JP2016183252A - 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及び物品 - Google Patents
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Abstract
Description
(i)微細凹凸構造の反転構造を表面に有するスタンパを用い、熱可塑性樹脂を射出成形又はプレス成形して、熱可塑性樹脂成形体の表面に微細凹凸構造を転写する方法;
(ii)微細凹凸構造の反転構造を表面に有するスタンパと透明基材との間に、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填し、活性エネルギー線の照射によって硬化させた後、スタンパを剥離して、硬化物に微細凹凸構造を転写する方法;及び
(iii)前記スタンパと透明基材との間に、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した後、スタンパを剥離して、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に微細凹凸構造を転写し、その後、活性エネルギー線の照射によって活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を硬化させる方法。
(1)ウレタンアクリレート等のアクリレートオリゴマーと離型剤を必須成分とする光硬化性樹脂組成物(特許文献3);
(2)エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン等の反応性希釈剤、光重合開始剤及びフッ素系界面活性剤から構成される光硬化性樹脂組成物(特許文献4);及び
(3)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート、光重合開始剤及びポリエーテル変性シリコーンオイル等のレベリング剤を含む紫外線硬化性樹脂組成物(特許文献1)。
重合性成分(P)が、重合性成分(P)の全体量100質量%に対して、
炭素数6以上アルカンジオールを原料とするアルカンジオールジ(メタ)アクリレートである重合性成分(A)50〜100質量%、
シリコーン(メタ)アクリレート及びアルキル(メタ)アクリレートの少なくとも一方である重合性成分(B)0〜50質量%、及び
分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートである重合性成分(C)0〜50質量%、を含み、
光重合開始剤(E)の含有率が、重合性成分(P)の全体量100質量部に対して、0.01〜10質量部である、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が提供される。
重合性成分(P)が、重合性成分(P)の全体量100質量%に対して、
炭素数7以上のアルカンジオールを原料とするアルカンジオールジ(メタ)アクリレートである重合性成分(A)1〜100質量%、
シリコーン(メタ)アクリレート及びアルキル(メタ)アクリレートの少なくとも一方である重合性成分(B)0〜50質量%、及び
分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートである重合性成分(C)0〜50質量%、を含み、
光重合開始剤(E)の含有率が、重合性成分(P)の全体量100質量部に対して、0.01〜10質量部である、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が提供される。
重合性成分(A)の含有率が50〜99.5質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0.5〜50質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が0〜49.5質量%であることが好ましい。
重合性成分(A)の含有率が50〜90質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0〜40質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が10〜50質量%であることが好ましく、
重合性成分(A)の含有率が50〜89.5質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0.5〜40質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が10〜49.5質量%であることがより好ましい。
重合性成分(A)は、本発明の実施形態による活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物に対して、耐擦傷性向上、耐候性向上、基材密着性向上の効果がある。例えば、基材密着性に関しては、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂に有効である。また、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の相溶性向上や低粘度化の効果を得ることもできる。
重合性成分(B)は、本発明の実施形態による活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物に対して、撥水性や防汚性の付与や耐擦傷性向上の効果がある。
シリコーン(メタ)アクリレートは、シリコーン骨格を有する(メタ)アクリレートである。以下、本発明に好適なシリコーン(メタ)アクリレートについていくつか例を挙げて具体的に説明する。
重合性成分(B)として用いるアルキル(メタ)アクリレートは、硬化物の撥水性と耐擦傷性を向上させる点から、アルキル基が比較的長いものが好ましい。具体的には、アルキル基の炭素数は8〜22が好ましく、12〜18がより好ましい。アルキル基は直鎖でも分岐でも良い。アルキル基は長すぎると結晶性が高まって液状での取り扱いが困難になり、短すぎると揮発性が問題になる場合がある。アルキル(メタ)アクリレートの具体的な例としては、(イソ)オクチル(メタ)アクリレート、(イソ)デシル(メタ)アクリレート、(イソ)ラウリル(メタ)アクリレート、(イソ)セチル(メタ)アクリレート、(イソ)ステアリル(メタ)アクリレート、(イソ)ベヘニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの中では、撥水性付与と取扱い性の点で、イソステアリル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
重合性成分(B)の含有割合が0.5質量%以上の場合、例えば、重合性成分(A)50〜99.5質量%、重合性成分(B)0.5〜50質量%、重合性成分(C)0〜49.5質量%に設定でき、また、重合性成分(A)50〜89.5質量%、重合性成分(B)0.5〜40質量%、重合性成分(C)10〜49.5質量%に設定できる。
重合性成分(B)の含有割合が1質量%以上の場合、例えば、重合性成分(A)50〜99質量%、重合性成分(B)1〜50質量%、重合性成分(C)0〜49質量%に設定でき、また、重合性成分(A)50〜89質量%、重合性成分(B)1〜40質量%、重合性成分(C)10〜49質量%に設定できる。
重合性成分(C)は、3個以上の(メタ)アクリロイル基)を有する多官能(メタ)アクリレートである。重合性成分(C)により、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物の硬さを調節でき、耐擦傷性を向上させることができる。重合性成分(C)は、分子量あたりの(メタ)アクリロイル基の数が多いほど硬化物に硬さを付与できる。また、分子量がより小さいものや分子内にメチル基を有するものが重合性成分(B)等の他の重合性成分との相溶性に優れる。逆に、ポリエーテル構造を有するものは重合性成分(B)等の他の重合性成分との相溶性や耐候性が劣る場合がある。
その他の重合性成分(D)は、重合性成分(P)中の他の重合性成分との共重合性を有する重合性官能基を有し、且つ重合性成分(A)、(B)、(C)に属さないものである。重合性成分(D)が有する重合性の官能基はラジカル重合性のものが好ましく、例えば、メタクリロイル基、アクリロイル基、アクリルアミド基、ビニルエーテル基、ビニル基等を挙げることができる。重合性成分(D)で付与することができる機能としては、例えば、基材密着性、希釈性、撥水性、親水性、帯電防止性、滑り性、レベリング性、耐擦傷性、耐候性、発光性、蛍光性、発色性、導電性、屈折率調整、酸化防止などが挙げられる。
光重合開始剤(E)は、活性エネルギー線を照射することで開裂し、重合反応を開始させるラジカルを発生する化合物である。活性エネルギー線としては、装置コストや生産性の点から、紫外線が好ましい。
内部離型剤(F)としては、例えば、(ポリ)オキシアルキレンアルキルリン酸化合物、フッ素含有化合物、シリコーン系化合物、長鎖アルキル基を有する化合物、ポリアルキレンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー(テフロンは登録商標)等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの中でも、(ポリ)オキシアルキレンアルキルリン酸化合物を主成分とするものが好ましい。
内部離型剤(F)の含有率は、重合性成分(P)の全体量100質量部に対して、0.01〜2.0質量部の範囲に設定することができる。十分な離型効果を得る点から、0.05質量部以上が好ましく、0.1質量部以上がより好ましい。内部離型剤(F)の含有率が大きすぎると、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物から内部離型剤(F)が分離したり析出したりする場合や、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物から内部離型剤(F)がブリードする場合がある。内部離型剤(F)の含有率は、2.0質量部以下が好ましく、1.0質量部以下がより好ましい。
(HO)3−n(O=)P[−O−(R2O)m−R1]n (3)
(R1は、アルキル基であり、R2は、アルキレン基であり、mは1〜20の整数であり、nは1〜3の整数である。)
その他の成分(G)は、必要に応じて添加される成分で、上記の重合性成分(P)、光重合開始剤(E)、内部離型剤(F)以外の成分である。その他の成分(G)は、難燃助剤、可塑剤、界面活性剤、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、重合禁止剤、紫外線吸収剤、充填剤、密着性付与剤、着色剤、強化剤、無機フィラー、耐衝撃性改質剤などを含む。その他、ラジカル重合性の官能基を有さないオリゴマーやポリマー、微量の有機溶媒等を含んでいてもよい。
本発明の実施形態による樹脂組成物(X)は、スタンパにより微細凹凸構造を形成して硬化させる場合、スタンパの表面の微細凹凸構造への流れ込みやすさの点から、適度な粘度を有することが好ましい。25℃における回転式B型粘度計で測定した、樹脂組成物の粘度は10000mPa・s以下が好ましく、より好ましくは5000mPa・s以下であり、更に好ましくは2000mPa・s以下である。なお、樹脂組成物が、25℃における粘度が10000mPa・s以上であっても、加温により上記範囲の粘度とすることによりスタンパに接触可能であるならば、好適に用いることができる。この場合、樹脂組成物の70℃における回転式B型粘度計での粘度が、5000mPa・s以下であることが好ましく、2000mPa・s以下であることがより好ましい。また、樹脂組成物の粘度が10mPa・s以上であれば、スタンパとの接触が可能であり、微細凹凸構造を表面に有する硬化物を形成することができる。
本発明の実施形態による樹脂組成物(X)は、重合及び硬化させて成形品とすることができる。そのような成形品として、特に微細凹凸構造を表面に有する微細凹凸構造体は極めて有用である。このような微細凹凸構造体を用いた物品(微細凹凸構造を有する物品)としては、例えば、基材と、表面に微細凹凸構造を有する硬化樹脂層(微細凹凸構造体)を有するものを挙げることができる。
微細凹凸構造層の厚みは、例えば0.5〜100μmの範囲、好ましくは1〜50μmの範囲に設定できる。
微細凹凸構造体の製造方法としては、例えば、(1)微細凹凸構造の反転構造が形成されたスタンパと基材との間に樹脂組成物を配し、活性エネルギー線の照射により樹脂組成物を硬化して、スタンパの凹凸形状を転写し、その後スタンパを剥離する方法、(2)樹脂組成物にスタンパの凹凸形状を転写してからスタンパを剥離し、その後活性エネルギー線を照射して樹脂組成物を硬化する方法等が挙げられる。これらの中でも、微細凹凸構造の転写性、表面組成の自由度の点から、(1)の方法が特に好ましい。この方法は、連続生産が可能なベルト状ロール状のスタンパを用いる場合に特に好適であり、生産性に優れた方法である。
スタンパは、微細凹凸構造体の表面に形成する微細凹凸構造の反転構造を表面に有するものである。スタンパの材料としては、金属(表面に酸化皮膜が形成されたものを含む。)、石英、ガラス、樹脂、セラミックス等が挙げられる。スタンパの形状としては、ロール状、円管状、平板状、シート状等が挙げられる。
このようなスタンパと基材との間に、樹脂組成物(X)を供給し配値する。スタンパと基材間に樹脂組成物を配置する方法としては、例えば、スタンパと基材間に樹脂組成物を配置した状態でスタンパと基材とを押圧することで、成型キャビティーへ樹脂組成物を注入することができる。
このようにして得られる微細凹凸構造体は、その表面にスタンパの微細凹凸構造が鍵と鍵穴の関係で転写され、高い耐擦傷性を備えている。また、撥水性を有し、汚染物の付着防止効果を兼ね備えることができる。このような微細凹凸構造体は、連続的な屈折率の変化によって優れた反射防止性能を発現でき、反射防止フィルムや、立体形状の成形品の反射防止膜として好適である。
微細凹凸構造体の作製に用いられるスタンパとしては、前述の通り、陽極酸化ポーラスアルミナで作製されたものが有用である。以下に、スタンパの作製方法として、アルミニウム基板の表面に、所定形状の複数の微細細孔を陽極酸化により形成する方法を、図2の工程図を用いて説明する。
工程(a)は、アルミニウム基材30を、定電圧下、電解液中で陽極酸化して、アルミニウム基材の表面に酸化皮膜を形成する工程である。
アルミニウム基材は、純度99%以上のアルミニウムを用いることが好ましく、より好ましくは純度99.5%以上、更に好ましくは純度99.8%以上である。アルミニウムの純度が高いと、陽極酸化したとき、不純物の偏析による可視光を散乱する大きさの凹凸構造が形成され難く、また、陽極酸化で形成される細孔が規則的に形成される。アルミニウム基材の形状は、ロール状、円管状、平板状、シート状等の所望の形状でよく、微細凹凸構造体を連続的なフィルムやシートとして得る場合はロール状とすることが好ましい。
工程(b)は、酸化皮膜を除去して、工程(a)において酸化皮膜に形成された細孔31部分に対応するようにアルミニウム基材の表面に陽極酸化の細孔発生点を形成する工程である。すなわち、工程(a)で形成された酸化皮膜32を除去すると、細孔31部分に対応する位置のアルミニウム基材表面に凹部33が形成されている。
この凹部33を陽極酸化の細孔発生点にすることにより規則的に配列した細孔を発生させることができる。酸化皮膜の除去には、アルミニウムを溶解せず、酸化皮膜を選択的に溶解する溶液を用いる。このような溶液としては、例えば、クロム酸/リン酸混合液等がある。
工程(c)は、アルミニウム基材を再度陽極酸化し、細孔発生点に酸化皮膜を形成することにより、細孔を形成する工程である。すなわち、工程(b)において酸化皮膜を除去したアルミニウム基材30を再度陽極酸化して、円柱状の細孔35を有する酸化皮膜34を形成する。陽極酸化は、工程(a)と同様の条件で行うことができる。陽極酸化の時間を長くするほど深い細孔を得ることができる。
工程(d)は、細孔の径を拡大させる工程である。すなわち、再度陽極酸化したアルミニウム基材を、酸化皮膜を溶解する溶液に浸漬して細孔35の径を拡大させる(以下「細孔径拡大処理」という)。
酸化皮膜を溶解する溶液として、例えば、5質量%程度のリン酸水溶液等を用いることができる。細孔径拡大処理の時間を長くするほど、細孔径を拡大することができるので、目的とする形状に応じて、処理時間を設定する。
工程(e)は、細孔径拡大処理後のアルミニウム基材を再び陽極酸化する工程である。アルミニウム基材を再び陽極酸化すると、酸化皮膜34が厚くなるのに伴い、細孔35の深さが伸張される。なお、陽極酸化は工程(a)(及び工程(c))と同様の条件で行うことができる。陽極酸化の時間を長くするほど細孔を深く形成できる。
工程(f)は、工程(d)と工程(e)を繰り返し行い、細孔35の径拡大と伸張を反復する工程である。この工程により、直径が開口部から深さ方向に連続的に減少する形状の細孔35を有する酸化皮膜34が形成され、その結果、複数の微細細孔を有する陽極酸化アルミナがアルミニウム基材の表面に形成されたスタンパ20を得ることができる。工程(f)の最後は工程(d)で終わることが好ましい。
本発明のインプリント用原料は、本発明の樹脂組成物を含むものであれば、特に制限されるものではなく、樹脂組成物をそのまま用いることができるが、目的とする成形品に応じて、各種添加剤を含有させることも可能である。
微細凹凸構造を表面に有する物品は、例えば、図3に示す製造装置を用いて、連続的に製造することができる。
本発明の実施形態による微細凹凸構造を有する物品は、微細凹凸構造の耐擦傷性が高く、優れた撥水性を有するため、反射防止物品(反射防止フィルム、反射防止膜等)、光導波路、レリーフホログラム、レンズ、偏光分離素子等の光学物品、また撥水フィルム、としての用途展開が期待でき、特に反射防止物品と撥水フィルムとしての用途に適している。
[1.硬化性液の外観]
硬化性液(活性エネルギー線硬化性樹脂組成物)の外観は、透明なガラス瓶(容量20mL)に硬化性液を10mL入れ、室温23℃の条件下で蛍光灯にかざして濁りが無いかを目視で観察し、以下の指標により評価した。
○:全く濁りが無く、透明である。
×:濁りがある。
磨耗試験機(新東科学社製、製品名:HEiDON TRIBOGEAR TYPE−30S)を用い、物品の表面に置かれた2cm角にカットしたスチールウール(日本スチールウール社製、製品名:ボンスター#0000)に100g(25gf/cm2=0.245N/cm2)の荷重をかけ、往復距離:30mm、ヘッドスピード:平均100mm/秒にて10回往復させ、物品の表面の外観を評価した。外観評価に際しては、2.0mm厚の黒色アクリル板(三菱レイヨン社製、製品名:アクリライト)の片面に物品を貼り付け、屋内で蛍光灯にかざして目視で観察し、以下の指標により評価した。
A:擦傷部分の中で確認できる傷が10本未満である。
B:擦傷部分の中で確認できる傷が10本以上50本未満である。
C:擦傷部分の中で確認できる傷が50本以上。もしくは擦傷部分が白く曇って見える。
自動接触角計(協和界面科学社製、製品名:DM−501)を用い、物品の表面にイオン交換水を1μL滴下し、接触角を測定した。接触角の測定は3点で実施し、その平均値を採用した。
陽極酸化ポーラスアルミナからなるスタンパの一部の縦断面を1分間Pt蒸着し、電界放出形走査電子顕微鏡(日本電子社製、製品名:JSM−7400F)により加速電圧3.00kVで観察し、隣り合う細孔の間隔(周期)及び細孔の深さを測定した。具体的にはそれぞれ10点ずつ測定し、その平均値を測定値とした。
純度99.99質量%、電解研磨した厚さ2mmのφ65mmアルミニウム円盤をアルミニウム基材として用いた。
このアルミニウム円盤について、0.3Mシュウ酸水溶液中で、直流40V、温度16℃の条件で6時間陽極酸化を行った。
工程(b):
酸化皮膜が形成されたアルミニウム円盤を、6質量%リン酸/1.8質量%クロム酸混合水溶液に3時間浸漬して、酸化皮膜を除去した。
工程(c):
酸化皮膜を除去したアルミニウム円盤について、0.3Mシュウ酸水溶液中、直流40V、温度16℃の条件で30秒間陽極酸化を行った。
酸化皮膜が形成されたアルミニウム円盤を、32℃の5質量%リン酸水溶液に8分間浸漬して、細孔径拡大処理を行った。
工程(e):
この処理後のアルミニウム円盤について、0.3Mシュウ酸水溶液中、直流40V、温度16℃の条件で30秒間陽極酸化を行った。
前記工程(d)および工程(e)を合計で5回繰り返し、細孔の平均間隔(周期):100nm、深さ:200nmの略円錐形状の細孔を有する陽極酸化アルミナが表面に形成されたモールド(スタンパ)を得た。
実施例及び比較例で用いた、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)に含まれる重合性成分(A)、重合性成分(B)、重合性成分(C)、その他の重合性成分(D)、光重合開始剤(E)、内部離型剤(F)は、下記の表1のとおりである。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)として、表2に示す組成の樹脂を調製した。この活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を微細凹凸構造転写用スタンパの表面に数滴垂らし、ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製、製品名:A4300、厚さ:50μm)で押し広げながら被覆した。その後、フィルム側から無電極タイプのUVランプ(ヘレウス社製、Dバルブ)を用いて365nmの波長で測定した積算光量が1000mJ/cm2になるように紫外線を照射して、樹脂組成物を硬化させた。フィルムごと硬化樹脂層をスタンパから離型して、凸部の平均間隔w1:100nm、高さd1:200nmの微細凹凸構造を表面に有する物品を得た。評価結果を表2に示す。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)を表2に示したものに変更した以外は、実施例1と同様に、微細凹凸構造を表面に有する物品を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)を表3に示したものに変更した以外は、実施例1と同様に、微細凹凸構造を表面に有する物品を作製し、評価した。評価結果を表3に示す。
実施例1〜8の物品は、重合性成分(A)を使用した効果として、優れた耐スチールウール擦傷性を発揮した。さらに、実施例4〜8の物品は、重合性成分(B)を使用した効果として、優れた撥水性を示した。また、実施例1〜8の硬化性液(活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X))の外観はいずれも透明であった。
11 基材
12 表層(樹脂硬化層)
13、13b 凸部
13a 凸部の頂点
14 凹部
14a 凹部の底点
15 コーティング層
W1 隣り合う凸部の間隔
d1 凹部の底点から凸部の頂点までの垂直距離
20 スタンパ
30 アルミニウム基材
31 細孔
32 酸化皮膜
33 細孔発生点
34 酸化皮膜
35 細孔
40 微細凹凸構造を有する物品
41 ロール状スタンパ
42 基材
43 タンク
44 硬化樹脂層
45 空気圧シリンダ
46 ニップロール
47 剥離ロール
48 活性エネルギー線照射装置
Claims (18)
- 重合性成分(P)と光重合開始剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性樹脂組成物であって、
重合性成分(P)が、重合性成分(P)の全体量100質量%に対して、
炭素数6以上のアルカンジオールを原料とするアルカンジオールジ(メタ)アクリレートである重合性成分(A)50〜100質量%、
シリコーン(メタ)アクリレート及びアルキル(メタ)アクリレートの少なくとも一方である重合性成分(B)0〜50質量%、及び
分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートである重合性成分(C)0〜50質量%、を含み、
光重合開始剤(E)の含有率が、重合性成分(P)の全体量100質量部に対して、0.01〜10質量部である、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 重合性成分(P)と光重合開始剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性樹脂組成物であって、
重合性成分(P)が、重合性成分(P)の全体量100質量%に対して、
炭素数7以上のアルカンジオールを原料とするアルカンジオールジ(メタ)アクリレートである重合性成分(A)1〜100質量%、
シリコーン(メタ)アクリレート及びアルキル(メタ)アクリレートの少なくとも一方である重合性成分(B)0〜50質量%、及び
分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートである重合性成分(C)0〜50質量%、を含み、
光重合開始剤(E)の含有率が、重合性成分(P)の全体量100質量部に対して、0.01〜10質量部である、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 重合性成分(A)の含有率が50〜99.5質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0.5〜50質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が0〜49.5質量%である、請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 重合性成分(B)のシリコーン(メタ)アクリレートが、非オキシアルキレン化シリコーン(メタ)アクリレートである、請求項1から3のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 重合性成分(B)のアルキル(メタ)アクリレートが、アルキル基の炭素数が8〜22のアルキル(メタ)アクリレートである、請求項1から5のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 重合性成分(A)の含有率が50〜90質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0〜40質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が10〜50質量%である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 重合性成分(A)の含有率が50〜89.5質量%であり、
重合性成分(B)の含有率が0.5〜40質量%であり、
重合性成分(C)の含有率が10〜49.5質量%である、請求項3記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 内部離型剤(F)を含む、請求項1から8のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 内部離型剤(F)が、(ポリ)オキシアルキレンアルキルリン酸化合物である、請求項9記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 請求項1から10のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を含むインプリント用原料。
- 請求項1から10のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む物品。
- 前記硬化物として、基材上に形成された硬化樹脂層を含む、請求項12記載の物品。
- 前記硬化物の表面に複数の凸部からなる微細凹凸構造を有する、請求項12又は13記載の物品。
- 前記微細凹凸構造は、隣り合う凸部同士の平均間隔が400nm以下である請求項14記載の物品。
- ディスプレイ部材である、請求項12から15のいずれかに記載の物品。
- 反射防止物品である、請求項12から16のいずれかに記載の物品。
- 撥水フィルムである、請求項12から15のいずれかに記載の物品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015064075A JP6686284B2 (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む物品 |
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