JP2016187927A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの用途には、それぞれに適した構成のインクジェット記録媒体が提案されている。例えば、主に文字を記録する場合は、紙基材上に直接記録する普通紙タイプの媒体が使用され、より高精細な画質と高い発色性を得たい場合は、基材上にインク受容層を塗工して設けた塗工紙タイプの媒体が使用される。特に、銀塩写真に匹敵するような高い光沢度が要求される場合は、インク受容層などの塗工層の最外層をキャストコート法により形成したキャスト紙タイプの媒体などが使用される。
ここで、インクジェット記録方式によりオフセット印刷方式を代替することを考慮すると、インクジェット記録方式による印刷物にも、従来のオフセット印刷方式による印刷物と同等の風合いが求められる。また、オフセット印刷方式はインクが媒体の表面に留まりやすいのに対し、インクジェット記録方式はインクが媒体の中まで浸透しやすいため、オフセット印刷方式と比較すると発色性が劣る傾向が見られる。
塗工紙タイプのインクジェット記録媒体におけるこれらの問題を改善するため、特定の填料とサイズ剤を用いた基材に非球状カチオン性コロイダルシリカを含有するインク受容層を設けたインクジェット記録シート(特許文献1〜3)、特定の基材の表面を酸化アルミニウム(アルミナ)を主体とする組成物の微粒子無機顔料で被覆したインクジェット印字用シート(特許文献4)、支持体上に、炭酸カルシウム及びクレーを含む白色顔料並びにアクリルアミド/ジアリルアミン系共重合体及びスチレン−ブタジエン系共重合体を含むバインダーからなる塗工層を設けた、インクジェット記録適性とオフセット印刷適性を兼ね備えた記録用紙(特許文献5)が開示されている。
特許文献5記載の記録用紙は、白色顔料として炭酸カルシウム及びクレーを使用するため、得られる記録用紙は安価且つオフセット印刷タイプの風合いを有する。しかし、バインダーとしてアクリルアミド/ジアリルアミン系共重合体を使用すると、特に顔料インクを用いたインクジェット印字の際のインクの乾燥性が劣る。特に、クレーの配合量が多いと、インクの吸収が阻害されるため、インクジェット印字の際のインクの乾燥性が著しく劣ると共に、画質、発色性共に十分な品質を得る事ができない。
また、特許文献6記載の技術の場合、オフセット印刷用グロス調塗工紙の風合いについては検討しておらず、オフセット印刷用グロス調塗工紙としては白紙光沢度が十分ではない。
前記エンジニアード炭酸カルシウムは、X線透過式沈降法粒度分布測定法により測定した累積75重量%の粒子径(D75(μm))及び累積25重量%の粒子径(D25(μm))の比(D75/D25)が3.0以下であることが好ましい。
前記カオリンがレーザー光散乱法により測定した体積50%平均粒子径(D50)が0.1μm以上1.0μm以下であることを特徴とすることが好ましい。
前記無機顔料全量に対し前記カオリンが20質量%以上40質量%以下であることが好ましい。
前記共重合体ラテックスが、アクリロニトリルスチレンブタジエン系共重合体を含むことが好ましい。
前記インク受容層表面のJIS Z8741による光入射角75度の白紙光沢度が50%以上85%以下であることが好ましい。
前記無機顔料はエンジニアード炭酸カルシウム及びカオリンを含み、かつ前記無機顔料全量に対し前記エンジニアード炭酸カルシウムが50質量%以上80質量%未満であり、前記カオリンが10質量%以上50質量%未満であり、更に、前記無機顔料100質量部に対し、ガラス転移点(Tg)が20℃以上である有機顔料を1質量部以上10質量部以下含有する。
本発明においてインク受容層は無機顔料を含有する。インク受容層に含有する無機顔料としては、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、焼成カオリン、クレー、珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、タルク、ゼオライト等の公知の顔料が例示可能である。又、要求品質に応じてこれらを併用することも可能である。
一般に、炭酸カルシウムは粗粒を粉砕して粒径を小さくしているが、粉砕方法によっては微粒分が多くなり粒度分布がブロードとなる。微粒分の多い炭酸カルシウムをインク受容層に使用すると、その微粒分がインク受容層の空隙に嵌まり込み充填化が進むため、インク受容層が高密度化してインクの乾燥性が低下すると共に、画質(滲み)が劣ることがある。そこで、上述の特許文献6に記載されているように、炭酸カルシウムの粒度分布をシャープにエンジニアード化したエンジニアード炭酸カルシウムが開発されている。
本発明では、上記無機顔料全量に対しエンジニアード炭酸カルシウムの含有量を50質量%以上80質量%未満とする。このようにすると、インク受容層用塗工液中のバインダーが基材に浸透する現象(マイグレーション)が起こりにくく、インク受容層の塗工ムラが小さくなるため、特に顔料インクによるインクジェット印字の際のインクの乾燥性に優れ、かつ高精細な画質が得られると共に、受容層が高い発色性を有するようになる。さらに、エンジニアード炭酸カルシウムの含有量を50質量%以上とすることにより、シリカ、酸化アルミニウム(アルミナ)などの空隙の多い嵩高な顔料を主に使用したインクジェット記録媒体と比較して、カオリン、クレーなどの顔料を主体に使用したオフセット印刷用記録媒体に近い特性、即ちオフセット印刷タイプの風合いと高い光沢を有するインクジェット記録媒体が容易に得られる。
好ましくは、上記無機顔料全量に対しエンジニアード炭酸カルシウムが65質量%以上80質量%未満である。
レーザー光散乱法(レーザー回折法)による粒度分布の測定は、光の散乱現象を利用したものであり、ミー(Mie)理論とフラウンホーファー近似式により求められる。但し、粒度測定機によって散乱光から粒度分布を算定する方法が異なるため、本発明においては、レーザー法粒度測定機(マルバーン社製マスターサイザーS型、光源は赤色光が633nm(He−Neレーザー)、青色光が466nm(LED))によって測定した値を使用する。
また、粒度分布の測定方法は、純水中に炭酸カルシウムを含む試料スラリーを滴下混合して均一分散体としたものをサンプルに用いる。
X線透過式沈降法粒度分布測定法による粒度分布の測定は、液相沈降法を採用し、ストークスの法則に基づいて粒子径を測定する。また、沈降中の懸濁液にX線を照射し、そのX線透過量からランベルト・ベールの法則に従い粒度分布を測定する。
本発明においては、X線透過式沈降法粒度分布測定装置(マイクロメリティックス社製セディグラフ5100)によって測定した値を使用する。
本発明では、上記無機顔料全量に対し、カオリンの含有量を10質量%以上50質量%未満とする。このようにすると、画質とインク乾燥性を確保しつつ、インク受容層の光沢を高くすることができる。カオリンの含有量を10質量%未満とすると、インク受容層の光沢を高くすることが困難となる。カオリンの含有量を50質量%以上とすると、インク受容層の光沢は高くなるが、画質とインク乾燥性が低下する。
好ましくは、上記無機顔料全量に対しカオリンが20質量%以上40質量%以下である。
カオリンの粒子径は特に限定されないが、通常、レーザー光散乱法(レーザー回折法)により測定した体積50%平均粒子径(D50)がインク乾燥性とインク受容層の光沢の観点より0.1μm以上1.0μm以下であるものを使用するとよい。特にD50が0.3〜0.8μmであると、インク乾燥性を確保しつつインク受容層の光沢を高くすることが容易であるため好ましい。
本発明では、インク受容層中に、上記無機顔料100質量部に対し、ガラス転移点(Tg)が20℃以上である有機顔料を1質量部以上10質量部以下含有する。有機顔料はインク受容層の光沢を高くする効果があるが、上記無機顔料全量に対し有機顔料の含有量が10質量%を超えると画質が低下する。
また、有機顔料のTgが20℃未満であるとインクの乾燥性が劣る。有機顔料のTgの上限は特に限定されないが、製造上の上限は140℃程度である。
有機顔料の具体例としては、日本ゼオン社製、製品名:LX407BP9(ポリスチレン系有機顔料の周囲をスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスで被覆、Tg:60℃)、製品名:LX407BP6(Tg:75℃)、製品名:MH8101(Tg:105℃)等が挙げられる。
なお、後述するように、インク受容層が澱粉及び共重合体ラテックス以外の各種バインダーを含んでもよいが、有機顔料と同じ化合物をバインダーには用いないものとする。又、インク受容層の断面を走査電子顕微鏡等で観察したとき、有機顔料はインク受容層のマトリクス中に粒状に分散して存在するので、バインダーと組成が違うこと等を判別することができる。
本発明において、上記インク受容層はバインダーを含有し、このバインダーは、澱粉及び共重合体ラテックスから主になる。
本発明において、上記澱粉は、一般的な塗工紙に使用される公知の澱粉が使用可能であり特に制限されないが、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉等のエーテル化澱粉、カチオン化澱粉など、各種の澱粉類が例示可能である。これらの澱粉は、単独又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明では、顔料インクによるインクジェット印字の際のインクの乾燥性を良好にして、且つインクが拡がり過ぎず滲みが発生しないようにするため、澱粉の配合量は前記無機顔料100質量部に対して0.5質量部以上5質量部以下とする。
澱粉の配合量が0.5質量部未満であると、インク受容層用塗工液の保水性が不足し、塗工液中のバインダーが基材に浸透する現象(マイグレーション)が起こりやすくなる。そのため、インク受容層の塗工ムラが大きくなり、インクジェット印字の際に部分的な筋抜けや滲みが生じて、画質が低下する。また、澱粉の配合量が5質量部を超える場合、インクの乾燥性が低下すると共に、滲みが生じて画質が低下する。
澱粉の配合量を1質量部以上3質量部以下とすると、画質がさらに向上するため好ましい。
本発明で用いられる共重合体ラテックスとしては、アクリロニトリルブタジエン系共重合体、スチレンブタジエン系共重合体、メチルメタクリレートブタジエン系共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの共重合体などのアクリル系共重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体などのビニル系共重合体ラテックス等が挙げられる。これらの中でも、顔料インクによるインクジェット記録の際のインクの乾燥性が良好であり、且つ十分にインクが拡がる観点から、共役ジエン系共重合体ラテックスが好ましく、アクリロニトリルブタジエン系共重合体、スチレンブタジエン系共重合体がより好ましく、アクリロニトリルブタジエン系共重合体が特に好ましい。
上記共重合体ラテックスとしては、例えば、上記(A)成分が1,3−ブタジエン、上記(B)成分が芳香族ビニル化合物(例えばスチレン)、アルキル(メタ)アクリレート(例えばメチルメタアクリレート)、又はシアン化ビニル化合物(例えばアクリロニトリル)である、アクリロニトリルスチレンブタジエン系共重合体(NSBR)が挙げられる。本発明における共重合体ラテックスは、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の公知の重合法により、単量体混合物を共重合させることによって製造される。
(A)脂肪族共役ジエン系単量体としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、クロロプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等が例示可能である。好ましくは1,3−ブタジエン、イソプレンであり、より好ましくは1,3−ブタジエンである。これらの脂肪族共役ジエン系単量体は、単独又は2種以上を混合して使用することができる。
(B)共重合可能な他のビニル系単量体としては、芳香族ビニル化合物、アルキル(メタ)アクリレート、シアン化ビニル化合物、酢酸ビニル、アクリルアミド系化合物、N−メチロールアクリルアミド、エチレン系不飽和カルボン酸単量体等が例示可能である。
また、本発明のアルキル(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が例示可能である。好ましくはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレートであり、より好ましくはメチル(メタ)アクリレートである。
また、シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が例示可能である。より好ましくはアクリロニトリルである。
また、アクリルアミド系化合物としては、アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が例示可能である。
また、エチレン系不飽和カルボン酸単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸類、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸類、マレイン酸メチル,イタコン酸メチル,β−メタクリルオキシエチルアシッドヘキサハイドロフタレート等のハーフエステル類等が例示可能である。好ましくはアクリル酸、メタクリル酸である。
上記(B)成分である共重合可能な他のビニル系単量体は、単独又は2種以上を混合して使用することができる。2種以上を混合する場合は、混合するそれらの中に、少なくともエチレン系不飽和カルボン酸単量体を使用することが好ましい。
共重合体ラテックスの配合量が3質量部未満の場合、インクジェット印字の際にインクが十分に拡がらないため、未印字部(筋抜け)が生じて画質が低下する。また、共重合体ラテックスの配合量が9質量部を超える場合、インクの拡がりが過剰になり、インクの乾燥性が低下すると共に、滲みが生じて画質が低下する。
インク受容層は、必要に応じて、澱粉及び共重合体ラテックス以外の各種バインダーを含有してもよい。
これら各種バインダーとしては、一般的な塗工紙に使用される公知のバインダーが使用可能であり特に制限されないが、完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコール、オレフィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニルアルコール、ピロリドン変性ポリビニルアルコール、シリコーン変性ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、末端アルキル変性ポリビニルアルコールなどのポリビニルアルコール類;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アセチルセルロースなどのセルロースエーテル及びその誘導体;ポリアクリルアミド、カチオン性ポリアクリルアミド、アニオン性ポリアクリルアミド、両性ポリアクリルアミドなどのポリアクリルアミド類;ポリエステルポリウレタン系樹脂、ポリエーテルポリウレタン系樹脂、ポリウレタン系アイオノマー樹脂などのウレタン系樹脂;不飽和ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸エステル、カゼイン、ゼラチン、アラビヤゴム、ポリビニルブチラール、ポリスチロース及びそれらの共重合体、シリコーン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂などを例示することができる。これらは併用してもよい。
本発明において、インク受容層が、澱粉及び共重合体ラテックス以外の上記各種バインダーを含有する場合、インク受容層が含有する全バインダー(澱粉及び共重合体ラテックス並びに上記各種バインダーの合計)100質量部に対して、澱粉及び共重合体ラテックスの合計の配合量は、50質量部以上100質量部以下であることが好ましく、75質量部以上100質量部以下であることがより好ましく、特に好ましくは90質量部以上100質量部以下である。最も好ましくは、インク受容層が含有する全バインダーが澱粉及び共重合体ラテックスである。
本発明において、インク受容層には、その他必要に応じて、顔料分散剤、増粘剤、保水剤、滑剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、サイズ剤、印刷適性向上剤(印適剤)、発泡剤、着色染料、着色顔料、蛍光染料、防腐剤、耐水化剤、界面活性剤、pH調整剤、耐電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の助剤を適宜添加することができる。
基材としては、シート状のものであれば、公知であるもの全て使用する事ができるが、価格や入手が安易である事から、木材パルプを主成分とする紙を用いる事が好ましい。木材パルプとしては、化学パルプ(針葉樹の晒または未晒クラフトパルプ、広葉樹の晒または未晒クラフトパルプ等)、機械パルプ(グラウンドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミカルサーモメカニカルパルプ等)、脱墨パルプ等のパルプを単独または任意の割合で混合して使用することができる。
基材に填料を含有させると、基材の不透明度と平滑性が向上するため好ましい。填料としては、水和珪酸、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、合成樹脂填料等の公知の填料が例示可能である。又、要求品質に応じてこれらを併用することも可能である。
本発明では、基材に填料として炭酸カルシウムを含有させると、オフセット印刷タイプの風合いと高い光沢が得られやすいため好ましい。
基材には、紙力増強やサイズ性付与などを目的とし、澱粉、ポリビニルアルコール、サイズ剤などを含有するサイズ液を含浸または塗工しても良い。また、サイズ液には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて蛍光染料、導電剤、保水剤、耐水化剤、pH調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面活性剤等の助剤を含有しても良い。サイズ液の含浸または塗工の方法については特に制限されないが、ポンド式サイズプレスに代表される含浸法、または、ロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーター、ブレードコーターに代表される塗工法が例示可能である。
インク受容層は、基材の片面のみに設けても基材の両面に設けて良い。また、インク受容層は1層であっても2層以上であっても良いが、本発明においては1層であっても十分な性能が得られるため、操業性の向上やコストの低減の点からインク受容層は1層であることが好ましい。
さらに、インク受容層の平滑性を向上させるために、インク受容層と基材の間に、上記顔料とバインダーを主体とするプレコート層(下塗り層)を設けても良い。
インク受容層の塗工量は、所望の品質に応じて適宜選択可能であり、特に制限を設けないが、片面あたり固形分で0.5g/m2以上30.0g/m2以下であることが好ましく、片面あたり6.0g/m2以上25.0g/m2以下であることがより好ましく、片面あたり10.0g/m2以上20.0g/m2以下であることが特に好ましい。
インク受容層の塗工量が片面あたり固形分で0.5g/m2未満であると、基材の表面を十分に被覆することが困難であり、十分な画質や発色性、又はオフセット印刷タイプの風合いが得られないことがある。一方、インク受容層の塗工量が多いと白紙光沢度は高くなるが、インク受容層の塗工量が片面あたり固形分で30.0g/m2を超えると、オフセット印刷タイプの風合いが得られにくくなると共に、インク受容層の表面強度が低下する可能性がある。又、インク受容層の塗工量が片面あたり固形分で6.0g/m2未満であると、顔料インクによるインクジェット印字の際の画質(筋抜け)が若干低下する傾向が見られ、25.0g/m2を超えると、インクの乾燥性と画質(滲み)が若干低下する傾向が見られる。
本発明において、基材上にインク受容層を塗工して設ける方法は特に限定されるものではなく、周知の方法に従って塗工することができる。また、塗工装置としては、一般的な塗工装置であるブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、スプレーコーター、サイズプレス等の各種装置を、オンマシンまたはオフマシンで適宜使用することができる。
インク受容層表面の、JIS Z8741による光入射角75度の白紙光沢度は特に制限は設けず、用途に応じて適宜設定することが可能である。特に、オフセット印刷用グロス調塗工紙の風合いを持たせるためには、白紙光沢度が50%以上85%以下であることが好ましい。
白紙光沢度が50%未満となると、グロス調塗工紙の風合いが得られず、マット調塗工紙となる。また、白紙光沢度が85%を超えることは実用上難しい。
白紙光沢度は、インク受容層を設けた後に、ハードニップカレンダー、ソフトニップカレンダー、スーパーカレンダー、シューカレンダー等の各種カレンダー処理装置を、オンマシンまたはオフマシンで適宜使用し、処理温度、処理速度、処理線圧、処理段数及びロールの径、材質等の条件を適宜調整、選択して表面処理することにより、調整することが可能である。
下記の基材を用意した。
(基材)
パルプ原料としてCSF390mlの広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)87部とCSF480mlの針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)13部を使用し、パルプ100部に対して、紙力増強剤(カチオン化澱粉)0.5部、硫酸アルミニウム0.55部、炭酸カルシウム13部を配合した紙料を長網抄造機で抄造して、坪量80g/m2の基材を得た。
<インク受容層用塗工液>
エンジニアード重質炭酸カルシウム
(ファイマテック社製、製品名:FMT−OP、D50:0.7μm、
X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25:2.6) 75.0部
カオリン
(Thiele社製、製品名:カオファイン、D50:0.3μm) 25.0部
有機顔料
(日本ゼオン社製、製品名:LX407BP9、Tg:60℃) 6.0部
澱粉(ペンフォード社製、製品名:PG295) 1.0部
共重合体ラテックス(JSR社製のNSBR、製品名:NP−150) 6.0部
水 32.0部
インク受容層用塗工液中の無機顔料において、エンジニアード重質炭酸カルシウムの配合量を55.0部に変更し、カオリンの配合量を45.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例3]
インク受容層用塗工液中のエンジニアード重質炭酸カルシウムのD50を0.2μm、X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25を2.8に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例4]
インク受容層用塗工液中のエンジニアード重質炭酸カルシウムのD50を0.3μm、X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25を2.7に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例5]
インク受容層用塗工液中のエンジニアード重質炭酸カルシウムのD50を1.2μm、X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25を2.6に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
インク受容層用塗工液中のエンジニアード重質炭酸カルシウムのD50を2.0μm、X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25を2.6に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例7]
インク受容層用塗工液中のカオリンを、カオリン(KaMin社製、製品名:ハイドラグロス、D50:0.2μm)25.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例8]
インク受容層用塗工液中のカオリンを、カオリン(イメリス社製、製品名:コンツアーエクストリーム、D50:1.5μm)25.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例9]
インク受容層の塗工量を5.0g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
インク受容層の塗工量を30.0g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
インク受容層用塗工液中の無機顔料において、エンジニアード重質炭酸カルシウムの配合量を40.0部に変更し、カオリンの配合量を60.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例2]
インク受容層用塗工液中の無機顔料において、エンジニアード重質炭酸カルシウムの配合量を85.0部に変更し、カオリンの配合量を15.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例3]
インク受容層用塗工液中の無機顔料において、エンジニアード重質炭酸カルシウムの配合量を95.0部に変更し、カオリンの配合量を5.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例4]
インク受容層用塗工液中に澱粉を配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例5]
インク受容層用塗工液中に共重合体ラテックスを配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
インク受容層用塗工液中の無機顔料において、エンジニアード重質炭酸カルシウムを、エンジニアード処理しない重質炭酸カルシウム(ファイマテック社製、製品名:FMT−100、D50:0.8μm、X線透過式沈降法粒度分布測定法でのD75/D25:3.5)75部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例7]
インク受容層用塗工液中に有機顔料を配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例8]
インク受容層用塗工液中の有機顔料の配合量を12.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例9]
インク受容層用塗工液中の有機顔料のTgを10℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
<発色性>
作製したインクジェット記録媒体について、市販の顔料インクジェットプリンター(製品名:PX−V630、セイコーエプソン社製、印字条件:(条件1)スーパーファイン/きれいモード、または(条件2)普通紙/標準モード)を使用して、黒、シアン、マゼンタ、イエローのベタ印字(大きさ:縦2cm×横3cm)を行った。1日後にマクベス濃度計(Gretag Macbeth RD−19)を用いて各色の印字濃度を測定し、4色の合計値で発色性を評価した。
<画質(筋抜け)>
作製したインクジェット記録媒体について、市販の顔料インクジェットプリンター(製品名:PX−V630、セイコーエプソン社製、印字条件:(条件1)スーパーファイン/きれいモード、または(条件2)普通紙/標準モード)を使用して、マゼンタのベタ印字(大きさ:縦2cm×横3cm)を行い、筋状の未印字部(筋抜け)の発生について以下の基準で評価した。
◎:筋抜けがなく均一なベタとなっている。
○:部分的に多少筋抜けが見られるが、概ね均一なベタとなっている。
△:部分的な筋抜けが見られる。
×:筋抜けが目立つ。
作製したインクジェット記録媒体について、市販の顔料インクジェットプリンター(製品名:PX−V630、セイコーエプソン社製、印字条件:(条件1)スーパーファイン/きれいモード)を使用して、赤のベタ(大きさ:縦2cm×横3cm)と緑のベタ(大きさ:縦2cm×横3cm)が横方向に隣接する印字パターンの印字を行い、赤のベタと緑のベタの境界での滲みの発生について以下の基準で評価した。
◎:ベタの境界においてインクが全く混合することなく、明確に境界を識別できる。
○:ベタの境界においてインクがやや混合しているが、境界は識別できる。
△:ベタの境界においてインクが混合しているが、概ね境界は識別できる。
×:ベタの境界においてインクが混合しており、境界の識別が困難。
作製したインクジェット記録媒体について、市販の顔料インクジェットプリンター(製品名:PX−V630、セイコーエプソン社製、印字条件:(条件1)スーパーファイン/きれいモード)を使用して縦2cm×横3cmの黒ベタ印字を行い、印字5秒後に印字面の上に坪量80g/m2の上質紙(npi上質/日本製紙株式会社製)1枚を重ね、直径10cm、幅13cm、質量2.7kgのゴムローラーで1回加圧した後、上質紙に転写された黒ベタの濃度をマクベス濃度計(Gretag Macbeth RD−19)を用いて測定し、以下の基準で評価した。
◎:上質紙に転写された黒ベタの濃度が0.10未満である。
○:上質紙に転写された黒ベタの濃度が0.10以上0.15未満である。
△:上質紙に転写された黒ベタの濃度が0.15以上0.20未満である。
×:上質紙に転写された黒ベタの濃度が0.20以上である。
JIS Z8741に準じて、インク受容層表面の白紙光沢度(光入射角75度)を光
沢度計(村上色彩技術研究所製、True GLOSS GM−26PRO)を用いて測
定した。
<オフセット印刷タイプの風合い>
作製したインクジェット記録媒体について、インク受容層用表面の面感を目視にて下記の基準で評価した。
○:白紙光沢度(光入射角75度)が60%以上であり、オフセット印刷タイプの風合いが得られている。
△:白紙光沢度(光入射角75度)が50%以上60%未満であり、オフセット印刷タイプに近い風合いが得られている。
×:白紙光沢度(光入射角75度)が50%未満であり、オフセット印刷タイプの風合いが得られない。
画質(筋抜け)の評価が◎、○であれば実用上問題はない。その他の評価は◎、○、△であれば実用上問題はない。
また、インク受容層表面の白紙光沢度が50%以上となり、オフセット印刷用グロス調塗工紙の風合いが得られた。
実施例8はカオリンのD50が1.0μmを超えたため、白紙光沢度が他の実施例より若干劣った。
実施例9はインク受容層の塗工量が6.0g/m2未満であるため、普通紙/標準モードでの画質(筋抜け)が他の実施例より若干劣った。
実施例10はインク受容層の塗工量が25.0g/m2を超えたため、画質(滲み)及びインクの乾燥性が他の実施例より若干劣った。
但し、これらの実施例も実用上問題はない。
無機顔料全量に対しエンジニアード重質炭酸カルシウムが80重量%を超えた比較例2、3の場合、画質(筋抜け)が劣った。これは、エンジニアード重質炭酸カルシウムが多くなり過ぎてインクの吸収性が過剰になったためと考えられる。
さらに、カオリンが10質量%未満である比較例3の場合、インク受容層表面の白紙光沢度が50%未満となり、オフセット印刷用グロス調塗工紙の風合いが得られなかった。
インク受容層用塗工液中に共重合体ラテックスを配合しなかった比較例5の場合、未印字部(筋抜け)が生じたことにより画質が低下した。
インク受容層が有機顔料を含まなかった比較例7の場合、白紙光沢度が50%未満に低下し、オフセット印刷タイプの風合いが得られなかった。
インク受容層中の有機顔料の配合量が10質量部を超えた比較例8の場合、画質(滲み)が劣った。
インク受容層中の有機顔料のTgが20℃未満である比較例9の場合、インクの乾燥性が劣った。
Claims (7)
- 基材の少なくとも片方の面に、無機顔料並びに澱粉及び共重合体ラテックスを含有するインク受容層を設けたインクジェット記録媒体であって、
前記無機顔料はエンジニアード炭酸カルシウム及びカオリンを含み、かつ前記無機顔料全量に対し前記エンジニアード炭酸カルシウムが50質量%以上80質量%未満であり、前記カオリンが10質量%以上50質量%未満であり、
更に前記インク受容層中に、前記無機顔料100質量部に対し、ガラス転移点(Tg)が20℃以上である有機顔料を1質量部以上10質量部以下含有することを特徴とするインクジェット記録媒体。 - 前記エンジニアード炭酸カルシウムは、レーザー光散乱法により測定した体積50%平均粒子径(D50)が0.3μm以上1.2μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録媒体。
- 前記エンジニアード炭酸カルシウムは、X線透過式沈降法粒度分布測定法により測定した累積75重量%の粒子径(D75(μm))及び累積25重量%の粒子径(D25(μm))の比(D75/D25)が3.0以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録媒体。
- 前記カオリンがレーザー光散乱法により測定した体積50%平均粒子径(D50)が0.1μm以上1.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録媒体。
- 前記無機顔料全量に対し前記カオリンが20質量%以上40質量%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録媒体。
- 前記共重合体ラテックスが、アクリロニトリルスチレンブタジエン系共重合体を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録媒体。
- 前記インク受容層表面のJIS Z8741による光入射角75度の白紙光沢度が50%以上85%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録媒体。
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