JP2016189511A - 施解錠システム及び電気機器制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各利用者に適した電気機器の制御を可能にする施解錠システム及び電気機器制御システムを提供する。【解決手段】本発明に係る施解錠システム1は、専有部3の扉20を電動で施解錠する電気錠装置21と、電気錠装置21による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キー13から専有部認証情報を読み取って認証することで電気錠装置21による施解錠を制御する室外リーダ22及び室内リーダ23と、を備える。電子キー13は、専有部3の利用者を識別する個人識別情報を記憶する。室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13から専有部認証情報と共に個人識別情報を読み取ると、電気錠装置21を施解錠するときに、専有部3の電気機器25a〜25cを制御する電力管理装置26に向けて個人識別情報を送信して、個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて電力管理装置26に電気機器25a〜25cを制御させる。【選択図】図1

Description

本発明は、扉の施解錠を制御する施解錠システム、及びこの施解錠システムを備えた電気機器制御システムに関する。
従来から、集合住宅又は一般住宅のエントランスや玄関等や、ホテルやオフィスビル等の商業施設又は公共施設の出入口では、その部屋又は領域への入退室又は入退場を制限するために、利用者の保持するリモコンやICカード等の電子キーに記憶された識別情報を認証したときに扉の電気錠の解錠や自動ドアの解錠及び開扉を行う施解錠システムが採用されている。
また、近年では、上記したような住宅や施設において、電力の消費や発電・蓄電設備をリアルタイムで統合的に管理し、快適さを保ちつつ節電を行ってエネルギー使用を最適化するエネルギー管理システム(EMS:Energy Management System)が採用されている。エネルギー管理システムには、例えば、住宅を対象としたHEMS(Home EMS)、オフィスビル等を対象としたBEMS(Building EMS)、工場等を対象としたFEMS(Factory EMS)等がある。このようなエネルギー管理システムでは、エネルギー使用の最適化を行うように、住宅や施設に備えられた家電や設備等の電気機器を制御する電気機器制御システムを採用し、この電気機器制御システムにおいて、上記した施解錠システムを適用したものがある。
例えば、特許文献1の住宅内機器制御システム(電気機器制御システム)は、電子キー認証部によって外出時に電子キーからID等の情報を取得してセキュリティ制御装置が認証を行って玄関ドアの施錠を制御すると共に、電子キー認証部が再度電子キーを認識することで外出モードへ移行して、エネルギー計測・表示装置が外出中の消費エネルギーの累積を開始する。そして、電子キー認証部によって帰宅時に電子キーからID等の情報を取得してセキュリティ制御装置が認証を行って玄関ドアを解錠すると共に、エネルギー計測・表示装置が外出中の累積した消費エネルギーを表示する。
特開2014−192620号公報
住宅や施設では、住人や職員等の複数の利用者がそれぞれ異なる部屋や領域でそれぞれ異なる電気機器を利用していることがある。しかしながら、従来の電気機器制御システムでは、不特定の利用者が存在する場合と、利用者が全く存在しない場合とを判断することはできるが、各利用者を把握することはできない。従って、各利用者に個別に対応して電気機器を制御することができず、エネルギー使用の最適化が妨げられている。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、各利用者に適した電気機器の制御を可能にする施解錠システム及び電気機器制御システムを提供することを目的するものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、専有部の扉を電動で施解錠する専有部施解錠装置と、前記専有部施解錠装置による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キーから前記専有部認証情報を読み取って認証することで前記専有部施解錠装置による施解錠を制御する専有部側読取部と、を備えた施解錠システムであって、前記電子キーは、前記専有部の利用者を識別する個人識別情報を記憶し、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施解錠するときに、前記専有部の電気機器を制御する電気機器制御装置に向けて前記個人識別情報を送信して、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器制御装置に前記電気機器を制御させることを特徴とする。
この特徴を備えることにより、施解錠システムは、専有部側読取部による電子キーの情報の読取に連動して、専有部に入退室(入退場)する利用者を識別し、利用者毎の設定によって電気機器制御装置に電気機器を制御させることができる。従って、利用者の好みや行動パターンに適合した個別の設定で電気機器を制御させることで、各利用者に適した電気機器の制御を可能にして快適性や利便性を向上させると共に、エネルギー使用の最適化を図ることができる。
また、本発明に係る施解錠システムは、共用部の扉を電動で施解錠する共用部施解錠装置と、前記共用部施解錠装置による施解錠を許可するための共用部認証情報を、前記専有部認証情報及び前記個人識別情報と共に記憶した前記電子キーから、前記共用部認証情報を読み取って認証することで前記共用部施解錠装置による施解錠を制御する共用部側読取部と、を更に備え、前記共用部側読取部は、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記専有部認証情報及び前記個人識別情報を読み取ると、前記共用部施解錠装置を施解錠するときに、前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信して、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器制御装置に前記電気機器を制御させることを特徴としてもよい。
この特徴を備えることにより、施解錠システムは、共用部側読取部による電子キーの情報の読取に連動して、共用部に入退室(入退場)する利用者を識別し、利用者毎の設定によって電気機器制御装置に電気機器を制御させることができる。従って、利用者の好みや行動パターンに更に適合した個別の設定で電気機器を制御させることができ、快適性や利便性をより向上させることができる。
また、本発明に係る施解錠システムにおいて、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とするとよい。
この特徴を備えることにより、施解錠システムは、利用者の帰宅時に適した個別の設定で電気機器を制御させることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
また、本発明に係る施解錠システムにおいて、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の外出宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とするとよい。
この特徴を備えることにより、施解錠システムは、利用者の外出時に適した個別の設定で電気機器を制御させることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
また、本発明に係る施解錠システムにおいて、前記共用部側読取部は、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記共用部施解錠を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅事前宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とするとよい。
この特徴を備えることにより、施解錠システムは、利用者の帰宅前に個別の設定で電気機器を事前に制御させることができるため、利用者の帰宅時に、専有部の各部屋をより適した環境にすることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
また、本発明は、専有部の電気機器を制御可能な電気機器制御装置を備えた電気機器制御システムであって、前記専有部の扉を電動で施解錠する専有部施解錠装置と、前記専有部施解錠装置による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キーから前記専有部認証情報を読み取って認証することで前記専有部施解錠装置による施解錠を制御する専有部側読取部と、を更に備え、前記電子キーは、前記専有部の利用者を識別する個人識別情報を記憶し、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施解錠するときに、前記電気機器制御装置に向けて前記個人識別情報を送信し、前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報と、前記電気機器を制御するための設定であって前記個人識別情報毎に定められた設定情報とを記憶していて、前記専有部側読取部から前記個人識別情報を受信したとき、前記個人識別情報毎の設定情報に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電気機器制御システムにおいて、前記電気機器制御装置は、共用部の扉を電動で施解錠する共用部施解錠装置と、前記共用部施解錠装置による施解錠を許可するための共用部認証情報を、前記専有部認証情報及び前記個人識別情報と共に記憶した前記電子キーから、前記共用部認証情報を読み取って認証することで前記共用部施解錠装置による施解錠を制御する共用部側読取部と、を備えた共用部側の施解錠システムに対して通信可能に接続される。前記共用部側読取部が前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記専有部認証情報及び前記個人識別情報を読み取って、前記共用部施解錠装置を施解錠するときに、前記個人識別情報を送信すると、前記電気機器制御装置は、前記共用部側読取部から前記個人識別情報を受信したとき、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電気機器制御システムにおいて、前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の帰宅時に前記電気機器を制御するための帰宅設定を前記設定情報として記憶し、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信し、前記電気機器制御装置は、前記専有部側読取部から前記個人識別情報と共に前記帰宅宣言を受信したとき、前記帰宅設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電気機器制御システムにおいて、前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の外出時に前記電気機器を制御するための外出設定を前記設定情報として記憶し、前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の外出宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信し、前記電気機器制御装置は、前記専有部側読取部から前記個人識別情報と共に前記外出宣言を受信したとき、前記外出設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電気機器制御システムにおいて、前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の帰宅前に事前に前記電気機器を制御するための帰宅事前設定を前記設定情報として記憶し、前記共用部側読取部が、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取って、前記共用部施解錠を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅事前宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信すると、前記電気機器制御装置は、前記共用部側読取部から前記個人識別情報と共に前記帰宅事前宣言を受信したとき、前記帰宅事前設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする。
本発明によれば、各利用者に適した電気機器の制御を可能にする施解錠システム及び電気機器制御システムを提供する。
本発明の一実施形態に係る施解錠システム及び電気機器制御システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る施解錠システムの利用者の帰宅の際の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る施解錠システムの利用者の外出の際の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る施解錠システムの利用者の帰宅前の事前の動作例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る施解錠システムについて、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る施解錠システム及び電気機器制御システムの構成の概略を示すブロック図、図2〜図4は、本発明の一実施形態に係る施解錠システムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態において、施解錠システム1は、共用部2と専有部3とを備えた集合住宅に適用されていて、図1では一つの専有部3を図示したが、複数の専有部3が備えられていてよい。なお、複数の専有部3は複数の利用者群によってそれぞれ専有され、各利用者群は家族等の複数の利用者で構成される。また、施解錠システム1は、システム全体を統括して管理するサーバ等のシステム管理装置4を備えている。
共用部2には、当該共用部2の入退場(入退室)を規制する自動ドア10(扉)が設けられ、自動ドア10には、電動でこの自動ドア10を施解錠すると共に開閉する開閉装置11(共用部施解錠装置)が設けられる。また、共用部2には、リーダ12(共用部側読取部)が自動ドア10の近傍に設けられる。開閉装置11及びリーダ12は、システム管理装置4に接続されている。即ち、共用部2側では、システム管理装置4、開閉装置11及びリーダ12で自動ドア10の施解錠システムが構成されている。
開閉装置11は、システム管理装置4から施錠信号又は解錠信号を受信して、自動ドア10を閉扉すると共に施錠し、又は解錠すると共に開扉するように構成されている。例えば、開閉装置11は、人感センサ等の検知装置(図示せず)を備えて、検知装置が自動ドア10付近の利用者を検知していない間は、自動ドア10を閉扉すると共に施錠していて、検知装置が自動ドア10に接近する利用者を検知すると共にシステム管理装置4から解錠信号を受信したときに、自動ドア10を開扉する。また、開閉装置11は、自動ドア10を開扉した後、所定時間経過後に、検知装置が自動ドア10付近の利用者を検知していなければ、自動ドア10を閉扉すると共に施錠する。
リーダ12は、所定の通信範囲内の電子キー13と電磁波や電波によって非接触通信可能な読取装置又は受信装置であり、共用部2の外側及び内側でその周囲の壁面等に設けられる。リーダ12は、電子キー13に記憶された情報を読み取り、又は受信してシステム管理装置4へと送信する。電子キー13は、例えば、非接触ICカード、近接型ICカード、ICタグ、非接触型IC搭載の携帯端末等で構成される。なお、電子キー13は、リーダ12と非接触通信可能で利用者が携帯可能な記憶媒体であればこれらに限定されない。特に、電子キー13は、共用部認証情報、専有部認証情報及び個人識別情報を記憶している。共用部認証情報は共用部2に入退場するために必要な情報であり、専有部認証情報は、専有部3に入退室(入退場)するために必要な情報であり、個人識別情報は、共用部2や専有部3の利用者を識別する情報である。
専有部3には、当該専有部3内への入退室を規制する扉20(扉)が設けられ、扉20には、電動でこの扉20を施解錠する電気錠装置21(専有部施解錠装置)が設けられる。また、専有部3には、室外リーダ22(専有部側読取部)及び室内リーダ23(専有部側読取部)が扉20の近傍に設けられる。電気錠装置21、室外リーダ22及び室内リーダ23は、システム管理装置4に接続され、電気錠装置21は、後述する電力管理装置26にも接続されている。即ち、専有部3側では、システム管理装置4、電気錠装置21、室外リーダ22及び室内リーダ23で扉20の施解錠システムが構成されている。また、共用部2及び専有部3を合わせた建物又は施設全体では、システム管理装置4と、共用部2側の開閉装置11及びリーダ12と、専有部3側の電気錠装置21、室外リーダ22及び室内リーダ23とで施解錠システムが構成されている。
電気錠装置21は、例えば、デッドボルト及び該デッドボルトを移動させる電動アクチュエータからなる施解錠機構と、電動アクチュエータを駆動するためのモータ等の駆動部とを備えて構成される(図示せず)。デッドボルトは、扉20から突出するように移動して扉枠のストライク内に固定されることにより扉20を施錠して開扉不能にし、他方、ストライクから抜脱するように移動して扉20内に引き込まれることにより扉20を解錠して開扉可能にする。電気錠装置21は、システム管理装置4から施錠信号又は解錠信号を受信して、駆動部が電動アクチュエータを駆動して扉20を施錠又は解錠するように構成されている。また、電気錠装置21は、扉20が閉扉された後、所定時間経過後に、扉20を施錠する。
室外リーダ22及び室内リーダ23は、上記したリーダ12と同様に、所定の通信範囲内の電子キー13と電磁波や電波によって非接触通信可能な読取装置又は受信装置であり、それぞれ専有部3の室外及び室内でその周囲の壁面等に設けられる。室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13に記憶された情報を読み取り、又は受信してシステム管理装置4へと送信する。
また、専有部3内には、1つ以上の部屋24a〜24cが設けられている。各部屋24a〜24cには、電気機器25a〜25cが備えられ、電気機器25a〜25cは、後述する電力管理装置26に接続されている。電気機器25は、例えば、照明器具、エアコン、給湯器、テレビジョン受像機、オーディオ機器、パーソナルコンピュータ、IH(Induction Heating)クッキングヒーター、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、アイロン、ドライヤ等の様々な機器があり、ここでは、電力管理装置26によって遠隔制御可能な機器を示し、電力管理装置26によって遠隔制御可能なコンセント等に接続された機器を含む。
上記した電力管理装置26(電気機器制御装置)は、専有部3の電気錠装置21、室外リーダ22、室内リーダ23及び各部屋24a〜24cの電気機器25a〜25cで使用される電力の管理や制御を行うもので、即ち、専有部3におけるホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS:Home Energy Management System)の電気機器制御システム30を実現する装置である。電力管理装置26は、専有部3側の施解錠システムの一部を構成し、システム管理装置4に接続され、即ち、共用部2側の施解錠システムに通信可能に接続されている。
電力管理装置26は、設定記憶部27を備え、各部屋24a〜24cの電気機器25a〜25cを制御するための設定情報を、専有部3の利用者毎及び行動パターン(利用状況)毎に記憶する。設定情報は、例えば、電気機器25a〜25cを個別に、又はいくつかまとめて制御する情報であって、オン、オフ及び省電力モードの何れかに設定するフラグでよい。また、電気機器25a〜25cがエアコンの場合には、温度設定や強度設定を含んでよい。その他、電気機器25a〜25cについて遠隔制御可能な様々な設定を含んでよい。
例えば、設定記憶部27は、当該専有部3の利用者全員が外出したときに、全ての部屋24a〜24cの全ての電気機器25a〜25cのうち、常時稼働が必要な冷蔵庫等の電気機器については省電力モードにすると共に、照明器具等の他の電気機器の電源をオフにする全員外出設定を記憶する。また、設定記憶部27は、当該専有部3の一利用者Aの行動パターンに合わせて電気機器25a〜25cを制御するような設定情報を記憶し、例えば、利用者Aが個人的に使用している部屋24aの電気機器25aのうち、帰宅したときに稼働することを所望する照明器具やエアコン等の電気機器について、電源をオンにする利用者Aの帰宅時設定を、この利用者Aの個人識別情報に関連付けて記憶する。更に、設定記憶部27は、利用者Aの部屋24aの電気機器25aのうち、外出するときに省電力モードへの切り換えや停止することを所望する電気機器について、省電力モードへの切り換えや電源をオンにする利用者Aの外出時設定を、この利用者Aの個人識別情報に関連付けて記憶する。また更に、設定記憶部27は、利用者Aの部屋24aの電気機器25aのうち、帰宅よりも事前に稼働することを所望する電気機器について、電源を予めオンにする利用者Aの帰宅事前設定を、この利用者Aの個人識別情報に関連付けて記憶する。同様にして、設定記憶部27は、当該専有部3の他の利用者Bや利用者Cが個人的に使用している部屋24bや24cの電気機器25bや25cについて、利用者Bや利用者Cの帰宅時設定、利用者Bや利用者Cの外出時設定、利用者Bや利用者Cの帰宅事前設定を、利用者Bや利用者Cの個人識別情報に関連付けて記憶する。
このように、設定記憶部27には、各部屋24a〜24cの電気機器25a〜25cを制御するための設定情報が、専有部3の利用者毎に定められ、また行動パターン毎に定められて記憶される。
電力管理装置26は、システム管理装置4から利用者の個人識別情報と共にその利用者の行動パターンの通知(後述する帰宅宣言、外出宣言、帰宅事前宣言等)を受信すると、その利用者の行動パターンに応じた設定情報を設定記憶部27から取得し、取得した設定情報に基づいて各部屋24a〜24cの電気機器25a〜25cを制御する。
システム管理装置4は、共用部2のリーダ12から共用部認証情報を受信したとき、受信した共用部認証情報と、システム管理装置4の記憶部(図示せず)に予め登録した共用部認証情報とが一致するか否かを照合し、一致する場合(認証した場合)、自動ドア10を開扉するように開閉装置11へと解錠信号を送信する。
また、システム管理装置4は、専有部3の室外リーダ22又は室内リーダ23から専有部認証情報を受信したとき、受信した専有部認証情報と、システム管理装置4の記憶部(図示せず)に予め登録した専有部認証情報とが一致するか否かを照合し、一致する場合(認証した場合)、扉20が施錠状態であれば解錠するように電気錠装置21へと解錠信号を送信し、また、扉20が解錠状態であれば施錠するように電気錠装置21へと施錠信号を送信する。
更に、システム管理装置4は、利用者が電子キー13の情報をリーダ12や室外リーダ22又は室内リーダ23に読み取らせて、上記したようにリーダ12から受信した共用部認証情報や、室外リーダ22又は室内リーダ23から受信した専有部認証情報を認証したときに、その利用者の行動パターンを判定し、判定結果を専有部3の電力管理装置26へと送信する。利用者の各行動パターンに応じた施解錠システム1の動作については後述する。
次に、このような構成を備えた施解錠システム1において利用者Aが帰宅する際の動作について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、施解錠システム1において、共用部2の自動ドア10及び専有部3の扉20は閉扉していると共に施錠されている状態であり、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23は稼働していて電子キー13の情報を読取可能な状態である。
ここで、専有部3の利用者Aが外出先から帰宅して、専有部3の扉20及び室外リーダ22に接近し、電子キー13を室外リーダ22に接近させると、室外リーダ22は、電子キー13から専有部認証情報及び個人識別情報を読み取る(ステップS1)。
室外リーダ22は、読み取った専有部認証情報及び個人識別情報をシステム管理装置4へと送信する。システム管理装置4は、室外リーダ22が読み取った専有部認証情報と、記憶部(図示せず)に予め登録した専有部認証情報とを比較して、正当な情報であることを認証する(ステップS2:Yes)。
システム管理装置4は、専有部認証情報の認証時に専有部3の扉20が施錠状態であるため、扉20の解錠を行うことになる。扉20の解錠については後述する。また、システム管理装置4は、専有部認証情報の送信元が室外リーダ22であり、室外リーダ22から更に個人識別情報を受信しているため(ステップS3:Yes)、この個人識別情報で識別される利用者Aの行動パターンが帰宅であると判定する。そして、システム管理装置4は、この専有部認証情報に対応する専有部3の電力管理装置26に対して、この個人識別情報及び帰宅宣言を送信する(ステップS4)。
電力管理装置26は、システム管理装置4から受信した個人識別情報及び帰宅宣言に基づいて、設定記憶部27からこの個人識別情報で識別される利用者Aの帰宅設定を取得する。そして、電力管理装置26は、この利用者Aの帰宅設定に基づいて、この利用者Aの部屋24aの電気機器25aを制御する(ステップS5)。
ところで、室外リーダ22からの専有部認証情報を認証したシステム管理装置4は、扉20の解錠を行うために、この専有部認証情報に対応する専有部3の電気錠装置21に対して解錠信号を送信する(ステップS6)。システム管理装置4から解錠信号を受信した電気錠装置21は、扉20を解錠するように制御する(ステップS7)。
なお、図2では、個人識別情報及び帰宅宣言の送信(ステップS4)と電気機器の制御(ステップS5)の後で、電気錠装置への解錠信号の送信(ステップS6)を実行する例を示しているが、電気錠装置への解錠信号の送信(ステップS6)及び扉の解錠(ステップS7)は、個人識別情報及び帰宅宣言の送信(ステップS4)と電気機器の制御(ステップS5)とに並行して実行されてよい。
次に、このような構成を備えた施解錠システム1において利用者Aが外出する際の動作について図3のフローチャートを参照しながら説明する。
専有部3の利用者Aが外出する際に、専有部3の扉20及び室内リーダ23に接近し、電子キー13を室内リーダ23に接近させると、室内リーダ23は、電子キー13から専有部認証情報及び個人識別情報を読み取る(ステップS11)。
室内リーダ23は、読み取った専有部認証情報及び個人識別情報をシステム管理装置4へと送信する。システム管理装置4は、室内リーダ23が読み取った専有部認証情報と、記憶部(図示せず)に予め登録した専有部認証情報とを比較して、正当な情報であることを認証する(ステップS12:Yes)。
システム管理装置4は、専有部認証情報の認証時に専有部3の扉20が施錠状態であるため、扉20の解錠を行うことになる。システム管理装置4は、扉20の解錠を行うために、この専有部認証情報に対応する専有部3の電気錠装置21に対して解錠信号を送信する(ステップS13)。システム管理装置4から解錠信号を受信した電気錠装置21は、扉20を解錠するように制御する(ステップS14)。
そして、専有部3の利用者Aが、解錠された扉20を開扉して専有部3の室外に出て、室外リーダ22に接近し、電子キー13を室外リーダ22に接近させると、室外リーダ22は、電子キー13から専有部認証情報及び個人識別情報を読み取る(ステップS15)。
室外リーダ22は、読み取った専有部認証情報及び個人識別情報をシステム管理装置4へと送信する。システム管理装置4は、室外リーダ22が読み取った専有部認証情報と、記憶部(図示せず)に予め登録した専有部認証情報とを比較して、正当な情報であることを認証する(ステップS16:Yes)。
システム管理装置4は、専有部認証情報の認証時に専有部3の扉20が解錠状態であるため、扉20の施錠を行うことになる。扉20の施錠については後述する。また、システム管理装置4は、前回の解錠に係る専有部認証情報の送信元が室内リーダ23であると共に今回の施錠に係る専有部認証情報の送信元が室外リーダ22であり、室外リーダ22から更に個人識別情報を受信しているため(ステップS17:Yes)、この個人識別情報で識別される利用者Aの行動パターンが外出であると判定する。そして、システム管理装置4は、この専有部認証情報に対応する専有部3の電力管理装置26に対して、この個人識別情報及び外出宣言を送信する(ステップS18)。なお、システム管理装置4は、室外リーダ22から専有部認証情報及び個人識別情報を受信した後、所定時間経過後、又は扉20から利用者Aが離れたことを人感センサ等の検知装置(図示せず)で検知した後で、個人識別情報及び外出宣言を送信するとよい。
電力管理装置26は、システム管理装置4から受信した個人識別情報及び外出宣言に基づいて、設定記憶部27からこの個人識別情報で識別される利用者Aの外出設定を取得する。そして、電力管理装置26は、この利用者Aの外出設定に基づいて、この利用者Aの部屋24aの電気機器25aを制御する(ステップS19)。
ところで、室外リーダ22からの専有部認証情報を認証したシステム管理装置4は、扉20の施錠を行うために、この専有部認証情報に対応する専有部3の電気錠装置21に対して施錠信号を送信する(ステップS20)。なお、システム管理装置4は、室外リーダ22から専有部認証情報及び個人識別情報を受信した後、所定時間経過後、又は扉20から利用者Aが離れたことを人感センサ等の検知装置(図示せず)で検知した後で、施錠信号を送信するとよい。システム管理装置4から施錠信号を受信した電気錠装置21は、扉20を施錠するように制御する(ステップS21)。
なお、図2では、個人識別情報及び外出宣言の送信(ステップS18)と電気機器の制御(ステップS19)の後で、電気錠装置への施錠信号の送信(ステップS20)を実行する例を示しているが、電気錠装置への施錠信号の送信(ステップS20)及び扉の施錠(ステップS21)は、個人識別情報及び外出宣言の送信(ステップS18)と電気機器の制御(ステップS19)とに並行して実行されてよい。また、システム管理装置4は、上記と同様にして、専有部3の利用者全員の外出を判定した場合には、全員外出宣言を電力管理装置26へと送信することになる。
次に、このような構成を備えた施解錠システム1において利用者Aの帰宅を事前に把握する際の動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ここで、専有部3の利用者Aが外出先から帰宅して、共用部2の自動ドア10及びリーダ12に接近し、電子キー13をリーダ12に接近させると、リーダ12は、電子キー13から共用部認証情報、専有部認証情報及び個人識別情報を読み取る(ステップS31)。
リーダ12は、読み取った共用部認証情報、専有部認証情報及び個人識別情報をシステム管理装置4へと送信する。システム管理装置4は、リーダ12が読み取った共用部認証情報と、記憶部(図示せず)に予め登録した共用部認証情報とを比較して、正当な情報であることを認証する(ステップS32:Yes)。
システム管理装置4は、共用部認証情報の認証時に共用部2の自動ドア10が施錠状態であるため、自動ドア10の解錠及び開扉を行うことになる。自動ドア10の解錠及び開扉については後述する。また、システム管理装置4は、共用部認証情報の送信元がリーダ12であり、リーダ12から更に個人識別情報を受信しているため(ステップS33:Yes)、この個人識別情報で識別される利用者Aの行動パターンが帰宅であることを事前に判定する。そして、システム管理装置4は、受信した専有部認証情報に対応する専有部3の電力管理装置26に対して、この個人識別情報及び帰宅事前宣言を送信する(ステップS34)。
電力管理装置26は、システム管理装置4から受信した個人識別情報及び帰宅事前宣言に基づいて、設定記憶部27からこの個人識別情報で識別される利用者Aの帰宅事前設定を取得する。そして、電力管理装置26は、この利用者Aの帰宅事前設定に基づいて、この利用者Aの部屋24aの電気機器25aを制御する(ステップS35)。
ところで、リーダ12からの共用部認証情報を認証したシステム管理装置4は、自動ドア10の解錠及び開扉を行うために、共用部2の開閉装置11に対して解錠信号を送信する(ステップS36)。システム管理装置4から解錠信号を受信した開閉装置11は、自動ドア10を解錠及び開扉するように制御する(ステップS7)。
なお、図2では、個人識別情報及び帰宅事前宣言の送信(ステップS34)と電気機器の制御(ステップS35)の後で、開閉装置への解錠信号の送信(ステップS36)を実行する例を示しているが、開閉装置への解錠信号の送信(ステップS36)及び自動ドア10の解錠及び開扉(ステップS37)は、個人識別情報及び帰宅事前宣言の送信(ステップS34)と電気機器の制御(ステップS35)とに並行して実行されてよい。
上記したように、本実施形態に係る施解錠システム1によれば、専有部3の扉20を電動で施解錠する電気錠装置21(専有部施解錠装置)と、電気錠装置21による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キー13から専有部認証情報を読み取って認証することで電気錠装置21による施解錠を制御する室外リーダ22及び室内リーダ23(専有部側読取部)と、を備える。電子キー13は、専有部3の利用者を識別する個人識別情報を記憶する。室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13から専有部認証情報と共に個人識別情報を読み取ると、電気錠装置21を施解錠するときに、専有部3の電気機器25a〜25cを制御する電力管理装置26(電気機器制御装置)に向けて個人識別情報を送信して、個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて電力管理装置26に電気機器25a〜25cを制御させる。
このような構成により、施解錠システム1は、室外リーダ22及び室内リーダ23による電子キー13の情報の読取に連動して、専有部3に入退室(入退場)する利用者を識別し、利用者毎の設定によって電力管理装置26に電気機器25a〜25cを制御させることができる。従って、利用者の好みや行動パターンに適合した個別の設定で電気機器25a〜25cを制御させることで、各利用者に適した電気機器25a〜25cの制御を可能にして快適性や利便性を向上させると共に、エネルギー使用の最適化を図ることができる。
また、本実施形態に係る施解錠システム1は、共用部2の自動ドア10(扉)を電動で施解錠する開閉装置11(共用部施解錠装置)と、開閉装置11による施解錠を許可するための共用部認証情報を専有部認証情報及び個人識別情報と共に記憶した電子キー13から、共用部認証情報を読み取って認証することで開閉装置11による施解錠を制御するリーダ12(共用部側読取部)と、を更に備える。リーダ12は、電子キー13から共用部認証情報と共に専有部認証情報及び個人識別情報を読み取ると、開閉装置11を施解錠するときに、個人識別情報を電力管理装置26へと送信して、個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて電力管理装置26に電気機器25a〜25cを制御させる。
このような構成により、施解錠システム1は、リーダ12による電子キー13の情報の読取に連動して、共用部2に入退場(入退室)する利用者を識別し、利用者毎の設定によって電力管理装置26に電気機器25a〜25cを制御させることができる。従って、利用者の好みや行動パターンに更に適合した個別の設定で電気機器25a〜25cを制御させることができ、快適性や利便性をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る施解錠システム1において、室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13から専有部認証情報と共に個人識別情報を読み取ると、電気錠装置21を解錠するときに、個人識別情報で識別される利用者の帰宅宣言と共に個人識別情報を電力管理装置26へと送信する。
このような構成により、施解錠システム1は、利用者の帰宅時に適した個別の設定で電気機器25a〜25cを制御させることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
また、本実施形態に係る施解錠システム1は、室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13から専有部認証情報と共に個人識別情報を読み取ると、電気錠装置21を施錠するときに、個人識別情報で識別される利用者の外出宣言と共に個人識別情報を電力管理装置26へと送信する。
このような構成により、施解錠システム1は、利用者の外出時に適した個別の設定で電気機器25a〜25cを制御させることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
また、本実施形態に係る施解錠システム1は、リーダ12は、電子キー13から共用部認証情報と共に個人識別情報を読み取ると、開閉装置11を解錠するときに、個人識別情報で識別される利用者の帰宅事前宣言と共に個人識別情報を電力管理装置26へと送信する。
このような構成により、施解錠システム1は、利用者の帰宅前に個別の設定で電気機器25a〜25cを事前に制御させることができるため、利用者の帰宅時に、専有部3の各部屋25a〜25cをより適した環境にすることができ、快適性や利便性を更に向上させることができる。
なお、本実施形態に係る電気機器制御システム30は、上記したような施解錠システム1を適用するため、上記した施解錠システム1と同様の構成を備えると共に、同様の効果を奏することができる。
また、他の実施形態では、専有部3の各部屋24a〜24cに人感センサ等の検知装置(図示せず)を備えて、電力管理装置26がこの検知装置の検知結果に応じて各部屋24a〜24cにおける人の存在を監視する。また、専有部3の各部屋24a〜24cにガス漏れセンサや火災センサ等の検知装置(図示せず)を備えて、電力管理装置26がこの検知装置の検知結果に応じて各部屋24a〜24cにおける異常を監視する。そして、電力管理装置26は、利用者が共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22にアクセスしてシステム管理装置4から利用者の帰宅宣言又は帰宅事前宣言を受信したとき、この利用者の部屋24a〜24cにおける人の存在や異常を検知した場合に、システム管理装置4へと警報信号を送信する。システム管理装置4は、この警報信号を受信すると、共用部2のリーダ12又は専有部3の室外リーダ22へと警報信号を送信する。この警報信号を受信したリーダ12又は室外リーダ22は、ランプやブザー等の警報機器(図示せず)によって、利用者の部屋24a〜24cにおける人の存在や異常をその利用者へと通報する。
また、他の実施形態では、電力管理装置26の設定記憶部27は、各部屋24a〜24cの電気機器25a〜25cを制御するための設定情報を、各利用者の行動パターンが行われる時間帯や時期、環境毎に記憶し、又は、時間帯や時期、環境に応じて変更してもよい。例えば、電力管理装置26が、システム管理装置4からの帰宅宣言を夜間に受信した場合には電気機器25a〜25cの照明器具を点灯させるが、日中に受信した場合には電気機器25a〜25cの照明器具を点灯させないような帰宅設定を設定記憶部27に記憶する。また、電力管理装置26が、専有部3の室外や室内の温度を監視していて、システム管理装置4からの帰宅事前宣言を受信したときに、監視温度が所定温度以上の場合には電気機器25a〜25cのエアコンを冷房で稼働させたり、監視温度が所定温度以下の場合には電気機器25a〜25cのエアコンを暖房で稼働させたりするような帰宅事前設定を設定記憶部27に記憶する。
上記した実施形態では、共用部2に開閉装置11で施解錠を制御される自動ドア10を備えると共に専有部3に電気錠装置21で施解錠を制御される扉20を備える構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の実施形態では、共用部2及び専有部3の出入口には、必要に応じて、開き戸や引き戸、自動ドア等の様々な扉を適用可能である。
上記した実施形態では、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23が電子キー13から個人識別情報を読み取って、システム管理装置4や電力管理装置26が個人識別情報に基づいて各利用者を識別する構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の実施形態では、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23は、指紋、掌形、網膜、虹彩、血管、音声等を認証情報とする生体認証式の読取装置で構成され、システム管理装置4は、各利用者の認証情報を記憶部(図示せず)に予め登録しておき、生体認証によって各利用者を識別するように構成されてもよい。
上記した実施形態では、システム管理装置4が共用部認証情報や専有部認証情報を認証すると共に各利用者の帰宅、外出等の行動パターンを把握して、行動パターンに基づく通知を電力管理装置26へと送信する例を説明したが、この例に限定されない。例えば、他の実施形態では、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23が、共用部認証情報や専有部認証情報を認証すると共に各利用者の帰宅、外出等の行動パターンを把握して、行動パターンに基づく通知を電力管理装置26へと送信するように構成されてもよい。あるいは、他の実施形態では、電力管理装置26が、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23から認証結果を受信して、その認証結果に基づいて各利用者の帰宅、外出等の行動パターンを把握するように構成されてもよい。
また、上記した実施形態では、共用部認証情報、専有部認証情報及び個人識別情報を区別して記載したが、個人識別情報が共用部認証情報及び専有部認証情報としての機能を含んでいて、電子キー13がこのような個人識別情報のみを記憶するように構成されてもよい。このような構成では、共用部2のリーダ12や専有部3の室外リーダ22及び室内リーダ23は、電子キー13から個人識別情報を読み取ることで、共用部認証情報や専有部認証情報を読み取ることになる。また、システム管理装置4及び電力管理装置26では、このような個人識別情報を記憶部(図示せず)や設定記憶部27に予め登録する。そして、システム管理装置4は、共用部2のリーダ12、室外リーダ22及び室内リーダ23から受信した個人識別情報に基づいて認証処理を行うことで、共用部認証情報や専有部認証情報の認証処理を行うことになり、開閉装置11や電気錠装置21の施解錠を許可するか否かの認証処理を行うことができる。
上記した実施形態では、本発明の施解錠システム1及び電気機器制御システム30を、共用部2と専有部3とを備えた集合住宅に適用する構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の実施形態では、本発明の施解錠システム1及び電気機器制御システム30は、戸建の一般住宅の玄関等や、ホテルやオフィスビル等の商業施設又は公共施設等、様々な建物や施設に適用することが可能である。また、電気機器制御システム30は、HEMS以外のBEMS(Building EMS)やFEMS(Factory EMS)等の他のEMSを構成するものでもよい。
また、上記した本発明の各実施の形態の説明は、本発明に係る施解錠システム及び電気機器制御システムにおける好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 施解錠システム
2 共用部
3 専有部
4 システム管理装置
10 自動ドア(扉)
11 開閉装置(共用部施解錠装置)
12 リーダ(共用部側読取部)
13 電子キー
20 扉
21 電気錠装置(専有部施解錠装置)
22 室外リーダ(専有部側読取部)
23 室内リーダ(専有部側読取部)
24a〜24c 部屋
25a〜25c 電気機器
26 電力管理装置(電気機器制御装置)
27 設定記憶部
30 電気機器制御システム

Claims (10)

  1. 専有部の扉を電動で施解錠する専有部施解錠装置と、
    前記専有部施解錠装置による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キーから前記専有部認証情報を読み取って認証することで前記専有部施解錠装置による施解錠を制御する専有部側読取部と、を備えた施解錠システムであって、
    前記電子キーは、前記専有部の利用者を識別する個人識別情報を記憶し、
    前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施解錠するときに、前記専有部の電気機器を制御する電気機器制御装置に向けて前記個人識別情報を送信して、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器制御装置に前記電気機器を制御させることを特徴とする施解錠システム。
  2. 共用部の扉を電動で施解錠する共用部施解錠装置と、
    前記共用部施解錠装置による施解錠を許可するための共用部認証情報を、前記専有部認証情報及び前記個人識別情報と共に記憶した前記電子キーから、前記共用部認証情報を読み取って認証することで前記共用部施解錠装置による施解錠を制御する共用部側読取部と、を更に備え、
    前記共用部側読取部は、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記専有部認証情報及び前記個人識別情報を読み取ると、前記共用部施解錠装置を施解錠するときに、前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信して、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器制御装置に前記電気機器を制御させることを特徴とする請求項1に記載の施解錠システム。
  3. 前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の施解錠システム。
  4. 前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の外出宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の施解錠システム。
  5. 前記共用部側読取部は、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記共用部施解錠を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅事前宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信することを特徴とする請求項2に記載の施解錠システム。
  6. 専有部の電気機器を制御可能な電気機器制御装置を備えた電気機器制御システムであって、
    前記専有部の扉を電動で施解錠する専有部施解錠装置と、
    前記専有部施解錠装置による施解錠を許可するための専有部認証情報を記憶した電子キーから前記専有部認証情報を読み取って認証することで前記専有部施解錠装置による施解錠を制御する専有部側読取部と、を更に備え、
    前記電子キーは、前記専有部の利用者を識別する個人識別情報を記憶し、
    前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施解錠するときに、前記電気機器制御装置に向けて前記個人識別情報を送信し、
    前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報と、前記電気機器を制御するための設定であって前記個人識別情報毎に定められた設定情報とを記憶していて、前記専有部側読取部から前記個人識別情報を受信したとき、前記個人識別情報毎の設定情報に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする電気機器制御システム。
  7. 前記電気機器制御装置は、共用部の扉を電動で施解錠する共用部施解錠装置と、前記共用部施解錠装置による施解錠を許可するための共用部認証情報を、前記専有部認証情報及び前記個人識別情報と共に記憶した前記電子キーから、前記共用部認証情報を読み取って認証することで前記共用部施解錠装置による施解錠を制御する共用部側読取部と、を備えた共用部側の施解錠システムに対して通信可能に接続され、
    前記共用部側読取部が前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記専有部認証情報及び前記個人識別情報を読み取って、前記共用部施解錠装置を施解錠するときに、前記個人識別情報を送信すると、前記電気機器制御装置は、前記共用部側読取部から前記個人識別情報を受信したとき、前記個人識別情報毎に定められた設定情報に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする請求項6に記載の電気機器制御システム。
  8. 前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の帰宅時に前記電気機器を制御するための帰宅設定を前記設定情報として記憶し、
    前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信し、
    前記電気機器制御装置は、前記専有部側読取部から前記個人識別情報と共に前記帰宅宣言を受信したとき、前記帰宅設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の電気機器制御システム。
  9. 前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の外出時に前記電気機器を制御するための外出設定を前記設定情報として記憶し、
    前記専有部側読取部は、前記電子キーから前記専有部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取ると、前記専有部施解錠装置を施錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の外出宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信し、
    前記電気機器制御装置は、前記専有部側読取部から前記個人識別情報と共に前記外出宣言を受信したとき、前記外出設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の電気機器制御システム。
  10. 前記電気機器制御装置は、前記個人識別情報毎に定められた設定情報であって利用者の帰宅前に事前に前記電気機器を制御するための帰宅事前設定を前記設定情報として記憶し、
    前記共用部側読取部が、前記電子キーから前記共用部認証情報と共に前記個人識別情報を読み取って、前記共用部施解錠を解錠するときに、前記個人識別情報で識別される利用者の帰宅事前宣言と共に前記個人識別情報を前記電気機器制御装置へと送信すると、前記電気機器制御装置は、前記共用部側読取部から前記個人識別情報と共に前記帰宅事前宣言を受信したとき、前記帰宅事前設定に基づいて前記電気機器を制御することを特徴とする請求項7に記載の電気機器制御システム。
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