JP2016191604A - ラック位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本請求項3に係る発明によれば、カム部が、押動部材の押動部を上方側に移動させる押動領域と、押動部を上方側に移動させない非押動領域とを有し、非押動領域が、押動領域の前後にそれぞれ形成されていることにより、位置決め部材を水平方向に移動させる1回の動作によって、保管ラックを上方および下方に動かすことが可能であるため、保管ラックに対するチューブ本体の引っ掛かりを解消するために必要とされる位置決め部材の移動回数を低く抑えることができる。
本請求項4に係る発明によれば、位置決め部材が、水平面内で直線状に移動可能に設けられ、押動部材が、位置決め部材の移動方向に直交する水平軸を中心として回動可能に載置ベースに取り付けられていることにより、押動部材の安定した動作を確保し、押動部材の動作に詰まり等の不具合が生じることを抑制することができる。
また、容器の内容物についても、上述した生体細胞等の創薬用試料に限定されず、容器内に収容する必要があるものであれば如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、押動部材が、載置ベースに対して回動可能に取り付けられ、位置決め部材の移動に連動して回動し、保管ラックの下面を押動するように構成されているものとして説明した。しなしながら、押動部材の具体的態様については、載置ベースに対して可動に設けられ、位置決め部材の移動に連動して動き、保管ラックの下面を押動するように構成されているものであれば如何なるものでもよく、例えば、押動部材が載置ベースに対して直線状に上下動するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、位置決め部材と押動部材との間の連動機構が、位置決め部材に形成されたカム部と押動部材に形成されたカムフォロワ部とから構成されているものとして説明したが、前記連動機構の具体的態様はカム機構に限定されず、例えば、位置決め部材と押動部材との間に設けたリンク機構によって位置決め部材と押動部材とを連動させてもよい。
また、上述した実施形態では、エアシリンダによって位置決め部材を水平方向に移動させるものとして説明したが、位置決め部材の駆動源については、エアシリンダに限定されない。また、位置決め部材の駆動源を設けず、位置決め部材を手動によって水平方向に移動させてよい。
また、上述した実施形態では、位置決め部材を水平方向に直線状に移動させるものとして説明したが、位置決め部材の具体的態様については、位置決め部材を水平面内で移動することで、保管ラックを水平方向に押して保管ラックを位置決めできるものであれば如何なるものでもよく、例えば、位置決め部材を水平面内で旋回可能に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、押動部材を1つのみ設けたが、複数の押動部材を設けても何ら構わない。
20 ・・・ 載置ベース
21 ・・・ ラック載置部
22 ・・・ 固定側位置決め部
23 ・・・ 押動部用孔部
30 ・・・ 位置決め部材
31 ・・・ 移動側位置決め部
32 ・・・ カム部
32a ・・・ 押動領域
32b ・・・ 非押動領域
33 ・・・ 連結金具
40 ・・・ 押動部材
41 ・・・ 押動部
42 ・・・ カムフォロワ部
50 ・・・ エアシリンダ
51 ・・・ シリンダ本体
52 ・・・ ピストン
60 ・・・ リニアガイド機構
61 ・・・ リニアレール
62 ・・・ 摺動部材
R ・・・ 保管ラック
R1 ・・・ チューブ保持部
R2 ・・・ 回転規制凸部
C ・・・ チューブ(容器)
C1 ・・・ チューブ本体
C2 ・・・ 回転規制凸部
C3 ・・・ キャップ
S ・・・ 水平軸
また、位置決め部材にカム部が設けられ、押動部材にカムフォロワ部が設けられ、位置決め部材と押動部材との間の連動機構をカム機構によって構成することにより、部品点数の増加を回避しつつ、簡単な構成で、位置決め部材と押動部材との間の確実な連動性を確保することができる。
また、カム部が、押動部材の押動部を上方側に移動させる押動領域と、押動部を上方側に移動させない非押動領域とを有し、非押動領域が、押動領域の前後にそれぞれ形成されていることにより、位置決め部材を水平方向に移動させる1回の動作によって、保管ラックを上方および下方に動かすことが可能であるため、保管ラックに対するチューブ本体の引っ掛かりを解消するために必要とされる位置決め部材の移動回数を低く抑えることができる。
Claims (4)
- 複数の容器を上方から挿入して収容する保管ラックを位置決めするラック位置決め装置であって、
前記保管ラックを上方から受け入れるラック載置部を有した載置ベースと、前記載置ベースに対して水平面内で移動可能に設けられ、前記保管ラックを水平方向に位置決めする位置決め部材と、前記載置ベースに対して可動に設けられた押動部材とを備え、
前記押動部材は、前記位置決め部材を水平面内で移動させた際に、前記ラック載置部に設置された保管ラックの下面を押動するように、前記位置決め部材に連動して設けられていることを特徴とするラック位置決め装置。 - 前記位置決め部材には、カム部が設けられ、
前記押動部材には、前記カム部に接触可能なカムフォロワ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラック位置決め装置。 - 前記押動部材は、前記保管ラックの下面を押動する押動部を有し、
前記カム部は、前記押動部を上方側に移動させる押動領域と、前記押動部を上方側に移動させない非押動領域とを有し、
前記非押動領域は、前記押動領域の前後にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラック位置決め装置。 - 前記位置決め部材は、水平面内で直線状に移動可能に設けられ、
前記押動部材は、前記位置決め部材の移動方向に直交する水平軸を中心として回動可能に前記載置ベースに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のラック位置決め装置。
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JP2015071154A JP5939720B1 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | ラック位置決め装置 |
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JP5939720B1 JP5939720B1 (ja) | 2016-06-22 |
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-03-31 JP JP2015071154A patent/JP5939720B1/ja active Active
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