JP2016190727A - 用紙搬送装置、画像形成システム、用紙搬送装置の制御方法、用紙搬送装置の制御プログラム - Google Patents

用紙搬送装置、画像形成システム、用紙搬送装置の制御方法、用紙搬送装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制しつつ、長尺用紙の様な搬送方向に長い用紙について、搬送される用紙の姿勢を高い精度で整合させることができる用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部39を含む搬送路38と、用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二箇所に接する第一整合部材40と、第一整合部材40を駆動する整合部材駆動部42と、用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、第一整合部材40が接する二箇所に対応する他の二箇所を含むように接する第二整合部材41とを備え、整合部材駆動部42が一辺上に接する二箇所は、湾曲部39上の所定の点を挟んで離れているという特徴を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙搬送装置、画像形成システム、用紙搬送装置の制御方法、用紙搬送装置の制御プログラムに関する。
MFP(Multi Functional Peripheral)等の画像形成装置においては、搬送される用紙の姿勢を狙いの位置や狙いの角度に整合させることができないと、用紙が傷んだり、ジャムが発生してしまうという問題がある。また、用紙の両面に画像形成を行う場合においては、用紙の姿勢を狙い通りに整合させることができないと、おもて面の画像とうら面の画像とがずれてしまい、印刷物としての品質が下がってしまうという問題もある。
上記問題に対して、特許文献1に開示されている用紙反転整合装置は、画像形成装置において作成された片面コピー用紙を、反転させる状態で裏面の画像の記録に対応させて送り出し、両面に画像を記録した記録紙を作成する装置において、ローラー装置に対して反転駆動装置を配置するとともに、前記ローラー装置を用紙搬送路の幅方向に移動させるシフト手段を配置して反転ローラー装置を構成し、用紙の端部を反転ローラー装置のローラー間にニップして、用紙の他端部を規制しない状態で整合する手段を用い、前記反転ローラー装置に用紙の端部をニップした状態で用紙の整合を行った後で、前記反転ローラー装置を逆転方向に駆動して、用紙の裏面に対する画像記録に向けて搬送することで解決している。
特開平6−250464号公報
ここで、画像形成装置で用いられる用紙には、例えば長尺用紙の様に、搬送方向に長い用紙も含まれる。長尺用紙のように搬送方向に長い用紙に対して上記特許文献1の技術を適用した場合には、用紙の長さが長いため、用紙上のある箇所に対して行った整合の効果が他の箇所に届かず、長尺用紙全体の姿勢を十分に整合させることができなかった。
このように特許文献1においては、長尺用紙のように搬送方向に長い用紙の姿勢を高い精度で整合させることは考慮されていなかった。
一方で、用紙の姿勢を整合させるための他の従来技術を用いて、長尺用紙のように搬送方向に長い用紙の姿勢を高い精度で整合させようとすると、大きな整合機構が必要となり、その結果、画像形成装置全体が大型化しまうという問題もあった。
なお、前述の問題は、画像形成装置に限った問題ではなく、用紙を搬送する機能を備える、給紙装置や後処理装置等を含む用紙搬送装置全般に共通する問題であった。
本発明は、上記問題に対して鑑みてなされたものであって、装置の大型化を抑制しつつ、長尺用紙の様な搬送方向に長い用紙について、搬送される用紙の姿勢を高い精度で整合させることができる用紙搬送装置、画像形成システム、用紙搬送装置の制御方法、用紙搬送装置の制御プログラムの提供を目的とする。
(1)搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材とを備え、前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れていることを特徴する用紙搬送装置。
(2)前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構をさらに備えることを特徴とする上記(1)に記載の用紙搬送装置。
(3)搬送される用紙のサイズに応じて、前記変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更されることを特徴とする上記(2)に記載の用紙搬送装置。
(4)前記変更機構は、前記湾曲部を移動させることで、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする上記(2)または(3)に記載の用紙搬送装置。
(5)前記変更機構は、前記第一整合部材を移動させることで、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする上記(4)に記載の用紙搬送装置。
(6)制御部をさらに有し、前記制御部は、搬送される用紙のサイズを取得し、取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させるか否かを判断し、前記判断結果に基づいて、前記変更機構に、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる上記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
(7)前記第二整合部材を駆動する第二整合部材駆動部を備える上記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
(8)前記搬送路は、搬送方向について、前記所定の点より上流で前記用紙を保持するストッパーを備えることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
(9)搬送される用紙のサイズに応じて、前記ストッパーにより、前記用紙が保持される上記(8)に記載の用紙搬送装置。
(10)搬送ローラーをさらに備え、前記搬送ローラーは、少なくとも用紙の姿勢を整合する前に、離間する方向に移動されることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
(11)上記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置と、用紙に対して画像形成を行う画像形成部とを備える画像形成システム。
(12)上流側の画像形成装置から搬送される用紙を、下流側の画像形成装置に搬送する上記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
(13)搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材と、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構を備え、前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れている用紙搬送装置の制御方法であって、用紙サイズを取得し、取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を決定し、決定した前記距離に応じて、変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更することを特徴とする用紙搬送装置の制御方法。
(14)搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材と、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構を備え、前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れている用紙搬送装置に、用紙サイズを取得させ、取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を決定させ、決定した前記距離に応じて、変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする用紙搬送装置の制御プログラム。
本発明に係る用紙搬送装置、画像形成システム、用紙搬送装置の制御方法、用紙搬送装置の制御プログラムは、搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材とを備え、前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れているので、装置の大型化を抑制しつつ、長尺用紙の様な搬送方向に長い用紙について、搬送される用紙の姿勢を高い精度で整合することができる。
本発明に係る用紙搬送装置20を備える画像形成システム100の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェアブロック図である。 本発明の実施形態に係る用紙搬送装置20のハードウェアブロック図である。 用紙搬送装置20の全体構成を示す図である。 図4における用紙搬送装置20のAA’断面図を示す。 湾曲部39を用紙搬送方向に沿って移動させる湾曲部移動機構45を説明する図である。 第一整合部材40を主走査方向に沿って駆動させる整合部材駆動部42と、第一整合部材40を用紙搬送方向に沿って移動させる整合部材移動機構46を説明する図である。 姿勢整合位置で用紙を保持する機構を説明する図である。 用紙搬送装置20の制御部36が実行する処理に関する機能を示す機能ブロック図である。 用紙サイズに対応づけて、湾曲部39や第一整合部材40の位置、ストッパー47により用紙を保持するか否かを記述したテーブルである。 トッパー47と、湾曲部39、第一整合部材40の位置関係を概念的に表現した図である。 本発明の実施形態に係る用紙搬送装置20が実行する、搬送された用紙を整合させる処理を示すフローチャートである。 本変形例におけるタンデム型の画像形成システム103の全体構成を示す図である。
従来技術で述べたように、従来の用紙搬送装置は、長尺用紙のような搬送方向に長い用紙について、用紙の姿勢を高い精度で整合させることは考慮されていなかった。
本発明に係る用紙搬送装置20は、搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部39を含む搬送路38と、用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二箇所に接する第一整合部材40と、第一整合部材40を駆動する整合部材駆動部42と、用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、第一整合部材40が接する二箇所に対応する他の二箇所を含むように接する第二整合部材41とを備え、整合部材駆動部42が一辺上に接する二箇所は、湾曲部39上の所定の点を挟んで離れているという特徴を備えることで、長尺用紙の様な搬送方向に長い用紙について、搬送される用紙の姿勢を高い精度で整合させることを可能にしたものである。
(実施形態)
図1は、本発明に係る用紙搬送装置20を備える画像形成システム100の全体構成を示す図である。画像形成システム100は、用紙に対して画像形成を行う機能を有する画像形成装置1と、画像形成装置1により画像形成された用紙の姿勢を整合する機能を有する用紙搬送装置20と、排紙部21とを備える。
ここで、用紙の姿勢の整合とは、用紙が用紙搬送方向に対して斜めに搬送されている(斜行する)場合に、用紙が用紙搬送方向に対して平行に搬送されるように、用紙の向きを狙いに合わせて整合させたり、用紙搬送方向に対して垂直な方向(以下、主走査方向ということがある)における用紙位置が狙いの位置からずれている場合に、用紙の主走査方向の位置を狙いの位置に合わせて整合させたりすることをいう。
画像形成装置1は、コピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ、ファクスジョブ、ボックスジョブを実行することができる、所謂、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。ボックスジョブとは、画像形成装置1が備えるボックス(フォルダー)に記憶されたデータを用いて実行されるジョブである。
画像形成装置1は、主に、自動原稿搬送部3、原稿読取部4、給紙部5、画像形成部2、搬送部19から構成されている。
自動原稿搬送部3は、原稿台上に載置された原稿を、原稿読取部4の読取位置に自動的に搬送する。
原稿読取部4は、自動原稿搬送部3により搬送された原稿の画像を読み取り、読取データを生成する。
給紙部5は、複数の給紙トレイ6a〜6cを備え、それぞれの給紙トレイ6a〜6cに収容された用紙を画像形成部2に対して供給する。また給紙部5は、手差しトレイ6dをさらに備え、ユーザーによって手差しトレイ6d上に載置された用紙を、画像形成部2に対して供給する。
画像形成部2は、原稿読取部4が生成した読取データ、又は後述するデータIF(Interface)部28が取得した印刷データに基づいて、給紙部5により供給される用紙に対し画像形成を行い、画像形成された用紙を用紙搬送装置20に搬送する。
画像形成部2は、Y(イエロー)色、M(マゼンタ)色、C(シアン)色、K(ブラック58)色(以下、Y色〜K色の様に示すことがある。)それぞれに対応する、感光体7、帯電部8、像露光部9、現像部10、1次転写部11、クリーニング部12を備える。また、画像形成部2は、Y色〜K色で共通の、中間転写体13と、レジストローラー対14、2次転写部15、定着部16を備える。
以下、Y色に対応する、感光体7、帯電部8、像露光部9、現像部10、1次転写部11、クリーニング部12について説明する。帯電部8は感光体7を帯電する。像露光部9は、レーザー光を照射することで、帯電された感光体7に静電潜像を形成する。現像部10は、感光体7に形成された静電潜像に対応するトナー像を感光体7上に現像する。1次転写部11は、感光体7上に現像されたトナー像を中間転写体13に1次転写する。クリーニング部12は、中間転写体13に転写されずに感光体7上に残ったトナーを、感光体7上から除去する。
M色〜K色に対応する、感光体7、帯電部8、像露光部9、現像部10、1次転写部11、クリーニング部12についても、対応する画素のトナー像が重なるようにタイミングを合わせて、前述のY色と同様の動作が行われ、中間転写体13上にY色〜K色のトナー像が形成される。
レジストローラー対14は、中間転写体13上に転写されたトナー像が用紙上の所定位置にくるようタイミングを合わせて、用紙を2次転写部15に搬送する。2次転写部15は、中間転写体13上のトナー像を用紙上に2次転写する。
定着部16は、用紙上に転写されたトナー像を定着させる。定着部16は、加熱ローラー18、加圧ローラー17を備える。加熱ローラー18と加圧ローラー17とは圧接されてニップ部(定着ニップ部)が形成されており、定着ニップ部に用紙を通すことでトナー像が定着される。
搬送部19は、定着部16によりトナー像が定着された用紙を、用紙搬送装置20に搬送する。また、搬送部19は、用紙の両面に画像形成を行う場合には、後述する用紙搬送装置20によって姿勢が整合され、再び画像形成装置1に戻された用紙を、反転搬送路19aを経由して、レジストローラー対14に対応する位置まで搬送する。
用紙搬送装置20は、搬送部19により搬送された用紙の姿勢を整合する。用紙搬送装置20は、搬送部19から搬送された用紙をそのまま排紙するためのストレート経路48と、搬送部19から搬送された用紙の姿勢を整合するための整合経路49とを有する。用紙搬送装置20は、用紙の片面のみに画像形成を行う場合は、搬送部19から搬送された用紙を、ストレート経路48を経由して排紙部21に排紙する。一方で、用紙搬送装置20は、用紙の両面に画像形成を行う場合は、搬送部19から搬送された用紙を、整合経路49において用紙の姿勢を整合した後、スイッチバックして画像形成装置1の搬送部19に戻す。
なお、用紙搬送装置20は、用紙の片面のみに画像形成を行う場合にも、整合経路49において用紙の姿勢を整合した後に、排紙部21に排紙するようにしてもよい。また、用紙搬送装置20は、用紙の両面に画像形成された後の用紙に対し、整合経路49において用紙の姿勢を整合した後に、排紙部21に排紙するようにしてもよい。つまり、用紙搬送装置20は、用紙の両面に画像形成する場合に、うら面を印刷する前に1回、うら面を印刷した後に1回、用紙の姿勢を整合するようにしてもよい。
排紙部21は、例えば排紙トレイであって、ストレート経路48または整合経路49を経由して排紙される用紙を積載する。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェアブロック図である。
画像形成装置1は、制御部22、記憶部23、画像処理部24、自動原稿搬送部3、原稿読取部4、画像形成部2、給紙部5、データIF部28、操作表示部32、搬送部19を含み、それらがバス200で接続されている。
制御部22は、主としてCPU(Central Processing Unit)から構成されており、後述する記憶部23に記憶されたプログラムを実行し、記憶部23、画像処理部24、自動原稿搬送部3、原稿読取部4、画像形成部2、給紙部5、データIF部28、操作表示部32、搬送部19を制御することで、画像形成装置1の機能を実現する。
記憶部23は、主として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)を備える。記憶部23は、制御部22が実行するプログラムを含む、画像形成装置1の機能を実現するために必要なデータや、ジョブに関するデータを記憶する。HDDはボックスとしての機能も実現する。
データIF部28は、外部の装置(例えば、PC(Personal Computer)などの情報機器装置)又は記憶メディアとの間で、データ等の送受信を行うものであり、LAN(Local Area Network)IF部29、記憶メディアIF部30、FAXIF部31を含む。LANIF部29は、有線又は無線方式のLANを介して、LANに接続されたサーバーや、PC、携帯端末、他の画像形成装置との間でデータの送受信を行う。また、LANIF部29は、印刷データを取得するとき、印刷データに基づいて画像形成装置1が画像形成する用紙の用紙サイズの情報を外部の装置から取得する。記憶メディアIF部30は、可搬性記憶メディア(例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリー)からデータを取得し、又は可搬性記憶メディアにデータを記憶させる。FAXIF部31は、ファクス回線を介してファクスデータの送受信を行う。
画像形成部2は、主として、感光体7、帯電部8、像露光部9、現像部10、1次転写部11、クリーニング部12、中間転写体13、レジストローラー対14、2次転写部15、定着部16、排紙部21により構成され、後述する画像処理部24が出力する画像データに基づいて用紙に対する画像形成を行う。
操作表示部32は、ディスプレイ33、タッチパネル34、操作キー35を備える。
ディスプレイ33は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))であり、操作画面を表示することができる。操作画面は、例えば、画像形成装置1の設定をユーザーから受け付けるための画面を含む。
タッチパネル34は、ディスプレイ33の画面上に設けられ、ペンや指等で押下された座標位置を検知する。
操作キー35は、例えばハードキーであり、テンキー、スタートキーを含む。テンキーは数字や記号の入力を受け付けるためのキーである。スタートキーは画像形成装置1の動作開始の指示を受け付ける。
また、操作表示部32は、記憶メディアIF部30が取得した印刷データや、FAXIF部31が取得したファクスデータ、原稿読取部4が生成した読取データに基づいて画像形成装置1が画像形成するとき、ユーザーから、画像形成に用いる用紙の用紙サイズの指示を受け付ける。
画像処理部24は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の画像処理用の集積回路であって、LANIF部29や記憶メディアIF部30が取得した印刷データや、FAXIF部31が取得したファクスデータ、原稿読取部4が生成した読取データを入力データとし、入力データに対して画像処理を行い、画像データを画像形成部2に対して出力する。
画像処理部24は、入力データ解析部25、ラスターデータ生成部26、画像補正部27を備える。
入力データ解析部25は、入力データが、LANIF部29や記憶メディアIF部30が取得したPDL(Page Description Language)形式の印刷データであった場合、印刷データに基づいて解析処理を行い、中間言語(DL:Display List)データを生成する。なお、印刷データの形式は、PDL形式に限らず、その他の形式をとることもできる。
ラスターデータ生成部26は、入力データ解析部25が解析し、生成したDLデータに対して、ラスタライズ処理を行うことで、ラスターデータを生成する。
画像補正部27は、ラスターデータ生成部26が生成したラスターデータ又は原稿読取部4が生成した読取データに対して、シャープネス処理やスムージング処理、変倍処理、色変換処理を行う。
図3は、本発明の実施形態に係る用紙搬送装置20のハードウェアブロック図である。
図3を参照して、用紙搬送装置20は、制御部36と、記憶部37と、搬送路38と、変更機構44と、搬送ローラー対43と、第一整合部材40と、整合部材駆動部42と、第二整合部材41と、ストッパー47とを備える。
制御部36は、主としてCPU(Central Processing Unit)から構成されており、後述する記憶部37に記憶されたプログラムを実行し、記憶部37、搬送路38と、変更機構44と、搬送ローラー対43と、整合部材駆動部42等を制御する。
記憶部37は、主として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)を備える。記憶部37は、制御部36が実行するプログラムを含む、用紙搬送装置20の機能を実現するために必要なデータ等を記憶する。例えば、記憶部37は、図10の様な、用紙サイズに対応づけて、湾曲部39や第一整合部材40の位置、ストッパー47により用紙を保持するか否かを記述したテーブルを記憶する。テーブルの詳細については後述する。
搬送路38は、図4を参照して、画像形成装置1の搬送部21から搬送された用紙をそのまま排紙するためのストレート経路48と、搬送部21から搬送された用紙の姿勢を整合するための整合経路49とを含む。図4は、用紙搬送装置20の全体構成を示す図である。整合経路48は、搬送させる用紙を搬送方向に沿って湾曲させる湾曲部39を備える。ここで、整合経路48のうち、湾曲部39より上流側の経路を上流整合経路50と呼び、湾曲部39より下流側の経路を下流整合経路51と呼ぶことがある。つまり、整合経路49は、上流側から順に、上流整合経路50と、湾曲部39と、下流整合経路51とを含む。
図3に戻り、第一整合部材40は、整合経路49上の用紙における、搬送方向と平行な2つの辺の一方を第一辺、他方を第二辺としたときに、第一辺(用紙の搬送方向と平行である一辺)の上にある二箇所に押圧することで用紙の姿勢を整合する、板状の部材である。図4を参照して、本図において第一辺は、図面手前側の辺を意味し、第一整合部材40は、上流整合経路50上の一箇所において用紙に押圧されるとともに、下流整合経路51上の一箇所においても用紙に押圧可能なように配置されている。言い換えると、第一整合部材40が接する用紙の第一辺上の二箇所は、湾曲部39上の所定の点に対応する位置を挟んで離れている。ここで、湾曲部39上の所定の点は、湾曲部39を構成する搬送路38の用紙搬送方向の長さを二分する点とすることができる。なお、第一整合部材40の形状は、板状に代えて、棒状とすることもできる。また、第一整合部材40の材質はアルミ等の金属とすることができる。
図3を参照して、第二整合部材41は、搬送される用紙の第二辺(用紙の搬送方向と平行である他辺)上にあって、第一整合部材40が接する二箇所に対応する他の二箇所を含むように当接する部材である。なお、第二整合部材41は、必ずしも、第一整合部材40のように湾曲部39上の所定の点を挟んで離れた二箇所において用紙と当接している必要はない。第二整合部材41は、例えば、アルミ板等の金属板でできている。
整合部材駆動部42は、第一整合部材40を、主走査方向に沿って、用紙に近接または離間する方向に移動させる。整合部材駆動部42が第一整合部材40を用紙に近接する方向に移動させたとき、第一整合部材40が用紙に押圧される。整合部材駆動部42の具体的な機構や制御方法については、後述する。
図4を参照して、用紙搬送装置20は複数の搬送ローラー対43を含み、複数の搬送ローラー対43のそれぞれは、搬送路38上に配置され、用紙をニップしながら回転することにより、用紙を搬送する。搬送ローラー対43は、第一整合部材40により用紙の姿勢を整合する前に、用紙を、姿勢を整合するのに好ましい位置(以下、姿勢整合位置ということがある)まで搬送する。用紙が姿勢整合位置に到達したかどうかは、搬送路38に設けられたセンサー(不図示)の検知結果に基づき判断する。
また、搬送ローラー対43は、搬送ローラー対43を構成する2つの搬送ローラーを互いに離間する方向に移動する機構(ローラー離間機構)を有し、用紙を姿勢整合位置まで搬送した後、少なくとも後述する整合部材駆動部42が第一整合部材40を主走査方向に駆動(移動)することで第一整合部材40が用紙を押圧する動作(姿勢整合動作と呼ぶことがある)を行うまでの間に、2つの搬送ローラーは、互いに離間する方向に移動される。その際には、2つの搬送ローラーが離間方向に移動することで2つの搬送ローラーによるニップ圧が弱まればよく、必ずしも、2つの搬送ローラーが完全に離間する必要はない。
変更機構44は、少なくとも姿勢整合動作が行われる前に、搬送される用紙のサイズに応じて、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する。より詳しくは、湾曲部39上の所定の点と、第一整合部材40の重心との相対的な距離を変更する。変更機構44は、湾曲部移動機構45と、整合部材移動機構46とを含む。
湾曲部移動機構45は、湾曲部39を用紙搬送方向に沿って移動させることで、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する。湾曲部移動機構45による湾曲部39を移動させる具体的な機構や制御については、後述する。
整合部材移動機構46は、第一整合部材40を用紙搬送方向(副走査方向)に沿って移動させることによって、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する。整合部材移動機構46による第一整合部材40を移動させる具体的な機構や制御については、後述する。
ストッパー47は、搬送される用紙のサイズが所定のサイズ以下のときに、整合経路49において用紙の下流側の端部を保持する。より詳しくは、ストッパー47は、搬送される用紙のサイズが、所定のサイズよりも大きいときには整合経路49において用紙を保持せず、搬送される用紙のサイズが、所定のサイズ以下のときにのみ、整合経路49において用紙を保持する。
整合経路49の湾曲部39上の所定の点より上流側には、ストッパー47に対応する間隙が設けられており、ストッパー47は、搬送される用紙のサイズが所定のサイズ以下のときに、ストッパー47に連結されたストッパー47駆動機構(例えばソレノイド55等)により、用紙を保持可能な位置に移動される。その場合、ストッパー47は、搬送される用紙の先端がストッパー47の位置に到達する前に、移動される。
図5は、図4における用紙搬送装置20のAA’断面図を示す。図5においては、用紙の姿勢が、搬送方向に対して傾いている場合を例示している。
第一整合部材40と、第二整合部材41とは、搬送路38を挟んで配置されている。第一整合部材40は、搬送される用紙の第一辺上の、所定の箇所(図5において太線の箇所)に押圧可能なように配置される。第二整合部材41は、用紙の第二辺上にあって、第一整合部材40が接する所定の箇所に対応する他の箇所(図5において破線の箇所)に当接可能なように配置される。
図6は、湾曲部39を用紙搬送方向に沿って移動させる湾曲部移動機構45を説明する図である。湾曲部移動機構45は、湾曲部39を移動することで、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更することができる。湾曲部移動機構45は、駆動モーター52、ワイヤー53、ワイヤー巻取部54を備えている。
ワイヤー53は、例えば、ピアノ線等の金属線であり、ワイヤー53の一端は、湾曲部39と接続されており、他端は、ワイヤー巻取部54と接続されている。
ワイヤー巻取部54は、回転素子を含み、ワイヤー巻取部54の回転素子のそれぞれが所定の回転方向(図中(イ)、この方向を正方向という)に回転することにより、湾曲部39と接続されたワイヤー53を巻き取り、湾曲部39を、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離が小さくなる方向(図中(ア)の方向)に移動させる。また、ワイヤー巻取部54の回転素子のそれぞれが、所定の回転方向とは逆向き(逆方向)に回転することにより、湾曲部39と接続されたワイヤー53を送り出し、湾曲部39を、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離が大きくなる方向(図中(ア)とは逆の方向)に移動させることができる。
駆動モーター52は、ワイヤー巻取部54の回転素子を回転させる。より詳しくは、駆動モーター52は、回転素子を、正方向または逆方向に、所定時間回転させる。
図7は、第一整合部材40を主走査方向に沿って駆動させる整合部材駆動部42と、第一整合部材40を用紙搬送方向に沿って移動させる整合部材移動機構46を説明する図である。
整合部材駆動部42は、第一整合部材40を図中(ウ)または(ウ’)の方向に移動する。整合部材駆動部42は、例えばソレノイド55であって、第一整合部材40は、ソレノイド55を介してホルダー56に支持されている。第一整合部材40は、ソレノイド55の動作より、図中ウまたは(ウ’)の方向に移動される。
整合部材移動機構46は、第一整合部材40を用紙搬送方向の上流側または下流側に移動させ、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更することが出来る。整合部材移動機構46は、例えば、ラックアンドピニオン機構57とすることができる。
ラックアンドピニオン機構57は、ラック58とラック58に結合するピニオン59とピニオン59を回転させるピニオンモーター60とを備える。ラックアンドピニオン機構57は、ピニオン59がピニオンモーター60により回転駆動されることにより、ホルダー56に連結されたラック58を図中(エ)または(エ’)の方向に移動させ、結果として第一整合部材40が移動する。
図7において、整合部材移動機構46は、時計回り方向にピニオン59を回転駆動することで(エ’)の方向に第一整合部材40を移動させ、反時計回りの方向にピニオン59を回転駆動することで、(エ)の方向に第一整合部材40を移動させる。
なお、整合部材移動機構46は、第一整合部材40を用紙搬送方向の上流側または下流側に移動させられればよく、ラックアンドピニオン機構57以外の公知の機構を採用することができる。
図8は、姿勢整合位置で用紙を保持する機構を説明する図である。用紙搬送装置20は、姿勢整合動作を行う前に、整合の効果を高めるため、整合経路49上の搬送ローラーを離間させる方向に移動させる。しかし、搬送ローラーを離間させると、重力の影響で用紙が下方にずれてしまい、姿勢整合位置に用紙がある状態で姿勢整合動作を行うことができず、期待通りの整合効果が得られない虞がある。そこで、搬送ローラーを離間させる方向に移動させた場合にも用紙が下方にずれることを抑制する、図8のような用紙ずれ抑制機構を整合経路49に設けておくことが望ましい。
図8(A)及び図8(B)は、用紙ずれ抑制機構の例を示す図である。図8(A)の用紙ずれ抑制機構は、整合経路49を局所的に屈曲させることで、用紙が下方にずれることを抑制する。図8(B)の用紙ずれ抑制機構は、整合経路49で弾性部材61を圧接することで、用紙が下方にずれることを抑制する。弾性部材61としては、例えば、プラスチック製の板状プレートを用いることができる。
図9は、用紙搬送装置20の制御部36が実行する処理に関する機能を示す機能ブロック図である。用紙搬送装置20の制御部36は、記憶部37に記憶されたプログラムを実行し、図3のハードウェアブロック図に示す各構成を制御することにより、図4に示す機能を実現する。用紙搬送装置20は、サイズ取得部62と、決定部63と、変更部64と、ストッパー移動部65と、搬送ローラー離間部66を備える。
サイズ取得部62は、搬送される用紙に関する用紙サイズの情報を取得する。より具体的には、サイズ取得部62は、画像形成装置1が画像形成を行うときに使用する用紙の用紙サイズの情報を、取得する。例えば、入力データが、LANIF部29が外部の装置から取得した印刷データであった場合、外部の装置から画像形成装置1が取得した用紙サイズの情報を取得する。また、入力データが、記憶メディアIF部30が取得した印刷データか、FAXIF部31が取得したFAXデータか、原稿読取部4が生成した読取データであった場合、画像形成装置1が、操作表示部32を介してユーザーから受け付けた用紙サイズの情報を取得する。
決定部63は、サイズ取得部62が取得した用紙サイズの情報に基づいて、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置、ストッパー47により用紙を保持させるか否かを決定する。
記憶部37には、図10に示す様なテーブルが予め記憶されており、そのテーブルには、用紙サイズ(搬送方向の長さ)に対応づけて、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置が記述されている。図10においては、S1は最もサイズが小さく(搬送方向の長さが短く)、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9の順でサイズが大きく(搬送方向の長さが長く)なり、S10は最もサイズが大きい。
決定部63は、記憶部37に記憶された図10に示す様なテーブルに基づいて、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置を決めることにより、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を決定する。
ここで、第一整合部材40で用紙の姿勢を整合するとき、搬送方向下流側の用紙端部(以下、下流側用紙端ということがある)から所定距離内にある位置と、搬送方向上流側の用紙端(以下、上流側用紙端ということがある)から所定距離内にある位置において用紙に押圧することで、より効果的に用紙の姿勢を整合することができる。つまり、搬送される用紙の用紙サイズが変わった場合でも、下流側用紙端から所定距離内にある位置(以下、下流側用紙端に近い位置ということがある)と上流側用紙端から所定距離内にある位置(以下、上流側用紙端に近い位置ということがある)において、第一整合部材40で用紙に押圧することが好ましい。そこで、用紙搬送装置20においては、搬送される用紙の用紙サイズに応じて湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更することで、第一整合部材40により、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置を押圧可能にする。
図10のテーブルには、用紙サイズに対応付けて、湾曲部39の位置としてA1〜A8のいずれかが記述されている。A1は整合経路49の長さを最短にする湾曲部39の位置であり、A2、A3、A4、A5、A6、A7の順で整合経路49の長さが長くなり、A8は整合経路49の長さを最長にする湾曲部39の位置である。
また、図10のテーブルには、用紙サイズに対応付けて、第一整合部材40の位置としてB1〜B5のいずれかが記述されている。湾曲部39が所定の位置が固定されている(例えばA1)と仮定したときに、B1は、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離を最長にする第一整合部材40の位置であり、B2、B3、B4の順で第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が短くなり、B5は第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離を最短にする第一整合部材40の位置である。
さらに、図10に示すテーブルには、用紙サイズに対応づけて、ストッパー47により用紙を保持させるか否かが記述されおり、決定部63は、その情報に基づいて、ストッパー47により用紙を保持させるか否かを決定する。
図10、11を用いて、決定部63による、湾曲部39の位置、第一整合部材40の位置及びストッパー47により用紙を保持させるか否かの決定結果について説明する。なお、図11では、説明の便宜上、ストッパー47と、湾曲部39、第一整合部材40の位置関係を概念的に表現しており、所定の縮尺に基づき(相似関係を維持して)縮小して表現したものではない。図11において、破線は整合経路49、実線は姿勢整合位置にある用紙を表している。
図10、11(A)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS1の場合、湾曲部39をA1の位置、第一整合部材40をB1の位置、ストッパー47により用紙を保持すると決定する。この場合、下流側用紙端がストッパー47により保持されるため、用紙は湾曲部39に進入しない。ストッパー47に保持された用紙を、B1の位置にある第一整合部材40で押圧することで、用紙の姿勢が整合される。
後述するように、用紙搬送装置20は、用紙サイズが所定のサイズよりも大きいときには、湾曲部39により用紙を湾曲させることで、下流側用紙端と上流側用紙端とを近づけた上で、第一整合部材40を、第一辺に対して二箇所で押圧させることで、用紙の姿勢を整合する。しかし、湾曲部39はある程度の長さを有することから、所定サイズ以下の用紙を湾曲部39で湾曲させたとしても、下流側用紙端と上流側用紙端とを十分に近づけることができないため、第一整合部材40を第一辺に対して二箇所で押圧させることは難しい。そこで、用紙搬送装置20は、ストッパー47により下流側用紙端を保持した状態で、第一整合部材40を、上流側用紙端に近い位置(一箇所)で用紙に押圧させる。
なお、用紙サイズが小さければ、第一整合部材40を一箇所でのみで押圧させたとしても、整合の精度上の問題は生じない。
図10、11(B)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS2(>S1)の場合、図11(A)と同様に、湾曲部39をA1の位置、第一整合部材40をB1の位置、ストッパー47により用紙を保持すると決定する。以下、図7(A)と重複するため、説明は省略する。
図10、11(C)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS3(>S2)の場合、湾曲部39をA1の位置とし、第一整合部材40をB5の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。用紙サイズが、湾曲部39の長さよりも少し大きい(長い)程度であるため、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させるために、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を小さくする必要がある。そこで、決定部63は、湾曲部39の位置を、整合経路49の長さを最短にするA1に決定し、第一整合部材40の位置を湾曲部39との相対的な距離を最短にするB5に決定する。
図10、11(D)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS4(>S3)の場合、湾曲部39をA2の位置とし、第一整合部材40をB4の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置のそれぞれを、S3と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(E)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS5(>S4)の場合、湾曲部39をA3の位置とし、第一整合部材40をB3の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置のそれぞれを、S4と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(F)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS6(>S5)の場合、湾曲部39をA4の位置とし、第一整合部材40をB2の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置のそれぞれを、S5と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(G)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS7(>S6)の場合、湾曲部39をA5の位置とし、第一整合部材40をB1の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置のそれぞれを、S6と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(H)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS8(>S7)の場合、湾曲部39をA6の位置とし、第一整合部材40をB1の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置を、S7と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(I)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS9(>S8)の場合、湾曲部39をA7の位置とし、第一整合部材40をB1の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置を、S8と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
図10、11(J)を参照して、決定部63は、用紙サイズがS10(>S9)の場合、湾曲部39をA8の位置とし、第一整合部材40をB1の位置とし、ストッパー47により用紙を保持しないと決定する。決定部63は、湾曲部39の位置を、S9と比較して、第一整合部材40と湾曲部39との相対的な距離が長くなる位置に決定する。これにより、下流側用紙端に近い位置と上流側用紙端に近い位置に第一整合部材40を押圧させることができる。
変更部64は、湾曲部39の位置及び第一整合部材40の位置が、決定部63が決定した位置になるように、湾曲部移動機構45と整合部材移動機構46を制御することで、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する。
ストッパー移動部65は、決定部63による、ストッパー47により用紙を保持するか否かの決定結果に基づいて、ストッパー47に連結されたストッパー47駆動機構を制御することで、ストッパー47により用紙を保持するか否かを切り替える。
搬送ローラー離間部66は、搬送ローラー対43が備える離間機構を制御することで、用紙が姿勢整合位置に到達した後、第1整合動作が行われる前に、搬送ローラー対43を構成する搬送ローラーを互いに離間する方向に移動する。
図12は、本発明の実施形態に係る用紙搬送装置20が実行する、搬送された用紙を整合させる処理を示すフローチャートである。制御部36は、記憶部37に記憶されたプログラムを実行することにより、図12に示すフローチャートを実行する。
用紙搬送装置20は、搬送される用紙サイズの情報を取得する(ステップS110)。用紙搬送装置20は、取得した用紙サイズの情報に基づいて、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を決定する(ステップS120)。用紙搬送装置20は、図10に示すようなテーブルに基づいて、湾曲部39の位置と第一整合部材40の位置を決めることにより、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を決定する。
用紙搬送装置20は、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離がステップS120で決定した距離となるように、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する(ステップS130)。用紙搬送装置20は、現在(変更前)の湾曲部39及び第一整合部材40の位置と、ステップS120で決定した湾曲部39及び第一整合部材40の位置とに基づいて、湾曲部39と第一整合部材40の両方または湾曲部39と第一整合部材40のいずれか一方を移動させることで、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更する。なお、現在(変更前)の湾曲部39及び第一整合部材40の位置と、ステップS120で決定した湾曲部39及び第一整合部材40の位置とが同じ場合には、変更は行わない。
用紙搬送装置20は、ステップS110で取得した用紙サイズの情報に基づいて、ストッパー47により用紙を保持させるか否かを決定する(ステップS140)。用紙搬送装置20は、図10に示すようなテーブルに基づいて、搬送される用紙のサイズが所定のサイズよりも大きいときにはストッパー47により用紙を保持しないと決定し、搬送される用紙のサイズが所定のサイズ以下のときにのみストッパー47により用紙を保持すると決定する。
用紙搬送装置20は、ステップS140での決定結果に基づいて、ストッパー47駆動機構を制御してストッパー47を移動させることにより、ストッパー47により用紙を保持するか否かを切り替える(ステップS150)。
用紙搬送装置20は、用紙の搬送を開始し(ステップS160)、用紙が姿勢整合位置に到達するまで搬送を継続し(ステップS170でNo)、用紙が姿勢整合位置に到達したとき(ステップS170でYes)、用紙搬送を停止する(ステップS180)。
用紙搬送装置20は、用紙が姿勢整合位置にある状態で、搬送ローラー対43が備えるローラー離間機構を制御することで、搬送ローラー対43を構成する搬送ローラーを互いに離間する方向に移動する(ステップS190)。
用紙搬送装置20は、用紙が姿勢整合位置にある状態で、姿勢整合動作を行う。具体的には、整合部材駆動部42を駆動させることで第一整合部材40を用紙に押圧することにより、用紙の姿勢を整合する(ステップS200)。
用紙搬送装置20は、搬送ローラー対43により姿勢が整合された後の用紙をニップし、用紙の搬送を再開する(ステップS210)。
以上のように、発明の実施形態に係る用紙搬送装置20は、搬送路38に湾曲部39を含み、第一整合部材40が、搬送される用紙の搬送方向と平行となる一辺上の2箇所を押圧し、その2箇所が湾曲部39上の所定の点を挟んで離れているので、搬送する用紙が長尺用紙の様に搬送方向に長い用紙であっても、用紙の姿勢を高い精度で整合することができる。
また、発明の実施形態に係る用紙搬送装置20は、搬送される用紙のサイズに対応して、湾曲部39と第一整合部材40との相対的な距離を変更することにより、用紙サイズが変わった場合でも上流側用紙端から所定距離内にある位置と下流側用紙端から所定距離内にある位置を、第一整合部材40が押圧できるので、異なるサイズの用紙に対し、高い精度で姿勢を整合することができる。
なお、前述の説明においては、図5を参照して、第二整合部材41を第一整合部材40に対して十分に大きなサイズとすることで、第二整合部材41を用紙搬送方向に移動させなくても、第二整合部材41が、第二辺上にあって第一整合部材40が接する二箇所に対応する他の二箇所に当接できるようにした。これに対し、第二整合部材41のサイズを十分に大きくできない場合は、第二整合部材41を用紙搬送方向に移動させる機構を更に設け、第一整合部材40を用紙搬送方向に移動させるのと合わせて第二整合部材41を用紙搬送方向に移動させるようにしてもよい。
なお、湾曲部39と第一整合部材40の基準位置(ホームポジション)を予め決めておき、姿勢整合動作が完了した用紙の搬送を再開した都度、湾曲部39と第一整合部材40を基準位置に戻すようにしてもよいし、基準位置には戻さずに、その時点の位置から次に整合する用紙のサイズに対応した位置に移動させてもよい。
なお、前述の説明では、用紙搬送装置20が制御部36を備えるものとしたが、用紙搬送装置20が制御部36を備えず、前述の説明において用紙搬送装置20の制御部36が備えるものとした機能を、画像形成装置1が備える制御部22が実行するようにしてもよい。
また、前述の説明では、用紙搬送装置20と画像形成装置1とを別体の装置としたが、前述の用紙搬送装置20と画像形成装置1の構成を備える一体の装置としての画像形成システム(画像形成装置1)とすることもできる。
また、前述の説明では、用紙搬送装置20を、画像形成装置1により画像形成された後の用紙の姿勢を整合する装置としたが、画像形成装置1により画像形成される前の用紙の姿勢を整合する装置とすることもできる。その場合、用紙搬送装置20は、用紙を収納する給紙トレイ6と画像形成部2との間に配置される。
また、前述の説明では、姿勢整合動作において、第一整合部材40のみを主走査方向に駆動するものとしたが、第一整合部材40を主走査方向に駆動する整合部材駆動部42に加えて、第二整合部材41を主走査方向に駆動する、他の駆動部(第二整合部材駆動部)を備えるようにしてもよい。
(変形例)
前述の実施形態における用紙搬送装置20では、用紙の両面に画像形成を行う場合、姿勢を整合させた用紙を上流側の画像形成装置1に戻すものとしたが、本変形例の用紙搬送装置20は、上流側の画像形成装置1(第一画像形成装置101)からおもて面(一方の面)に画像形成された用紙を受け付け、姿勢を整合させた後、うら面(他方の面)に画像形成する下流側の画像形成装置1(第二画像形成装置102)に搬送するものである。言い換えれば、前述の実施形態における用紙搬送装置20を、二台の画像形成装置1を用いて用紙の両面に画像形成を行うタンデム型の画像形成システム103に適用可能にしたものである。
図13は、本変形例におけるタンデム型の画像形成システム103の全体構成を示す。用紙搬送装置20は、用紙のおもて面に画像形成する第一画像形成装置1と、用紙のうら面に画像形成する第二画像形成装置1の間に配置される。
第一画像形成装置1により画像形成された用紙は、用紙搬送装置20に搬送され、前述の実施形態における用紙搬送装置20と同様の方法で用紙の姿勢が整合された後に、第二画像形成装置1へ搬送される。本変形例の用紙搬送装置20は、前述の実施形態と比較して、新たに用紙反転路67を備えている。
用紙搬送装置20の基本構成は前述の実施形態と同様であるが、前述の実施形態の構成に加えて、姿勢を整合させた後の用紙をスイッチバックした上で第二画像形成装置1に搬送するための反転搬送路67を更に備える。
本発明の変形例に係る用紙搬送装置20によると、タンデム型の画像形成システム103において、搬送する用紙が長尺用紙の様に搬送方向に長い用紙であっても、用紙の姿勢を高い精度で整合することができる。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 自動原稿搬送部
4 原稿読取部
5 給紙部
6 給紙トレイ
6d 手差しトレイ
7 感光体
8 帯電部
9 像露光部
10 現像部
11 1次転写部
12 クリーニング部
13 中間転写体
14 レジストローラー対
15 2次転写部
16 定着部
17 加圧ローラー
18 加熱ローラー
19 搬送部
19a 反転搬送路(画像形成装置)
20 用紙搬送装置
21 排紙部
22 制御部(画像形成装置)
23 記憶部(画像形成装置)
24 画像処理部
25 入力データ解析部
26 ラスターデータ生成部
27 画像補正部
28 データIF部
29 LANIF部
30 記憶メディアIF部
31 FAXIF部
32 操作表示部
33 ディスプレイ
34 タッチパネル
35 操作キー
36 制御部(用紙搬送装置)
37 記憶部(用紙搬送装置)
38 搬送路
39 湾曲部
40 第一整合部材
41 第二整合部材
42 整合部材駆動部
43 搬送ローラー対
44 変更機構
45 湾曲部移動機構
46 整合部材移動機構
47 ストッパー
48 ストレート経路
49 整合経路
50 上流整合経路
51 下流整合経路
52 駆動モーター
53 ワイヤー
54 ワイヤー巻取部
55 ソレノイド
56 ホルダー
57 ラックアンドピニオン機構
58 ラック
59 ピニオン
60 ピニオンモーター
61 弾性部材
62 サイズ取得部
63 決定部
64 変更部
65 ストッパー移動部
66 搬送ローラー離間部
67 反転搬送路(用紙搬送装置)
100 画像形成システム
101 第一画像形成装置
102 第二画像形成装置
103 タンデム型の画像形成システム
200 バス

Claims (14)

  1. 搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、
    前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、
    前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、
    前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材とを備え、
    前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れていることを特徴する用紙搬送装置。
  2. 前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 搬送される用紙のサイズに応じて、前記変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更されることを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記変更機構は、前記湾曲部を移動させることで、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする請求項2または3に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記変更機構は、前記第一整合部材を移動させることで、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする請求項4に記載の用紙搬送装置。
  6. 制御部をさらに有し、
    前記制御部は、
    搬送される用紙のサイズを取得し、
    取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させるか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、前記変更機構に、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる請求項2〜5のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記第二整合部材を駆動する第二整合部材駆動部を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記搬送路は、搬送方向について、前記所定の点より上流で前記用紙を保持するストッパーを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  9. 搬送される用紙のサイズに応じて、前記ストッパーにより、前記用紙が保持される請求項8に記載の用紙搬送装置。
  10. 搬送ローラーをさらに備え、
    前記搬送ローラーは、少なくとも用紙の姿勢を整合する前に、離間する方向に移動されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の用紙搬送装置と、
    用紙に対して画像形成を行う画像形成部とを
    備える画像形成システム。
  12. 上流側の画像形成装置から搬送される用紙を、下流側の画像形成装置に搬送する請求項1〜10のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  13. 搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、
    前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、
    前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、
    前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材と、
    前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構を備え、
    前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れている用紙搬送装置の制御方法であって、
    用紙サイズを取得し、
    取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を決定し、
    決定した前記距離に応じて、変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更することを特徴とする用紙搬送装置の制御方法。
  14. 搬送方向に用紙を湾曲させる湾曲部を含む搬送路と、
    前記用紙の、搬送方向と平行である一辺上の二の箇所に当接可能な第一整合部材と、
    前記第一整合部材を駆動する整合部材駆動部と、
    前記用紙の搬送方向と平行である他辺上にあって、前記第一整合部材が当接する前記二の箇所に対応する他の二の箇所に当接する第二整合部材と、
    前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させる変更機構を備え、
    前記第一整合部材が前記一辺上に当接する二の箇所は、前記湾曲部上の所定の点を挟んで離れている用紙搬送装置に、
    用紙サイズを取得させ、
    取得した前記用紙のサイズに応じて、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を決定させ、
    決定した前記距離に応じて、変更機構により、前記湾曲部と前記第一整合部材との距離を変更させることを特徴とする用紙搬送装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020066494A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送方法、用紙搬送装置および画像形成システム

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