JP2007134888A - 誤り訂正符号を用いた再送方法、通信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】データリンク層の再送に応じて、物理層の誤り訂正符号データ量を制御することにより、低遅延でデータを送信することができる誤り訂正符号を用いた再送方法等を提供する。
【解決手段】送信装置が、符号化率1/nとなる誤り訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクして、第1のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する。これに対し、受信装置が、特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、送信装置へ再送要求を送信する。更に、送信装置が、受信装置から再送要求を受信した際に、特定部分のビットのみを送信するようにマスクして、第2のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、誤り訂正符号を用いた再送方法、通信装置及びプログラムに関する。
近年、ネットワークのブロードバンド化が拡大し、ネットゲーム又はオンライン遠隔医療システムのようなリアルタイム通信サービスの需要が急速に増加しつつある。このようなサービスを提供するためには、ネットワーク自体の遅延時間の短縮化を図る必要がある。
無線通信の技術分野では、高品質な伝送を実現するために、等化やダイバーシチ等では回復することができなかった誤りを訂正する誤り制御技術が用いられている。このような誤り制御技術としては、自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat Request)と、前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)との2つに分けられる。
ARQによれば、双方向の伝送路を介して送信装置及び受信装置が接続される。送信装置は、情報ビットに誤り検出符号化を施して生成した符号語を含むパケットを受信装置へ送信する。受信装置は、受信データパケットに誤りが検出されなかった場合には、正常に受信できた旨を示す受信確認信号(ACK:Positive Acknowledgment)を送信装置へ送り返す。一方、受信データパケットに誤りが検出された場合には、再送を要求するための再送要求信号(NACK:Negative Acknowledgement)を送信装置へ送り返す。これに対し、送信装置は、同一のデータパケットを再送する。送信装置は、受信装置からACKを受け取るまで、同一のパケットの再送を繰り返す。
しかし、ARQでは、再送を繰り返すことにより伝送遅延が大きくなる。特に、伝搬路環境(伝播環境)が悪い場合には、データの誤り率が高くなるため、再送回数が増えて伝送遅延が急激に大きくなり、スループットの低下につながる。
一方、FECは、受信装置において誤り訂正ができるように、送信装置が送信するデータパケットに予め冗長データを含めて送信するものである。冗長データを付加する分、伝送するデータは実データよりも多くなる。
特開2005−193991号公報
ARQによれば、データリンク層において、送信装置は受信装置からNACKを受け取ると同一のパケットを再送し、受信装置からACKを受け取るまで同一のパケットの再送を繰り返して行う。パケットの中に1ビットが誤っても、パケット全部のデータを再送し、伝送遅延は大きい問題となる。
一方、FECによれば、データリンク層の再送に関係なく、物理層において、常に同じ冗長データを送信する。再送回数が増えると共に、同様に冗長データも送信され、伝送遅延も比例して増える。
従って、本発明は、データリンク層の再送に応じて、物理層の誤り訂正符号データ量を制御することにより、低遅延でデータを送信することができる誤り訂正符号を用いた再送方法、通信装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、送信装置が、原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して原データを再送信する、誤り訂正符号を用いた再送方法において、
送信装置が、符号化率1/nとなる誤り訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通して、第1のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する第1のステップと、
受信装置が、第1のパンクチャ符号データに対して特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、誤りが検出された際に送信装置へ再送要求を送信する第2のステップと、
送信装置が、受信装置から再送要求を受信した際に、符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通して、第2のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の再送方法における他の実施形態によれば、
受信装置が、第2のパンクチャ符号データと第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、誤りが検出された際に送信装置へ再送要求を送信する第4のステップと、
送信装置が、受信装置から更に再送要求を受信した際に、符号化率1/nとなる全ての符号データを受信装置へ送信する第5のステップと
を更に有することも好ましい。
本発明の再送方法における他の実施形態によれば、
原データは、所定長のリンク層フレームに分割され、該リンク層フレーム毎に、誤り訂正符号データが送信され、
再送要求は、原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列であることも好ましい。
本発明によれば、原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して原データを再送信する送信装置において、
符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通した第1のパンクチャ符号データと、再送の際に、符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通した第2のパンクチャ符号データとを、生成し保存するパンクチャパターン生成保存手段と、
第1のパンクチャ符号データ又は第2のパンクチャ符号データを送信した受信装置から再送要求を受信し、その旨をパンクチャパターン生成保存手段へ通知する再送要求受信手段と
を有することを特徴とする。
本発明の送信装置における他の実施形態によれば、
原データは、所定長のリンク層フレームに分割するリンク層フレーム分割手段を更に有し、
パンクチャパターン生成保存手段は、リンク層フレームについてパンクチャ符号データを生成し、
再送要求受信手段の受信する再送要求は、原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列である
ことも好ましい。
本発明によれば、前述された送信装置から誤り訂正符号データを受信する受信装置において、
第1のパンクチャ符号データに対して特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、再送の際に、第2のパンクチャ符号データと第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする復号手段と、
誤りが検出された際に送信装置へ送信する再送要求を生成する再送要求生成手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して原データを再送信する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させる送信プログラムにおいて、
符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通した第1のパンクチャ符号データと、再送の際に、符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通した第2のパンクチャ符号データとを、生成し保存するパンクチャパターン生成保存手段と、
第1のパンクチャ符号データ又は第2のパンクチャ符号データを送信した受信装置から再送要求を受信し、その旨をパンクチャパターン生成保存手段へ通知する再送要求受信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の送信プログラムにおける他の実施形態によれば、
原データは、所定長のリンク層フレームに分割するリンク層フレーム分割手段を更に有し、
パンクチャパターン生成保存手段は、リンク層フレームについてパンクチャ符号データを生成し、
再送要求受信手段の受信する再送要求は、原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列である
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
前述された送信プログラムを機能させる通信装置から誤り訂正符号データを受信するように、通信装置に搭載されたコンピュータを機能させる受信プログラムにおいて、
第1のパンクチャ符号データに対して特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、再送の際に、第2のパンクチャ符号データと第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする復号手段と、
誤りが検出された際に送信装置へ送信する再送要求を生成する再送要求生成手段と
してコンピュータを機能させる。
本発明によれば、データリンク層の再送に応じて、物理層の誤り訂正符号データ量を制御することにより、低遅延でデータを送信することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、符号化率1/3の畳み込み符号化の説明図である。
符号化率1/3とは、原データ1ビットに対して符号化後ビット数が3ビットであることを意味する。以下では、例として多数決判定を可能とするために符号化率1/3の反復符号で説明するが、様々な符号方式および符号化率に設定することは可能である。
図1の送信データは、原データ「10110」を送信する際に、原データを単に3回繰り返したものである。第1の符号データ(A0〜A4)「10110」と、第2の符号データ(B0〜B4)「10110」と、第3の符号データ(C0〜C4)「10110」とを送信する。このとき、符号化率は、5/15(1/3)となる。尚、符号データの他の例として、畳み込み符号化方式等がある。
図1によれば、この送信データを受信した受信装置は、第1から第3の符号データの同一ビットについて1つの符号データの誤りまでは、多数決判定によって訂正することができる。同一ビットは3回送信されるために、2つ以上誤らない限り誤り訂正をすることができる。以下では、原データ「0」に対して符号データ「000」を送信し、原データ「1」に対して符号データ「111」を送信する。1ビット誤っても多数決判定によって原データを復号できる。
0->0 0 0 ->0 1->1 1 1 ->1
->0 0 1x->0 ->1 1 0x->1
->0 1x0 ->0 ->1 0x1 ->1
->1x0 0 ->0 ->0x1 1 ->1
->1x1x0 ->1x ->0x0x1 ->0x
図1によれば、誤り受信の例として、同一ビットの対応する3つのビットについて、各1ビット誤っても、誤り訂正可能となる。
図2は、本発明におけるシーケンス図である。
(S201)送信装置は、最初に、原データから符号化率1/nとなる符号データを生成する。この例では、nは、多数決判定が可能となるように3以上の奇数であるのが望ましい。送信装置は、特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通して、第1のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する。
(S202)受信装置は、第1のパンクチャ符号データについて特定部分のビットにダミービットを挿入する。そして、誤り訂正符号データについて多数決判定によって復号する。誤りが検出された場合、受信装置は、送信装置へ再送要求(NACK)を送信する。尚、第1のパンクチャ符号データは、バッファに保持される。
(S203)送信装置は、受信装置からNACKを受信すると、特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通して、第2のパンクチャ符号データを受信装置へ送信する。
(S204)受信装置は、第2のパンクチャ符号データと、バッファから取り出した第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて、誤り訂正符号データについて多数決判定によって復号をする。誤りが検出された場合、送信装置へ再送要求(NACK)を送信する。
(S205)送信装置は、受信装置から更に再送要求を受信した際に、符号化率1/nとなる全ての符号データを受信装置へ送信する。
図2によれば、符号化率1/nの誤り訂正符号データを最初から全て送信するのではなく、最初は、特定部分の符号データのみを送信し、1回目の再送で、特定部分以外の符号データを送信し、それでも再送がある場合は、全ての符号データを送信する。これにより、伝搬環境が良い場合に無駄に符号データを送信する必要がなくなり、再送回数に応じて誤り訂正能力を高めていく。
図3は、図2のシーケンスを具体的に表した説明図である。
(S301)送信装置は、最初に、原データX0〜X4「10110」から符号化率1/3となる誤り訂正符号データを生成する。この誤り訂正符号データは、A0〜A4、B0〜B4及びC0〜C4から構成される。図3によれば、説明を容易にするために、原データを単に3つ繰り返したものを誤り訂正符号データとしている。
ここで、この誤り訂正符号データを、第1のパンクチャパターンに通して、第1のパンクチャ符号データを生成する。第1のパンクチャパターンは、斜線で網掛けされたB0〜B4をマスクするものである。従って、B0〜B4は、受信装置へ送信されない。これにより、第1のパンクチャ符号データは、A0〜A4及びC0〜C4に相当するビット列「1100111100」を送信する。
(S302)受信装置は、送信装置から送信された第1のパンクチャ符号データを受信する。この符号データには、B0〜B4は含まれていない。そこで、受信装置は、第1のパンクチャ符号データについてB0〜B4の部分にダミービット(0又は1)を挿入し、多数決判定によって復号する。図3によれば、A3ビットが誤ることにより(1->0)、C3ビット(1)に対して反転する。ダミービット0が挿入されているために、多数決判定の結果は、0となり、1ビットの誤りが検出される。誤りが検出された場合、受信装置は、送信装置へ再送要求NACKを送信する。
(S303)送信装置は、受信装置から再送要求を受信した際に、S301で生成した誤り訂正符号データを、第2のパンクチャパターンに通して、第2のパンクチャ符号データを生成する。第2のパンクチャパターンは、S301で送信したA0〜A4及びC0〜C4をマスクするものである。これにより、第2のパンクチャ符号データは、B0〜B4に相当するビット列「10110」を送信する。
(S304)受信装置は、送信装置から送信された第2のパンクチャ符号データを受信する。この符号データには、A0〜A4及びC0〜C4は含まれていない。そこで、受信装置は、第2のパンクチャ符号データについてA0〜A4及びC0〜C4の部分に、第1のパンクチャ符号データを挿入し、多数決判定によって復号する。図3によれば、B3ビットが更に誤ったとすると(1->0)、多数決判定の結果は、0となり、1ビットの誤りが検出される。誤りが検出された場合、受信装置は、送信装置へ再送要求NACKを送信する。
(S305)送信装置は、受信装置から再送要求を受信した際に、S301で生成した符号化率1/3の誤り訂正符号データの全てを、受信装置へ送信する。これにより、訂正符号データの全てのビット列「111000111111000」を送信する。
(S306)受信装置は、同一ビットに対応する3つのビットについて、各1ビット誤っても、誤り訂正可能となる。
図4は、本発明における送信装置の第1のフローチャートである。
送信装置が、上位パケット(例えばレイヤ3パケット:例えばIP(Internet Protocol)パケット)を受信装置へ送信しようとしているとする。セルラーシステム等の無線通信システムによれば、無線局は、上位パケットをリンク層フレーム(以下「LLユニット」という)に分割する。例えば3GPP2において標準化されているcdma2000システムによれば、このLLユニットは、無線リンクプロトコルフレーム(Radio Link Protocol Frame)に相当する。
(S401)送信装置は、上位パケットを所定長毎にLLユニットに分割する。ここで、上位パケットは、n個のLLユニットに分割されたとする。
(S402)S403〜S406までの処理を、各LLユニットに対して行う。
(S403)原データに対して、第1及び第2のパンクチャパターンに相当する第1及び第2のパンクチャ符号データを生成し、バッファに保存する。
(S404)第1のパンクチャ符号データを送信する。
(S405)次のLLユニットのパンクチャ符号データを送信するべく、S402へ戻る。
図5は、本発明における受信装置のフローチャートである。
受信装置が、LLユニットを受信したとする。
(S501)受信したLLユニットについて、過去に再送された回数を判定する。例えば、LLユニットのシーケンス番号を記録すると共に、その再送回数も記録することによって、再送回数の判定が可能となる。
(S502)初めて受信されたLLユニットについては、第1のパンクチャパターンの特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号する。そして、誤り訂正符号データについて多数決判定によって復号する。尚、初めて受信されたLLユニットは、S503で用いるために、バッファに保持される。
(S503)再送が過去に1回ある場合、受信されたLLユニットと、S502で受信されたLLユニットとを合成して、多数決判定によって復号する。
(S504)再送が過去に2回ある場合、受信されたLLユニットによって、多数決判定によって復号する。
(S505)誤りがあるか否かを判定する。
(S506)誤りがない場合、ACK/NACKに含めるビットマスクであって、正常受信が確認されたLLユニットに相当するBitmaskに0を設定する。
(S507)誤りがある場合、NACKに含めるビットマスクであって、誤ったLLユニットに相当するBitmaskに1を設定する。
(S508)1つの上位パケットについて、n個に分割されたLLユニットの全てを受信したか否かを判定する。全て受信していなければ、次のLLユニットを待つべく、処理を終了する。
(S509)1つの上位パケットについて、全てのLLユニットを受信した場合、Bitmaskを含むACK/NACKを送信装置へ送信する。
図6は、本発明における送信装置の第2のフローチャートである。
送信装置が、ACK/NACKを受信したとする。
(S601)受信した確認情報が、ACKか又はNACKかを判定する。
(S602)ACKを受信した場合には、次のパケットの送信を始める。
(S603)NACKを受信した場合、全てのBitmaskについて再送可否を確認する。
(S604)Bitmaskを判定する。Bitmask=0(正常受信)であるならば、S608へ移行し、次のBitmaskを判定する。
(S605)Bitmask=1(誤り検出)であるならば、再送回数を判定する。
(S606)再送回数が1回目であるならば、S403でバッファに保存した第2のパンクチャ符号データを送信する。
(S607)再送回数が2回目であるならば、符号化率1/3の誤り符号データの全てを送信する。
(S608)次のBitmaskを判定する。
図7は、本発明における送信装置及び受信装置の機能構成図である。これら機能部は、送信装置及び受信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムによって実現できる。
送信装置1は、上位レイヤ部10と、LLユニット分割部11と、パンクチャパターン生成保存部12と、物理レイヤ部13と、ACK/NACKビットマスク受信部14とを有する。送信装置1は、原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して原データを再送信する。
上位レイヤ部10は、受信装置へ送信すべき上位パケットを、LLユニット分割部11へ通知する。
LLユニット分割部11は、上位パケットを、所定長のLLユニットに分割する。これらLLユニットは、パンクチャパターン生成保存部12へ通知される。
物理レイヤ部13は、受信装置2へLLユニットを送信する。
ACK/NACKビットマスク受信部14は、受信装置2からACK/NACKを受信し、そのビットマスクをパンクチャパターン生成保存部12へ通知する。ACK/NACKのビットマスクは、LLユニット毎の受信可否を表した情報列である。
パンクチャパターン生成保存部12は、原データとなるLLユニット毎に、符号化率1/nとなる訂正符号データを生成する。最初に、LLユニットに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通した第1のパンクチャ符号データを生成し保存する。また、再送の際に、LLユニットに対して特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通した第2のパンクチャ符号データを、生成し保存する。更なる再送の際に、LLユニットについて符号化率1/nとなる全ての訂正符号データを生成する。
受信装置2は、上位レイヤ部20と、復号部21と、物理レイヤ部22と、再送回数カウント部23と、ACK/NACKビットマスク生成部24と、ACK/NACKビットマスク送信部25とを有する。
物理レイヤ部22は、送信装置1からLLユニットを受信する。
復号部21は、受信した1つ以上のLLユニットを合成して上位パケットを生成し、その上位パケットを上位レイヤ部20へ通知する。ここで、LLユニット毎に、誤り検出及び誤り訂正をする。復号部21は、第1のパンクチャ符号データに対して特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする。また、再送の際に、第2のパンクチャ符号データと第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする。
再送回数カウント部23は、再送回数をカウントし、その再送回数を復号部21へ通知する。復号部21は、再送回数に応じて誤り訂正のために復号を行う。
ACK/NACKビットマスク生成部24は、復号部21において誤りが検出された際に、送信装置へ送信する再送要求を生成する。ACK/NACKのビットマスクは、LLユニット毎の受信可否を表した情報列である。
ACK/NACKビットマスク送信部25は、ACK/NACKビットマスク生成部24によって生成されたACK/NACKを送信装置へ送信する。
上位レイヤ部20は、復号部21から通知された上位パケットを、受信データとして出力する。
図8は、他の符号化率の畳み込み符号化の説明図である。
図8によれば、図3と異なるパンクチャパターンの例が表されている。パンクチャパターンは、運用される伝搬環境に応じて設計事項として決定される。
5/8->5/7->5/15
3/7->3/2->3/9
前述した本発明における種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略を、当業者は容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
符号化率1/3の畳み込み符号化の説明図である。 本発明におけるシーケンス図である。 図2のシーケンスを具体的に表した説明図である。 本発明における送信装置の第1のフローチャートである。 本発明における受信装置のフローチャートである。 本発明における送信装置の第2のフローチャートである。 本発明における送信装置及び受信装置の機能構成図である。 他の符号化率の畳み込み符号化の説明図である。
符号の説明
1 送信装置
10 上位レイヤ部
11 LLユニット分割部
12 パンクチャパターン生成保存部
13 物理レイヤ部
14 ACK/NACKビットマスク受信部
2 受信装置
20 上位レイヤ部
21 復号部
22 物理レイヤ部
23 再送回数カウント部
24 ACK/NACKビットマスク生成部
25 ACK/NACKビットマスク送信部

Claims (9)

  1. 送信装置が、原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して前記原データを再送信する、誤り訂正符号を用いた再送方法において、
    前記送信装置が、前記符号化率1/nとなる誤り訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通して、第1のパンクチャ符号データを前記受信装置へ送信する第1のステップと、
    前記受信装置が、前記第1のパンクチャ符号データに対して前記特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、誤りが検出された際に前記送信装置へ再送要求を送信する第2のステップと、
    前記送信装置が、前記受信装置から再送要求を受信した際に、前記符号化率1/nとなる訂正符号データに対して前記特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通して、第2のパンクチャ符号データを前記受信装置へ送信する第3のステップと
    を有することを特徴とする誤り訂正符号を用いた再送方法。
  2. 前記受信装置が、前記第2のパンクチャ符号データと前記第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、誤りが検出された際に前記送信装置へ再送要求を送信する第4のステップと、
    前記送信装置が、前記受信装置から更に再送要求を受信した際に、前記符号化率1/nとなる全ての符号データを前記受信装置へ送信する第5のステップと
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号を用いた再送方法。
  3. 前記原データは、所定長のリンク層フレームに分割され、該リンク層フレーム毎に、誤り訂正符号データが送信され、
    前記再送要求は、原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列であることを特徴とする請求項1又は2に記載の誤り訂正符号を用いた再送方法。
  4. 原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して前記原データを再送信する送信装置において、
    前記符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通した第1のパンクチャ符号データと、再送の際に、前記符号化率1/nとなる訂正符号データに対して前記特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通した第2のパンクチャ符号データとを、生成し保存するパンクチャパターン生成保存手段と、
    前記第1のパンクチャ符号データ又は第2のパンクチャ符号データを送信した前記受信装置から再送要求を受信し、その旨を前記パンクチャパターン生成保存手段へ通知する再送要求受信手段と
    を有することを特徴とする送信装置。
  5. 前記原データは、所定長のリンク層フレームに分割するリンク層フレーム分割手段を更に有し、
    前記パンクチャパターン生成保存手段は、前記リンク層フレームについてパンクチャ符号データを生成し、
    前記再送要求受信手段の受信する再送要求は、前記原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列である
    ことを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  6. 請求項4又は5に記載の送信装置から前記誤り訂正符号データを受信する受信装置において、
    前記第1のパンクチャ符号データに対して前記特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、再送の際に、前記第2のパンクチャ符号データと前記第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする復号手段と、
    誤りが検出された際に前記送信装置へ送信する再送要求を生成する再送要求生成手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  7. 原データに対して符号化率1/nとなる誤り訂正符号データを送信すると共に、受信装置からの再送要求に対して前記原データを再送信する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させる送信プログラムにおいて、
    前記符号化率1/nとなる訂正符号データに対して特定部分のビットを送信しないようにマスクする第1のパンクチャパターンに通した第1のパンクチャ符号データと、再送の際に、前記符号化率1/nとなる訂正符号データに対して前記特定部分のビットのみを送信するようにマスクする第2のパンクチャパターンに通した第2のパンクチャ符号データとを、生成し保存するパンクチャパターン生成保存手段と、
    前記第1のパンクチャ符号データ又は第2のパンクチャ符号データを送信した前記受信装置から再送要求を受信し、その旨を前記パンクチャパターン生成保存手段へ通知する再送要求受信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする送信プログラム。
  8. 前記原データは、所定長のリンク層フレームに分割するリンク層フレーム分割手段を更に有し、
    前記パンクチャパターン生成保存手段は、前記リンク層フレームについてパンクチャ符号データを生成し、
    前記再送要求受信手段の受信する再送要求は、前記原データ毎に、1つ以上のリンク層フレームの受信可否を表した情報列である
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7に記載の送信プログラム。
  9. 請求項7又は8に記載の送信プログラムを機能させる通信装置から前記誤り訂正符号データを受信するように、通信装置に搭載されたコンピュータを機能させる受信プログラムにおいて、
    前記第1のパンクチャ符号データに対して前記特定部分のビットにダミービットを挿入し、復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をし、再送の際に、前記第2のパンクチャ符号データと前記第1のパンクチャ符号データとを組み合わせて復号して、原データの対応する各ビットについて誤り検出をする復号手段と、
    誤りが検出された際に前記送信装置へ送信する再送要求を生成する再送要求生成手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする請求項8に記載の受信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016106469A (ja) * 2008-02-20 2016-06-16 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線通信におけるキャパシティーの増加
JP2019537880A (ja) * 2016-10-26 2019-12-26 クアルコム,インコーポレイテッド 符号化された送信のためのパンクチャ処理および再送信技法

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