JP2016190171A - フィルタ構造及びこれを備える止水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストレーナを容易に脱着でき、組付け性が良好なフィルタ構造及びこれを備える止水栓装置を提供すること。
【解決手段】略直線状に延びる第1流路61と、第1流路61の下流側に連通し第1流路61と直交する方向に延びる第2流路62と、を内部に有する本体部6と、第1流路61の下流側から第1流路61の中心軸X方向に挿入されて第1流路61内に脱着可能に取り付けられ、第1流路61の上流側から流れ込む流水を内側から外側に通過させて第2流路62に導くことで流水中の異物を除去する筒状のストレーナ8と、を備え、ストレーナ8は、挿入方向の先端側に設けられた小径部811と、挿入方向の基端側に設けられ小径部811よりも外径が大きい大径部812と、を有するフィルタ構造5である。
【選択図】図5

Description

本発明は、フィルタ構造及びこれを備える止水栓装置に関する。
従来、止水栓の流路内に筒状のストレーナを取り付けたフィルタ構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このフィルタ構造では、上流側から流れ込んだ流水がストレーナの内側から外側に通過することにより、流水中の異物が除去される。
特開2010−221125号公報
ところで、フィルタ構造では、ストレーナに溜まった異物を定期的に取り除く必要がある。しかしながら、従来のフィルタ構造では、ストレーナと流路の内周面との間に隙間があるため、ストレーナの脱着時にストレーナが傾いて流路の内周面と接触する等して、組付け性が悪いという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストレーナを容易に脱着でき、組付け性が良好なフィルタ構造及びこれを備える止水栓装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、流水中の異物を除去するフィルタ構造(例えば、後述のフィルタ構造5)であって、略直線状に延びる第1流路(例えば、後述の第1流路61)と、前記第1流路の下流側に連通し前記第1流路と交差する方向に延びる第2流路(例えば、後述の第2流路62)と、を内部に有する本体部(例えば、後述の本体部6)と、前記第1流路の下流側から前記第1流路の中心軸(例えば、後述の軸X)方向に挿入されて前記第1流路内に脱着可能に取り付けられ、前記第1流路の上流側から流れ込む流水を内側から外側に通過させて前記第2流路に導くことで流水中の異物を除去する筒状のストレーナ(例えば、後述のストレーナ8)と、を備え、前記ストレーナは、前記挿入方向の先端側に設けられた小径部(例えば、後述の小径部811)と、前記挿入方向の基端側に設けられ前記小径部よりも外径が大きい大径部(例えば、後述の大径部812)と、を有するフィルタ構造を提供する。
前記第1流路は、その下流側に設けられ前記ストレーナが脱着可能に取り付けられる下流側流路(例えば、後述の下流側流路612)を有し、前記下流側流路は、その上流側に設けられた小径流路(例えば、後述の小径流路612a)と、前記小径流路の下流側に設けられ前記小径流路よりも内径が大きい大径流路(例えば、後述の大径流路612b)と、を有し、前記大径部は、前記小径流路の内径よりも大きくかつ前記大径流路の内径よりも小さい外径を有することが好ましい。
前記大径部は、前記挿入方向に延びる複数のリブ(例えば、後述のリブ812a)により構成されることが好ましい。
前記小径部は、その外周に取り付けられた環状の弾性部材(例えば、後述のOリング81a)を有することが好ましい。
また本発明は、前記いずれかのフィルタ構造と、前記ストレーナよりも上流側から前記ストレーナの内側にまで延びて設けられ、前記第1流路を開閉する止水栓部材(例えば、後述の止水栓部材7)と、前記小径部の先端の内周に脱着可能に取り付けられ、下流側に開口する環状の溝(例えば、後述の溝部83a)が形成された環状部材(例えば、後述のゴミキャッチリング83)と、を備える止水栓装置(例えば、後述の止水栓装置50)を提供する。
本発明によれば、ストレーナを容易に脱着でき、組付け性が良好なフィルタ構造及びこれを備える止水栓装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置が適用された便器装置の側面図である。 上記実施形態に係る止水栓装置が適用された便器装置の正面図である。 上記実施形態に係る止水栓装置の分解斜視図である。 上記実施形態に係る止水栓装置の開状態における縦断面斜視図である。 上記実施形態に係る止水栓装置の開状態における縦断面図である。 上記実施形態に係る止水栓装置の閉状態における縦断面図である。 上記実施形態に係るフィルタ構造を構成する本体部の横断面図である。 上記実施形態に係る止水栓装置にストレーナを取り付ける様子を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置が適用された便器装置の側面図である。図2は、本実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置が適用された便器装置の正面図である。
これら図1及び図2に示すように、本実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置50は、外部からトイレルームR内の床Fまで引き込まれた給水元管(不図示)と、後述する便器装置100の給水管41とを連結する。また、止水栓装置50は、給水管41の通水と止水とを切り替える機能を有する。
先ず、便器装置100について説明する。
便器装置100は、図1及び図2に示すように、便器10と、洗浄水タンク20と、洗浄水タンク20の前側に配置される背もたれ部30と、洗浄水タンク20の下方に配置されるサイドカバー40と、を備える。
便器10は、便器本体11と、便器本体11の上部に便器本体11に対して開閉可能に取り付けられる便座12と、を有する。便器本体11は、上面に開口(不図示)が形成されている。便座12は、平面視において中央に開口(不図示)が形成されている。
洗浄水タンク20は、図1及び図2に示すように、便器10の後方かつ上方に配置される。洗浄水タンク20の両側の側面には、肘掛け用の一対の肘掛部201,201が設けられる。一対の肘掛部201,201は、洗浄水タンク20の両側の側面から、洗浄水タンク20の前方側に延びるように形成される。図2に示すように、洗浄水タンク20の一方側の側面には、操作ボタン202が設けられる。操作ボタン202は、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を、洗浄水タンク20から放出するためのボタンである。
背もたれ部30は、洗浄水タンク20の前面に取り付けられる。使用者は、用便中にこの背もたれ部30に背中をもたれさせることができるようになっている。
サイドカバー40は、便器装置100の下部において、便器10の後方に配置される。サイドカバー40の内部には、給水管41や排水管(不図示)が配置される。給水管41は、後述する止水栓装置50に接続され、便器装置100に給水をする。排水管は、便器10から排出された洗浄水を外部へ排出する。
次に、本実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置50について、図3〜図7を参照して説明する。
ここで、図3は、本実施形態に係るフィルタ構造を備える止水栓装置50の分解斜視図である。図4は、止水栓装置50の開状態における縦断面斜視図である。図5は、止水栓装置50の開状態における縦断面図である。図6は、止水栓装置50の閉状態における縦断面図である。図7は、本実施形態に係るフィルタ構造を構成する本体部の横断面図である。なお、図7では本体部のみを示している。
図3に示すように、止水栓装置50は、本体部6と、止水栓部材7と、ストレーナ8と、キャップ9と、を備える。止水栓部材7、ストレーナ8及びキャップ9はいずれも、後述する本体部6の第1流路61と同軸X上に配置される。なお、本実施形態に係るフィルタ構造5は、本体部6と、ストレーナ8と、キャップ9とを含んで構成される。このフィルタ構造5は、流水中の異物を除去する機能を有する。
本体部6は、第1流路61と、第2流路62と、を備える。第1流路61は、上下方向に直線状に延びる略円筒状の配管により構成される。第2流路62は、第1流路61の下流端(図3では上端)に連通し、第1流路61と直交する水平方向に延びる略円筒状の配管により構成される。即ち、第1流路61と第2流路62は、互いの中心軸X,Y同士が直交して連通している。
第1流路61の上流側(図3では下方)は、下流側と比べて外径が小さく形成され、床Fに形成された取り付け孔(不図示)に挿通される。また、第1流路61の上流端の外周には雄ねじ部61aが形成され、この雄ねじ部61aに給水元管(不図示)側の雌ねじが螺合される。これにより、第1流路61の上流端に給水元管が接続され、給水元管から供給される水が第1流路61内に供給される。
図4〜図6に示すように、第1流路61は、上流側に設けられた上流側流路611と、下流側に設けられた下流側流路612と、これら上流側流路611と下流側流路612との間に設けられた止水孔部613と、を有する。
上流側流路611は、下流側流路612よりも内径が小さく、その軸X方向において径は一定である。この上流側流路611には、給水元管から水が供給される。
下流側流路612は、上流側流路611よりも内径が大きく形成される。この下流側流路612には、後述するようにその下流側(下流端)から軸X方向に内周面に沿ってストレーナ8が挿入されて収容される。そのため、下流側流路612の内周形状は、ストレーナ8の外周形状に沿った形状となっている。即ち、後述するストレーナ8の小径部811及び大径部812に対応して、下流側流路612には、上流側に設けられた小径流路612aと、下流側に設けられ小径流路612aよりも内径が大きい大径流路612bが設けられている。これにより、下流側流路612の内周面とストレーナ8の大径部812の外周面との間には僅かな隙間しか形成されず、ストレーナ8の大径部812がガイドの機能を発揮するため、挿入時にストレーナ8が傾くのが抑制される。
また下流側流路612の下流端の内周には、雌ねじ部612cが形成されている。この雌ねじ部612cには、後述するストレーナ8の下流端に接続されるキャップ9の上流端外周に形成された雄ねじ部9aが螺合する。
止水孔部613は、止水孔613aと、弁座613bと、雌ねじ部613cとから構成される。
止水孔613aは、上流側流路611よりもさらに小径の孔により形成される。弁座613bは、下流側ほど拡径するテーパ状に形成され、後述する止水栓部材7の先端に設けられた駒弁71が着座する。これにより、止水孔613aが閉じられて止水される。雌ねじ部613cには、止水栓部材7の雄ねじ部72が螺合する。
ここで、図7に示すように、下流側流路612の上流端の底面部612eには、一対の切欠き部612fが形成されている。これにより、後述する止水栓部材7の駒弁71が弁座613bから脱座しているときには、下流側流路612内に通水されるようになっている。
図3〜図6に示すように、第2流路62の下流端の外周には、溝部62aが形成される。この溝部62aに上述の給水管41が嵌合されることで、第2流路62に給水管41が接続される。第2流路62は、第1流路61の下流側流路612に接続されて互いに連通している。
図3に示すように、止水栓部材7は、全体として略円筒状に形成される。止水栓部材7は、駒弁71と、雄ねじ部72と、スピンドル73と、を有する。この止水栓部材7は、第1流路61を開閉する機能を有する。なお、止水栓部材7の軸X方向長さは、上述の下流側流路612の軸X方向長さよりも長く設定され、止水栓部材7は、後述するストレーナ8よりも上流側からストレーナ8の内側を通ってその下流端にまで延びている。
駒弁71は、止水栓部材7の先端に設けられ、ねじ7aによりスピンドル73の先端に取り付けられる。この駒弁71が上述の弁座613bに着座することにより、第1流路61が閉弁される。
雄ねじ部72は、駒弁71よりも大径であり、上述した止水孔部613の雌ねじ部613cに螺合する。これにより、第1流路61の軸X方向における止水栓部材7の位置が調整されるとともに、第1流路61内に止水栓部材7が取り付け固定される。即ち、止水栓部材7は、雄ねじ部72と雌ねじ部613cとの螺合により、第1流路61の軸X方向に進退し、駒弁71が弁座613bに着座又は脱座することにより、第1流路61を開閉する。
スピンドル73は、略円筒状に形成される。スピンドル73の下流端面には、溝部73aが形成される。この溝部73aに、例えばマイナスドライバ等を嵌合し、この状態で軸X回りに回転させることで、雄ねじ部72と雌ねじ部613cの螺合を介して止水栓部材7が第1流路61の軸X方向に進退する。
また、スピンドル73の下流側の外周には、Oリング73bが取り付けられている。これにより、スピンドル73と後述するキャップ9との密閉性が確保される。
ストレーナ8は、第1流路61の下流側(下流端)から第1流路61の内周面に沿って軸X方向に挿入され、第1流路61内に着脱可能に取り付けられる。ストレーナ8は、ストレーナ本体81と、連結部82と、ゴミキャッチリング83と、を有する。このストレーナ8は、円筒状に形成され、第1流路61の上流側から流れ込む流水を、その内側から外側(後述のメッシュ813)に通過させて第2流路62に導くことで、流水中の異物を除去する。
ストレーナ本体81は、略円筒状に形成される。ストレーナ本体81は、小径部811と、大径部812と、メッシュ813と、を有する。
小径部811は、ストレーナ8の挿入方向の先端側、即ちストレーナ本体81の上流側を構成し、略円環状に形成される。この小径部811は、後述する大径部812よりも小径となっている。なお、この小径部811の内周には、後述するゴミキャッチリング83が脱着可能に取り付けられる。また、小径部811の外周には、円環状のOリング81aが取り付けられており、これにより、第1流路61とストレーナ8との密閉性が確保される。
大径部812は、ストレーナ8の挿入方向の基端側、即ちストレーナ本体81の下流側を構成し、上述の小径部811より大径となっている。より詳しくは、大径部812は、小径部811の外周に取り付けられたOリング81aの外径よりも大径となっている。この大径部812は、リブ812aと、円環状部812bと、を有する。
リブ812aは、周方向に略等間隔で4つ設けられている。これらのリブ812aは、ストレーナ8の軸X方向、即ちストレーナ8の挿入方向に延び、上述の小径部811と後述する円環状部812bとを連結する。
円環状部812bは、リブ812aとともに大径部812を構成し、上述の小径部811よりも大径となっている。
なお、小径部811の内径と大径部812の内径は、略同一となっている。即ち、小径部811の内周面と、大径部812のリブ812a及び円環状部812bの内周面は、互いに連なって形成されている。従って、大径部812のリブ812aが従来よりも肉厚となっており、ストレーナ8の強度が向上している。
また、図5等に示すように、ストレーナ8の小径部811と大径部812との境界には、下流側ほど拡径するテーパ状のテーパ部814が形成されている。上述したように、第1流路61を構成する下流側流路612の内周形状はストレーナ8の外周形状に沿った形状となっている。即ち、ストレーナ8は、第1流路61の下流側流路612の内径に沿った外径を有する。そのため、下流側流路612を構成する小径流路612aと大径流路612bとの境界にも、上記テーパ部814と同じ傾斜角度のテーパ部612dが形成されている。これにより、ストレーナ8を挿入する際に、小径部811を上流側によりガイドし易くなっている。
なお、ストレーナ8のテーパ部814と下流側流路612のテーパ部612dとの間には、軸X方向に所定の隙間が確保されている。これにより、後述するようにストレーナ8を取り外す際にゴミキャッチリング83が下流側流路612内で外れてしまった場合には、上流側にストレーナ8をさらに押し込むことができ、ゴミキャッチリング83をストレーナ8の先端に嵌め込んで取り出すことができるようになっている。
図3に示すように、メッシュ813は、上述の4つのリブ812aの内周を覆うように設けられる。メッシュ813は濾過材として機能する。メッシュ813としては、樹脂製や金属製のものが用いられる。
連結部82は、略円筒状に形成され、上述のストレーナ本体81よりもその外径が小径である。連結部82は、後述するキャップ9の雄ねじ部9aの内径と略同一の外径を有し、雄ねじ部9aの内周に嵌合することで、ストレーナ8にキャップ9が取り付け固定される。なお、連結部82の外周には、円環状のOリング82aが取り付けられており、これにより、ストレーナ8とキャップ9との密閉性が確保される。
ゴミキャッチリング83は、ストレーナ本体81を構成する小径部811の先端内周に脱着可能に取り付けられる。ゴミキャッチリング83は、下流側に開口する円環状の溝部83aが形成された円環状部材により形成される。このゴミキャッチリング83により、ストレーナ8のメッシュ813等から剥がれ落ちるゴミを溝部83aで受けることで、第1流路61内の止水孔部613等にゴミが侵入するのが抑制される。
キャップ9は、略円柱状に形成される。キャップ9の上流側の外周には、雄ねじ部9aが形成されている。この雄ねじ部9aは、上述した下流側流路612の雌ねじ部612cに螺合する。なお、この雄ねじ部9aの内周には、上述のストレーナ8の連結部82がOリング82aを介して嵌合される。
また、キャップ9の下流端面には、溝部9bと、円孔9cが形成されている。溝部9bに、例えばマイナスドライバ等を嵌合し、この状態で軸X回りに回転させることで、雄ねじ部9aと雌ねじ部612cの螺合を介して第1流路61の軸X方向におけるストレーナ8の位置が調整されるとともに、ストレーナ8が第1流路61内に取り付け固定される。また、円孔9cには、上述の止水栓部材7が挿通され、止水栓部材7による第1流路61の開閉は、この円孔9cからマイナスドライバ等を挿入することにより行われる。
以上の構成を備える止水栓装置50の動作について説明する。
先ず図5に示すように、止水栓装置50は、通常は開状態であり、第1流路61及び第2流路62は通水状態となっている。このとき、止水栓部材7は下流側に後退しており、駒弁71は弁座613bから脱座している。そのため、給水元管から上流側流路611内に供給された流水は、止水孔部613を通過し、下流側流路612の上流側の底面部612eに形成された一対の切欠き部612fを通って(図7参照)、下流側流路612内に流入する。
次いで、下流側流路612内に流入した流水は、ストレーナ8の内側に流入し、止水栓部材7とメッシュ813との間を流れ、外周側に設けられたメッシュ813を通過する。このとき、流水中の異物がメッシュ813により除去される。
次いで、メッシュ813を通過した流水は、第1流路61(下流側流路612)に直交する第2流路62に向かって流れる。これにより、第2流路62に接続された給水管41が通水状態となり、便器装置100に流水が供給される。
これに対して図6に示すように、止水栓装置50は、定期的に行われるメッシュ813に溜まった異物を取り除くメンテナンス時には閉状態とされ、第1流路61及び第2流路62は止水状態とされる。このとき、作業者により、止水栓部材7は上流側に前進した位置に調整され、駒弁71は弁座613bに着座している。そのため、給水元管から上流側流路611内に供給された流水は、止水孔部613を通過できない。これにより、第1流路61及び第2流路62は止水状態となる。
次に、止水栓装置50にストレーナ8を取り付ける手順について説明しつつ、本実施形態の効果を併せて説明する。
図8は、本実施形態に係る止水栓装置50にストレーナ8を取り付ける様子を示す斜視図である。図8に示すように、ストレーナ8は、メンテナンスで異物を取り除いた後に、その下流端にキャップ9が取り付けられ、その上流端にゴミキャッチリング83が取り付けられた状態で、第1流路61の下流側(下流端)から軸X方向に下流側流路612内に挿入される。このとき、第1流路61には、既に止水栓部材7が取り付けられており、止水栓装置50は、駒弁71が弁座613bに着座した止水状態となっている。
ここで、上述したように本実施形態では、フィルタ構造5を構成するストレーナ8に、挿入方向の先端側(上流側)に形成された小径部811と、挿入方向の基端側(下流側)に形成され小径部811よりも外径が大きい大径部812と、を設けた。
これにより、大径部812を設けることで、第1流路61(下流側流路612)の内周面との間の隙間を小さくできるため、大径部812がガイドの機能を発揮して、ストレーナ8が傾くのが抑制される。また、図6を参照すれば明らかであるように、ストレーナ8を第1流路61の下流側(下流端)から軸X方向に下流側流路612内に挿入していくと、ストレーナ8の大径部812が下流側流路612の内周面に沿って移動する。このとき、下流側流路612の内周形状はストレーナ8の外周形状に沿った形状となっており、下流側流路612の内周面とストレーナ8の大径部812の外周面との間には僅かな隙間しか形成されない。そのため、ストレーナ8の大径部812がガイドの機能をより確実に発揮するため、挿入時にストレーナ8が傾くのをより確実に抑制できる。従って本実施形態によれば、ストレーナ8を容易に取り付けることができ、組付け性が向上する。また、取り外しの際も同様であり、ストレーナ8が傾くのを抑制できるため、ストレーナ8を容易に取り外すことができ、組付け性が向上する。
また本実施形態では、ストレーナ8が脱着可能に取り付けられる第1流路61の下流側流路612を、上流側に設けられた小径流路612aと、この小径流路612aの下流側に設けられ小径流路612aよりも内径が大きい大径流路612bと、を含んで構成した。また、ストレーナ8の大径部812を、小径流路612aの内径よりも大きくかつ大径流路612bの内径よりも小さい外径を有するように構成した。
これにより、下流側流路612(大径流路612b)の内周面とストレーナ8の大径部812の外周面との間には僅かな隙間しか形成されず、大きな隙間が形成されるのを回避できるため、ストレーナ8の大径部812がガイドの機能を発揮でき、挿入時にストレーナ8が傾くのを抑制できる。
また本実施形態では、ストレーナ8の大径部812を、挿入方向(軸X方向)に延びる複数のリブ812aを含んで構成した。これにより、上述したストレーナ8の大径部812のガイド機能がより確実に発揮され、上述の効果がより確実に発揮される。
また、従来では、ストレーナの先端側の外周にOリング等の弾性部材が取り付けられていた場合には、脱着時にストレーナが傾くことで、弾性部材が流路内の角部等に接触して破損し、漏水の原因となるおそれがあった。
これに対して本実施形態では、ストレーナ8の小径部811の外周に環状の弾性部材としてのOリング81aを取り付けているものの、上述した通りストレーナ8の脱着時にストレーナ8が傾くのを抑制できるため、Oリング81aが第1流路61内の角部等に接触して破損するのを抑制でき、漏水のおそれを抑制できる。
また、従来では、ストレーナを取り外す際にストレーナが傾き、ストレーナの内側に配置されたスピンドルの外周面にストレーナの先端が接触することで、ストレーナの先端に取り付けられていたゴミキャッチリングが外れて流路内に落下し、取り残されてしまうことがあった。
これに対して本実施形態では、止水栓部材7を、ストレーナ8よりも上流側からストレーナ8の内側にまで延びて設けているにも関わらず、上述の不具合を抑制できる。即ち、本実施形態では、小径部811の先端の内周面に、下流側に開口する円環状の溝部83aが形成された環状部材としてのゴミキャッチリング83を脱着可能に取り付けているものの、上述した通りストレーナ8を取り外す際にストレーナ8が傾くのを抑制できるため、ストレーナ8の先端が止水栓部材7に接触するのを抑制でき、ゴミキャッチリングが外れて流路内に取り残されてしまうのを抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、本発明のフィルタ構造5を止水栓装置50に適用したが、これに限定されない。止水栓装置に限らず、例えば流路の切り替えバルブ等にも適用される。特に、ストレーナ8の内側に整流板等が取り付けられた場合には、ゴミキャッチリング83の落下抑制の効果が奏される。
上記実施形態では、第1流路61と第2流路62が互いに直交する構成としたが、これに限定されない。これら流路が互いに交差していればよい。
5…フィルタ構造
6…本体部
7…止水栓部材
8…ストレーナ
50…止水栓装置
61…第1流路
62…第2流路
81a…Oリング(弾性部材)
83…ゴミキャッチリング(環状部材)
83a…溝部(溝)
612…下流側流路
612a…小径流路
612b…大径流路
811…小径部
812…大径部
812a…リブ

Claims (5)

  1. 流水中の異物を除去するフィルタ構造であって、
    略直線状に延びる第1流路と、前記第1流路の下流側に連通し前記第1流路と交差する方向に延びる第2流路と、を内部に有する本体部と、
    前記第1流路の下流側から前記第1流路の中心軸方向に挿入されて前記第1流路内に脱着可能に取り付けられ、前記第1流路の上流側から流れ込む流水を内側から外側に通過させて前記第2流路に導くことで流水中の異物を除去する筒状のストレーナと、を備え、
    前記ストレーナは、前記挿入方向の先端側に設けられた小径部と、前記挿入方向の基端側に設けられ前記小径部よりも外径が大きい大径部と、を有するフィルタ構造。
  2. 前記第1流路は、その下流側に設けられ前記ストレーナが脱着可能に取り付けられる下流側流路を有し、
    前記下流側流路は、その上流側に設けられた小径流路と、前記小径流路の下流側に設けられ前記小径流路よりも内径が大きい大径流路と、を有し、
    前記大径部は、前記小径流路の内径よりも大きくかつ前記大径流路の内径よりも小さい外径を有する請求項1に記載のフィルタ構造。
  3. 前記大径部は、前記挿入方向に延びる複数のリブにより構成される請求項1又は2に記載のフィルタ構造。
  4. 前記小径部は、その外周に取り付けられた環状の弾性部材を有する請求項1から3いずれかに記載のフィルタ構造。
  5. 請求項1から4いずれか記載のフィルタ構造と、
    前記ストレーナよりも上流側から前記ストレーナの内側にまで延びて設けられ、前記第1流路を開閉する止水栓部材と、
    前記小径部の先端の内周に脱着可能に取り付けられ、下流側に開口する環状の溝が形成された環状部材と、を備える止水栓装置。
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