JP2016188851A - ロック式折り畳み脚部 - Google Patents

Abstract

【課題】折り畳み脚部が意図せず閉じるのを防止する。【解決手段】ロック式折り畳み脚部１２０には、装着プレート１２２、第１部材１２４及び第２部材１２８がある。第１部材１２４の本体側端部は、ピボットで装着プレート１２２に取り付けられる。第２部材１２８は、第１部材１２４に結合され、第１部材１２４と平行に動くよう構成される。第２部材１２８の本体側端部は、装着プレート１２２と係合できるよう構成され、第１及び第２部材１２４及び１２８のピボットの周りでの回転を防止する。突起部１２３の第１部材１２４中の凹部１２５ｂとの係合により、デント（へこみ機構）が有効となる。【選択図】図６

Description

本発明は、試験測定装置用の脚部構造に関し、特に、試験測定装置用のロック式折り畳み脚部に関する。

試験測定装置は、他の形式の電子的な装置及び機器も同様ではあるが、その装置の底部に１つ以上の形式の脚部を装備していることが多く、装置は、これによって支えられる。脚部構造は、パッドのような固定部品を含むことがあり、これは、装置にクッションや滑り止め接触点の機能を提供する。また、脚部構造は、可動部品を含むこともあり、これは、装置を所望の高さに持ち上げたり、所望の角度に傾けるように作動して、１つ以上の便宜が得られる。例えば、装置のユーザは、使い勝手を改善したり、装置の表示装置上のまぶしさ（グレア：glare）を減らしたり、装置のユーザ・インタフェースへのアクセスを改善するのに、装置を所望角度に傾けたいと思うことがある。

脚部構造の１つの一般的な形式は、フリップ脚部と呼ばれる。フリップ脚部は、通常、一端に固定のピボット点があり、脚部は、ピボット点を中心に、閉じた位置から開いた位置へと回転する。典型的には、１対のフリップ脚部が装置の底面の前端部近くに配置される。装置が、比較的平らで水平な面上に置かれ、これらの脚が閉じた位置の場合には、装置の前面はほぼ垂直な方向にある。ユーザは、通常、装置の前端部を持ち上げて、フリップ脚部を開いた位置へと動かす。この開いた位置では、フリップ脚部が装置を支えることで、装置の前面が、垂直から設定した角度をもつようになる。本願では、こうした形式の脚部構造に言及するのに、用語「フリップ脚部」、「折り畳み脚部」、又は、単に「脚部」を、相互に言い換え可能なものとして用いることとする。

試験測定装置や他の装置には、典型的には、装置の底面の２つのほぼ前側角（front corners）に配置された少なくとも１対の折り畳み脚部がある。これら折り畳み脚部が閉じた位置にあると、装置の底面は、ほぼ水平で、机やワークベンチのような装置が載っている面と平行である。この位置では、装置の前面は、この作業面に対してほぼ垂直である。もし装置のユーザが、例えば、装置の前面の表示装置を見る角度を変えたい場合には、ユーザは、典型的には、装置の前端部を持ち上げて、折り畳み脚部のそれぞれを開いた位置へとユーザが広げることが可能な充分な高さまで作業面から離し、続いて、装置を開いた脚部の上に再度下ろす。

特開２０１５−６００３２号公報

「TDS2000Cシリーズ・デジタル・ストレージ・オシロスコープ」の製品紹介サイト、テクトロニクス、［online］、［２０１６年２月２６日検索］、インターネット<http://jp.tek.com/oscilloscope/tds2000-digital-storage-oscilloscope>

しかし、開いた位置の場合、これら折り畳み脚部は、装置が何らかの方法でひっくり返ったり、動いたときに、予想外に閉じた位置へとつぶれるか、又は、部分的につぶれることによる影響を受けやすい。特に、これら折り畳み脚部は、装置に加えられる後ろから前方向、横方向の充分な力がある場合に、意図せずに閉じる傾向がある。こうした力は、装置の通常の使用状態において起こり得る。例えば、ユーザは、装置の後ろ側でのケーブルの接続を確認したり、ケーブルの接続を行うのに、装置を前へと傾ける必要があることがある。この前方向への装置の傾けることが、ある角度を超えると、これら折り畳み脚部は、それらの閉じた位置へとつぶれてしまいがちである。または、ユーザは、装置の操作装置へ手を届き易くするために、作業面を横切って装置を自身の方向へと前へ引っ張る必要があるかもしれない。折り畳み脚部には、その端部に滑り止めコーティングを有することが多いし、作業面自身が、例えば、静電気放電保護マットで覆うことによって滑り止めの特性を有することもあるので、装置をユーザの方向へ引きずると、折り畳み脚部が作業面に捕まる原因となり、このために、それらの閉じた位置へとつぶれる原因となる。

折り畳み脚部が開いた位置から閉じた位置へとつぶれるのは、突然で、予想外ということがあり、装置の前端部（これは、大変重いことが多い）が作業面に激突する原因となり得る。こうした意図しないつぶれは、装置が損傷する原因となり、プローブのような装置に取り付けられるアクセサリが損傷する原因となり、最も重大なこととして、ユーザにけがをさせる原因にさえなり得る。従って、こうした種類の折り畳み脚部が意図せずに閉じることを防止する手法が必要とされている。

本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部には、装着プレートと、本体側端部及び末端側端部を有する第１部材と、本体側端部及び末端側端部を有する第２部材とがある。第１部材の本体側端部は、ピボットで装着プレートに取り付けられる。第２部材は、第１部材に結合され、第１部材と平行に移動するよう構成される。第２部材の本体側端部は、第１及び第２部材がピボットの周りで回転するのを防止するように、装着プレートと係合可能に構成される。

いくつかの実施形態では、ロック式折り畳み脚部のロック機能は、重さで作動する。これら実施形態では、第２部材の末端側端部に加えられる力に応答して、第２部材がピボットに向かって本体側へと動き、第２部材の本体側端部が装着プレートと係合する。いくつかの実施形態では、ロック式折り畳み脚部には、更に、第１及び第２部材の間に結合されるばねがあり、これは、力が第２部材の末端側端部から除かれたときに、第２部材をピボットから離れる末端側へ動かすよう作用し、これによって、第２部材の末端側端部の装着プレートとの係合が外れる。

本発明の実施形態による試験測定装置には、試験測定装置に装着される上述のようなロック式折り畳み脚部がある。いくつかの実施形態では、試験測定装置の重みが脚部に加えられたとき、第２部材はピボットに向かって本体側へと動き、第２部材の本体側端部が装着プレートと係合し、また、試験測定装置の重みが脚部から除かれたとき、第２部材はピボットから離れる方向に末端側へと動き、第２部材の本体側端部の装着プレートとの係合が外れる。

本発明の実施形態による試験測定装置の折り畳み脚部が意図せずに閉じるのを防止する方法は、試験測定装置の重みが脚部に加えられるのに応じて、開いた位置にある折り畳み脚部をロックする処理を含む。いくつかの実施形態では、この方法は、更に、試験測定装置の重みが脚部から除かれるのに応じて、開いた位置の折り畳み脚部のロックを外す。

図１Ａは、本発明の実施形態による開いた形態の折り畳み脚部を有する試験測定装置の側面図である。 図１Ｂは、本発明の実施形態による図１Ａの装置の底部斜視図であり、折り畳み脚部の第１セットを折り畳んだ、即ち、閉じた形態で示し、折り畳み脚部の第２セットを開いた形態で示す。 図２は、図１Ｂの線２−２に沿って取られた断面図であり、断面で示される脚部収容凹部内に閉じた形態での本発明の実施形態による折り畳み脚部の第１セットを側面図で示す。 図３は、図１Ｂの線３−３に沿って取られた断面図であり、断面で示される脚部収容凹部から出っ張っている開いた形態の本発明の実施形態による折り畳み脚部の第２セットを側面図で示す。 図４は、いくぶん開いた位置で、脚部が圧縮されていない状態の本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部の断面図である。 図５は、図４と同様の本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部の断面図であり、脚部が完全に開いた位置で、脚部が圧縮されていない状態を示す。 図６は、図５と同様の本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部の断面図であり、脚部が完全に開き、脚部が押しつけられた状態を示す。 図７は、図３の線４−４に沿って見られる本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部の正面図であり、内部の詳細が破線で示され、圧縮されていない状態の前側脚部を示す。 図８は、図７と同様の本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部の正面図であり、一部を破断してばねを含む内部の詳細が断面で示され、圧縮された状態の前側脚部を示す。 図９は、図２に示す閉じた状態から図３に示す開いた状態へと進展する、後側折り畳み脚部の一部分の連続的な断面図の１つである。 図１０は、図２に示す閉じた状態から図３に示す開いた状態へと進展する、後側折り畳み脚部の一部分の連続的な断面図の１つである。 図１１は、図２に示す閉じた状態から図３に示す開いた状態へと進展する、後側折り畳み脚部の一部分の連続的な断面図の１つである。

図１Ａは、本発明の実施形態による試験測定装置１００の底面に装着されるロック式折り畳み脚部１２０及び折り畳み脚部１４０の側面図である。これら折り畳み脚部１２０、１４０は、開いた形態にあり、作業面１６０上に載っている。これら折り畳み脚部１２０、１４０は、典型的な装着位置にある状態で、装置１００に装着されて示されており、ロック式折り畳み脚部１２０は、試験測定装置１００の底面の前端部の近くに装着されて示され、折り畳み脚部１４０は、試験測定装置１００の底面の後端部の近くに装着されて示されている。ただし、本発明の実施形態のいくつかの特徴は、折り畳み脚部１２０、１４０が、大凡図示のようなそれらの典型的な位置に装着された場合に、より効果的ではあるが、折り畳み脚部１２０、１４０は、装置１００の任意の面上の任意の位置に装着して良いと理解すべきである。図１Ｂは、装置１００の底部の斜視図であり、折り畳み脚部１２０、１４０（前、後）の第１セットを折り畳んだ、即ち、閉じた形態で示し、折り畳み脚部１２０、１４０（前、後）の第２セットを開いた形態で示している。

ロック式折り畳み脚部１２０には、装着プレート１２２がある。好ましい実施形態では、装着プレート１２２が、装置１００のような装置に装着可能は構造となっている。例えば、装着プレート１２２が、ねじ又は他の固定部材でロック式折り畳み脚部１２０を装置１００へ装着可能にする複数の穴を有していても良い。または、装置１００の筐体又はハウジング中のスロットにスライドして入るか又ははめ込む構造となっていても良い。

図２は、図１Ｂの線２−２に沿って取られた断面図であり、閉じた形態での本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部１２０を側面図で示している。図３は、図１Ｂの線３−３に沿って取られた断面図であり、開いた形態での本発明の実施形態によるロック式折り畳み脚部１２０を示している。

装着プレート１２２に加えて、ロック式折り畳み脚部１２０には、第１部材１２４及び第２部材１２８がある。

第１部材１２４には、本体側端部（proximal end：基部側端部）と末端側端部（distal end）とがある。第１部材１２４の本体側端部は、ピボット１２６において装着プレート１２２に取り付けられる。好ましい実施形態では、第１部材１２４は、図２に示すような閉じた位置と、図３に示すような開いた位置との間で回転する。好ましい実施形態では、第１部材１２４が閉じた位置にあるとき、第１部材１２４は、装着プレート１２２中の脚部収容凹部１３２に収まる。

図１Ａ、１Ｂ及び２〜３では、後側折り畳み脚部１４０も同じ装着プレート１２２に取り付けられ、閉じた形態のときに、装着プレート１２２中の同じ脚部収容凹部１３２中に折り畳まれるとして示している。しかし、折り畳み脚部１４０は、ロック式折り畳み脚部１２０から完全に分離可能で独立なものであり、このようにする代わりに、それ自身で独立した組立部品として製造しても良い。よって、本願の残り部分では、ロック式折り畳み脚部１２０の詳細について、焦点を当てることにする。

第１部材１２４が開いた位置から閉じた位置へと自由に開閉するのを防止し、感触のあるフィードバックをユーザに提供するため、本発明の実施形態によっては、ロック式折り畳み脚部１２０が、閉じた位置にあるときに第１部材１２４の回転に抵抗する第１デント（dent：へこみ機構）と、開いた位置にあるときに第１部材１２４の回転に抵抗する第２デントとを有していても良い。「デント」は、１つの機械的部品を他の部品に対して位置決めし、保持する装置又は機構（メカニズム）であり、ここでは、装着プレート１２２に対して第１部材１２４を保持する機構であって、よって、それら部品の１つに加えられる充分な力によって、その機構を解除できる。

図４〜６を参照すると、いくつかの実施形態では、第１デントは、装着プレート１２２の突起部（tang：タング）１２３と、第１部材１２４の第１凹部１２５ａとが係合することによって有効となり、第２デントは、突起部１２３と、第１部材１２４の第２凹部１２５ｂとが係合することによって有効となる。第１部材１２４が、閉じた位置から外れて回転しているとき、突起部１２３は、少し上へと曲がり、第１部材１２４が開いた位置に達して突起部１２３が第２凹部１２５ｂ中に落ち着くまで、第１及び第２凹部１２５ａ及び１２５ｂの間の第１部材１２４の尾根（ridge）の上をスライドする。

ロック式折り畳み脚部１２０の第２部材１２８にも、第１部材１２４のように、本体側端部と末端側端部とがある。第２部材１２８は、第１部材１２４と結合され、第１部材１２４に対して平行に移動するよう構成される。例えば、第１部材１２４がピボット１２６の周りで閉じた位置から開いた位置へと回転すると、第１部材１２４と平行な状態で、第２部材１２８もピボット１２６の周りで回転する。第２部材１２８の本体側端部は、装着プレート１２２と係合できるように構成され、第１及び第２部材１２４及び１２８がピボット１２６の周りで回転するのを防止する。

好ましい実施形態では、第２部材１２８の末端側端部は、作業面１６０上に置くことができるよう構成される。図２〜９に示すもののようないくつかの実施形態によれば、第２部材１２８の末端側端部には、滑り止めパッド１２９がある。

第２部材１２８は、第２部材１２８が第１部材１２４に対して本体側（proximal）−末端側（distal）間の軸に沿って相対的に移動可能な方法で、第１部材１２４に結合される。図４〜９に示すもののような好ましい実施形態では、第２部材１２８が、第１部材１２４と入れ子状に構成されることによって、第１部材１２４に結合される。図４〜６では、第２部材１２８が、第１部材１２４内に入れ子にされるように示されているが、別の実施形態では、第１部材１２４が第２部材１２８内に入れ子にされても良い。更に別の実施形態では、第２部材１２８が、第１部材１２４内のトラック（track）に沿ってスライドするよう構成されることによって、第１部材１２４に結合される。

図６に示すように、好ましい実施形態では、第２部材１２８は、第１部材１２４に対して本体側−末端側間軸に沿って相対的に移動可能なので、第１部材１２４が開いた位置にあるとき、第２部材１２８の末端側端部に加えられる力に応じて、第２部材１２８は、ピボット１２６に向かって本体側へ（proximally：基部側へ）と移動し、そのため、第２部材１２８の本体側端部が装着プレート１２２と係合し、これによって、ピボット１２６の周りでの第１及び第２部材１２４及び１２８の回転を防止することで、ロック式折り畳み脚部１２０を開いた位置にロックする。図６では、第２部材１２８の本体側端部が、装着プレート１２２の面１２２ａと係合するとして描かれている。第２部材１２８の本体側端部のタブのような構造が、基本的に面１２２ａと突起部１２３で形成される装着プレート１２２内の空洞内に、ほぼぴったりと収まり、第１及び第２部材１２４及び１２８をロックする位置に付けて、ロック式折り畳み脚部１２０が閉じた形態へ戻ってつぶれるのを防止する。

図２〜８は、第２部材１２８を一体成形の部材として示しているので、第２部材１２８の末端側端部に加えられる力は、第２部材１２８の本体側端部と装着プレートの係合へと直接的に形を変える。しかし、第２部材１２８は、末端側端部を１つの部品とし、本体側端部の別の部品とはメカ的につながっているというように、複数の部品から構成することもできる。

好ましい実施形態では、上述のロック式折り畳み脚部１２０のロック機構は、重みで作動する（weight-activated）。即ち、ロック式折り畳み脚部１２０は、通常、装置１００の底面に装着されると考えられるので、ユーザが装置１００の前端部を持ち上げ、ロック式折り畳み脚部１２０を開いた位置へとめくり（flip）、続いて、装置１００を脚部１２０へと再度降ろすときに、第２部材１２８の末端側端部に加えられる力は、装置１００の重さである。このように、ロック式折り畳み脚部１２０は、装置１００を開いた形態の脚部１２０上に載せたときに、自動的に適切にロックされる。ユーザは、ロックをかけることを思い出す必要はなく、逆に、装置１００を作業面１６０へと単純に再度降ろせば、自動的にロック機能がかかるので、この特徴は、非常に有益である。

好ましい実施形態では、上述のロック式折り畳み脚部１２０のロック機構は、更に、装置１００の重みがロック式折り畳み脚部１２０から除かれたときに、自動的に解除される。即ち、装置１００の重さのような力が第２部材１２８の末端側端部から除かれると、第２部材は、ピボット１２６から離れるよう末端側へ（distally）と動き、第２部材１２８の本体側端部の装着プレート１２２との係合が外れる。

図７〜８に示すように、いくつかの実施形態では、ロック式折り畳み脚部１２０には、第１及び第２部材１２４及び１２８の間に結合されたばね１３０がある。ばね１３０は、力（例えば、装置１００の重さ）が第２部材１２８の末端側端部から除かれたときに、第２部材１２８をピボット１２６から離れて末端側へと動くように作用する。ばね１３０は、装置１００の重さが第２部材１２８の末端側端部から除かれたときに、第２部材１２８が末端側へと素早く戻り、それによって、ロック機能が確実に解除されるように選択される。よって、ユーザは、ロック式折り畳み脚部１２０を閉じた形態へとさっと動かすのに、障害はない。

いくつかの実施形態によれば、第２部材１２８が末端方向へと確実に過剰に動かなくするため、第２部材１２８の末端方向への動きを拡張位置までに制限するように第１及び第２部材１２４及び１２８が構成される。例えば、図４〜５に示すように第１部材１２４の隆起部（ridge）１２４ａは、第２部材１２８の対応する隆起部（ridge）１２８ａと共に、第２部材１２８の末端方向への動きを制限するよう作用する。

図９〜１１を参照すると、第２部材１４０は、突起部（tang）１４３の面１４５ａとの係合によって閉じた状態にあり、また、突起部１４３の第２部材１４０中の凹部１４５ｂとの係合によってデント（dent：へこみ機構）が有効なときに、開いた状態にある。

説明の都合上、本発明の特定の実施形態を図示し、説明してきたが、本発明の主旨と範囲から離れることなく、種々の変更を行っても良いことが理解されよう。例えば、本発明は、以下のような種々の概念から記述できる。

本発明の概念１は、ロック式折り畳み脚部であって、
装着プレートと、
本体側端部及び末端側端部を有し、上記本体側端部がピボットで上記装着プレートに取り付けられる第１部材と、
本体側端部及び末端側端部を有し、上記第１部材に結合され、上記第１部材と平行に移動するよう構成される第２部材と
を具え、
上記第２部材の上記本体側端部が、上記ピボットの周りでの上記第１及び第２部材の回転を防止するように、上記装着プレートと係合できるよう構成されている。

本発明の概念２は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記装着プレートが、装置に装着可能に構成されている。

本発明の概念３は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第１部材は、閉じた位置と開いた位置との間で回転する。

本発明の概念４は、上記概念３の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第１部材は、上記閉じた位置にあるとき、上記装着プレート中の凹部に収納される。

本発明の概念５は、上記概念３の上記ロック式折り畳み脚部であって、
上記閉じた位置にあるときに、上記第１部材の回転に抵抗するための第１デントと、
上記開いた位置にあるときに、上記第１部材の回転に抵抗するための第２デントと
を更に具えている。

本発明の概念６は、上記概念５の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第１及び第２デントのそれぞれが、
上記第１部材中の凹部と、
上記第１部材中の凹部と係合する上記装着プレート中の突起部と
を有している。

本発明の概念７は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第２部材が、上記第１部材中のトラックに沿ってスライドするよう構成されている。

本発明の概念８は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第２部材が、上記第１部材と入れ子となるよう構成されている。

本発明の概念９は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第２部材の上記末端側端部に加えられる力に応答して、上記第２部材が本体側へ上記ピボットに向かって動き、上記第２部材の上記本体側端部が上記装着プレートと係合する。

本発明の概念１０は、上記概念９の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記力が上記第２部材の上記末端側端部から除かれるのに応答して、上記第２部材が上記ピボットから離れて末端側へと動き、上記第２部材の上記本体側端部の上記装着プレートとの係合が外れる。

本発明の概念１１は、上記概念１０の上記ロック式折り畳み脚部であって、
上記第１及び第２部材の間に結合され、上記力が上記第２部材の上記末端側端部から除かれたときに、上記第２部材を上記ピボットから離れて末端側へと動かすよう作用するばねを更に具えている。

本発明の概念１２は、上記概念１１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第１及び第２部材が、上記第２部材の末端側への移動を拡張位置までに制限するよう構成されている。

本発明の概念１３は、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第２部材の上記末端側端部が、作業面上に載せることができるよう構成されている。

本発明の概念１４は、上記概念１３の上記ロック式折り畳み脚部であって、このとき、上記第２部材の上記末端側端部が、滑り止めパッドを有している。

本発明の概念１５は、試験測定装置であって、上記概念１の上記ロック式折り畳み脚部が、上記試験測定装置に装着されている。

本発明の概念１６は、上記概念１５の上記試験測定装置であって、このとき、上記試験測定装置の重さが上記ロック式折り畳み脚部に加えられたとき、上記第２部材が、本体側へと上記ピボットの方向へ動き、上記第２部材の上記本体側端部が上記装着プレートと係合する。

本発明の概念１７は、上記概念１５の上記試験測定装置であって、このとき、上記試験測定装置の重さが上記ロック式折り畳み脚部から除かれたとき、上記第２部材が上記ピボットから離れて末端側へと動き、上記第２部材の上記本体側端部の上記装着プレートとの係合が外れる。

本発明の概念１８は、試験測定装置の折り畳み脚部が意図せず閉じるのを防止する方法であって、上記方法が、
上記折り畳み脚部に加えられる上記試験測定装置の重さに応答して、上記折り畳み脚部をロックする処理を具えている。

本発明の概念１９は、上記概念１８の方法であって、
上記試験測定装置の重さが上記ロック式折り畳み脚部から除かれるのに応答して、上記開いた位置の上記折り畳み脚部のロックを外す処理を更に具えている。

１００ 測定装置
１２０ 折り畳み脚部
１２２ 装着プレート
１２２ａ 面
１２３ 突起部
１２４ 第１部材
１２４ａ 隆起部
１２５ａ 第１凹部
１２５ｂ 第２凹部
１２６ ピボット
１２８ 第２部材
１２８ａ 隆起部
１２９ 滑り止めパッド
１３０ ばね
１３２ 脚部収容凹部
１４０ 折り畳み脚部
１４３ 突起部
１４５ａ 面
１４５ｂ 凹部
１６０ 作業面

Claims (2)

1. 装着プレートと、
   本体側端部及び末端側端部を有し、上記本体側端部がピボットで上記装着プレートに取り付けられる第１部材と、
   本体側端部及び末端側端部を有し、上記第１部材に結合され、上記第１部材と平行に移動するよう構成される第２部材と
   を具え、
   上記第２部材の上記本体側端部が、上記ピボットの周りでの上記第１及び第２部材の回転を防止するように、上記装着プレートと係合できるよう構成されるロック式折り畳み脚部。
2. 上記第２部材の上記末端側端部に加えられる力に応答して、上記第２部材が上記ピボットに向かって本体側へと動き、上記第２部材の上記本体側端部が上記装着プレートと係合する請求項１のロック式折り畳み脚部。

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