JP2016185045A - 電力変換装置 - Google Patents

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太郎 内山
Taro Uchiyama
太郎 内山
岩尾 健一
Kenichi Iwao
健一 岩尾
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Abstract


【課題】リカバリー電流とサージ電圧との双方を抑制する電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置は、チョークコイルと、スイッチ素子と、第1整流素子と、リアクトルと、第2整流素子とを備える。チョークコイルは、入力電圧を充放電する。スイッチ素子は、チョークコイルの充放電を切換える。第1整流素子は、チョークコイルの放電電流を整流する。リアクトルは、放電電流の電流経路上において第1整流素子に直列接続されている。第2整流素子は、リアクトルの一端と他端との間においてリアクトルに並列接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来から、電力変換装置においては、入力電力から所望する出力電力を生成していた。電力変換装置の中には、スイッチ素子としてMOSFETを備えたものもあった。この種の電力変換装置として、例えば、昇降圧チョッパ方式のDC/DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1参照)。昇降圧チョッパ方式のDC/DCコンバータは、例えば、ローサイド側FETとハイサイド側FETとを備える。昇圧動作時においては、ローサイド側FETをオンオフし、ハイサイド側FETを整流素子として用いることで、入力電圧を昇圧した出力電圧を得る。降圧動作時においては、ハイサイド側FETをオンオフし、ローサイド側FETを整流素子として用いることで、入力電圧を降圧した出力電圧を得る。
特開2014−23190号公報
しかし、従来の電力変換装置には、整流素子に大きいリカバリー電流が発生するといった問題があった。とりわけ、整流素子がMOSFETで構成される場合、リカバリー電流はより顕著であった。リカバリー電流は、素子の発熱や回路の変換効率の悪化を招く。このため、リカバリー電流を抑制する必要がある。しかるに、もし、リカバリー電流を抑制するために整流素子に過飽和リアクトルを接続したとしても、過飽和リアクトルのインピーダンスが大きいことで整流素子の整流が妨げられる場合がある。この結果、整流素子に接続されたスイッチ素子にサージ電圧が発生するといった問題が生じる。
そこで、本発明は、リカバリー電流とサージ電圧との双方を抑制する電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電力変換装置は、
入力電力から所望する出力電力を生成する電力変換装置であって、
スイッチ素子と、
前記スイッチ素子がオンするときに前記入力電圧に基づく電流のエネルギーを蓄積し、前記スイッチ素子がオフするときに前記蓄積されたエネルギーに基づく放電電流を流すチョークコイルと、
前記放電電流を整流する第1整流素子と、
前記放電電流の電流経路上において前記第1整流素子に直列接続されたリアクトルと、
前記リアクトルの一端と他端との間において前記リアクトルに並列接続された第2整流素子と、を備える。
前記電力変換装置において、
前記スイッチ素子は、第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードと、第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードとの間に接続され、
前記チョークコイルは、前記第1電圧端子と前記第1ノードとの間または前記第3電圧端子と前記第2ノードとの間に接続され、
前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと第4電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと第4電圧端子との間において、前記第1整流素子に直列接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記スイッチ素子は、第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードと前記第2電圧端子との間、または、第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
前記チョークコイルは、前記第1電圧端子と前記第1ノードとの間または前記第3電圧端子と前記第2ノードとの間に接続され、
前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2ノードとの間において前記第1整流素子に直列接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記スイッチ素子は、第1電圧端子と、前記第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードとの間、または、第3電圧端子と、前記第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードとの間に接続され、
前記チョークコイルは、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に接続され、
前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと前記第4電圧端子との間において、前記第1整流素子に直列接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記スイッチ素子は、第2MOSトランジスタであり、
前記第1整流素子は、第1MOSトランジスタであり、
前記第1MOSトランジスタは、寄生ダイオードの順方向が前記第1ノードから前記第2電圧端子に向かうように前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、または、寄生ダイオードの順方向が前記第4電圧端子から前記第2ノードに向かうように前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
前記第1電圧端子と前記第3電圧端子との間に入力した電圧より高い電圧を前記第2電圧端子と前記第4電圧端子との間から出力する昇圧動作の際に、前記第2MOSトランジスタは、オンおよびオフを繰り返し、前記第1MOSトランジスタは、オフしながら前記寄生ダイオードで電流を流してもよい。
前記電力変換装置において、
前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1整流素子と前記第2電圧端子との間に接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第1整流素子との間に接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記第1整流素子は、前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第1整流素子と前記第4電圧端子との間に接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記第1整流素子は、前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
前記リアクトルは、前記第2ノードと前記第1整流素子との間に接続されていてもよい。
前記電力変換装置において、
前記スイッチ素子は、第1MOSトランジスタであり、
前記第1整流素子は、寄生ダイオードの順方向が前記第2ノードから前記第1ノードに向かう方向である第2MOSトランジスタであり、
前記第2電圧端子と前記第4電圧端子との間に入力した電圧より低い電圧を前記第1電圧端子と前記第3電圧端子との間から出力する降圧動作の際に、前記第1MOSトランジスタは、オンおよびオフを繰り返し、前記第2MOSトランジスタは、オフしながら前記寄生ダイオードで電流を流してもよい。
本発明の一態様に係る電力変換装置は、
入力電力から所望する出力電力を生成する電力変換装置であって、
第1入力ノードと第1出力ノードとの間に接続された第1整流素子と、
前記第1出力ノードと第2入力ノードとの間に接続された第2整流素子と、
前記第1入力ノードと第2出力ノードとの間に接続された第3整流素子と、
前記第2出力ノードと前記第2入力ノードとの間に接続された第4整流素子と、
前記第1入力ノードと前記第2入力ノードとの間において、前記第1および第2整流素子または前記第3および第4整流素子に直列接続された少なくとも1つのリアクトルと、
前記リアクトルの一端と他端との間において前記リアクトルに並列接続された少なくとも1つの第5整流素子と、を備える。
前記電力変換装置において、
前記第1〜第4整流素子は、スイッチ素子であり、
前記スイッチ素子は、スイッチング動作によって前記第1入力ノードと前記第2入力ノードとの間に入力された直流電圧を交流電圧に変換してもよい。
前記電力変換装置において、
前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間に接続された一次巻線と、前記一次巻線に電磁結合する二次巻線とを有するトランスと、
前記二次巻線に接続された整流回路と、を備え、
前記第1整流素子と前記第4整流素子との組および前記第2整流素子と前記第3整流素子との組のうち、一方は、スイッチ素子の組であり、他方は、ダイオードの組であり、
前記スイッチ素子の組は、ともにオンすることで前記一次巻線に電流を流し、
前記ダイオードの組は、前記スイッチ素子の組がオフしたときに前記一次巻線への電流入力を阻止する、請求項11に記載の電力変換装置。
前記電力変換装置において、
前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間に接続された一次巻線と、前記一次巻線に電磁結合する二次巻線とを有するトランスと、
前記二次巻線に接続された整流回路と、を備えてもよい。
本発明の電力変換装置では、チョークコイルの放電電流の電流経路上において第1整流素子に直列接続されたリアクトルによって、第1整流素子のリカバリー電流を抑制することができ、また、リアクトルに並列接続された第2整流素子によって、サージ電圧を抑制することができる。
非絶縁型双方向チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第1の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 図1の電力変換装置1の昇圧動作を示す電流/電圧波形図である。 第1の実施形態の変形例を示す電力変換装置1の回路図である。 図3の電力変換装置1の降圧動作を示す電流/電圧波形図である。 非絶縁型昇圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第2の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 非絶縁型降圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第3の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 非絶縁型バックブースト方式のDC−DCコンバータの態様である第4の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 非絶縁型インバータの態様である第5の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 絶縁型DC−DCコンバータの態様である第6の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。 絶縁型ダブルフォワード方式のDC−DCコンバータの態様である第7の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、非絶縁型双方向チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第1の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
電力変換装置1は、入力電力から所望する出力電力を生成する。具体的には、図1に示すように、電力変換装置1は、第2MOSトランジスタ(MOSFET)Q2と、チョークコイルLと、第1MOSトランジスタ(MOSFET)Q1と、過飽和リアクトル11と、ダイオード12とを備える。第2MOSトランジスタQ2は、スイッチ素子の一例である。第1MOSトランジスタQ1は、第1整流素子の一例である。過飽和リアクトル11は、リアクトルの一例である。リアクトルは、フェライトビーズ等であってもよい。ダイオード12は、第2整流素子の一例である。また、電力変換装置1は、制御回路13と、第1平滑化コンデンサ14と、第2平滑化コンデンサ15とを備える。
第2MOSトランジスタQ2は、第1電圧端子T1と第2電圧端子T2との間の第1ノードN1と、第3電圧端子T3と第4電圧端子T4との間の第1ノードN2との間に接続されている。具体的には、第2MOSトランジスタQ2は、ドレインが第1ノードN1に接続され、ソースが第2ノードN2に接続され、ゲートが制御回路13に接続されたnMOSトランジスタである。第2MOSトランジスタQ2の寄生ダイオードの順方向は、第2ノードN2から第1ノードN1に向かう方向である。第2MOSトランジスタQ2は、pMOSトランジスタであってもよい。第2MOSトランジスタQ2は、制御回路13から入力されたゲート電圧(制御信号)にしたがってオンオフする。
チョークコイルLは、第1電圧端子T1と第1ノードN1との間に接続されている。チョークコイルLは、第2MOSトランジスタQ2がオンするときに、入力電圧に基づく電流のエネルギーを蓄積(充電)する。また、チョークコイルLは、第2MOSトランジスタQ2がオフするときに、蓄積されたエネルギーに基づく放電電流を流す。
第1MOSトランジスタQ1は、第1ノードN1と第2電圧端子T2との間に接続されている。具体的には、第1MOSトランジスタQ1は、ソースが第1ノードN1に接続され、ドレインが過飽和リアクトル11の一端およびダイオード12のアノードに接続され、ゲートが制御回路13に接続されたnMOSトランジスタである。第1MOSトランジスタQ1の寄生ダイオードの順方向は、第1ノードN1から第2電圧端子T2に向かう方向である。第1MOSトランジスタQ1は、pMOSトランジスタであってもよい。第2MOSトランジスタQ2は、チョークコイルLの放電電流を整流する。
過飽和リアクトル11は、チョークコイルLの放電電流の電流経路上において、第1MOSトランジスタQ1に直列接続されている。具体的には、過飽和リアクトル11は、第1ノードN1と第2電圧端子T2との間において、第1MOSトランジスタQ1に直列接続されている。より具体的には、過飽和リアクトル11は、第1MOSトランジスタQ1と第2電圧端子T2との間に接続されている。過飽和リアクトル11は、第1MOSトランジスタQ1のリカバリー電流を抑制する。
ダイオード12は、過飽和リアクトル11の一端と他端との間において過飽和リアクトル11に並列接続されている。ダイオード12の順方向は、第1ノードN1から第2電圧端子T2に向かう方向である。
第1平滑化コンデンサ14は、一端が第1電圧端子T1とチョークコイルLとの間に接続され、他端が第3電圧端子T3と第2ノードN2との間に接続されている。第2平滑化コンデンサ15は、一端が過飽和リアクトル11と第2電圧端子T2との間に接続され、他端が第2ノードN2と第4電圧端子T4との間に接続されている。
以上の構成を有する電力変換装置1の動作例について説明する。
(昇圧動作)
先ず、第1電圧端子T1と第3電圧端子T3との間に入力した電圧より高い電圧を第2電圧端子T2と第4電圧端子T4との間から出力する昇圧動作について説明する。
図2は、図1の電力変換装置1の昇圧動作を示す電流/電圧波形図である。図2において、Vinは、昇圧動作時に第1および第3電圧端子T1、T3間に入力される電圧(入力電圧)である。I_Lは、昇圧動作時にチョークコイルLに流れる電流である。Vgs_Q2は、昇圧動作において第2MOSトランジスタQ2に入力されるゲート電圧(ゲート−ソース間電圧)である。Vgs_Q1は、昇圧動作時における第1MOSトランジスタQ1のゲート電圧である。Vds_Q2は、昇圧動作時における第2MOSトランジスタQ2のドレイン電圧(ドレイン−ソース間電圧)である。Id_Q2は、昇圧動作時に第2MOSトランジスタQ2に流れるドレイン電流(ドレイン−ソース間電流)である。I_Q1は、昇圧動作時に第1MOSトランジスタQ1の寄生ダイオードに流れる電流である。
昇圧動作においては、前提として、第1電圧端子T1と第3電圧端子T3との間に不図示の直流電源を接続し、第2電圧端子T2と第4電圧端子T4との間に不図示の負荷を接続する。
このような前提の下で、制御回路13は、第2MOSトランジスタQ2をオンオフ制御する。具体的には、図2のVgs_Q2に示すように、制御回路13は、第2MOSトランジスタQ2に対して、所定の周期Tごとに所定の印加時間Tonでしきい値電圧Vth以上のゲート電圧Vgs_Q2を入力(印加)する。印加時間Ton(以下、オン時間ともいう)は、周期Tから非印加時間Toff(以下、オフ時間ともいう)を減じた時間である。
ゲート電圧Vgs_Q2が入力されることで、第2MOSトランジスタQ2は、周期Tに従ってオンおよびオフを繰り返す。
具体的には、図2のIds_Q2に示すように、第2MOSトランジスタQ2は、オン時間Tonにオンすることで、第1平滑化コンデンサ14で平滑化された入力電圧Vin(直流電圧)に基づくドレイン電流Ids_Q2を流す。図1に示すように、ドレイン電流Ids_Q2は、第1電圧端子T1(正極)から、チョークコイルLおよび第2MOSトランジスタQ2を経て第3電圧端子T3(負極)に流れる。ドレイン電流Ids_Q2が流れることで、チョークコイルLにエネルギーが蓄えられる。したがって、ドレイン電流Ids_Q2は、オン時間TonにおいてチョークコイルLの電流I_Lと一致する。
また、第2MOSトランジスタQ2は、オフ時間Toffにオフすることで、チョークコイルLに蓄えられたエネルギーを放電させる。
一方、図2のVgs_Q1に示すように、昇圧動作時において、第1MOSトランジスタQ1はオフしたままである。第1MOSトランジスタQ1は、オフしながら寄生ダイオードでチョークコイルLの放電電流I_Q1を流す。電流I_Q1は、オフ時間ToffにおけるチョークコイルLの電流I_Lと一致する。
チョークコイルLの放電電流I_Q1は、第2平滑化コンデンサ15によって平滑化されることで、出力電流Ioutに変換される。出力電流Ioutが第2電圧端子T2に流れ込むことで、第2電圧端子T2と第2電圧端子T4との間(負荷)には、出力電圧が印加される。出力電圧は、入力電圧VinにチョークコイルLの放電電圧を加えた電圧であるため、入力電圧Vinより大きい。したがって、昇圧動作により、入力電圧Vinに対して昇圧された出力電圧が得られる。
ここで、既述したように、オフ時間Toffにおいて、第1MOSトランジスタQ1の寄生ダイオードには、電流I_Q1が流れる。オフ時間Toffが終了すると、再びオン時間TonになってチョークコイルLにエネルギーが蓄えられるため、第1MOSトランジスタQ1(寄生ダイオード)の電圧(印加電圧)が大きく変化するおそれがある。第1MOSトランジスタQ1の電圧が大きく変化することで、第1MOSトランジスタQ1に大きいリカバリー電流が発生するおそれがある。
しかるに、第1の実施形態において、第1MOSトランジスタQ1には、チョークコイルLの放電電流I_Q1の電流経路上において直列に過飽和リアクトル11が接続されている。過飽和リアクトル11が接続されていることで、チョークコイルLの充電開始時における第1MOSトランジスタQ1のリカバリー電流I_Q1_Rを、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる(図2参照)。
一方、過飽和リアクトル11のインピーダンスが大きい場合、チョークコイルLの放電開始時(Toffの開始時)に、過飽和リアクトル11がチョークコイルLの放電電流I_Q1を流せないおそれがある。チョークコイルLの放電電流I_Q1を流せないことで、第2MOSトランジスタQ2に大きいサージ電圧が印加されるおそれがある。
しかるに、第1の実施形態において、過飽和リアクトル11には、ダイオード13が並列接続されている。ダイオード13が並列接続されていることで、チョークコイルLの放電電流I_Q1をダイオード13で流すことができる。これにより、チョークコイルLの放電開始時における第2MOSトランジスタQ2のサージ電圧Vds_Q2_Sを有効に抑制することができる(図2参照)。
したがって、第1の実施形態によれば、昇圧動作時において、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制できる。
(降圧動作)
次に、第2電圧端子T2と第4電圧端子T4との間に入力した電圧より低い電圧を第1電圧端子T1と第3電圧端子T3との間から出力する降圧動作について説明する。降圧動作においては、前提として、第2電圧端子T2と第4電圧端子T4との間に不図示の直流電源を接続し、第1電圧端子T1と第3電圧端子T3との間に不図示の負荷を接続する。
このような前提の下で、制御回路13は、第1MOSトランジスタQ1をオンオフ制御する。第1MOSトランジスタQ1は、オンしたときに、第2平滑化コンデンサ15で平滑化された入力電圧に基づくドレイン電流Ids_Q1を流す(図1参照)。ドレイン電流Ids_Q1は、第2電圧端子T2(正極)から、第1MOSトランジスタQ1およびチョークコイルLを経て第1電圧端子T1に流れる。ドレイン電流Ids_Q1が流れることで、チョークコイルLにエネルギーが蓄えられる。
また、第1MOSトランジスタQ1は、オフしたときに、チョークコイルLに蓄えられたエネルギーを放電させる。
一方、降圧動作時において、第2MOSトランジスタQ2はオフしたままである。第2MOSトランジスタQ2は、オフしながら寄生ダイオードでチョークコイルLの放電電流I_Q2を流す(図1参照)。
チョークコイルLに流れる電流は、第1平滑化コンデンサ14によって平滑化されて第1電圧端子T1に流れ込む。これにより、第1電圧端子T1と第3電圧端子T3との間(負荷)には、出力電圧が印加される。出力電圧は、チョークコイルLの充電時に蓄積されたエネルギーのみに基づく(入力電圧が加わっていない)ので、入力電圧より小さい。したがって、降圧動作により、入力電圧に対して降圧された出力電圧が得られる。また、ダイオード12により、第1MOSトランジスタQ1がオフしたときに過飽和リアクトル11に蓄積されるエネルギーに基づくサージ電圧を、有効に抑制することができる。ダイオード12は、電流を還流して過飽和リアクトル11へのエネルギーの蓄積を抑制することで、サージ電圧を抑制することができる。
以上述べたように、第1の実施形態によれば、昇圧動作時のチョークコイルLの放電電流経路上において第1MOSトランジスタQ1に直列接続された過飽和リアクトル11により、昇圧動作時におけるリカバリー電流を有効に抑制できる。また、過飽和リアクトル11に並列接続されたダイオード12により、第2MOSトランジスタQ2のサージ電圧を有効に抑制することができる。なお、過飽和リアクトル11を、第1ノードN1と第1MOSトランジスタQ1との間に接続してもよい。この場合においても、昇圧動作時においてリカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制できる。
(変形例)
次に、第1の実施形態の変形例として、降圧動作時におけるリカバリー電流およびサージ電圧を抑制する非絶縁型双方向チョッパ方式のDC−DCコンバータについて説明する。なお、本変形例の説明にあたり、図1の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図3は、第1の実施形態の変形例を示す電力変換装置1の回路図である。
図3に示すように、本変形例の電力変換装置1は、図1の電力変換装置1に対して、過飽和リアクトル11およびダイオード12の位置が異なる。具体的には、本変形例において、過飽和リアクトル11は、第1ノードN1と第2ノードN2との間において、第2MOSトランジスタQ2に直列接続されている。具体的には、過飽和リアクトル11は、一端が第1ノードN1に接続され、他端が第2MOSトランジスタQ2のドレインに接続されている。なお、図1と異なり、本変形例(図3)では、第1MOSトランジスタQ1ではなく、第2MOSトランジスタQ2が、チョークコイルLの放電電流を整流する第1整流素子として機能する。また、本変形例では、第2MOSトランジスタQ2ではなく、第1MOSトランジスタQ1が、スイッチ素子として機能する。
図1の電力変換装置1が昇圧動作時におけるリカバリー電流およびサージ電圧を抑制するのに対して、本変形例の電力変換装置1は、降圧動作時におけるリカバリー電流およびサージ電圧を抑制する。以下、このような本変形例の電力変換装置1の動作例について説明する。
図4は、図3の電力変換装置1の降圧動作を示す電流/電圧波形図である。図4において、Vinは、降圧動作時における第2および第4電圧端子T2、T4間への入力電圧である。I_Lは、降圧動作時にチョークコイルLに流れる電流である。Vgs_Q2は、降圧動作時における第2MOSトランジスタQ2のゲート電圧である。Vgs_Q1は、降圧動作時における第1MOSトランジスタQ1のゲート電圧である。Vds_Q1は、降圧動作時における第1MOSトランジスタQ1のドレイン電圧である。Id_Q1は、降圧動作時に第1MOSトランジスタQ1に流れるドレイン電流である。I_Q2は、降圧動作時に第2MOSトランジスタQ2の寄生ダイオードに流れる電流である。
降圧動作時において、制御回路13は、第1MOSトランジスタQ1に対して、所定の周期Tおよび印加時間Ton(オン時間)で、しきい値電圧Vth以上のゲート電圧Vgs_Q1を印加する(図4参照)。ゲート電圧Vgs_Q1が印加されることで、第1MOSトランジスタQ1はオンおよびオフを繰り返す。
図4のIds_Q1に示すように、第1MOSトランジスタQ1は、オンしたときに、第2平滑化コンデンサ15によって平滑化された入力電圧Vinに基づくドレイン電流Ids_Q1を流す。ドレイン電流Ids_Q1が流れることで、チョークコイルLにエネルギーが蓄えられる。ドレイン電流Ids_Q1は、オン時間TonにおけるチョークコイルLの電流I_Lと一致する。
また、第1MOSトランジスタQ1は、オフしたときに、チョークコイルLに蓄えられたエネルギーを放電させる。
一方、図4のVgs_Q2に示すように、降圧動作時において、第2MOSトランジスタQ2はオフしたままである。第2MOSトランジスタQ2は、オフしながら寄生ダイオードでチョークコイルLの放電電流I_Q2を流す。
チョークコイルLの放電電流I_Q2は、第1平滑化コンデンサ14によって平滑化されることで、出力電流Ioutに変換される。出力電流Ioutが第1電圧端子T1に流れ込むことで、入力電圧Vinに対して降圧された出力電圧が得られる。
ここで、既述したように、図4のオフ時間Toffにおいて、第2MOSトランジスタQ2には電流I_Q2が流れる。オフ時間Toffが終了すると、再びオン時間TonになってチョークコイルLにエネルギーが蓄えられるため、第2MOSトランジスタQ2(寄生ダイオード)の電圧が大きく変化するおそれがある。第2MOSトランジスタQ2の電圧が大きく変化することで、第2MOSトランジスタQ2に大きいリカバリー電流が発生するおそれがある。
しかるに、本変形例において、第2MOSトランジスタQ2には、チョークコイルLの放電電流I_Q2の電流経路上において直列に過飽和リアクトル11が接続されている。
過飽和リアクトル11が接続されていることで、チョークコイルLの充電開始時における第2MOSトランジスタQ2のリカバリー電流I_Q2_Rを、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる(図4参照)。
一方、過飽和リアクトル11のインピーダンスが大きい場合、チョークコイルLの放電開始時(Toffの開始時)に、過飽和リアクトル11がチョークコイルLの放電電流I_Q2を流せないおそれがある。チョークコイルLの放電電流I_Q2を流せないことで、第1MOSトランジスタQ1に大きいサージ電圧が印加されるおそれがある。
しかるに、本変形例において、過飽和リアクトル11には、ダイオード12が並列接続されている。ダイオード12が並列接続されていることで、チョークコイルLの放電電流I_Q2をダイオード12で流すことができる。これにより、チョークコイルLの放電開始時における第1MOSトランジスタQ1のサージ電圧Vds_Q1_Sを有効に抑制することができる(図4参照)。
したがって、本変形例によれば、降圧動作時において、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制できる。
なお、過飽和リアクトル11を、第2MOSトランジスタQ2と第2ノードN2との間に接続してもよい。この場合においても、降圧動作時においてリカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制できる。
また、図3の電力変換装置1と図1の電力変換装置1とを組み合わせ、第1ノードN1と第2電圧端子T2との間において第1MOSトランジスタQ1に直列接続された第1の過飽和リアクトル11と、第1ノードN1と第2ノードN2との間において第2MOSトランジスタQ2に直列接続された第2の過飽和リアクトル11とを設けてもよい。また、これにあわせて、第1の過飽和リアクトル11に並列接続された第1のダイオード12と、第2の過飽和リアクトル11に並列接続された第2のダイオード12とを設けてもよい。
このような構成によれば、第1の過飽和リアクトル11および第1のダイオード12によって、昇圧動作時におけるリカバリー電流およびサージ電圧を抑制でき、また、第2の過飽和リアクトル11および第2のダイオード12によって、降圧動作時におけるリカバリー電流およびサージ電圧を抑制できる。
以上述べたように、第1の実施形態の変形例によれば、降圧動作時において、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態として、非絶縁型昇圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第2の実施形態の説明にあたり、第1の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図5は、非絶縁型昇圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第2の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
図5に示すように、第2の実施形態の電力変換装置1は、図1の電力変換装置1に対して、昇圧動作のみを行う構成である点が異なる。具体的には、第2の実施形態の電力変換装置1は、図1の電力変換装置1に対して、第1MOSトランジスタQ1の代わりにダイオードDを備える点が異なる。
図5に示すように、ダイオードDは、順方向が第1ノードD1から第2電圧端子T2に向かうように、過飽和リアクトル11と第2電圧端子T2との間に接続されている。具体的には、ダイオードDのアノードは、過飽和リアクトル11の一端およびダイオード12のカソードに接続されている。ダイオードDのカソードは、第2平滑化コンデンサ15の一端および第2電圧端子T2に接続されている。
図5に示すように、第2の実施形態の電力変換装置1は、第2MOSトランジスタQ2がオンしたときに流れる電流Ids_Q2でチョークコイルLにエネルギーを蓄え、第2MOSトランジスタQ2がオフしたときに流れるチョークコイルLの放電電流I_Dを、ダイオードで流す。
第2の実施形態において、ダイオードDには、チョークコイルLの放電電流I_Dの電流経路上において直列に過飽和リアクトル11が接続されている。過飽和リアクトル11が接続されていることで、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流を、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる。
また、第1の実施形態と同様に、チョークコイルLの放電開始時における第2MOSトランジスタQ2のサージ電圧を有効に抑制することができる。
なお、第2の実施形態において、ダイオードDを第1ノードN1と過飽和リアクトル11との間に接続してもよい。また、チョークコイルLを第3電圧端子T3と第2ノードN2との間に接続してもよい。また、過飽和リアクトル11を第2ノードN2と第4電圧端子T4との間に接続するとともに、順方向が第4電圧端子T4から第2ノードN2に向かうダイオード12を、過飽和リアクトル11に並列接続してもよい。この場合、ダイオードDは、第2ノードN2と過飽和リアクトル11との間に接続してもよく、または、過飽和リアクトル11と第4電圧端子T4との間に接続してもよい。これらの場合においても、図5の構成と同様に、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流と、チョークコイルLの放電開始時における第2MOSトランジスタQ2のサージ電圧とを有効に抑制することができる。
以上述べたように、第2の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制した昇圧動作が可能である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態として、非絶縁型降圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第3の実施形態の説明にあたり、第1の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図6は、非絶縁型降圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの態様である第3の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
図6に示すように、第3の実施形態の電力変換装置1は、図3の電力変換装置1に対して、降圧動作のみを行う構成である点が異なる。具体的には、第3の実施形態の電力変換装置1は、図3の電力変換装置1に対して、第2MOSトランジスタQ2の代わりにダイオードDを備える点が異なる。
具体的には、図6に示すように、ダイオードDは、アノードが過飽和リアクトル11の一端およびダイオード12のカソードに接続され、カソードが第1ノードN1に接続されている。
図6に示すように、第3の実施形態の電力変換装置1は、第1MOSトランジスタQ1がオンしたときに流れる電流Ids_Q1によってチョークコイルLにエネルギーを蓄え、第1MOSトランジスタQ1がオフしたときに流れるチョークコイルLの放電電流I_Dを、ダイオードDで整流する。
第3の実施形態において、ダイオードDには、チョークコイルLの放電電流I_Dの電流経路上において直列に過飽和リアクトル11が接続されている。過飽和リアクトル11が接続されていることで、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流を、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる。
また、図3の構成と同様に、ダイオード12により、チョークコイルLの放電開始時における第1MOSトランジスタQ1のサージ電圧を有効に抑制することができる。
なお、第3の実施形態において、ダイオードDを過飽和リアクトル11と第2ノードN2との間に接続してもよい。また、チョークコイルLを第3電圧端子T3と第2ノードN2との間に接続してもよい。また、第1MOSトランジスタQ1を第2ノードN2と第4電圧端子T4との間に接続してもよい。これらの場合においても、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流およびチョークコイルLの放電開始時における第1MOSトランジスタQ1のサージ電圧を有効に抑制することができる。
以上述べたように、第3の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制した降圧動作が可能である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態として、非絶縁型バックブースト方式のDC−DCコンバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第4の実施形態の説明にあたり、第1の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図7は、非絶縁型バックブースト方式のDC−DCコンバータの態様である第4の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
第4の実施形態の電力変換装置1は、第1の実施形態の電力変換装置1に対して、入力電圧の極性を反転した直流電圧(負電圧)を出力する点が異なる。
具体的には、第4の実施形態において、チョークコイルLは、第1ノードN1と第2ノードN2との間に接続されている。また、スイッチ素子としての第1MOSトランジスタQ1は、第1電圧端子T1と第1ノードN1との間に接続されている。具体的には、第1MOSトランジスタQ1は、ドレインが第1電圧端子T1に接続され、ソースが第1ノードN1に接続されている。また、第1整流素子としてのダイオードDは、第2ノードN2と第4電圧端子T4との間に接続されている。具体的には、ダイオードDは、アノードが過飽和リアクトル11の一端およびダイオード12のカソードに接続され、カソードが第4電圧端子T4に接続されている。過飽和リアクトル11は、第2ノードN2と第4電圧端子T4との間において、ダイオードDに直列接続されている。
図7に示すように、第4の実施形態の電力変換装置1は、第1MOSトランジスタQ1がオンしたときに流れる電流Ids_Q1でチョークコイルLにエネルギーを蓄え、第1MOSトランジスタQ1がオフしたときに流れるチョークコイルLの放電電流I_Dを、ダイオードDで整流する。
第4の実施形態において、ダイオードDには、チョークコイルLの放電電流I_Dの電流経路上において直列に過飽和リアクトル11が接続されている。過飽和リアクトル11が接続されていることで、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流を、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる。
また、第1の実施形態と同様に、ダイオード12により、チョークコイルLの放電開始時における第1MOSトランジスタQ1のサージ電圧を有効に抑制することができる。
なお、第4の実施形態において、ダイオードDを過飽和リアクトル11と第2ノードN2との間に接続してもよい。また、第1MOSトランジスタQ1を第3電圧端子T3と第2ノードN2との間に接続してもよい。これらの場合においても、チョークコイルLにエネルギーを蓄え始める時におけるダイオードDのリカバリー電流およびチョークコイルLの放電開始時における第1MOSトランジスタQ1のサージ電圧を有効に抑制することができる。
以上述べたように、第4の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制した負電源を構成できる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態として、非絶縁型インバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第5の実施形態の説明にあたり、第1の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図8は、非絶縁型インバータの態様である第5の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
第5の実施形態の電力変換装置1は、第1の実施形態の電力変換装置1に対して交流電圧を出力する点が異なる。
具体的には、図8に示すように、第5の実施形態の電力変換装置1は、第1整流素子の一例である第1MOSトランジスタQ1と、第2整流素子の一例である第2MOSトランジスタQ2と、第3整流素子の一例である第3MOSトランジスタQ3と、第4整流素子の一例である第4MOSトランジスタQ4とを備える。第1〜第4MOSトランジスタQ1〜Q4は、いずれも導電型がn型である。第1〜第4MOSトランジスタQ1〜Q4は、ブリッジ回路を構成している。各MOSトランジスタQ1〜Q4は、不図示の制御回路によってオンオフ制御される。
第1MOSトランジスタQ1は、第1電圧端子T1に接続された第1入力ノードNin1と、第2電圧端子T2に接続された第1出力ノードNout1との間に接続されている。具体的には、第1MOSトランジスタQ1は、ドレインが第1入力ノードNin1側に接続され、ソースが第1出力ノードNout1に接続されている。第2MOSトランジスタQ2は、第1出力ノードNout1と、第3電圧端子T3に接続された第2入力ノードNin2との間に接続されている。具体的には、第2MOSトランジスタQ2は、ドレインが第1出力ノードNout1に接続され、ソースが第2入力ノードNin2に接続されている。第3MOSトランジスタQ3は、第1入力ノードNin1と、第4電圧端子T4に接続された第2出力ノードNout2との間に接続されている。具体的には、第3MOSトランジスタQ3は、ドレインが第1入力ノードNin1に接続され、ソースが第2出力ノードNout2に接続されている。第4MOSトランジスタQ4は、第2出力ノードNout2と第2入力ノードNin2との間に接続されている。具体的には、第4MOSトランジスタQ4は、ドレインが第2出力ノードNout2に接続され、ソースが第2入力ノードNin2に接続されている。
そして、過飽和リアクトル11は、第1入力ノードNin1と第1出力ノードNout1との間において第1MOSトランジスタQ1に直列接続されている。具体的には、過飽和リアクトル11は、第1入力ノードNin1と第1MOSトランジスタQ1のドレインとの間に接続されている。また、ダイオード12は、アノードが第1MOSトランジスタQ1のドレインに接続され、カソードが第1入力ノードNin1に接続されている。
また、図8に示すように、第1出力ノードNout1と第2電圧端子T2との間には、第1インダクタL1が接続されている。また、第2出力ノードNout2と第4電圧端子T4との間には、第2インダクタL2が接続されている。
図8に示すように、第5の実施形態では、第2および第3MOSトランジスタQ2、Q3がオフし、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4がオンしたときに、第1の電流I1が流れる。第1の電流I1は、第1MOSトランジスタQ1、第1インダクタL1、電圧端子T2、T4間の不図示の負荷、第2インダクタL2および第4MOSトランジスタQ4の順に流れる。
一方、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4がオフして第2および第3MOSトランジスタQ2、Q3がオンしたときに、第2の電流I2が流れる。第2の電流I2は、第3MOSトランジスタQ3、第2インダクタL2、負荷、第1インダクタL1および第2MOSトランジスタQ2の順に流れる。
このように、第1の電流I1と第2の電流I2とを交互に流すことで、第2および第4電圧端子T2、T4間に交流電圧が印加される。
第5の実施形態において、第1MOSトランジスタQ1には、過飽和リアクトル11が直列接続されている。過飽和リアクトル11が接続されていることで、第1MOSトランジスタQ1がオフしたときの第1MOSトランジスタQ1のリカバリー電流(第1の電流I1と逆方向の電流)を、過飽和リアクトル11の定電流特性によって有効に抑制することができる。
また、ダイオード12により、第1MOSトランジスタQ1がオフしたときに過飽和リアクトル11に蓄積されるエネルギーに基づくサージ電圧を、有効に抑制することができる。ダイオード12は、電流を還流して過飽和リアクトル11へのエネルギーの蓄積を抑制することで、サージ電圧を抑制することができる。
なお、第5の実施形態において、過飽和リアクトル11を、第1出力ノードNout1と第2入力ノードNin2との間において第2MOSトランジスタQ2に直列接続してもよい。また、過飽和リアクトル11を、第1入力ノードNin1と第2出力ノードNout2との間において第3MOSトランジスタQ3に直列接続してもよい。また、過飽和リアクトル11を、第2出力ノードNout2と第4MOSトランジスタQ4との間において第4MOSトランジスタQ4に直列接続してもよい。これらの場合においても、MOSトランジスタのオンオフによるリカバリー電流およびサージ電圧を有効に抑制することができる。
また、第5の実施形態において、不図示の制御回路は、第1〜第4MOSトランジスタQ1〜Q4の少なくとも1つをソフトスイッチングさせてもよい。ソフトスイッチングには、インダクタL1、L2やコンデンサ15に蓄えたエネルギーを利用してもよい。MOSトランジスタQ1〜Q4をソフトスイッチングさせることで、スイッチングロスを低減することができる。
以上述べたように、第5の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制した逆変換が可能である。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態として、絶縁型DC−DCコンバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第6の実施形態の説明にあたり、第5の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図9は、絶縁型DC−DCコンバータの態様である第6の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
第6の実施形態の電力変換装置1は、第5の実施形態の電力変換装置1に対して、第1および第2インダクタL1、L2に代えてトランスTRおよび二次側の整流回路17を有する点が異なる。
第6の実施形態では、第1〜第4MOSトランジスタQ1〜Q4のスイッチング動作によって、トランスTRの一次巻線W1に交流電圧が印加される。一次巻線W1に印加された交流電圧は、トランスTRによって変圧され、二次巻線W2から二次側の整流回路17に入力される。整流回路17に入力された交流電圧は、整流回路17によって直流電圧に変換される。
第6の実施形態においては、第5の実施形態と同様に、第1MOSトランジスタQ1に直列接続された過飽和リアクトル11と、過飽和リアクトル11に並列接続されたダイオード12とによって、MOSトランジスタのオンオフによるリカバリー電流およびサージ電圧を有効に抑制できる。
したがって、第6の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制したDC−DC変換が可能である。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態として、絶縁型ダブルフォワード方式のDC−DCコンバータの態様の電力変換装置1について説明する。なお、第7の実施形態の説明にあたり、第6の実施形態の電力変換装置1に対応する構成部については、同一の符号を用いて重複した説明を省略する。図10は、絶縁型ダブルフォワード方式のDC−DCコンバータの態様である第7の実施形態の電力変換装置1を示す回路図である。
第7の実施形態の電力変換装置1は、第6の実施形態の電力変換装置1に対して、第2および第3MOSトランジスタQ2、Q3に代えて第1および第2ダイオードD1、D2を備える点が異なる。第1および第2ダイオードD1、D2は、トランスTRに溜まった磁気エネルギーをリセットするためのリセットダイオードである。また、第7の実施形態の電力変換装置1は、第6の実施形態の電力変換装置1に対して、2つの過飽和リアクトル(第1および第2の2つの過飽和リアクトル11_1、11_2)と2つのダイオード12(第1および第2のダイオード12_1、12_2)とを備える点も異なる。また、第7の実施形態では、二次側の整流回路17の構成が特定されている。具体的には、整流回路17は、二次巻線W2以外の構成として、第3ダイオードD3、第4ダイオードD4、チョークコイルLおよび平滑化コンデンサCを備えている。
第1ダイオードD1は、アノードが第2入力ノードNin2に接続され、カソードが第1の過飽和リアクトル11_1の一端および第1のダイオード12_1のアノードに接続されている。第2ダイオードD2は、アノードが第2出力ノードNout2に接続され、カソードが第2の過飽和リアクトル11_2の一端および第2のダイオード12_2のアノードに接続されている。
第1の過飽和リアクトル11_1は、第1出力ノードNout1と第2入力ノードNin2との間において第1ダイオードD1に直列接続されている。第1のダイオード12_1は、第1の過飽和リアクトル11に並列接続されている。第2の過飽和リアクトル11_2は、第1入力ノードNin1と第2出力ノードNout2との間において第2ダイオードD2に直列接続されている。第2のダイオード12_2は、第2の過飽和リアクトル11に並列接続されている。
第3ダイオードD3は、アノードが二次巻線W2の一端に接続され、カソードがチョークコイルLの一端および第4ダイオードD4のカソードに接続されている。チョークコイルLの他端は、平滑化コンデンサCの一端に接続されている。第4ダイオードD4のアノードは、二次巻線W2の他端および平滑化コンデンサCの他端に接続されている。また、平滑化コンデンサCの一端には第2電圧端子T2が、他端には第4電圧端子T4がそれぞれ接続されており、両電圧端子T2、T4間には負荷Rが接続されている。
第7の実施形態において、不図示の制御回路は、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4を同時にオンオフする。
第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4がオンしたときに、第1MOSトランジスタQ1、一次巻線W1および第4MOSトランジスタQ4の順に、電流Ion_1が流れる。一次巻線W1には、電流Ion_1に基づくエネルギーが蓄えられる。また、一次巻線W1に電流Ion_1が流れることで、二次側の回路17には、二次巻線W2の誘導起電力に基づく電流Ion_2が流れる。電流Ion_2は、第3ダイオードD3およびチョークコイルLを経て負荷Rに流れる。このとき、チョークコイルLには、電流Ion_2に基づくエネルギーが蓄えられる。また、負荷Rの両端(端子T2、T4間)の電圧は、平滑化コンデンサCによって直流電圧へと平滑化される。
一方、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4がオフしたときに、一次側の回路には、第1および第2ダイオードD1、D2を介して、一次巻線W1に蓄積されたエネルギーに基づく電流Ioff_1が流れる。電流Ioff_1によって、トランスTRに溜まった磁気エネルギーをリセットすることができる。また、このとき、二次側の回路17には、チョークコイルLに蓄えられたエネルギーに基づく電流(放電電流)Ioff_2が、負荷Rへと流れる。このようにして、負荷Rには、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4がオンするときもオフするときも、直流電圧が供給される。
ここで、MOSトランジスタQ1、Q4がオンしたときに、ダイオードD1、D2の電流変化が大きくなることで、ダイオードD1、D2に大きいリカバリー電流が発生する恐れがある。しかるに、第7の実施形態では、ダイオードD1、D2と直列の過飽和リアクトル11_1、11_2によって、リカバリー電流を有効に抑制できる。また、過飽和リアクトル11_1、11_2のインピーダンスに起因したサージ電圧を、過飽和リアクトル11_1、11_2と並列のダイオード12_1、12_2によって有効に抑制することができる。なお、第1および第4MOSトランジスタQ1、Q4に代えて第1および第2ダイオードD1、D2を設けるとともに、第1および第2ダイオードD1、D2に代えて第2および第3MOSトランジスタQ2、Q3を設けてもよい。この場合においても、MOSトランジスタQ2、Q3のオンにともなうダイオードD1、D2のリカバリー電流を、過飽和リアクトル11_1、11_2によって有効に抑制できる。また、過飽和リアクトル11_1、11_2のインピーダンスに起因したサージ電圧を、ダイオード12_1、12_2によって有効に抑制することができる。
したがって、第7の実施形態によれば、リカバリー電流とサージ電圧との双方を有効に抑制したDC‐DC変換が可能である。
上述した実施形態は、あくまで一例であって、発明の範囲を限定するものではない。発明の要旨を逸脱しない限度において、上述した実施形態に対して種々の変更を行うことができる。変更された実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 電力変換装置
L チョークコイル
Q1 第1MOSトランジスタ
Q2 第2MOSトランジスタ
11 過飽和リアクトル
12 ダイオード
ここで、既述したように、オフ時間Toffにおいて、第1MOSトランジスタQ1の寄生ダイオードには、電流I_Q1bが流れる。オフ時間Toffが終了すると、再びオン時間TonになってチョークコイルLにエネルギーが蓄えられるため、第1MOSトランジスタQ1(寄生ダイオード)の電(印加電)が大きく変化するおそれがある。第1MOSトランジスタQ1の電が大きく変化することで、第1MOSトランジスタQ1に大きいリカバリー電流が発生するおそれがある。
ここで、既述したように、図4のオフ時間Toffにおいて、第2MOSトランジスタQ2には電流I_Q2dが流れる。オフ時間Toffが終了すると、再びオン時間TonになってチョークコイルLにエネルギーが蓄えられるため、第2MOSトランジスタQ2(寄生ダイオード)の電が大きく変化するおそれがある。第2MOSトランジスタQ2の電が大きく変化することで、第2MOSトランジスタQ2に大きいリカバリー電流が発生するおそれがある。

Claims (14)

  1. 入力電力から所望する出力電力を生成する電力変換装置であって、
    スイッチ素子と、
    前記スイッチ素子がオンするときに前記入力電圧に基づく電流のエネルギーを蓄積し、前記スイッチ素子がオフするときに前記蓄積されたエネルギーに基づく放電電流を流すチョークコイルと、
    前記放電電流を整流する第1整流素子と、
    前記放電電流の電流経路上において前記第1整流素子に直列接続されたリアクトルと、
    前記リアクトルの一端と他端との間において前記リアクトルに並列接続された第2整流素子と、を備える、電力変換装置。
  2. 前記スイッチ素子は、第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードと、第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードとの間に接続され、
    前記チョークコイルは、前記第1電圧端子と前記第1ノードとの間または前記第3電圧端子と前記第2ノードとの間に接続され、
    前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと第4電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと第4電圧端子との間において、前記第1整流素子に直列接続された、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチ素子は、第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードと前記第2電圧端子との間、または、第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
    前記チョークコイルは、前記第1電圧端子と前記第1ノードとの間または前記第3電圧端子と前記第2ノードとの間に接続され、
    前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2ノードとの間において前記第1整流素子に直列接続された、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記スイッチ素子は、第1電圧端子と、前記第1電圧端子と第2電圧端子との間の第1ノードとの間、または、第3電圧端子と、前記第3電圧端子と第4電圧端子との間の第2ノードとの間に接続され、
    前記チョークコイルは、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に接続され、
    前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間または前記第2ノードと前記第4電圧端子との間において、前記第1整流素子に直列接続された、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記スイッチ素子は、第2MOSトランジスタであり、
    前記第1整流素子は、第1MOSトランジスタであり、
    前記第1MOSトランジスタは、寄生ダイオードの順方向が前記第1ノードから前記第2電圧端子に向かうように前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、または、寄生ダイオードの順方向が前記第4電圧端子から前記第2ノードに向かうように前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
    前記第1電圧端子と前記第3電圧端子との間に入力した電圧より高い電圧を前記第2電圧端子と前記第4電圧端子との間から出力する昇圧動作の際に、前記第2MOSトランジスタは、オンおよびオフを繰り返し、前記第1MOSトランジスタは、オフしながら前記寄生ダイオードで電流を流す、請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1整流素子と前記第2電圧端子との間に接続された、請求項2に記載の電力変換装置。
  7. 前記第1整流素子は、前記第1ノードと前記第2電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1ノードと前記第1整流素子との間に接続された、請求項2に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1整流素子は、前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第1整流素子と前記第4電圧端子との間に接続された、請求項2に記載の電力変換装置。
  9. 前記第1整流素子は、前記第2ノードと前記第4電圧端子との間に接続され、
    前記リアクトルは、前記第2ノードと前記第1整流素子との間に接続された、請求項2に記載の電力変換装置。
  10. 前記スイッチ素子は、第1MOSトランジスタであり、
    前記第1整流素子は、寄生ダイオードの順方向が前記第2ノードから前記第1ノードに向かう方向である第2MOSトランジスタであり、
    前記第2電圧端子と前記第4電圧端子との間に入力した電圧より低い電圧を前記第1電圧端子と前記第3電圧端子との間から出力する降圧動作の際に、前記第1MOSトランジスタは、オンおよびオフを繰り返し、前記第2MOSトランジスタは、オフしながら前記寄生ダイオードで電流を流す、請求項3に記載の電力変換装置。
  11. 入力電力から所望する出力電力を生成する電力変換装置であって、
    第1入力ノードと第1出力ノードとの間に接続された第1整流素子と、
    前記第1出力ノードと第2入力ノードとの間に接続された第2整流素子と、
    前記第1入力ノードと第2出力ノードとの間に接続された第3整流素子と、
    前記第2出力ノードと前記第2入力ノードとの間に接続された第4整流素子と、
    前記第1入力ノードと前記第2入力ノードとの間において、前記第1および第2整流素子または前記第3および第4整流素子に直列接続された少なくとも1つのリアクトルと、
    前記リアクトルの一端と他端との間において前記リアクトルに並列接続された少なくとも1つの第5整流素子と、を備える、電力変換装置。
  12. 前記第1〜第4整流素子は、スイッチ素子であり、
    前記スイッチ素子は、スイッチング動作によって前記第1入力ノードと前記第2入力ノードとの間に入力された直流電圧を交流電圧に変換する、請求項11に記載の電力変換装置。
  13. 前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間に接続された一次巻線と、前記一次巻線に電磁結合する二次巻線とを有するトランスと、
    前記二次巻線に接続された整流回路と、を備え、
    前記第1整流素子と前記第4整流素子との組および前記第2整流素子と前記第3整流素子との組のうち、一方は、スイッチ素子の組であり、他方は、ダイオードの組であり、
    前記スイッチ素子の組は、ともにオンすることで前記一次巻線に電流を流し、
    前記ダイオードの組は、前記スイッチ素子の組がオフしたときに前記一次巻線への電流入力を阻止する、請求項11に記載の電力変換装置。
  14. 前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間に接続された一次巻線と、前記一次巻線に電磁結合する二次巻線とを有するトランスと、
    前記二次巻線に接続された整流回路と、を備える請求項12に記載の電力変換装置。
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