JP2016181922A - 通信機器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のアクセスポイント(以下では「AP(Access Pointの略)」と呼ぶ)4A,4Bと、複数個のPC(Personal Computerの
略)6A,6Bと、多機能機(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)と
呼ぶ)10と、携帯端末50と、を備える。
MFP10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺機器である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、無線LAN(LocalArea Networkの略)インターフェース20と、NFC(Near Field Communicationの略)インターフェース22と、制御部30と、を備える。各部12〜3
0は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
(例えば携帯端末50)と無線通信を実行可能な最大の距離は、MFP10がNFCI/F22を利用して通信先の機器と無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい。
携帯端末50は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末50は、操作部52と、表示部54と、無線LANI/F60と、NFCI/F62と、制御部70と、を備える。各部52〜70は、バス線(符号省略)に接続されている。
AP4A,4Bは、無線アクセスポイント、無線LANルータ等と呼ばれる通常のAPであり、WFD方式の後述のG/O機器や通常Wi−Fi方式のいわゆるSoftAPとは異なる。AP4A,4Bは、通常Wi−Fi方式に従った無線ネットワークを形成することができる。また、PC6A,6Bは、OSプログラムに従って動作する公知のコンピュータである。PC6A,6Bは、WFD方式に従ったWFD通信を実行することができる。
続いて、WFD方式に従ったWFD通信と、通常Wi−Fi方式に従った通常Wi−F
i通信と、について詳しく説明する。上述したように、MFP10又は携帯端末50によって利用されるMACアドレスという観点では、WFD通信、WFD方式は、それぞれ、WFDMACが利用される無線通信、無線通信方式である。また、通常Wi−Fi通信、通常Wi−Fi方式は、それぞれ、通常Wi−FiMACが利用される無線通信、無線通信方式である。
WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi
Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。WFD方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略
)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
、及び、ネットワーク層よりも上位層(例えばアプリケーション層)の情報を含むデータであり、例えば、印刷データ、スキャンデータ等を含む。また、G/O機器は、複数個のCL機器の間の対象データの無線通信を中継可能である。換言すると、一対のCL機器は、G/O機器を介して、対象データの無線通信を実行可能である。
信号、Association Response信号、Authentication Request信号、Authentication Response信号、4-Way Handshake信号等を含む。
を含まない点を除くと、上記のWFD方式の接続用データと同様である。G/O機器は、通常Wi−Fi機器と接続を確立する場合に、通常Wi−Fi機器のMACアドレスを管理リストに記述する。これにより、通常Wi−Fi機器は、WFDNWに参加することができる。通常Wi−Fi機器は、3つの状態(即ち、G/O状態、CL状態、デバイス状態)のいずれかの状態で選択的に動作するものではないが、WFDNWに所属している間には、CL機器と同様の状態で動作する。
機器をWFDNWに新たに参加させることができない。
通常Wi−Fi方式は、Wi−Fi Allianceによって定められた無線通信方式であって、WFD方式とは異なる無線通信方式である。通常Wi−Fi方式は、WFD方式と同様に、IEEEの802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。即ち、通信規格という観点では、WFD方式と通常Wi−Fi方式とは同様である。
号及びProvision Discovery Response信号を含むが、通常Wi−Fi方式の接続用データは、これらの信号を含まない。また、WFD方式は、3つの状態(即ち、G/O状態、CL状態、デバイス状態)のいずれの状態で選択的に動作することを許容する無線通信方式であるが、通常Wi−Fi方式は、このような選択的な動作を許容しない無線通信方式である。これらの点において、WFD方式と通常Wi−Fi方式とは異なる。
続いて、MFP10及び携帯端末50が実行する処理の内容を説明する。まず、図2を参照して、MFP10及び携帯端末50が無線ネットワーク(即ち、通常Wi−FiNW、WFDNW)に所属するための処理の内容を説明する。
携帯端末50のユーザは、AP4Aによって形成されている通常Wi−FiNWに携帯端末50を参加させることを望む場合に、操作部52を操作して、通常Wi−Fi接続操作を実行する。通常Wi−Fi接続操作は、例えば、表示部54に表示されるメニュー画面の中から、「無線LAN」を示す項目を選択し、次いで、表示部54に表示されるネッ
トワーク選択画面(例えば、「通常Wi−FiNW」を示す項目、「WFDNW」を示す項目)の中から、「通常Wi−FiNW」を示す項目を選択する操作を含む。ユーザは、さらに、AP4Aにおいて、接続を確立するための所定の操作を実行する。
この場合、MFP10及び携帯端末50は、異なる通常Wi−FiNWに所属しているので、通常Wi−FiNWを利用して、対象データの無線通信を実行することができない。
ユーザは、MFP10及び携帯端末50の両方が所属しているWFDNWを形成することを望む場合に、携帯端末50の操作部52を操作して、WFD接続操作を実行する。WFD接続操作は、例えば、表示部54に表示されるメニュー画面の中から、「無線LAN」を示す項目を選択し、次いで、表示部54に表示されるネットワーク選択画面の中から、「WFDNW」を示す項目を選択する操作を含む。また、携帯端末50の場合と同様に、ユーザは、MFP10の操作部12を操作して、WFD接続操作を実行する。
無線LANI/F20は、通常Wi−FiMACが利用される無線通信のためのチャネル値と、WFDMACが利用される無線通信のためのチャネル値と、が一致しなければならないという制約を有する。従って、MFP10が通常Wi−FiNWに所属している状態で、MFP10がG/O機器であるWFDNWが形成されるべき場合には、制御部30は、通常Wi−FiNWで現在利用されているチャネル値に一致する値を、WFDNWで利用されるチャネル値として決定する。一方において、MFP10が通常Wi−FiNWに所属していない状態で、MFP10がG/O機器であるWFDNWが形成されるべき場合には、制御部30は、例えば、予め決められている値を、WFDNWで利用されるチャネル値として決定する。なお、携帯端末50の無線LANI/F60も、MFP10の無線LANI/F20と同様の上記の制約を有する。
続いて、図3を参照して、携帯端末50の制御部70がアプリケーション76に従って実行する処理の内容を説明する。携帯端末50のユーザは、MFP10に印刷機能又はスキャン機能を実行させることを望む場合に、操作部52を操作して、アプリケーション76を起動させる。次いで、ユーザは、表示部54に表示される機能選択画面(例えば、「印刷」を示す項目、「スキャン」を示す項目)の中から、所望の機能を示す項目を選択する。ユーザは、印刷機能を選択する場合には、さらに、印刷対象の画像を表わすデータ(即ち印刷データ)を指定する。
の間の距離が、互いに電波が届く距離(例えば10cm)より小さくなる。この場合、MFP10及び携帯端末50の一方は、他方から検出電波を受信して、応答電波を送信する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に、NFC通信セッションが確立される。この場合、制御部70は、図3のフローチャートを実行する。
D利用情報は、WFDNWの利用を携帯端末50に指示するための情報である。WFD利用情報が受信される状況は、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属している状況である(図4のS56でYES参照)。
て、印刷を実行する。また、ユーザによってスキャン機能が選択された場合には、通信実行部83は、スキャンコマンドをMFP10に送信する。この結果、MFP10は、原稿のスキャンを実行してスキャンデータを生成し、スキャンデータを携帯端末50に送信する。この場合、通信実行部83は、MFP10からスキャンデータを受信する。制御部70は、スキャンデータをメモリ74に格納し、さらに、スキャンデータによって表される画像を表示部54に表示させる。
の無線通信を実行する。この際に、制御部70は、メモリ74内に維持されているWFDWSIを利用する。この結果、携帯端末50とG/O機器との間に接続が確立され、携帯端末50は、当該WFDNWに再び参加することができる。
続いて、図4を参照して、MFP10の制御部30が実行する通信処理の内容を説明する。S50において、識別情報受信部41は、携帯端末50から要求コマンド(図3のS10参照)を受信することを監視している。識別情報受信部41は、NFCI/F22を介して、携帯端末50から要求コマンドを受信する場合には、S50でYESと判断して、S52に進む。
合には、当該1組以上のSSID及びBSSIDの中に、メモリ34内の通常Wi−FiNWのSSID及びBSSIDに一致する1組のSSID及びBSSIDが存在するのか否かを判断する。選択部42は、当該1組のSSID及びBSSIDが存在しないと判断する場合には、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNWに所属していない(S52でNO)と判断して、S56に進む。一方において、選択部42は、当該1組のSSID及びBSSIDが存在すると判断する場合には、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNWに所属している(S52でYES)と判断して、S54に進む。これにより、選択部42は、通常Wi−FiNW(MFP、端末)のみを選択することになる。
SSIDの一致判断の両方を実行する。本実施例によると、選択部42は、SSIDの一致判断及びBSSIDの一致判断の両方を実行するので、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNWに所属しているのか否かを適切に判断することができ、さらに、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属しているのか否かを適切に判断することができる。
、端末)が消滅する可能性は高い。例えば、WFDNW(MFP、端末)において、MFP10及び携帯端末50のそれぞれがCL機器である場合には、G/O機器(例えばPC6A)の電源がOFFされると、WFDNW(MFP、端末)は消滅する。これに対し、通常Wi−FiNWが定常的に構築されるべき無線ネットワークであるので、APの電源がOFFされる可能性は低い。従って、通常Wi−FiNW(MFP、端末)を利用すれば、対象データの無線通信を適切に実行することができる可能性が高い。このような実情に鑑みて、本実施例では、S52の判断をS56の判断よりも先に実行する構成、即ち、通常Wi−FiNW(MFP、端末)を優先する構成を採用している。
に参加する状況(S72)である。
続いて、図5〜図8を参照して、図3及び図4のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。図5〜図8において、細い矢印は、NFC通信を示し、太い矢印は、通常Wi−Fi通信又はWFD通信を示す。この点は、第2実施例以降の各図(例えば図10等)においても同様である。
ケース1−1では、MFP10及び携帯端末50は、AP4Aによって形成されている同一の通常Wi−FiNWに所属している。当該通常Wi−FiNWのSSID及びBSSIDは、「X1、Y1」である。MFP10及び携帯端末50は、さらに、同一のWFDNWに所属している。当該WFDNWでは、MFP10がG/O機器であり、携帯端末50がCL機器である。当該WFDNWのSSID及びBSSIDは、「X2、Y2」である。
常Wi−FiNW(MFP、端末)を利用して、対象データの無線通信を適切に実行することができる。
ケース1−2では、携帯端末50は、AP4Aによって形成されている通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X1、Y1」)に所属しているが、MFP10は、当該通常Wi−FiNWに所属していない。また、MFP10及び携帯端末50は、同一のWFDNW(MFP=G/O機器、携帯端末50=CL機器、SSID及びBSSID=「X2、Y2」)に所属している。
ケース1−3では、MFP10及び携帯端末50は、同一の通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X1、Y1」)に所属している。また、携帯端末50は、PC6Aによって形成されているWFDNW(PC6A=G/O機器、携帯端末50=CL機器、SSID及びBSSID=「X3、Y3」)に所属しているが、MFP10は、当該WFDNWに所属していない。
対象データの無線通信を適切に実行することができる。
ケース1−4では、携帯端末50は、AP4Aによって形成されている通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X1、Y1」)に所属しているが、MFP10は、当該通常Wi−FiNWに所属していない。また、MFP10及び携帯端末50は、G/O機器であるPC6Aによって形成されている同一のWFDNW(MFP=CL機器、携帯端末50=CL機器、SSID及びBSSID=「X3、Y3」)に所属している。
ケース1−5では、携帯端末50は、AP4Aによって形成されている通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X1、Y1」)と、G/O機器であるPC6Aによって形成されているWFDNW(携帯端末50=CL機器、SSID及びBSSID=「X3、Y3」)と、に所属している。なお、当該通常Wi−FiNWでは、チャネル値として「CH3」が利用されている。MFP10は、WFDNWに所属していないが、AP4Bによって形成されている通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X4、Y4」)に所属している。なお、当該通常Wi−FiNWでは、チャネル値として「CH4」が利用されている。
準備する。なお、通常Wi−FiNW(MFP)で利用されているチャネル値が「CH4」であるので、MFP10は、WFDNW(MFP=G/O)で利用されるべきチャネル値として「CH4」を決定する。MFP10の無線LANI/F20の制約を満たすためである。そして、MFP10は、NFC通信を利用して、WFDWSIを携帯端末50に送信する(S70)。
、他装置を介さずに、対象データの無線通信を適切に実行することができる。
ケース1−6では、携帯端末50の状態は、図7のケース1−5と同様である。また、MFP10は、AP4Bによって形成されている通常Wi−FiNW(SSID及びBSSID=「X4、Y4」)のみならず、WFDNW(MFP=G/O機器、PC6B=CL機器、SSID及びBSSID=「X6、Y6」)に所属している。なお、当該WFDNWでは、チャネル値として「CH6」が利用されている。
ケース1−7では、携帯端末50の状態は、ケース1−6と同様である。MFP10の状態は、MFP10がCL機器であるWFDNW(MFP=CL機器、SSID及びBSSID=「X7、Y7」)に所属している点を除くと、ケース1−6と同様である。
MFP10、携帯端末50が、それぞれ、「第1の通信機器」、「第2の通信機器」の一例である。NFCI/F22(又は62)、無線LANI/F20(又は60)が、それぞれ、「第1種のインターフェース」、「第2種のインターフェース」の一例である。G/O状態、CL状態が、それぞれ、「親局状態」、「子局状態」の一例である。G/Oネゴシエーションの仕組みを有するWFD方式、G/Oネゴシエーションの仕組みを有さない通常Wi−Fi方式が、それぞれ、「第1の無線通信方式」、「第2の無線通信方式」の一例である。また、印刷コマンド及び印刷データ(又はスキャンコマンド及びスキャンデータ)が、「対象データ」の一例である。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、MFP10の制御部30は、図4のフローチャートに代えて、図9のフローチャートを実行する。本実施例では、第1実施例とは異なり、選択部42は、S56の判断をS52の判断よりも先に実行する。従って、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNWに所属しており、かつ、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属している状況(即ち特定の状況)において、S56でYESと判断され、次いで、S58において、WFDNWの利用を指示する通常利用情報が携帯端末50に送信される。即ち、選択部42は、上記の特定の状況において、WFDNW(MFP、端末)のみを選択する。
ケース2では、MFP10及び携帯端末50は、ケース1−1と同様の状態(即ち上記の特定の状況)を有する。MFP10は、携帯端末50から要求コマンドを受信すると(図9のS50でYES)、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属していると判断する(S56でYES)。従って、MFP10は、NFC通信を利用して、WFD利用情報を携帯端末50に送信する(S58)。この後の動作は、図5のケース1−2と同様である。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、MFP10の制御部30は、図4のフローチャートに代えて、図11のフローチャートを実行する。本実施例では、選択部42は、S90の判断を実行する。S90では、選択部42は、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNW及び同一のWFDNWに所属しているのか否かを判断する。具体的に言うと、選択部42は、要求コマンドに2組のSSID及びBSSIDが含まれない場合には、S90でNOと判断して、S52に進む。S52以降の各処理は、図4と同様である。
ケース3では、MFP10及び携帯端末50は、ケース1−1と同様の状態(即ち上記の特定の状況)を有する。MFP10は、携帯端末50から要求コマンドを受信すると(図11のS50でYES)、MFP10及び携帯端末50が同一の通常Wi−FiNW及び同一のWFDNWに所属していると判断する(S90でYES)。従って、MFP10は、NFC通信を利用して、通常利用情報及びWFD利用情報を携帯端末50に送信する(S92)。
第3実施例と異なる点を説明する。本実施例では、携帯端末50がWFDNW(端末)に所属している場合には、図3のS10において、識別情報送信部86は、携帯端末50の現在の状態(即ちG/O状態又はCL状態)を示す状態情報をさらに含む要求コマンドをMFP10に送信する。
ケース4−1では、MFP10及び携帯端末50は、PC6AがG/O機器である同一のWFDNW(SSID及びBSSID=「X3、Y3」)に所属している。即ち、MF
P10及び携帯端末50の両方がCL状態である。MFP10及び携帯端末50は、さらに、同一の通常Wi−FiNWに所属している。従って、ケース4−1も、上記の特定の状況である。
ケース4−2では、MFP10及び携帯端末50は、ケース1−1と同様の状態(即ち上記の特定の状況)を有する。即ち、MFP10は、G/O状態である。従って、MFP10は、MFP10及び携帯端末50のうちの少なくとも一方がCL状態でないと判断し(S94でNO)、NFC通信を利用して、WFD利用情報を携帯端末50に送信する(S98)。
第1実施例と異なる点を説明する。第1実施例では、MFP10の選択部42が、対象データの無線通信に利用されるべき無線ネットワークを選択する(図4のS52,S56参照)。これに対し、本実施例では、携帯端末50が無線ネットワークを選択する。
本実施例では、携帯端末50の制御部70は、図3のフローチャートに代えて、図15のフローチャートを実行する。S100では、制御部70は、NFCI/F62を介して、要求コマンドをMFP10に送信する。携帯端末50が通常Wi−FiNW(端末)及
びWFDNW(端末)のうちの少なくとも一方に所属している場合でも、要求コマンドは、SSID及びBSSIDを含まない。
は、通信実行部83は、WFDNW(MFP、端末)を利用して、MFP10と対象データの無線通信を実行する。また、例えば、S124が実行された場合には、通信実行部83は、WFDNW(端末=G/O)を利用して、MFP10と対象データの無線通信を実行する。S130を終えると、図15の処理が終了する。
本実施例では、MFP10の制御部30は、図4のフローチャートに代えて、図16のフローチャートを実行する。制御部30は、NFCI/F22を介して、携帯端末50から要求コマンドを受信する場合には、S200でYESと判断して、S202に進む。S202では、識別情報送信部46は、NFCI/F22を介して、応答データを携帯端末50に送信する。上述したように、応答データは、MFP10が所属している無線ネットワークのSSID及びBSSIDを含む。
ケース5−1では、MFP10及び携帯端末50は、図5のケース1−1と同様の状態(即ち上記の特定の状況)を有する。MFP10は、NFC通信を利用して、携帯端末50から要求コマンドを受信すると(図16のS200でYES)、2組のSSID及びBSSID「X1、Y1」,「X2、Y2」を含む応答データを携帯端末50に送信する。
ケース5−2では、MFP10及び携帯端末50は、同一のWFDNW(MFP、端末)に所属している。また、携帯端末50は、通常Wi−FiNW(端末)に所属しているが、MFP10は、当該通常Wi−FiNWに所属していない。MFP10は、NFC通信を利用して、携帯端末50から要求コマンドを受信すると(図16のS200でYES)、1組のSSID及びBSSID「X2、Y2」を含む応答データを携帯端末50に送信する。
し、MFP10及び携帯端末50のうちの少なくとも一方がCL状態でない場合には、WFDNW(MFP、端末)のみを選択してもよい。本変形例では、第4実施例と同様の効果が得られる。
よい。また、上記の各実施例では、「第2種のインターフェース」は、1個のインターフェース(即ち、無線LANI/F20又は無線LANI/F60)である。これに代えて、「第2種のインターフェース」は、例えば、通常Wi−Fi通信を実行するための第1のインターフェース(即ち1個のICチップ)と、第1のインターフェースとは別体に構成されている第2のインターフェースであって、WFD通信を実行するための第2のインターフェース(即ち1個のICチップ)と、によって構成されていてもよい。
ラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、
新規で有用である。また、上記の第1及び第2の通信機器を備える通信システムも、新規
で有用である。
以下に、本明細書に記載の技術の特徴を列挙する。
[特徴1]
第1の通信機器であって、
第2の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第2の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器から受信する識別情報受信部と、
前記第1及び第2の識別情報を利用して、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択する選択部と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行部と、
を備える第1の通信機器。
[特徴2]
前記制御部は、さらに、
前記少なくとも1個の無線ネットワークを利用すべきことを示す利用情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器に送信する利用情報送信部を備える、特徴1に記載の第1の通信機器。
[特徴3]
前記第1及び第2の通信機器のそれぞれは、無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、前記親局状態及び前記子局状態とは異なるデバイス状態と、を含む複数個の状態のうちのいずれかの状態で、選択的に動作可能であり、
前記第1の無線ネットワークは、一対の通信機器によって前記第1の無線ネットワークが形成される際に、前記一対の通信機器が前記第1の無線ネットワークの前記親局及び前記子局を決定するための無線通信を実行する仕組みを有する第1の無線通信方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の無線ネットワークは、前記仕組みを有さない第2の無線通信方式に従った無線ネットワークであって、前記第1及び第2の通信機器とは異なるアクセスポイントによって形成される無線ネットワークである、特徴1又は2に記載の第1の通信機器。
[特徴4]
前記選択部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第2の無線ネットワークのみを選択する、特徴3に記載の第1の通信機器。
[特徴5]
前記選択部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークのみを選択する、特徴3に記載の第1の通信機器。
[特徴6]
前記識別情報受信部は、前記第1及び第2の識別情報と共に、前記第1の無線ネットワークにおいて、前記第2の通信機器が、前記親局状態で動作しているのか、前記子局状態で動作しているのか、を示す状態情報を受信し、
前記選択部は、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークにおいて、前記第1及び第2の通信機器の両方が前記子局状態で動作しているのか否かを、前記状態情報を利用して判断する状態判断部を備え、
前記選択部は、
前記第1及び第2の通信機器の両方が前記子局状態で動作していると判断される場合に、前記第2の無線ネットワークのみを選択し、
前記第1及び第2の通信機器のうちの少なくとも一方が前記子局状態で動作していないと判断される場合に、前記第1の無線ネットワークのみを選択する、特徴3に記載の第1の通信機器。
[特徴7]
前記第1の通信機器は、さらに、
前記第1の通信機器が無線ネットワークに所属している場合に、当該無線ネットワークを識別するためのSSID及びBSSIDを格納するメモリを備え、
前記第1の識別情報は、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1のSSID及び第1のBSSIDのうちの少なくとも一方を含み、
前記第2の識別情報は、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2のSSID及び第2のBSSIDのうちの少なくとも一方を含み、
前記選択部は、前記メモリ内の前記SSID及び前記BSSIDのうちの少なくとも一方と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、を利用して、前記少なくとも1個の無線ネットワークを選択する、特徴1から6のいずれか一項に記載の第1の通信機器。
[特徴8]
前記制御部は、さらに、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第1の通信機器が所属している第3の無線ネットワークで利用されている無線設定情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器に送信する設定情報送信部を備え、
前記通信実行部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と前記対象データの無線通信を実行する、特徴1から7のいずれか一項に記載の第1の通信機器。
[特徴9]
第2の通信機器であって、
第1の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第1の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器に送信する識別情報送信部であって、前記第1及び第2の識別情報は、前記第1の通信機器が、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択するために利用される、前記識別情報送信部と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行部と、
を備える第2の通信機器。
[特徴10]
前記制御部は、さらに、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第1の通信機器が所属している第3の無線ネットワークで利用されている無線設定情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器から受信する設定情報受信部と、
前記無線設定情報が受信される場合に、前記第1及び第2の無線ネットワークのうちの一方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させる離脱部と、
前記一方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させた後に、前記無線設定情報を利用して、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる参加部と、を備え、
前記通信実行部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と前記対象データの無線通信を実行する、特徴9に記載の第2の通信機器。
[特徴11]
前記第1及び第2の通信機器のそれぞれは、無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、前記親局状態及び前記子局状態とは異なるデバイス状態と、を含む複数個の状態のうちのいずれかの状態で、選択的に動作可能であり、
前記第1の無線ネットワークは、一対の通信機器によって前記第1の無線ネットワークが形成される際に、前記一対の通信機器が前記第1の無線ネットワークの前記親局及び前記子局を決定するための無線通信を実行する仕組みを有する第1の無線通信方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の無線ネットワークは、前記仕組みを有さない第2の無線通信方式に従った無線ネットワークであって、前記第1及び第2の通信機器とは異なるアクセスポイントによって形成される無線ネットワークであり、
前記一方の無線ネットワークは、前記第2の無線ネットワークである、特徴10に記載の第2の通信機器。
[特徴12]
前記第1の無線ネットワークでは、第1の無線チャネル値が利用され、
前記第2の無線ネットワークでは、前記第1の無線チャネル値が利用され、
前記参加部は、
前記第1の無線チャネル値と、前記第3の無線ネットワークで利用される第2の無線チャネル値と、が一致する場合に、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる際に、前記第1及び第2の無線ネットワークのうちの他方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させず、
前記第1の無線チャネル値と前記第2の無線チャネル値とが一致しない場合に、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる際に、前記他方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させる、特徴10又は11に記載の第2の通信機器。
[特徴13]
第1の通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記第1の通信機器は、
第2の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第2の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記第1の通信機器に搭載されるコンピュータに、以
下の各処理、即ち、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器から受信する識別情報受信処理と、
前記第1及び第2の識別情報を利用して、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択する選択処理と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
[特徴14]
第2の通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記第2の通信機器は、
第1の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第1の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記第2の通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器に送信する識別情報送信処理であって、前記第1及び第2の識別情報は、前記第1の通信機器が、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択するために利用される、前記識別情報送信処理と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
Claims (14)
- 第1の通信機器であって、
第2の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第2の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器から受信する識別情報受信部と、
前記第1及び第2の識別情報を利用して、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択する選択部と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行部と、
を備える第1の通信機器。 - 前記制御部は、さらに、
前記少なくとも1個の無線ネットワークを利用すべきことを示す利用情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器に送信する利用情報送信部を備える、請求項1に記載の第1の通信機器。 - 前記第1及び第2の通信機器のそれぞれは、無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、前記親局状態及び前記子局状態とは異なるデバイス状態と、を含む複数個の状態のうちのいずれかの状態で、選択的に動作可能であり、
前記第1の無線ネットワークは、一対の通信機器によって前記第1の無線ネットワークが形成される際に、前記一対の通信機器が前記第1の無線ネットワークの前記親局及び前記子局を決定するための無線通信を実行する仕組みを有する第1の無線通信方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の無線ネットワークは、前記仕組みを有さない第2の無線通信方式に従った無線ネットワークであって、前記第1及び第2の通信機器とは異なるアクセスポイントによって形成される無線ネットワークである、請求項1又は2に記載の第1の通信機器。 - 前記選択部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第2の無線ネットワークのみを選択する、請求項3に記載の第1の通信機器。
- 前記選択部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークのみを選択する、請求項3に記載の第1の通信機器。
- 前記識別情報受信部は、前記第1及び第2の識別情報と共に、前記第1の無線ネットワークにおいて、前記第2の通信機器が、前記親局状態で動作しているのか、前記子局状態で動作しているのか、を示す状態情報を受信し、
前記選択部は、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークにおいて、前記第1及び第2の通信機器の両方が前記子局状態で動作しているのか否かを、前記状態情報を利用して判断する状態判断部を備え、
前記選択部は、
前記第1及び第2の通信機器の両方が前記子局状態で動作していると判断される場合に、前記第2の無線ネットワークのみを選択し、
前記第1及び第2の通信機器のうちの少なくとも一方が前記子局状態で動作していないと判断される場合に、前記第1の無線ネットワークのみを選択する、請求項3に記載の第1の通信機器。 - 前記第1の通信機器は、さらに、
前記第1の通信機器が無線ネットワークに所属している場合に、当該無線ネットワークを識別するためのSSID及びBSSIDを格納するメモリを備え、
前記第1の識別情報は、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1のSSID及び第1のBSSIDのうちの少なくとも一方を含み、
前記第2の識別情報は、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2のSSID及び第2のBSSIDのうちの少なくとも一方を含み、
前記選択部は、前記メモリ内の前記SSID及び前記BSSIDのうちの少なくとも一方と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、を利用して、前記少なくとも1個の無線ネットワークを選択する、請求項1から6のいずれか一項に記載の第1の通信機器。 - 前記制御部は、さらに、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第1の通信機器が所属している第3の無線ネットワークで利用されている無線設定情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器に送信する設定情報送信部を備え、
前記通信実行部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と前記対象データの無線通信を実行する、請求項1から7のいずれか一項に記載の第1の通信機器。 - 第2の通信機器であって、
第1の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第1の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器に送信する識別情報送信部であって、前記第1及び第2の識別情報は、前記第1の通信機器が、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択するために利用される、前記識別情報送信部と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行部と、
を備える第2の通信機器。 - 前記制御部は、さらに、
前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第1の通信機器が所属している第3の無線ネットワークで利用されている無線設定情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器から受信する設定情報受信部と、
前記無線設定情報が受信される場合に、前記第1及び第2の無線ネットワークのうちの一方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させる離脱部と、
前記一方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させた後に、前記無線設定情報を利用して、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる参加部と、を備え、
前記通信実行部は、前記第1の通信機器が前記第1及び第2の無線ネットワークのどちらにも所属していない場合に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と前記対象データの無線通信を実行する、請求項9に記載の第2の通信機器。 - 前記第1及び第2の通信機器のそれぞれは、無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、前記親局状態及び前記子局状態とは異なるデバイス状態と、を含む複数個の状態のうちのいずれかの状態で、選択的に動作可能であり、
前記第1の無線ネットワークは、一対の通信機器によって前記第1の無線ネットワークが形成される際に、前記一対の通信機器が前記第1の無線ネットワークの前記親局及び前記子局を決定するための無線通信を実行する仕組みを有する第1の無線通信方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の無線ネットワークは、前記仕組みを有さない第2の無線通信方式に従った無線ネットワークであって、前記第1及び第2の通信機器とは異なるアクセスポイントによって形成される無線ネットワークであり、
前記一方の無線ネットワークは、前記第2の無線ネットワークである、請求項10に記載の第2の通信機器。 - 前記第1の無線ネットワークでは、第1の無線チャネル値が利用され、
前記第2の無線ネットワークでは、前記第1の無線チャネル値が利用され、
前記参加部は、
前記第1の無線チャネル値と、前記第3の無線ネットワークで利用される第2の無線チャネル値と、が一致する場合に、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる際に、前記第1及び第2の無線ネットワークのうちの他方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させず、
前記第1の無線チャネル値と前記第2の無線チャネル値とが一致しない場合に、前記第2の通信機器を前記第3の無線ネットワークに参加させる際に、前記他方の無線ネットワークから前記第2の通信機器を離脱させる、請求項10又は11に記載の第2の通信機器。 - 第1の通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記第1の通信機器は、
第2の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第2の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記第1の通信機器に搭載されるコンピュータに、以
下の各処理、即ち、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器から受信する識別情報受信処理と、
前記第1及び第2の識別情報を利用して、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択する選択処理と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第2の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。 - 第2の通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記第2の通信機器は、
第1の通信機器と無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第1の通信機器と無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信の通信速度は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェースと、を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記第2の通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記第2の通信機器が第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に所属している場合に、前記第1の無線ネットワークを識別するための第1の識別情報、及び、前記第2の無線ネットワークを識別するための第2の識別情報を、前記第1種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器に送信する識別情報送信処理であって、前記第1及び第2の識別情報は、前記第1の通信機器が、前記第1及び第2の無線ネットワークのうち、前記第1の通信機器が所属している少なくとも1個の無線ネットワークを選択するために利用される、前記識別情報送信処理と、
前記少なくとも1個の無線ネットワークのうちの対象無線ネットワークを利用して、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と対象データの無線通信を実行する通信実行処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
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