JP2016183328A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 導電性繊維にマトリクス樹脂が含浸してなるプリプレグであって、
   少なくとも導電性繊維からなる導電性繊維層の片面または両面に、少なくともマトリクス樹脂からなる樹脂層が存在し、
   導電材が樹脂に２０〜９５体積％の体積占有率で分散してなる導電領域を有し、
   前記導電領域が少なくとも樹脂層に存在し、
   導電領域の樹脂が、他の領域のマトリクス樹脂と連続相をなし、
   かつ、面方向の断面積に占める導電領域の面積が、１％以下であることを特徴とするプリプレグ。
2. 前記導電領域が、厚み方向に連続して存在する請求項１に記載のプリプレグ。
3. 前記導電領域の体積固有抵抗が、マトリクス樹脂の他の領域の１０００分の１以下である請求項１または２に記載のプリプレグ。
4. 前記導電領域が、導電材がマトリクス樹脂に分散してなる導電領域である請求項１〜３のいずれか１項に記載のプリプレグ。
5. 導電材が、最小径が用いる導電性繊維の繊維径よりも小さい導電材である請求項１〜４のいずれか１項に記載のプリプレグ。
6. プリプレグ全体に占める導電材の添加量が、１質量％以下である請求項１〜５のいずれか１項に記載のプリプレグ。
7. 導電領域がマトリクス樹脂に占める体積占有率が、５体積％以下である請求項１〜６のいずれか１項に記載のプリプレグ。
8. 導電性繊維にマトリクス樹脂が含浸してなる繊維強化複合材料であって、
   少なくとも導電性繊維とマトリクス樹脂からなる導電性繊維層が積層されてなる層間に、少なくともマトリクス樹脂からなる樹脂層が存在し、
   導電材が樹脂に２０〜９５体積％の体積占有率で分散してなる導電領域を有し、
   前記導電領域が少なくとも樹脂層に存在し、
   導電領域の樹脂が、他の領域のマトリクス樹脂と連続相をなし、
   かつ、面方向の断面積に占める導電領域の面積が、１％以下であることを特徴とする繊維強化複合材料。
9. マトリクス樹脂組成物からなる樹脂フィルムを導電性繊維基材に積層し、マトリクス樹脂組成物を導電性繊維基材に一体化させるプリプレグの製造方法であって、
   前記樹脂フィルムが、マトリクス樹脂組成物からなるフィルムの一部に導電材が、硬化可能な樹脂に分散した導電材ペーストとして局在した導電材局在樹脂フィルムであることを特徴とするプリプレグの製造方法。
10. マトリクス樹脂組成物を導電性繊維基材に一体化させるプリプレグの製造方法であって、
    導電性繊維基材が、あらかじめ表面の一部に導電材が、硬化可能な樹脂に分散した導電材ペーストとして局在した導電性繊維基材であることを特徴とするプリプレグの製造方法。