JP5971783B1 - キャップピッキング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成、簡単な動作の制御で、同一の装置によってキャップの供給、封止、開封及び容器の移載等の異なる作業を行うことが可能なキャップピッキング装置を提供すること。【解決手段】キャップピッキングハンド101は、キャップ220に螺合可能なネジ部材121とネジ駆動機構122とを有するキャップ保持ユニット120と、ネジ穴224の外周側に当接可能な押さえ部材131を有するキャップ固定ユニット130と、キャップ保持ユニット120を摺動可能に支持する第1スライド111とキャップ固定ユニット130を摺動可能に支持する第2スライド112とを有するベースユニット110とを備え、Z軸駆動機構102により上下方向に移動可能に構成されていること。【選択図】図2

Description

本発明は、容器本体を載置する載置部と、前記載置部に載置された容器本体に上方からキャップを供給可能なキャップピッキングハンドを備えたキャップピッキング装置に関するものであり、特に、創薬研究用試料や薬品等を収容したバイアル瓶やマイクロチューブ等の開口部にキャップを供給し、封止・開封するのに好適なキャップピッキング装置に関するものである。
化学、生化学、生体学、製薬などの基礎研究あるいは応用研究においては、大量の生体サンプル、臨床サンプル、化学合成物などの試料を検査等のために保管している。
例えば、創薬研究プロセスにおいて、生体活性等を調査するため、多種多様な検査、実験のために微量で多数の試料を取り扱うことが必要であり、小容量のマイクロチューブ等の容器に収められた試料を、安定した環境のもとで大量に保管するとともに、任意の試料を迅速に取り出す技術が欠かせない。
このようなマイクロチューブ等の開口部に適用されるキャップとして、開口部の内周側に圧入されるものが公知である(例えば、特許文献1等参照。)。
このようなタイプのキャップを、システムの自動化のため、マイクロチューブ等の開口部に供給し、封止するキャッピング装置も公知である(例えば、特許文献2等参照。)。 これらの公知技術を用いることで、自動的にキャップを供給し、封止することが可能である。
特開2001−158450号公報 特開2013−186067号公報
公知のキャッピング装置では、キャップの供給、封止の自動化は可能となるが、キャップの開封や、容器の移載等の作業は、手作業で行うか、キャッピング装置とは別の装置を用いて行う必要があった。
このような問題を解決するために、図1に示すように、チューブ200(容器)の容器本体210の開口部内面に雌ネジ部211を設け、キャップ220の挿入部221の外周面に雄ネジ部222を設け、上面に係合部223を設けることで、係合部223に回転部材を係合させてキャップ220を回転させることで封止と開封を自動的に行うことが考えられる。
また、キャップ220の上面中央にネジ穴224を設けることで、このネジ穴224に螺合するネジ部材によりキャップ220を保持、開放することで、キャップ220の供給やキャップ220で封止されたチューブ200の移載を自動的に行うことが考えられる。
しかしながら、図1に示すようなキャップ220の供給、封止、開封及びチューブ200の移載の作業は、それぞれ動作が異なるため、すべて作業を同一の装置で行うとすると、複雑な構成、複雑な動作の制御が必要となるため、そのような装置は未だ開発されていない。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡単な構成、簡単な動作の制御で、同一の装置によってキャップの供給、封止、開封及び容器の移載等の異なる作業を行うことが可能なキャップピッキング装置を提供することを目的とするものである。
本発明のキャップピッキング装置は、容器本体を載置する載置部と、前記載置部に載置された容器本体に上方からキャップを供給可能なキャップピッキングハンドを備えたキャップピッキング装置であって、前記キャップピッキングハンドは、キャップ保持ユニットと、キャップ固定ユニットと、前記キャップ保持ユニットと前記キャップ固定ユニットをそれぞれ独立して摺動可能に支持するベースユニットとを有し、前記キャップ保持ユニットは、キャップ上面に設けられたネジ穴に螺合可能なネジ部材と、前記ネジ部材を回転駆動するネジ駆動機構とを有し、前記キャップ固定ユニットは、前記ネジ部材が挿通可能で、ネジ穴の外周側に当接可能な円筒状の押さえ部材と、前記押さえ部材を回転駆動する押さえ部材駆動機構とを有し、前記ベースユニットは、前記キャップ保持ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第1スライドと、前記キャップ固定ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第2スライドとを有し、前記ベースユニットは、Z軸駆動機構により上下方向に移動可能に構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
請求項1に係るキャップピッキング装置によれば、キャップピッキングハンドは、キャップ保持ユニットと、キャップ固定ユニットと、キャップ保持ユニットとキャップ固定ユニットをそれぞれ独立して摺動可能に支持するベースユニットとを有し、キャップ保持ユニットは、キャップ上面に設けられたネジ穴に螺合可能なネジ部材と、ネジ部材を回転駆動するネジ駆動機構とを有し、キャップ固定ユニットは、ネジ部材が挿通可能で、ネジ穴の外周側に当接可能な円筒状の押さえ部材と、押さえ部材を回転駆動する押さえ部材駆動機構とを有し、ベースユニットは、キャップ保持ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第1スライドと、キャップ固定ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第2スライドとを有し、ベースユニットは、Z軸駆動機構により上下方向に移動可能に構成されていることにより、Z軸駆動機構によるベースユニットの上下動と、ネジ駆動機構によるネジ部材の回転のみを制御することで、キャップの保持及び開放を行うことができ、キャップの供給及びキャップで封止された容器の移載を行うことができる。
すなわち、キャップ保持ユニットとキャップ固定ユニットがベースユニットにそれぞれ独立して摺動可能に支持され、上下方向に自由に摺動可能に構成されているため、ベースユニットを下降させるだけで、キャップ固定ユニットに上下方向の駆動手段を用いることなく自重でキャップの回り止めが行われる。
また、キャップの回り止めが行われた状態でネジ部材を回転させる際も、上下方向の駆動手段を用いることなく自重によりキャップ保持ユニットが上下動する。
このことで、駆動するのはベースユニットを上下動させるZ軸駆動機構のみでよく、かつ、上下方向の正確な位置決めをする必要がなく、簡単な構成、簡単な動作の制御で、同一の装置によってキャップの供給及び容器の移載等の異なる作業を行うことが可能となる。
また、キャップ固定ユニットは、押さえ部材を回転駆動する押さえ部材駆動機構を有することにより、押さえ部材を回転することでキャップの封止、開封作業も行うことが可能となる。
押さえ部材を回転させる際も、上下方向の駆動手段を用いることなく自重によりキャップ固定ユニットが上下動する。
このことで、上下方向の駆動はZ軸駆動機構のみであり、かつ、上下方向の正確な位置決めをする必要がなく、簡単な構成、簡単な動作の制御で、同一の装置によってキャップの供給及び容器の移載に加えて、キャップの封止、開封作業等も行うことが可能となる。
請求項2に記載の構成によれば、ベースユニットは、Z軸駆動機構と直交するX軸駆動機構及びY軸駆動機構により水平面内で位置決め可能に構成されていることにより、同一の装置によって、載置部にパレット等に多数保持され載置部に載置された容器を、個別に任意の位置に移載することが可能となる。
また、押さえ部材駆動機構を備えることで、同一の装置によって、載置部にパレット等に多数保持され載置部に載置された任意の容器のキャップを開封したり、異なる位置からキャップを供給して封止することも可能となる。
請求項3に記載の構成によれば、ネジ駆動機構は、ネジ駆動制御部を有し、ネジ駆動制御部は、ネジ部材の回転トルクを検出可能に構成されていることにより、ネジ部材のネジ穴への螺合完了を回転トルクにより検知でき、キャップ保持ユニットの上下方向の位置の正確な検出や制御が不要となり、樹脂等のネジ穴が破損しやすいキャップであっても、確実に保持、開放を行うことが可能となる。
請求項4に記載の構成によれば、押さえ部材駆動機構は、押さえ部材駆動制御部を有し、押さえ部材駆動制御部は、押さえ部材の回転トルクを検出可能に構成されていることにより、キャップの容器本体への螺合完了を回転トルクにより検知でき、キャップ固定ユニットの上下方向の位置の正確な検出や制御が不要となり、樹脂等のネジ山が破損しやすいキャップ及び容器本体であっても、確実に封止、開封を行うことが可能となる。
本発明のキャップピッキング装置が適用される容器本体及びキャップの断面図。 本発明の一実施形態に係るキャップピッキング装置の斜視図。 本発明の一実施形態に係るキャップピッキング装置の平面図。 本発明の一実施形態に係るキャップピッキング装置の正面図。 本発明の一実施形態に係るキャップピッキング装置の側面図。 キャップピッキングハンドの斜視図。 キャップピッキングハンドの正面図。 キャップピッキングハンドの一部断面側面図。 キャップ保持動作説明図。 キャップ封止動作説明図。
以下に、本発明の一実施形態に係るキャップピッキング装置100について、図面に基いて説明する。
キャップピッキング装置100は、図2乃至図8に示すように、創薬研究用試料や薬品等を収容したバイアル瓶やマイクロチューブ等の開口部にキャップを供給し、封止・開封するとともに、キャップで封止された容器の移載を行うものであり、ラック230に多数整列保持された容器本体を載置する載置部105と、載置部105に載置された容器本体に上方からキャップを供給可能なキャップピッキングハンド101と、キャップピッキングハンド101を水平面内で位置決めするX軸駆動機構103及びY軸駆動機構104と、キャップピッキングハンド101を上下方向に駆動するZ軸駆動機構102を備えている。
キャップピッキングハンド101は、図6乃至図8に示すように、キャップ保持ユニット120とキャップ固定ユニット130をそれぞれ独立して摺動可能に支持するベースユニット110を備えている。
ベースユニット110は、キャップ保持ユニット120を上下方向に自由に摺動可能に支持する第1スライド111と、キャップ固定ユニット130を上下方向に自由に摺動可能に支持する第2スライド112とを備え、Z軸駆動機構102により上下方向に移動可能に構成されている。
キャップ保持ユニット120は、第1スライド111に沿って上下方向に自由に摺動する保持ユニットベース123と、保持ユニットベース123に固定されたネジ駆動機構であるネジ駆動モータ122と、ネジ駆動モータ122の回転軸に接続されキャップ上面に設けられたネジ穴に螺合可能なネジ部材121とを備えている。
キャップ固定ユニットは、第2スライド112に沿って上下方向に自由に摺動する固定ユニットベース135と、固定ユニットベース135に固定された押さえ部材駆動機構132を構成する駆動モータ133と、駆動モータ133の回転軸に接続された駆動ギヤ134と、キャップ上面のネジ穴の外周側に当接可能で駆動ギヤ134により回転駆動される円筒状の押さえ部材131とを備えている。
円筒状の押さえ部材131は、キャップ保持ユニット120のネジ部材121が挿通可能であり、押さえ部材131とネジ部材121の回転中心軸は一致している。
また、押さえ部材131の先端には、図1に示すキャップ220の係合部223と係合する係止突起136が形成されている。
以上のように構成された本実施形態のキャップピッキング装置100による、キャップ220の保持動作について説明する。
まず、X軸駆動機構103及びY軸駆動機構104により、押さえ部材131とネジ部材121の回転中心軸をキャップ220の中心軸に一致するように位置決めし、Z軸駆動機構102によってベースユニット110を下降させる。
キャップ保持ユニット120及びキャップ固定ユニット130は、それぞれ自重によりベースユニット110に対して最下方までスライドした状態であり、その状態でのネジ部材121と押さえ部材131の上下方向の位置関係は、図9のaに示すように、ネジ部材121の下端が押さえ部材131より下方に突出しないように設定されている。
押さえ部材131がキャップ220上面のネジ穴の外周側に当接すると、図9のbに示すように、押さえ部材131の下降は停止するが、キャップ固定ユニット130がベースユニット110に対して上方に摺動することで、Z軸駆動機構102によるベースユニット110の下降を継続することができ、ネジ部材121の下端はさらにキャップ220のネジ穴内に進入して、図9のcに示すネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山が当接する位置まで下降する。
このネジ部材121の進入により、X軸駆動機構103及びY軸駆動機構104による位置決め精度が多少悪くても、ネジ部材121の回転中心軸とキャップ220の中心軸が一致する。
また、図9のcに示す位置で、ネジ部材121は一旦停止(ネジ部材121が回転している場合はネジピッチによる遅い速度で下降)するが、Z軸駆動機構102によるベースユニット110の下降がそのままの速度で続いても、キャップ保持ユニット120がベースユニット110に対して上方に摺動するため、Z軸駆動機構102による正確な位置や下降速度の制御は不要である。
ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山が当接する図9のcの位置の近傍で、ネジ駆動モータ122によりネジ部材121を回転駆動することで、ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山が螺合する。
ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山が螺合する際には、押さえ部材131の先端に形成された係止突起136が、図1に示すキャップ220の係合部223と係合して、キャップ220の供回りが防止される。
また、係止突起136と係合部223の位相がズレていた場合には、図9のbに示す状態より係合突起の高さ分上方で押さえ部材131が停止するが、ネジ部材121の回転によりキャップ220が僅かに供回りし、位相が合った時にキャップ固定ユニット130の自重により押さえ部材131が下降するため、確実に係合することができる。
なお、押さえ部材131が回転可能な場合は、押さえ部材131を回転させて係止突起136と係合部223の位相を合わせてもよい。
ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山の螺合が進み、図9のdに示す状態まで螺合することで、キャップ220の保持が完了する。
Z軸駆動機構102によるベースユニット110の下降速度は螺合によるネジ部材121の下降速度よりも速く設定され、ベースユニット110が下降を停止する位置は、ネジ部材121が、螺合の完了する図9のdに示す位置まで下降可能に設定する必要があるが、これらの条件を満たせば正確な位置や速度の制御は不要である。
本実施形態では、ネジ部材121の大径部が押さえ部材131に当接する位置が螺合の完了位置となるが、大径部が当接する前にネジ部材121がキャップ220のネジ穴224の底部に到達するような構成とし、底部への到達を螺合の完了位置としてもよい。
また、螺合の完了の検出はいかなる手段であってもよいが、ネジ部材121の回転トルクを検出するネジ駆動制御部を設け、所定のトルクに到達した際にネジ駆動モータ122を停止するのが好適である。
速度、トルクの検出、制御が可能なモータは公知であり、ネジ駆動モータ122としてそのような公知のモータを適用してもよい。
キャップ220を保持した図9のdに示す状態で、Z軸駆動機構102、X軸駆動機構103及びY軸駆動機構104を駆動、制御することで、キャップ220を任意の位置に移動させることができる。
また、キャップ220の保持を解除する際には、ネジ駆動モータ122を逆回転し、ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山の螺合を解除した後に、Z軸駆動機構102によってベースユニット110を上昇させれば、上記と逆の手順で開放することができる。
その際も、キャップ保持ユニット120及びキャップ固定ユニット130は、それぞれ自重によりベースユニット110に対して自由に摺動可能なため、Z軸駆動機構102は所定の条件だけ満たすよう設定すればよく、正確な位置や上昇速度の制御は不要である。
キャップ220で封止されたチューブ200も、上記の手順でキャップ220を保持、開放して移載することができる。
次に、本実施形態のキャップピッキング装置100による、キャップ220の容器本体210への封止動作について説明する。
まず、前述のキャップ保持動作によりキャップ220を保持した状態で、X軸駆動機構103及びY軸駆動機構104により、キャップ220の中心軸を容器本体210の中心軸に一致するように位置決めし、図10のaに示すように、Z軸駆動機構102によってベースユニット110を下降させる。
キャップ220の雄ネジ部222と容器本体210の雌ネジ部211が当接すると、図10のbに示すように、キャップ220の下降は停止するが、キャップ保持ユニット120及びキャップ固定ユニット130がベースユニット110に対して上方に摺動することで、Z軸駆動機構102によるベースユニット110の下降を継続する。
キャップ220を保持した状態では、押さえ部材131の先端に形成された係止突起136が、図1に示すキャップ220の係合部223と係合しているため、キャップ220の雄ネジ部222と容器本体210の雌ネジ部211が当接する図10のbの位置の近傍で、駆動モータ133により押さえ部材131を回転駆動することで、キャップ220の雄ネジ部222と容器本体210の雌ネジ部211が螺合する。
キャップ220の雄ネジ部222と容器本体210の雌ネジ部211が螺合する際には、ネジ部材121のネジ山とキャップ220のネジ穴のネジ山の螺合が解除されないように、ネジ駆動モータ122によりネジ部材121を押さえ部材131と同じ速度で回転させる。
また、容器本体210には、図1に示すように、底部側に回り止め部212が設けられており、収容されるラック230に回り止め部212を係止する係止部を設けることで、容器本体210の供回りが防止される。
キャップ220の雄ネジ部222と容器本体210の雌ネジ部211の螺合が進み、図10のcに示す状態を経て、図10のdに示す状態まで螺合することで、キャップ220の容器本体210への封止が完了する。
Z軸駆動機構102によるベースユニット110の下降速度は螺合によるキャップ220の下降速度よりも速く設定され、ベースユニット110が下降を停止する位置は、ネジ部材121が、封止が完了する図10のdに示す位置まで下降可能に設定する必要があるが、これらの条件を満たせば正確な位置や速度の制御は不要である。
また、封止の完了の検出はいかなる手段であってもよいが、押さえ部材131の回転トルクを検出する押さえ部材駆動制御部を設け、所定のトルクに到達した際に駆動モータ133を停止するのが好適である。
速度、トルクの検出、制御が可能なモータは公知であり、駆動モータ133としてそのような公知のモータを適用してもよい。
図10のdに示す状態から、前述したキャップ220の保持を解除する手順を行うことで、ネジ部材121及び押さえ部材131が、チューブ200から離脱する。
キャップ220を開封する際には、まず、前述のキャップ220の保持動作を行った後に、前述のキャップ220の容器本体210への封止動作の逆の手順を行えばよい。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能である。
上述した実施形態では、Z軸駆動機構、X軸駆動機構及びY軸駆動機構を、それぞれ直動機構を用いて構成しているが、多関節ロボットアームや、回転動機構を組み合わせて、それぞれの方向の動作を行えるように構成してもよい。
また、Z軸駆動機構、X軸駆動機構及びY軸駆動機構を制御するために、位置や速度の検出手段を設けてもよい。
また、押さえ部材駆動機構を省略し、キャップの容器本体への封止、開封を行わず、キャップの保持、供給、チューブの移載のみを行うものとしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、載置部105に多数のチューブを収容したラック230を複数載置するものとしたが、キャップ収容手段や回収手段を載置してもよく、また、載置部に直接、チューブやキャップの保持手段を設けてもよい。
100 ・・・ キャップピッキング装置
101 ・・・ キャップピッキングハンド
102 ・・・ Z軸駆動機構
103 ・・・ X軸駆動機構
104 ・・・ Y軸駆動機構
105 ・・・ 載置部
110 ・・・ ベースユニット
111 ・・・ 第1スライド
112 ・・・ 第2スライド
120 ・・・ キャップ保持ユニット
121 ・・・ ネジ部材
122 ・・・ ネジ駆動モータ(ネジ駆動機構)
123 ・・・ 保持ユニットベース
130 ・・・ キャップ固定ユニット
131 ・・・ 押さえ部材
132 ・・・ 押さえ部材駆動機構
133 ・・・ 駆動モータ
134 ・・・ 駆動ギヤ
135 ・・・ 固定ユニットベース
136 ・・・ 係止突起
200 ・・・ チューブ(容器)
210 ・・・ 容器本体
211 ・・・ 雌ネジ部
212 ・・・ 回り止め部
220 ・・・ キャップ
221 ・・・ 挿入部
222 ・・・ 雄ネジ部
223 ・・・ 係合部
224 ・・・ ネジ穴
230 ・・・ ラック

Claims (4)

  1. 容器本体を載置する載置部と、前記載置部に載置された容器本体に上方からキャップを供給可能なキャップピッキングハンドを備えたキャップピッキング装置であって、
    前記キャップピッキングハンドは、キャップ保持ユニットと、キャップ固定ユニットと、前記キャップ保持ユニットと前記キャップ固定ユニットをそれぞれ独立して摺動可能に支持するベースユニットとを有し、
    前記キャップ保持ユニットは、キャップ上面に設けられたネジ穴に螺合可能なネジ部材と、前記ネジ部材を回転駆動するネジ駆動機構とを有し、
    前記キャップ固定ユニットは、前記ネジ部材が挿通可能で、ネジ穴の外周側に当接可能な円筒状の押さえ部材と、前記押さえ部材を回転駆動する押さえ部材駆動機構とを有し、
    前記ベースユニットは、前記キャップ保持ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第1スライドと、前記キャップ固定ユニットを上下方向に自由に摺動可能に支持する第2スライドとを有し
    前記ベースユニットは、Z軸駆動機構により上下方向に移動可能に構成されていることを特徴とするキャップピッキング装置。
  2. 前記ベースユニットは、Z軸駆動機構と直交するX軸駆動機構及びY軸駆動機構により水平面内で位置決め可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップピッキング装置。
  3. 前記ネジ駆動機構は、ネジ駆動制御部を有し、
    前記ネジ駆動制御部は、ネジ部材の回転トルクを検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャップピッキング装置。
  4. 前記押さえ部材駆動機構は、押さえ部材駆動制御部を有し、
    前記押さえ部材駆動制御部は、押さえ部材の回転トルクを検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のキャップピッキング装置。
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