JP2016190503A - 電子制御装置 - Google Patents

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康史 森田
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Abstract

【課題】信頼性の高い電子制御装置を提供する。【解決手段】スイッチ10aがONの場合には、差動増幅回路7aと7cの出力電圧を比較し、それぞれの故障の有無を判定する。また、スイッチ10bがONの場合には、差動増幅回路7bと7cの出力電圧を比較し、それぞれの故障の有無を判定する。適宜スイッチ10aおよび10bを切り替えながら、上記の動作を繰り返し行うことにより、制御対象1aおよび1bの電流を検出しつつ、差動増幅回路7aと7bに対する故障診断を実施できる。したがって、差動増幅回路7a,7bの故障を早期に発見できるので、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
たとえば、自動車のブレーキシステムに搭載する電子制御装置は、制御対象であるモータもしくはソレノイドに流れる電流を調整し、対象の制御を行っている。精度の良い制御を実施するためには、制御対象に流れる電流値を読み取る必要があり、そのために電流検出回路が設けられる。この電流検出回路は、対象物を流れる電流を抵抗によって電圧に変換した後、差動増幅回路によって増幅し、出力する回路である。
電流検出に使用する差動増幅回路の出力がずれてしまうと、制御対象に流れる電流が正しく読み取れなくなるため、制御対象を正しく制御できなくなるおそれがある。そのため、たとえば、DC/DCコンバータ、電流検出部、および制御部を備え、制御部が、次のように動作する電源装置が知られている。この電源装置では、所定タイミングで第1スイッチをオフにして第2スイッチをオンにすることでゼロ点電流Ioを更新し、第2スイッチをオフにして第3スイッチをオンにすることで感度Kを更新し、第3スイッチをオフにして第1スイッチをオンにする、動作を繰り返すように制御することで、更新したゼロ点電流Ioと感度Kにより電流Iを補正して検出する(特許文献1参照)。
特開2012−186874号広報
上述した特許文献に記載の電源装置では、シャント抵抗と差動増幅回路の接続を切り離し、差動増幅回路の入力を短絡させることにより、差動増幅回路のゼロ点電流調整が行える。また、差動増幅回路の入力に調整用電圧を印加することで、差動増幅回路の感度を調整できる。しかし、上述した特許文献に記載の電源装置では、差動増幅回路の調整中にシャント抵抗との接続を切り離す必要があるため、電流検出の最中に差動増幅回路の調整もしくは故障診断を行うことができない。制御対象を精度よく制御するために、制御対象が動作中には常に電流検出を行わなければならないため、上述した特許文献に記載の電源装置では、制御対象の動作中に差動増幅回路の調整等を行えない。
本発明による電子制御装置は、少なくとも2つの制御対象にそれぞれ流れる電流を個別に検出する少なくとも2つの制御用差動増幅回路と、制御用差動増幅回路とは異なる診断用差動増幅回路と、一方の制御対象を流れる電流を一方の制御用差動増幅回路で検出する非診断用切替位置と、一方の制御対象を流れる電流を一方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路で検出する診断用切替位置とに切り替える第1のスイッチと、他方の制御対象を流れる電流を他方の制御用差動増幅回路で検出する非診断用切替位置と、他方の制御対象を流れる電流を他方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路で検出する診断用切替位置とに切り替える第2のスイッチと、第1のスイッチの切替位置が診断用切替位置である場合に一方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、一方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路の少なくともいずれか一方の故障の有無を判定し、第2のスイッチの切替位置が診断用切替位置である場合に他方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、他方の制御用差動増幅回路および診断用差動増幅回路の少なくともいずれか一方の故障の有無を判定する故障判定回路とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、制御対象が動作中に差動増幅回路の故障の有無を判定できるので、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。
第1の実施の形態の電子制御装置および周辺回路の構成図の例である。 第1の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。 第2の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。 第3の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。 第3の実施の形態におけるスイッチ切り替え処理のフローチャートを表した図である。 第3の実施の形態における故障診断処理のタイミングチャートの例を表した図である。 差動増幅回路に故障が発生した場合の一例を示した図である。 第4の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。 第4の実施の形態におけるスイッチ切り替え処理のフローチャートを表した図である。 第4の実施の形態における故障診断処理のタイミングチャートの例を表した図である。 第5の実施の形態における電子制御装置および周辺回路の構成図の例である。 差動増幅回路の特性測定処理のフローチャートを表した図である。 差動増幅回路の特性測定処理のフローチャートを表した図である。 差動増幅回路の特性測定処理のフローチャートを表した図である。 第5の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。 差動増幅回路の代替処理のフローチャートを表した図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1,2を参照して、本発明による電子制御装置の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態では、たとえば、自動車のブレーキシステムに搭載され、制御対象であるモータもしくはソレノイドに流れる電流を調整し、制御対象を制御する電子制御装置を例に挙げて説明する。本実施の形態の電子制御装置3は、制御対象に流れる電流を検出中の差動増幅回路に対して、故障診断を低コストで実施できる。以下、詳細について説明する。
図1は、本実施の形態の電子制御装置3および周辺回路の構成図の例である。
制御対象1aおよび1bは、電子制御装置3によって制御される対象であり、具体例としてはモータやソレノイドなどのアクチュエータ等が挙げられる。なお、図1において、制御対象1aおよび1bは電子制御装置3の外部に記載しているが、電子制御装置3の内部にあってもよい。外部電源2は、制御対象1aおよび1bを駆動させるための電源であり、たとえばバッテリなどが該当する。
電子制御装置3は、スイッチング素子4aおよび4b、還流ダイオード5aおよび5b、シャント抵抗6aおよび6b、差動増幅回路7a〜7c、ローパスフィルタ8a〜8c、制御回路9、スイッチ10aおよび10bを有している。
ここで、スイッチング素子4aは、制御対象1aに流れる電流量を制御するためのスイッチであり、たとえばFET(Field Effect Transistor)やバイポーラトランジスタによって構成される。このスイッチング素子4aのON/OFFは、後述する制御回路9から出力されるPWM(Pulse Wide Modulation)信号11aによって切り替えられる。同様にスイッチング素子4bは、制御対象1bに流れる電流量を制御するためのスイッチであり、制御回路9から出力されるPWM信号11bによってON/OFFが切り替えられる。
還流ダイオード5aは、スイッチング素子4aがOFFになった場合に、制御対象1aに発生するサージ電圧を逃がすためのダイオードである。同様に、還流ダイオード5bは制御対象1bに発生するサージ電圧を逃がすためのダイオードである。
シャント抵抗6aは、制御対象1aに流れる電流を電圧に変換するための抵抗素子である。シャント抵抗6aにおける電圧差は、差動増幅回路7aによって増幅され、ローパスフィルタ8aを経て、制御回路9に入力される。シャント抵抗6bは、制御対象1bに流れる電流を電圧に変換するための抵抗素子である。シャント抵抗6bにおける電圧差は、差動増幅回路7bによって増幅され、ローパスフィルタ8bを経て、制御回路9に入力される。
差動増幅回路7aは、シャント抵抗6aで発生する電圧差を増幅して制御回路9に出力する差動増幅回路である。差動増幅回路7bは、シャント抵抗6bで発生する電圧差を増幅して制御回路9に出力する差動増幅回路である。差動増幅回路7cは、後述するスイッチ10a,10bを介して接続されるシャント抵抗6aまたは6bで発生する電圧差を増幅して制御回路9に出力する差動増幅回路である。
制御回路9は、内部にCPU(図示せず)、RAM(図示せず)、ROM(図示せず)通信回路(図示せず)を有している。このROMは、電気的に書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)やフラッシュROMでも良い。制御回路9は、電子制御装置3外部のセンサ(図示せず)や他の電子制御装置(図示せず)と通信を行い、センサ値もしくは他の電子制御装置からの命令に基づいて、制御対象1aおよび1bに流す目標電流値をそれぞれ決定する。また、制御回路9は、差動増幅回路7aおよび7bの出力電圧から、制御対象1aおよび1bに流れている電流をそれぞれ計算し、目標電流値を補正する。そして、制御回路9は、補正した目標電流値に基づいてPWM信号11aおよび11bを生成し、スイッチング素子4aおよび4bを制御する。
差動増幅回路7cの入力には、スイッチ10aおよび10bによって、差動増幅回路7aまたは差動増幅回路7bのいずれか一方の入力が差動増幅回路7aまたは差動増幅回路7bと並列に接続される。スイッチ10aと10bとは、たとえば、スイッチ10aがON状態になった時、スイッチ10bがOFF状態となるように、連動してお互いに逆の動作を行うように構成されている。スイッチ10aおよび10bの切り替え制御は、制御回路9が出力する切り替え信号12によって行われる。たとえば、切り替え信号12が0の場合は、スイッチ10aがONかつスイッチ10bがOFF、切り替え信号12が1の場合は、スイッチ10aがOFFかつスイッチ10bがONとなる。
制御回路9は、切り替え信号12によってスイッチ10aおよび10bを制御しつつ、差動増幅回路7cの出力電圧と差動増幅回路7aもしくは7bの出力電圧を比較し、故障の有無を判定する。故障があると判定した場合、制御回路9は故障通知装置13に対して、故障検出信号を出力する。
故障通知装置13は、制御回路9からの故障検出信号を受け付け、たとえば車両の搭乗者に対して故障の発生を通知する装置である。故障の通知方法としては、たとえば、ランプを点灯させる、警告音を発生させる、音声で通知するなどの方法が挙げられる。
図2は、第1の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。この故障診断処理は制御回路9が任意のタイミングで実施する。例えば、一定時間が経過するごとに実施しても良いし、制御回路9の処理サイクルごとに毎回実施しても良い。
ステップS1において、制御回路9は、スイッチ10aと10bのどちらがONになっているかを判定する。この判定は、現在出力している切り替え信号12の値を見ることで行う。例えば、切り替え信号12の値が0であればスイッチ10aがON、切り替え信号12の値が1であればスイッチ10bがONと判定できる。判定の結果、スイッチ10aがONであればステップS2の処理へ、そうでなければステップS3の処理へ移る。
ステップS2では、制御回路9は、差動増幅回路7aに対する故障診断のために、差動増幅回路7aの出力電圧と差動増幅回路7cの出力電圧を比較する。比較した結果、閾値1以上の差がある場合には、差動増幅回路7aもしくは7cのどちらかが故障していると判断し、ステップS4の処理へ移る。そうでない場合にはステップS5の処理に移る。
なお、差動増幅回路7aと7cが共に正常であっても、両回路の温度特性が不一致の場合には出力電圧に差が生じ、故障であると判定される可能性がある。そのような故障の誤検出を避けるため、差動増幅回路7aと7cの温度特性が合うように両回路を設計するほか、両回路にコモンセントロイド配置を適用することが望ましい。
ステップS3では、制御回路9は、差動増幅回路7bに対する故障診断のために、差動増幅回路7bの出力電圧と差動増幅回路7cの出力電圧を比較する。比較した結果、閾値3以上の差がある場合には、差動増幅回路7bもしくは7cのどちらかが故障していると判断し、ステップS4の処理へ移る。そうでない場合にはステップS5の処理に移る。なお、ステップS2における閾値1とステップS3における閾値3は、同じ値でも良いし、異なる値でも良い。
なお、故障の誤検出を防止するため、差動増幅回路7bと7cに対しても、温度特性を考慮した設計とコモンセントロイド配置の適用を実施することが望ましい。
ステップS4では、制御回路9は、故障通知装置13に対して故障検出信号を出力する。その後、ステップS5の処理に移る。
ステップS5において、制御回路9は、内部のカウンタ値が閾値2以上であるか判定する。カウンタ値が閾値2以上であればステップS6の処理に移る。そうでなければ、制御回路9は、ステップS8にてカウンタ値の加算を行い、故障診断処理を終了する。
ステップS6において、制御回路9は、スイッチ10aおよび10bのON/OFFを切り替えるために、切り替え信号12の値を変更する。たとえば、スイッチ10aがONである場合には、スイッチ10bがONとなるように切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS7において、制御回路9はカウンタ値を0に初期化し、故障診断処理を終了する。
以上のように本実施の形態によれば、スイッチ10aがONの場合には、差動増幅回路7aと7cの出力電圧を比較し、それぞれの故障の有無を判定する。また、スイッチ10bがONの場合には、差動増幅回路7bと7cの出力電圧を比較し、それぞれの故障の有無を判定する。一定時間ごとにスイッチ10aおよび10bを切り替えながら、上記の動作を繰り返し行うことにより、制御対象1aおよび1bの電流を検出しつつ、差動増幅回路7aと7bに対する故障診断を実施することができる。すなわち、制御対象の動作中に差動増幅回路7a,7bの故障の有無を診断できるので、制御対象の動作に影響を与えずに故障診断ができる。したがって、差動増幅回路7a,7bの故障を早期に発見できるので、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。
また、故障診断のために差動増幅回路7cを1つだけ追加する形になるため、差動増幅回路7aおよび7bをそれぞれ二重化するよりもコストを抑えることができる。さらに、差動増幅回路の故障時には外部の故障通知装置13に対して故障検出信号を出力するので、電子制御装置の使用者やメンテナンス作業者等が故障の有無を容易に確認でき、メンテナンス性が向上する。
なお、本実施例では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様の故障診断方法を適用することが可能である。
−−−第2の実施の形態−−−
図3を参照して、本発明による電子制御装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、各差動増幅回路の増幅度やオフセット電圧が異なる点で第1の実施の形態と異なる。以下、各差動増幅回路の増幅度やオフセット電圧が異なる場合でも、制御対象に流れる電流を検出中の差動増幅回路に対して、故障診断を低コストで実施できる電子制御装置の例を説明する。
第2の実施の形態における電子制御装置およびその周辺回路は、第1の実施の形態と同じであるため、説明は省略する。
図3は、第2の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。この故障診断処理も上述した第1の実施の形態と同様に、制御回路9が任意のタイミングで実施する。なお、図2における第1の実施の形態と同一の処理を行う部分については、同一のステップ番号を付しており、それらの説明は省略する。
ステップS1の処理は、図2における第1の実施の形態と同様である。
ステップS70において、制御回路9は、差動増幅回路7aの増幅度Gaとオフセット電圧Va0および差動増幅回路7cの増幅度Gcとオフセット電圧Vc0を用いて、差動増幅回路7cの出力電圧を補正する。差動増幅回路7cの補正前の出力電圧をVcとしたとき、補正後の出力電圧Vcdは次の(1)式によって計算される。出力電圧を補正した後、制御回路9はステップS51の処理に移る。
Figure 2016190503
なお、差動増幅回路7aの増幅度Gaとオフセット電圧Va0、差動増幅回路7cの増幅度Gcとオフセット電圧Vc0は、回路設計時の設計値を用いる。そのため、増幅度Ga,Gc、オフセット電圧Va0,Vc0は、不図示のROMにあらかじめ記憶されている。
ステップS51において、制御回路9は、差動増幅回路7aの出力電圧と補正後の出力電圧Vcdを比較する。比較した結果、閾値1以上の差がある場合には、ステップS4の処理に移る。そうでない場合には、ステップS5の処理に移る。
ステップS71において、制御回路9は、差動増幅回路7bの増幅度Gbとオフセット電圧Vb0および差動増幅回路7cの増幅度Gcとオフセット電圧Vc0を用いて、差動増幅回路7cの出力電圧を補正する。差動増幅回路7cの補正前の出力電圧をVcとしたとき、補正後の出力電圧Vcdは次の(2)式によって計算される。出力電圧を補正した後、制御回路9はステップS53の処理に移る。
Figure 2016190503
なお、差動増幅回路7bの増幅度Gbとオフセット電圧Vb0、差動増幅回路7cの増幅度Gcとオフセット電圧Vc0は、回路設計時の設計値を用いる。そのため、増幅度Gb,Gc、オフセット電圧Vb0,Vc0は、不図示のROMにあらかじめ記憶されている。
ステップS53において、制御回路9は、差動増幅回路7bの出力電圧と補正後の出力電圧Vcdを比較する。比較した結果、閾値3以上の差がある場合には、ステップS4の処理に移る。そうでない場合には、ステップS5の処理に移る。
ステップS4からステップS8の処理は、上述した第1の実施の形態と同様である。
以上のように本実施例では、差動増幅回路7a、7b、7cの増幅度とオフセット電圧を用いて差動増幅回路7cの出力電圧を補正している。そして、差動増幅回路7aもしくは差動増幅回路7bの出力電圧と差動増幅回路7cの補正後の出力電圧を比較して故障の有無を判定する。こうすることで、各差動増幅回路の増幅度やオフセット電圧が異なる場合でも適切な故障診断を行うことができる。
なお、本実施例では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様に故障診断処理を実施することが可能である。
−−−第3の実施の形態−−−
図4〜6を参照して、本発明による電子制御装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、スイッチ10aおよび10bの切り替え処理が第1の実施の形態と異なる。以下、電流検出中の差動増幅回路に発生した故障をより早く検出できる電子制御装置の例を説明する。
本実施の形態における電子制御装置およびその周辺回路は、第1の実施の形態と同じであるため、説明は省略する。
図4は、第3の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。この故障診断処理も第1の実施の形態と同様に、制御回路9が任意のタイミングで実施する。なお、第1の実施の形態と同一の処理を行う部分については、同一のステップ番号を付しており、それらの説明は省略する。
図4におけるステップS1からステップS4の処理は、上述したように第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。本実施の形態では、図4における、ステップS4の処理の後、ステップS2での否定判断の後、またはステップS3での否定判断の後にスイッチ切り替え処理(ステップS10)を行う。スイッチ切り替え処理(ステップS10)が終了すると、制御回路9は故障診断処理を終了する。
図5は、上述したステップS10におけるスイッチ切り替え処理のフローチャートを表した図である。まずステップS11において、制御回路9は、制御対象1aが動作中であるかを判定する。制御対象1aが動作中であるかは、制御対象1aの目標電流値が0より大きいか否かで判断できる。制御対象1aの目標電流値が0より大きければ動作中であると判断し、ステップS12の処理に移る。目標電流値が0である場合には、ステップS13の処理に移る。
ステップS12において、制御回路9は、制御対象1bが動作中であるかを判定する。動作中であるかは、制御対象1bの目標電流値が0より大きいか否かで判断できる。制御対象1bの目標電流値が0より大きければ動作中であると判断し、ステップS5の処理に移る。目標電流値が0である場合には、ステップS14の処理に移る。
ステップS13において、制御回路9は、制御対象1bが動作中であるかを判定する。動作中の判定方法はステップS12と同様である。ここで、制御対象1bが動作中であると判定した場合にはステップS15の処理に移る。制御対象1bが動作中でない場合には、ステップS5の処理に移る。
ステップS5からステップS8までの処理は、上述した第1の実施の形態と同様であるため、ここでは省略する。
ステップS14において、制御回路9は、スイッチ10aがON、スイッチ10bがOFFとなるように切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS16の処理に移る。
ステップS15において、制御回路9は、スイッチ10aがOFF、スイッチ10bがONとなるように切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS16の処理に移る。
ステップS16において、制御回路9は、カウンタの値を閾値2に設定する。これは、制御対象1aまたは1bのどちらか一方のみが動作中の状態から、両方が動作中になった場合に、今まで故障診断していなかった差動増幅回路を先に診断するためである。この処理の後、制御回路9はスイッチ切り替え処理を終了する。
図6は、本実施の形態における故障診断処理のタイミングチャートの例を表した図である。なお、図6における各信号の周期は、模式的に示したものであって、実際の各信号の周期とは異なる。期間Aでは、制御対象1aに対する目標電流値が0より大きく、あるデューティ比を持ったPWM信号11aが制御回路9から出力されている。一方、制御対象1bに対する目標電流値は0となっており、PWM信号11bは常に0となっている。これより、制御対象1aが動作中であり、制御対象1bは動作中で無いことになる。そのため、期間Aでは、制御回路9はスイッチ10aがONとなるように切り替え信号12を制御し、差動増幅回路7aのみを対象として故障診断を行う。
期間Bでは、制御対象1aと1bそれぞれに対する目標電流値は0より大きく、それぞれのデューティ比をもったPWM信号11aと11bが制御回路9から出力されている。期間Bでは、制御対象1aと1bは共に動作中となるため、制御回路9は切り替え信号12の出力値を一定時間ごとに切り替え、差動増幅回路7aと7bに対する故障診断を交互に実施する。
期間Cでは、制御対象1aに対する目標電流値が0のため、PWM信号11aは0となっている。また、制御対象1bに対する目標電流値が0より大きいため、あるデューティ比をもったPWM信号11bが制御回路9から出力されている。これより、制御対象1aは動作しておらず、制御対象1bのみが動作中ということになる。そのため、期間Cでは、制御回路9はスイッチ10bがONとなるように切り替え信号12を制御し、差動増幅回路7bのみを対象として故障診断を実施する。
以上のように本実施例によれば、動作中の制御対象に対して、電流検出を行っている差動増幅回路の故障を早期に検出できるように、優先的に故障診断を行っている。これにより、故障診断の実施タイミングがより適切となり、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。
なお、本実施例では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様の故障診断方法を適用することが可能である。
−−−第4の実施の形態−−−
図7〜10を参照して、本発明による電子制御装置の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、スイッチ10aおよび10bの切り替え処理が第1の実施の形態と異なる。以下、差動増幅回路の故障をより早く検出できる電子制御装置の例を説明する。
図7は、差動増幅回路に故障が発生した場合の一例を示した図である。図7のグラフの横軸は制御対象を流れる電流、縦軸は差動増幅回路の出力電圧を表している。また、正常な差動増幅回路の出力電圧特性を実線で表し、故障が発生した場合の差動増幅回路の出力電圧特性を破線で表している。
図7に示すように、故障によって差動増幅回路の増幅度が大きくなると、制御対象に一定電流を流した際に、通常に比べて出力電圧が大きくなる。このとき、制御回路は制御対象に大きな電流が流れていると判断し、出力電圧が目標電流から換算した値まで低下するように、電流値を抑える制御を行う。その結果、図7の△I1および△I2のように、制御対象に本来流すべき電流値と制御対象に実際に流れている電流値にずれが生じる。
このとき、目標電流値が小さい場合の電流ずれ量△I1よりも、目標電流値が大きい場合の電流ずれ量△I2の方が大きい。したがって、目標電流値が大きい制御対象についての差動増幅回路を、目標電流値が小さい制御対象についての差動増幅回路に優先して故障診断を行うことが望ましい。そこで、本実施の形態では、目標電流値が大きい制御対象についての差動増幅回路を、目標電流値が小さい制御対象についての差動増幅回路に優先して故障診断を行うように構成した電子制御装置の例を以下に説明する。
第4の実施の形態における電子制御装置およびその周辺回路は、第1の実施の形態の構成と同じであるため、説明は省略する。
図8は、第4の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。この故障診断処理も第1の実施の形態と同様に、制御回路9が任意のタイミングで実施する。なお、第1の実施の形態と同一の処理を行う部分については、同一の符号を記しており、それらの説明は省略する。
図8におけるステップS1からステップS4の処理は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。図8では、ステップ4の処理の後にスイッチ切り替え処理(ステップS20)を行う。スイッチ切り替え処理(ステップS20)が終了すると、制御回路9は故障診断処理を終了する。
図9は、第4の実施の形態におけるスイッチ切り替え処理のフローチャートを表した図である。図9におけるステップS5からステップS8までの処理は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
図9のステップS21において、制御回路9は、スイッチ10aがONであるかを判定する。この判定は、切り替え信号12の値を確認することで行う。スイッチ10aがONである場合にはステップS22、そうでない場合にはステップS23の処理に移る。
ステップS22において、制御回路9は、制御対象1aおよび制御対象1bの目標電流値に応じて、閾値2の値を設定する。ステップS22で設定した閾値2の値によって、制御対象1aの故障診断時間が決まる。閾値2の設定方法としては、制御対象1aの目標電流値に比例して設定する方法がある。また、制御対象1aの目標電流値と制御対象1bの目標電流値の比によって、閾値2の値を設定しても良い。その際、現在の目標電流値の比によって閾値2を設定してもよいし、制御対象の最大目標電流値における現在の目標電流値の割合を考慮して閾値2を設定しても良い。
たとえば、制御対象1aの最大目標電流値が1.5[A]で現在の目標電流値が0.5[A]、制御対象1bの最大目標電流値が3[A]で現在の目標電流値が1[A]である場合を考える。たとえば、現在の目標電流値の比によって閾値2を決める場合、制御対象1aの現在の目標電流値は制御対象1bの現在の目標電流値の半分であるため、制御対象1aの診断時間が制御対象1bの診断時間の半分となるように閾値2を設定する。また、たとえば、制御対象の最大目標電流値における現在の目標電流値の割合を考える場合、どちらの制御対象においても現在の目標電流値は最大目標電流値の半分となるため、制御対象1aの診断時間が制御対象1bの診断時間と同じになるように閾値2を設定する。
ステップS22の処理の後、制御回路9はスイッチ切り替え処理を終了する。
ステップS23において、制御回路9は、制御対象1bおよび制御対象1aの目標電流値に応じて、閾値2の値を設定する。ステップS23で設定した閾値2の値によって、制御対象1bの故障診断時間が決まる。閾値2の設定方法には、ステップS22で述べた方法がある。ステップS23の処理の後、制御回路9はスイッチ切り替え処理を終了する。
図10は、第4の実施の形態における故障診断処理のタイミングチャートの例を表した図である。なお、図10では、スイッチ切り替え処理における閾値2の値を制御対象1aの目標電流値と制御対象1bの目標電流値の比によって決定している。また、図10の例では制御対象1aと制御対象1bの最大目標電流値は同じである。なお、図10における各信号の周期は、模式的に示したものであって、実際の各信号の周期とは異なる。
期間Dでは、制御対象1aの目標電流値は最大値であり、PWM信号11aのデューティ比は1となっている。また、制御対象1bの目標電流値は最大値の半分であり、PWM信号11bのデューティ比は0.5となっている。期間Dでは、制御対象1aの目標電流値と制御対象1bの目標電流値が2:1の比率であるため、制御回路9は差動増幅回路7aと7bの故障診断を2:1の割合で実施している。
期間Eでは、制御対象1aと1b共に目標電流値は最大値の半分であり、PWM信号11aおよび11bのデューティ比は0.5となっている。期間Eでは、制御対象1aの目標電流値と制御対象1bの目標電流値が1:1の比率であるため、制御回路9は差動増幅回路7aと7bの故障診断を1:1の割合で実施している。
期間Fでは、制御対象1aの目標電流値は最大値の4分の1であり、PWM信号11aのデューティ比は0.25となっている。また、制御対象1bの目標電流値は最大値の半分であり、PWM信号11bのデューティ比は0.5となっている。期間Fでは、制御対象1aの目標電流値と制御対象1bの目標電流値は1:2の比率であるため、制御回路9は差動増幅回路7aと7bの故障診断を1:2の割合で実施している。
以上のように第4の実施の形態では、目標電流値の高い制御対象に対して電流検出を行っている差動増幅回路を優先的に故障診断している。これにより、制御対象を流れる電流が目標電流値から大きくずれることを防止し、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。
なお、本実施例では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様の故障診断方法を適用することが可能である。
−−−第5の実施の形態−−−
図11〜15を参照して、本発明による電子制御装置の第5の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、差動増幅回路7a,7bの特性を考慮して故障診断を行う点で第1の実施の形態と異なる。以下、差動増幅回路の故障を精度よく検出できる電子制御装置の例を説明する。
図11は、第5の実施の形態における電子制御装置および周辺回路の構成図の例である。なお、第1の実施の形態における電子制御装置および周辺回路の構成図と同一の要素には同一の符号を付与しており、それら同一要素の説明は省略する。
第5の実施の形態における電子制御装置3Aは、第1の実施の形態における電子制御装置3の構成要素に加えて、調整用電源14、スイッチ15aおよび15b、スイッチ16を有している。また、制御回路9からは切り替え信号17aおよび17b、切り替え信号18が出力される構成となっている。
調整用電源14は、後述する差動増幅回路の特性測定の際に使用する直流電圧源である。なお、調整用電源14は、電子制御装置3Aの外部に設けられていてもよい。スイッチ15aは、シャント抵抗6aと差動増幅回路7aの接続を制御するスイッチである。このスイッチ15aのON/OFF制御は、制御回路9が出力する切り替え信号17aによって行われる。
同様に、スイッチ15bは、シャント抵抗6bと差動増幅回路7bの接続を制御するスイッチである。このスイッチ15bのON/OFF制御は、制御回路9が出力する切り替え信号17bによって行われる。
スイッチ16は、調整用電源14と差動増幅回路7cの接続を制御するスイッチである。このスイッチ16のON/OFF制御は、制御回路9が出力する切り替え信号18によって行われる。
図12は、差動増幅回路の特性測定処理のフローチャートを表した図である。この特性測定処理は、制御回路9が任意のタイミングで実施する。たとえば、電子制御装置が製造された際に1度だけ実施しても良いし、電子制御装置に電源が供給された直後に実施しても良い。また、制御対象1aおよび1bが共に動作していない状態を検知して、この処理を実施しても良い。
ステップS30において、制御回路9は、差動増幅回路7aの特性測定処理を行う。この処理については、図13を用いて詳細に説明する。この処理の後、制御回路9はステップS40の処理に移る。
ステップS40において、制御回路9は、差動増幅回路7bの特性測定処理を行う。この処理については、図14を用いて詳細に説明する。この処理の後、制御回路9は差動増幅回路の特性測定処理を終了する。
図13は、差動増幅回路7aの特性測定処理のフローチャートを表した図である。ステップS31において、制御回路9は、スイッチ15aがONとなるように、切り替え信号17aの値を変更する。その後、ステップS32の処理に移る。ステップS32において、制御回路9は、スイッチ10aがON、スイッチ10bがOFFとなるように、切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS33の処理に移る。
ステップS33において、制御回路9は、PWM信号11aのデューティ比を0にし、スイッチング素子4aを常にOFFの状態にする。これにより、制御対象1aには電流が流れていない状態となる。その後、ステップS34の処理に移る。ステップS34において、制御回路9は、差動増幅回路7aの出力電圧をオフセット電圧Va0として、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。同様に、制御回路9は、差動増幅回路7cの出力電圧をオフセット電圧Vc0として、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。その後、ステップS35の処理に移る。
ステップS35において、制御回路9は、スイッチ15aがOFF状態になるように、切り替え信号17aの値を変更する。その後、ステップS36の処理に移る。ステップS36において、制御回路9は、スイッチ16がON状態になるように、切り替え信号18の値を変更する。その後、ステップS37の処理に移る。
ステップS37において、制御回路9は、差動増幅回路7aの出力電圧とステップS34で記録したオフセット電圧Va0との電圧差を調整用電源14の電圧値で除して、差動増幅回路7aの増幅度Gaを計算し、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。同様に、制御回路9は、差動増幅回路7cの出力電圧とステップS34で記録したオフセット電圧Vc0との電圧差を調整用電源14の電圧値で除して、差動増幅回路7cの増幅度Gcを計算し、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。その後、ステップS38の処理に移る。
ステップS38において、制御回路9は、スイッチ16がOFF状態になるように、切り替え信号18の値を変更する。その後、ステップS39の処理に移る。ステップS39において、制御回路9は、スイッチ15aがON状態になるように、切り替え信号17aの値を変更する。その後、制御回路9は、差動増幅回路7aの特性測定処理を終了する。
図14は、差動増幅回路7bの特性測定処理のフローチャートを表した図である。ステップS41において、制御回路9は、スイッチ15bがONとなるように、切り替え信号17bの値を変更する。その後、ステップS42の処理に移る。ステップS42において、制御回路9は、スイッチ10aがOFF、スイッチ10bがONとなるように、切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS43の処理に移る。
ステップS43において、制御回路9は、PWM信号11bのデューティ比を0にし、スイッチング素子4bを常にOFFの状態にする。これにより、制御対象1bには電流が流れていない状態となる。その後、ステップS44の処理に移る。ステップS44において、制御回路9は、差動増幅回路7bの出力電圧をオフセット電圧Vb0として、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。その後、ステップS45の処理に移る。
ステップS45において、制御回路9は、スイッチ15bがOFF状態になるように、切り替え信号17bの値を変更する。その後、ステップS46の処理に移る。ステップS46において、制御回路9は、スイッチ16がON状態になるように、切り替え信号18の値を変更する。その後、ステップS47の処理に移る。
ステップS47において、制御回路9は、差動増幅回路7bの出力電圧とステップS44で記録したオフセット電圧Vb0との電圧差を調整用電源14の電圧値で除して、差動増幅回路7bの増幅度Gbを計算し、制御回路9内部のRAMまたはROMに記録する。その後、ステップS48の処理に移る。
ステップS48において、制御回路9は、スイッチ16がOFF状態になるように、切り替え信号18の値を変更する。その後、ステップS49の処理に移る。ステップS49において、制御回路9は、スイッチ15bがON状態になるように、切り替え信号17bの値を変更する。その後、制御回路9は、差動増幅回路7bの特性測定処理を終了する。
図15は、第5の実施の形態における故障診断処理のフローチャートを表した図である。この故障診断処理も第1の実施の形態と同様に、制御回路9が任意のタイミングで実施する。なお、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同一の処理を行う部分については、同一の符号を記しており、それらの説明は省略する。
ステップS1の処理は、第1および第2の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS50において、制御回路9は、差動増幅回路7aの特性測定処理で記録した増幅度GaおよびGc、オフセット電圧Va0およびVc0を用いて、差動増幅回路7cの出力電圧を補正する。差動増幅回路7cの補正前の出力電圧をVcとしたとき、補正後の出力電圧Vcdは第2の実施の形態で示した(1)式によって計算される。出力電圧を補正した後、制御回路9はステップS51の処理に移る。ステップS51の処理は、第2の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS52において、制御回路9は、差動増幅回路7bの特性測定処理で記録した増幅度Gbおよびオフセット電圧Vb0と差動増幅回路7aの特性測定処理で記録した増幅度Gcおよびオフセット電圧Vc0を用いて、差動増幅回路7cの出力電圧を補正する。差動増幅回路7cの補正前の出力電圧をVcとしたとき、補正後の出力電圧Vcdは第2の実施の形態で示した(2)式によって計算される。出力電圧を補正した後、制御回路9はステップS53の処理に移る。ステップS53の処理およびステップS4からステップS8の処理は、第2の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
以上のように第5の実施の形態では、差動増幅回路7a、7b、7cの増幅度とオフセット電圧を測定し、その結果によって差動増幅回路7cの出力電圧を補正している。そのため、製造時のばらつきなどによって、差動増幅回路7aと7c、差動増幅回路7bと7cの特性にずれが生じたとしても、それを補正して故障診断を実施できる。これにより、故障診断の精度を高めることができる。
なお、本実施例では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様に特性測定処理および故障診断処理を実施することが可能である。
−−−第6の実施の形態−−−
図16を参照して、本発明による電子制御装置の第6の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、差動増幅回路7a,7bのいずれかに故障が検出された場合に、一時的に差動増幅回路7cで代替して制御処理を継続できる点で第1の実施の形態と異なる。以下、差動増幅回路の故障が検出された場合に、一時的に回路を代替して制御処理を継続できる電子制御装置の例を説明する。
第6の実施の形態における電子制御装置およびその周辺回路は、第1の実施の形態の構成と同じであるため、説明は省略する。
図16は、差動増幅回路の代替処理のフローチャートを表した図である。制御回路9は、故障診断処理によって差動増幅回路に故障が検出された場合、この代替処理を実施する。ステップS60において、制御回路9は、差動増幅回路7aを診断中に故障を検出したか否かを判定する。差動増幅回路7aを診断中に故障を検出した場合はステップS61の処理に移り、差動増幅回路7bを診断中に故障を検出した場合はステップS64の処理に移る。
ステップS61において、制御回路9はスイッチ10aをOFF、スイッチ10bをONとするように切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS62の処理に移る。ステップS62において、制御回路9は、差動増幅回路7bと7cの出力電圧を比較し、閾値1以上の差があるかを判定する。閾値1以上の差がある場合、差動増幅回路7aが故障しているのではなく、差動増幅回路7cが故障しているおそれがあるため、制御回路9はこのまま代替処理を終了する。そうでない場合には、差動増幅回路7aに故障があると判断し、ステップS63の処理に移る。
ステップS63において、制御回路9はスイッチ10aをON、スイッチ10bをOFFとするように切り替え信号12の値を変更する。その後、制御回路9は代替処理を終了する。これにより、故障が発生した差動増幅回路7aの代わりとして、差動増幅回路7cを使用することができる。すなわち、制御回路9は、差動増幅回路7cの出力電圧から、制御対象1aに流れている電流を計算し、目標電流値を補正する。そして、制御回路9は、補正した目標電流値に基づいてPWM信号11aを生成し、スイッチング素子4aを制御する。
ステップS64において、制御回路9はスイッチ10aをON、スイッチ10bをOFFとするように切り替え信号12の値を変更する。その後、ステップS65の処理に移る。ステップS65において、制御回路9は、差動増幅回路7aと7cの出力電圧を比較し、閾値1以上の差があるかを判定する。閾値1以上の差がある場合、差動増幅回路7bが故障しているのではなく、差動増幅回路7cが故障しているおそれがあるため、制御回路9はこのまま代替処理を終了する。そうでない場合には、差動増幅回路7bに故障があると判断し、ステップS66の処理に移る。
ステップS66において、制御回路9はスイッチ10aをOFF、スイッチ10bをONとするように切り替え信号12の値を変更する。その後、制御回路9は代替処理を終了する。これにより、故障が発生した差動増幅回路7bの代わりとして、差動増幅回路7cを使用することができる。すなわち、制御回路9は、差動増幅回路7cの出力電圧から、制御対象1bに流れている電流を計算し、目標電流値を補正する。そして、制御回路9は、補正した目標電流値に基づいてPWM信号11bを生成し、スイッチング素子4bを制御する。
以上のように第6の実施の形態では、差動増幅回路7a、7b、7cのどの回路に故障が発生したかを判定する。そして、差動増幅回路7aもしくは7bに故障が発生したと判定した場合には、スイッチ10aおよび10bの接続を切り替え、故障が発生した差動増幅回路の代わりに差動増幅回路7cを使用できるようにする。これにより、差動増幅回路7aまたは7bのいずれか1つが故障した状態でも、電子制御装置は継続して制御を実施することができ、信頼性の高い電子制御装置を実現できる。また、故障した差動増幅回路を特定できるため、故障した差動増幅回路の交換が容易となり、メンテナンス性を向上できる。
なお、第6の実施の形態では電流検出用の差動増幅回路が2つの場合の構成を示したが、3つ以上存在する場合にも同様に代替処理を実施することが可能である。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、さまざまな変形例が含まれる。たとえば、上述した各実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
たとえば、上述の説明では、切り替え信号12が0の場合は、スイッチ10aがONかつスイッチ10bがOFF、切り替え信号12が1の場合は、スイッチ10aがOFFかつスイッチ10bがONとなるように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、スイッチ10a,10bのオンオフ状態について、スイッチ10aがONかつスイッチ10bがOFFとなる場合、および、スイッチ10aがOFFかつスイッチ10bがONとなる場合に加えて、スイッチ10aおよびスイッチ10bがともにOFFとなる場合があってもよい。
また、上述した各実施の形態の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によるハードウェアで実現してもよい。また、上述した各実施の形態の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによるソフトウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。なお、上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
1a,1b 制御対象、2 外部電源、3 電子制御装置、4a,4b スイッチング素子、6a,6b シャント抵抗、7a,7b,7c 差動増幅回路、9 制御回路、10a,10b,15a,15b,16 スイッチ

Claims (12)

  1. 少なくとも2つの制御対象にそれぞれ流れる電流を個別に検出する少なくとも2つの制御用差動増幅回路と、
    前記制御用差動増幅回路とは異なる診断用差動増幅回路と、
    一方の前記制御対象を流れる電流を一方の前記制御用差動増幅回路で検出する非診断用切替位置と、前記一方の前記制御対象を流れる電流を前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路で検出する診断用切替位置とに切り替える第1のスイッチと、
    他方の前記制御対象を流れる電流を他方の前記制御用差動増幅回路で検出する非診断用切替位置と、前記他方の前記制御対象を流れる電流を前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路で検出する診断用切替位置とに切り替える第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチの切替位置が前記診断用切替位置である場合に前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路の少なくともいずれか一方の故障の有無を判定し、前記第2のスイッチの切替位置が前記診断用切替位置である場合に前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路の少なくともいずれか一方の故障の有無を判定する故障判定回路とを備えることを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記第1のスイッチを非診断用切替位置に切り替え、前記第2のスイッチを診断用切替位置に切り替える第1スイッチ制御信号、および、前記第1のスイッチを診断用切替位置に切り替え、前記第2のスイッチを非診断用切替位置に切り替える第2スイッチ制御信号のいずれか一方を出力することを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有ると判定すると、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のどちらに故障が発生したか判定し、
    前記故障判定回路は、また、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有ると判定すると、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のどちらに故障が発生したか判定することを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項3に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有ると判定した場合には、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有るか否かを判定し、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障があると判定すると、前記診断用差動増幅回路に故障があると判定し、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障がないと判定すると、前記一方の制御用差動増幅回路に故障があると判定し、
    前記故障判定回路は、前記他方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有ると判定した場合には、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障が有るか否かを判定し、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障があると判定すると、前記診断用差動増幅回路に故障があると判定し、前記一方の制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のいずれか一方に故障がないと判定すると、前記他方の制御用差動増幅回路に故障があると判定することを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のそれぞれの増幅度と、前記制御対象に電流が流れていない場合に前記制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路から出力される電圧であるそれぞれのオフセット電圧とに基づいて前記診断用差動増幅回路の出力電圧を補正し、
    前記制御用差動増幅回路の出力電圧と補正後の前記診断用差動増幅回路の出力電圧とに基づいて、故障の有無を判定することを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項5に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、故障の有無の判定に先立って、前記制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路のそれぞれの前記増幅度と、それぞれの前記オフセット電圧とを検出することを特徴とする電子制御装置。
  7. 請求項5に記載の電子制御装置において、
    直流電圧源の電圧を前記制御用差動増幅回路のいずれか一方に入力する入力位置と、前記直流電圧源の電圧を前記いずれか一方の前記制御用差動増幅回路に入力しない遮断位置とに切り替える第1のオンオフスイッチと、
    前記直流電圧源の電圧を前記診断用差動増幅回路に入力する入力位置と、前記直流電圧源の電圧を前記診断用差動増幅回路に入力しない遮断位置とに切り替える第2のオンオフスイッチとをさらに備え、
    前記故障判定回路は、前記第1のオンオフスイッチが入力位置に切り替えられて前記直流電圧源の電圧が入力されている前記いずれか一方の制御用差動増幅回路について、その出力電圧と前記オフセット電圧との電圧差を前記直流電圧源の電圧値で除して前記増幅度を検出し、
    前記故障判定回路は、前記第2のオンオフスイッチが入力位置に切り替えられて前記直流電圧源の電圧が入力されている前記診断用差動増幅回路について、その出力電圧と前記オフセット電圧との電圧差を前記直流電圧源の電圧値で除して前記増幅度を検出することを特徴とする電子制御装置。
  8. 請求項3に記載の電子制御装置において、
    前記一方の制御用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記一方の制御対象を流れる電流を制御する第1の電流制御回路と、
    前記他方の制御用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記他方の制御対象を流れる電流を制御する第2の電流制御回路とをさらに備え、
    前記故障判定回路は、前記一方の制御用差動増幅回路に故障が有ると判定した場合には、前記第1のスイッチを前記診断用切替位置に切り替えるスイッチ制御信号を出力し、
    前記第1の電流制御回路は、前記故障判定回路が前記一方の制御用差動増幅回路に故障が有ると判定した場合には、前記第1のスイッチが前記診断用切替位置に切り替えられた状態で前記診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記一方の制御対象を流れる電流を制御し、
    前記故障判定回路は、前記他方の制御用差動増幅回路に故障が有ると判定した場合には、前記第2のスイッチを前記診断用切替位置に切り替えるスイッチ制御信号を出力し、
    前記第2の電流制御回路は、前記故障判定回路が前記他方の制御用差動増幅回路に故障が有ると判定した場合には、前記第2のスイッチが前記診断用切替位置に切り替えられた状態で前記診断用差動増幅回路から出力される出力電圧に基づいて、前記他方の制御対象を流れる電流を制御することを特徴とする電子制御装置。
  9. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記制御用差動増幅回路および前記診断用差動増幅回路の少なくともいずれか一方に故障が発生したと判定すると、故障を通知するための故障通知信号を出力することを特徴とする電子制御装置。
  10. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記制御用差動増幅回路のうち、動作中である制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路を、動作中でない制御対象に流れる電流を検出する前記制御用差動増幅回路に優先して故障の有無を判定するように前記第1または第2のスイッチ制御信号を出力することを特徴とする電子制御装置。
  11. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記制御用差動増幅回路のうち、目標電流値の大きい制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路を、目標電流値の小さい制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路に優先して故障の有無を判定するように前記第1または第2のスイッチ制御信号を出力することを特徴とする電子制御装置。
  12. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記故障判定回路は、前記制御用差動増幅回路のうち、動作中である制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路を、動作中でない制御対象に流れる電流を検出する前記制御用差動増幅回路に優先して故障の有無を判定するように前記第1または第2のスイッチ制御信号を出力するとともに、前記制御用差動増幅回路のうち、目標電流値の大きい制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路を、目標電流値の小さい制御対象に流れる電流を検出している前記制御用差動増幅回路に優先して故障の有無を判定するように前記第1または第2のスイッチ制御信号を出力することを特徴とする電子制御装置。
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