JP2016188995A - 映像表示制御装置、映像表示システムおよび映像表示制御方法 - Google Patents

映像表示制御装置、映像表示システムおよび映像表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】人に対して見え易い映像を表示するための映像表示制御装置を提供する。
【解決手段】映像表示制御装置100は、撮像装置300による撮像によって得られた画像に基づいて、人が撮像範囲に進入した進入位置を検知する進入検知部101と、検知された進入位置と、投影装置200の投影範囲を含む領域の中心位置とに基づいてその人の進入方向を特定する進入方向特定部102と、進入方向特定部102によって特定された進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う描画部103と、描画部103によって回転描画処理されたその映像データを投影装置200に出力する出力部104とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像を表示するための映像表示制御装置および映像表示システムなどに関する。
従来、人検知センサによる検知結果に基づいて、ディスプレイ部に表示される情報の内容を変更する店舗用照明システムが提案されている(特許文献1参照)。この店舗用照明システムは、人検知センサによる検知結果に基づいて人が多いと判断した場合には、予め決められた店舗の宣伝情報などを表示する。一方、人が少ないと判断した場合には、店舗用照明システムは、大まかに分類された商品情報など通行者向けの情報を表示する。これにより、店舗入口を通過する通行人に対する誘導効果を向上することができる。
特開2010−146827号公報
しかしながら、上記特許文献1の店舗用照明システムでは、人に見え易い映像を表示することができないという課題がある。つまり、このシステムでは、検知される人の数に応じて情報の内容が変更されるだけであって、その情報が記載された映像をその人に十分に見え易くすることはできない。
そこで、本発明は、人に対して見え易い映像を表示するための映像表示制御装置および映像表示システムなどを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る映像表示制御装置の一態様は、投影装置と撮像装置とを用いて映像を表示するための映像表示制御装置であって、前記投影装置は、映像データを取得し、前記映像データによって示される映像を投影面に向けて投影し、前記撮像装置は、前記投影面のうち、前記映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像し、前記映像表示制御装置は、プロセッサと、実行可能な命令を保持する非一時的なメモリとを備え、前記命令は、前記撮像装置による撮像によって得られた画像に基づいて、人が前記撮像範囲に進入した進入位置を検知し、検知された前記進入位置と、前記領域の中心位置とに基づいて前記人の進入方向を特定し、特定された前記進入方向に応じて、前記投影装置から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行い、前記回転描画処理された前記映像データを前記投影装置に出力することを前記プロセッサに実行させる。
本発明によれば、人に対して見え易い映像を表示することができる。
実施の形態における映像表示システムの構成を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態において特定される進入方向および回転描画処理の一例を示す図である。 実施の形態における回転描画処理の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における方角範囲および代表方向の一例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の一例を示す図である。 実施の形態における進入方向Cに対して表示される映像の一例を示す図である。 実施の形態における進入方向Dに対して表示される映像の一例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における映像表示制御装置の構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態における表示操作部によって表示される設定画面の他の例を示す図である。 実施の形態における複数のカメラによって撮像される撮像範囲の一例を示す図である。 実施の形態における複数のカメラによって撮像される撮像範囲の他の例を示す図である。 実施の形態における撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係の一例を示す図である。 実施の形態における撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係の他の例を示す図である。 本発明の第1の態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第4の態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第5の態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明する。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態における映像表示システムの構成を示す図である。
実施の形態における映像表示システム10は、映像表示制御装置100と、投影装置200と、撮像装置300とを備えている。
投影装置200は、いわゆるプロジェクタであって、映像表示制御装置100に接続されている。この投影装置200は、映像表示制御装置100から映像データを受信し、その映像データによって示される映像を投影面に向けて投影する。例えば、投影装置200は、施設の天井に設置され、その天井に対向する床面である投影面に向けて映像を投影する。なお、投影面は床面に限らず、テーブルの表面などであってもよい。
撮像装置300は、いわゆるカメラであって、映像表示制御装置100に接続されている。この撮像装置300は、上述の投影面のうち、映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像する。例えば、撮像装置300は、撮像装置300と併設されるように施設の天井に設置され、投影範囲を含む領域の全体を撮像範囲として撮像する。そして、撮像装置300は、撮像によって得られた画像(以下、カメラ画像という)を映像表示制御装置100に送信する。なお、カメラ画像は、ライブ画像であって、撮像装置300に設定されているフレームレートにしたがって送信される。
映像表示制御装置100は、例えばパーソナルコンピュータとして構成されている。映像表示制御装置100は、カメラ画像を撮像装置300から取得する。そして、映像表示制御装置100は、そのカメラ画像に基づいて、撮像範囲への人の進入方向を特定する。
また、映像表示制御装置100は、投影装置200によって投影される映像を示す映像データをその投影装置200に出力する。ここで、映像表示制御装置100は、人の進入方向を特定すると、その進入方向に応じて、投影装置200によって投影される映像を回転させる。これにより、人が撮像範囲にどの方向から進入した場合でも、投影される映像をその人に正しく向けることができる。例えば、投影される映像を人に正対させることができる。
図2は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の一例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、進入検知部101、進入方向特定部102、映像データ保存部DB1、描画部103、および出力部104を備えている。
映像データ保存部DB1は、1つまたは複数の映像データを保持している記録媒体である。なお、これらの映像データは、例えば映像表示制御装置100のアプリケーションソフトウェアによって生成されたデータであってもよく、他の装置によって生成されて映像データ保存部DB1に格納されたデータであってもよい。
進入検知部101は、撮像装置300による撮像によって得られたカメラ画像に基づいて、人が撮像範囲に進入した進入位置を検知する。
進入方向特定部102は、進入検知部101によって検知された進入位置と、投影範囲を含む領域の中心位置とに基づいて、その人の進入方向を特定する。
描画部103は、進入方向特定部102によって特定された進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う。この映像データは、映像データ保存部DB1から読み出されたデータである。つまり、描画部103は、映像データ保存部DB1から映像データを読み出して、その映像データに対して回転描画処理を行う。
出力部104は、描画部103によって回転描画処理された映像データを投影装置200に出力する。
図3は、実施の形態において特定される進入方向および回転描画処理の一例を示す図である。
進入検知部101は、図3の(a)に示すように、撮像範囲におけるカメラ画像に基づいて、人が撮像範囲に進入した進入位置を検知する。具体的には、進入検知部101は、撮像範囲の周縁において人が現れた位置を進入位置として検知する。例えば、進入検知部101は、輝度の変化や、撮影した画像の差分などによる動き検出などを行うことによって、動きが検出された画像領域を人として認識する。
進入方向特定部102は、例えば、その進入位置から、投影範囲を含む領域である撮像範囲の中心位置に向かう中心方向を進入方向として特定する。このような中心方向は、進入位置の座標と中心位置の座標とに基づいて算出される。
描画部103は、図3の(b)に示すように、その進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う。例えば、描画部103は、その進入方向に向かう人に対して映像が正対するように、回転描画処理を行う。具体的には、映像によって表示される「ABCD」からなる文字列の並びの方向が、進入方向に対して直交するように、描画部103は、その映像の映像データに対して回転描画処理を行う。なお、この回転描画処理は、投影されている映像を回転させる処理であってもよく、これから投影される映像を回転させる処理であってもよい。これから投影される映像とは、進入位置が検知されたときには投影されていない映像であって、その検知に応じて投影が開始される映像である。また、回転描画処理は、例えば回転行列による演算処理であって、映像データによって示される各画素の座標をその回転行列によって変位させる。
図4は、実施の形態における回転描画処理の他の例を示す図である。
描画部103は、図4に示すように、進入方向(図4中の矢印の方向)に向かう人に対して映像が正対するように、回転描画処理を行う。例えば、図4の(a)に示すように、投影面に対向する位置(例えば天井)から見て、下から上に向かう人に対しては、描画部103は、回転描画処理を行わない。または、描画部103は、映像が0°回転するような回転描画処理を行う。しかし、図4の(b)に示すように、投影面に対向する位置から見て、上から下に向かう人に対しては、描画部103は、映像が180°回転するような回転描画処理を行う。また、図4の(c)に示すように、投影面に対向する位置から見て、左から右に向かう人に対しては、描画部103は、映像が90°右方向に回転するような回転描画処理を行う。また、図4の(d)に示すように、投影面に対向する位置から見て、右から左に向かう人に対しては、描画部103は、映像が90°左方向に回転するような回転描画処理を行う。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、撮像装置300による撮像によって得られた画像に基づいて、人が撮像範囲に進入した進入位置を検知する進入検知部101と、進入検知部101によって検知された進入位置と、投影範囲を含む領域の中心位置とに基づいてその人の進入方向を特定する進入方向特定部102と、進入方向特定部102によって特定された進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う描画部103と、描画部103によって回転描画処理された映像データを投影装置200に出力する出力部とを備える。
これにより、人の進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像が回転するため、例えば、人に対してその映像を正対させることができる。具体的には、映像に例えば文字などが記載されていれば、その文字を人に正しく向けることができる。その結果、人がどのような方向から進入しようとしても、その人に対して見え易い映像を表示することができる。
また、本実施の形態では、進入方向特定部102は、進入位置から中心位置に向かう中心方向を進入方向として特定する。これにより、進入方向の取り得る方向は制限されずに任意であるため、投影される映像を人に対して正確に正対させることができる。その結果、投影される映像をより見易くすることができる。
(方角範囲設定)
図5は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、方角範囲設定部105を備えていてもよい。
方角範囲設定部105は、例えばユーザによる操作に応じて、方角データを受け付けて保持する。方角データは、投影面における上述の中心位置から見た複数の方角範囲と、それらの複数の方角範囲のそれぞれに対応付けられた代表方向とを示す。
進入方向特定部102は、方角範囲設定部105に受け付けられた方角データを参照し、進入位置から中心位置に向かう中心方向を含む方角範囲に対応付けられている代表方向を、進入方向として特定する。つまり、進入方向特定部102は、上述のように中心方向を進入方向として特定する代わりに、代表方向を進入方向として特定する。
図6は、実施の形態における方角範囲および代表方向の一例を示す図である。
方角範囲設定部105は、例えば図6に示すように、4つの方角範囲a〜dと、それらの方角範囲a〜dに対応付けられた代表方向A〜Dとを示す方角データを保持している。方角範囲a〜dは、例えば、矩形の撮像範囲の2本の対角線によって規定される範囲である。
代表方向Aは、方角範囲aに対応付けられた、その方角範囲aにおける中央の方向である。代表方向Bは、方角範囲bに対応付けられた、その方角範囲bにおける中央の方向である。代表方向Cは、方角範囲cに対応付けられた、その方角範囲cにおける中央の方向である。代表方向Dは、方角範囲dに対応付けられた、その方角範囲dにおける中央の方向である。
方角範囲設定部105は、上述のような方角範囲および代表方向を、例えばユーザによる操作を介して受け付けて、方角データを生成する。
進入方向特定部102は、進入位置から中心位置に向かう中心方向が方角範囲aに含まれていれば、中心方向の代わりに、その方角範囲aに対応付けられている代表方向Aを、進入方向として特定する。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、投影面における中心位置から見た複数の方角範囲と、それらの複数の方角範囲のそれぞれに対応付けられた代表方向とを示す方角データを受け付けて保持する方角範囲設定部105を備える。そして、進入方向特定部102は、その方角範囲設定部105に受け付けられた方角データを参照し、進入位置から中心位置に向かう中心方向を含む方角範囲に対応付けられている代表方向を、進入方向として特定する。
これにより、方角範囲ごとに1つの代表方向が進入方向として特定されるため、進入方向の取り得る方向を少なくすることができる。その結果、回転描画処理の処理負担を軽減することができる。例えば、方角範囲が4つあれば、進入方向の取り得る方向も4つに限定されるため、回転描画処理では、例えば0°、90°、180°および270°の何れかの角度で映像を回転させればよい。したがって、任意の角度で映像を回転させる必要がないため、処理負担を軽減することができる。
(映像データ設定)
図7は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、映像設定部106と表示操作部120とを備えていてもよい。
表示操作部120は、例えば液晶または有機EL(organic electroluminescence)な
どからなるディスプレイ(表示部)と、キーボード、マウスまたはタッチパッドなどの入力デバイス(操作部)とを含み、ユーザとのインターフェースを図る。また、表示操作部120はタッチディスプレイとして構成されていてもよい。
映像設定部106は、ユーザによる表示操作部120に対する操作に基づいて、方角範囲ごとに、映像データ保存部DB1に格納されている映像データを選択してその方角範囲に対応付ける。つまり、映像設定部106は、方角範囲ごとに、記録媒体に格納されている映像データの識別情報を受け付けてその方角範囲に対応付ける。例えば、識別情報はファイル名などである。その結果、映像設定部106は、例えば4つの方角範囲と、それらの方角範囲のそれぞれに対応付けられた映像データのファイル名とを含む映像リストを保持する。
前記描画部は、上述の映像リストを参照することにより、中心方向を含む方角範囲に対応付けられた識別情報によって示される、映像データ保存部DB1に格納されている映像データに対して回転描画処理を行う。なお、このように各方角範囲に対応付けられた、回転描画処理の対象となる映像データによって示される映像を、以下、切替映像という。
図8は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の一例を示す図である。
表示操作部120は、撮像装置300から送信されるカメラ画像301を設定画面上に表示する。さらに、表示操作部120は、映像設定部106による制御に基づいて、4つのファイル名欄106af〜106dfと、それらのファイル名欄に関連付けられたアイコン106a〜106dとを設定画面上に表示する。これらのファイル名欄およびアイコンはそれぞれ方角範囲に関連付けられている。なお、上述の4つの方角範囲a〜dはそれぞれ代表方向A〜Dに対応し、代表方向A〜Dは進入方向として特定される。したがって、上述のファイル名欄およびアイコンはそれぞれ進入方向A〜Dに関連付けられている。
アイコン106a〜106dのそれぞれは、方角範囲、つまり進入方向に関連付けられ、その進入方向に映像データを対応付けるためにユーザによって操作される。ファイル名欄106af〜106dfのそれぞれには、そのファイル名欄に関連付けられたアイコンの操作によって選択された映像データ、つまり切替映像のファイル名が表示される。
例えば、方角範囲a、つまり進入方向Aに関連付けられたアイコン106aが選択されると、映像設定部106は、映像データ保存部DB1に格納されている複数の映像データのファイル名を表示操作部120に表示させる。そして、その表示されている複数の映像データのファイル名の何れか1つが選択されると、映像設定部106は、その選択されたファイル名(例えば、「Welcome1」)をファイル名欄106afに表示させる。これによって、方角範囲a(進入方向A)と、映像データのファイル名「Welcome1」とが対応付けられる。アイコン106b〜106dが選択されたときにも、上述と同様に、方角範囲(進入方向)と映像データのファイル名とが対応付けられる。その結果、これらの方角範囲(進入方向)と映像データ(具体的には、映像データのファイル名)との対応付けを示す上述の映像リストが生成される。
図9Aおよび図9Bは、実施の形態における進入方向CおよびDに対して表示される映像の一例を示す図である。
例えば、図9Aに示すように、ユーザが進入方向Cから撮像範囲に進入すると、映像表示制御装置100は、その進入方向Cに対応付けられた、例えばファイル名「Welcome3」によって識別される映像データに対して回転描画処理を行う。そして、映像表示制御装置100は、その回転描画処理が行われた映像データを投影装置200に出力する。これにより、例えば、店舗に入る人に「Welcome」という文字が向けられた切替映像が投影される。
一方、図9Bに示すように、ユーザが進入方向Dから撮像範囲に進入すると、映像表示制御装置100は、その進入方向Dに対応付けられた、例えばファイル名「Thanks」によって識別される映像データに対して回転描画処理を行う。そして、映像表示制御装置100は、その回転描画処理が行われた映像データを投影装置200に出力する。これにより、例えば、店舗から出る人に「Thanks」という文字が向けられた切替映像が投影される。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、方角範囲ごとに、記録媒体に格納されている映像データの識別情報を受け付けて当該方角範囲に対応付ける映像設定部106を備える。描画部103は、中心方向を含む方角範囲に対応付けられた識別情報によって示される映像データに対して上述の回転描画処理を行う。
これにより、方角範囲ごとに、つまり進入方向ごとに、投影装置200から投影される映像を異ならせることができる。例えば、一方の進入方向から進入する人に対しては、「Welcome」と記載された映像を見易く表示することができる。さらに、逆の進入方向から進入する人に対しては、「Thanks」と記載された映像を見易く表示することができる。
(回転処理指定)
図10は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、回転処理指定部107を備えていてもよい。
回転処理指定部107は、ユーザによる表示操作部120に対する操作に基づいて、方角範囲ごとに、回転描画処理を行わせる指示を回転描画指示として受け付ける。
描画部103は、中心方向を含む方角範囲に対して回転描画指示が受け付けられているか否かを判定する。そして、描画部103は、受け付けられていると判定したときに、その方角範囲に対応付けられたファイル名の映像データに対して回転描画処理を行う。
図11は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、さらに、回転処理指定部107による制御に基づいて、回転描画指示を受け付けるためのアイコン107b〜107dのそれぞれを、方角範囲b〜d(進入方向B〜D)に関連付けて設定画面上に表示する。
例えば、アイコン107bが選択されると、回転処理指定部107は、そのアイコン107bに関連付けられている方角範囲b(進入方向B)に対して回転描画指示を受け付ける。その結果、回転処理指定部107は、表示操作部120を制御することにより、そのアイコン107bの色を例えば白から赤に変更させる。これにより、進入方向Bに対しては、回転描画処理が行われることがユーザに通知される。アイコン107cおよび107dが選択された場合にも、アイコン107bが選択された場合と同様の処理が行われる。
なお、方角範囲aに対しては、アイコン107b〜107dのようなアイコンは表示されない。これは、進入方向Aに対しては、回転描画処理において回転される切替映像の角度が0°であって、回転描画指示を受け付ける必要がないからである。
ここで、表示操作部120は、さらに、映像設定部106による制御に基づいて、ベース映像に関連付けられたファイル名欄106xfとアイコン106xとを設定画面上に表示してもよい。アイコン106xは、ベース映像の映像データを選択するためにユーザによって操作される。ファイル名欄106xfには、そのアイコン106xの操作によって選択されたベース映像の映像データのファイル名が表示される。なお、ベース映像は、人の進入が検知されていないときに、投影装置200から投影される映像である。
例えば、アイコン106xが選択されると、映像設定部106は、映像データ保存部DB1に格納されている複数の映像データのファイル名などを表示操作部120に表示させる。そして、その表示されている複数の映像データのファイル名の何れか1つが選択されると、映像設定部106は、その選択されたファイル名(例えば、「ABCD Shop」)をファイル名欄106xfに表示させる。その結果、映像設定部106は、ベース映像のファイル名を上述の映像リストに含める。
これにより、描画部103は、人の進入(進入位置)が検知されていないときには、その映像リストを参照することによって、ベース映像の映像データを特定する。そして、描画部103は、その映像データを出力部104から投影装置200に出力させる。その結果、人が撮像範囲に進入していないときには、ベース映像が投影装置200から投影される。
図12は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、さらに、回転処理指定部107による制御に基づいて、回転描画指示を受け付けるためのチェックボックスBb〜Bdのそれぞれを、方角範囲b〜c(進入方向B〜D)に関連付けて設定画面上に表示してもよい。例えば、チェックボックスBbにチェックマークが入力されると、回転処理指定部107は、そのチェックボックスBbに関連付けられている方角範囲b(進入方向B)に対して回転描画指示を受け付ける。
なお、この場合、アイコン107b〜107dは、選択されることはなく、回転描画指示が受け付けられているか否かを、そのアイコンの色によってユーザに通知する。あるいは、アイコン107b〜107dの何れかが選択されたときに、回転処理指定部107は、その選択されたアイコンに関連付けられているチェックボックスにチェックマークを自動的に入力させてもよい。
ここで、表示操作部120は、さらに、映像設定部106による制御に基づいて、ベース映像の使用の指示(以下、ベース使用指示という)を受け付けるためのチェックボックスBxを設定画面上に表示してもよい。例えば、チェックボックスBxにチェックマークが入力されると、映像設定部106は、映像リストに含められているベース映像のファイル名(例えば「ABCD Shop」)に、ベース使用指示を対応付けて、その映像リストに記録する。一方、チェックボックスBxにチェックマークが入力されなければ、映像設定部106は、映像リストに含められているベース映像のファイル名(例えば「ABCD Shop」)にベース使用指示を対応付けない。
これにより、描画部103は、その映像リストを参照することによって、ベース使用指示が受け付けられているか否かを判定する。そして、ベース使用指示が受け付けられていると判定すると、描画部103は、映像データ保存部DB1からベース映像の映像データを読み出して出力部104に出力する。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、方角範囲ごとに、回転描画処理を行わせる指示を回転描画指示として受け付ける回転処理指定部107を備える。描画部103は、中心方向を含む方角範囲に対して回転描画指示が受け付けられているか否かを判定する。ここで、受け付けられていると判定したときには、描画部103は、映像データに対して回転描画処理を行う。
これにより、方角範囲ごとに、つまり進入方向ごとに、映像を回転させたり、映像を回転させないようにすることができる。したがって、回転させる必要がない進入方向に対してまで、映像が回転してしまうことを防ぐことができ、回転描画処理の処理負担を軽減することができる。
(優先順位)
図13は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、優先順位受付部108を備えていてもよい。
優先順位受付部108は、方角範囲ごとに、その方角範囲の優先順位を受け付ける。
描画部103は、進入方向特定部102によって、予め定められた期間に複数の進入方向が特定された場合には、その複数の進入方向のそれぞれに対応する方角範囲のうち、優先順位が最も高い方角範囲の進入方向に基づいて回転描画処理を行う。
例えば、描画部103は、進入方向A〜Dが同時に特定された場合には、方角範囲a〜dのうち、優先順位が最も高い方角範囲の進入方向に基づいて回転描画処理を行う。また、例えば、進入方向Aが特定されてから上記期間中に新たなに進入方向Bが特定される。そして、進入方向Aに対応する方角範囲aは、進入方向Bに対応する方角範囲bよりも優先度が高い。このような場合、描画部103は、進入方向Aに基づく回転描画処理を開始した後、新たな進入方向Bが特定されても、その進入方向Bに基づく回転描画処理を行うことなく、進入方向Aに基づく回転描画処理を継続する。また、描画部103は、新たな進入方向Bが特定された場合には、進入方向Aに基づく回転描画処理が終了したときに、その進入方向Bに基づく回転描画処理を開始してもよい。あるいは、描画部103は、進入方向Aに基づく回転描画処理が開始されてから、所定期間の経過後に、その進入方向Bに基づく回転描画処理を開始してもよい。
図14は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、優先順位受付部108による制御に基づいて、優先順位を入力するためのボックス108a〜107dのそれぞれを、方角範囲a〜d(進入方向A〜D)に関連付けて設定画面上に表示する。ボックス108a〜107dのそれぞれに優先順位を示す数値が入力される。例えば、数値が小さいほど優先順位は高い。優先順位受付部108は、ボックス108a〜107dに入力された数値を優先順位として受け付ける。例えば、ボックス108aに「1」が入力され、ボックス108bに「2」が入力され、ボックス108dに「3」が入力される。この場合、優先順位受付部108は、ボックス108aに関連付けられている方角範囲aに対して最も高い優先順位を受け付ける。さらに、優先順位受付部108は、ボックス108bに関連付けられている方角範囲bに対して、2番目に高い優先順位を受け付ける。さらに、優先順位受付部108は、ボックス108dに関連付けられている方角範囲dに対して3番目に高い優先順位を受け付ける。さらに、優先順位受付部108は、ボックス108cに関連付けられている方角範囲cに対しては最も低い優先順位を受け付ける。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、方角範囲ごとに、当該方角範囲の優先順位を受け付ける優先順位受付部108を備える。描画部103は、進入方向特定部102によって、複数の進入方向が予め定められた期間に特定された場合には、特定された複数の進入方向のそれぞれに対応する方角範囲のうち、優先順位が最も高い方角範囲の進入方向に基づいて回転描画処理を行う。
これにより、優先順位が高い方角範囲の進入方向に基づく回転描画処理が、優先順位が低い方角範囲の進入方向に基づく回転描画処理によって行われなかったり、中断されたりすることを防ぐことができる。したがって、重要な進入方向に対しては適切に映像を回転させて投影することができる。また、このような優先順位は受け付けられるため、映像表示制御装置およびそれを含むシステムの目的または用途に応じた優先順位を適宜決めることができる。
なお、何れの方角範囲に対しても優先順位が受け付けられていない場合には、描画部103は、進入方向特定部102によって進入方向が特定される度に、現在行われている回転描画処理を中断して、その特定された進入方向に基づく回転描画処理を行ってもよい。また、上述の場合、描画部103は、進入方向特定部102によって複数の進入方向が同時に特定されたときには、何れの進入方向に対しても回転描画処理を行わなくてもよい。
(リピート表示)
図15は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、リピート設定部109を備えていてもよい。
リピート設定部109は、投影される切替映像が動画像である場合、その動画像の表示終了後に、その動画像をリピート表示する指示(リピート指示)を受け付ける。
リピート指示が受け付けられている場合、進入検知部101は、撮像範囲に進入した人がその撮像範囲から退出したか否かを判定する。
出力部104は、映像データの出力が終了したときに、その人が退出していないと進入検知部101によって判定されている場合には、その映像データの投影装置200への出力を再び開始する。これにより、表示が終了された切替映像である動画像が再び最初から表示される。
図16は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、リピート設定部109による制御に基づいて、リピート指示を受け付けるためのアイコン109a〜109dのそれぞれを、方角範囲a〜d(進入方向A〜D)に関連付けて設定画面上に表示する。これらのアイコン109a〜109dのうちの何れかが選択されると、リピート設定部109は、表示操作部120を制御することにより、選択されたアイコンの色を例えば白から赤に変更させる。これにより、選択された赤色のアイコンに関連付けられた進入方向に対しては、リピート表示が行われることがユーザに通知される。
また、リピート設定部109は、ベース映像に対してもリピート指示を受け付けてもよい。この場合、表示操作部120は、リピート設定部109による制御に基づいて、ベース映像のリピート指示を受け付けるためのアイコン109xを、ベース映像に関連付けて設定画面上に表示する。このアイコン109xが選択されると、リピート設定部109は、表示操作部120を制御することにより、選択されたアイコン109xの色を例えば白から赤に変更する。これにより、ベース映像がリピート表示されることがユーザに通知される。また、ベース映像に対してリピート指示が受け付けられると、出力部104は、撮像範囲に人が進入しない限り、ベース映像を示す映像データを繰り返し投影装置200に出力する。これにより、動画像であるベース映像が繰り返し表示される。
このように、本実施の形態における進入検知部101は、さらに、撮像範囲に進入した人が撮像範囲から退出したか否かを判定する。出力部104は、映像データの出力が終了したときに、その人が退出していないと進入検知部101によって判定されている場合には、映像データの投影装置200への出力を再び開始する。
これにより、撮像範囲に進入した人がその撮像範囲に留まっている間には、映像が途絶えることなくリピート表示されるため、その人の関心を映像に向けさせ続けることができる。
(フェード設定)
図17は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、フェード設定部110を備えていてもよい。
フェード設定部110は、一方の映像を他方の映像に連続的に切り替える場合に、それらの映像をフェードさせる指示(フェード指示)を受け付ける。フェードさせる場合には、一方の映像はフェードアウトし、他方の映像はフェードインする。また、フェード設定部110は、そのフェードの種類、つまりクロスフェードか非クロスフェードかを受け付ける。クロスフェードは、映像データによる映像と、新たな映像データによる映像とが重複する期間を有するフェードである。非クロスフェードは、その期間がないフェードである。
フェード指示が受け付けられている場合、出力部104は、映像データの出力中に、進入検知部101によって進入位置が新たに検知されたときには、フェードが行われるように、その映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。つまり、出力部104は、出力中の映像データによる映像がフェードアウトし、新たに検知された進入位置に応じて回転描画処理された新たな映像データによる映像がフェードインするように、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。
また、出力部104は、フェード設定部110によって受け付けられたフェードの種類にしたがって、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。例えば、フェードの種類としてクロスフェードが受け付けられている場合には、出力部104は、クロスフェードが行われるように、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。一方、フェードの種類として非クロスフェードが受け付けられている場合には、出力部104は、クロスフェードが行われないように、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。つまり、出力部104は、映像がフェードアウトしてブラックアウトの期間を経た後に、新たな映像がフェードインするように、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。
図18は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、フェード設定部110による制御に基づいて、フェード指示を受け付けるためのチェックボックス110cを設定画面上に表示する。さらに、表示操作部120は、フェードにかかる時間を入力するためのボックス110aと、フェードの種類としてクロスフェードを受け付けるためのチェックボックス110bとを設定画面上に表示する。
チェックボックス110cにチェックマークが入力されると、フェード設定部110は、フェード指示を受け付ける。さらに、ボックス110aに時間が入力されると、フェード設定部110は、その時間を受け付ける。この時間が受け付けられているときには、出力部104は、フェードアウトおよびフェードインにかかる時間が、この受け付けられた時間(秒)だけ継続するように、出力される映像データの切り換えを行う。さらに、チェックボックス110bにチェックマークが入力されると、フェード設定部110は、フェードの種類としてクロスフェードを受け付ける。一方、チェックボックス110bにチェックマークが入力されていないと、フェード設定部110は、フェードの種類として非クロスフェードを受け付ける。
このように、本実施の形態における出力部104は、映像データの出力中に、進入検知部101によって進入位置が新たに検知されたときには、出力中の映像データによる映像がフェードアウトし、新たに検知された進入位置に応じて回転描画処理された新たな映像データによる映像がフェードインするように、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。
これにより、撮像範囲に進入する人に対して違和感を与えることなく、投影される映像を切り換えることができる。
また、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、映像データによる映像と、新たな映像データによる映像とが重複する期間を有するクロスフェードと、重複する期間がない非クロスフェードとのうちの何れか一方のフェードの種類を、ユーザによる操作に応じて受け付けるフェード設定部110を備える。出力部104は、フェード設定部110によって受け付けられたフェードの種類にしたがって、映像データを新たな映像データに切り換えて出力する。
これにより、フェードの種類を変えることができるため、映像表示制御装置100およびそれを含む映像表示システム10の目的または用途に応じたフェードを行わせることができる。
(退出設定)
図19は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、退出設定部111を備えていてもよい。
退出設定部111は、撮像範囲に進入した人が撮像範囲から退出したときに、切替映像の映像データの投影装置200への出力を停止させる指示(停止指示)を受け付ける。
停止指示が受け付けられている場合、進入検知部101は、撮像範囲に進入した人が撮像範囲から退出したか否かを判定する。そして、出力部104は、切替映像の映像データを投影装置200に出力しているときに、その人が退出したと進入検知部101によって判定された場合には、切替映像の映像データの投影装置200への出力を中断する。
図20は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、退出設定部111による制御に基づいて、停止指示を受け付けるためのチェックボックス111aを設定画面上に表示する。
チェックボックス111aにチェックマークが入力されると、退出設定部111は、停止指示を受け付ける。この停止指示が受け付けられている場合、進入検知部101は、撮像範囲に進入した人がその撮像範囲から退出したか否かを判定する。出力部104は、切替映像の映像データを投影装置200に出力しているときに、進入検知部101によって退出が検知された場合には、その切替映像の映像データの投影装置200への出力を中断する。そして、出力部104は、描画部103からベース映像の映像データを取得して、そのベース映像の映像データを投影装置200に出力する。これにより、投影される映像は、人が退出すると切替映像からベース映像に切り換えられる。
このように、本実施の形態における進入検知部101は、さらに、撮像範囲に進入した人がその撮像範囲から退出したか否かを判定する。出力部104は、映像データを投影装置200に出力しているときに、人が退出したと進入検知部101によって判定された場合には、映像データの投影装置200への出力を中断する。つまり、切替映像の映像データの出力が中断される。
これにより、人が退出した後にまで切替映像の映像データが無駄に出力されてしまうことを防ぐことができる。その結果、節電または処理負荷の低減を図ることができる。
図21は、実施の形態における映像表示制御装置100の処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、映像表示制御装置100は、ベース映像を示す映像データを投影装置200に出力する(ステップS101)。次に、映像表示制御装置100は、人の撮像範囲への進入があったか否かを判定する(ステップS102)。つまり、この判定は、進入検知部101が進入位置を検知したか否かによって行われる。したがって、ステップS102は、撮像装置300による撮像によって得られた画像に基づいて、人が撮像範囲に進入した進入位置を検知する進入検知ステップである。ここで、映像表示制御装置100は、進入がないと判定すると(ステップS102のNo)、ステップS101からの処理を繰り返し実行する。つまり、人の進入が検知されない場合には、ベース映像が投影され続ける。一方、映像表示制御装置100は、進入があったと判定すると(ステップS102のYes)、進入位置から中心位置に向かう中心方向を特定する(ステップS103)。さらに、映像表示制御装置100は、その中心方向を含む方角範囲を特定する(ステップS104)。
次に、映像表示制御装置100は、特定された方角範囲に対応付けられた代表方向を進入方向として特定する。さらに、映像表示制御装置100は、その方角範囲に対応付けられた映像データを、例えば上述の映像リストを参照することによって特定する(ステップS105)。つまり、ステップS105は、進入検知ステップ(ステップS102)で検知された進入位置と、領域の中心位置とに基づいて人の進入方向を特定する進入方向特定ステップである。
さらに、映像表示制御装置100は、その特定された映像データに対して回転描画処理を行うか否かを判定する(ステップS106)。この判定は、例えば、回転処理指定部107によって上述の回転描画指示が受け付けられているか否かに基づいて行われる。ここで、映像表示制御装置100は、回転描画処理を行うと判定すると(ステップS106のYes)、映像データに対して回転描画処理を行う(ステップS107)。つまり、このステップS107は、進入方向特定ステップ(ステップS105)によって特定された進入方向に応じて、投影装置200から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う描画ステップである。
そして、映像表示制御装置100は、回転描画処理が行われた映像データの投影装置200への出力を開始する(ステップS108)。つまり、このステップS108は、描画ステップ(ステップS107)で回転描画処理された映像データを投影装置200に出力する出力ステップである。これにより、例えば、進入した人に正対する切替映像が表示される。一方、映像表示制御装置100は、回転描画処理を行わないと判定すると(ステップS106のNo)、映像データに対して回転描画処理を行うことなく、その映像データの投影装置200への出力を開始する(ステップS108)。これにより、例えば、進入した人に正対しない切替映像が表示される。
ここで、映像表示制御装置100は、その人が撮像範囲から退出したか否かを判定する(ステップS109)。この退出の判定は、例えば、動き検出された動きのある画像領域を追跡し、その画像領域が撮像範囲外に出たか否かによって行われる。ここで、退出したと判定すると(ステップS109のYes)、映像表示制御装置100は、切替映像の映像データの出力を中断し、ステップS101からの処理を繰り返し実行する。一方、退出していないと判定すると(ステップS109のNo)、映像表示制御装置100は、さらに、ステップS108で開始された映像データの出力が終了したか否かを判定する(ステップS110)。ここで、出力が終了したと判定すると(ステップS110のYes)、映像表示制御装置100は、ステップS108からの処理を繰り返し実行する。つまり、切替映像が動画像であれば、繰り返しその動画像が表示される。言い換えれば、切替映像がリピート表示される。一方、出力が終了していないと判定すると(ステップS110のNo)、映像表示制御装置100は、投影を終了すべき操作が行われたか否かを判定する(ステップS111)。ここで、操作が行われていないと判定すると(ステップS111のNo)、映像表示制御装置100は、ステップS109からの処理を繰り返し実行する。一方、終了すべき操作が行われたと判定すると(ステップS111のYes)、映像表示制御装置100は、映像の投影または表示を終了する。
(スケジュール)
図22は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、スケジュール受付部112を備えていてもよい。
スケジュール受付部112は、映像データごとに、その映像データが出力される出力期間をその映像データに対応付けて受け付ける。
図23は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、スケジュール受付部112による制御に基づいて、出力期間を受け付けるためのアイコン112bおよび112eを設定画面上に表示する。さらに、表示操作部120は、スケジュール受付部112による制御に基づいて、出力期間が受け付けられているか否かを示すためのチェックボックス112aおよび112cを設定画面上に表示する。ここで、チェックボックス112aとアイコン112bはベース映像用であって、ベース映像に関連付けて表示される。また、チェックボックス112cとアイコン112eは、4つの進入方向A〜Dの全ての切替映像用であって、これらの進入方向A〜Dの全体に関連付けて表示される。
アイコン112bが選択されると、スケジュール受付部112は、例えばカレンダーを表示操作部120に表示させる。ユーザによる表示操作部120への操作によって、そのカレンダーに含まれる期間が指定されると、スケジュール受付部112は、その指定された期間をベース映像の出力期間として受け付ける。その結果、スケジュール受付部112は、出力期間が受け付けられたことをユーザに通知するために、チェックボックス112aにチェックマークを表示させる。このように受け付けられた出力期間は、ファイル名欄106xfに記載されているファイル名のベース映像の映像データに適用される。ここで、例えば、映像設定部106は、表示操作部120に対するユーザの操作に基づいて、他の映像データを新たなベース映像の映像データとして選択して、その映像データのファイル名をファイル名欄106xfに表示させる。この場合にも、上述と同様に、スケジュール受付部112は、この新たに選択されたベース映像の映像データに対して、その映像データを出力する出力期間を受け付ける。これにより、スケジュール受付部112は、ベース映像の映像データごとに、その映像データの出力期間を受け付ける。
つまり、映像設定部106は、アイコン106xの選択に応じて、ベース映像の映像データを選択する。スケジュール受付部112は、この選択されたベース映像の映像データに対して出力期間を受け付ける。さらに、映像設定部106が、アイコン106xの選択に応じて、新たなベース映像の映像データを選択する。スケジュール受付部112は、この選択された新たなベース映像の映像データに対しても、出力期間を受け付ける。
また、アイコン112eが選択されると、上述と同様に、スケジュール受付部112は、例えばカレンダーを表示操作部120に表示させる。ユーザによる表示操作部120への操作によって、そのカレンダーに含まれる期間が指定されると、スケジュール受付部112は、その指定された期間を、4つの方角範囲a〜dに対応する切替映像の出力期間として受け付ける。その結果、スケジュール受付部112は、出力期間が受け付けられたことをユーザに通知するために、チェックボックス112cにチェックマークを表示させる。このように受け付けられた出力期間は、ファイル名欄106af〜106dfに記載されているファイル名の各切替映像の映像データに適用される。ここで、例えば、映像設定部106は、表示操作部120に対するユーザの操作に基づいて、他の映像データを新たな切替映像の映像データとして選択して、その映像データのファイル名をファイル名欄106af〜106dfのそれぞれに表示させる。この場合にも、上述と同様に、スケジュール受付部112は、この新たに選択された切替映像の映像データに対して、その映像データを出力する出力期間を受け付ける。これにより、スケジュール受付部112は、切替映像の映像データごとに、その映像データの出力期間を受け付ける。
つまり、映像設定部106は、アイコン106a〜106dの選択に応じて、切替映像の映像データを選択する。スケジュール受付部112は、この選択された切替映像の映像データに対して出力期間を受け付ける。さらに、映像設定部106が、アイコン106a〜106dの選択に応じて、新たな切替映像の映像データを選択する。スケジュール受付部112は、この選択された新たな切替映像の映像データに対しても、出力期間を受け付ける。
描画部103は、ベース映像に対して出力期間が受け付けられている場合、ベース映像の映像データを出力すべきタイミングにおいて、その出力期間を確認する。描画部103は、受け付けられている出力期間に現在が該当するときには、その出力期間に対応するベース映像の映像データを、出力部104を介して投影装置200に出力する。一方、描画部103は、受け付けられている出力期間に現在が該当しないときには、ベース映像の映像データを出力しない。
また、描画部103は、切替映像に対して出力期間が受け付けられている場合、切替映像の映像データを出力すべきタイミングにおいて、その出力期間を確認する。描画部103は、受け付けられている出力期間に現在が該当するときには、その出力期間に対応する切替映像の映像データを、出力部104を介して投影装置200に出力する。一方、描画部103は、受け付けられている出力期間に現在が該当しないときには、切替映像の映像データを出力しない。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、ユーザによる操作に応じて、映像データごとに、当該映像データが出力される出力期間を当該映像データに対応付けて受け付けるスケジュール受付部112を備える。描画部103は、現在の出力期間に対応付けられている映像データに対して回転描画処理を行う。
これにより、現在の期間に適切な映像を投影することができる。例えば、冬には、雪景色の映像を投影することができ、夏には、海水浴の映像を投影することができる。また、出力期間は、月単位、日単位、または時間単位で受け付けられる。したがって、時間単位に出力期間が受け付けられる場合には、夜の19時〜24時には、夜景の映像を投影することができ、夕方の16時〜18時には、夕焼けの映像を投影することができる。
(カメラ画像の表示切換)
図24は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、表示切換設定部114を備えていてもよい。
表示切換設定部114は、表示操作部120によるカメラ画像301の表示と非表示とを切り換える。
図25は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、表示切換設定部114による制御に基づいて、カメラ画像301の表示と非表示とを切り換えるためのボタン114aを設定画面上に表示する。
ボタン114aが押下されると、表示切換設定部114は、表示操作部120を制御することによって、カメラ画像301を表示させたり、非表示にさせたりする。つまり、表示切換設定部114は、カメラ画像301が表示されているときに、ボタン114aが押下されると、カメラ画像301を非表示させる。このとき、表示操作部120は、カメラ画像301を表示せずに、例えば一様に黒い画像を表示させる。逆に、表示切換設定部114は、カメラ画像301が表示されていないときに、ボタン114aが押下されると、カメラ画像301を表示させる。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、撮像装置300による撮像によって得られたカメラ画像301を表示する表示操作部120(表示部)と、ユーザの操作に応じて、表示操作部120によるカメラ画像301の表示と非表示とを切り換える表示切換設定部114とを備える。
これにより、撮像によって得られた画像であるカメラ画像を表示させることによって、ユーザは、そのカメラ画像と撮像範囲とを確認することができる。また、カメラ画像を非表示にすることによって、映像表示制御装置100の処理負荷、つまり、カメラ画像の表示にかかる負荷を低減することができる。例えば、映像表示制御装置100がタブレット端末などのような処理能力の低い端末である場合には、カメラ画像301を非表示にすることによって、その端末における他の処理動作が遅くなってしまうことを防ぐことができる。
(保存)
図26は、実施の形態における映像表示制御装置100の構成の他の例を示すブロック図である。
映像表示制御装置100は、さらに、保存処理部115を備えていてもよい。
保存処理部115は、映像表示制御装置100に受け付けられた表示処理内容を保存さえる指示を受け付け、その表示処理内容を例えば不揮発性のメモリに保存する。ここで、表示処理内容は、映像設定部106、回転処理指定部107、優先順位受付部108、リピート設定部109、フェード設定部110、退出設定部111およびスケジュール受付部112によって受け付けられた内容である。
図27は、実施の形態における表示操作部120によって表示される設定画面の他の例を示す図である。
表示操作部120は、保存処理部115による制御に基づいて、表示処理内容の保存の指示を受け付けるためのボタン115aを設定画面上に表示する。
ボタン115aが押下されると、保存処理部115は保存の指示を受け付ける。そして、保存処理部115は、現在の時点で受け付けられている全ての表示処理内容をメモリに保存する。このメモリに保存されている表示処理内容は、映像表示制御装置100の電源がOFFにされても消去されることはない。したがって、映像表示制御装置100の電源がOFFからONに切り換えられたときには、描画部103、出力部104および表示操作部120は、そのメモリから、保存されている表示処理内容を読み出す。そして、描画部103、出力部104および表示操作部120は、その表示処理内容に基づいた処理動作を行う。
このように、本実施の形態における映像表示制御装置100は、さらに、受け付けられた、映像データの識別情報(例えばファイル名)、回転描画指示、優先順位、フェードの種類、または出力期間を保存する保存処理部115を備える。
これにより、例えば、映像表示制御装置100の電源をOFFにして、再びONにしたときにも、その保存されている内容に基づいて、映像表示制御装置100を動かすことができ、ユーザによる操作負担を軽減することができる。
(複数のカメラ)
実施の形態における撮像装置300は、複数のカメラから構成されていてもよい。
図28Aは、実施の形態における複数のカメラによって撮像される撮像範囲の一例を示す図である。
例えば、4つのカメラ300a〜300dはそれぞれ、投影面における矩形の区分範囲を撮像する。これらのカメラ300a〜300dによって撮像される区分範囲は重複することなく互いに隣接している。映像表示制御装置100は、これら4つの区分範囲を含む全体の範囲を上述の撮像範囲として扱う。つまり、進入検知部101は、4つのカメラ300a〜300dのそれぞれによる撮像によって得られた4つの画像からなるカメラ画像に基づいて、4つの区分範囲からなる撮像範囲に人が進入した進入位置を検知する。
図28Bは、実施の形態における複数のカメラによって撮像される撮像範囲の他の例を示す図である。
例えば、4つのカメラ300a〜300dはそれぞれ、投影範囲の周縁部分を撮像する。具体的には、カメラ300aは、矩形の投影範囲の一辺を含む区分範囲を撮像し、カメラ300dは、その一辺と対向する辺を含む区分範囲を撮像する。また、カメラ300bは、矩形の投影範囲の残りの一辺を含む区分範囲を撮像し、カメラ300dは、その残りの一辺と対向する辺を含む区分範囲を撮像する。
映像表示制御装置100は、これら4つの区分範囲から構成される枠状の範囲(図28Bの点線で囲まれた範囲)を上述の撮像範囲として扱う。つまり、進入検知部101は、4つのカメラ300a〜300dのそれぞれによる撮像によって得られた4つの画像からなるカメラ画像に基づいて、4つの区分範囲からなる撮像範囲に人が進入した進入位置を検知する。また、この場合、進入方向を特定するための中心位置は、撮像範囲の外周で囲まれた領域の中心である。
図29Aは、実施の形態における撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係の一例を示す図である。
例えば、図28Bに示すカメラ300a〜300dによって撮像が行われる場合には、上述のように、枠状の範囲(図29Aの点線で囲まれた範囲)が撮像範囲として撮像される。そして、この撮像範囲には、投影範囲の周縁部分が含まれている。この場合、進入方向を特定するための中心位置は、撮像範囲の外周で囲まれた領域の中心である。この領域は、投影範囲を含む領域であればよく、投影範囲よりも大きくてもよい。また、撮像範囲は、図1などに示すように投影範囲を含む必要はなく、投影範囲を含む領域の少なくとも一部であればよい。このような、撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係であっても、本実施の形態における映像表示システム10および映像表示制御装置100では、人の進入方向を適切に特定することができる。その結果、投影される映像を、その進入方向に応じて適切に回転させることができる。
図29Bは、実施の形態における撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係の他の例を示す図である。
例えば、カメラ300a〜300dは、図29Bに示すように、それぞれ独立した区分範囲を撮像してもよい。さらに、それらの区分範囲は、投影範囲に重ならなくてもよい。つまり、カメラ200a〜300dのそれぞれは、矩形の投影範囲の辺から離れて対向するような位置にある区分範囲を撮像する。これらの4つの独立した区分範囲が上述の撮像範囲として扱われる。この場合、進入方向を特定するための中心位置は、投影範囲を含み、さらに4つの区分範囲を囲む領域の中心である。このような、撮像範囲と投影範囲と中心位置との配置関係であっても、本実施の形態における映像表示システム10および映像表示制御装置100では、人の進入方向を適切に特定することができる。その結果、投影される映像を、その進入方向に応じて適切に回転させることができる。また、映像表示制御装置100は、ユーザによる表示操作部120に対する操作に応じて、その領域を受け付け、進入方向を特定するための中心位置を決定してもよい。
このように、複数のカメラを用いる場合には、広い範囲を撮像範囲として撮像することができる。
以上、本発明の映像表示制御装置および映像表示システムなどについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、実施の形態及び変形例における一部の構成要素を任意に組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
たとえば、本実施の形態における映像表示システム10は、投影装置200を備えたが、投影装置200の代わりに、パネルディスプレイなどを備えてもよい。このようなパネルディスプレイは、例えば液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイなどであって、床面などに埋設または配設される。このようなパネルディスプレイを用いる場合であっても、本実施の形態では、人の進入方向に応じて、パネルディスプレイに表示される映像を適切に回転させることができる。
また、本実施の形態では、鉛直方向の上側から下側に向けて映像を投影して撮像を行ったが、逆に、鉛直方向の下側から上側に向けて映像を投影して撮像を行ってもよい。また、鉛直方向に映像を投影し、その鉛直方向の斜め方向から撮像を行ってもよい。また、カメラ画像から人の進入位置を検知する方法は、動き検出によるものに限らず、エッジ検出、特徴点抽出、パターンマッチングなどの他の手法によって人の進入位置を検知してもよい。また、人に限らず、動物の進入位置を検知してもよい。
また、本実施の形態では、映像データは予め映像データ保存部DB1に保存されていたが、映像表示制御装置100は、その映像データを生成する生成部を備えていてもよい。
また、本実施の形態では、映像表示制御装置100は、パーソナルコンピュータとして構成されていたが、タブレット端末であってもよく、スマートフォンなどの携帯端末であってもよい。
また、本実施の形態では、映像表示制御装置100は、投影装置200および撮像装置300と有線または無線で接続されていてもよく、ネットワークを介して接続されていてもよい。
また、本実施の形態では、表示操作部115は、上述の回転描画指示が受け付けられている場合には、映像を回転させる回転方向の指示を受け付けてもよい。つまり、本実施の形態における映像表示制御装置100は、投影装置100により映像を表示するための映像表示制御装置であって、その映像に対する指示を受け付ける表示操作部120を備える。この表示操作部100は、人の進入方向に応じて投影する映像を選択する指示と、人の進入方向に応じて投影する映像に対して回転描画処理をするか否かの指示と、その回転描画処理においてその映像を回転させる回転方向の指示と、人の進入方向に応じて投影する映像を繰り返し表示するか否かの指示と、表示する映像が出力される出力期間の指示と、のうちの少なくとも1つの指示を受け付ける。
なお、上記各実施の形態において、図2、図5、図7、図10、図13、図15、図17、図19、図22、図24、図26に示す映像表示制御装置100に含まれる各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、発明は映像表示制御方法としても実現される。
図30A〜図30Eは、本発明の各態様に係る映像表示制御方法を示すフローチャートである。
本発明の第1の態様に係る映像表示制御方法は、投影装置と撮像装置とを用いて映像を表示するための映像表示制御方法である。ここで、投影装置は、映像データを取得し、前記映像データによって示される映像を投影面に向けて投影する。また、撮像装置は、その投影面のうち、映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像する。
上記第1の態様に係る映像表示制御方法では、図30Aに示すように、まず、撮像装置による撮像によって得られた画像に基づいて、人が上記撮像範囲に進入した進入位置を検知する(ステップS10)。次に、ステップS10で検知された進入位置と、上記領域の中心位置とに基づいて人の進入方向を特定する(ステップS20)。次に、ステップS20によって特定された進入方向に応じて、投影装置から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う(ステップS30)。次に、ステップS30で回転描画処理された映像データを投影装置に出力する(ステップS40)。
本発明の第2の態様に係る映像表示制御方法は、図30Bに示すように、第1の態様に係る映像表示制御方法において、さらに、ステップS11を含む。このステップS11では、投影面における上記中心位置から見た複数の方角範囲と、複数の方角範囲のそれぞれに対応付けられた代表方向とを示す方角データを受け付けて保持する。また、第2の態様に係る映像表示制御方法のステップS20aは、第1の態様に係る映像表示制御方法のステップS20に対応する。このステップS20aでは、ステップS11で受け付けられた方角データを参照し、上記進入位置から上記中心位置に向かう中心方向を含む方角範囲に対応付けられている代表方向を、上記進入方向として特定する。
本発明の第3の態様に係る映像表示制御方法は、図30Cに示すように、第2の態様に係る映像表示制御方法において、さらに、ステップS21を含む。ステップS21では、上記方角範囲ごとに、記録媒体に格納されている映像データの識別情報を受け付けてその方角範囲に対応付ける。また、第3の態様に係る映像表示制御方法のステップS30aは、第2の態様に係る映像表示制御方法のステップS30に対応する。このステップS30aでは、上記中心方向を含む方角範囲に対応付けられた識別情報によって示される映像データに対して回転描画処理を行う。
本発明の第4の態様に係る映像表示制御方法は、図30Dに示すように、第2の態様に係る映像表示制御方法において、さらに、ステップS22を含む。ステップS22では、上記方角範囲ごとに、回転描画処理を行わせる指示を回転描画指示として受け付ける。また、第4の態様に係る映像表示制御方法のステップS30bは、第2の態様に係る映像表示制御方法のステップS30に対応する。このステップS30bは、ステップS31とステップS32とを含む。ステップS31では、上記中心方向を含む方角範囲に対して回転描画指示が受け付けられているか否かを判定する。ステップS32では、回転描画指示が受け付けられていると判定したときに、映像データに対して回転描画処理を行う。
本発明の第5の態様に係る映像表示制御方法は、図30Eに示すように、第2の態様に係る映像表示制御方法において、さらに、ステップS23を含む。ステップS23では、上記方角範囲ごとに、その方角範囲の優先順位を受け付ける。また、第5の態様に係る映像表示制御方法のステップS30cは、第2の態様に係る映像表示制御方法のステップS30に対応する。このステップS30cでは、ステップS20aにおいて複数の進入方向が予め定められた期間に特定された場合には、特定された複数の進入方向のそれぞれに対応する方角範囲のうち、優先順位が最も高い方角範囲の進入方向に基づいて回転描画処理を行う。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 映像表示システム
100 映像表示制御装置
101 進入検知部
102 進入方向特定部
103 描画部
104 出力部
105 方角範囲設定部
106 映像設定部
107 回転処理指定部
108 優先順位受付部
110 フェード設定部
112 スケジュール受付部
114 表示切換設定部
115 保存処理部
120 表示操作部(表示部)
200 投影装置
300 撮像装置
DB1 映像データ保存部

Claims (17)

  1. 投影装置と撮像装置とを用いて映像を表示するための映像表示制御装置であって、
    前記投影装置は、映像データを取得し、前記映像データによって示される映像を投影面に向けて投影し、
    前記撮像装置は、前記投影面のうち、前記映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像し、
    前記映像表示制御装置は、
    プロセッサと、
    実行可能な命令を保持する非一時的なメモリとを備え、
    前記命令は、
    前記撮像装置による撮像によって得られた画像に基づいて、人が前記撮像範囲に進入した進入位置を検知し、
    検知された前記進入位置と、前記領域の中心位置とに基づいて前記人の進入方向を特定し、
    特定された前記進入方向に応じて、前記投影装置から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行い、
    前記回転描画処理された前記映像データを前記投影装置に出力する
    ことを前記プロセッサに実行させる
    映像表示制御装置。
  2. 前記撮像装置は、前記領域を前記撮像範囲として撮像する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  3. 前記命令は、さらに、
    前記投影面における前記中心位置から見た複数の方角範囲と、前記複数の方角範囲のそれぞれに対応付けられた代表方向とを示す方角データを受け付けて保持することを、前記プロセッサに実行させ、
    前記進入方向の特定では、
    受け付けられた前記方角データを参照し、前記進入位置から前記中心位置に向かう中心方向を含む方角範囲に対応付けられている代表方向を、前記進入方向として特定する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  4. 前記命令は、さらに、
    前記方角範囲ごとに、記録媒体に格納されている映像データの識別情報を受け付けて当該方角範囲に対応付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記映像データに対して回転描画処理を行うときには、
    前記中心方向を含む方角範囲に対応付けられた識別情報によって示される映像データに対して前記回転描画処理を行う
    請求項3に記載の映像表示制御装置。
  5. 前記命令は、さらに、
    前記方角範囲ごとに、前記回転描画処理を行わせる指示を回転描画指示として受け付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記映像データに対して回転描画処理を行うときには、
    前記中心方向を含む方角範囲に対して前記回転描画指示が受け付けられているか否かを判定し、受け付けられていると判定したときに、前記映像データに対して前記回転描画処理を行う
    請求項3に記載の映像表示制御装置。
  6. 前記命令は、さらに、
    前記方角範囲ごとに、当該方角範囲の優先順位を受け付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記映像データに対して回転描画処理を行うときには、
    前記進入方向の特定によって、複数の進入方向が予め定められた期間に特定された場合には、特定された前記複数の進入方向のそれぞれに対応する方角範囲のうち、優先順位が最も高い方角範囲の進入方向に基づいて前記回転描画処理を行う
    請求項3に記載の映像表示制御装置。
  7. 前記進入位置の検知では、さらに、
    前記撮像範囲に進入した人が前記撮像範囲から退出したか否かを判定し、
    前記映像データの出力では、
    前記映像データの出力が終了したときに、前記人が退出していないと判定されている場合には、前記映像データの前記投影装置への出力を再び開始する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  8. 前記映像データの出力では、
    前記映像データの出力中に、進入位置が新たに検知されたときには、出力中の前記映像データによる映像がフェードアウトし、新たに検知された進入位置に応じて回転描画処理された新たな映像データによる映像がフェードインするように、前記映像データを前記新たな映像データに切り換えて出力する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  9. 前記命令は、さらに、
    前記映像データによる映像と、前記新たな映像データによる映像とが重複する期間を有するクロスフェードと、重複する期間がない非クロスフェードとのうちの何れか一方のフェードの種類を、ユーザによる操作に応じて受け付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記映像データの出力では、
    受け付けられたフェードの種類にしたがって、前記映像データを前記新たな映像データに切り換えて出力する
    請求項8に記載の映像表示制御装置。
  10. 前記進入位置の検知では、さらに、
    前記撮像範囲に進入した人が前記撮像範囲から退出したか否かを判定し、
    前記映像データの出力では、
    前記映像データを前記投影装置に出力しているときに、前記人が退出したと判定された場合には、前記映像データの前記投影装置への出力を中断する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  11. 前記命令は、さらに、
    ユーザによる操作に応じて、映像データごとに、当該映像データが出力される出力期間を当該映像データに対応付けて受け付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記映像データに対して回転描画処理を行うときには、
    現在の出力期間に対応付けられている映像データに対して前記回転描画処理を行う
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  12. 前記映像表示制御装置は、さらに、
    前記撮像装置による撮像によって得られた画像を表示する表示部を備え、
    前記命令は、さらに、ユーザの操作に応じて、前記表示部による前記画像の表示と非表示とを切り換えることを、前記プロセッサに実行させる
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  13. 前記命令は、さらに、
    受け付けられた、前記映像データの識別情報、前記回転描画指示、前記優先順位、前記フェードの種類、または前記出力期間を保存することを、前記プロセッサに実行させる
    請求項4に記載の映像表示制御装置。
  14. 前記進入方向の特定では、前記進入位置から前記中心位置に向かう中心方向を前記進入方向として特定する
    請求項1に記載の映像表示制御装置。
  15. 投影装置と、撮像装置と、映像表示制御装置とを備えた映像表示システムであって、
    前記投影装置は、映像データを取得し、前記映像データによって示される映像を投影面に向けて投影し、
    前記撮像装置は、前記投影面のうち、前記映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像し、
    前記映像表示制御装置は、
    プロセッサと、
    実行可能な命令を保持する非一時的なメモリとを備え、
    前記命令は、
    前記撮像装置による撮像によって得られた画像に基づいて、人が前記撮像範囲に進入した進入位置を検知し、
    検知された前記進入位置と、前記領域の中心位置とに基づいて前記人の進入方向を特定し、
    特定された前記進入方向に応じて、前記投影装置から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行い、
    前記回転描画処理された前記映像データを前記投影装置に出力する、ことを前記プロセッサに実行させる
    映像表示システム。
  16. 投影装置と撮像装置とを用いて映像を表示するための映像表示制御方法であって、
    前記投影装置は、映像データを取得し、前記映像データによって示される映像を投影面に向けて投影し、
    前記撮像装置は、前記投影面のうち、前記映像が現れる投影範囲を含む領域のうちの少なくとも一部を撮像範囲として撮像し、
    前記映像表示制御方法は、
    前記撮像装置による撮像によって得られた画像に基づいて、人が前記撮像範囲に進入した進入位置を検知する進入検知ステップと、
    前記進入検知ステップで検知された進入位置と、前記領域の中心位置とに基づいて前記人の進入方向を特定する進入方向特定ステップと、
    前記進入方向特定ステップによって特定された進入方向に応じて、前記投影装置から投影される映像を回転させる回転描画処理を、映像データに対して行う描画ステップと、
    前記描画ステップで回転描画処理された前記映像データを前記投影装置に出力する出力ステップと
    を含む映像表示制御方法。
  17. 投影装置により映像を表示するための映像表示制御装置であって、
    プロセッサと、
    実行可能な命令を保持する非一時的なメモリとを備え、
    前記命令は、
    前記映像に対する指示を受け付けることを、前記プロセッサに実行させ、
    前記指示の受け付けでは、
    人の進入方向に応じて投影する映像を選択する指示と、
    人の進入方向に応じて投影する前記映像に対して回転描画処理をするか否かの指示と、
    前記回転描画処理において前記映像を回転させる回転方向の指示と、
    人の進入方向に応じて投影する前記映像を繰り返し表示するか否かの指示と、
    表示する前記映像が出力される出力期間の指示と、
    のうちの少なくとも1つの指示を受け付ける、
    映像表示制御装置。
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