qとの間には、流量Qが回転数Vfに比例する関係(Q∝Vf)がある。例えば、インバータ20の周波数が上がって、モータ2の回転軸の回転数がVf1、Vf2、Vf3と増加すると、流量Qも増加する。
また、ポンプ22が供給する水の圧力Pは、モータ21の回転軸の回転数、すなわちインバータ20が変換する周波数と比例する関係にある。より具体的には、モータ21の回転軸の回転数Vfと、ポンプ22が供給する水の圧力Pとの間には、圧力Pが回転数Vfの2乗に比例する関係(P∝Vf2 )がある。例えば、インバータ20の周波数が上がって、モータ21の回転軸の回転数がVf1、Vf2、Vf3と増加すると、圧力も増加する。また、水の圧力Pとモータ21のトルクTrとの間には、圧力PがトルクTrに比例する関係(P∝Tr)がある。
従って、金型30に供給する水の流量を増減させるためには、インバータ20の周波数を上下するように制御し、また水の圧力を増減させるためには、モータ21のトルクが増減するようにインバータ20の周波数を制御することにより、水の流量又は圧力を所要の値にすることができる。
図3はインバータ制御されたモータの出力特性の一例を示す説明図である。図3において、横軸はインバータ20の周波数を示し、縦軸はモータ21のトルク(出力トルク)及び出力電力を示す。図3に示すように、インバータ20の周波数が基底周波数(例えば、50Hz又は60Hz)を境にしてモータ21の出力特性が変わる。基底周波数以下では、定トルク特性となり、基底回転数以上では定出力特性となる。
図3中、実線で示すモータ21のトルク曲線(トルク特性)のように、モータ21のトルクは、定トルク領域では一定となり、定出力領域ではインバータ20の周波数が大きくなるにつれて徐々に小さくなる。定出力領域におけるモータ21のトルク曲線上ではモータの出力電力が一定となる。
また、図3中、破線で示すモータ21の電力曲線(出力電力特性)のように、モータ21の出力電力は、定トルク領域ではインバータ20の周波数が大きくなるにつれて徐々に大きくなり、定出力領域では一定となる。定トルク領域におけるモータ21の電力曲線上ではモータ21のトルクが一定となる。
周波数制御部14は、インバータ20が変換する周波数を制御してポンプ22が供給する水の流量及び圧力を制御することができる。インバータ制御されたモータ21については、インバータ20の周波数とモータ21のトルクとの間に、図3で例示するモータ21のトルク曲線で表される特性を有する。従って、インバータ20の周波数を制御することにより、水の流量を制御することができ、同時にモータ21のトルクがトルク曲線上に沿って制御されることにより、水の圧力を制御することができる。
なお、周波数制御部14は、モータ21のトルク又はトルクに関連する物理量を検出することができる。トルクに関連する物理量は、例えば、モータ21のトルク電流又は出力(出力電力)などである。なお、トルクには、実際のトルクを定格トルク(モータ21の固有の一定値)で除算した値であるトルク比(無次元化したもの)も含む。本実施の形態では、モータ21のトルクに関連する物理量は、モータ21のトルクに変換することができるトルク電流、負荷電流又はモータ21の出力電力なども含めることができるものとする。すなわち、モータ21のトルクとは、モータ21のトルクだけでなく、トルクに関連する物理量としてのモータ21のトルク電流、負荷電流又はモータ21の出力電力も含めることができるものとする。
インバータ20が変換する周波数とモータ21の回転軸の回転数(「回転速度」とも称する)との関係は、Vf=120×F/Nで表すことができる。ここで、Vfはモータ21の回転軸の回転数で、Nはモータ21の極数で、Fはインバータ20の周波数である。例えば、モータ21が4極であり、インバータ20の周波数Fが50Hzの場合、モータ21の回転軸の回転数Vfは1500rpmとなり、インバータ20の周波数Fが60Hzの場合、モータ21の回転軸の回転数Vfは1800rpmとなる。
温度制御部10は、温度検出部としての温度センサを備え、例えば、符号Xで示す箇所にて金型30へ供給される水の温度を検出する。温度制御部10は、検出した温度に基づいて、ヒータ、排水電磁弁24及び給水電磁弁25を制御することにより、金型30へ供給する水の温度を制御する。例えば、ヒータを制御して水を昇温し、また給水電磁弁25を制御して水の冷却を行うことができる。金型30へ供給する水の温度は、金型に応じて異なるが、例えば、80℃、100℃、160℃などに設定することができる。
特定部11は、金型30の管路を流れる水の流量又は流速を特定する。流量の特定には、例えば、符号Yで示す箇所に流量計を設置し、流量計を用いて特定することができる。流速の特定は、例えば、流速計を用いることができる。なお、流量Q及び流速Vには、Q=V×Sの関係がある。ここで、Sは対象物の管路の断面積である。なお、流量の特定は、流量計に限定されるものではなく、以下のようにして流量を特定することもできる。
図4はインバータ20の周波数とポンプ22が供給する水の流量との一例を示す説明図である。ポンプ22が供給する水の流量Qと、インバータ20が変換する周波数Fとは比例する関係にある。例えば、Q=a×F+bと表すことができる。図4の直線は、Q=a×F+bの関係を図示したものである。なお、定数a、bは、ポンプ22、モータ21等の仕様等により決定される。
図4において、符号Pm1で示す直線は、流量が比較的多いポンプの場合を示し、符号Pm3で示す直線は、流量が比較的少ないポンプ(例えば、カスケードポンプなど)の場合を示し、符号Pm2で示す直線は、流量が中程度のポンプの場合を示す。なお、図4の例は一例であって、これに限定されるものではない。
記憶部15は、図4に例示した、インバータ20の周波数とポンプ22が供給する水の流量との関係を示す関係式上の複数の点での周波数の値と流量値とを対応付けて記憶している。
特定部11は、予め定められた、ポンプ22が供給する水の流量とインバータ20が変換する周波数との関係及びインバータ20が変換する周波数に基づいて、ポンプ22が供給する水の流量を特定することができる。
ポンプ22が供給する水の流量とインバータ20が変換する周波数との関係は、水の流量とインバータ20が変換する周波数との関係を示す関係式上の複数の点での流量とインバータの周波数とを対応付けて記憶部15に記憶しておき、当該対応付けを参照して流量を特定することができる。あるいは、水の流量とインバータ20の周波数との関係を示す関係式から演算して流量を特定してもよい。
算出部12は、特定部11で特定した流量又は流速に基づいて、金型30の管路のレイノルズ数を算出する。レイノルズ数Reは、Re=V×d/ν という式で算出することができる。ここで、Vは水の流速であり、dは金型30の管路の内径であり、νは水の動粘性係数である。また、レイノルズ数Reは、Re=4×Q/(ν×π×d) という式で算出することができる。ここで、Qは水の流量である。
管路内の流れは、レイノルズ数Reが約2300を境にして層流から乱流へ移行する。
図5は層流の場合の管路内の様子及び水の温度分布の一例を示す模式図である。図5に示すように、レイノルズ数Reが約2300より小さい層流では、水は管路の管軸に平行な直線状となって流れる(図中、矢印で示す)。このため、管路内を流れる流体のうち、管路の内壁を介して金型30との熱交換に寄与するのは、内壁付近を直線状に流れる部分(図中、符号Aで示す部分)に限定され熱交換が十分ではない。
そして、図5に示すように、内壁付近の水は熱交換に寄与するので温度は低いが、管路の中央部では熱交換に寄与しないので、水の温度は高いままとなっている。なお、図中、T0は、管路の内壁付近の水の温度を示す。
図6は乱流の場合の管路内の様子及び水の温度分布の一例を示す模式図である。図6に示すように、レイノルズ数Reが約2300より大きい乱流では、水は乱れて拡散し、管路内全体を流れる不規則な流れとなる。このため、管路内を流れる流体全体が、管路の内壁を介して金型30との熱交換に寄与するので熱交換が良好になる。
そして、図6に示すように、管路内の水全体が熱交換に寄与するので水の温度は、管路の内壁も中央部も同程度になっている。
図7は水の動粘性係数の一例を示す説明図である。算出部12は、レイノルズ数を算出する場合、水の温度に応じて、図7に例示する動粘性係数νを用いることができる。なお、水の動粘性係数νは、使用温度域の代表値を用いてもよく、あるいは、水の温度毎に補間演算を行って動粘性係数を算出してもよい。これにより、レイノルズ数をより正確に算出することができる。
表示部13は、例えば、液晶パネルの如く表示画面、スピーカ、表示灯などを備える。表示部13は、算出部12で算出したレイノルズ数を表示する。管路内を流れる流体のレイノルズ数を表示するので、金型30での熱交換の良否を判定する指標を提供することができる。また、レイノルズ数が変動した場合、スピーカ又は表示灯で報知するようにしてもよい。
温度制御装置100を使用するユーザは、表示部13に表示されたレイノルズ数が所要の数値になるように、マニュアルで水の流量を調整することができる。なお、算出されたレイノルズ数に基づいて、以下に説明するように、自動で流量を制御するように構成することもできる。
周波数制御部14は、流量制御部としての機能を有し、算出部12で算出したレイノルズ数に基づいて、金型30へ供給する水の流量を制御する。ポンプ22が供給する水の流量Qは、ポンプ22のモータ21の回転軸の回転数、すなわちモータ21を駆動するインバータ20が変換する周波数と比例する関係にある。すなわち、モータ21の回転軸の回転数Vfと、ポンプ22が供給する水の流量Qとの間には、流量Qが回転数Vfに比例する関係(Q∝Vf)がある。例えば、インバータ20の周波数が上がって、モータ21の回転軸の回転数がVf1、Vf2、Vf3と増加すると、流量Qも増加する。周波数制御部14は、インバータ20の周波数を制御することにより、金型30に供給する水の流量を制御することができる。
また、周波数制御部14は、レイノルズ数が、例えば、4000〜5000の範囲になるように流体の流量を制御することができる。なお、レイノルズ数はこの範囲内に限定されるものではない。レイノルズ数が4000未満である場合、金型30の熱交換が十分でないおそれがある。また、レイノルズ数が5000を超えると、過剰な流量となり無駄なエネルギーを消費する可能性がある。レイノルズ数を、例えば、4000〜5000の範囲になるように、水の流量又は流速を制御することにより、過剰な流量による無駄なエネルギーの消費を防止して、金型30の熱交換に有効な状態で金型30に水を供給することができる。
図8は金型30の温度変化の一例を示すタイムチャートである。図8は射出成形の1サイクルにおける温度変化を模式的に示す。図8の上段のチャートは、従来技術の場合を示し、下段のチャートは本実施の形態の温度制御装置100を使用した場合のチャートである。
溶融したプラスチックが金型に充填されると、金型の温度が上昇し、金型に冷水を供給することにより金型の温度は低下する。従来技術のように、熱交換が十分でない場合には、金型の冷却に時間がかかり、射出成形の1サイクルC1は比較的長くなる。
一方、本実施の形態によれば、レイノルズ数を指標とすることにより、金型30の熱交換を良好な状態にすることができるので、金型の冷却をすばやく行うことができ、射出成形の1サイクルC2を短縮(C2<C1)することができる。
上述のように、本実施の形態によれば、温度制御装置100は、金型30の温度を制御することができ、金型30での熱交換の良否を判定する指標を提供することができる温度制御システムを実現することができる。
(第2実施形態)
図9は第2実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。図1に例示した第1実施形態では、金型経路が1系統であったが、経路は1系統に限定されるものではなく、複数系統であってもよい。図9の例は、複数系統の一例として金型経路が2系統の場合を示す。
すなわち、図9に示すように、ポンプ22から金型30へ水を送出するための配管1が2系統あり、また、金型30からポンプ22へ水を戻すための配管1が2系統ある。したがって、金型30内の管路が2系統存在する。
特定部11は、符号Y1、Y2で示す箇所、すなわち、配管1のそれぞれの系統の流量又は流速を特定する。算出部12は、特定部11で特定した流量又は流速に基づいて、金型30のそれぞれの管路のレイノルズ数を算出する。
算出部12で算出した各系統のレイノルズ数に基づいて、例えば、送媒バルブ2を手動又は自動で調整することにより、各系統の水の流量を制御することができるので、例えば、全体としての流量は問題がないのにも関わらず、各系統の流量に問題があった場合には、全体としての流量を増加させることなく、系統毎に最適な流量を供給することができ、全体としてバランス良く運転することができる。
(第3実施形態)
図10は第3実施形態の温度制御システムの構成の一例を示す説明図である。図1に例示した第1実施形態との違いは、金型の流入側の水の温度だけでなく、金型30の流出側の水の温度も検出する点である。以下、第3実施形態について説明する。
温度制御部10は、第1温度検出部及び第2温度検出部としての機能を有し、金型30へ流入する水の流入温度T1(例えば、図10において符号X1で示す箇所の温度)を検出し、金型30から流出する水の流出温度T2(例えば、図10において符号X2で示す箇所の温度)を検出する。
周波数制御部14は、流入温度T1及び流出温度T2の温度差ΔT(T1−T2)が所定の範囲内になるように流量を制御する。所定の範囲は、例えば、1℃であるが、金型30の種類、例えば、精密な製品を成形するような金型では、0.1℃などの範囲とすることもできる。また、所定の範囲は、例えば、5℃〜10℃のように1℃を越えてもよい。
金型30の温度を正確に所要の温度に維持することは、成型品の精度を高めるために非常に重要なことである。例えば、1つの金型30で多数個の成型品を作製する場合、金型30の熱交換が良好なときでも、金型30の給水側と排水側の温度が所定の範囲内にないときには、金型30の給水側の成型品と排水側の成型品とで品質差が生じる。温度差ΔTが所定の範囲内になるように流量を制御することにより、成型品の品質差をなくすことができる。
また、周波数制御部14は、圧力制御部としての機能を有し、流入温度T1及び流出温度T2の温度差ΔTが所定の範囲内になるように圧力を制御する。ポンプ22が供給する水の圧力Pは、モータ21の回転軸の回転数、すなわちモータ21を駆動するインバータ20が変換する周波数と比例する関係にある。より具体的には、モータ21の回転軸の回転数Vfと、ポンプ22が供給する水の圧力Pとの間には、圧力Pが回転数Vfの2乗に比例する関係(P∝Vf2 )がある。また、水の圧力Pとモータ21のトルクTrとの間には、圧力PがトルクTrに比例する関係(P∝Tr)がある。従って、水の圧力を増減させるためには、モータ21のトルクが増減するようにインバータ20の周波数を制御すればよい。
形状が複雑な金型30の場合、内部の管路が複雑になり配管抵抗が大きくなる。このような金型30に対しても、温度差ΔTが所定の範囲内になるように圧力を制御することにより、成型品の品質差をなくすことができる。
成型品又は製品に応じて使用される金型の種類は多く、金型が変わればその金型に応じた最適な運転状況も変動する。本実施の形態では、レイノルズ数を算出することにより、金型の管路が変わっても熱交換が効率良く行うことができるように運転(流量又は圧力の制御)を行うことができるので、例えば、使用した金型毎にレイノルズ数を関連付けて記録しておくことにより、将来新しい金型を使用する際に、記録した金型とレイノルズ数を参考にすることで、新しい金型へ供給する流量や圧力が直ちに分かるので、従来のような試行錯誤で流量を決定するような手間が不要となり、作業効率を格段に向上させることができる。また、金型とレイノルズ数とを関連付けて記録することにより、成形品質の確保に欠かせないトレーサビリティを確実なものとすることができる。そして、成型品又は製品の品質安定にも貢献する。
また、本実施の形態では、レイノルズ数の数値化によって、例えば、成型品生産前の条件設定においても、レイノルズ数が低すぎる場合には、管路を大きくして全体として流量を増やすこと、あるいは金型と配管とを繋ぐカプラー内の配管抵抗を改善するなどの対策を行う必要があるかどうかを明確に判断することができる。
上述の実施の形態では、流体が流通する管路を備える対象物の一例として金型について説明したが、対象物は樹脂成形に用いられる金型に限定されるものでなく、流体を媒体として熱交換するもの(例えば、熱交換器など)であれば、本実施の形態を適用することができる。また、上述の実施の形態では、流量を制御するものとしてインバータの例を説明したが、流量を制御するものはインバータに限定されるものではない。
なお、前述の実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせることができる。
100 温度制御装置
1 配管
2 送媒バルブ
3 返媒バルブ
10 温度制御部
11 特定部
12 算出部
13 表示部
14 周波数制御部
15 記憶部
20 インバータ
21 モータ
22 ポンプ
23 タンク
24 排水電磁弁
25 給水電磁弁
30 金型

Claims (6)

  1. 流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する温度制御装置において、
    流体の流量又は流速を特定する特定部と、
    該特定部で特定した流量又は流速に基づいて前記管路のレイノルズ数を算出する算出部と
    を備えることを特徴とする温度制御装置。
  2. 前記算出部で算出したレイノルズ数に基づいて流体の流量を制御する流量制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の温度制御装置。
  3. 前記対象物へ流入する流体の流入温度を検出する第1温度検出部と、
    前記対象物から流出する流体の流出温度を検出する第2温度検出部と
    を備え、
    前記流量制御部は、
    前記第1温度検出部で検出した流入温度及び前記第2温度検出部で検出した流出温度の温度差が所定の範囲内になるように流量を制御するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の温度制御装置。
  4. 前記対象物へ流入する流体の流入温度を検出する第1温度検出部と、
    前記対象物から流出する流体の流出温度を検出する第2温度検出部と、
    前記第1温度検出部で検出した流入温度及び前記第2温度検出部で検出した流出温度の温度差が所定の範囲内になるように流体の圧力を制御する圧力制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の温度制御装置と、流体が流通する管路を備える対象物とを備え、
    前記温度制御装置は、前記対象物の温度を制御するようにしてあることを特徴とする温度制御システム。
  6. 流体が流通する管路を備える対象物の温度を制御する温度制御装置による温度制御方法において、
    流体の流量又は流速を特定部が特定するステップと、
    特定された流量又は流速に基づいて前記管路のレイノルズ数を算出部が算出するステップと
    を含むことを特徴とする温度制御方法。
JP2015077692A 2015-04-06 2015-04-06 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法 Active JP6545509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015077692A JP6545509B2 (ja) 2015-04-06 2015-04-06 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015077692A JP6545509B2 (ja) 2015-04-06 2015-04-06 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016196155A true JP2016196155A (ja) 2016-11-24
JP6545509B2 JP6545509B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57357420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015077692A Active JP6545509B2 (ja) 2015-04-06 2015-04-06 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6545509B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020143923A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
JP2023099098A (ja) * 2020-08-27 2023-07-11 三協立山株式会社 バリアフリー化建具

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6178610U (ja) * 1984-10-30 1986-05-26
JPS63198506U (ja) * 1987-06-11 1988-12-21
JPH04122613A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Kawata Mfg Co Ltd 樹脂成形機の温度制御装置
JPH05131455A (ja) * 1991-11-08 1993-05-28 Olympus Optical Co Ltd 金型温度調節装置
JPH06328452A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Ube Ind Ltd 成形用金型の温調方法
JPH08180093A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Kao Corp 金型の設計支援装置
JPH0985388A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Toyota Motor Corp 金型の冷却方法
WO2011132220A1 (ja) * 2010-04-21 2011-10-27 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 射出成形装置、及び射出成形装置の熱媒体の排出方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6178610U (ja) * 1984-10-30 1986-05-26
JPS63198506U (ja) * 1987-06-11 1988-12-21
JPH04122613A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Kawata Mfg Co Ltd 樹脂成形機の温度制御装置
JPH05131455A (ja) * 1991-11-08 1993-05-28 Olympus Optical Co Ltd 金型温度調節装置
JPH06328452A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Ube Ind Ltd 成形用金型の温調方法
JPH08180093A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Kao Corp 金型の設計支援装置
JPH0985388A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Toyota Motor Corp 金型の冷却方法
WO2011132220A1 (ja) * 2010-04-21 2011-10-27 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 射出成形装置、及び射出成形装置の熱媒体の排出方法
JPWO2011132220A1 (ja) * 2010-04-21 2013-07-18 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 射出成形装置、及び射出成形装置の熱媒体の排出方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020143923A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
CN111650390A (zh) * 2019-03-04 2020-09-11 株式会社日立高新技术 自动分析装置
JP7261616B2 (ja) 2019-03-04 2023-04-20 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
JP2023099098A (ja) * 2020-08-27 2023-07-11 三協立山株式会社 バリアフリー化建具
JP7449427B2 (ja) 2020-08-27 2024-03-13 三協立山株式会社 バリアフリー化建具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6545509B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014132353A1 (ja) 液体供給装置
CN204440208U (zh) 一种用于发动机台架试验的冷却液温度和流量控制装置
US20130108473A1 (en) Method and controller for operating a pump system
US7729869B2 (en) Electronic flow characteristic indicating flow meter
JP6545509B2 (ja) 温度制御装置、温度制御システム及び温度制御方法
CN104298875A (zh) 一种基于功率和压差的离心泵流量预测方法
CN104503509B (zh) 感应炉水温恒定自动控制系统的控制方法
CN215144596U (zh) 一种智能手机生产用压铸控制系统
KR101965848B1 (ko) 수열원을 이용한 열교환 가변 제어형 히트펌프 시스템
JP4925885B2 (ja) 配管系設備における流量測定方法
CN105650881A (zh) 一种热水器补水判断方法
JP6198596B2 (ja) 媒体供給装置
CN206323257U (zh) 电动机功率自动调整装置
CN102886882A (zh) 低温型模温机
CN202965130U (zh) 低温型模温机
CN205601113U (zh) 一种注射成型模具的成型辅助系统
CN204413116U (zh) 一种水式模温机
JP2013004205A (ja) 燃料電池を流れる冷却水の制御方法及び制御装置
CN105473950A (zh) 控制流体循环系统的方法
CN206428556U (zh) 一种沥青快速升降温系统
CN105181043A (zh) 一种智能监测型超声流量调整装置及其使用方法
CN202877742U (zh) 带反馈的焊机循环冷却系统
CN110341092A (zh) 一种风电叶片模具温度控制装置
CN204478613U (zh) 用于矿用电力设备的冷却循环装置
CN207683305U (zh) 一种新能源汽车冷却系统及电动汽车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6545509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250