JP2016182992A - 運搬バッグ及び農産物排出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】農産物を損傷させることなく運搬し、運搬した農産物を効率的に選果場の入荷コンベヤ又は選果コンベヤへ搬入する。【解決手段】運搬バッグ110を、底部12、上部開口部16及び側部14−1等を有する袋体18と、袋体18の底部12上に配置される底板20と、底板20の周辺に沿った方向に袋体18に形成された1本の底排出口と、底排出口に連続し底排出口から上部開口部16に向かって延びる2本の側部排出口24と、2本の側部排出口24に各々設けられた排出ファスナーと、を備えて構成した。【選択図】図11

Description

本発明は、農場で収穫した農産物を収納、運搬及び排出を行う運搬バッグ及び農産物排出方法に関する。
従来、農場において収穫された西瓜(農産物)は、作業者の手作業により、直接トラックの荷台に複数個積載されて選果場まで運搬されていた。選果場においては、運搬された西瓜は、選果コンベヤによって選果工程へ搬送され、等級毎に振り分けられ、等級毎に出荷用の包装箱に収納されて出荷されていた。
ここで、選果コンベヤは、工場内に設置されている。このため、選果場へ運搬した西瓜をトラックの荷台上から選果コンベヤ上に移転していく場合、トラックを工場内に乗り入れてトラックを選果コンベヤに隣接させ、西瓜をトラックの荷台上から直接選果コンベヤ上に移転していく必要があった。
ところが、工場の出入り口及び工場内のスペースには限りがある。そこで、一のトラックから西瓜を選果コンベヤへ手作業により1個ずつ移転している時は、西瓜を積載した他のトラックは、工場の外の待機スペースで時間待ちする必要があった。このため、西瓜を複数のトラックから選果コンベヤへ移転する効率が悪かった。
そこで、図19に示すように、選果場200には、工場外202から工場内203の選果コンベヤ204へ通じる入荷コンベヤ206が設置されるに至った。入荷コンベヤ206が設置された選果場200においては、西瓜208を積載した複数のトラックが略同時に到着したとしても、スペースに余裕のある工場外202で複数のトラックが入荷コンベヤ206に隣接し、各トラックの荷台上から略同時に、西瓜208が入荷コンベヤ206上へ手作業により移転されていく。入荷コンベヤ206上に移転された西瓜208は、選果コンベヤ204へ移転され、選果工程へ搬送される。
しかし、従来のトラックによる選果場への西瓜の運搬作業によれば、トラックの荷台に複数個の西瓜を直接載置して運搬するため、西瓜が荷台上で転がり西瓜と西瓜がぶつかり、西瓜が損傷することがあった。また、選果場まで運搬された西瓜を入荷コンベヤへ載置していく従来の入荷作業によれば、作業者の手作業によって西瓜1個ずつについて行っていく必要があるため、手間がかかり効率が悪かった。
本発明は、農産物を損傷させることなく運搬し、運搬した農産物を効率的に選果場の入荷コンベヤ又は選果コンベヤへ搬入できる運搬バッグ及び農産物排出方法を提供することを目的とする。
本発明の運搬バッグは、農産物を収納して運搬するための運搬バッグであり、底部、側部及び上部開口部を有する袋体と、前記袋体の底部に配置され、前記農産物が積載される底板と、前記底板の周辺に沿った方向に前記袋体に形成された底排出口と、前記底排出口に設けられた排出ファスナーと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の運搬バッグは、前記運搬バッグにおいて、前記底排出口に連続し該底排出口から前記上部開口部に向かって延びる方向に前記袋体に形成された側部排出口を備えたことを特徴とする。
また、本発明の運搬バッグは、前記運搬バッグにおいて、前記袋体の側部に沿って配置され、前記上部開口部を上にした状態に該袋体を起立させる骨格部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の運搬バッグは、前記運搬バッグにおいて、前記底板と略平行に前記袋体の側部に固定された棒状の補強部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の運搬バッグは、前記運搬バッグにおいて、前記上部開口部から下に向かって延びる方向に前記袋体に形成された搬入割れ目と、前記搬入割れ目に設けられた搬入ファスナーと、を備えたことを特徴とする。
本発明の農産物排出方法は、前記運搬バッグを使用して行う農産物搬出方法であって、一端が他端よりも低い底板部を有する傾斜台を排出場に設置するステップと、前記運搬バッグの前記第一割れ目を前記底板部の一端に隣接させて、該運搬バッグを該底板部上に載置するステップと、前記排出ファスナーを開くステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の運搬バッグによれば、開閉具によって側部排出口を閉じた状態で、袋体の上部開口部から複数の農産物を入れて収納し、トラックの荷台に載置して選果場に運搬することができる。このため、農産物がトラックの荷台の上で転がることがなく、農産物を損傷させることなく運搬することができる。
しかも、本発明の運搬バッグ及び農産物排出方法によれば、複数の農産物を収納して選果場に運搬し、選果場の選果コンベヤに隣接させて位置決めし、又は選果コンベヤの上に位置決めし、袋体内の農産物が側部排出口から排出され得るように底部及び底板を傾斜させ、側部排出口を開くことにより、袋体内に収納した農産物の全てを選果コンベヤ上に排出させることができる。このため、選果場まで運搬された農産物を、効率的に選果コンベヤ上へ載置していくことができる。
本発明に係る運搬バッグを示す斜視図である。 図1の運搬バッグの排出ファスナーを開けた状態を示す斜視図である。 図1の運搬バッグとともに使用する傾斜台を示す図であり、同図(a)は正面図であり、同図(b)は右側面図であり、同図(c)は右側面断面図である。 図1の運搬バッグに西瓜を収納する状態を示す右側面図である。 図1の運搬バッグを傾斜台に載置する状態を示す右側面図である。 図1の運搬バッグを傾斜台に載置した状態を示す右側面図である。 図1の運搬バッグから西瓜を排出する状態を示す右側面図である。 図1の運搬バッグを折り畳んで運搬する状態を示す右側面図である。 本発明に係る運搬バッグの他の実施形態を示す斜視図である。 図9の運搬バッグの排出ファスナーを開けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る運搬バッグの更に他の実施形態を示す斜視図である。 図11の運搬バッグの排出ファスナーを開けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る運搬バッグの更に他の実施形態を示す斜視図である。 図13の運搬バッグの使用状態を示す右側面図である。 本発明に係る運搬バッグの更に他の実施形態を示す正面図である。 図15の運搬バッグの平面図である。 図15の運搬バッグの使用状態を示す正面図である。 図15の運搬バッグの使用状態を示す右側面図である。 従来の選果場を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図面において、符号10は本発明の運搬バッグを示す。
運搬バッグ10は、図1及び図2に示すように、長方形等の矩形の底部12、上部開口部16及び4枚の側部14(14−1,14−2,14−3,14−4)を有する袋体18と、袋体18の底部12に配置され、西瓜(農産物)が積載される底板20と、を備えている。また、底板20の周辺に沿った方向に袋体18に形成された1本の底排出口22と、底排出口22に連続し底排出口22から上部開口部16に向かって延びる2本の側部排出口24と、2本の側部排出口24に各々設けられた排出ファスナー(開閉具)26と、を備えている。
さらに、運搬バッグ10は、図1及び図2に示すように、袋体18の側部14の裏面に上下方向が長手方向となるように配置され、上部開口部16を上にした状態に袋体18を起立させる骨格部材28と、底板20と略平行に袋体18の側部14に固定された棒状の補強部材30と、を備えている。また、上部開口部16から下に向かって延びる方向に袋体18に形成された2本の搬入割れ目32と、2本の搬入割れ目32に各々設けられた搬入ファスナー34と、を備えている。
袋体18は、折り畳み可能なように、織布又は不織布等から構成されている。また、袋体18は、織布又は不織布等自体の補強のために、正面側の側部14−1、右側面側の側部14−2、左側面側の側部14−4及び背面側の側部14−3の表面に、上下方向に延びる縦補強帯36及び横方向に延びる横補強帯38が縫合されている。
また、袋体18は、右側面側の及び左側面側の縦補強帯36には、運搬バッグ10をフォークリフト等によって吊り上げるための吊紐40が連続している。
底板20は、袋体18に収納する複数の西瓜の重量による負荷を受けても変形又は破損しない木材、樹脂又はクッション材から構成されている。底板20は、袋体18に収納する複数の西瓜の重量に応じて強度や厚みを変更するために交換できるように、上部開口部16から袋体18内に入れた後、袋体18の底部12上に配置できることが好ましい。また、底板20は、長方形等の矩形の底部12に対応して、長方形等の矩形を有する。
底排出口22は、正面側の側部14−1において、底板20に沿った方向に略一直線に延びている。底排出口22は、変形しない底板20に沿った方向に略一直線に延びるため、連続する排出ファスナー26を開けなければ、拡幅することはなく、袋体18内の西瓜が外へ出てしまうことがなく、開閉具(ファスナー)は設けられていない。
2本の側部排出口24は、底排出口22の両端に連続し、これら両端から、正面側の側部14−1の上下方向中間部まで延びている。
2本の側部排出口24に各々設けられた排出ファスナー26は、スライダー42が最下端に位置する場合に全て閉じ、スライダー42を最上端にスライドさせた場合に全て開くファスナーである。排出ファスナー26が設けられた側部排出口24が底排出口22の両端に連続しているため、2本の排出ファスナー26を開けることにより、正面側の側部14−1の略下半分14−1−bが外へ揺動して、袋体18に図2に示す側部開口部23が形成され得る状態となる。
骨格部材28は、棒状部材であり、複数本準備され、袋体18の中で右側面側の側部14−2、背面側の側部14−3、及び左側面側の側部14−4の裏面に固定され、上下方向を長手方向とする帯状袋44に、上から出し入れ可能に収納されている。全ての骨格部材28を帯状袋44から抜き出すことにより、袋体18を折り畳むことができる。
補強部材30は、変形しない金属から構成され、袋体18の中で正面側の側部14−1、右側面側の側部14−2、背面側の側部14−3、及び左側面側の側部14−4に固定され、骨格部材28とともに、袋体18を直方体形状に維持できるように構成されている。袋体18を直方体形状に維持することにより、袋体18を立設させるラックを使用しないでトラックの荷台に載置することができ、トラックによる運搬が容易となる。なお、補強部材30の固定は、結束バンド(インシュロック)又は針金を袋体18に通し、補強部材30に巻いて結束することにより行われる。
右側面側の側部14−2、背面側の側部14−3、及び左側面側の側部14−4に固定された補強部材30は一体的にコの字形状に連続し、袋体18の平面視において長方形を維持できる。なお、正面側の側部14−1、右側面側の側部14−2、背面側の側部14−3、及び左側面側の側部14−4において連続するロの字形状であってもよい。
2本の搬入割れ目32は、西瓜を袋体18に収納しやすいように設けられ、上部開口部16から正面側の側部14−1の上下方向中間付近まで下に向かって延びている。これら2本の搬入割れ目32に各々設けられた搬入ファスナー34は、スライダー46が最上端に位置する場合に全て閉じ、スライダー46を最下端にスライドさせた場合に全て開くファスナーである。
なお、以上のような構成の運搬バッグ10は、選果場において西瓜を搬出する際に、傾斜台60に載置されて使用される。
傾斜台60は、図3及び図6に示すように、載置台58に載置した時に前端63が後ろ端65よりも低くなり、西瓜が後端65側から前端63側へ転動する底板部62と、底板部62の後端65を持ち上げて底板部62を傾斜させる支持柱64と、底板部62の両側端から起立し、底板部62上を転動する西瓜を誘導する2枚のガイド板66と、底板部62の前端63から立設され運搬バッグ10を密着させて底板部62上に位置決めする密着板68と、を備えて構成されている。
支持柱64は、長さ調節することにより底板部62の傾斜角度を調節できるように構成してもよい。密着板68は、西瓜を通過させる開口部70が設けられている。
以下に、本発明の運搬バッグ10の作用及び効果について説明する。
西瓜を収穫する農場において、運搬バッグ10は、図4に示すように、トラック50の荷台52に積載される。この時、図1に示すように帯状袋44の各々に骨格部材28が収納されており、袋体18は、トラック50の荷台52上で起立する。このため、運搬バッグ10をラック内に設置して起立させる必要はない。
次に、作業者が2本の搬入割れ目32に各々設けられた搬入ファスナー34のスライダー46を最下端までスライドさせる。これにより、袋体18の正面側の側部14−1の略上半分14−1−aが袋体18の外側へ垂れ下がり、袋体18の正面側に側部開口部が形成される。作業者は、収穫した西瓜54を、この側部開口部から袋体18の底部12上に載置していく。このため、作業者が西瓜54を持ち上げて袋体18の最上端である上部開口部16から袋体18内に入れる必要がなく、側部開口部から容易に西瓜54を袋体18内に収納することができる。
西瓜54が袋体18の底部12上に1段収納されると、作業者は、搬入ファスナー34のスライダー46を、西瓜54の直径程度の距離だけ上へスライドさせる。そして、作業者は、1段目の西瓜54の上に更に西瓜54を載置する。このようにしてスライダー46が上へ段階的にスライドさせられながら、順次複数の西瓜54が複数段積層されていく。やがて、西瓜54が袋体18に充填される。
西瓜54が袋体18内に充填された運搬バッグ10は、トラック50により選果場まで運搬される。
選果場においては、図5に示すように、選果コンベヤ56に隣接して載置台58が設置され、載置台58の上には傾斜台60が載置されている。
西瓜54が収納された運搬バッグ10を載置したトラックは、工場外に駐車し、作業者は、西瓜54が収納された運搬バッグ10を、トラックから選果コンベヤ56の近辺の入荷スペースにフォークリフト等によって荷降ろしする。西瓜54が収納された運搬バッグ10を載置した他のトラックが選果場に略同時に到着いた場合、他のトラックも、工場外に駐車し、作業者は、西瓜54が収納された運搬バッグ10を、他のトラックから入荷スペースにフォークリフト等によって荷降ろしする。このようにして、複数のトラックから入荷スペースへの運搬バッグ10の荷降ろしが行われる。
入荷スペースに荷降ろしされた運搬バッグ10は、吊紐40が、フォークリフト72に取り付けられた吊り上げ用治具74に掛けられる。作業者は、フォークリフト72を運転して、荷降ろしされた運搬バッグ10を吊り上げ、図5に示すように傾斜台60上まで移動させ、図6に示すように、運搬バッグ10を傾斜台60上に載置する。
運搬バッグ10を傾斜台60上に載置した状態で、作業者は、排出ファスナー26の各々のスライダー42を、西瓜54の直径以上の距離だけ上へスライドさせる。スライダー42を上へスライドさせると、2本の側部排出口24は閉じた状態から解除される。この2本の側部排出口24は、開閉具を設けない底排出口22の両端に連続しており、袋体18の正面側の側部14−1の中で2本の側部排出口24及び底排出口22に囲まれている略下半分14−1−bが袋体18の外側へ揺動可能な状態となる。
このため、図7に示すように、袋体18内の西瓜54は、自重により、傾斜台60の底板部62及び運搬バッグ10の底板20に沿って転がり、袋体18の略下半分14−1−bを押し上げながら、選果コンベヤ56上に排出される。
このようにして、一の運搬バッグ10から選果コンベヤ56上への西瓜54が排出されると、一の運搬バッグ10は傾斜台60から離脱される。そして、一の運搬バッグ10と同様に、入荷スペースに荷降ろしされた他の運搬バッグ10が傾斜台60に載置され、他の運搬バッグ10から選果コンベヤ56上へ西瓜54が排出される。このようにして、複数の運搬バッグ10から選果コンベヤ56上への西瓜54の排出が順次行われる。
選果コンベヤ56上に排出された西瓜54は、選果コンベヤ56によって、選果工程へ搬送される。
なお、全ての西瓜54が排出されて空となった運搬バッグ10は、図1に示す骨格部材28が帯状袋44から抜き出され、上下に折り畳まれて、図8に示すように、トラック50により農場まで運搬される。運搬バッグ10は、上下に折り畳むことにより、トラック50の荷台52に多数個積載することも可能となる。
このような運搬バッグ10によれば、排出ファスナー26を閉じた状態で、袋体18の上部開口部16から複数の西瓜54を入れて収納し、トラック50の荷台52に載置して選果場に運搬することができる。このため、西瓜54がトラック50の荷台52の上で転がることがなく、西瓜54を損傷させることなく運搬することができる。
また、本発明の運搬バッグ10によれば、複数の西瓜54を収納して選果場に運搬し、選果場の選果コンベヤ56に隣接させて位置決めし、袋体18内の西瓜54が正面から排出され得るように底部12及び底板20を傾斜させ、側部排出口24に設けられた排出ファスナー26を開くことにより、袋体18内に収納した西瓜54の全てを選果コンベヤ56上に排出させることができる。このため、選果場まで運搬された西瓜を、効率的に選果コンベヤ56上へ載置していくことができる。
さらに、本発明の運搬バッグ10によれば、西瓜54が収納された運搬バッグ10を載置したトラックが略同時に工場に到着しても、トラックを駐車スペースに余裕のある工場外に駐車し、複数のトラックから各トラックに載置された運搬バッグ10を選果コンベヤ56の近辺の入荷スペースに略同時に荷降ろしていくことができる。このため、入荷コンベヤを選果場に設置しなくとも、略同時に選果場に到着した複数のトラックから西瓜を略同時に選果場に入荷できる。このため、複数のトラックから西瓜を略同時に入荷するための入荷コンベヤが不要となり、設備コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば、図9に示すように、側部排出口24及び排出ファスナー26を1本のみ備え、側部排出口24が底排出口22の中間部に連続し、側部排出口24及び排出ファスナー26以外は図1及び図2に示す運搬バッグ10と同様の構成である運搬バッグ100であってもよい。
運搬バッグ100は、排出ファスナー26が設けられた側部排出口24が底排出口22の中間部に連続しているため、図10に示すように、排出ファスナー26のスライダー42を最上端までスライドさせて側部排出口24を開けることにより、正面側の側部14−1の略下半分14−1−bの中間部付近に、袋体18に図2に示す側部開口部23が形成される。このため、運搬バッグ100を図3に示す傾斜台60に載置することにより、図1及び図2に示す運搬バッグ10と同様に、この側部開口部23から西瓜を排出することができる。
また、本発明は、図11に示す運搬バッグ110であってもよい。運搬バッグ110は、底部12、側部14及び上部開口部16を有する袋体18と、袋体18の底部12に配置され、西瓜(農産物)が積載される底板20と、底板20の周辺に沿った方向に袋体18に形成されたコの字形状の1本の底排出口112と、底排出口112の中間部から底排出口112の両端部まで設けられた2本の排出ファスナー(開閉具)114と、を備えている。
排出ファスナー114は、各スライダー42が底排出口112の中間部に位置している際に閉じ、各スライダー42を底排出口112の端部までスライドさせることにより全開となり、図12に示すように開口部116が形成され得る。
この運搬バッグ110は、スライダー42が底排出口112の中間部に位置している状態で、袋体18に西瓜が収納され選果場に運搬される。
選果場においては、運搬バッグ110を選果場の選果コンベヤに隣接させて位置決めし、又は選果コンベヤの上に位置決めし、2本の排出ファスナー114の各々のスライダー42を底排出口112の端部までスライドさせ、フォークリフトに取り付けられた吊り上げ用治具に吊紐40を掛けてフォークリフトにより袋体18を持ち上げる。
袋体18が持ち上げられていくに従って、袋体18に収納されている西瓜の重量により、袋体18の底部12及び底板20が押し下げられて傾斜していき、図12に示す開口部116が形成される。開口部116の上下高さが西瓜の直径よりも大きい程度になるまで底部12が押し下げられると、袋体18に収納されている西瓜は、底部12に配置されている底板20に沿って転がり、開口部116から選果コンベヤ上へ排出される。
この運搬バッグ110によれば、底排出口112に設けられた排出ファスナー114を開き、底部12及び底板20を傾斜させることにより、袋体18内に収納した西瓜の全てを選果コンベヤ上に排出させることができる。このため、選果場まで運搬された西瓜を、西瓜54を手作業で選果コンベヤに積載することなく、効率的に選果コンベヤ上へ載置していくことができる。
また、本発明は、図13に示す運搬バッグ120であってもよい。
運搬バッグ120は、底部12、上部開口部16及び側部14を有する袋体18と、袋体18の底部12に配置された底板20と、袋体18に形成された底排出口22と、底排出口22に連続し底排出口22から上部開口部16に向かって延びる2本の第二割れ目24と、2本の第二割れ目24に各々設けられたファスナー(開閉具)26と、を備えている。
運搬バッグ120において、第二割れ目24及びファスナー26は、袋体18の正面側の側部14−1の下端から上端まで延びる。第二割れ目24の略下半分は西瓜を搬出するための第二搬出割れ目として機能し、第二割れ目24の略上半分は西瓜を袋体18に搬入するための搬入割れ目として機能する。また、排出ファスナー26の略下半分は第二切れ目24を開かない状態に維持する開閉具として機能し、排出ファスナー26の略上半分は搬入割れ目を開けるための搬入ファスナーとして機能する。
この運搬バッグ120は、西瓜が収納されて選果場へ運搬され、フォークリフト等によって載置台58に載置される。次に、搬送バッグ120は、載置台58上に載置された状態で、作業者により、排出ファスナー26のスライダー42が、西瓜54の直径以上の距離だけ上へスライドさせられる。スライダー42が上へスライドさせられると、2本の側部排出口24の下端部は閉じた状態が解除される。
スライダー42が上へスライドさせられた状態で、4本の吊紐40の中で選果コンベヤ56と反対側の2本の吊紐40がフック122に掛られ、フォークリフト等により持ち上げられる。閉じた状態が解除されている2本の側部排出口24が、開閉具を設けない底排出口22の両端に連続しており、袋体18の正面側の側部14−1の中で2本の側部排出口24及び底排出口22に囲まれている略下半分14−1−bが袋体18の外側へ揺動可能な状態となる。
このため、図14に示すように、袋体18内の西瓜54は、自重により、傾斜している底板20に沿って転がり、袋体18の略下半分14−1−bを押し上げながら、選果コンベヤ56上に排出される。このため、運搬バッグ120によっても、選果場まで運搬された西瓜を、西瓜54を手作業で選果コンベヤに積載することなく、効率的に選果コンベヤ上へ載置していくことができる。
なお、図14においては、図3に示す底板部62、ガイド板66及び密着板68を備えた位置決め台69を載置台58上に載置して使用しているが、位置決め台69は特に使用しなくてもよい。
また、本発明は、図15に示す運搬バッグ130であってもよい。
運搬バッグ130は、底部12、上部開口部16及び側部14−1等を有する袋体18と、袋体18に形成された底排出口22と、底排出口22に連続し底排出口22から上部開口部16に向かって延びる2本の側部排出口24と、2本の側部排出口24に各々設けられたファスナー(開閉具)26と、底排出口22を開かない状態に維持する開閉具132と、を備えている。
底部12は、図16に示すように、正面側辺が短辺となる台形の第一底部12−1と、正面側辺が長辺となる台形であり、第一底部12−1両横側に設けられた2個の第二底部12−2と、第一底部12−1及び第二底部12−2の隣接する斜辺同士を連結する図17に示す三角形のシート状部材134と、から構成されている。第一底部12−1は、正面側辺が短辺となる台形の第一底板20−1が内蔵され、第二底部12−2は、各々、正面側辺が長辺となる台形の第一底板20−2が内蔵されている。
開閉具132は、図15に示すように、側部14−1に固定され、互いに中心軸が略一致する輪状の留め具136と、底部12に固定され、中心軸が留め具136の中心軸と略一致する留め具138と、留め具136及び138に挿入されることにより底部12が側部14−1から下へ離隔しないように維持する挿入棒140と、から構成されている。挿入棒140を留め具136及び138から抜き出すことにより、図17に示すように、底部12が側部14−1から下へ離隔し、底排出口22が拡幅する。
このような構成である運搬バッグ130は、挿入棒140が留め具136及び138に挿入された状態で袋体18に西瓜54が収納され、選果場へ運搬される。
選果場においては、運搬バッグ130は、載置台58に載置された状態で挿入棒140が留め具136及び138から抜き出され、図18に示すように、フォークリフト72によって持ち上げられることにより、底部12が側部14−1から下へ離隔し、底排出口22が拡幅する。このため、袋体18に収納されている西瓜54が底部12に沿って転がりながら選果コンベヤ56上へ排出される。
このような運搬バッグ130は、側部排出口24と側部排出口24に各々設けられたファスナー26とを備えているために、図14と同様に、スライダー42を上へスライドさせた状態で、4本の吊紐40の中で選果コンベヤ56と反対側の2本の吊紐40をフック122に掛け、フォークリフト等により持ち上げて傾斜させることによっても、西瓜54を選果コンベヤ56上へ排出することもできる。
このため、運搬バッグ130は、選果コンベヤ56付近のスペースやフォークリフト72のパワー等を考慮して、図18のように全体を上へ持ち上げる西瓜54の排出方法、又は、図14に示すように全体を傾斜させる西瓜54の排出方法を適宜選択できる。
以上、本発明の運搬バッグについて図面に基づいて説明したが、本発明は図示したものに限定されない。
例えば、袋体の形状は、直方体形状に限定されず、円柱形状であってもよい。また、底板は、平板状のものに限定されず、上面が傾斜面であって、底板を傾斜させなくとも載置した農産物が転がり得る形状であってもよい。また、底排出口及び排出ファスナーの数量及び寸法は特に限定されない。
10:運搬バッグ
12:底部
14:側部
16:上部開口部
18:袋体
20:底板
22:底排出口
23:側部開口部
24:側部排出口
26:排出ファスナー
28:骨格部材
30:補強部材
42:スライダー
44:帯状袋
54:西瓜(農産物)
56:選果コンベヤ
60:傾斜台
62:底板部
63:一端
65:他端
100、110:運搬バッグ
112:底排出口
114:排出ファスナー
116:開口部

Claims (6)

  1. 農産物を収納して運搬するための運搬バッグであり、
    底部、側部及び上部開口部を有する袋体と、
    前記袋体の底部に配置され、前記農産物が積載される底板と、
    前記底板の周辺に沿った方向に前記袋体に形成された底排出口と、
    前記底排出口を開かない状態に維持する開閉具と、
    を備えた運搬バッグ。
  2. 前記底排出口に連続し該底排出口から前記上部開口部に向かって延びる方向に前記袋体に形成された側部排出口を備えた請求項1に記載する運搬バッグ。
  3. 前記袋体の側部に沿って配置され、前記上部開口部を上にした状態に該袋体を起立させる骨格部材を備えた請求項1又は2に記載する運搬バッグ。
  4. 前記底板と略平行に前記袋体の側部に固定された棒状の補強部材を備えた請求項1〜3のいずれかに記載する運搬バッグ。
  5. 前記上部開口部から下に向かって延びる方向に前記袋体に形成された搬入割れ目と、
    前記搬入割れ目に設けられた搬入ファスナーと、
    を備えた請求項1〜4のいずれかに記載する運搬バッグ。
  6. 請求項1に記載する運搬バッグを使用して行う農産物搬出方法であって、
    前記底板を傾斜させて前記底排出口を開けることにより、前記袋体内に収納した農産物を、前記底板に沿って移動させながら排出させるステップ、
    を含む農産物排出方法。
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