JP2016195398A - 無線通信におけるキャパシティーの増加 - Google Patents

無線通信におけるキャパシティーの増加 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムにおいて送信される最小レート・フレームのシステマティックな非伝送又は“ブランキング”を提供する。
【解決手段】cdma2000のボイス通信システムにおける1/8レート・フレームは、ゼロ・トラフィック・ビットを運ぶヌル・レート・フレームで、システマティックに代えられ、ボコーダにより“クリティカル”として示される特定の伝送のために提供される。受信機は、ヌル・レート又は非ヌル・レートの伝送の存在を検出し、それに応じて、受信されたフレームを処理する(非ヌル・レートのフレームのみに応答して外部ループ電力制御をアップデートすることを含む)。受信機がヌル・レートのフレームを検出するのを支援するために、パイロット伝送ゲーティング・パターンを変更する。
【選択図】図19

Description

(優先権の主張)
この出願は、2008年6月9日付け提出され、「Apparatus and Methods for Increasing Capacity in Wireless Communications」と題された米国仮出願第61/060,119号、及び2008年6月10日付け提出され、「Apparatus and Methods for Increasing Capacity in Wireless Communications」と題された米国仮出願第61/060,408号、及び2008年6月13日付け提出され、「Apparatus and Methods for Increasing Capacity in Wireless Communications」と題された米国仮出願第61/061,546号、及び2008年2月20日付け提出され、「Frame Termination」と題された米国仮出願第61/030,215号の優先権を主張する(それらの内容は、参照によってそれら全体が本明細書に組み込まれる)。
(関連する出願)
本出願は、2008年10月16日付け提出され、本願の譲受人に譲渡された「Rate Determination」と題された米国仮出願第12/252,544号に関係する(それらの内容は、参照によってそれら全体が本明細書に組み込まれる)。
(技術分野)
本発明は、一般に、デジタル通信に関係し、より詳しくは、送信電力を削減し、無線デジタル通信システムのキャパシティーを増加させるための技術に関係する。
例えばボイス、パケット・データなどのような様々なタイプの通信を提供するために、無線通信システムが広く配置される。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、又は他の多元接続技術に基づくことがある。例えば、そのようなシステムは、例えば第三世代パートーシップ・プロジェクト2(Third Generation Partnership Project)(3gpp2、又は“cdma2000”)、第三世代パートーシップ(3gpp、又は“W−CDMA(登録商標)”)、又はロングタームエボリューション(“LTE(登録商標)”)のような標準に準拠することができる。
そのような通信システムのデザインにおいて、キャパシティー、又はシステムが確実にサポートすることができるユーザの数、与えられる利用可能な資源を最大にすることは望ましい。幾つかの要因は、無線通信システムのキャパシティーに影響を与える。その幾つかは下で説明される。
例えば、ボイス通信システムにおいて、ボコーダは、複数の可変符号化レートのうちの一つを使用して、ボイス伝送を符号化するために、しばしば使用される。符号化レートは、例えば、特定のタイム・インターバルの間に検出されるスピーチ・アクティビティーの量に基づいて、選択されることができる。cdma2000無線通信システムのためのボコーダにおいて、例えば、スピーチ伝送は、フル・レート(FR)フレーム、ハーフ・レート(HR)フレーム、1/4レート(QR)フレーム、又は1/8レート(ER)フレームを使用して送信されることができる(フル・レート・フレームは最大数のトラフィック・ビットを含み、1/8レート・フレームは最小数のトラフィック・ビットを含む)。
1/8レート・フレームは、通常、サイレンス期間の間に送信され、一般に、ボイス通信システムにより達成され得る最低レートの伝送に対応する。
1/8レート・フレームは、cdma2000システムにおける低減されたレートの伝送を表すが、該1/8レート・フレームは、まだ、0でない個数のトラフィック・ビットを含む。特定のインターバル(例えば、スピーチ・アクティビティーが存在せず且つバックグラウンド・ノイズが一定のままである比較的長い期間)の間、1/8レートのフレームの伝送でさえ、システムにおいて、いたずらに、かなりの(significant)レベルの送信電力を消費するかもしれない。これは、他のユーザにもたらされる干渉のレベルを上げるかもしれない。そして、それによって、望ましくないことにシステム・キャパシティーを減少させる。
ボイス通信システムの伝送レートを、最小レート・フレーム伝送(例えば1/8レート・フレーム伝送など)を提供することができるものより下回って、更に減少させるための技術を提供することは、望ましいであろう。そのような技術に対応するために修正された電力制御スキームを提供することは、更に望ましいであろう。
無線通信システムの他の態様において、二つのユニット間の伝送は、受信信号における誤りを防ぐために、しばしば、ある程度の冗長性を使用する。例えば、cdma2000無線通信システムにおける基地局(BS)からモバイル局(MS)への順方向リンク(FL)伝送において、例えば分数レートのシンボル符号化及びシンボル繰り返しのようなリダンダンシーが、使用されることがある。cdma2000システムにおいて、符号化されたシンボルは、電力制御グループ(power control groups)(PCG)として知られているサブセグメント(sub-segments)に、フレームを定義するPCGの固定数で、グループ化され、無線で送信される。
cdma2000において使用されるようなシンボル冗長技術は、誤りの存在する送信信号の正確なリカバーを可能にするかもしれないが、そのような技術は、信号受信状態が良好なときは、全体的なシステム送信電力においてプレミアムを示すことにもなる。そして、それはまた、望ましくないことにシステム・キャパシティーを減少させる可能性がある。
例えば、受信機があるフレームに関連する情報を正確にリカバーしたと判定される場合に、そのフレームの伝送をターミネートし、それによって送信電力を節約し、システム・キャパシティーを増加させる効率的な技術を提供することが更に望まれる。
図1は、従来技術の無線通信システムを示す。 図2は、従来技術のボイスに関する信号伝送経路(signal transmission path)を示す。 図3は、本開示に従ったボイスに関する信号伝送経路の例示的な(exemplary)実施形態を示す。 図4は、システマティック・ブランキング・モジュールにより適用され得るアルゴリズムの例示的な実施形態を示す。 図5及び5Aは、ボコーダ及びシステマティック・ブランキング・モジュールにより処理される例示的なフレーム送信シーケンスを示す。 図5及び5Aは、ボコーダ及びシステマティック・ブランキング・モジュールにより処理される例示的なフレーム送信シーケンスを示す。 図6は、図3に示されるようなボイス信号伝送経路により生成されるシステマティック・ブランキングされた信号を処理するための受信アルゴリズムの例示的な実施形態を示す。 図7は、本開示に従ったボイスに関する信号伝送経路の代わりの例示的な実施形態を示す。 図8は、システマティック・ブランキング・モジュールにより適用され得るアルゴリズムの例示的な実施形態を示す。 図9及び9Aは、ボコーダ及びシステマティック・ブランキング・モジュールにより処理される例示的なフレーム送信シーケンスを示す。 図9及び9Aは、ボコーダ及びシステマティック・ブランキング・モジュールにより処理される例示的なフレーム送信シーケンスを示す。 図10は、本開示に従ったシステマティック・ブランキングのための方法の例示的な実施形態を示す。 図11は、本開示に従ったパイロット・ゲーティング・スキーム(pilot gating scheme)の例示的な実施形態を示す。 図12は、本開示に従った順方向リンク(FL)送信の電力を制御するための低減レート電力制御スキーム(reduced rate power control scheme)の例示的な実施形態を示す。 図13は、本開示に従った逆方向リンク(RL)連続パイロット送信の電力を制御するための低減レート電力制御スキームの例示的な実施形態を示す。 図14は、本開示に従った逆方向リンク(RL)ゲート・パイロット送信の電力を制御するための低減レート電力制御スキームの例示的な実施形態を示す。 図15は、本開示に従った方法を示す。 図16及び図16Aは、通信システムおいて送信機で情報ビットを処理するための従来技術のフレーム処理スキームを示す。 図16及び図16Aは、通信システムおいて送信機で情報ビットを処理するための従来技術のフレーム処理スキームを示す。 図17は、cdma2000に関する従来技術の順方向リンク・シグナリング・スキームに関連するタイミング・チャートを示す。 図18は、受信シンボルyから推定情報ビットb’をリカバーするための従来技術の方法を示す。 図19は、cdma2000標準に従ってオペレートするシステムのための順方向リンク伝送の早期のターミネーション(early termination)のためのスキームの例示的な実施形態を示す。 図20は、本開示に従ったサブセグメント単位の復号化のスキームの例示的な実施形態を示す。 図21は、本開示に従った順方向リンク・シンボル経路(symbol path)の例示的な実施形態に加えて、cdma2000標準に従った無線構成4(RC4)のための従来技術の順方向リンク・シンボル経路の実装を示す。 図22は、早期ターミネーション変調器のための逆方向リンク上のACKメッセージをシグナルするために使用されるシグナリング・スキームの例示的な実施形態を示す。 図23は、cdma2000標準に従って動作するシステムのための逆方向リンク伝送の早期ターミネーションのためのスキームの例示的な実施形態を示す。 図24は、本開示に従った逆方向リンク・シンボル経路の例示的な実施形態に加えて、従来技術の逆方向リンク・シンボル経路の実装を示す。 図25は、一つの順方向基本チャネル(F−FCH)及び/又は二つまでの順方向補助チャネル(F−SCH1及びF−SCH2)の早期ターミネーションのための逆方向リンク上のACKメッセージをシグナルするために使用されるシグナリング・スキームの例示的な実施形態を示す。 図26は、本開示に従った方法の例示的な実施形態を示す。
詳細な説明
添付図面に関連して以下で説明される詳細な説明は、本発明の様々な実施形態の説明として意図されており、本発明が実施され得る唯一の実施系地亜を示すことは意図されていない。“例示的な(exemplary)”という用語は、この説明を通して、“例(example)、インスタンス(instance)又はイラストレーション(illustration)として役に立つこと”を意味するために用いられ、また、必ずしも他の実施形態以上に好ましい又は有利であると解釈されなければならないというわけではない。詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態の深い理解を与えるために、特定の細部を含む。本発明の例示的な実施形態がこれらの特定の細部なしに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。場合によっては、本明細書で提示される例示的な実施形態の新規性を不明りょうにすることを回避するために、周知の構造又はデバイスがブロック図において示される。
この明細書及び特許請求の範囲において、エレメントが“接続される(connected to)”又は“接続される(coupled to)”といわれる場合、それは、直接的に他のエレメントに接続又は接続される(connected or coupled to)ことが可能であり、或いは、間に入るエレメントが存在しても良いことは、理解されるであろう。対照的に、エレメントが“直接的に接続される(directly connected to)”又は“直接的に接続される(directly coupled to)”といわれる場合、間に入るエレメントが存在しない。
通信システムは、単一のキャリア周波数を使用しても良いし、複数のキャリア周波数を使用しても良い。図1を参照して、無線セルラ通信システム100において、参照番号102A〜102Gはセルを指し示し、参照番号160A〜160Gは基地局を指し示し、参照番号106A〜106Gはアクセス端末(AT)を指し示す。通信チャネルは、アクセスネットワーク(AN)160からアクセス端末(AT)106への伝送のための順方向リンク(FL)(ダウンリンクとしても知られている)及びAT106からAN160への伝送のための逆方向リンク(RL)(アップリンクとしても知られている)を含む。
AT106は、リモートステーション、モバイル局又は加入者設備としても知られている。アクセス端末(AT)106は、モバイルであってもよいし、固定されたものであってもよい。各々のリンクは、異なる数のキャリア周波数を取り入れても良い。さらにまた、アクセス端末106は、例えば光ファイバー又は同軸ケーブルを使用して、無線チャネルを通して又は有線チャネルを通して通信する、任意のデータ・デバイスであっても良い。
アクセス端末106は、更に、PCカード、コンパクト・フラッシュ(登録商標)、外部又は内蔵モデム、又は無線若しくは有線の電話(ただし、これらに制限されない。)を含む幾つかのタイプのいずれであってもよい。
現代の通信システムは、複数のユーザが共通の通信媒体にアクセスするのを可能にするようにデザインされている。例えば、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、空間分割多元接続、偏波分割多元接続、符号分割多元接続(CDMA)、及び他の類似する多重アクセス技術などのように、多数のマルチアクセス技術が、本技術において知られている。マルチアクセスの概念は、複数のユーザが共通の通信リンクにアクセスすることを可能にするチャネル割り当ての方法論である。チャネル割り当ては、特定の多重アクセス技術に従って様々なフォームをとることができる。例として、FDMAシステムにおいて、全体の周波数スペクトルは、幾つかのより小さなサブバンドに分割され、各々のユーザは、通信リンクにアクセスするためにそれ自身のサブバンドを与えられる。あるいは、TDMAシステムにおいて、各々のユーザは、周期的に繰り返されるタイム・スロットの間、全体の周波数スペクトルを与えられる。CDMAシステムにおいて、各々のユーザは、時間のすべてに対して全体の周波数スペクトルを与えられるが、コードを用いることによりその伝送を識別する。
本開示の特定の例示的な実施形態がcdma2000標準に従ったオペレーションについて以下に説明されることがあるが、当業者は本技術が他のデジタル通信システムに容易に適用されることができることを認識するであろう。例えば、本開示の技術は、W−CDMA(又は3gpp)無線通信標準、及び/又は任意の他の通信標準に基づくシステムに適用されることができる。そのような代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
図2は、ボイスに関する従来技術の信号伝送経路200を示す。図2において、ボイス信号200aは、ボコーダ210に入力され、ボコーダ210は、伝送のためのボイス音声信号を符号化する。ボコーダ210によるボイス・フレーム210a出力は、いつでも、ボイス信号200aのスピーチ内容に応じて、複数のレートのうちの一つをとることができる。図2において、複数のレートは、フル・レート(FR)、ハーフ・レート(HR)、1/4レート(QR)、及び1/8レート(ER)を含む。ボイス・フレーム210aは、物理レイヤ処理モジュール220に提供される。そして、物理レイヤ処理モジュール220は、システムの物理レイヤ・プロトコルに従って、伝送のためのボイス・フレーム・データを用意する。当業者は、そのようなプロトコルは、例えば、データを、符号化、リピーティング、パンクチャーリング、インターリービング、及び/又は変調することを含むことができることを認識するであろう。物理レイヤ処理モジュール220の出力は、伝送のためにTXブロック230に提供される。TXブロック230は、例えば、信号をキャリア周波数にアップコンバートし、アンテナ上での伝送のために該信号を増幅するような、高周波(RF)オペレーションを実行することができる。
一般に、ボイス信号200aを符号化するためにボコーダ210により選択されたボイス・フレーム210aのレートは、いつでも、ボイス信号200aにおいて検出されるスピーチ・アクティビティーのレベルに依存してもよい。例えば、フル・レート(FR)は、ボイス信号200aがアクティブ・スピーチを含む間のフレームのために選択されることができ、一方、1/8レート(ER)は、ボイス信号200aがサイレンスを含む間のフレームのために選択されることができる。そのようなサイレンスの期間の間に、ERフレームは、サイレンスに関連する“バックグラウンド・ノイズ”を特徴付けているパラメータを含むかもしれない。ERフレームは、FRのフレームに比べて非常に(significantly)少ないビットを含むが、サイレンス期間は、通常の会話の間、かなり頻繁に起こる場合があり、それによって、ERフレームを送信することにもっぱら用いられる全体的な伝送バンド幅を、重大(significant)にさせる。
さらに、受信機に音声信号200aを伝達することを要求される伝送バンド幅を減らすことは、望ましいであろう。
図3は、本開示に従ったボイスのための信号伝送経路300の例示的な実施形態を示す。図3において、音声信号200aは、ボコーダ310に入力され、ボコーダ310は、伝送のためのボイス・フレーム310aを生成する。ボイス・フレーム310aは、フル・レート(FR)、ハーフ・レート(HR)、1/4レート(QR)、1/8レート(ER)、及び、クリティカル1/8レート(ER−C)を含む複数のレートのうちの一つをとることができる。例示的な実施形態において、“クリティカル”1/8レート・フレームとしての1/8レート・フレームの指定は、例えばサイレンス・インターバルにおいて検出されたバックグラウンド・ノイズの変化に対応するパラメータを含むそれら1/8レート・フレームについて、ボコーダ310によりなされても良い。
ボイス・フレーム310aは、システマティック・ブランキング・モジュール315に与えられ、システマティック・ブランキング・モジュール315は、順々に、処理されたボイス・フレーム315aを、物理レイヤ処理モジュール220に与える。以下に更に説明されるように、システマティック・ブランキング・モジュール315は、ボコーダ出力を選択的に“ブランキング”することによって、すなわち、ボコーダ出力310aの特定のフレームを、1/8レート・フレームのそれより少ないデータレートをもつヌル・レート(NR)フレームで置き換えることによって、ボコーダ出力310aの伝送ビット・レートを最小にするように構成される。例示的な実施形態において、NRフレームは、ゼロ・トラフィック・コンテンツ(すなわち、0ビット/秒(bps)のトラフィック・ビット・レート)をもつことができる。
図4は、システマティック・ブランキング・モジュール315により適用され得るアルゴリズムの例示的な実施形態400を示す。
ステップ410において、システマティック・ブランキング・モジュール315は、ボコーダ310からフレーム310aを受信する。
ステップ420において、フレーム310aは、それがFR、HR、QR、又はER−Cであるかどうか判定するために評価される。上記のレートは、伝送に関してクリティカルであると考えられる。フレーム310aが、これらのクリティカルなレートのうちの一つを含む場合、フレーム310aは、伝送のために物理レイヤ処理モジュール220に直接与えられる。そうでない場合、フレームは、クリティカルでないレートを含むと考えられ、アルゴリズムは、ステップ430へ進む。
“クリティカル”としてのFR、HR、QR及びER−Cの例示的な指定は、説明に役立つ目的だけのためであり、本開示の範囲を、上記のフレーム・タイプがクリティカルとして指定されるそれら実施形態のみに制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。代わりの例示的な実施形態において、他のフレーム・タイプのセットが、システマティック・ブランキング・モジュールによる伝送についてクリティカルとして示されることができる。そのような代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
ステップ430において、アルゴリズムは、保証された伝送がなされるかどうか判定するために、送信されるべき現在のフレームのフレーム番号を評価する。例示的な実施形態において、保証された伝送は、0でないレートの伝送を含んでも良い。例示的な実施形態において、フレーム番号は、各々の連続するフレームについて連続的に繰り返されて各々のフレームに割り当てられる番号であっても良い。示される例示的な実施形態において、現在のフレーム番号FrameNumberが、現在のフレーム・オフセットFrameOffsetに加えられ、そして、その結果(FrameNumber+FrameOffset)は、非ブランキング・インターバル・パラメータNによるモジュロ・オペレーション(mod)に適用される。モジュロ・オペレーションの結果が0であるならば、アルゴリズムはステップ440へ進む。さもなければ、アルゴリズムはステップ450へ進む。
どのフレームが伝送のために保証されるかを特定するために、ステップ430で示される特定の評価以外の技術が容易に適用され得ることを、当業者は認識するであろう。そのような代わりの技術は、例えば、現在のフレーム番号又は現在のフレーム・オフセット以外のパラメータ、又は、表されたモジュロ・オペレーション以外のオペレーションを、利用することができる。
ステップ450において、システマティック・ブランキング・モジュール315は、伝送のために、ヌル・レート(NR)フレームを物理レイヤ処理モジュール220に与える。例示的な実施形態において、ヌル・レートのフレームは、トラフィック・ビットを含まず、それゆえ、最小のシグナリング・バンド幅を消費する。ヌル・レートのフレームの伝送の後、アルゴリズムは、ボコーダ310から次のボイス・フレーム310aを受けるために、ステップ410に戻る。
上記の説明に基づいて、非ブランキング・インターバルNは、すべてのクリティカルでないフレームの伝送に対応するN=1、及び、クリティカルでないフレームのより頻繁でない伝送に対応するより大きな値のNをもって、どのくらいの頻度で、クリティカルでないフレームが送信されるかを制御することを、当業者は認識するであろう。例示的な実施形態において、Nは、1、4(デフォルトによる)、8、又は他の予約された値(例えば、外部シグナリング(図示せず)により)をとることができる。
図5及び5Aは、ボコーダ310及びシステマティック・ブランキング・モジュール315により処理される、例示的なフレーム送信シーケンス310a及び315aをそれぞれ示す。
図5において、フレーム310aのシーケンスは、“ER”とラベル付けられた1/8レートのフレーム及び“ER−C”とラベル付けされた1/8レート・クリティカルのフレームを含む。そのようなフレームのシーケンスは、ボイス会話(例えば、会話の一方からのサイレンスの期間)の間、起こることがある。
図5Aにおいて、フレーム送信シーケンス315aは、400のような選択的なブランキング・アルゴリズムを送信シーケンス310aに適用する結果に対応する。ここで、非ブランキング・インターバルN=4が使用される。図5Aにおいて、フレーム315aのシーケンスは、1/8レート・フレームER及びヌル・レート・フレームNRを含む。FrameNum 0は、ボコーダ310から受信されたままで、すなわち、ERフレームのままで、直接送信される。非ブランキング・インターバルN=4に従って、FrameNum 1と3は、NRフレームとして送信される。FrameNum 2(それはボコーダによりクリティカル1/8レート・フレームER−Cに指定される)は、ERフレームとして送信される。図示されるように、FrameNum 4〜13は、同様に処理される。図5Aにおいて、(FrameNum + FrameOffset mod N) = 0に対応するフレームがマークされていることに留意されるべきである。
図6は、例えば図3に示される315のようなシステマティック・ブランキング・モジュールを使用するボイス伝送信号経路により生成される信号を処理するための、受信アルゴリズム600の例示的な実施形態を示す。
図6において、ステップ610で、送信された信号が、受信(RX)され、例えば図3に示されるようなTXオペレーション230に対して相補的なオペレーションを使用して処理される。そのようなRXオペレーションは、例えば、RF増幅、周波数ダウンコンバージョン、フィルタリングなどを含んでも良い。
ステップ620において、物理レイヤ受信(RX)処理が、例えば図3に示される物理レイヤTXオペレーション220に対して相補的なオペレーションを使用して実行される。
そのような物理レイヤ受信処理は、例えば、復号化、デインターリービング、シンボル合成(symbol combining)などを含んでも良い。
ステップ630において、アルゴリズム600は、現在の受信されたフレームがNRフレームであるかどうか評価する。そうであるならば、NRフレームについて処理されるべきトラフィック・データはないので、アルゴリズムは、次のフレームの受信を開始するために、ステップ610に戻る。そうでないならば、アルゴリズムは、ステップ640へ進む。
当業者は、様々な技術が、現在の受信されたフレームがNRフレームであるかどうか評価するために使用されることができることを認識するであろう。例示的な実施形態において、エネルギー評価アルゴリズムは、受信されたフレームのトラフィック部分におけるエネルギーを検出するために使用されてもよい。例えば、受信されたフレームのトラフィック部分に対応するエネルギーが、測定されても良く、また、適当な基準化されたエネルギー閾値と比較されてもよい。例示的な実施形態では、NRフレームのトラフィック部分において送信機により送信されるべきことを予期される信号はないので、測定されたエネルギーが閾値より少ないならば、NRフレームが宣言されても良い。そのようなエネルギー評価アルゴリズムはまた、NRフレームの検出を更に支援するために、送信機により用いられるシステマティック・ブランキング・アルゴリズムの知識及び非ブランキング・インターバルNを利用してもよい。
可能なNR検出アルゴリズムの上記の説明は、説明に役立つ目的のためにだけ与えられたものであり、本開示の範囲を何らかの特定のNR検出アルゴリズムに制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
ステップ640において、受信機において外部ループ電力制御(outer loop power control)(OLPC)アルゴリズムをアップデートするために、受信された非NRフレームのパラメータが用いられてもよい。例示的な実施形態において、受信された非NRフレームのパラメータは、例えば、フレーム品質インジケータ(frame quality indicator)(FQI)(例えば受信されたフレームのためのCRCなど)が、品質チェックに合格したかどうかの結果を含んでもよい。OLPCアルゴリズムは、例えば受信されたフレームのための適当な信号対干渉比(signal-to-interference ratio)(SIR)のセットポイントを計算するために、使用されることができ、それは、送信されたボイス・フレームに関する送信機と受信機との間の電力制御フィードバック・メカニズムを導くために用いられることができることを、当業者は認識するであろう。NRフレームから導かれる品質チェック結果を除外することによって、OLPCアルゴリズムは、例えばトラフィック部分について有効な(significant)送信エネルギーをもつフレームだけを使用して、正確にアップデートされることができる。
ステップ650において、ボイス・フレームは、ボイス出力650aに復号化されることができる。そして、アルゴリズム600は、次のフレームを受信するためにステップ610に戻る。
図7は、本開示によってボイスのために信号伝送経路700の代わりの例示的な実施形態を示す。図7において、ボイス信号200aは、ボコーダ710に入力され、ボコーダ710は、伝送のためのボイス・フレーム710aを生成する。ボイス・フレーム710aは、フル・レート(FR)、ハーフ・レート(HR)、1/4レート(QR)、1/8レート(ER)、及びボコーダ・ヌル・レート(VNR)を含む複数のレートのうちの一つをとることができる。VNRフレーム(ゼロ・レートのボコーダ・フレーム(zero-rate vocoder frame)又は空のボコーダ・フレーム(empty vocoder frame)としても知られている)は、ボコーダにより送信されるべき新しい情報がない場合に、ボコーダ710により生成される。例示的な実施形態において、VNRフレームは、単に、データを含まないブランク・フレームであってもよい。
ボイス・フレーム710aは、システマティック・ブランキング・モジュール715に与えられ、システマティック・ブランキング・モジュール715は、順々に、処理されたボイス・フレーム715aを、物理レイヤ処理モジュール220に与える。以下に更に説明されるように、システマティック・ブランキング・モジュール715は、ボコーダ出力710aの特定のフレームを、データ内容をほとんどもたない若しくはデータ内容をもたないヌル・レート(NR)又はヌル・レート・インジケータ(null-rate indicator)(NRID)フレームで選択的に置き換えることによって、ボコーダ出力710aの伝送ビットレートを最小にするように構成される。
図8は、システマティック・ブランキング・モジュール715により適用され得るアルゴリズムの例示的な実施形態800を示す。
ステップ810において、システマティック・ブランキング・モジュール715は、ボコーダ710からフレーム710aを受信する。
ステップ820で、フレーム710aは、それがFR、HR、QR、又はERであるかどうか判定するために評価される。そのようなレートは、伝送に関してクリティカルであると考えられる。フレーム710aがこれらのクリティカルなレートのうちの一つを含む場合、フレーム710aは、ステップ840において、伝送のために物理レイヤ処理モジュール220に与えられる。そうでない場合、フレームは、クリティカルでないレートを含むと考えられ、アルゴリズムはステップ830へ進む。
ステップ830において、アルゴリズムは非ゼロの伝送がなされなければならないかどうか判定するために、伝送の現在のフレーム番号を評価する。示される例示的な実施形態において、現在のフレーム番号FrameNumberが現在のフレーム・オフセットFrameOffsetに加えられ、その結果(FrameNumber + FrameOffset)が、非ブランキング・インターバル・パラメータNによるモジュロ・オペレーション(mod)に適用される。モジュロ・オペレーションの結果が0であるならば、アルゴリズムはステップ835へ進む。さもなければ、アルゴリズムはステップ850へ進む。
ステップ835において、ヌル・レート・インジケータ(NRID)フレームが送信されても良い。そのようなフレームは、新しい情報を含まないものとして受信機に認識できる予め定められたフレーム又はインジケータ(ヌル・トラフィック・データを含むフレームとも呼ばれる)に対応しても良い。ヌル・トラフィック・データは、受信ボコーダが使用しないビット・パターンを含んでも良い。それゆえ、ヌル・トラフィック・データは、受信ボコーダにより放棄されるであろう。一つの態様において、例えば、予め定められたヌル・フレーム又はインジケータは、ヌル・トラフィック・データをもつ既知の1.8kbpsのフレームであってもよい。他の態様において、例えば、予め定められたフレーム又はインジケータは、最後に送信された1.8kbpsのフレームを繰り返しても良い(それによって、ヌル・トラフィック・データを示す)。
ステップ850において、システマティック・ブランキング・モジュール715は、伝送のためにヌル・レート(NR)フレームを物理レイヤ処理モジュール220に与える。
例示的な実施形態において、ヌル・レート・フレームは、トラフィック・ビットを含まず、それゆえ、最小のシグナリング・バンド幅を消費する。ヌル・レート・フレームの伝送の後、アルゴリズムは、ボコーダ710から次のボイス・フレーム710aを受信するために、ステップ810に戻る。
図9及び9Aは、ボコーダ710及びシステマティック・ブランキング・モジュール715により処理されるような、例示的なフレーム送信シーケンス710a及び715aをそれぞれ示す。
図9において、フレーム710aのシーケンスは、“ER”とラベル付けされた1/8レートのフレーム及びボコーダ710で生成される“VNR”とラベル付けされたボコーダ・ヌル・レート・フレームを含む。
図9Aにおいて、フレーム送信シーケンス715aは、800のような選択的なブランキング・アルゴリズムを送信シーケンス710aに適用する結果に対応する。ここで、非ブランキング・インターバルN=4が使用される。図9Aにおいて、フレーム715aのシーケンスは、1/8レート・フレームER及びヌル・レート・フレームNRを含む。FrameNum 0は、ボコーダ710から受信されたままで、すなわち、ERフレームのままで、直接送信される。非ブランキング・インターバルN=4に従って、FrameNum 1と3は、NRフレームとして送信され、FrameNum 4は、NRIDフレームとして送信される。アルゴリズム800に関して説明されたように、NRIDフレームは、周期的な0でないレートのフレームの伝送を保証するために送信されることに留意されるべきである。FrameNum 5〜13の処理は、前の説明を考慮して当業者により容易に理解されることができる。
図10は、本開示に従ったシステマティック・ブランキングのための方法1000の例示的な実施形態を示す。方法1000は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を示される何らかの特定の方法に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
図10において、ステップ1010で、新しいトラフィック情報(該新しいトラフィック情報は、無線通信リンク上での伝送のためのフレームに含まれる)の存在に関して、判定がなされることができる。
ステップ1020において、決定ブロックは、ステップ1010における判定の結果を判定する。
ステップ1030において、新しいトラフィック情報が存在するならば、新しいトラフィック情報を表すデータを含むトラフィック部分が、フレームに加えられることができる。
ステップ1040において、新しいトラフィック情報が存在しないならば、それぞれのフレームが伝送のために保証されるフレームに対応しない限り、新しいフレームは送信されない。この場合、ヌル・データレートとして受信ボコーダにより判別可能なヌル・トラフィック・データを含む伝送のために保証されるフレームを生成する。
図11は、本開示に従ったヌル・レート・フレーム伝送を識別するためのパイロット・ゲーティング・スキームの例示的な実施形態を示す。パイロット・ゲーティング・スキームは、説明に役立つ目的のためにだけ与えられ、ヌル・レート・フレーム伝送にはゲーテッド・パイロット伝送(gated pilot transmission)が必然的に伴われるシステムに、本開示の範囲を制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
図11において、TX伝送のトラフィック部分1110は、パイロット部1120に沿って示される。パイロット部1120は、非ヌル・レート・フレームの伝送の間とは異なる、ヌル・レート・フレームの伝送の間のパターンをもつように見られる。例えば、図11で示すように、ヌル・フレームのためのパイロット・ゲーティング・パターンは、2つのサブセグメント又はPCGに対応しても良く(ここで、パイロットがターンオンされる)(図11中の“P”により示される)、2つのサブセグメント又はPCGと交替する(ここで、パイロットがターンオフされる)。ヌル・フレーム伝送の間の異なるパイロット・ゲーティング・パターンの使用は、現在受信されているフレームがヌル・フレームであるかどうかについての判定において、受信機を更に支援することができる。これは、例えば、図6中のヌル・レート判定ステップ630の間、使用されてもよい。
本開示を考慮して、ヌル・フレームの存在をシグナルするために、代わりのパイロット・ゲーティング・パターンが容易に導き得ることを、当業者は認識するであろう。例えば、パイロット・ゲーティング・パターンは、他のサブセグメント又はPCGごとの又は他の任意のパターンを使用したパイロット伝送を含んでもよい。そのような代わりの技術は、本開示の範囲内であると意図される。
本開示の他の態様において、システムの信号伝送を更に減らすために、システムの順方向リンク及び/又は逆方向リンクの電力制御レートが、減らされてもよい。例示的な実施形態において、例えば、逆方向リンクのパイロット部が連続的である(すなわち、ゲートされない)フレームにおいてさえ、ゲーテッド逆方向リンク・パイロット伝送に対応するPCGの間だけ、順方向リンク電力制御コマンドを送信することのみによって、モバイル局は、基地局に送信される順方向リンク電力制御コマンドの数を減らしてもよい。他の例示的な実施形態において、基地局は、低減されたレートで逆方向リンク電力制御コマンドを送信しても良い(例えば、あらゆる他の電力制御グループにおいて)。さらに、これらの逆方向リンク電力制御コマンドを受信しているモバイル局は、各自非ヌル・フレームの伝送を制御するために適用してもよい。ヌル・フレームについては、基地局からの受信された電力制御コマンドの低減された数(例えば、すべてより少ない)は、先に述べたように、モバイル局のヌル・フレームの伝送を制御するために利用されてもよい(例えば、逆方向リンク・パイロット部がゲートされた場合に)。これらの例示的な電力制御技術が、図12〜14を参照して更に説明される。
図12は、本開示に従った順方向リンク(FL)伝送の電力を制御するための、低減レート電力制御スキームの例示的な実施形態1200を示す。
図12において、基地局の送信(BS TX)1210が、モバイル局の送信(MS TX)1220とともに示される。モバイル局により送信される順方向リンク(FL)電力制御(PC)コマンドを含むPCGは、1220においてハッチングされたPCGとして示される。上右向きの矢印は、各々のハッチングされたPCGから始まり、受信されたFL PCコマンドが適用される、基地局により送信される順方向リンクPCGを指し示す。例えば、RL PCG #3においてモバイル局により送信されるFL PCコマンドは、FL PCG #4を送信する際に基地局により適用される、などである。
図12において、図11に示されるゲーテッド・パイロット・スキーム1100に従って、1220にけるハッチングされたPCGは、RL TXパイロットがターンオンされるRL PCGに対応することに留意されるべきである。同時に、1220で示すように、モバイル局は、ハッチングされたPCGに対応するRL PCGにおいて、FL PCコマンドを送信するのみである。モバイル局は、ハッチングされていないRL PCGにおいて、FL PCコマンドを送信しない。それゆえ、ゲーテッド・パイロット・パターンが特定のフレームのために使用されるか否かにかかわらず、FL PCコマンドは、ゲーテッド・パイロット・スキームの間に同様に送信されるそれらのRL PCGにおいてのみ送信される。これは、FL PC処理の複雑さを減らすことができ、一方、全体的なFL PCレートもまた減らすことを、当業者は認識するであろう。
図13は、本開示に従った逆方向リンク(RL)連続パイロット伝送の電力を制御するための、低減レート電力制御スキームの例示的な実施形態1300を示す。
図13において、基地局により送信される順方向リンク(RL)電力制御(PC)コマンドを含むPCGは、1310においてハッチングされたPCGとして示される。下右向きの矢印は、各々のハッチングされたPCGから始まり、対応する受信されたRL PCコマンドを適用する、モバイル局により送信される逆方向リンクPCGを指し示す。例えば、FL PCG #3において基地局により送信されるRL PCコマンドは、RL PCG #4を送信する際にモバイル局により適用される、などである。
図13において、1310で示すように、基地局は、ハッチングされたPCGに対応するFL PCGにおいて、RL PCコマンドを送信するのみである。基地局は、ハッチングされていないPCGにおいてRL PCコマンドを送信しない。
図14は、本開示に従った逆方向リンク(RL)ゲーテッド・パイロット伝送の電力を制御するための、低減レート電力制御スキームの例示的な実施形態1400を示す。
図14において、基地局により送信される順方向リンク(RL)電力制御(PC)コマンドを含むPCGは、1410におけるハッチングされたPCGとして、再度、示される。実線の下右向き矢印は、ハッチングされたPCGから始まり、対応する受信されたRLPCコマンドを適用する、モバイル局により送信される逆方向リンクPCGを指し示す。
他方、ハッチングされたPCGから始まっている破線の矢印は、指し示された対応するRL PCGにMSにより適用されない、基地局により送信されるRL PCコマンドを示す。基地局は、ハッチングされたPCGに対応するFL PCGにおいて、RL PCコマンドを送信するのみである。基地局は、ハッチングされていないPCGにおいて、RLPCコマンドを送信しない。
例えば、FL PCG #1において基地局により送信されるRL PCコマンドは、RL PCG #3を送信する際に、モバイル局により適用される、などである。他方、FLPCG #2において基地局により送信されるRL PCコマンドは、RL PCG #4を送信する際に、モバイル局により適用されない。その代わりに、例示的な実施形態において、前のPCG(例えば、説明される例におけるRL PCG #3)のために使用されるように、モバイル局は、同一の電力レベルを維持することができる。本開示の態様において、これは、モバイル局によるRL PCコマンドの処理を単純化するために、なされても良い。
図15は、本開示に従った方法1500を示す。方法1500は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
ステップ1510において、現在のフレームが受信される。該フレームは、複数のサブセグメントにフォーマットされている。
ステップ1520において、受信されたフレームは、物理レイヤ・プロトコルに従って処理される。
ステップ1530において、第1のゲーテッド・パイロット・パターンに従って、伝送用に指定されたサブセグメントにおいて受信される電力制御コマンドが、受信される。
ステップ1540において、指定されたサブセグメントに続くTXサブセグメントの送信電力は、受信された電力制御コマンドに従って、調節される。該TXサブセグメントは、第2のゲート・パイロット・パターンに従って、送信される。
本開示の他の態様に従って、電力を節約し、キャパシティーを増加させるために、無線通信システムにおいて順方向及び/又は逆方向リンク伝送の早期ターミネーションのための技術が提供される。
図16は、通信システムにおける送信機において処理情報ビット1600bのための従来技術のフレーム処理スキームを示す。特定の例示的な実施形態において、示されるフレーム処理スキームは、無線通信システムの順方向リンク又は逆方向リンク伝送において利用されることができる。図16Aは、図16中に示されるオペレーションにより処理されるデータのステータスを示す。
フレーム処理スキームは、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を示される何らかの特定の処理スキームに制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。本開示の代わりの例示的な実施形態は、代わりのフレーム処理スキーム(それは、例えば、図16に示されるスキームのステップをリオーダーしても良く、及び/又は、示されるスキームにステップを加え又はそれらからステップ削除してもよい)を採用してもよい。そのような代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
図16において、情報ソースは、選択されたレートRで、情報ビット1600bを生成する。フレームごとに生成される情報ビット1600bの数は、選択されたレートRに依存しても良い。例えば、cdma2000システムにおいて、20ミリ秒のフレームにつき172の情報ビット(“フル・レート”)、1フレームにつき80ビット(“ハーフ・レート”)、1フレームにつき40ビット(“1/4レート”)、又は、1フレームにつき16ビット(“1/8レート”)があっても良い。フレームのための情報ビット1600bは、図16Aにおいて、変数bによりひとまとめにして示される。
ステップ1600において、フレーム品質インジケータ(FQI)が、生成され、フレームのための情報ビット1600bに追加されても良い。例えば、FQIは、当業者に知られている巡回冗長検査(CRC)であっても良い。図16A中に同様に示されるように、信号1600aは、情報ビット1600bとFQIとの組み合せを表す。
ステップ1610で、エンコーダ・テイル・ビットが、信号1600aに加えられても良い。例えば、エンコーダ・テイル・ビットは、畳み込み符号器で使用するために、固定数の0値のテイル・ビットを表しても良い。図16A中に同様に示されるように、信号1610aは、信号1600aのエンコーダ・テイル・ビットとの組み合せを表す。
ステップ1620において、信号1610aは、符号化され、繰り返される(又は、パンクチャーされる)。前記のように、符号化は、畳み込み符号化又はターボ符号化を含んでも良く、繰り返しは、各々のシンボルに関連する送信エネルギーを更に増加(又は、パンクチャーリングの場合には、減少)させるのに役立っても良い。符号化は、当業者に知られている他の技術(例えば、ブロック符号化又は他のタイプの符号化)を使用しても良く、本開示において明確に説明される符号化に制限される必要がない点に留意されるべきである。図16Aに同様に示されるように、信号1620aは、信号1610aの符号化され及び繰り返された(又は、パンクチャーされた)バージョンを表す。
ステップ1630において、信号1620aは、例えば、選択された信号ディメンションに沿って、符号化シンボルのダイバーシティーを改善するために、インターリーブされる。例示的な実装において、シンボルは、時間とともにインターリーブされてもよい。図16A中に同様に示されるように、信号1630aは、信号1620aのインターリーブされたバージョンを表す。
ステップ1640において、図16A中に同様に示されるように、信号1630aのインターリーブされたシンボルは、あらかじめ定義されたフレーム・フォーマットにマッピングされる。フレーム・フォーマットは、複数のサブセグメントから構成されるフレームを指定しても良い。例示的な実施形態において、サブセグメントは、所与のディメンション(例えば、時間、周波数、コード、又は他の他のディメンション)に沿って連続するフレームの任意の部分であっても良い。フレームは、固定された複数のそのようなサブセグメントから構成されても良く、各々のサブセグメントは、フレームに割り当てられるシンボルの総数の一部を含む。例えば、W−CDMA標準に従う例示的な実施形態において、サブセグメントは、スロットと定義されることができる。cdma2000標準に従う例示的な実施形態において、サブセグメントは、電力制御グループ(PCG)と定義されることができる。
特定の例示的な実施形態において、インターリーブされたシンボルは、信号伝送のために使用される、時間、周波数、コード、又は任意の他のディメンションにおいてマッピングされても良い。さらに、例えば、フレーム・フォーマットはまた、信号1630aのインターリーブされたシンボルとともに、制御シンボル(図示せず)の包含を指定してもよい。そのような制御シンボルは、例えば、電力制御シンボル、フレーム・フォーマット情報シンボルなどを含んでも良い。図16A中に同様に示されるように、信号1640aは、シンボル対フレーム・マッピングのステップ1640の出力を表す。
ステップ1650において、信号1640aは、例えば、1又は複数のキャリア・ウェイブの上へ変調する。特定の例示的な実施形態において、変調は、例えば、QAM(直交振幅変調)、QPSK(4位相偏移変調)などを使用しても良い。図16A中に同様に示されるように、信号1650aは、信号1640aの変調されたバージョンを表す。信号1650aは、図16における変数xにより更に示される。
ステップ1660において、変調された信号1650aは、更に処理され、無線で送信され、そして、受信機により受信される。ステップ1660は、受信されたシンボル1700aを生成し、図16Aにおける変数yにより更に示される。無線上での送信及び受信のための信号1650aを処理するための技術は良く知られていることを当業者が認識するであろうことは留意されるべきであり、本明細書では更に開示されない。以下に説明されるように、yに含まれるシンボルが更に処理されても良い。
図17は、cdma2000のための従来技術の順方向リンク・シグナリング・スキームに関連するタイミング・チャートを示す。
図17において、基地局(BS)は、1700において、順方向基本チャネル(F−FCH TX)上で、一連のフレームを、モバイル局(MS)に送信する。示される例示的な実施形態において、サブセグメントは、電力制御グループ(PCG)に対応し、そして、それらのうちの16個(0〜15まで番号付けされる)は、各々のフレームを構成する。最初のフレーム(TXフレーム#0)に対応するすべての16個のPCGを送信すると、BSは、次のフレーム(TXフレーム#1)を送信し始める。例示的な実施形態において、送信されるデータは、図16及び16Aに関して本明細書で前述のように処理されてもよい。
MS側において、MSは、送信されたPCGを、1710で受信する。TXフレーム#0に対応するRXフレーム#0の最後のPCG(すなわち、PCG #15)を受信すると、MSは、受信されたすべてのPCGを用いて、RXフレーム#0を復号化し始める。
復号化された情報は、復号化時間TDの後で、利用できる。例示的な実施形態において、図18に関して以下に説明されるように、復号化が実行されてもよい。MSがTXフレーム#0を復号化する間、TXフレーム#1のPCGが同時に受信される点に留意されるべきである。
図18は、受信されたシンボルyからの推定された情報ビットb’をリカバーするための従来技術の方法1800を示す。
ステップ1805において、フレーム全体について、シンボルy又は1700aが受信される。
ステップ1810において、シンボルy又は1700aは、シンボルy’(信号1810aとしても示される)を生成するために、復調され、解析され、そして、デインターリーブされる。例えば図16に示されるように、ステップ1810で実行されるオペレーションは、送信機で実行されるオペレーションの逆に対応することができることを当業者は認識するであろう。
ステップ1820において、シンボルy’は、復号化され、結合され、レートRの知識を与えられる。実装において、レートRは、幾つのビットが受信フレームに存在するかを示しても良く、また、例えば受信シンボル・シーケンスにおけるどの時点で復号化をターミネートし及び/又は復号化されたシーケンスからテイル・ビットをリムーブするかを判定するために復号器により使用されても良い。ステップ1820において、例えば図16におけるステップ1610で追加されるような復号化シーケンスのテイル・ビットが、リムーブされても良い。ステップ1820の結果は、出力信号1820aである。
ステップ1830において、例えば図16におけるステップ1600で追加されるようなFQIが、チェックされ、同様に、情報ビットからリムーブされる。実装において、FQIチェックの結果は、成功又は失敗のいずれかとして復号化を識別しても良い。ステップ1830は、FQIの結果とともに、リカバーされた情報ビット(b’として示される)を生成する。それは、成功又は失敗のいずれかを示すことができる。
ステップ1840において、方法は、次のフレームへ進み、次のフレームのために上で説明されたステップを繰り返しても良い。
本開示に従って、以下に説明される早期のフレーム復号化及びターミネーション技術(early frame decoding and termination techniques)は、全体的な通信システム100がより効率的にオペレートして、送信電力を節約するのを可能にし、それによってセルラ・キャパシティーを増加させても良い。
図19は、cdma2000標準に従ってオペレートしているシステムのための順方向リンク伝送の早期ターミネーションのためのスキームの例示的な実施形態を示す。例示的な実施形態は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲をcdma2000に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。本明細書で指し示される特定のPCG及びフレーム番号は、説明に役立つ目的だけのためであり、本開示の範囲を制限することが意図されたものではないことを、当業者はまた認識するであろう。
図19において、基地局(BS)は、1900においてフレームのシーケンスを、モバイル局(MS)に送信する。例示的な実施形態において、伝送は、基本的な順方向チャネル(F−FCH TX)の上でなされても良い。先に前述したように、図19に示される各々のサブセグメントは、cdma2000における電力制御グループ(PCG)に対応しても良い。BSは、TXフレーム #0のPCG #0で伝送を開始し、そして、ACK信号1945がPCG #8の後でMSから受信されるまで、連続的にPCGを送信する。すでに受信されたPCGに基づいて全体のTXフレーム #0をMSがうまく復号化したことを、BSにシグナルするために、ACK信号がMSにより送信される。
ACK 1945を受信すると、BSは、TXフレーム #0に対応するPCGの伝送をやめて、新しいフレームであるTXフレーム #1のためにPCGを送信する前に、次のフレームであるTXフレーム #1の開始まで待つ。ACK信号1945の受信及び処理に関連する有限の期間の間に、BSはすでにTXフレーム #0のPCG #9を送信し始めたかもしれない点に留意されるべきである。
参照番号1910〜1940は、BSによるTXフレーム伝送の早期ターミネーションを可能にする、BSに送信されるACK信号1945を生成するために、MSによりとられるアクションのタイミングを示す。
1910において、MSは、TXフレーム#0及びTXフレーム#1のためのPCGを、それぞれ、RXフレーム#0及びRXフレーム#1として受信する。
1920において、受信されるRXフレーム#0に割り当てられたすべての16個のPCGを待つことなく、RXフレーム#0の各々のPCGが受信されるにつれて、MSは、RXフレーム#0を復号化しようと試みる。例示的な実施形態において、PCG単位ベースでの上記復号化を達成するために、MSは、後で図20を参照して以下に説明される2000のようなサブセグメント単位の復号化アルゴリズムを利用しても良い。
1925において、PCG #7を受信した後に、MSは、RXフレーム#0の復号化に成功する(例えば受信ビットに関連するCRCをチェックすることにより判定される)。MSは、復号化の成功を宣言して、ACK送信1930へ進む。
1925で復号化の成功を宣言した後に、1930において、MSは、逆方向リンクのPCG #8に関連する伝送の部分の間に、MS ACK信号1945をBSに送信する。
例示的な実施形態において、MSは、復号化の成功が判定されたPCGに直ぐ後のPCGの間に又はそれ以降の任意のPCGにおいて、単に、ACK信号を送信しても良い。代わりの例示的な実施形態において、図19に示されるように、ACK信号1945の伝送のタイミングは、ACKマスク1940により制御されても良い。ACKマスクは、確認応答(acknowledgement)がいつ送信されてもよいか及び/又は確認応答がいつ送信されなくてもよいかを指定するために使用可能である。上記ACKマスクを提供することは、確認メッセージ(acknowledgement messages)を送信することによって利用される通信リンク・キャパシティーを制限するかもしれない。
図19において、ACKマスク1940は、逆方向リンク上でのACK伝送がその間に可能にされる“1”を示すタイム・インターバルにより特徴付けられる。ACK伝送は、 “0”を示すタイム・インターバルの間、可能にされない。例示的な実施形態において、ACK伝送を閾値PCGの後のタイム・インターバルだけに制限することによって、ACKマスクは、受信されたフレームの十分な部分が処理されたときのみ、復号化が試みられることを確実にすることができる。本開示に従って、MSは、復号化が成功した直ぐ後のACKマスクにより“1”に指定される次の期間において、ACKメッセージを送信しても良い。
本明細書で示される特定のACKマスク構成は、説明に役立つ目的だけのためであり、本開示の範囲を、示される何らかのACKマスクに制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。代わりのACKマスク構成は、ACK伝送を、示されるそれとは異なるサブセグメント又はPCGの部分の間に可能するために容易に提供されることができることを当業者は認識するであろう。そのような代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
例示的な実施形態において、例えば図11を参照して本明細書で前述されたように、ACKマスク・パターンは、NRフレーム伝送をシグナルするために使用される、RLゲーテッド・パイロット・パターンのためのパターンとオーバーラップしても良い。
図20は、本開示に従ったサブセグメント単位の復号化スキームの例示的な実施形態を示す。方法2000は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を示される何らかの特定の例示的な実施形態に制限することを意図されるものではない点に留意されるべきである。
図20において、ステップ2001において、サブセグメント・インデックスnは、n=0に初期化される。
ステップ2005において、方法は、サブセグメントnについて、シンボルyを受信する。
ステップ2010において、本方法は、現在のフレームのサブセグメントnまで含み受信される、すべてのシンボルyΣを復調し、解析し、デインターリーブする。yΣは、例えば、サブセグメント0からサブセグメントnまで受信されるすべてのトラフィック・シンボルを包括的に含んでも良い。ステップ2010の結果は、y’Σとして示される。
ステップ2020において、本方法は、シンボルy’Σを復号化し、結合する。シンボルy’Σは、一般に、フレーム全体について送信機により割り当てられる全シンボルxのうちの一部のみに対応するが、シンボルy’Σのみを用いたフレーム全体の“早期”復号化は、それでも試みられてもよいことを、当業者は認識するであろう。そのような早期復号化の試みは、例えば非整数レート符号化によりもたらされるシンボルxにおける冗長性、及び/又は、例えば図16のステップ1620における繰り返し、及び/又は、図16のステップ1630におけるインターリービングを介して達成される時間の次元の若しくは他の次元のダイバーシティーによって、復号化の成功のチャンスをもつことができる。
ステップ2020において、符号化されたテイル・ビットは、信号2020aを生成するために、復号化されたビット・シーケンスからさらにリムーブされても良い。
ステップ2030において、本方法は、信号2020aからFQIをチェックし、そして、現在のフレームについて蓄積されたnまでの受信サブセグメントから、FQI結果2030aを生成する。
ステップ2035において、本方法は、FQI結果が成功を示したかどうか評価する。
そうであるならば、本方法は、ステップ2040に進み、ここでは、復号化が成功したと宣言され、そして、本方法は、順方向リンク伝送の早期ターミネーションを可能にするために、ACKメッセージ生成へ進む。次の利用できる機会は、例えば、図5を参照して説明されるように、ACKマスクにより指定されても良い。そうでないならば、本方法は、ステップ2037へ進む。
ステップ2037において、本方法は、nを増加させ、そして、受信されるフレームに残された更なるサブセグメントが存在するかどうか判定する。そうであれば、本方法は、ステップ2005に戻る。そうでなければ、本方法は、本フレームのための復号化が不成功であるとステップ2060で宣言することに進む。
ステップ2070において、復号器は、次のフレームを評価することに進む。
図21は、本開示に従った順方向リンク・シンボル経路の例示的な実施形態2110に加えて、cdma2000標準に従った、無線構成4(RC4)のための従来技術の順方向リンク・シンボル経路の実装2100を示す。実装2100において、フレーム品質インジケータは、フレーム・シンボル・レートに従って、フレームのビットに追加される長さ6、6、8又は12のCRCを含む。本開示に従った例示的な実施形態2110において、フレーム品質インジケータは、フレームのビットに追加される増加した長さ12、12、12又は12のCRCを含む。増加した長さのCRCの使用は、本開示に従った早期復号化スキームのパフォーマンスを向上させる。そして、例えば、本開示に従った早期復号化技術のための復号化の成功のより正確な検出を可能にする。本明細書により説明される特定のCRC長は、説明に役立つ目的に対してだけ提供され、本開示の範囲を説明される何らかの特定のCRC長に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
実装2100において更に示されるように、シンボル・パンクチャー・レートは、フレーム・シンボル・レートに応じて、1/5、1/9、None及びNoneである。本開示に従った例示的な実施形態2110において、シンボル・パンクチャー・レートは、フレーム・シンボル・レートに応じて、1/3、1/5、1/25及びNoneである。例示的な実施形態2110における増加したパンクチャーリングが、例示的な実施形態2110により要求された増加した長さのCRCに適応するために使用されても良いことを、当業者は認識するであろう。
図22は、順方向リンク伝送の早期ターミネーションのために逆方向リンク上でACKメッセージをシグナルするために使用されるシグナリング・スキーム2200の例示的な実施形態を示す。図22において、逆方向ACKチャネル(R−ACKCH)2210は、変調器2214を用いて、ウォルシュ符号(Walsh code)W(64,16) 2212の上に、オン/オフ変調(on-off keying)(OOK)を使用して変調されても良い。相対チャネル利得2216は、結果として生じる信号に適用され、加算結合器(additive combiner)2218に与えられる。
図22において、1536シンボル/20msのレートをもつ逆方向基本チャネル(R−FCH)2220は、変調器2224を用いて、ウォルシュ符号W(16,4) 2222の上に変調される。相対チャネル利得2226は、結果として生じる信号に適用され、その結果はまた、加算結合器2218に与えられる。加算結合器の出力は、BSへの逆方向リンク伝送のための直交(Q)チャネル2228上で与えられても良い。示される例示的な実施形態において、逆方向パイロットチャネル(R−PICH)2230を含む同相(I)チャネル2234も、与えられる。
図22を参照して示される逆方向リンクACKシグナリング・スキームの例示的な実施形態は、説明に役立つ目的のためにだけ与えられ、本開示の範囲をACKシグナリング・スキームの何らかの特定の実施形態に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。逆方向リンク上でACKをシグナルするための代わりの技術は、異なるフォームの変調を適用すること及び示されたものとは異なるチャネル上でACKメッセージを送信することを含み、本開示に照らして、容易に導かれることができることを、当業者は認識するであろう。そのような代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
図23は、cdma2000標準に従ってオペレートしているシステムのための逆方向リンク伝送の早期ターミネーションのためのスキーム2300の例示的な実施形態を示す。例示的な実施形態は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を示される何らかの特定の逆方向リンク初期ターミネーション・スキームに制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。本明細書で指し示される特定のPCG及びフレーム番号は、説明に役立つ目的だけのためであることを、当業者は認識するであろう。
図23において、モバイル局(MS)は、2300で、一連のフレームを基地局(BS)に送信する。例示的な実施形態において、フレームは、逆方向基本チャネル(R−FCH TX)上で送信されてもよい。図23において、示される各々のサブセグメントは、電力制御グループ(PCG)に対応する。MSは、PCG #0でTXフレーム#0の伝送を開始し、そして、ACK信号2345がPCG #8の後でBSから受信されるまで、連続的にPCGを送信する。ACK 2345を受信すると、MSは、TXフレーム#0に対応するPCGの伝送をやめて、TXフレーム#1に対応するPCGを送信し始めるために、次のフレーム(TXフレーム#1)の開始まで待つ。
参照番号2310〜2340は、MSによる逆方向リンク・フレーム伝送の早期ターミネーションを可能にする、MSへ送信されるACK信号2345を生成するために、BSによりとられるアクションのタイミングを示す。
2310において、BSは、TXフレーム#0及びTXフレーム#1のPCGを、それぞれ、RXフレーム#0及びRXフレーム#1として受信する。
2320において、受信されるRXフレーム#0に割り当てられたすべての16個のPCGを待つことなく、各々の個々のPCGが受信されるにつれて、BSは、RXフレーム#0を復号化しようと試みる。例示的な実施形態において、PCG単位ベースでの上記復号化を達成するために、BSは、例えば図20を参照して以前に説明された2000のようなサブセグメント単位の復号化アルゴリズムを利用しても良い。
2325において、PCG #5を受信した後に、BSは、復号化の成功を宣言し、そして、BS ACK TX信号を生成するために、ACK送信ステップ2330へ進む。
ステップ2325で復号化の成功を宣言した後に、2330において、BSは、順方向リンクのPCG #8に関連する伝送の部分の間に、ACK信号2345を送信する。ACK信号2345がその間に送信される部分は、対応するACKマスク2340により定義されても良い。
例示的な実施形態において、以前に図13を参照して本明細書で説明されたように、ACKマスク・パターンは、逆方向リンク(RL)電力伝送を制御するために電力制御コマンドが順方向リンク(FL)上で送信されるところのそれらPCGの間にのみ、ACK伝送を可能にしても良い。
図23において、2350は、逆方向リンク初期ターミネーション・スキームの例示的な実施形態に従った、MSによる逆方向リンク・パイロット信号の伝送を更に示す。ステップ2350において、ACK信号2345は、PCG #8でBSからMSにより受信された後、MSは、あらゆるPCGでRLパイロット信号を送信するのをやめる。むしろ、示されるように、RLパイロット信号伝送は、選択PCGについてゲートオフされても良い。これは、更なるACKシグナリング・メカニズムをBSに提供することに加えて、残りのPCGのためのRLパイロット信号伝送電力を節約することに、ともに役立つことができる。例示的な実施形態において、例えば以前に図11を参照して本明細書で説明されたように、残りのPCGのRLゲーテッド・パイロット・パターンは、NRフレーム伝送をシグナルするために使用されるパターンに対応しても良い。
示される例示的な実施形態において、RLパイロット信号は、PCG9,10,13及び14の間に、ゲートオフされる。一般に、早期ターミネートされたフレームの終わりまで、ACK信号が送信された後、RLパイロット信号は、2つのPCGからなるグループが交互にゲートオフされても良い。NRフレームのパイロット・ゲーティングと同様に、様々なスキームは、例えば、:1電力制御グループ on/1電力制御グループ off;2電力制御グループ on/2電力制御グループ off;及び、電力を削減するために使用可能な任意の他のパターン、のような、早期ターミネートされたフレームのパイロット・ゲーティングのために利用されてもよい点に更に留意されるべきである。
図24は、本開示に従った逆方向リンク・シンボル経路の例示的な実施形態2410に加えて、従来技術の逆方向リンク・シンボル経路の実装2400を示す。実装2400において、フレーム・シンボル・レートに応じて、長さ6、6、8又は12のCRCが、フレームのビットに追加される。本開示に従った例示的な実施形態2410において、増加した長さ12、12、12又は12のCRCが、フレームのビットに追加されても良い。
図21において説明された順方向リンク処理の場合のように、増加した長さCRCの使用は、本開示に従った早期復号化スキームのパフォーマンスを向上させる。そして、例えば、早期復号化技術のための復号化の成功のより正確な検出を可能にする。本明細書で説明される特定のCRC長は、説明に役立つ目的に対してだけ提供され、本開示の範囲を説明される何らかの特定のCRC長に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
実装2400において更に示されるように、シンボル・パンクチャー・レートは、フレーム・シンボル・レートに応じて、1/5、1/9、NONE及びNONEである。本開示による例示的な実施形態2410において、シンボル・パンクチャー・レートは、フレーム・シンボル・レートに応じて、1/3、1/5、1/25及びNONEである。例示的な実施形態2410における増加したパンクチャーリングの使用は、例示的な実施形態2410において同様に存在する、増加した長さのCRCに適用しても良いことを、当業者は認識するであろう。
例示的な実施形態において、BSによりMSへ送信されるACK信号は、順方向リンク・トラフィック・チャネルの予め定められた位置をもつビットを置換(supplanting)(パンクチャーリング)することと、MSにACK又はNAK(否定応答(no acknowledgement))をシグナルするための予め定められた位置においてオン/オフ変調(on-off keying)(OOK)を使用することによって、提供されても良い。例示的な実施形態において、ACKビットは、逆方向リンク電力制御ビットで時間領域多重化(TDM)されても良い。
上で説明されたフレームの早期ターミネーションの態様は、cdma2000の通信リンクの基本チャネルにだけでなく、“ハイデータレート”補助チャネルにもまた、適用されてもよい点に留意されるべきである。他の例示的な実施形態(図示せず)において、逆方向リンク上でのACKシグナリング・メカニズムは、cdma2000標準に従ってオペレートしているシステムのための一つの順方向基本チャネル及び一つ又は複数の順方向補助チャネルの両方の上での伝送を制御するために提供されても良い。
図25は、一つの順方向基本チャネル(F−FCH)及び/又は最高二つの順方向補助チャネル(F−SCH1及びF−SCH2)の早期ターミネーションのために逆方向リンク上でACKメッセージをシグナルするために使用されるシグナリング・スキーム2500の例示的な実施形態を示す。
図25において、逆方向ACKチャネル(R−ACKCH)2520は、変調器2524を用いて、ウォルシュ符号W(64,16) 2522の上に、2位相偏移変調(BPSK)を用いて変調される。例示的な実施形態において、R−ACKCH 2520は、順方向基本チャネル(F−FCH)上での伝送をターミネートするために、BSをシグナルしてもよい。相対チャネル利得2526は、結果として生じる信号に適用され、加算結合器2518に与えられる。
図25において、第2の逆方向ACKチャネル(R−ACKCH)2510は、変調器2514を用いて、ウォルシュ符号W(16,12) 2512の上に、2位相偏移変調(BPSK)を用いて変調される。例示的な実施形態において、ACKCH 2510は、第1の順方向補助チャネル(F−SCH1)上での伝送をターミネートするために、BSをシグナルしても良い。相対チャネル利得2516は、結果として生じる信号に適用され、加算結合器2518に与えられる。
図25において更に示されるように、両方のR−ACKチャネルは、RL信号の直交(Q)成分の上で、逆方向基本チャネル(R−FCH)と結合されてもよい。R−FCHは、1536のシンボル/20msのレートをもっても良く、また、変調器2534を用いて、ウォルシュ・コードW(16,4) 2532の上に変調される。相対チャネル利得2536は、結果として生じる信号に適用され、加算結合器2518に与えられる。加算結合器の出力は、BSへの逆方向リンク伝送のための直交(Q)チャネル2528の上で与えられても良い。
図25において更に示されるように、第3の逆方向ACKチャネル(R−ACKCH)2550は、変調器2554を用いて、ウォルシュ符号W(16,8)2552の上に、オン/オフ変調(on-off keying)(OOK)を使用して変調される。例示的な実施形態において、ACKCH 2550は、第2の順方向補助チャネル(F−SCH2)上での伝送をターミネートするために、BSをシグナルしても良い。相対チャネル利得2556は、結果として生じる信号に適用され、加算結合器2548に与えられる。R−ACKCH 2550は、同相(I)の逆方向リンク信号2544を生成するために、加算器2548を使用して、逆方向パイロットチャネル(R−PICH)2540と結合されても良い。
順方向チャネル及び逆方向チャネルのための特定のACKシグナリング・スキームの上記の説明図は、説明に役立つ目的のためにだけ与えられ、本開示の範囲を順方向チャネル及び逆方向チャネルのための何らかの特定のACKシグナリング・スキームに制限することが意図されたものではないことを、当業者は認識するであろう。例えば、電力制御ビット位置が電力制御に利用できない順方向補助チャネル(F−SCH)のために、共通ACKチャネル(CACKCH)が、代わりに使用されても良い。CACKCHにおけるACKチャネル・ビット位置は、各々のユーザのために別々に割り当てられても良く、そして、そのようなビット位置は、外部シグナリング(図示せず)を介して指示されても良い。
そのような例示的な実施形態は、本開示の範囲内であると意図される。
図26は、本開示に従った方法2600の例示的な実施形態を示す。方法2600は、説明に役立つ目的のためにだけ示され、本開示の範囲を何らかの特定の方法に制限することが意図されたものではない点に留意されるべきである。
ステップ2610において、ボイス・フレームが受信される。
ステップ2620において、本方法は、受信されたボイス・フレームの早期復号化を試みる。例示的な実施形態において、早期復号化は、フレームのすべてのサブセグメントが受信されるのに先立って、試みられても良い。
ステップ2630において、本方法は、試行されたボイス・フレーム復号化が成功していたかどうか判定する。例示的な実施形態において、CRCのようなフレーム品質インジケータは、フレーム復号化が成功していたかどうかを判定するためにチェックされても良い。
ステップ2640において、確認応答信号(ACK)は、ボイス・フレーム伝送をターミネートするために送信される。
一つの態様に従って、無線通信デバイスを制御する方法は、アクセスポイントから確認メッセージを受信することを含み、ここで、該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される。本方法はまた、前記確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む。他の態様に従って、無線通信デバイスを制御する方法は、アクセス端末から確認メッセージを受信することを含み、ここで、該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される。本方法はまた、確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む。更に他の態様に従って、無線通信デバイスを制御する方法は、フレームの成功裏の復号化に応答して、順方向リンク上での該フレームの伝送をターミネートするために、確認メッセージを送信することを含む。更に他の態様に従って、無線通信装置は、これらのステップのうちの任意のものを実行するための手段を含む。無線通信装置は、これらステップの機能のうちの任意のものを実行するように構成されるプロセッサを含んでもよい。必要に応じて、コンピュータ読み取り可能な媒体は、これらステップのうちの任意のものを実行するためのインストラクションを含むコンピュータ・プログラム・インストラクションを含んでも良い。
情報及び信号は、いろいろな異なるテクノロジー及びテクニックの任意のものを用いて表現可能であることを、当業者は理解できるであろう。例えば、上記説明の間に参照される、データ、インストラクション、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及び、チップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子(magnetic fields or particles)、光場若しくは光学粒子(optical fields or particles)、又はそれらの任意の組み合わせにより表現可能である。
本明細書で開示された例示的な実施形態に関連して説明された、各種の説明的な論理ブロック、モジュール、回路、及び、アルゴリズムのステップは、電子回路用ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は、それらの組み合わせとして、実装されても良いことを、当業者はさらに理解できるであろう。このハードウェア及びソフトウェアの互換性をめいりょうに説明するために、各種の説明的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、一般に、それらの機能性の観点で、前述された。当該の機能性は、システム全体に課される特定のアプリケーション及びデザインの制約に応じて、ハードウェア又はソフトウェアとして実装される。当業者は、説明された機能性を、各々のアプリケーションのためのさまざまな方法で実装しても良いが、当該の実装の決定は、本発明の例示的な実施形態の範囲からの逸脱をもたらすものとして説明されるべきではない。
本明細書に開示された例示的な実施形態に関連して説明された、種々の説明的な役立つ、論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジック、個別のハードウェアコンポーネント、又は本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた任意のそれらの組み合わせで実装されても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであっても良い。プロセッサはまた、コンピュータデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は、他のそのような構成、として実装されても良い。
本明細書で開示される例示的な実施形態に関連して説明される方法又はアルゴリズムのステップは、直接、ハードウェアで実現されてもよいし、プロセッサにより実行されるソフトウェア・モジュールで実現されてもよいし、又は、それら二つの組み合せで実現されてもよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的書換え可能ROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、又は当該技術において周知の任意の他のフォームの記憶媒体に存在しても良い。例示的な記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み込み、また、それへ情報を書き込むことができるように、そのプロセッサに接続される。代わりに、記憶媒体は、プロセッサに一体化されていても良い。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICにおいて存在してもよい。ASICは、ユーザ端末に存在しても良い。代案では、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末の個別のコンポーネントとして存在しても良い。
1又は複数の例示的な(exemplary)実施形態において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せにより実装されることができる。ソフトウェアで実装される場合、該機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1又は複数のインストラクション又はコードとして、記憶され又は送信されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ある場所から他の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体又は通信媒体の両方を包含する。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスされることができる、どのような利用可能な媒体であっても良い。制限ではなく例として、上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気ディスクデバイス、又は要求されたプログラムコードをインストラクション又はデータ構造の形で伝達又は記憶するために用いられることができ且つコンピュータによりアクセスされることができる任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなるコネクションも、コンピュータ読み取り可能な媒体と適切に呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は、例えば赤外線、無線、マイクロ波のような無線技術を使用することによって、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースからソフトウェアが送信される場合に、その同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、又は、例えば赤外線、無線、マイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で用いられるディスク(Disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスク(登録商標)を含む。ここで、ディスク(disks)は、通常、磁気的にデータを複製(reproduce)し、一方、ディスク(discs)は、レーザーを使って光学的にデータをさせる。上記の組み合わせはまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲の中に含まれるべきである。
開示された例示的な実施形態の前の説明は、当業者が本発明を製造又は使用できるようにするために提供される。これらの実施形態への種々の変形は、当業者には容易に明白になるであろう。また、本明細書で定義された一般的な原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、他の例示的な実施形態に適用されても良い。それゆえ、本発明は、本明細書で示された実施形態に限定されることが意図されているのではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲を与えられることが意図されている。
開示された例示的な実施形態の前の説明は、当業者が本発明を製造又は使用できるようにするために提供される。これらの実施形態への種々の変形は、当業者には容易に明白になるであろう。また、本明細書で定義された一般的な原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、他の例示的な実施形態に適用されても良い。それゆえ、本発明は、本明細書で示された実施形態に限定されることが意図されているのではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲を与えられることが意図されている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
アクセスポイントから確認メッセージを受信すること(該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される)と、
前記確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む方法。
[C2]
前記確認メッセージは、アクティブ・セット中の任意のセルから受信可能であるC1の方法。
[C3]
前記無線通信デバイスはアクセス端末を含むC1または2の方法。
[C4]
無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
アクセス端末から確認メッセージを受信すること(該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される)と、
前記確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む方法。
[C5]
前記無線通信デバイスはアクセスポイントを含むC4の方法。
[C6]
無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
フレームの成功裏の復号化に応答して、順方向リンク上での該フレームの伝送をターミネートするために、確認メッセージを送信することを含む方法。
[C7]
前記無線通信デバイスはアクセスポイントを含むC6の方法。
[C8]
前記無線通信デバイスはアクセス端末を含むC6の方法。
[C9]
C1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するための手段を含む無線通信装置。
[C10]
C1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するように構成されたプロセッサを含む無線通信装置。
[C11]
C1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するためのインストラクションを含むコンピュータ・プログラム・インストラクションを含むコンピュータ読み取り可能な媒体。
[C12]
アペンディックスAを含む付属された仮特許出願において開示された各々の発明のデバイス。
[C13]
アペンディックスAを含む付属の仮特許出願において開示された各々の発明の方法。
[C14]
前記デバイスは、付属された仮特許出願において開示された少なくとも一つの発明のインストラクションを実行するためのインストラクションをその上に格納した機械読み取り可能な媒体であるC12のデバイス。
[C15]
前記デバイスは、付属された仮特許出願において開示された発明の機能を実行するように構成されたプロセッサであるC12のデバイス。

Claims (15)

  1. 無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
    アクセスポイントから確認メッセージを受信すること(該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される)と、
    前記確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む方法。
  2. 前記確認メッセージは、アクティブ・セット中の任意のセルから受信可能である請求項1の方法。
  3. 前記無線通信デバイスはアクセス端末を含む請求項1または2の方法。
  4. 無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
    アクセス端末から確認メッセージを受信すること(該確認メッセージは、電力制御ビットのシンボル位置において受信される)と、
    前記確認メッセージに応答して伝送を終了することを含む方法。
  5. 前記無線通信デバイスはアクセスポイントを含む請求項4の方法。
  6. 無線通信デバイスを制御する方法において、前記方法は、
    フレームの成功裏の復号化に応答して、順方向リンク上での該フレームの伝送をターミネートするために、確認メッセージを送信することを含む方法。
  7. 前記無線通信デバイスはアクセスポイントを含む請求項6の方法。
  8. 前記無線通信デバイスはアクセス端末を含む請求項6の方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するための手段を含む無線通信装置。
  10. 請求項1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するように構成されたプロセッサを含む無線通信装置。
  11. 請求項1ないし8のいずれかの、任意の機能を実行するためのインストラクションを含むコンピュータ・プログラム・インストラクションを含むコンピュータ読み取り可能な媒体。
  12. アペンディックスAを含む付属された仮特許出願において開示された各々の発明のデバイス。
  13. アペンディックスAを含む付属の仮特許出願において開示された各々の発明の方法。
  14. 前記デバイスは、付属された仮特許出願において開示された少なくとも一つの発明のインストラクションを実行するためのインストラクションをその上に格納した機械読み取り可能な媒体である請求項12のデバイス。
  15. 前記デバイスは、付属された仮特許出願において開示された発明の機能を実行するように構成されたプロセッサである請求項12のデバイス。
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