JP2016182168A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Nobumasa Hayashi
伸匡 林
智恵子 間篠
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Abstract

【課題】伸縮性フィルムを使用した外装体に吸収部材を固着したパンツ型吸収性物品であっても、外装体からの吸収部材端部の剥がれや捲れを防止することができ、かつ、吸収部材の末端が着用者の肌に当たることによる不快感を低減することができるパンツ型吸収性物品を提供する。
【解決手段】パンツ型吸収性物品は、ウエスト開口部が定義され、伸縮性フィルムと第1の不織シートとが積層された伸縮シートを少なくとも一部に含む外装体と、長手方向端部の少なくとも一部に、上記外装体に固着された固着部を有する吸収部材と、上記外装体に対向して配置された補助シートと、を備えるパンツ型吸収性物品であって、上記固着部の少なくとも一部は、上記外装体と上記補助シートとの間に配置されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。
パンツ型吸収性物品は、着脱がしやすく、着用者の身体へのフィット性が高くなるように、使用者の腹回りの部位や脚周りの部位等に、ギャザーが付設されることが多い。これらのギャザーは、例えば、特許文献1に示されるように、パンツ型吸収性物品の腹側領域および背側領域の広範囲に亘って、弾性部材の糸ゴムを外装体に接着することにより、形成することができる。これにより、パンツ型吸収性物品は、伸縮特性が向上し、着用者の身体へのフィット性を高め、さらには、尿や血液等の体液がパンツ型吸収性物品の外部に漏れ出ることを防止している。
しかしながら、これらのギャザーの存在は、紙おむつ等のパンツ型吸収性物品らしい外観を特徴付けるものであった。すなわち、ギャザーを施している部分、特に、腹回りの部位やおしり回りの部位に透けて見える糸ゴムと、その周辺に発生する多数の大きいシワは、通常の下着の外観とパンツ型吸収性物品の外観とを大きく異ならせる原因となっていた。こうしたパンツ型吸収性物品の外観は、その使用を第三者に知られたくない使用者にとって望ましいものではなかった。
従って、このような外観上の問題を改善するために、伸縮シートを外装体に使用した吸収性物品が提案されている。例えば、特許文献1には、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリエステルエラストマー及びこれらの組み合わせからなるグループから選択されたポリマーを含む通気性弾性フィルムと、フィルムに結合された、互いに直交する2方向に引伸ばし可能なスパンボンド不織シートの不織表面材料と、を含む2軸弾性引伸ばし性の通気性積層体を使用して吸収性物品を形成する技術が開示されている。
特開2008−279774号公報
しかしながら、伸縮シートを使用した外装体に吸収部材を固着すると、外装体の伸縮の繰り返しによって、吸収部材の末端に外装体からの捲れや剥がれが生じやすく、また、このような吸収部材の末端が着用者の肌に当たることによって、着用者に不快感を与えることがあった。
従って、本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、伸縮シートを使用した外装体に吸収部材を固着したパンツ型吸収性物品であっても、外装体からの吸収部材の端部の剥がれや捲れを防止することができ、かつ、吸収部材の端部が着用者の肌に当たることによる不快感を低減することができるパンツ型吸収性物品を提供することにある。
(1) 本発明の一実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、ウエスト開口部が定義され、伸縮性フィルムと第1の不織シートとが積層された伸縮シートを少なくとも一部に含む外装体と、長手方向端部の少なくとも一部に、上記外装体に固着された固着部を有する吸収部材であって、液透過性のトップシートと、上記トップシートに対向配置された液不透過性のバックシートと、上記トップシートとバックシートとの間に配置された吸収体と、を含む吸収部材と、上記外装体に対向して配置された補助シートと、を備えるパンツ型吸収性物品であって、上記固着部の少なくとも一部は上記外装体と上記補助シートとの間に配置されることを特徴とする。
(2) 本発明の他実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、(1)記載のパンツ型吸収性物品であって、上記吸収部材は、非肌当接面側の表面に、上記固着部を含む第1の領域と、上記外装体から露出した第2の領域と、を備えることを特徴とする。
(3) 本発明の他実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、(1)または(2)記載のパンツ型吸収性物品であって、上記補助シートは、ウエスト開口部に沿って設けられていることを特徴とする。
(4) 本発明の他実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、(1)から(3)のいずれかに記載のパンツ型吸収性物品であって、上記補助シートは、肌当接面側の第1の層と、非肌当接面側の第2の層と、を備え、上記第1の層の肌当接面側の表面は、上記第2の層の非肌当接面側の表面よりも凹凸が大きいことを特徴とする。
(5) 本発明の他実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、(4)記載のパンツ型吸収性物品であって、上記第1の層は、少なくとも上記肌当接面側の表面にエンボス加工が施されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るパンツ型吸収性物品は、伸縮シートを使用した外装体に吸収部材を固着したパンツ型吸収性物品であっても、外装体からの吸収部材の端部の剥がれや捲れを防止することができ、かつ、吸収部材の端部が着用者の肌に当たることによる不快感を低減することができる。
本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品を示す正面図である。 図1におけるX−X’断面の断面図である。 図1のパンツ型吸収性物品のサイドシール部を分離して展開した展開図である。 本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品の補助シートのみを抜き出し、説明のために第1の層と第2の層とを離間させて図示した補助シートの構造説明図である。 本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品の外装体に用いられる伸縮シートの一部を切り出し、説明のために第1の不織シートと第2の不織シートと伸縮性フィルムとを離間して図示した伸縮シートの構造説明図である。 (a)〜(b)は本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品1の製造方法を説明するための工程図である。
図1ないし図5を参照して、本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品1を説明する。なお、本実施形態の説明は、全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。なお、本明細書の説明において、パンツ型吸収性物品1の長手方向は、パンツ型吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、パンツ型吸収性物品1の短手方向は、長手方向に対して横切り又は直交する方向を意味する。また、本明細書の説明において、体液とは、尿、血液や軟便中の水分などの体内から体外に排出された液体をいう。本実施形態のパンツ型吸収性物品1は、例えば、使い捨ておむつ、小児用トレーニングパンツ、失禁用物品、女性の生理用物品として用いることができる。また、本明細書の説明において、不織シートとは、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものを意味する。
図1は、本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品1を示す正面図である。図1に示すように、パンツ型吸収性物品1は、ウエスト開口部Wが定義された外装体100と、外装体100の肌当接面側の表面に固着された吸収部材200とを備える。パンツ型吸収性物品1は、腹側領域31と背側領域32とそれらを繋ぐ股部領域33とを備え、腹側領域31と背側領域32に位置する部分を重ね合わせて、腹側領域31の腹側外装体102および背側領域32の背側外装体104を対向配置し、それらの側端部を相互に固着して、サイドシール部150を形成することで、ウエスト開口部Wおよび脚開口部とが定義されたものである。サイドシール部150は、超音波やヒートシールなどの公知の方法によって形成することができ、着用者からパンツ型吸収性物品1を除去しやすいように、破断可能に形成されていてもよい。また、パンツ型吸収性物品1には、腹側領域31から股部領域33を経て背側領域32に渡って、左右一対のレッグギャザーを設けることもできる。レッグギャザーは、例えば、糸ゴムなどの弾性部材と不織シート等のシートによって形成される。レッグギャザーを設けることにより、股下周りの部位におけるフィット感が向上する。
(外装体100)
次に、図1から図3を用いて、外装体100を説明する。図2は、図1におけるX−X’断面の断面図であり、図3は図1のパンツ型吸収性物品のサイドシール部を分離して展開した展開図である。図1に示すように、外装体100には、ウエスト開口部Wが定義されている。外装体100は、図1から図3に示すように、腹側外装体102と背側外装体104とに分離されて設けられ、腹側外装体102の側端部と背側外装体104の側端部とは、相互に固着されてサイドシール部150をなす。ウエスト開口部Wの周りには、一または複数条の弾性部材160が、ウエスト開口部Wに沿って設けられていてもよい。弾性部材160は、弾性部材160を伸張した状態で外装体100に固着することで、外装体100を含むパンツ型吸収性物品1を着用者のウエストに対して伸縮して保持するように構成されたものである。弾性部材160は、糸状、ストリップ状、ウエストベルト状などの如何なる形状でもよいが、細長形状を有し、パンツ型吸収性物品1の長手方向よりも短手方向に略沿って細長く配置される。弾性部材160としては、例えば、単数または複数の糸ゴム、不織シートに糸ゴムが固着されたウエストベルト、エラストマーフィルム、弾性発泡材、エラストマー布などの任意の弾性伸縮材料を用いることができる。なお、図示するように、外装体100が、足開口部LHの少なくとも一部を定義するように設けられると、フィット感が良好なパンツ型吸収性物品1を得ることができる。
図5は、本実施形態に係るパンツ型吸収性物品1の外装体100に用いられる伸縮シート120の一部を切り出し、説明のために第1の不織シート122と伸縮性フィルム126とを離間して図示した伸縮シート120の構造説明図である。外装体100は、少なくとも第1の不織シート122と伸縮性フィルム126とを積層して、伸縮可能とした伸縮シート120を少なくとも一部に備える。伸縮シート120は、パンツ型吸収性物品1の腹側領域31および背側領域32の少なくとも一方において、外装体100に含まれる。腹側外装体102は、全体的に伸縮シート120のみからなるものであってもよいし、背側外装体104は、全体的に伸縮シート120のみからなるものであってもよい。第1の不織シート122と伸縮性フィルム126とは熱融着又は超音波加工などにより一体化されており、ホットメルトタイプ等の接着剤を使用せずに固着されていることが好ましい。これにより、パンツ型吸収性物品1は、糸ゴムおよび接着剤を低減することで、風合いおよびウエスト開口部W周りのフィット感を良好にすることができ、下着に近い外観のパンツ型吸収性物品1とすることができる。
好ましくは、図5に示すように、伸縮シート120は、第1の不織シート122と第2の不織シート124との間に、伸縮性フィルム126が挟まれて一体化された第1の不織シート122/伸縮性フィルム126/第2の不織シート124の積層構造を有するものである。
本実施形態の伸縮シート120を構成する第1の不織シート122および第2の不織シート124としては、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織シート、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織シート、及びこれらの複合材料が例示される。また、伸縮性フィルム126は、不織シートよりも大きい伸縮性を備えたものであればよく、不織シートよりも伸縮性が大きい樹脂フィルムであってもよい。樹脂製の伸縮性フィルム126としては、例えば、ポリエステル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等から形成されたフィルムがあげられる。なかでも、コスト及び伸縮性能の観点から、ポリウレタン系樹脂フィルムが好ましい。
伸縮シート120は、非伸縮状態において、20cm/cm・秒以上のJIS L 1096−A(フラジール法):1990に基づいて測定される通気度を有してもよい。通気度が20cm/cm・秒未満であると、着用時に蒸れ易くなる。通気度は、伸縮シート120を構成する第1の不織シート122および第2の不織シート124の繊維や糸の太さ、織り密度、単位面積当たりの重さや、伸縮シート120に設けられた開口部の開口面積率等により、自由に変えることができる。
また、伸縮シート120は、伸縮方向に150%伸長したときに、50cm/cm・秒以上のJIS L 1096−A(フラジール法):1990に基づいて測定される通気度を有してもよい。ここで、伸縮方向に150%伸長したとは、非伸縮状態の伸縮シート120の自然長L1に対する、特定の方向(伸縮方向)に伸縮シート120を伸長して伸長状態としたときの長さL2の比率を示すものであって、伸長率=L2/L1×100[%]で計算されたものである。すなわち、例えば、非伸縮状態の自然長10cmの伸縮シート12を伸長方向に伸長させて15cmとした場合、伸縮方向に150%(=15/10×100)伸長したものとなる。通気度が50cm/cm・秒未満であると、伸長された状態で使用する部位、例えば、おしり周りの部位に対して、着用時に蒸れ易くなる。
伸縮シート120は、パンツ型吸収性物品1の長手方向および短手方向の二軸方向の両方において伸縮特性を有するものであることが好ましい。そして、伸縮シート120は、パンツ型吸収性物品1の短手方向の伸縮性は、パンツ型吸収性物品1の長手方向の伸縮性よりも大きいことが好ましい。そして、着用者が着脱しやすいという観点から、第1の伸縮シートは、短手方向に200%以上270%以下の伸び率を有するものであることが好ましい。
伸縮性フィルム126には複数の開口部が形成されていてもよい。これらの複数の開口部は、パンツ型吸収性物品1の外装体100における通気性を向上し、かつ、伸縮性フィルム126の開口部による耐久性の低下を緩和するために、平面視において千鳥状に配置されていてもよい。また、これらの複数の開口部の形状は特に限定されず、例えば、長方形、楕円形、ひし形等であってもよい。
(吸収部材200)
パンツ型吸収性物品1は、肌当接面側からの体液を吸収するために配置される吸収部材200を備える。図2に示すように、吸収部材200は、肌当接面側に配置された液透過性のトップシート210と、トップシート210に対向して配置された非肌当接面側の液不透過性のバックシート230と、トップシート210とバックシート230との間に配置された吸収体220とを備える。これにより、吸収体220は、トップシート210とバックシート230との間に挟まれた構造となっている。吸収部材200には、さらに、バックシート230の非肌当接面側に裏面不織シート(図示せず)が積層されていてもよい。なお、吸収部材200は、外装体100と異なり、吸収性能を重視するため、伸縮シート120を含まず、少なくとも伸縮シート120よりも伸縮性が低いものであってもよい。すなわち、吸収部材200を構成するトップシート210、バックシート230と、吸収体220の少なくとも一つは、実質的に非伸縮性か、または、伸縮シート120よりも伸縮性が低いものであってもよい。
トップシート210の基材は、体液が吸収体220へと移動するように液透過性を備えていればよく、例えば、サーマルボンド不織シート等の不織シート、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織シート、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート210は、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート210には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。さらに、強度および加工性の点から、トップシート210の坪量は、14g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート210の形状としては、特に制限はないが、トップシート210とバックシート230とは、吸収体220よりも面積が大きいものであってもよく、吸収部材200の長手方向端部200a,200bの少なくとも一部において、吸収体220が設けられていないことにより吸収部材の厚みが薄くなった部分を有してもよい。これによれば、後述する補助シート300と外装体100と吸収部材200との間に強固な固着部を形成することができる。
なお、トップシート210の肌当接面側には、吸収体220の長手方向の両側縁部に沿って、体液の漏れを防止する立体ギャザーを設けてもよい。吸収体220の短手方向における立体ギャザーの外端部は、バックシート230に固定され、同短手方向における立体ギャザーの内端部は、長手方向前後部がトップシート210に固着され、前後部間の中央部はトップシート210に固定されない自由端となっており、吸収体220の長手方向に沿って糸ゴム等の立体ギャザー用弾性部材と不織シート等のシートによって形成されることで、起立性を有し、使用者の体型に合わせて伸縮自在に変形可能となっている。
バックシート230の基材は、吸収体220が保持する体液が漏れないように液不透過性を備えたものであればよく、不織シート、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。不織シートは、製法が特に限定されることはなく、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織シート、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織シート、及びこれらの複合材料が考えられる。また、樹脂フィルムとして、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等がある。また、装着時の蒸れを防止するために、バックシート230は、透湿性を持たせてもよい。例えば、バックシート230の基材にフィラーを配合することや、バックシートに穿孔のためのエンボス加工を施すことで、バックシート230に透湿性を備えさせることができる。
裏面不織シートの基材には、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織シート、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織シート、及びこれらの複合材料を用いることができる。
吸収体220の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、親水性シートといった材料を備え、高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)を更に含有したものでもよい。フラッフパルプとして、例えば、木材パルプ及び合成繊維、ポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したものがある。また、高吸水性樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム系、親水性シートとしては、ティシュ、吸収紙、親水性不織シートが挙げられる。
吸収体220は、上記の基材を用いて、単層あるいは複層のシート状で構成される。これらの中でも、吸収体220としては、木材パルプフラッフのような、フラッフパルプの親水性繊維マトリックスを高吸水性樹脂粒子と混合して形成したものが好ましい。また、高吸水性樹脂粒子の漏洩防止や吸収部材の形状を安定させるために、吸収体220をティシュのような親水性シート(図示せず)に包んでもよい。さらに、吸収体220の表面にエンボス加工を施すことで、体液の拡散をコントロールすると共に、着用者の体型に応じて吸収体220を容易に変形可能とすることができる。
図3の展開図に示すように、吸収部材200は、少なくとも吸収部材200の長手方向端部200a,200bにおいて、外装体100の肌当接面側の表面に固着された固着部242,244を非肌当接面側に備える。つまり、吸収部材200の長手方向端部200aの非肌当接面側の表面を腹側外装体102の肌当接面側の表面に固着することで固着部242が形成され、吸収部材200の長手方向端部200bの非肌当接面側の表面を背側外装体104の肌当接面側の表面に固着することで固着部244が形成される。この固着部242,244は、例えば、ホットメルト接着剤等による接着、熱溶着あるいは超音波加工等の公知の固着方法により形成することができる。固着部242,244は、固着部242,244の全体が外装体100に固着されていてもよいし、外装体100と吸収部材200との接合部を点状または線状に離間して設けることによって部分的に固着されてもよい。
そして、パンツ型吸収性物品1の短手方向において、外装体100の下端部109a,109bに重なる部分の吸収部材200の長さが、外観上、外装体100の下端部109a,109bの長さと略等しくなるように設けられる。そして、吸収部材200は、非肌当接面側の表面に、外装体100に固着された固着部242,244の少なくとも一部を含む第1の領域と、外装体100から露出した第2の領域と、を備える。このように、吸収部材200に外装体100からの露出した領域を設けることで、露出領域におけるパンツ型吸収性物品1の厚さを低減することができ、着用者へのフィット性を向上し、パンツ型吸収性物品1を着用していることを外観上より目立たなくすることができる。
(補助シート300)
図1から図3に示すように、補助シート300は、外装体100に対向して配置され、腹側補助シート310と背側補助シート320の少なくとも一方を含むものである。吸収部材200の長手方向端部200a,200bが外装体100に固着された固着部242,244は、少なくとも一部が外装体100と補助シート300との間に挟持される。すなわち、吸収部材200の固着部242は、腹側補助シート310と腹側外装体102との間に挟持され、吸収部材200の固着部244は、背側補助シート320と背側外装体104との間に挟持される。そして、補助シート300は、熱溶着、超音波加工、ホットメルト接着剤などによる接着によって、全体的または部分的に外装体100および吸収部材200に固着される。これにより、伸縮シート120を使用した外装体100に吸収部材200を固着したパンツ型吸収性物品1であっても、外装体100からの吸収部材200の長手方向端部200a,200bの剥がれや捲れを防止することができ、かつ、吸収部材200の長手方向端部200a,200bが着用者の肌に当たることによる不快感を低減することができる。また、補助シート300によって、吸収体220の長手方向端部からの体液の漏れも効果的に防止することができる。なお、熱溶着または超音波加工、ホットメルト接着剤などの方法を用いて、パンツ型吸収性物品1の短手方向に離間して設けられた複数の接合部を補助シート300および外装体100に形成することによって、より良好な触感を得ることができる。
補助シート300は、図1に示すように、ウエスト開口部Wに沿って、帯状に設けられていてもよい。これによれば、外装体100からの剥がれや捲れが発生しやすい吸収部材200の長手方向端部を保護しやすく、効果的である。パンツ型吸収性物品1の短手方向において、補助シート300は、吸収部材200よりも大きく設けられており、パンツ型吸収性物品1の長手方向において、吸収部材200とオーバーラップする位置から、吸収部材200の長手方向端部200a、200bの一方を経て、ウエスト開口部Wに至るまでの間で任意の大きさと形状を有する。従って、腹側補助シート310は、腹側外装体102と略同形状であってもよいし、背側補助シート320は、背側外装体104と略同洞形状であってもよい。
補助シート300には、実質的に非伸縮性の不織シートを基材として用いることが好ましい。補助シート300には、サーマルボンド不織シート等の不織シート、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織シート、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料を含んでもよい。例えば、補助シート300に、平均繊維径1.4デシテックス未満のスパンボンド不織布または平均繊維径が2.8デシテックス未満のエアスルー不織布であって、坪量が15gsm以上30gsm以下のものを用いると、外装体100の伸縮シート120の伸縮特性を阻害せず、風合いおよび通気性に優れたパンツ型吸収性物品1を得ることができる。
補助シート300は、外装体100をパンツ型吸収性物品1の短手方向に伸長した状態で、外装体100に固着される。これは、パンツ型吸収性物品1の短手方向において、非伸長状態の長さL1と伸長時の長さL2とから算出される伸長率L2/L1×100[%]が200%以上280%以下となるように伸長させた状態の外装体100に、非伸縮性の補助シート300を固着することが好ましい。ここで、伸長率200%とは、例えば、非伸長状態の長さが10cmのものを20cmに伸長した状態のことをいう。このようにすることで、外装体100の伸縮性能を阻害せずに、良好な触感を与えることができる。
また、図4に示すように、補助シート300は、肌当接面側の第1の層302と、非肌当接面側の第2の層304と、を備えた積層構造であってもよい。なお、第1の層302と第2の層304とは、属性が異なるものでもよく、例えば、第1の層302の肌当接面側の表面が、第2の層304の非肌当接面側の表面よりも凹凸が大きいものであってもよい。第1の層302の肌当接面側の表面には、エンボス加工によって凹凸が形成されており、第2の層304の非肌当接面側の表面は、略平滑に形成されているように属性が異なる場合には、補助シート300は、肌当接面側の通気性と風合いを更に向上させることができ、着用者に良好な感触を与えられるとともに、非肌当接面側においては、補助シート300を外装体100にしっかり固着することができる。
次に、図6(a)〜(b)を用いて、本実施形態のパンツ型吸収性物品1の製造方法の一例を説明する。ここでは、パンツ型吸収性物品1となる連続体を長手方向に搬送しながら、パンツ型吸収性物品1を製造方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、第1工程として、伸縮性フィルム126となる連続体を回転ローラ51から給送し、伸縮性フィルム126となる連続体に所定の張力をかけて上下に伸張する。所定の張力とは、伸縮性フィルム126を200%以上、より好ましくは250±30%伸張した状態をいう。そして、第2工程では、回転ローラ52aから供給された第1の不織シート122となる連続体及び回転ローラ52bから供給された第2の不織シート124となる連続体を、伸張した状態の伸縮性フィルム126となる連続体の上下に積層する。次に、第3工程では、積層された伸縮性フィルム126と第1の不織シート122と第2の不織シート124となる連続体を伸縮方向と直行する縦方向に実質的に連続したシール線を、伸縮方向に対して0.5mm以上2.0mm以下の間隔で全領域にわたって熱融着又は超音波加工によって形成し、伸縮性フィルム126と第1の不織シート122と第2の不織シート124となる連続体を固着することで、伸縮シート120となる連続体を形成する。
具体的には、図6(b)に示すように、積層された伸縮性フィルム126と第1の不織シート122と第2の不織シート124とを接合ローラ53と他方の接合ローラ54で狭圧し、接合ローラ53の先端の端部55と、他方の接合ローラ54の側面56との接点を熱溶着又は超音波加工などすることによって、シール線を形成する。このように、シール線を所定の間隔に形成し、第1の不織シート122と伸縮性フィルム126と第2の不織シート124となる連続体を一体化することによって、伸縮シート120となる連続体の表面のシワが緩和され、滑らかな肌触りとすることができる。
そして、図示しないが、伸縮シート120となる連続体を更に搬送方向に給送し、カッターなどの切断装置を用いて、伸縮シート120を外装体100の形状に切断することにより、腹側外装体102および背側外装体104となる部分を形成する。続いて、トップシート210、バックシート230および吸収体220を少なくとも備える吸収部材200と腹側補助シート310と背側補助シート320とを供し、吸収部材200の長手方向端部200aの非肌当接面側の表面を腹側外装体102の肌当接面側の表面に向けて配置し、吸収部材200の長手方向端部200aを腹側外装体102と腹側補助シート310とで挟んで、ホットメルト接着剤などによって接合することで固着部242を形成し、吸収部材200の長手方向端部200bの非肌当接面側の表面を背側外装体104の肌当接面側の表面に向けて配置し、吸収部材200の長手方向端部200bを背側外装体104と背側補助シート320とで挟んで、ホットメルト接着剤熱などによって接合することで固着部244を形成する。そして、吸収部材200が位置する部分で半分に折って、腹側外装体102および背側外装体104となる部分を対向配置する。そして、圧搾、熱溶着や超音波加工などによって腹側領域31の腹側外装体102の側端部と背側領域32の背側外装体104の側端部とを相互に固着することで、サイドシール部150を形成し、ウエスト開口部Wおよび脚開口部とが定義されたパンツ型吸収性物品1を得ることができる。
なお、本実施形態では、外装体100が、腹側外装体102と背側外装体104とに分離されたものを用いて説明をしたが、図示しない股部領域33に設けられた股部外装体を介して、腹側外装体102と背側外装体104とが一体的に形成されたものであってもよい。この場合、吸収部材200は、股部外装体の表面に固着されてもよい。
また、本実施形態では、吸収部材200が、吸収部材200の長手方向端部200a,200bのみにおいて、外装体100の肌当接面側の表面に固着された固着部242,244を備えるものを説明したが、吸収部材200の長手方向端部200a,200b以外の領域、または、吸収部材200の非肌当接面側の全表面において、外装体100の肌当接面側の表面に固着されていてもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることは当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 パンツ型吸収性物品
31 腹側領域
32 背側領域
33 股部領域
100 外装体
102 腹側外装体
104 背側外装体
150 サイドシール部
160 弾性部材
200 吸収部材
200a,200b 吸収部材の長手方向端部
210 トップシート
220 吸収体
230 バックシート
240,242,244 固着部
300,310,320 補助シート
302 第1の層
304 第2の層
W ウエスト開口部
LH 足開口部

Claims (5)

  1. ウエスト開口部が定義され、伸縮性フィルムと第1の不織シートとが積層された伸縮シートを少なくとも一部に含む外装体と、
    長手方向端部の少なくとも一部に、前記外装体に固着された固着部を有する吸収部材であって、液透過性のトップシートと、前記トップシートに対向配置された液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートとの間に配置された吸収体と、を含む吸収部材と、
    前記外装体に対向して配置された補助シートと、を備えるパンツ型吸収性物品であって、
    前記固着部の少なくとも一部は、前記外装体と前記補助シートとの間に配置されることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  2. 請求項1記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収部材は、非肌当接面側の表面に、前記固着部を含む第1の領域と、前記外装体から露出した第2の領域と、を備えることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  3. 請求項1または2記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記補助シートは、ウエスト開口部に沿って設けられていることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記補助シートは、肌当接面側の第1の層と、非肌当接面側の第2の層と、を備え、
    前記第1の層の肌当接面側の表面は、前記第2の層の非肌当接面側の表面よりも凹凸が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  5. 請求項4記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記第1の層は、少なくとも前記肌当接面側の表面にエンボス加工が施されていることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
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