JP3129958U - 配達物収容袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の配達物を配達物の属性に応じて分別して収容することができ、しかも、二輪車の荷台に積載が可能であって、降雨や降雪時においても配達物を濡らさずに配達することが可能な配達物収容袋を提供する。
【解決手段】シート体12により形成され、外形が略直方体をなすと共に一壁面側が開口した袋体であって、袋体において隣接する2つの稜部24a,24bが袋体の開口部22から袋体の中途部まで切り込まれていて、両切込部26a,26bに、切込部26a,26bを開閉可能にファスナー28a,28bが取り付けられ、ファスナー28a,28bを開くことにより、袋体の前記2つの陵部24a,24b間の壁片20aが外方に開くように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】シート体12により形成され、外形が略直方体をなすと共に一壁面側が開口した袋体であって、袋体において隣接する2つの稜部24a,24bが袋体の開口部22から袋体の中途部まで切り込まれていて、両切込部26a,26bに、切込部26a,26bを開閉可能にファスナー28a,28bが取り付けられ、ファスナー28a,28bを開くことにより、袋体の前記2つの陵部24a,24b間の壁片20aが外方に開くように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、新聞や雑誌等の配達物を配達する際に、配達物を収容するために用いる配達物収容袋に関する。
降雨時や降雪時において二輪車で新聞を配達する際においては、新聞が雨や雪に濡れてしまわないように、二輪車後部の荷台に積載した容器に収容して配達を行うことがある。このように二輪車の荷台に積載されて用いられる新聞の収納容器としては、例えば特許文献1で開示されているようなものがある。
特許文献1に開示されている新聞配達用雨水防止装置は、枠材により形成された側壁面と、側壁面の上部側開口部を覆うための蓋により構成されたものである。二輪車の乗り手に対して左側又は右側の側壁面は、底部側がスライド可能に設けられていて、新聞の取り出し口に形成されている。
特開2000−225975号公報
特許文献1に開示されている新聞配達用雨水防止装置は、枠材により形成された側壁面と、側壁面の上部側開口部を覆うための蓋により構成されたものである。二輪車の乗り手に対して左側又は右側の側壁面は、底部側がスライド可能に設けられていて、新聞の取り出し口に形成されている。
しかしながら、近年においては、新聞配達をするべき同一エリア内であっても、新聞の種類が異なることが多いため、一台の二輪車であっても複数種類の新聞を配達しなければならず、新聞の取り出し部分から順番に新聞を取り出していく構造の新聞用配達容器では、予め、配達順に新聞を積み重ねておかなければならないという課題がある。加えて配達容器への新聞の積み込みに要する時間が長時間になってしまうため、配達開始時刻が遅くなってしまうという課題もある。
また、新聞に限らず、雑誌等の他の物品を配達する場合においても二輪車が用いられることが多い。玄関口にポストが設置されていない高層マンション等においては、各階毎に配達物を予め分別しておくことが必要になり、複数の配達物をまとめたうえで、二輪車の荷台に積載する場合もある。このような場合においては、配達者が運搬しやすく、二輪車にも容易に積み込むことができる形態の収容器が必要とされているが、現時点においてはこのような収容器が提案されていないのが実情である。
本考案は、以上の課題を解決すべく提案されたものであり、複数種類の配達物を配達物の属性に応じて分別して収容することができ、しかも、二輪車の荷台に積載が可能であって、降雨や降雪時においても配達物を濡らさずに配達することが可能な配達物収容袋を提供することを目的としている。
本考案は、シート体により形成され、外形が略直方体をなすと共に一壁面側が開口した袋体であって、前記袋体において隣接する2つの稜部が前記袋体の開口部から前記袋体の中途部まで切り込まれていて、該両切込部に、切込部を開閉可能にファスナーが取り付けられ、該ファスナーを開くことにより、前記袋体の前記2つの陵部間の壁片が外方に開くように形成されていることを特徴とする配達物収容袋である。
また、前記壁片と、該壁片と対向する対向壁片とには面ファスナーが設けられていることを特徴とする。かかる面ファスナーは、一方の面ファスナーが前記壁片の内側面に設けられ、他方の面ファスナーが前記対向壁片の内側面および外側面に設けられていることが好ましい。
これにより、運搬中において配達物収容袋から配達物が荷崩れしてしまうことがないため好都合である。
これにより、運搬中において配達物収容袋から配達物が荷崩れしてしまうことがないため好都合である。
また、前記袋体の外周面に沿って周回され、一部が前記袋体に縫い付けられたベルトを有し、前記縫付部間を把持部として用いることを特徴とする。これにより、配達物収容袋の運搬を容易に行うことが可能になる。
また、前記袋体の壁片のうち少なくとも1つの壁片には収納ポケットが設けられていることを特徴とする。これにより、配達の際に必要な順路帳等を持ち歩くことが可能になり、効率的な配達業務を可能にする。
本考案に係る配達物収容袋によれば、配達物を属性に応じて複数種類のまとまりにすることができ、二輪車の荷台に積載することが可能になる。この際、荷台への固定方法は、従来用いられているゴム紐により固定することができるため、積載が容易である。また、シート体に帆布を用いているので、耐水性に富み、配達物の濡れを防止することができる。
特に配達物が新聞である場合には、新聞の種類に応じた別個の収容袋を用いればよいため、新聞の配達時間が遅くなってしまうおそれがない。
また、高層マンション等への配達物を二輪車で配達する際においては、階層ごとに配達物を分別した状態で荷台に積載することができるため、迅速な配達が可能になるという効果も有する。
特に配達物が新聞である場合には、新聞の種類に応じた別個の収容袋を用いればよいため、新聞の配達時間が遅くなってしまうおそれがない。
また、高層マンション等への配達物を二輪車で配達する際においては、階層ごとに配達物を分別した状態で荷台に積載することができるため、迅速な配達が可能になるという効果も有する。
以下、添付図面に基づいて本考案にかかる配達物収容袋の実施形態について説明する。図1は本実施形態における配達物収容袋の左前方側斜視図である。図2は本実施形態における配達物収容袋の右後方側斜視図である。
本実施形態にかかる配達物収容袋10は新聞配達用に用いる形態を想定して説明を行う。図1に示すように、配達物収容袋10は、シート体12により外形が略直方体をなす袋体に形成されている。配達物収容袋10の容量は、運搬時において配達者に過度の身体的負担がかからないようにするため、四つ折りの新聞紙が10kg〜20kg収容することができる程度が好ましい。配達物収容袋10の平面寸法を四つ折り状態の新聞紙大より若干大きく形成したことにより、二輪車の荷台に積載することができる。
また、シート体12には、降雨時や降雪時において新聞紙が濡れないように保護するため、帆布が好適に用いられる。
また、シート体12には、降雨時や降雪時において新聞紙が濡れないように保護するため、帆布が好適に用いられる。
配達物収容袋10の一壁片(図1の上面に該当する部分)は開口部22に形成されている。シート体12の開口部側端部12aは、開口部22の内側に折り返された後、シート体12の内側面に縫い付けられている。
配達物収容袋10の側面を構成する壁片20a,20b,20c,20dのうち、隣接する2つの陵部24a,24b間の壁片20aには、開口部22側から配達物収容袋10の底面側に向かって切込部26a,26bが形成されている。切込部26a,26bは配達物収容袋10の高さ方向の中途部分まで形成されている。切込部26a,26bには切込部26a,26bを開閉するためのファスナー28a,28bが取り付けられている。
配達物収容袋10の側面を構成する壁片20a,20b,20c,20dのうち、隣接する2つの陵部24a,24b間の壁片20aには、開口部22側から配達物収容袋10の底面側に向かって切込部26a,26bが形成されている。切込部26a,26bは配達物収容袋10の高さ方向の中途部分まで形成されている。切込部26a,26bには切込部26a,26bを開閉するためのファスナー28a,28bが取り付けられている。
配達物収容袋10の外周面には、ベルト30が取り付けられている。ベルト30は、配達物収容袋10の側面を構成するすべての壁片20a,20b,20c,20dを、ファスナー28a,28bの配設方向と直交する方向に周回させた状態で取り付けられている。ベルト30は配達物収容袋10の各陵部24a,24b,24c,24dのそれぞれに隣接する陵部24b,24c,24d,24aに向けて、所要幅で配達物収容袋10に縫い付けることにより取り付けられている。縫付部32,32,32・・・間のベルト30の長さは、縫付部32,32,32・・・間の離間距離よりも長く設けられているので、縫付部32,32,32・・・間においてベルト30がループ状に取り付けられた状態になっている。これにより配達物収容袋10の壁片20a,20b,20c,20dとベルト30の間には隙間部分が形成され、隙間部分を把持部34として利用することができる。
切込部26a,26bが形成された壁片20aと壁片20aに対向する壁片20bにはそれぞれ面ファスナー40a,40b,40cが配設されている。面ファスナー40a,40b,40cは壁片20a,20bに縫い付けられることにより取り付けられている。図1,図2に示すように、面ファスナー40aは、壁片20aの内側面(開口部22側の面)に取り付けられ、面ファスナー40b,40cは、対向壁片20bの内側面(開口部22側の面)および外側面にそれぞれ設けられている。
壁片20aに取り付けられた面ファスナー40aは、対向壁片20bに取り付けられた面ファスナー40b,40cのいずれに対しても係合可能になっている。
壁片20aに取り付けられた面ファスナー40aは、対向壁片20bに取り付けられた面ファスナー40b,40cのいずれに対しても係合可能になっている。
配達物収容袋10の壁片20aの外表面側には収納ポケット50が設けられている。収納ポケット50は配達物収容袋10の開口部22側が開口するように3辺部分が配達物収容袋10に縫い付けられている。収納ポケット50は縫付部以外の部分が透明材料により形成されているので、収納ポケット内を外部から確認することができる。新聞配達においては順路帳を入れておくことができる。
図3は配達物収容袋に新聞を収容している状態を示す左前方側斜視図である。図4は、配達物収容袋を積み重ねた状態を示す説明図である。
配達物収容袋10には、図3に示すように、4つ折りの新聞紙Sを収容することができる。新聞紙Sを配達物収容袋10に収容する際には、ファスナー28a,28bを開き、壁片20aの陵部24a,24bの切込部26a,26bを復元する。壁片20aの陵部24a,24bに切込部26a,26bが復元されると、壁片20aが配達物収容袋10の外方に開き、開口部22の開口部分が広がり、新聞紙Sが収容しやすくなる。
配達物収容袋10には、図3に示すように、4つ折りの新聞紙Sを収容することができる。新聞紙Sを配達物収容袋10に収容する際には、ファスナー28a,28bを開き、壁片20aの陵部24a,24bの切込部26a,26bを復元する。壁片20aの陵部24a,24bに切込部26a,26bが復元されると、壁片20aが配達物収容袋10の外方に開き、開口部22の開口部分が広がり、新聞紙Sが収容しやすくなる。
新聞紙Sを配達物収容袋10に収容した後、ファスナー28a,28bを開口部22側に戻し、切込部26a,26bを閉じる。配達物収容袋10の開口部22側の端部は壁片20aに配設された面ファスナー40aを対向壁片20bに配設された面ファスナーのいずれか一方40b,40cに係合させて、開口部22を閉じる。
配達物収容袋10は、新聞紙Sの種類に対応させていることが好ましい。壁片20aに直交する壁片20cまたは20dに収納ポケット50を設け、配達物収容袋10に収容されている新聞紙Sの名称を示すカード(図示せず)を収納ポケット50に収容すればより好適である。図3,図4においては、収納ポケット50が配達物収容袋10の壁片20c(および/または20d)に設けられているので、配達物収容袋10を図4に示すように上下に積み重ねても収納ポケット50内のカードが視認可能であるため、配達物収容袋10の内部に収容されている新聞紙Sの種類を間違えるおそれはない。
以上に、本考案にかかる配達物収容袋について実施形態に基づいて詳細に説明したが、本考案の技術的範囲は以上の実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。
例えば、以上に示した実施形態においては、配達物収容袋10に収容する配達物を新聞としているが、配達物は新聞に限定されるものではなく、雑誌類等他の配達物を収容することもできる。また、シート体12には帆布を用いているが、防水性を有するシート体12であれば帆布以外のシート体12であってもよい。
例えば、以上に示した実施形態においては、配達物収容袋10に収容する配達物を新聞としているが、配達物は新聞に限定されるものではなく、雑誌類等他の配達物を収容することもできる。また、シート体12には帆布を用いているが、防水性を有するシート体12であれば帆布以外のシート体12であってもよい。
また、エントランス部分に各部屋のポストが設置されていない高層マンション等への配達物の配達業務や、配達物の営業所間における逓送業務等においては、階層毎または営業所毎に配達物を区分して梱包する用途に適用することも可能である。
この場合においても、収納ポケット50に配達物の区分内容を表示してから配達物を運搬車輌に積載し、配達物の各部屋への配達や、配達物の営業所毎等への逓送をすることができる。このような形態で本物品を使用する場合においては、壁片20c,20dの開口部22側の端部を内側に折り畳み、この折り畳み部分に壁片20aと壁片20bを被せるように折り畳み、面ファスナー40aと40cとを係合させると好適である。具体的には図5に示すような荷姿になる。
この場合においても、収納ポケット50に配達物の区分内容を表示してから配達物を運搬車輌に積載し、配達物の各部屋への配達や、配達物の営業所毎等への逓送をすることができる。このような形態で本物品を使用する場合においては、壁片20c,20dの開口部22側の端部を内側に折り畳み、この折り畳み部分に壁片20aと壁片20bを被せるように折り畳み、面ファスナー40aと40cとを係合させると好適である。具体的には図5に示すような荷姿になる。
また、配達物収容袋10またはベルト30に接続金具を設け、接続金具に肩掛け用ベルト(共に図示せず)を連結できる構成を採用すれば、一度に多数の配達物収容袋10を運搬することができるため好都合である。
配達物収容袋10に収容する配達物の内容の表示は、収納ポケット50に表示カードをセットする替わりに、シート体の色彩により分別する形態を採用しても良い。また、収納ポケット50は必ずしも透明部分が形成されていなくても良く、順路帳や表示カードのような薄物以外の物品も収容できる寸法に形成することの他、収納ポケット50に図示しないファスナーを配設する形態とすることも可能である。
10 配達物収容袋
12 シート体
20a,20b,20c,20d 壁面
22 開口部
24a,24b,24c,24d 陵部
26a,26b 切込部
28a,28b ファスナー
30 ベルト
32 縫付部
34 把持部
40a,40b,40c 面ファスナー
50 収納ポケット
S 新聞紙
12 シート体
20a,20b,20c,20d 壁面
22 開口部
24a,24b,24c,24d 陵部
26a,26b 切込部
28a,28b ファスナー
30 ベルト
32 縫付部
34 把持部
40a,40b,40c 面ファスナー
50 収納ポケット
S 新聞紙
Claims (5)
- シート体により形成され、外形が略直方体をなすと共に一壁面側が開口した袋体であって、
前記袋体において隣接する2つの稜部が前記袋体の開口部から前記袋体の中途部まで切り込まれていて、該両切込部に、切込部を開閉可能にファスナーが取り付けられ、
該ファスナーを開くことにより、前記袋体の前記2つの陵部間の壁片が外方に開くように形成されていることを特徴とする配達物収容袋。 - 前記壁片と、該壁片と対向する対向壁片とには面ファスナーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の配達物収容袋。
- 前記面ファスナーは、一方の面ファスナーが前記壁片の内側面に設けられ、他方の面ファスナーが前記対向壁片の内側面および外側面に設けられていることを特徴とする請求項2記載の配達物収容袋。
- 前記袋体の外周面に沿って周回され、一部が前記袋体に縫い付けられたベルトを有し、
前記縫付部間を把持部として用いることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の配達物収容袋。 - 前記袋体の壁片のうち少なくとも1つの壁片には収納ポケットが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の配達物収容袋。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619105A (ja) * | 1992-06-30 | 1994-01-28 | Noritsu Koki Co Ltd | コントロールストリップ処理方法および装置 |
JP2009190788A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-08-27 | Nix Inc | 防塵、防湿用袋体 |
JP2016182992A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | 近江度量衡株式会社 | 運搬バッグ及び農産物排出方法 |
JP6210465B1 (ja) * | 2016-10-25 | 2017-10-11 | 眞一 福田 | 袋 |
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2006
- 2006-12-22 JP JP2006010438U patent/JP3129958U/ja not_active Expired - Fee Related
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