JP2016196074A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行う。
【解決手段】ワークWが設置されるテーブル22と、前記ワークWを加工するための工具Tが着脱可能に装着される主軸14と、前記テーブル22を鉛直な第一の鉛直回転軸Ct軸回りに回動可能な第一の鉛直回動手段20と、前記第一の鉛直回転軸Ct軸に対して前記ワークWを水平面内で移動可能なワーク移動手段21,22と、前記第一の鉛直回転軸Ct軸に対して前記主軸14を水平面内で移動可能な主軸移動手段12とを備えて成る。
【選択図】図1
【解決手段】ワークWが設置されるテーブル22と、前記ワークWを加工するための工具Tが着脱可能に装着される主軸14と、前記テーブル22を鉛直な第一の鉛直回転軸Ct軸回りに回動可能な第一の鉛直回動手段20と、前記第一の鉛直回転軸Ct軸に対して前記ワークWを水平面内で移動可能なワーク移動手段21,22と、前記第一の鉛直回転軸Ct軸に対して前記主軸14を水平面内で移動可能な主軸移動手段12とを備えて成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、円弧形状部を加工可能な工作機械に関する。
工作機械においては、ワーク(被切削体)における円弧形状部を加工する際に、二つの直線軸の移動を同期させて工具を移動させる。例えば、水平面(X−Y面)内におけるX軸およびY軸(二つの直線軸)の移動を同期することにより、テーブルに固定したワークに対して工具を円弧形状に移動し、ワークにおける水平面内の円弧形状部を加工することができる。
しかし、このように二つの直線軸の移動を同期させて行う円弧形状加工は、円弧形状の象限の切り替わる位置において、一方の直線軸の移動の反転がなされるため、象限突起が発生してしまう。このような象限突起は、成形された製品の表面に筋(筋状の加工残り等)として現れてしまうため、製品の加工後には、手作業によって当該製品の表面を磨いて筋を除去する(手仕上げ作業)等の手間の掛かる作業が必要である。
近年では、サーボ制御技術が発達し、当該サーボ制御によって象限突起を抑えることができるようになってきている。しかし、象限突起の量や出方は、機械の剛性、移動体の質量および摩擦、潤滑油等の粘性、加工速度等によって変化するため、この象限突起を抑えるためには、サーボ制御を個々に調整および設定することが必要となる。なお、このようにサーボ制御の調整および設定を個々に行ったとしても、象限突起を完全になくすことはできない。
そこで、象限突起を発生せずに円弧形状部を加工することができる技術としては、回転機を持つ工作機械がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、このような工作機械においては、ワークにおける円弧形状部の中心を工作機械における回転機の中心に合わせてワークを段取りしなければならない。つまり、一つのワークにおいて複数の円弧形状部を加工する場合には、各円弧形状部の中心をそれぞれ回転機の中心に合わせる、すなわち、円弧形状部を加工する度にワークを段取り替えしなければならない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る工作機械は、ワークが設置されるテーブルと、前記ワークを加工するための工具が着脱可能に装着される主軸と、前記テーブルまたは前記主軸を鉛直な第一の鉛直回転軸回りに回動可能な第一の鉛直回動手段と、前記第一の鉛直回転軸に対して前記ワークを水平面内で移動可能なワーク移動手段と、前記第一の鉛直回転軸に対して前記主軸を水平面内で移動可能な第一の主軸移動手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る工作機械は、第一の発明に係る工作機械において、前記第一の鉛直回動手段が、前記テーブルを前記第一の鉛直回転軸回りに回動するものであり、前記ワーク移動手段が、前記ワークを異なる二軸方向に移動するものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る工作機械は、第一の発明に係る工作機械において、前記第一の鉛直回動手段が、前記主軸を前記第一の鉛直回転軸回りに回動するものであり、更に、前記ワーク移動手段の移動軸と方向を異にする移動軸で前記主軸と前記第一の鉛直回転軸とを移動する第二の主軸移動手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る工作機械は、第一または第二の発明に係る工作機械において、前記主軸を平行に保ちつつ、水平な水平回転軸回りに回動可能な水平回動手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係る工作機械は、第二の発明に係る工作機械において、前記主軸を鉛直な第二の鉛直回転軸回りに回動可能な第二の鉛直回動手段を備えたことを特徴とする。
第一の発明に係る工作機械によれば、ワーク移動手段によってワークを第一の鉛直回転軸に対して水平面内で移動することにより、ワークにおける円弧形状部の中心が第一の鉛直回転軸と一致するように、ワークを移動することができる。また、第一の主軸移動手段によって主軸を第一の鉛直回転軸に対して水平面内で移動することにより、第一の鉛直回転軸と一致するように移動したワークにおける円弧形状部の中心に対して所定距離オフセットするように、主軸に装着された工具を移動することができる。そして、ワークが設置されたテーブルまたは工具が装着された主軸を第一の鉛直回転軸回りに回動することにより、工具は、ワークにおける円弧形状部の中心からオフセットされた所定距離の半径を有する円弧形状の軌跡を描いて移動するので、ワークにおける円弧形状部を加工することができる。
このとき、工作機械においては、ワークの設置されたテーブル、または、工具の装着された主軸が、第一の鉛直回転軸回りに回動するだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
よって、工作機械における象限突起を補正するための調整や設定、および、加工後の象限突起部を落とすための手仕上げ作業等をなくすことができる。
このとき、工作機械においては、ワークの設置されたテーブル、または、工具の装着された主軸が、第一の鉛直回転軸回りに回動するだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
よって、工作機械における象限突起を補正するための調整や設定、および、加工後の象限突起部を落とすための手仕上げ作業等をなくすことができる。
第二の発明に係る工作機械によれば、第一の鉛直回動手段によってテーブルを第一の鉛直回転軸回りに回動し、ワーク移動手段によってワークを異なる二軸方向に移動することにより、簡易な構造でワークにおける円弧形状部の中心を第一の鉛直回転軸と一致させることができる。
第三の発明に係る工作機械によれば、第一の鉛直回動手段によって主軸を第一の鉛直回転軸回りに回動し、第二の主軸移動手段によって主軸をワーク移動手段の移動軸と方向を異にする移動軸で主軸と第一の鉛直回転軸とを移動することにより、簡易な構造でワークにおける円弧形状部の中心を第一の鉛直回転軸と一致させることができる。
第四の発明に係る工作機械によれば、水平回動手段によって主軸を平行に保ちつつ水平回転軸回りに回動することにより、鉛直成分を含む円弧形状部の加工を行うことができる。
第五の発明に係る工作機械によれば、ワークを第一の鉛直回転軸回りに回動すると共に、第二の鉛直回動手段によって主軸を第二の鉛直回転軸回りに回動することにより、楕円形状部の加工を行うことができる。
以下に、本発明に係る工作機械の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
[実施例1]
本発明の実施例1に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本発明の実施例1に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本実施例に係る工作機械の構造について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、工作機械1には、床面に水平に設置されるベッド10と、ベッド10を跨ぐように設置される門形のコラム11と、コラム11に設置され当該コラム11に対してXh軸方向(水平方向)に移動可能なヘッドサドル(第一の主軸移動手段)12と、ヘッドサドル12に設置され当該ヘッドサドル12に対してZ軸方向(鉛直方向)に移動可能な主軸ヘッド13と、主軸ヘッド13に支持され当該主軸ヘッド13に対してC軸(鉛直回転軸)回りに回動可能な主軸14とが設けられており、主軸14には、ワークWに所定の加工を施すための工具Tが着脱可能に装着されるようになっている。
また、工作機械1には、ベッド10上にCt軸(第一の鉛直回転軸)回りに回動可能な回転テーブル(第一の鉛直回動手段)20と、回転テーブル20上に設置され当該回転テーブル20に対してY軸方向(水平方向)に移動可能なテーブルサドル(ワーク移動手段)21と、テーブルサドル21上に設置され当該テーブルサドル21に対してXt軸方向(水平且つY軸と直交する方向)に移動可能なテーブル(ワーク移動手段)22とが設けられており、テーブル22には、被切削体であるワークWが設置されるようになっている。
よって、工作機械1においては、主軸14に装着されてC軸回りに回転駆動される工具Tを、ヘッドサドル12と主軸ヘッド13の動作によって各軸(Xh軸、Z軸)方向に移動すると共に、テーブル22に設置されたワークWを、回転テーブル20の動作によってCt軸回りに回動し、テーブルサドル21とテーブル22の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動することにより、ワークWに所定の加工を施すことができる。
本実施例に係る工作機械における水平面(X−Y面)内の円弧形状加工の動作について、図1および図2を参照して説明する。なお、以下に示す説明においては、図3Aおよび図3Bに示すワークWを加工対象としており、このワークWは、図3Aおよび図3Bに示すように、矩形部Waの上面(図3Aにおける紙面手前側、図3Bにおける上方側)に複数(四つ)の円柱形の円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4を有するものである。
まず、図1および図2に示すように、加工対象であるワークWをテーブル22上における任意の位置に固定し、ワークWにおける一つの円弧形状部Wb1の中心が回転テーブル20の回転中心(Ct軸)と一致するように、ワークWをテーブルサドル21とテーブル22の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動する。なお、図2は、テーブル22上に設置されたワークWを加工する加工動作を示すものであり、テーブル22上のワークWを平面視したものを表している。
次に、主軸14に装着された工具Tを主軸14の動作によってC軸回りに回転駆動し、工具TがワークWにおける円弧形状部Wb1の周面に接するように、工具Tをヘッドサドル12と主軸ヘッド13の動作によって各軸(Xh軸、Z軸)方向に移動する。つまり、ヘッドサドル12を、回転テーブル20に対して円弧形状部Wb1の半径Rwと工具Tの半径Rtとを合わせた距離(Rw+Rt)だけオフセットさせた状態とする。
そして、工具Tが円弧形状部Wb1の周面に接した状態で、回転テーブル20をCt軸回りに回動することにより、工具Tは、円弧形状部Wb1の中心からオフセットされた所定距離(Rw+Rt)の半径を有する円弧形状の軌跡を描いて移動し、円弧形状部Wb1の加工がなされる。この円弧形状部Wb1の加工中には、回転テーブル20がCt軸回りに回動されるだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
また、続けてワークWにおける二つ目の円弧形状部Wb2の加工を行う場合には、テーブル22上の任意の位置に固定されたワークWにおける円弧形状部Wb2の中心が回転テーブル20の回転中心(Ct軸)と一致するように、ワークWをテーブルサドル21とテーブル22の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動する。
そして、上述の円弧形状部Wb1の加工と同様に、工具Tが円弧形状部Wb2の周面に接するように、工具Tをヘッドサドル12と主軸ヘッド13の動作によって各軸(Xh軸、Z軸)方向に移動し、ワークWを回転テーブル20の動作によってCt軸回りに回動することにより、ワークWにおける円弧形状部Wb2の加工がなされる。同様にして、ワークWにおける他の円弧形状部Wb3、Wb4の加工を行うことができる。
以上のように、工作機械1によれば、象限突起を発生させることなく、円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の加工、すなわち、複数の水平面内の円弧形状加工を行うことができる。よって、工作機械1においては、象限突起を補正するための調整や設定、および、加工後の象限突起部を落とすための手仕上げ作業等が不要となる。
また、工作機械1によれば、ワークWを、Ct軸回りに回転駆動する回転テーブル20上において、テーブルサドル21とテーブル22の動作によって各軸(Xh軸、Z軸)方向へ移動することができるので、テーブル22上に固定したワークWを回転中心(Ct軸)に対して自由に位置決めすることができる。つまり、ワークWとその回転中心(Ct軸)との相対位置、すなわち、ワークWと当該ワークWが固定されるテーブル22(回転テーブル20)の回転中心(Ct軸)との相対位置が固定されない。
よって、ワークWを段取り替えすることなく、ワークWを回転テーブル20上で回転中心(Ct軸)に対して移動させ、ワークWにおける複数の円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の中心をそれぞれ回転中心(Ct軸)に一致させることができ、当該水平面内の円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の加工、すなわち、複数の水平面内の円弧形状加工を行うことができる。
[実施例2]
本発明の実施例2に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本発明の実施例2に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本実施例に係る工作機械の構造について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、工作機械101には、床面に水平に設置されるベッド110と、ベッド110を跨ぐように設置される門形のコラム111と、コラム111に設置され当該コラム111に対してXh軸方向(水平方向)に移動可能なヘッドサドル(第二の主軸移動手段)112と、ヘッドサドル112に設置され当該ヘッドサドル112に対してZ軸方向(鉛直方向)に移動可能なヘッドベース113と、ヘッドベース113に設置され当該ヘッドベース113に対してCs軸(第一の鉛直回転軸)回りに回動可能な回転ヘッド(第一の鉛直回動手段)114と、回転ヘッド114に設置され当該回転ヘッド114に対してXs軸方向(水平且つXh軸と平行な方向)に移動可能な主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)115と、主軸ヘッド115に支持され当該主軸ヘッド115に対してC軸(鉛直回転軸)回りに回動可能な主軸116とが設けられており、主軸116には、ワークWに所定の加工を施すための工具Tが着脱可能に装着されるようになっている。
また、工作機械101には、ベッド110上に設置され当該ベッド110に対してY軸方向(水平且つXh軸と直交する方向)に移動可能なテーブル(ワーク移動手段)120が設けられており、テーブル120には、被切削体であるワークWが設置されるようになっている。
よって、工作機械101においては、主軸116に装着されてC軸回りに回転駆動される工具Tを、ヘッドサドル112とヘッドベース113と主軸ヘッド115の動作によって各軸(Xh軸、Z軸、Xs軸)方向に移動し、回転ヘッド114の動作によってCs軸回りに回動すると共に、テーブル120に設置されたワークWを、テーブル120の動作によってY軸方向に移動することにより、ワークWに所定の加工を施すことができる。
本実施例に係る工作機械における水平面(X−Y面)内の円弧形状加工の動作について、図4および図5を参照して説明する。なお、以下の説明においては、実施例1と同様に、図3Aおよび図3Bに示すワークWを加工対象としている。
まず、図4および図5に示すように、加工対象であるワークWをテーブル120上における任意の位置に固定し、ワークWにおける一つの円弧形状部Wb1の中心が回転ヘッド114の回転中心(Cs軸)と一致するように、ワークWをテーブル120の動作によってY軸方向に移動すると共に、回転ヘッド114をヘッドサドル112の動作によってXh軸方向に移動する。なお、図5は、テーブル120上に設置されたワークWを加工する加工動作を示すものであり、テーブル120上のワークWを正面視したものを表している。
次に、主軸116に装着された工具Tを主軸116の動作によってC軸回りに回転駆動し、工具TがワークWにおける円弧形状部Wb1の周面に接するように、工具Tをサドルベース113と主軸ヘッド115の動作によって各軸(Z軸、Xs軸)方向に移動する。つまり、主軸ヘッド115を、回転ヘッド114に対して円弧形状部Wb1の半径Rwと工具Tの半径Rtとを合わせた距離(Rw+Rt)だけオフセットさせた状態とする。
そして、工具Tが円弧形状部Wb1の周面に接した状態で、回転ヘッド114をCs軸回りに回動することにより、工具Tは、円弧形状部Wb1の中心からオフセットされた所定距離(Rw+Rt)の半径を有する円弧形状の軌跡を描いて移動し、円弧形状部Wb1の加工がなされる。この円弧形状部Wb1の加工中には、回転ヘッド114がCs軸回りに回動されるだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
また、続けてワークWにおける二つ目の円弧形状部Wb2の加工を行う場合には、テーブル120上の任意の位置に固定されたワークWにおける円弧形状部Wb2の中心が回転ヘッド114の回転中心(Cs軸)と一致するように、ワークWをテーブル120の動作によってY軸方向に移動すると共に、回転ヘッド114をヘッドサドル112の動作によってXh軸方向に移動する。
そして、上述の円弧形状部Wb1の加工と同様に、工具Tが円弧形状部Wb2の周面に接するように、工具Tをサドルベース113と主軸ヘッド115の動作によって各軸(Z軸、Xs軸)方向に移動し、当該工具Tを回転ヘッド114の動作によってCs軸回りに回動することにより、ワークWにおける円弧形状部Wb2の加工がなされる。同様にして、ワークWにおける他の円弧形状部Wb3、Wb4の加工を行うことができる。
以上のように、工作機械101によれば、象限突起を発生させることなく、円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の加工、すなわち、複数の水平面内の円弧形状加工を行うことができる。よって、工作機械101においては、象限突起を補正するための調整や設定、および、加工後の象限突起部を落とすための手仕上げ作業等が不要となる。
また、工作機械101によれば、ワークWを、Cs軸回りに回転駆動する工具T(回転ヘッド114)と独立して、テーブル120の動作によってY軸方向へ移動することができると共に、工具Tを、Cs軸回りに回転駆動する回転ヘッド114上において、主軸ヘッド115の動作によってY軸と異なるXh軸方向へ移動することができるので、テーブル120上に固定したワークWを回転中心(Cs軸)に対して自由に位置決めすることができる。つまり、ワークWと工具Tの回転中心(Cs軸)との相対位置、すなわち、ワークWと工具Tが装着される主軸116および主軸ヘッド115(回転ヘッド114)の回転中心(Cs軸)との相対位置が固定されない。
よって、ワークWを段取り替えすることなく、ワークWおよび工具Tを回転中心(Cs軸)に対して移動させ、ワークWにおける複数の円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の中心をそれぞれ回転中心(Cs軸)に一致させることができ、当該円弧形状部Wb1,Wb2,Wb3,Wb4の加工、すなわち、複数の水平面内の円弧形状加工を行うことができる。
[実施例3]
本発明の実施例3に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができると共に、鉛直面内の円弧形状部を有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本発明の実施例3に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができると共に、鉛直面内の円弧形状部を有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができるものである。
本実施例に係る工作機械の構造について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、工作機械201には、床面に水平に設置されるベッド210と、ベッド210を跨ぐように設置される門形のコラム211と、コラム211に設置され当該コラム211に対してXh軸方向(水平方向)に移動可能なヘッドサドル(第一の主軸移動手段)212と、ヘッドサドル212に設置され当該ヘッドサドル212に対してZ軸方向(鉛直方向)に移動可能なヘッドベース213と、ヘッドベース213に支持され当該ヘッドベース213に対してB1軸(水平回転軸)回りに回動可能な第一の回転ヘッド(水平回動手段)214と、第一の回転ヘッド214に支持され当該第一の回転ヘッド214に対してB2軸(B1軸と異なる水平回転軸)回りに回動可能な第二の回転ヘッド(水平回動手段)215と、第二の回転ヘッド215に支持される主軸ヘッド216と、主軸ヘッド216に支持され当該主軸ヘッド216に対してC軸(鉛直回転軸)回りに回動可能な主軸217とが設けられており、主軸217には、ワークWに所定の加工を施すための工具Tが着脱可能に装着されるようになっている。
また、工作機械201には、ベッド210上にCt軸(第一の鉛直回転軸)回りに回動可能な回転テーブル(第一の鉛直回動手段)220と、回転テーブル220上に設置され当該回転テーブル220に対してY軸方向(水平方向)に移動可能なテーブルサドル(ワーク移動手段)221と、テーブルサドル221上に設置され当該テーブルサドル221に対してXt軸方向(水平且つY軸と直交する方向)に移動可能なテーブル(ワーク移動手段)222とが設けられており、テーブル222には、被切削体であるワークWが設置されるようになっている。
よって、工作機械201においては、主軸217に装着されてC軸回りに回転駆動される工具Tを、ヘッドサドル212とヘッドベース213の動作によって各軸(Xh軸、Z軸)方向に移動し、第一の回転ヘッド214と第二の回転ヘッド215の動作によって各軸(B1軸、B2軸)回りに回動すると共に、テーブル222に設置されたワークWを、回転テーブル220の動作によってCt軸回りに回動し、テーブルサドル221とテーブル222の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動することにより、ワークWに所定の加工を施すことができる。
本実施例に係る工作機械における水平面(X−Y面)内の円弧形状加工の動作については、実施例1に係る工作機械と同様の動作であるため、説明を省略する。
本実施例に係る工作機械における鉛直面(X−Z面およびY−Z面等)内の円弧形状加工の動作について、図6および図7を参照して説明する。
まず、図6および図7に示すように、加工対象であるワークWをテーブル222上における任意の位置に固定し、ワークWにおける円弧形状凸部Wcの中心(頂点)が第一の回転ヘッド214の回転中心(B1軸)の直下となるように、ワークWをテーブルサドル221とテーブル222の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動すると共に、第一の回転ヘッド214をヘッドサドル212の動作によってXh軸方向に移動する。なお、図7は、テーブル222上に設置されたワークWを加工する加工動作を示すものであり、テーブル222上のワークWを正面視したものを表している。
次に、主軸217に装着された工具Tを主軸217の動作によってC軸回りに回転駆動し、工具TがワークWにおける円弧形状凸部Wcの周面(側部)に接するように、第一の回転ヘッド214と第二の回転ヘッド215の動作によって各軸(B1軸、B2軸)回りに回動すると共に、工具Tをヘッドベース213の動作によってZ軸方向に移動する。つまり、主軸ヘッド217を、第一の回転ヘッド214に対して円弧形状凸部Wcの半径Rwと工具Tの半径Rtとを合わせた距離(Rw+Rt)だけオフセットさせた状態とする。
図7においては、上述のように工具Tを円弧形状凸部Wcの周面に接するように移動した状態(このときの第一の回転ヘッド214の回転位相を0°とする)を実線で示し、その後に第一の回転ヘッド214を180°回動(図7においては右回転)し、工具Tを円弧形状凸部Wcに沿って移動した後の状態(このときの第一の回転ヘッド214の回転位相を180°とする)を二点鎖線で示している。
つまり、第一の回転ヘッド214は、工具Tを円弧形状凸部Wcに沿って動作することにより、鉛直面内の円弧形状部を加工するためのものであり、第二の回転ヘッド215は、第一の回転ヘッド214に対して回転動作することにより、工具Tの向きを一定方向(図7においては、下方向)に保持するためのものである。
このように、工具Tが円弧形状凸部Wcの周面(側部)に接した状態で、第一の回転ヘッド214をB1軸回りに回動(図7においては、右回転)すると共に第二の回転ヘッド215をB2軸回りに回動することにより、円弧形状凸部Wcの加工がなされる。この円弧形状凸部Wcの加工中には、第一の回転ヘッド214および第二の回転ヘッド215がそれぞれB1軸回りおよびB2軸回りに回動されるだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
また、続けてワークWにおける他の円弧形状凸部(図示せず)の加工を行う場合には、テーブル222上の任意の位置に固定されたワークWにおける他の円弧形状凸部の中心(頂点)が第一の回転ヘッド214の回転中心(B1軸)の直下となるように、ワークWをテーブルサドル221とテーブル222の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動すると共に、第一の回転ヘッド214をヘッドサドル212の動作によってXh軸方向に移動し、上述の円弧形状凸部Wcの加工と同様の加工動作を行う。
上述した円弧形状凸部Wcを加工する加工動作は、図7に示すように、ワークWにおける円弧形状凸部Wcが、第一の回転ヘッド214の回動による工具Tの回転軌跡と同一の形状(大きさ)である場合のものであり、これよりも大きい円弧形状凸部(図示せず)、または、これよりも小さい円弧形状凸部(図示せず)を加工する場合には、上述した円弧形状凸部Wcを加工する加工動作に、ヘッドサドル212の動作を加えて行う。
つまり、テーブル222上における任意の位置に固定されたワークWを、大きい(または小さい)円弧形状凸部(図示せず)の中心(頂点)が第一の回転ヘッド214の回転中心(B1軸)の直下となるように移動した後、工具Tを第一の回転ヘッド214と第二の回転ヘッド215の動作によって各軸(B1軸、B2軸)回りに回動すると共に、ヘッドサドル212とヘッドベース213の動作によってZ軸およびXh軸方向に移動する。
そして、工具Tが円弧形状凸部の周面(側部)に接した状態で、第一の回転ヘッド214をB1軸回りに回動すると共に第二の回転ヘッド215をB2軸回りに回動しつつ、ヘッドサドル212をXh軸方向に移動することにより、大きい(または小さい)円弧形状凸部の加工を行うことができる。
以上のように、工作機械201によれば、実施例1に係る工作機械と同様の作用および効果を奏すると共に、象限突起を発生させることなく、鉛直面内の円弧形状部(円弧形状凸部および円弧形状凹部)の加工を行うことができる。
[実施例4]
本発明の実施例4に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができると共に、水平面内の楕円形状部を有するワークに対し、象限突起を発生させることなく楕円形状加工を行うことができるものである。
本発明の実施例4に係る工作機械は、水平面内の円弧形状部を複数有するワークに対し、象限突起を発生させることなく円弧形状加工を行うことができると共に、水平面内の楕円形状部を有するワークに対し、象限突起を発生させることなく楕円形状加工を行うことができるものである。
本実施例に係る工作機械の構造について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、工作機械301には、床面に水平に設置されるベッド310と、ベッド310を跨ぐように設置される門形のコラム311と、コラム311に設置され当該コラム311に対してXh軸方向(水平方向)に移動可能なヘッドサドル(第一の主軸移動手段)312と、ヘッドサドル312に設置され当該ヘッドサドル312に対してZ軸方向(鉛直方向)に移動可能なヘッドベース313と、ヘッドベース313に設置され当該ヘッドベース313に対してCs軸(第二の鉛直回転軸)回りに回動可能な回転ヘッド(第二の鉛直回動手段)314と、回転ヘッド314に設置され当該回転ヘッド314に対してXs軸方向(水平且つXh軸と平行な方向)に移動可能な主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)315と、主軸ヘッド315に支持され当該主軸ヘッド315に対してC軸(鉛直回転軸)回りに回動可能な主軸316とが設けられており、主軸316には、ワークWに所定の加工を施すための工具Tが着脱可能に装着されるようになっている。
また、工作機械301には、ベッド310上にCt軸(第一の鉛直回転軸)回りに回動可能な回転テーブル(第一の鉛直回動手段)320と、回転テーブル320上に設置され当該回転テーブル320に対してY軸方向(水平方向)に移動可能なテーブルサドル(ワーク移動手段)321と、テーブルサドル321上に設置され当該テーブルサドル321に対してXt軸方向(水平且つY軸と直交する方向)に移動可能なテーブル(ワーク移動手段)322とが設けられており、テーブル322には、被切削体であるワークWが設置されるようになっている。
よって、工作機械301においては、主軸316に装着されてC軸回りに回転駆動される工具Tを、ヘッドサドル312とヘッドベース313と主軸ヘッド315の動作によって各軸(Xh軸、Z軸、Xs軸)方向に移動し、回転ヘッド314の動作によってCs軸回りに回動すると共に、テーブル322に設置されたワークWを、回転テーブル320の動作によってCt軸回りに回動し、テーブルサドル321とテーブル322の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動することにより、ワークWに所定の加工を施すことができる。
本実施例に係る工作機械における水平面内の円弧形状加工の動作については、実施例1に係る工作機械と同様の動作であるため、説明を省略する。
本実施例に係る工作機械における水平面内の楕円形状加工の動作について、図8および図9Aから図9Cを参照して説明する。
まず、図8および図9Aに示すように、加工対象であるワークWをテーブル322上における任意の位置に固定し、ワークWにおける楕円形状部Wdの中心が回転テーブル320の回転中心(Ct軸)と一致するように、ワークWをテーブルサドル321とテーブル322の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動する。なお、図9A、図9B、図9Cは、テーブル322上に設置されたワークWを加工する加工動作を示すものであり、テーブル322上のワークWを平面視したものを表している。
次に、主軸316に装着された工具Tを主軸316の動作によって回転駆動し、工具TがワークWにおける楕円形状部Wdの周面(側部)に接するように、工具Tをヘッドサドル312と主軸ヘッド315の動作によって各軸(Xh軸およびXs軸)方向に移動し、回転ヘッド314の動作によってCs軸回りに回動する。つまり、ヘッドサドル312を回転テーブル320に対して楕円形状部Wdの長径Rw1と短径Rw2との和の半分の距離((Rw1+Rw2)/2)だけオフセットさせると共に、主軸ヘッド315を回転ヘッド314に対して楕円形状部Wdの長径Rw1と短径Rw2との差の半分と工具Tの半径Rtとを合わせた距離((Rw1−Rw2)/2+Rt)だけオフセットさせた状態とする。
図9Aにおいては、上述のように工具Tを楕円形状部Wdの周面に接するように移動した状態(このときの回転テーブル320の位相を0°、回転ヘッド314の位相を0°とする)を示し、図9Bにおいては、その後に回転テーブル320を45°回動(図9Bにおいては右回転)し、回転ヘッド314を90°回動(図9Bにおいては右回転)した状態(このときの回転テーブル320の位相を45°、回転ヘッド314の位相を90°とする)を示し、図9Cにおいては、その後に回転テーブル320を更に45°回動(図9Cにおいては右回転)し、回転ヘッド314を更に90°回動(図9Cにおいては右回転)した状態(このときの回転テーブル320の位相を90°、回転ヘッド314の位相を180°とする)を示している。
つまり、工具Tが楕円形状部Wdの周面に接した状態で、回転ヘッド314を回転テーブル320の倍の回転数で回動する、すなわち、回転テーブル320をCt軸回りに一回転させる間に回転ヘッド314をCs軸回りに二回転させることにより、楕円形状部Wdの加工がなされる。この楕円形状部Wdの加工中には、回転ヘッド314がCs軸回りに回動されると共に回転テーブル320がCt軸回りに回動されるだけであり、軸移動等における反転動作がなされることはなく、象限突起は発生しない。
また、続けてワークWにおける他の楕円形状部(図示せず)の加工を行う場合には、テーブル322上の任意の位置に固定されたワークWにおける他の楕円形状部の中心が回転テーブル320の回転中心(Ct軸)と一致するように、ワークWをテーブルサドル321とテーブル322の動作によって各軸(Y軸、Xt軸)方向に移動し、上述の楕円形状部Wdの加工と同様の加工動作を行う。
以上のように、工作機械301によれば、実施例1に係る工作機械と同様の作用および効果を奏すると共に、象限突起を発生させることなく、水平面内の楕円形状部を加工することができる。
1 工作機械
10 ベッド
11 コラム
12 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
13 主軸ヘッド
14 主軸
20 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
21 テーブルサドル(ワーク移動手段)
22 テーブル(ワーク移動手段)
101 工作機械
110 ベッド
111 コラム
112 ヘッドサドル(第二の主軸移動手段)
113 ヘッドベース
114 回転ヘッド(第一の鉛直回動手段)
115 主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)
116 主軸
120 テーブル(ワーク移動手段)
201 工作機械
210 ベッド
211 コラム
212 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
213 ヘッドベース
214 第一の回転ヘッド(水平回動手段)
215 第二の回転ヘッド(水平回動手段)
216 主軸ヘッド
217 主軸
220 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
221 テーブルサドル(ワーク移動手段)
222 テーブル(ワーク移動手段)
301 工作機械
310 ベッド
311 コラム
312 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
313 ヘッドベース
314 回転ヘッド(第二の鉛直回動手段)
315 主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)
316 主軸
320 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
321 テーブルサドル(ワーク移動手段)
322 テーブル(ワーク移動手段)
10 ベッド
11 コラム
12 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
13 主軸ヘッド
14 主軸
20 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
21 テーブルサドル(ワーク移動手段)
22 テーブル(ワーク移動手段)
101 工作機械
110 ベッド
111 コラム
112 ヘッドサドル(第二の主軸移動手段)
113 ヘッドベース
114 回転ヘッド(第一の鉛直回動手段)
115 主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)
116 主軸
120 テーブル(ワーク移動手段)
201 工作機械
210 ベッド
211 コラム
212 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
213 ヘッドベース
214 第一の回転ヘッド(水平回動手段)
215 第二の回転ヘッド(水平回動手段)
216 主軸ヘッド
217 主軸
220 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
221 テーブルサドル(ワーク移動手段)
222 テーブル(ワーク移動手段)
301 工作機械
310 ベッド
311 コラム
312 ヘッドサドル(第一の主軸移動手段)
313 ヘッドベース
314 回転ヘッド(第二の鉛直回動手段)
315 主軸ヘッド(第一の主軸移動手段)
316 主軸
320 回転テーブル(第一の鉛直回動手段)
321 テーブルサドル(ワーク移動手段)
322 テーブル(ワーク移動手段)
Claims (5)
- ワークが設置されるテーブルと、
前記ワークを加工するための工具が着脱可能に装着される主軸と、
前記テーブルまたは前記主軸を鉛直な第一の鉛直回転軸回りに回動可能な第一の鉛直回動手段と、
前記第一の鉛直回転軸に対して前記ワークを水平面内で移動可能なワーク移動手段と、
前記第一の鉛直回転軸に対して前記主軸を水平面内で移動可能な第一の主軸移動手段と
を備えたことを特徴とする工作機械。 - 前記第一の鉛直回動手段が、前記テーブルを前記第一の鉛直回転軸回りに回動するものであり、
前記ワーク移動手段が、前記ワークを異なる二軸方向に移動するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記第一の鉛直回動手段が、前記主軸を前記第一の鉛直回転軸回りに回動するものであり、
更に、前記ワーク移動手段の移動軸と方向を異にする移動軸で前記主軸と前記第一の鉛直回転軸とを移動する第二の主軸移動手段を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記主軸を平行に保ちつつ、水平な水平回転軸回りに回動可能な水平回動手段
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工作機械。 - 前記主軸を鉛直な第二の鉛直回転軸回りに回動可能な第二の鉛直回動手段
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015077466A JP2016196074A (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015077466A JP2016196074A (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 工作機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016196074A true JP2016196074A (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=57357125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015077466A Pending JP2016196074A (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016196074A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109093484A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-12-28 | 浙江机电职业技术学院 | 一种两轴联动铸件打磨方法及装置 |
-
2015
- 2015-04-06 JP JP2015077466A patent/JP2016196074A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109093484A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-12-28 | 浙江机电职业技术学院 | 一种两轴联动铸件打磨方法及装置 |
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