JP2016192514A - 記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリセル間の干渉を抑えた記憶装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】実施形態に係る記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に対して交差した第2方向に沿って配列され、前記第1方向及び前記第2方向の双方に対して交差した第3方向に延びる複数本の第1配線と、前記第1方向及び前記第3方向に沿って配列され、前記第2方向に延びる複数本の第2配線と、前記第1配線と前記第2配線との間に接続された抵抗変化膜と、前記第1配線、前記第2配線及び前記抵抗変化膜の周囲に配置された層間絶縁膜と、を備える。前記層間絶縁膜内には、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間に配置され、前記第2方向に延びる第1エアギャップが形成されている。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、記憶装置及びその製造方法に関する。
近年、抵抗が複数の水準間で変化する相変化材料が開発されており、この相変化材料を用いた記憶装置が提案されている。また、このような記憶装置において、メモリセルを三次元的に集積させることが提案されている。しかしながら、このような三次元集積型の相変化型記憶装置においては、微細化に伴い、メモリセル間の干渉が問題となる。
実施形態の目的は、メモリセル間の干渉を抑えた記憶装置及びその製造方法を提供することである。
実施形態に係る記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に対して交差した第2方向に沿って配列され、前記第1方向及び前記第2方向の双方に対して交差した第3方向に延びる複数本の第1配線と、前記第1方向及び前記第3方向に沿って配列され、前記第2方向に延びる複数本の第2配線と、前記第1配線と前記第2配線との間に接続された抵抗変化膜と、前記第1配線、前記第2配線及び前記抵抗変化膜の周囲に配置された層間絶縁膜と、を備える。前記層間絶縁膜内には、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間に配置され、前記第2方向に延びる第1エアギャップが形成されている。
実施形態に係る記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に対して交差した第2方向に沿って配列され、前記第1方向及び前記第2方向の双方に対して交差した第3方向に延びる複数本の第1配線と、前記第1方向及び前記第3方向に沿って配列され、前記第2方向に延びる複数本の第2配線と、前記第1配線と前記第2配線との間に接続された抵抗変化膜と、前記第1配線及び前記第2配線から絶縁され、少なくとも、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間、及び、前記第2方向において隣り合う2本の前記第1配線間に配置された第3配線と、前記第1配線、前記第2配線及び前記抵抗変化膜と、前記第3配線との間に配置された層間絶縁膜と、を備える。
実施形態に係る記憶装置の製造方法は、第1膜、第1絶縁膜、第1導電膜、第2絶縁膜を第3方向に沿って繰り返し積層させて積層体を形成する工程と、前記積層体に、前記第3方向に対して交差した第2方向に延びる第1スリットを形成する工程と、前記第1スリットの内面上に抵抗変化膜を形成する工程と、前記抵抗変化膜上に第2導電膜を形成する工程と、前記第2導電膜を前記第2方向に沿って分断して複数本の第1配線を形成すると共に、前記抵抗変化膜を前記第1配線毎に前記第2方向に沿って分断する工程と、前記積層体に第2スリットを形成することにより、前記第1導電膜を複数本の第2配線に分割する工程と、前記第2スリットを介して前記第1膜を除去することにより前記第2スリットの側面に凹部を形成すると共に、前記抵抗変化膜における前記凹部の奥面において露出した部分を除去する工程と、を備える。
実施形態に係る記憶装置の製造方法は、第1膜、第1絶縁膜、第1導電膜、第2絶縁膜を第3方向に沿って繰り返し積層させて積層体を形成する工程と、前記積層体に、前記第3方向に対して交差した第2方向に延びるスリットを形成する工程と、前記スリットの内面上に抵抗変化膜を形成する工程と、前記抵抗変化膜上に第2導電膜を形成する工程と、前記第2導電膜を前記第2方向に沿って分断して複数本の第1配線を形成すると共に、前記抵抗変化膜を前記第1配線毎に前記第2方向に沿って分断する工程と、前記スリット内における前記第1配線間の空間を介して前記第1膜を除去することにより、空洞を形成する工程と、を備える。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記憶装置を示す斜視図である。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る記憶装置を示す断面図であり、(a)は図1の領域Cの断面を示し、(b)は図1の領域Dの断面を示す。
図3は、本実施形態に係る記憶装置を示す模式的回路図である。
図4は、本実施形態に係る記憶装置のメモリセルを示す断面図である。
なお、図示の便宜上、図1、図2(a)及び(b)においては、各部を簡略化して描いている。また、図2(b)はローカルビット線31を含むYZ平面を示し、ゲート電極25及びローカルワード線32を図示するために、手前側の層間絶縁膜39を省略している。ゲート電極25及びローカルワード線32は側面が見えているが、図を見やすくするために、ハッチングを付している。後述する図8(b)についても同様である。
先ず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記憶装置を示す斜視図である。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る記憶装置を示す断面図であり、(a)は図1の領域Cの断面を示し、(b)は図1の領域Dの断面を示す。
図3は、本実施形態に係る記憶装置を示す模式的回路図である。
図4は、本実施形態に係る記憶装置のメモリセルを示す断面図である。
なお、図示の便宜上、図1、図2(a)及び(b)においては、各部を簡略化して描いている。また、図2(b)はローカルビット線31を含むYZ平面を示し、ゲート電極25及びローカルワード線32を図示するために、手前側の層間絶縁膜39を省略している。ゲート電極25及びローカルワード線32は側面が見えているが、図を見やすくするために、ハッチングを付している。後述する図8(b)についても同様である。
本実施形態に係る記憶装置は、PCRAM(Phase Change Random Access Memory:相変化メモリ)である。
図1、図2(a)及び(b)、図3に示すように、本実施形態に係る記憶装置1においては、シリコン基板10が設けられている。
以下、説明の便宜上、本明細書においてはXYZ直交座標系を採用する。シリコン基板10の上面に対して平行で、且つ相互に直交する2方向を「X方向」及び「Y方向」とし、シリコン基板10の上面に対して垂直な方向を「Z方向」とする。
図1、図2(a)及び(b)、図3に示すように、本実施形態に係る記憶装置1においては、シリコン基板10が設けられている。
以下、説明の便宜上、本明細書においてはXYZ直交座標系を採用する。シリコン基板10の上面に対して平行で、且つ相互に直交する2方向を「X方向」及び「Y方向」とし、シリコン基板10の上面に対して垂直な方向を「Z方向」とする。
シリコン基板10上には、X方向に延びる複数本のグローバルビット線11が設けられている。複数本のグローバルビット線11は、Y方向に沿って周期的に配列されている。グローバルビット線11は、例えば、シリコン基板10の上層部分が素子分離絶縁体(図示せず)によって区画されて形成されているか、又は、シリコン基板10上に絶縁膜(図示せず)が設けられ、その上に、ポリシリコンによって形成されている。グローバルビット線11上には、配線選択部20が設けられており、その上には、記憶部30が設けられている。
配線選択部20においては、複数本の半導体部材21が設けられている。複数本の半導体部材21はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されており、各半導体部材21はZ方向に延びている。そして、X方向に沿って1列に配列された複数本の半導体部材21が、1本のグローバルビット線11に共通接続されている。各半導体部材21においては、下側、すなわち、グローバルビット線11側から、n+形部分22、p−形部分23、n+形部分24がZ方向に沿ってこの順に配列されている。なお、n形とp形の関係は逆になってもよい。
X方向における半導体部材21間には、Y方向に延びるゲート電極25が設けられている。Z方向において、ゲート電極25同士は同じ位置にある。また、X方向から見て、ゲート電極25は、n+形部分22の上部、p−形部分23の全体及びn+形部分24の下部と重なっている。半導体部材21とゲート電極25との間には、例えばシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜27が設けられている。半導体部材21、ゲート絶縁膜27及びゲート電極25により、nチャネル形のTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)29が構成されている。
記憶部30においては、複数本のローカルビット線31が設けられている。複数本のローカルビット線31はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されており、各ローカルビット線31はZ方向に延びている。ローカルビット線31は、例えば、タングステン(W)等の金属材料により形成されている。そして、各ローカルビット線31の下端が各半導体部材21の上端に接続されている。従って、各ローカルビット線31は各半導体部材21を介してグローバルビット線11に接続されている。
X方向において隣り合うローカルビット線31の間には、ローカルワード線32が設けられている。ローカルワード線32はY方向に延び、X方向において2列配置され、Z方向において複数段配列されている。すなわち、あるXZ断面においては、X方向に沿って、1本のローカルビット線31と2列のローカルワード線32が交互に配列されている。ローカルワード線32は、例えば、タングステンからなる本体部、及び、本体部の表面を覆いチタン窒化物(TiN)からなるバリアメタル層から構成されている。
図2(a)及び図4に示すように、ローカルビット線31とローカルワード線32との間には、抵抗変化膜36が設けられている。抵抗変化膜36は、ローカルビット線31及びローカルワード線32の双方に接しており、これらの間に接続されている。抵抗変化膜36は例えば相変化膜であり、例えば、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GeSbTe)からなる超格子膜とする。より具体的には、例えば、Sb2Te3層とGeTe層とを交互に積層して超格子を実現した超格子膜である。抵抗変化膜36並びにこの抵抗変化膜36に接続されたローカルビット線31及びローカルワード線32により、メモリセル33が構成されている。
ローカルビット線31、ローカルワード線32及び抵抗変化膜36の表面上には、例えばシリコン酸化物からなる層間絶縁膜39が設けられている。また、X方向において隣り合うローカルワード線32間には、YZ平面に沿って拡がる板状の絶縁部材38が設けられている。絶縁部材38は、例えば、シリコン酸化物により形成されている。絶縁部材38内には、空洞が形成されていてもよい。一方、Z方向において隣り合うローカルワード線32間には、Y方向に延びるエアギャップ40が形成されている。すなわち、X方向において隣り合う2本のローカルビット線31間には、X方向において隣り合う2本のローカルワード線32及びX方向において隣り合う2つのエアギャップ40が配置されている。そして、絶縁部材38は、X方向において隣り合う2本のローカルワード線32の間、及び、X方向において隣り合う2つのエアギャップ40の間に配置されている。
次に、本実施形態に係る記憶装置の動作について説明する。
図5(a)及び(b)は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、本実施形態に係る記憶装置の駆動信号を示すグラフ図であり、(a)はセット動作を示し、(b)はリセット動作を示す。
図5(a)及び(b)は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、本実施形態に係る記憶装置の駆動信号を示すグラフ図であり、(a)はセット動作を示し、(b)はリセット動作を示す。
図5(a)に示すように、抵抗変化膜36を高抵抗状態から低抵抗状態に移行させる動作、すなわち、セット動作においては、抵抗変化膜36に対して、ローカルビット線31を正極としローカルワード線32を負極とするセット電圧を、例えば10ns(ナノ秒)間かけて所定の電圧まで上昇させ、この所定の電圧を例えば50ns間印加した後、例えば400ns間かけてゼロまで降下させる。これにより、抵抗変化膜36が加熱された後、徐冷されて、低抵抗状態となる。
一方、図5(b)に示すように、抵抗変化膜36を低抵抗状態から高抵抗状態に移行させる動作、すなわち、リセット動作においては、抵抗変化膜36に対して、ローカルビット線31を正極としローカルワード線32を負極とするリセット電圧を、例えば10ns間かけて所定の電圧まで上昇させ、この所定の電圧を例えば50ns間印加した後、例えば10ns間でゼロまで降下させる。これにより、抵抗変化膜36が加熱された後、急冷されて、高抵抗状態に戻る。
次に、本実施形態に係る記憶装置の製造方法について説明する。
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)は、本実施形態に係る記憶装置の製造方法を示す断面図である。
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)は、本実施形態に係る記憶装置の製造方法を示す断面図である。
先ず、図1、図2(a)及び(b)に示すように、通常の方法により、シリコン基板10上に複数本のグローバルビット線11を形成し、その上に配線選択部20を形成する。
次に、図6(a)に示すように、配線選択部20上に、シリコン窒化膜41、シリコン酸化膜39a、タングステン膜32a及びシリコン酸化膜39aを単位サイクルとして繰り返し積層し、積層体42を形成する。
次に、図6(b)に示すように、積層体42に対して、例えばRIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)等の異方性エッチングを施すことにより、YZ平面に沿って拡がるスリット43を形成する。スリット43はX方向において等間隔に複数本形成する。次に、スリット43の内面上に、抵抗変化膜36を形成する。抵抗変化膜36は、例えば、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GeSbTe)からなる超格子膜である。次に、抵抗変化膜36上にタングステンを堆積させて、スリット43内を埋めきるように、タングステン膜31aを形成する。
次に、例えばリソグラフィ法により、スリット43内の抵抗変化膜36及びタングステン膜31aをY方向に沿って分断する。これにより、スリット43毎に、タングステンからなり、Y方向に沿って相互に離隔して配列された複数本のローカルビット線31が形成される。また、ローカルビット線31のX方向に向いた両側面上に、抵抗変化膜36が残留する。次に、スリット43内におけるローカルビット線31間の隙間を、シリコン酸化物(図示せず)で埋め込む。
次に、図6(c)に示すように、例えばRIEを施すことにより、積層体42におけるスリット43間の部分に、YZ平面に沿って拡がるスリット44を形成する。これにより、タングステン膜32aがスリット43及びスリット44によってX方向において分断されて、複数本のローカルワード線32に分割される。
次に、図7(a)に示すように、スリット44を介して等方性エッチングを施すことにより、シリコン酸化膜39a及びローカルワード線32を残留させつつ、シリコン窒化膜41を除去する。例えば、エッチング液として熱リン酸を用いたウェットエッチングを行う。これにより、スリット44の側面におけるZ方向において隣り合うシリコン酸化膜39a間の領域に凹部45が形成される。凹部45の奥面には、抵抗変化膜36の一部が露出する。そして、抵抗変化膜36における凹部45の奥面に露出した部分をエッチングして除去することにより、凹部45に抵抗変化膜36を貫通させる。これにより、抵抗変化膜36がZ方向に沿って分断される。また、凹部45の奥面には、ローカルビット線31及びシリコン酸化物(図示せず)が露出する。
次に、図7(b)に示すように、スリット44を介して、シリコン酸化物を堆積させる。これにより、スリット44及び凹部45の内面上に、シリコン酸化膜39bが形成される。但し、シリコン酸化膜39bは、スリット44及び凹部45を完全に埋めきらないように形成する。シリコン酸化膜39a及び39bにより、層間絶縁膜39が構成される。
次に、図7(c)に示すように、スリット44内に、例えばシリコン酸化物からなる絶縁部材38を形成する。絶縁部材38の内部には空洞が形成されてもよい。また、絶縁部材38は、凹部45内を埋めきらないようにする。凹部45内における層間絶縁膜39及び絶縁部材38によって囲まれた空間が、エアギャップ40となる。このようにして、本実施形態に係る記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
図2(a)及び(b)、図4に示すように、本実施形態に係る記憶装置1においては、Z方向において隣り合うローカルワード線32間にエアギャップ40が形成されている。このため、メモリセル33間で熱が伝達することを抑制し、メモリセル33間の干渉を抑制することができる。これにより、ある領域に配置された複数のメモリセル33に連続的にアクセスする場合に、各メモリセル33の動作を安定化させることができる。メモリセル33間の干渉が抑制されると、記憶装置1の微細化が容易になる。
図2(a)及び(b)、図4に示すように、本実施形態に係る記憶装置1においては、Z方向において隣り合うローカルワード線32間にエアギャップ40が形成されている。このため、メモリセル33間で熱が伝達することを抑制し、メモリセル33間の干渉を抑制することができる。これにより、ある領域に配置された複数のメモリセル33に連続的にアクセスする場合に、各メモリセル33の動作を安定化させることができる。メモリセル33間の干渉が抑制されると、記憶装置1の微細化が容易になる。
また、本実施形態に係る記憶装置1においては、抵抗変化膜36を超格子膜としているため、小さな電流で相変化を生じさせることができる。このため、記憶装置の微細化及び省電力化を図ることが容易である。この場合、抵抗変化膜36は導電性であるが、本実施形態においては、抵抗変化膜36をZ方向において隣り合うメモリセル33間で分断しているため、メモリセル33間で電気的な相互干渉が生じることを防止できる。
このように、本実施形態によれば、メモリセル間の干渉を抑えた記憶装置を製造することができる。
このように、本実施形態によれば、メモリセル間の干渉を抑えた記憶装置を製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図8(a)及び(b)は、本実施形態に係る記憶装置を示す断面図である。
図9は、本実施形態に係る記憶装置のメモリセルを示す断面図である。
次に、第2の実施形態について説明する。
図8(a)及び(b)は、本実施形態に係る記憶装置を示す断面図である。
図9は、本実施形態に係る記憶装置のメモリセルを示す断面図である。
図8(a)及び(b)、図9に示すように、本実施形態に係る記憶装置2は、前述の第1の実施形態に係る記憶装置1(図1〜図4参照)と比較して、スリット44内及び凹部45内に導電性材料、例えば金属材料、例えばタングステン又はアルミニウムが埋め込まれており、この導電性材料により、排熱用配線51が形成されている点が異なっている。排熱用配線51は、ローカルビット線31及びローカルワード線32からは層間絶縁膜39によって絶縁されており、記憶装置2の他の配線から電気的に独立している。但し、シリコン基板10がグローバルビット線11から絶縁されている場合は、排熱用配線51はシリコン基板10に接続されていてもよい。
排熱用配線51においては、板状部分51a及び延出部分51bが設けられている。板状部分51aは、X方向において隣り合う2本のローカルワード線32の間に配置され、Y方向及びZ方向に沿って板状に拡がっている。延出部分51bは板状部分51aからX方向に延びており、Z方向において隣り合うローカルワード線32間に配置されている。
本実施形態に係る記憶装置2は、図6(a)〜図7(b)に示す工程を実施した後、スリット44を介して、凹部45内及びスリット44内に導電性材料を埋め込むことにより、製造することができる。なお、排熱用配線51の内部には、空洞が形成されてもよい。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、記憶装置2の内部に、他の配線から電気的に独立した排熱用配線51が設けられている。これにより、メモリセルの動作に伴って発生した熱が、排熱用配線51を介して排熱される。例えば、排熱用配線51がシリコン基板10に接続されている場合は、熱はシリコン基板10を介して外部に排出される。また、排熱用配線51が記憶装置2の上方に引き出されており、ヒートシンク又は放熱板等に接続されている場合、熱はこれらの部材に排出される。このため、記憶装置2は排熱性が高い。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、記憶装置2の内部に、他の配線から電気的に独立した排熱用配線51が設けられている。これにより、メモリセルの動作に伴って発生した熱が、排熱用配線51を介して排熱される。例えば、排熱用配線51がシリコン基板10に接続されている場合は、熱はシリコン基板10を介して外部に排出される。また、排熱用配線51が記憶装置2の上方に引き出されており、ヒートシンク又は放熱板等に接続されている場合、熱はこれらの部材に排出される。このため、記憶装置2は排熱性が高い。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る記憶装置を示す斜視図である。
図11(a)は本実施形態に係る記憶装置を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
図12は、本実施形態に係る記憶装置を示す模式的回路図である。
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る記憶装置を示す斜視図である。
図11(a)は本実施形態に係る記憶装置を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
図12は、本実施形態に係る記憶装置を示す模式的回路図である。
図10、図11(a)〜(c)、図12に示すように、本実施形態に係る記憶装置3は、記憶部30の構成が、前述の第1の実施形態に係る記憶装置1(図1〜図4参照)とは異なっている。すなわち、記憶装置3においては、X方向において隣り合う2本のローカルビット線31間に、Y方向に延びるローカルワード線32がZ方向に沿って1列に配置されている。従って、あるXZ断面においては、X方向に沿って、ローカルビット線31とローカルワード線32が交互に配列されている。そして、ローカルビット線31とローカルワード線32との間には、抵抗変化膜36が設けられている。抵抗変化膜36は、例えば、GeSbTeからなる超格子膜である。抵抗変化膜36は、ローカルビット線31とローカルワード線32との最近接点毎に分断されており、Y方向及びZ方向に沿ってマトリクス状に配列されている。
ローカルワード線32の上下面上には、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜61が設けられている。また、ローカルビット線31、ローカルワード線32、その上下面上に配置された絶縁膜61、及び、抵抗変化膜36を覆うように、例えばシリコン酸化物からなる層間絶縁膜62が設けられている。
そして、層間絶縁膜62内において、Z方向において隣り合うローカルワード線32間には、Y方向に延びるエアギャップ64が形成されている。また、層間絶縁膜62内において、Y方向において隣り合うローカルビット線31間には、Z方向に延びるエアギャップ65が形成されている。図11(b)及び(c)に示す例では、エアギャップ64とエアギャップ65とは相互に連通していない。但し、少なくとも一部のエアギャップ64と少なくとも一部のエアギャップ65とは連通していてもよい。
次に、本実施形態に係る記憶装置の製造方法について説明する。
図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)〜(c)、図16(a)〜(c)は、本実施形態に係る記憶装置の製造方法を示す図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)はA−A’線による断面図であり、(c)はB−B’線による断面図である。
図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)〜(c)、図16(a)〜(c)は、本実施形態に係る記憶装置の製造方法を示す図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)はA−A’線による断面図であり、(c)はB−B’線による断面図である。
先ず、図10に示すように、通常の方法により、シリコン基板10上に複数本のグローバルビット線11を形成し、その上に配線選択部20を形成する。
次に、図13(a)〜(c)に示すように、配線選択部20上に、シリコン窒化膜41、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜61、タングステン膜32a及び絶縁膜61を単位サイクルとして繰り返し積層し、積層体71を形成する。次に、積層体71に対して、例えばRIE等の異方性エッチングを施すことにより、YZ平面に沿って拡がるスリット72を形成する。スリット72はX方向において等間隔に複数本形成する。スリット72により、タングステン膜32aが複数本のローカルワード線32に分割される。
次に、図14(a)〜(c)に示すように、スリット72の内面上に、抵抗変化膜36を形成する。抵抗変化膜36は、例えば、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GeSbTe)からなる超格子膜とする。次に、抵抗変化膜36上にシリコンを堆積させて、スリット72内をタングステンで埋め込む。これにより、スリット72内にタングステン膜31aを形成する。
次に、図15(a)〜(c)に示すように、例えばリソグラフィ法により、スリット72内の抵抗変化膜36及びタングステン膜31aをY方向に沿って分断する。これにより、タングステン膜31aから複数本のローカルビット線31が分割される。また、ローカルビット線31のX方向に向いた両側面上に、抵抗変化膜36が残留する。
次に、図16(a)〜(c)に示すように、スリット72におけるローカルビット線31間の隙間を介して、熱リン酸を用いたウェットエッチング等の等方性エッチングを施すことにより、シリコン窒化膜41を除去する。これにより、X方向において隣り合うスリット72間であって、Z方向において隣り合うローカルワード線32間に、空洞73が形成される。空洞73はスリット72に連通している。空洞73の内面には抵抗変化膜36の一部が露出する。次に、スリット72及び空洞73を介して、抵抗変化膜36の露出部分をエッチングして除去する。これにより、抵抗変化膜36がローカルビット線31とローカルワード線32の最近接部分毎にZ方向に沿って分断される。一方、ローカルビット線31、ローカルワード線32及び絶縁膜61と、抵抗変化膜36におけるローカルビット線31とローカルワード線32との挟まれた部分は、実質的にエッチングされずに残留する。
次に、図11(a)〜(c)に示すように、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法により、スリット72及び空洞73の内面上に、例えばシリコン酸化物等の絶縁材料を堆積させる。これにより、スリット72及び空洞73の内部に層間絶縁膜62が埋め込まれる。このとき、CVDの条件を選択して層間絶縁膜62のカバレッジを制御することにより、層間絶縁膜62における空洞73内に配置された部分内にエアギャップ64を形成すると共に、スリット72内に配置された部分内にエアギャップ65を形成する。このようにして、本実施形態に係る記憶装置3が製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態に係る記憶装置3においては、層間絶縁膜62内にエアギャップ64及び65が形成されている。これにより、メモリセル33間の熱伝導に起因する干渉を抑制することができる。この結果、記憶装置3の動作が安定し、微細化が容易になる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係る記憶装置3においては、層間絶縁膜62内にエアギャップ64及び65が形成されている。これにより、メモリセル33間の熱伝導に起因する干渉を抑制することができる。この結果、記憶装置3の動作が安定し、微細化が容易になる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図17(a)は本実施形態に係る記憶装置を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
次に、第4の実施形態について説明する。
図17(a)は本実施形態に係る記憶装置を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
図17(a)〜(c)に示すように、本実施形態に係る記憶装置4は、前述の第3の実施形態に係る記憶装置3(図11(a)〜(c)参照)と比較して、層間絶縁膜62内に排熱用配線81が設けられている点が異なっている。排熱用配線81は、導電性材料、例えば金属材料、例えばタングステン又はアルミニウムによって形成されている。排熱用配線81は層間絶縁膜62内に埋め込まれており、ローカルビット線31及びローカルワード線32を含む他の配線には接続されていない。換言すれば、層間絶縁膜62は、ローカルビット線31、ローカルワード線32及び抵抗変化膜36と、排熱用配線81との間に配置されている。
排熱用配線81においては、格子状部分81a及び連結部分81bが設けられている。格子状部分81aは、Y方向において隣り合う2本のローカルビット線31間に配置されている。そして、格子状部分81aの形状は、X方向及びZ方向に拡がり、Y方向から見てローカルワード線32同士を区画するような格子状である。また、連結部分81bは、Z方向において隣り合う2本のローカルワード線32間に配置されており、Y方向において隣り合う2枚の格子状部分81a同士を連結している。
なお、シリコン基板10がグローバルビット線から絶縁されている場合には、排熱用配線81はシリコン基板10に接続されていてもよい。また、排熱用配線81は記憶装置4の上面まで引き出されていてもよい。排熱用配線82内にはエアギャップが形成されていてもよい。また、層間絶縁膜62内にエアギャップが形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る記憶装置4の製造方法について説明する。
先ず、シリコン基板10上にグローバルビット線11及び配線選択部20を形成した後、図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)〜(c)に示す工程を実施する。
先ず、シリコン基板10上にグローバルビット線11及び配線選択部20を形成した後、図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)〜(c)に示す工程を実施する。
次に、シリコン酸化物等の絶縁材料を、絶縁性が担保される程度の厚さまで堆積させて、層間絶縁膜62を形成する。このとき、層間絶縁膜62内に孤立したエアギャップが形成されないようにすることが好ましい。次に、図17(a)〜(c)に示すように、スリット72及び空洞73の内部であって層間絶縁膜62上に金属材料等の導電性材料を埋め込み、排熱用配線81を形成する。これにより、本実施形態に係る記憶装置4が製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、記憶装置4の内部に排熱用配線81が設けられているため、排熱性が高い。また、排熱用配線82を記憶装置4の上方に引き出すことができれば、記憶装置4の外部に設けられたヒートシンク等に容易に接続することができる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、記憶装置4の内部に排熱用配線81が設けられているため、排熱性が高い。また、排熱用配線82を記憶装置4の上方に引き出すことができれば、記憶装置4の外部に設けられたヒートシンク等に容易に接続することができる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の各実施形態においては、抵抗変化膜36として、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GeSbTe)からなる超格子膜を設ける例を示したがこれには限定されない。例えば、ゲルマニウム(Ge)の替わりに、第14族(第IV族)に属するゲルマニウム以外の元素を用いてもよく、例えば、シリコン(Si)又は炭素(C)を用いてもよい。また、アンチモン(Sb)の替わりに、第15族(第V族)に属するアンチモン以外の元素を用いてもよい。更に、テルル(Te)の替わりに、テルル以外の第16族元素(カルコゲン)を用いてもよい。例えば、アンチモン−テルル(SbTe)の替わりに、遷移金属のカルコゲナイト化合物を用いてもよく、ビスマス−テルル(BiTe)を用いてもよい。また、抵抗変化膜36は、超格子膜以外の相変化膜であってもよい。
以上説明した実施形態によれば、メモリセル間の干渉を抑えた記憶装置及びその製造方法を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1、2、3、4:記憶装置、10:シリコン基板、11:グローバルビット線、20:配線選択部、21:半導体部材、22:n+形部分、23:p−形部分、24:n+形部分、25:ゲート電極、27:ゲート絶縁膜、29:TFT、30:記憶部、31:ローカルビット線、31a:タングステン膜、32:ローカルワード線、32a:タングステン膜、33:メモリセル、36:抵抗変化膜、38:絶縁部材、39:層間絶縁膜、39a、39b:シリコン酸化膜、40:エアギャップ、41:シリコン窒化膜、42:積層体、43:スリット、44:スリット、45:凹部、51:排熱用配線、51a:板状部分、51b:延出部分、61:絶縁膜、62:層間絶縁膜、64:エアギャップ、65:エアギャップ、71:積層体、72:スリット、73:空洞、81:排熱用配線、81a:格子状部分、81b:連結部分
Claims (17)
- 第1方向及び前記第1方向に対して交差した第2方向に沿って配列され、前記第1方向及び前記第2方向の双方に対して交差した第3方向に延びる複数本の第1配線と、
前記第1方向及び前記第3方向に沿って配列され、前記第2方向に延びる複数本の第2配線と、
前記第1配線と前記第2配線との間に接続された抵抗変化膜と、
前記第1配線、前記第2配線及び前記抵抗変化膜の周囲に配置された層間絶縁膜と、
を備え、
前記層間絶縁膜内には、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間に配置され、前記第2方向に延びる第1エアギャップが形成された記憶装置。 - 前記第1方向において隣り合う2本の前記第1配線間には、前記第1方向において隣り合う2本の前記第2配線及び前記第1方向において隣り合う2つの前記第1エアギャップが配置されており、
前記2本の第2配線の間、及び、前記2つの第1エアギャップの間に、前記第2方向及び前記第3方向に沿って拡がる絶縁部材をさらに備えた請求項1記載の記憶装置。 - 前記層間絶縁膜内における前記第2方向において隣り合う2本の前記第1配線の間には、前記第3方向に延びる第2エアギャップが形成されている請求項1記載の記憶装置。
- 第1方向及び前記第1方向に対して交差した第2方向に沿って配列され、前記第1方向及び前記第2方向の双方に対して交差した第3方向に延びる複数本の第1配線と、
前記第1方向及び前記第3方向に沿って配列され、前記第2方向に延びる複数本の第2配線と、
前記第1配線と前記第2配線との間に接続された抵抗変化膜と、
前記第1配線及び前記第2配線から絶縁され、少なくとも、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間、及び、前記第2方向において隣り合う2本の前記第1配線間に配置された第3配線と、
前記第1配線、前記第2配線及び前記抵抗変化膜と、前記第3配線との間に配置された層間絶縁膜と、
を備えた記憶装置。 - 前記第1方向において隣り合う2本の前記第1配線間には、前記第1方向において隣り合う2本の前記第2配線が配置されており、
前記第3配線は、
前記第1方向における前記2本の第2配線の間に配置され、前記第2方向及び前記第3方向に沿って拡がる板状部分と、
前記板状部分から前記第1方向に延出し、前記第3方向において隣り合う2本の前記第2配線間に配置された延出部分と、
を有する請求項4記載の記憶装置。 - 前記第3配線は、
前記第2方向において隣り合う2本の前記第1配線間に配置され、前記第2方向から見て前記第2配線を区画する格子状部分と、
前記第2方向において隣り合う前記格子状部分同士を連結する連結部分と、
を有する請求項4記載の記憶装置。 - 前記抵抗変化膜は相変化膜である請求項1〜6のいずれか1つに記載の記憶装置。
- 前記抵抗変化膜の超格子膜である請求項1〜7のいずれか1つに記載の記憶装置。
- 前記超格子膜は、Sb2Te3層とGeTe層とが交互に積層された膜である請求項8記載の記憶装置。
- 基板と、
前記基板上に設けられ、前記第1方向に延びる第4配線と、
下端が前記第4配線に接続され、上端が前記第1配線に接続され、第1導電形の第1部分、第2導電形の第2部分、第1導電形の第3部分が前記第3方向に沿って配列された半導体部分と、
前記第4配線上に設けられ、前記第2方向に延びる第5配線と、
前記半導体部分と前記第5配線との間に配置されたゲート絶縁膜と、
をさらに備えた請求項1〜9のいずれか1つに記載の記憶装置。 - 第1膜、第1絶縁膜、第1導電膜、第2絶縁膜を第3方向に沿って繰り返し積層させて積層体を形成する工程と、
前記積層体に、前記第3方向に対して交差した第2方向に延びる第1スリットを形成する工程と、
前記第1スリットの内面上に抵抗変化膜を形成する工程と、
前記抵抗変化膜上に第2導電膜を形成する工程と、
前記第2導電膜を前記第2方向に沿って分断して複数本の第1配線を形成すると共に、前記抵抗変化膜を前記第1配線毎に前記第2方向に沿って分断する工程と、
前記積層体に第2スリットを形成することにより、前記第1導電膜を複数本の第2配線に分割する工程と、
前記第2スリットを介して前記第1膜を除去することにより前記第2スリットの側面に凹部を形成すると共に、前記抵抗変化膜における前記凹部の奥面において露出した部分を除去する工程と、
を備えた記憶装置の製造方法。 - 前記第2スリット及び前記凹部の内面上に第3絶縁膜を形成する工程をさらに備えた請求項11記載の記憶装置の製造方法。
- 前記第2スリット内に絶縁部材を形成する工程をさらに備えた請求項11または12に記載の記憶装置の製造方法。
- 前記第3絶縁膜上に導電性材料を堆積させる工程をさらに備えた請求項12記載の記憶装置の製造方法。
- 第1膜、第1絶縁膜、第1導電膜、第2絶縁膜を第3方向に沿って繰り返し積層させて積層体を形成する工程と、
前記積層体に、前記第3方向に対して交差した第2方向に延びるスリットを形成する工程と、
前記スリットの内面上に抵抗変化膜を形成する工程と、
前記抵抗変化膜上に第2導電膜を形成する工程と、
前記第2導電膜を前記第2方向に沿って分断して複数本の第1配線を形成すると共に、前記抵抗変化膜を前記第1配線毎に前記第2方向に沿って分断する工程と、
前記スリット内における前記第1配線間の空間を介して前記第1膜を除去することにより、空洞を形成する工程と、
を備えた記憶装置の製造方法。 - 前記スリット及び前記空洞の内面上に第3絶縁膜を形成する工程をさらに備え、
前記第3絶縁膜を形成する工程において、前記第3絶縁膜における前記空洞内に配置された部分内には第1エアギャップを形成し、前記スリット内に配置された部分内には第2エアギャップを形成する請求項15記載の記憶装置の製造方法。 - 前記第1スリット及び前記空洞の内面上に第3絶縁膜を形成する工程と、
前記第3絶縁膜上に導電性材料を堆積させる工程と、
をさらに備えた請求項15記載の記憶装置の製造方法。
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
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