JP2016186851A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材のケーブル通し孔にケーブルを挿入したとき、そのケーブル通し孔に隣接する、ケーブルが挿入されていないケーブル通し孔の変形を抑制するとともに、ケーブル通し孔の位置とハウジングのコンタクト保持用孔の位置とのずれを抑制することができるコネクタを提供する。【解決手段】複数のケーブル通し孔513が設けられ、ハウジング3の内周面に密着するシール部材本体部51と、シール部材本体部51に設けられ、ケーブル通し孔513の間に配置された仕切り部52と、仕切り部52に結合され、仕切り部52をハウジング3に対して位置決めする位置決め部53とでシール部材5を構成した。仕切り部52及び位置決め部53の材料の弾性率をシール部材本体部51の材料の弾性率よりも大きくした。【選択図】図11

Description

この発明はコネクタに関する。
従来、図18〜図20に示すように、ハウジング911と、ハウジング911のゴムシート収容枠部913に収容されるゴムシート920とを備える防水コネクタ910が知られている(下記特許文献1参照)。
ハウジング911には、電線930の先端部に接続された端子935を収容する複数の端子収容室912が設けられている。
端子収容室912はハウジング911の前後方向へ貫通している。ハウジング911の上段、中段、下段に、それぞれ、ハウジング911の左右方向に沿って6つの端子収容室912が並んでいる。
ゴムシート920は、ゴムシート本体921と、ゴムシート本体921に設けられた弾性材充填部923とを有する。
ゴムシート本体921には、電線930が通される複数の電線貫通孔924が設けられている。電線貫通孔924の配列はハウジング911の端子収容室912の配列に対応している。
弾性材充填部923は、上段の電線貫通孔924−1の列と中段の電線貫通孔924−2の列との間、中段の電線貫通孔924−2の列と下段の電線貫通孔924−3の列との間に、それぞれ位置している。弾性材充填部923には弾性材922が充填されている。
ハウジング911のゴムシート収容枠部913にゴムシート920が収容されると、ゴムシート920の外周シール部926がハウジング911のゴムシート収容枠部913の内周面913Aに密着する。このときハウジング911の端子収容室912とゴムシート920の電線貫通孔924とはハウジング911の前後方向で対向している。
ハウジング911のゴムシート収容枠部913に収容されたゴムシート920の電線貫通孔924に、電線930の先端部に接続された端子935を挿入すると、端子935はハウジング911の端子収容室912に収容され、電線930の外周面に電線貫通孔924の内周シール部927が密着する(図20参照)。
特開2010−3522号公報
弾性材充填部923の弾性材922の弾性率が特許文献1に記載されているようにゴムシート本体921の弾性率よりも大きいとすれば、電線貫通孔924に電線930が挿入され、電線貫通孔924の内周シール部927が電線貫通孔924の内径が大きくなる方向へ圧縮されたとき、その圧縮力が、その電線貫通孔924に隣接する、電線930が挿入されていない電線貫通孔924に弾性材922を介して伝播する。その結果、電線930が各電線貫通孔924に順次挿入されるにしたがって、電線930が挿入されていない電線貫通孔924の変形が進むとともに、電線貫通孔924の位置とハウジング911の端子収容室912の位置とのずれが次第に大きくなり、端子935の挿入力が大きくなる。
例えば、まずハウジング911の上段の列の端子収容室912に端子935を挿入し、次に中段の列の端子収容室912に端子935を挿入し、最後に下段の列の端子収容室912に端子935を挿入する場合、中段の列の端子収容室912に端子935を挿入する作業は、上段の列の端子収容室912に端子935を挿入する作業よりも困難になり、下段の列の端子収容室912に端子935を挿入する作業は、中段の列の端子収容室912に端子935を挿入する作業よりも更に困難になる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、シール部材のケーブル通し孔にケーブルを挿入したとき、そのケーブル通し孔に隣接する、ケーブルが挿入されていないケーブル通し孔の変形を抑制するとともに、ケーブル通し孔の位置とハウジングのコンタクト保持用孔の位置とのずれを抑制することができるコネクタを提供することである。
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、コンタクトが挿入される複数のコンタクト保持用孔が設けられたハウジングと、前記ハウジングに収容され、前記コンタクト保持用孔への流体の浸入を阻止するシール部材とを備えるコネクタにおいて、前記シール部材が、前記コンタクトに接続されたケーブルを通す複数のケーブル通し孔が設けられ、前記ハウジングの内周面に密着するシール部材本体部と、前記シール部材本体部に設けられ、前記ケーブル通し孔の間に配置された仕切り部と、前記仕切り部に結合され、前記仕切り部を前記ハウジングに対して位置決めする位置決め部とを有し、前記ケーブル通し孔と前記コンタクト保持用孔とが、前記コンタクト保持用孔に対する前記コンタクトの挿入方向で対向し、前記仕切り部及び前記位置決め部の材料の弾性率が、前記シール部材本体部の材料の弾性率よりも大きいことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、前記仕切り部が、隣接する一方の列の前記ケーブル通し孔と他方の列の前記ケーブル通し孔との間を仕切ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、前記仕切り部が、前記各列の隣接する前記ケーブル通し孔間を仕切ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、前記仕切り部が、隣接する一方の列の前記ケーブル通し孔と他方の列の前記ケーブル通し孔との間を仕切るとともに、前記各列の隣接する前記ケーブル通し孔間を仕切ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングの内周面に対向する前記位置決め部の外面が、前記シール部材本体部の外へ露出していることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載のコネクタにおいて、前記シール部材本体部は、前記仕切り部及び前記位置決め部を保持する本体部と、前記本体部の外周面にその周方向に沿って形成された複数の隆起部とを有し、前記隆起部間に前記位置決め部の外面が露出していることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載のコネクタにおいて、前記位置決め部が矩形の枠状であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記複数のケーブル通し孔に対応する複数のケーブル貫通孔を有し、前記ハウジングに装着されて前記シール部材の前記ハウジングからの脱落を阻止するカバー部材を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、シール部材のケーブル通し孔にケーブルを挿入したとき、そのケーブル通し孔に隣接する、ケーブルが挿入されていないケーブル通し孔の変形を抑制するとともに、ケーブル通し孔の位置とハウジングのコンタクト保持用孔の位置とのずれを抑制することができるコネクタを提供することができる。
この発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタの背面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図2のIV-IV線に沿う断面図である。 図1に示すコネクタの分解斜視図である。 図1に示すコネクタのシール部材の斜視図である。 図6に示すシール部材の正面図である。 図6に示すシール部材の平面図である。 図6に示すシール部材の側面図である。 図7に示すX-X線に沿う断面図である。 図9に示すXI-XI線に沿う断面図である。 図11に示すシール部材の仕切り部及び位置決め部の斜視図である。 図12に示す仕切り部及び位置決め部の正面図である。 図1に示すコネクタに最後のコンタクトを挿入する前の状態を示す斜視図である。 図1に示すコネクタの第1変形例の仕切り部及び位置決め部の正面図である。 図1に示すコネクタの第2変形例の仕切り部及び位置決め部の正面図である。 図1に示すコネクタの第3変形例の仕切り部及び位置決め部の正面図である。 従来の防水コネクタの分解斜視図である。 図18に示すゴムシートのXIX−XIX線に沿う断面図である。 ハウジングにゴムシートを装着した状態で、電線の端子をハウジングの端子収容室に挿入する工程を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図14に基づいてこの発明の一実施形態に係るコネクタを説明する。
図5に示すように、コネクタ1は防水コネクタであり、ハウジング3とシール部材5とリアカバー部材(カバー部材)7とを備える。
図1〜図4に示すように、ハウジング3はフロント部31とリア部32とで構成される。フロント部31は嵌合部311と外殻部312とを有する。嵌合部311は図示しない相手側コネクタの相手側ハウジングに嵌合される。嵌合部311には、複数のコンタクト保持用孔313が上下2列に形成されている。各列のコンタクト保持用孔313はハウジング3の幅方向Wに沿って等間隔に並んでいる。各コンタクト保持用孔313はハウジング3の前後方向(後述するコンタクト2の挿入方向Iと同じ)へ延びる。各コンタクト保持用孔313には、図14に示すケーブル8の先端部に接続されたコンタクト2が挿入される。嵌合部311のコンタクト保持用孔313の内面には、コンタクト保持用孔313に挿入されたコンタクト2に引っ掛かり、コンタクト保持用孔313からのコンタクト2の抜けを阻止するランス314が形成されている。コンタクト保持用孔313内に保持されたコンタクト2は、相手側コネクタの相手側コンタクトを受け容れる。嵌合部311の外周面には相手側コネクタ用シール部材315が装着されている。相手側コネクタ用シール部材315は、相手側ハウジングの内周面と嵌合部311の外周面とに挟まれて圧縮され、相手側ハウジング内及びコンタクト保持用孔313に水(流体)が浸入するのを阻止する。外殻部312は嵌合部311を取り囲んでいる。外殻部312の後端部は嵌合部311の後端部に結合されている。外殻部312の内周面と嵌合部311の外周面との間には、相手側ハウジングを受け容れる受容空間316が形成される。
リア部32は、シール部材収容部321とリアカバー部材収容部322と凹部324とを有する。シール部材収容部321は嵌合部311の後方に位置する。シール部材収容部321内にはシール部材5が収容される。シール部材収容部321の内部空間はコンタクト保持用孔313に通じている。
リアカバー部材収容部322はシール部材収容部321の後方に位置する。リアカバー部材収容部322内にはリアカバー部材7が収容される。リアカバー部材収容部322の内周面には6個の爪323が形成されている(図2、図5参照)。凹部324はリア部32の上部に位置している。
図6〜図11に示すように、シール部材5はシール部材本体部51と仕切り部52と位置決め部53とを有する。
シール部材本体部51は、仕切り部52を保持するほぼ矩形の本体部511と、本体部511の外周面511Aに形成された2個の隆起部512とを有する。2個の隆起部512は外周面511Aに沿って延びている。本体部511と隆起部512とは一体である。シール部材本体部51の材料としては例えばシリコーンゴムが挙げられる。本体部511には上下2列に複数のケーブル通し孔513が形成されている。各列のケーブル通し孔513はハウジング3の幅方向Wに沿って等間隔に並んでいる。ケーブル通し孔513はコンタクト2に接続されたケーブル8が通される。ケーブル通し孔513とコンタクト保持用孔313とは、コンタクト保持用孔313に対するコンタクト2の挿入方向Iで対向する。ケーブル通し孔513の両端部には、コンタクト2をケーブル通し孔513に誘い入れる誘い部514が形成されている。シール部材5を後方から見たときのシール部材本体部51の外周面の形状は、ハウジング3を後方から見たときのシール部材収容部321の内周面の形状と相似形である。
位置決め部53は矩形の枠状であり、上辺部531と下辺部532と右辺部533と左辺部534と第1角部535と第2角部536と第3角部537と第4角部538とを有する。上辺部531と下辺部532とはそれぞれハウジング3の幅方向Wに沿って延びる。右辺部533と左辺部534とはそれぞれハウジング3の上下方向Hに沿って延びる。第1角部535は上辺部531と右辺部533とを結合する。第2角部536は右辺部533と下辺部532とを結合する。第3角部537は下辺部532と左辺部534とを結合する。第4角部538は左辺部534と上辺部531とを結合する。第1角部535〜第4角部538は、シール部材5がシール部材収容部321に収容されたとき、シール部材収容部321の4つの角部にそれぞれ配置される。位置決め部53はシール部材本体部51に埋設されている。位置決め部53の外面53Aは隆起部512間に露出している(図10参照)。
仕切り部52と位置決め部53とは一体である。仕切り部52及び位置決め部53の材料としては、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂が挙げられる。
仕切り部52及び位置決め部53の材料の弾性率は、シール部材本体部51の材料の弾性率よりも大きい。
リアカバー部材7は板状であり、複数の貫通孔(ケーブル貫通孔)71を有する。貫通孔71は上下2列に配置されており、コンタクト2の挿入方向Iでケーブル通し孔513に対向する。貫通孔71にはコンタクト2に接続されたケーブル8が通される。リアカバー部材7の上部には、ハウジング3の凹部324との干渉を避けるための凹部72が形成されている。リアカバー部材7の外周面には、ハウジング3の爪323を収容する6個の爪収容部73が形成されている。
コネクタ1を組み立てるには、まず、シール部材5をハウジング3のシール部材収容部321内に収容する。このとき、シール部材5の隆起部512がハウジング3のシール部材収容部321の内周面に密着する。また、位置決め部53の外面53Aとシール部材収容部321の内周面とはわずかな隙間を介してコンタクト2の挿入方向Iと直交する方向で対向する(図3、図4参照)。位置決め部53の外面53Aとは、シール部材収容部321の内周面と対向する位置決め部53の外側の面である(この実施形態では外周面)。
次に、リアカバー部材7をハウジング3のリアカバー部材収容部322内に収容する。このとき、リアカバー部材7の爪収容部73にハウジング3の爪323が入る。爪収容部73に爪323が入ると、リアカバー部材7はハウジング3に固定され、シール部材5のハウジング3からの脱落が阻止される。
図11〜図13に示すように、仕切り部52は1個の横仕切り部521と5個の縦仕切り部522とで構成されている。横仕切り部521はハウジング3の幅方向Wに沿って延びる。横仕切り部521はシール部材本体部51に埋設され、位置決め部53の右辺部533と左辺部534との間に架け渡されている。縦仕切り部522はハウジング3の上下方向Hに沿って延びる。縦仕切り部522はシール部材本体部51に埋設され、位置決め部53の上辺部531と下辺部532との間に架け渡されている。横仕切り部521は、上の列のケーブル通し孔513と下の列のケーブル通し孔513との間に配置され、上の列のケーブル通し孔513と下の列のケーブル通し孔513との間を仕切る。縦仕切り部522は、横仕切り部521に直交するとともに、上下の各列の隣接するケーブル通し孔513間に配置され、各列の隣接するケーブル通し孔513間を仕切る。
最後に、リアカバー部材7の貫通孔71及びシール部材5のケーブル通し孔513を介してコンタクト2をハウジング3のコンタクト保持用孔313に挿入する。その結果、貫通孔71及びケーブル通し孔513にケーブル8が通される。以上の作業により、コネクタ1の組立が完了する。
シール部材本体部51のケーブル通し孔513にケーブル8が通されると、シール部材本体部51のケーブル通し孔513の内周面の周辺部分がケーブル通し孔513の内径が大きくなる方向へケーブル8によって圧縮され、その圧縮力が、そのケーブル通し孔513に隣接する、ケーブル8が挿入されていないケーブル通し孔513に仕切り部52を介して伝播しようとする。しかし、位置決め部53の外面53Aがシール部材収容部321の内周面に直ちに接触するので、ハウジング3のコンタクト保持用孔313の位置に対する仕切り部52の位置(コンタクト2の挿入方向Iと直交する方向の位置)はほとんど変わらない。これにより、ハウジング3のコンタクト保持用孔313の位置に対して、ケーブル8が挿入されていないケーブル通し孔513の位置はほとんどずれないし、ケーブル通し孔513の形もほとんど変わらない。
コネクタ1の組立が完了したとき、シール部材5の隆起部512がハウジング3のシール部材収容部321の内周面に密着するとともに、ケーブル8の外周面にケーブル通し孔513の内周面が密着しているので、ハウジング3の後方からコンタクト保持用孔313への水の浸入が阻止される。
この実施形態によれば、リアカバー部材7の貫通孔71及びシール部材5のケーブル通し孔513を介してコンタクト2をハウジング3のコンタクト保持用孔313に順次挿入するとき、ハウジング3のコンタクト保持用孔313の位置に対して、ケーブル8が挿入されていないケーブル通し孔513の位置がほとんどずれず、ケーブル通し孔513の形もほとんど変化しないので、ハウジング3のコンタクト保持用孔313へのコンタクト2の挿入力は大きくならず、作業性が向上する。
次に、図15に基づいてこの発明の上述の実施形態の第1変形例を説明する。
上述の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
上述の実施形態と第1変形例とは仕切り部52,152と位置決め部53,153との構造の点で相違する。第1変形例のシール部材本体部(図示せず)の外形は上述の実施形態のシール部材本体部51の外形と同じである。
上述の実施形態では、仕切り部52は横仕切り部521と縦仕切り部522とで構成されているが、第1変形例では、仕切り部152は横仕切り部521だけで構成されている。また、上述の実施形態では、位置決め部53の上辺部531がハウジング3の幅方向Wに沿って第1角部535から第4角部538まで延び、位置決め部53の下辺部532がハウジング3の幅方向Wに沿って第2角部536から第3角部537まで延びているが、第1変形例では、上述の実施形態の位置決め部53の上辺部531と下辺部532とが存在しない。仕切り部152をハウジング3に対して位置決めする位置決め部153の機能は上述の実施形態の位置決め部53の機能と同等である。
第1変形例は上述の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図16に基づいてこの発明の上述の実施形態の第2変形例を説明する。
上述の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
上述の実施形態と第2変形例とは仕切り部52,252と位置決め部53,253との構造の点で相違する。第2変形例のシール部材本体部(図示せず)の外形は上述の実施形態のシール部材本体部51の外形と同じである。
第2変形例では、仕切り部252は縦仕切り部522だけで構成されている。また、第2変形例では、上述の実施形態の位置決め部53の右辺部533と左辺部534とが存在しない。仕切り部252をハウジング3に対して位置決めする位置決め部253の機能は上述の実施形態の位置決め部53の機能と同等である。
第2変形例は上述の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図17に基づいてこの発明の上述の実施形態の第3変形例を説明する。
上述の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
上述の実施形態と第3変形例とは位置決め部53,353の構造の点で相違する。第3変形例のシール部材本体部(図示せず)の外形は上述の実施形態のシール部材本体部51の外形と同じである。
第3変形例では、上述の実施形態の位置決め部53の上辺部531と下辺部532とが存在しない。仕切り部52をハウジング3に対して位置決めする位置決め部353の機能は上述の実施形態の位置決め部53の機能と同等である。
第3変形例は上述の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上述の実施形態等では、シール部材5のケーブル通し孔513及びリアカバー部材7の貫通孔71は、いずれも2列に配置されているが、それらの孔513,71は、ハウジング3のコンタクト保持用孔313の配列に応じて、1列に配置されてもよいし、3列以上の複数列に配置されてもよい。
また、上述の実施形態等では、コネクタ1の構成部品としてリアカバー部材7を採用したが、リアカバー部材7は必ずしも必要ではない。
なお、上述の実施形態等では、シール部材本体部51が2個の隆起部512を有するが、隆起部512は1個でもよいし、3個以上でもよい。
また、上述の実施形態等では、シール部材収容部321の内周面に対向する位置決め部53,153,253,353の外面53Aがシール部材本体部51の外へ露出しているが、位置決め部53,153,253,353の外面53Aは必ずしも露出している必要はない。例えば位置決め部53,153,253,353の外面53Aが薄いシリコーンゴム層で覆われていてもよい。
なお、上述の実施形態等では、本願発明を雌コネクタに適用した場合について述べたが、本願発明を雄コネクタ(図示せず)に適用することもできる。
また、上述の実施形態等では、シール部材5をハウジング3のシール部材収容部321に収容したとき、位置決め部53,153,253,353の外面53Aとシール部材収容部321の内周面とがわずかな隙間を介して対向するように寸法設定したが、シール部材5をハウジング3のシール部材収容部321に収容したとき、位置決め部53,153,253,353の外面53Aとシール部材収容部321の内周面とが互いに接触するように寸法設定してもよい。
なお、上述の実施形態等では、本願発明を防水コネクタに適用した場合について述べたが、本願発明を非防水コネクタ(図示せず)に適用してもよい。
1:コネクタ
2:コンタクト
3:ハウジング
31:フロント部
311:嵌合部
312:外殻部
313:コンタクト保持用孔
314:ランス
315:相手側コネクタ用シール部材
316:受容空間
32:リア部
321:シール部材収容部
322:リアカバー部材収容部
323:爪
324:凹部
5:シール部材
51:シール部材本体部
511:本体部
511A:外周面
512:隆起部
513:ケーブル通し孔
514:誘い部
52,152,252:仕切り部
521:横仕切り部
522:縦仕切り部
53,153,253,353:位置決め部
53A:外面
531:上辺部
532:下辺部
533:右辺部
534:左辺部
535:第1角部
536:第2角部
537:第3角部
538:第4角部
7:リアカバー部材(カバー部材)
71:貫通孔(ケーブル貫通孔)
72:凹部
73:爪収容部
8:ケーブル
W:ハウジングの幅方向
H:ハウジングの上下方向
I:コンタクトの挿入方向

Claims (8)

  1. コンタクトが挿入される複数のコンタクト保持用孔が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記コンタクト保持用孔への流体の浸入を阻止するシール部材と
    を備えるコネクタにおいて、
    前記シール部材が、
    前記コンタクトに接続されたケーブルを通す複数のケーブル通し孔が設けられ、前記ハウジングの内周面に密着するシール部材本体部と、
    前記シール部材本体部に設けられ、前記ケーブル通し孔の間に配置された仕切り部と、
    前記仕切り部に結合され、前記仕切り部を前記ハウジングに対して位置決めする位置決め部とを有し、
    前記ケーブル通し孔と前記コンタクト保持用孔とが、前記コンタクト保持用孔に対する前記コンタクトの挿入方向で対向し、
    前記仕切り部及び前記位置決め部の材料の弾性率が、前記シール部材本体部の材料の弾性率よりも大きい
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、
    前記仕切り部が、隣接する一方の列の前記ケーブル通し孔と他方の列の前記ケーブル通し孔との間を仕切る
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、
    前記仕切り部が、前記各列の隣接する前記ケーブル通し孔間を仕切る
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記複数のケーブル通し孔が複数の列に配置され、
    前記仕切り部が、隣接する一方の列の前記ケーブル通し孔と他方の列の前記ケーブル通し孔との間を仕切るとともに、前記各列の隣接する前記ケーブル通し孔間を仕切る
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングの内周面に対向する前記位置決め部の外面が、前記シール部材本体部の外へ露出している
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記シール部材本体部は、前記仕切り部及び前記位置決め部を保持する本体部と、前記本体部の外周面にその周方向に沿って形成された複数の隆起部とを有し、
    前記隆起部間に前記位置決め部の外面が露出している
    ことを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記位置決め部が矩形の枠状である
    ことを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記複数のケーブル通し孔に対応する複数のケーブル貫通孔を有し、前記ハウジングに装着されて前記シール部材の前記ハウジングからの脱落を阻止するカバー部材を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のコネクタ。
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