JP2016181589A - Led駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率が良く発光色の管理が容易であり、調光時に所定の輝度まで一の発光色で発光し、これを超えたら他の発光色で発光するLED駆動回路を提供する。
【解決手段】LED駆動回路10は、可変定電流源13と第1LED列11と第2LED列21と切替回路30とからなる。第1LED列11の発光色は色温度が低く、第2LED列21の発光色は色温度が高い。切替回路30は、可変電流源13の出力電流Itが小さい低輝度時に第1LED列11を点灯させ、可変電流源13の出力電流Itが大きい高輝度時に第2LED列21を点灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、明るさを調整すると発光色が変化するLED駆動回路に関する。
白熱電球を模し、明るく発光させているときには色温度が高く、暗く発光させているときには色温度を低くするLED照明装置が提案されている。これを簡単に実現するには、色温度の異なる二つのLEDを準備し、輝度に応じて一方のLEDと他方のLEDについて発光強度のバランスを調整すればよい(例えば特許文献1)。そこで特許文献1の図2を図5に再掲示し、輝度に応じて発光色が変化する照明装置を説明する。なお図中、符号を変更している。()内には特許文献1で使用されている用語を示す。
図5は従来例として示す照明装置102の回路図である。照明装置102は、調光器160とLEDランプ101とを備え、交流電源150が接続している。LEDランプ101は整流平滑回路170と可変電流源180とLEDモジュール100からなる。LEDモジュール100は、高い色温度で発光するLED列111A(LEDアレイ)と、低い色温度で発光するLED列121Aと、抵抗123とトランジスタ122からなる。LED列111AではLED111が直列接続し、LED列121AではLED121が直列接続している。
整流平滑回路170は調光器160の出力電圧を整流及び平滑し、その平滑された電圧に基づいて可変電流源180が電流Itを出力する。電流ItはLED列111Aを流れる電流I1とLED列121Aを流れる電流I2に分流される。なお電流I2はトランジスタ122のベース電流Ibとコレクタ電流Icに分流される。照明装置102において調光器160により電流Itを増減すると、トランジスタ122が定電流動作する(電流Icが一定)ため電流I1と電流I2の比が変化し発光色が調整される。
特開2014−157744(図2)
しかしながら図5に示したLEDランプ101は、高輝度発光時にもLED列121Aに電流I2が流れ続けている。つまり低輝度発光時には色温度を低くし、高輝度発光時には色温度を高くするよう調色するLEDランプ101は、LED列111Aに含まれるLED111が高い色温度で発光する一方で、LED列121Aに含まれるLED121が低い色温度で発光するため高輝度発光時に色温度が低下してしまう。そこでLEDランプ101は、LED列111Aの発光色の色温度を必要以上に高くしておき、高輝度発光時におけるLED列111AとLED列121Aの発光量のバランスを正確に維持することで製品の発光色を管理しなければならない。すなわちLEDランプ101は発光色の管理が難しいという課題がある。
また、一般に発光色の色温度が低い蛍光体は発光効率も低くなるため、高輝度発光時にLED121Aを発光させているとLEDランプ101の発光効率を高くできない。さらに高輝度発光時のトランジスタ122の損失も無視できない。この結果、図5に示したLEDランプ101は高輝度発光時の発光効率が悪いという課題がある。
また、色温度の高い状態で幅広く調光するのが好まれず、中程度以下の輝度で発光するときには発光色が低い色温度になっていることが好まれる場合がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、発光効率が良く発光色の管理が容易でありながら、調光時に所定の輝度まで一の発光色で発光し、これを超えたら他の発光色で発光するLED駆動回路を提供する。
上記課題を解決するため本発明のLED駆動回路は、
可変定電流源と、
第1発光色で発光する第1LED列と、
第2発光色で発光する第2LED列と、
前記第1LED列が発光する状態と前記第2LED列が発光する状態を切り替える切替回路とを備え、
前記可変定電流源に対し前記第1LED列と前記第2LED列が並列接続し、
前記切替回路は、一端が前記第1LED列と直列接続する第1スイッチと、一端が前記第2LED列と直列接続する第2スイッチを有し、前記可変定電流源の出力する電流が所定の電流より小さいときに前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフし、前記可変定電流源の出力する電流が前記所定の電流より大きいときに前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンすることを特徴とする。
本発明のLED駆動回路では、可変定電流源の出力する電流の値が小さいうちは、切替回路が第1スイッチをオン、第2スイッチをオフにするので、第1LED列にのみ電流が流れ、第1LED列が第1発光色で低輝度発光する。可変定電流源の出力電流を増加し、出力電流が所定の値を超えると、切替回路は第1スイッチをオフ、第2スイッチをオンにし、可変定電流源の出力電流が第2LED列のみに流れるように制御する。この結果、可変定電流源の出力電流の値が大きいとき第2LED列だけが第2発光色で高輝度発光するため、本発明のLED駆動回路は発光色の管理が容易になる。前述のように高輝度発光時に第1LED列を消灯させることにより本発明のLED駆動回路は高輝度発光時の発光効率が高くなる。第1LED列の発光効率より第2LED列の発光効率を大きくするとなお良い。
前記切替回路は、電流検出素子と、前記電流検出素子の一端の電圧で出力を切り替える比較器を含み、前記電流検出素子の前記一端と前記第1スイッチの他端と前記第2スイッチの他端とが接続し、前記比較器の出力に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチが制御されても良い。
前記第1スイッチが前記比較器の出力で制御され、前記第2スイッチが前記第1スイッチの前記一端の出力で制御されても良い。
前記電流検出素子が抵抗であり、前記比較器がバイポーラトランジスタと他の抵抗を備え、前記比較器の出力が前記バイポーラトランジスタのコレクタ電圧であり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがエンハンスメント型FETであっても良い。
前記電流検出素子が抵抗であり、前記比較器がバイポーラトランジスタと他の抵抗を備え、前記比較器の出力がバイポーラトランジスタのコレクタから分流された電流であり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがバイポーラトランジスタであっても良い。
前記第2スイッチの前記一端は、前記第1スイッチの制御端子に抵抗を介して接続していても良い。
前記第1LED列の閾値電圧は、前記第2LED列の閾値電圧より高くても良い。
以上のように本発明のLED駆動回路は、発光効率が良く発光色の管理が容易でありながら、調光時に所定の輝度まで一の発光色で発光し、これを超えたら他の発光色で発光できる。
本発明の第1実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 図1に示すLED駆動回路の電圧―電流特性を示すグラフ。 本発明の第2実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 本発明の第3実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 従来例として示すLED駆動回路の回路図。
以下、添付図1〜4を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
(第1実施形態)
図1、2により本発明の第1実施形態として示すLED駆動回路10を説明する。図1はLED駆動回路10の回路図であり、図2はLED駆動回路10の電圧―電流特性を示すグラフである。
図1に示すようにLED駆動回路10は、可変定電流源13と、第1LED列11と、第2LED列21と、切替回路30からなる。第1LED列11は、複数のLED12が直列接続し、色温度が低く赤みがかった色(第1発光色)で発光する。第2LED列21は、複数のLED22が直列接続し、色温度が高く青みがかった色(第2発光色)で発光する。第1LED列11と第2LED列21のアノードは可変定電流源13の電流出力端子に接続している。第1LED列11中のLED12の直列段数は、第2LED列21中のLED22の直列段数より大きい。なおLED12及びLED22は同じLEDダイに対し異なった蛍光樹脂で被覆したものである。すなわち第1LED列11の閾値電圧(LED12の順方向電圧降下と直列段数の積)は、第2LED列21の閾値電圧(LED22の順方向電圧降下と直列段数の積)より大きい。また第1及び第2LED列11、21におけるLED12、22の直列接続とは、良く知られているようにLED12、22の直並列接続又は並直列接続を含んでいる(以下同様)。
切替回路30は、抵抗31、32、33、34、ツェナーダイオード35、36、バイポーラトランジスタ(以下トランジスタと呼ぶ)37、及びエンハンスメント型電界効果トランジスタ(以下FETと呼ぶ)38、39からなる。抵抗31はプルアップ抵抗であり、抵抗31を介して可変定電流源13の電流出力端子とトランジスタ37のコレクタが接続している。抵抗32は電流検出抵抗であり、抵抗32を介してトランジスタ37のベースとエミッタが接続する。トランジスタ37のエミッタは可変定電流源13の電流が戻る端子(グランド)と接続している。
第1スイッチとして動作するFET38は、ゲート(制御端子)がトランジスタ37のコレクタと接続するとともに、ツェナーダイオード35及び抵抗33を介して自分自身のソースに接続し、ドレイン(一端)が第1LED列11のカソードに接続し、ソース(他端)が電流検出用の抵抗32の一端に接続している。第2スイッチとして動作するFET
39は、ゲート(制御端子)がFET38のドレインと接続するとともに、ツェナーダイオード36及び抵抗34を介して自分自身のソースに接続し、ドレイン(一端)が第2LED列21のカソードに接続し、ソース(他端)が電流検出用の抵抗32の一端に接続している。
次に図2を用いてLED駆動回路10の動作を説明する。なお本説明では特別な指示なしに図1の各部材及びブロックを参照する。図2の横軸は可変定電流源13の出力する電流Itであり、縦軸は可変定電流源13の電流出力端子の電圧Vである(可変定電流源13の電流が戻る端子(グランド)の電圧を0(V)とする。)。
図2において、始めに可変定電流源13の出力する電流Itが0(A)であり、可変定電流源13の出力端子の電圧がV0(V)であるものとする。FET38のゲート電圧は、電圧V0を抵抗31、ツェナーダイオード35、抵抗33で分割したときのツェナーダイオードのカソード電圧となる。この電圧はFET38の閾値電圧(Vthとも呼ばれる)を超えている(以下、FETの閾値電圧を超えている電圧をハイレベルと呼ぶ)ので、FET38を導通状態(以下導通状態をオンと呼ぶ)にする。FET38がオンしているため、FET39のゲート電圧はFET39の閾値電圧以下となり(以下、FETの閾値電圧以下の電圧をローレベルと呼ぶ)、FET39は遮断状態(以下遮断状態をオフと呼ぶ)になる。
可変定電流源13の出力電流Itが0(A)からI4(A)までの電流範囲I3にあるとき、抵抗32の電圧降下が0.6V以下となり、トランジスタ37のコレクタ−エミッタ間がオフする。このためFET38のゲート電圧はハイレベルを維持し、FET39のゲート電圧はローレベルを維持する。この結果、第1LED列11にのみ電流I1が流れる(I1=It、I2=0)。
すなわち電流Itの増加にともない、可変定電流源13の出力端子の電圧Vが上昇し、第1LED列11の発光輝度が増加する。なおツェナーダイオード35は可変定電流源13の出力端子の電圧Vが上昇しても過剰な電圧がFET38のゲートに印加されないようにする保護素子であり、降伏電圧がFET38の閾値電圧よりやや大きいものを用いる。
可変定電流源13の出力電流ItがI4(A)を超えた電流範囲I5では、抵抗32の電圧降下が0.6Vを超えるため、トランジスタ37のコレクタ−エミッタ間がオンする。この結果、FET38のゲート電圧はローレベルとなりFET38がオフする。FET38がオフすると、第1LED列11に電流が流れなくなりFET39のゲート電圧がハイレベルとなる(第1LED列11の電圧降下が減り、FET39のゲート電圧がツェナーダイオード36の降伏電圧となる)。この結果、第2LED列21にのみ電流I2が流れる(I1=0、I2=It)。
なお第2LED列21は、第1LED列11よりも閾値電圧が低いため、可変定電流源13の出力電流ItがI4(A)を超えると、可変定電流源13の出力端子の電圧Vは、V1(V)からいったん第2LED列21の閾値電圧付近の電圧V2(V)まで低下する。そして電流Itの増加にともない、可変定電流源13の出力端子の電圧Vが上昇し、第2LED列21の発光輝度が増加する。
ツェナーダイオード36は、可変定電流源13の出力端子の電圧Vが上昇しても過剰な電圧がFET39のゲートに印加されないようにする保護素子であり、降伏電圧がFET39の閾値よりやや大きいものを用いる。LED駆動回路10では第1LED列11の閾値電圧が第2LED列21の閾値電圧よりLED12の順方向電圧降下で数個分大きくしているので、電流ItがI4(A)より大きいとき可変定電流源13の出力端子の電圧V
が上昇しても第1LED列11に電流が流れない。これは、図2においてグラフの右端の電圧値が電圧V0に達しないことに対応する。
もしも仮に第1LED列11の閾値電圧を第2LED列21の閾値電圧より小さくした場合、LED駆動回路10では、電流ItがI4(A)より大きい電流範囲I5にあるとき、第1LED列11からツェナーダイオード36、抵抗34を経て電流I1が流れる可能性がある。しかしながら抵抗34を大きな値にしておけば、この電流I1(及び第1LED列11の点灯)を無視できる。この場合でも前述のFET38、39の状態は変わらない。
以上のようにLED駆動回路10では、可変定電流源13の出力電流Itの値が小さい電流期間I3において、切替回路30は、FET38をオン、FET39をオフにし、第1LED列11にのみ電流I1が流れるよう制御し、第1LED列11が第1発光色で低輝度発光する。可変定電流源13の出力電流Itを増加し、出力電流が所定の値(I4(A))を超えると、切替回路30は、FET38をオフ、FET39をオンにし、可変定電流源13の出力電流Itが第2LED列21のみに流れるように制御する。この結果LED駆動回路10において、可変定電流源13の出力電流Itの値が大きい電流範囲I5で第2LED列21が第2発光色で高輝度発光する。
すなわち高輝度発光時にLED駆動回路10は、第1LED列11の発光色が混じらず、第2LED列21の発光色で発光するので、LED駆動回路10及びこれを使用する製品において発光色の管理が容易になる。また高輝度発光時にLED駆動回路10は、第2LED列21を発光効率の高い色温度で発光させている一方で、発光効率の低い色温度で発光する第1LED列11を消灯させているため発光効率が高くなっている。
図1に示したようにLED駆動回路10において切替回路30は、電流検出素子として抵抗32、比較器としてトランジスタ37を含んでいた。すなわち比較器であるトランジスタ37はベース−エミッタ間の閾値電圧である0.6Vと抵抗32の一端の電圧(ベース電圧)を比較し、コレクタの電圧出力を反転させている。また電流検出素子である抵抗32の一端は第1スイッチであるFET38のソース(他端)と第2スイッチであるFET39のソース(他端)とが接続し、第1LED列11及び第2LED列21に流れる電流I1、I2が抵抗32に流れ込んでいる。そしてトランジスタ37のコレクタ電圧に基づいてFET38、39が制御される。なおトランジスタ37のコレクタ電圧に基づき、トランジスタ37のコレクタ電圧でFET38が制御され、さらにFET38のドレイン電圧でFET39が制御されている。
電流検出素子としては、抵抗ばかりでなくコイルや集積化したセンサであっても良い。比較器としては、トランジスタばかりでなく、コンパレータやA/Dコンバータでも良い。電流検出素子は第1スイッチ及び第2スイッチに別々に設けても良い。第1及び第2スイッチを制御する回路は、デジタル制御回路であってもよい。しかしながらLED駆動回路10は、少ない素子数で、電流Itに基づき第1LED列11と第2LED列21の切り替えを可能にしている。
前述したようにLED駆動回路10では第1発光色の色温度を低いものとし、第2発光色の色温度を色温度の高いものとしていたので、電流I1、I2に対する第1及び第2LED列11、21の発光効率は、第2LED列21の方が大きくなる。この条件の下でLED駆動回路10は、第1LED列11に含まれるLED12の個数を第2LED列21に含まれるLED22の個数より多くし、電流I4(A)の前後で第1LED列11と第2LED列21の明るさを等しくしていた。つまり発光色が切り替わるとき明るさが変化しないため、自然な調光が可能になる。
なおLED駆動回路10では、第1LED列11の閾値電圧を第2LED列21の閾値電圧より高くするため、LED12、22の個数を調整していた。LED12、22の個数で第1及び第2LED列11、12の閾値電圧を調整できたのは、前述したようにLED駆動回路10ではLED12及びLED22のLEDダイが共通であり、各LED12、22の順方向電圧降下が等しかったためである。これに対し第1LED列と第2LED列に含まれるLEDが異なった種類・型式のLEDダイを使用する場合もある。この場合、それぞれのLEDダイの順方向電圧降下に基づいて第1LED列と第2LED列の閾値電圧を調整する必要がある。
(第2実施形態)
前述したように図1に示したLED駆動回路10の切替回路30では、電流検出素子が抵抗32、比較器がトランジスタ37(より正確にはプルアップ用の抵抗31を含む)、比較器の出力がトランジスタ37のコレクタ電圧であり、さらに第1スイッチ及び第2スイッチがエンハンスメント型のFET38、39であった。これに対し第1スイッチ及び第2スイッチは他のスイッチング素子であっても良い。そこで図3に本発明の第2実施形態として、第1スイッチ及び第2スイッチがバイポーラトランジスタであるLED駆動回路40の回路図を示す。
図3に示すようにLED駆動回路40は、図1に示したLED駆動回路10に含まれる可変定電流源13と第1及び第2LED列11、21が共通であり、切替回路40aがLED駆動回路10の切替回路30と異なる。
LED駆動回路40において切替回路40aは、抵抗41、42、43、44、45と、バイポーラトランジスタ(以下トランジスタと呼ぶ)47、48、49からなる。抵抗41はプルアップ抵抗であり、抵抗31を介して可変定電流源13の電流出力端子とトランジスタ47のコレクタが接続している。抵抗42は電流検出抵抗であり、抵抗42とベース電流を制限する抵抗43とを介してトランジスタ47のベースとエミッタが接続する。トランジスタ47のエミッタは可変定電流源13の電流が戻る端子(グランド)と接続している。
第1スイッチとして動作するトランジスタ48は、コレクタ(一端)が第1LED列11のカソードと接続するとともに、ベース(制御端子)が抵抗44を介してトランジスタ47のコレクタと接続する。第2スイッチとして動作するトランジスタ49は、コレクタ(一端)が第2LED列21のカソードと接続するとともに、ベース(制御端子)が抵抗45を介してトランジスタ48のコレクタと接続する。トランジスタ48、49のエミッタ(他端)はともに抵抗42の一端にしている。
切替回路40aは、切替回路30(図1参照)と同様に比較器がトランジスタ47(より正確には抵抗41を含む)である。しかしながら第1スイッチ及び第2スイッチは、トランジスタ48、49であるためオン及びオフはベース電流で制御される。すなわち比較器の出力としてトランジスタ47のコレクタから分流された電流でトランジスタ48が制御され、トランジスタ48のコレクタから分流した電流でトランジスタ49が制御される。
なおベース電流を無視すれば、LED駆動回路40の発光動作は、図1及び図2で示したLED駆動回路10の発光動作と等しく、作用効果も等しい。さらにLED駆動回路40は、第1及び第2スイッチをバイポーラトランジスタ(トランジスタ48、49)としたことにより図1に示したLED駆動回路10より回路が若干簡単になっている。
(第3実施形態)
LED駆動回路10、40では第1スイッチ(FET38、トランジスタ48)が比較器(トランジスタ37、47)の出力で制御され、第2スイッチ(FET39、トランジスタ49)が第1スイッチの一端の出力(ドレインの電圧、コレクタから分流した電流)で制御されていた。このような回路構成は、例えば図2において電流ItがI4(A)近傍にあるとき発振を起こすことがある。そこで図4に本発明の第3実施形態として、発振防止のため第1スイッチ及び第2スイッチの切り替り時にヒステリシス特性を備えたLED駆動回路50の回路図を示す。
図4に示すようにLED駆動回路50は、図1に示したLED駆動回路10に抵抗51を追加しただけである。すなわちLED駆動回路50は、切替回路50aにおいて第1スイッチであるFET38のゲート(制御端子)と第2スイッチであるFET39のドレイン(一端)が抵抗51を介して接続している。
FET38と第1LED列11からなる回路は、FET38のゲートを入力、ドレインを出力とする反転増幅器とみることができる。同様にFET39と第2LED列21からなる回路は、FET39のゲートを入力、ドレインを出力とする反転増幅器とみることができる。つまり抵抗51は、2段の反転増幅器からなる増幅器の入力と出力を接続するフィードバック抵抗とみなせる。このフィードバック抵抗は良く知られているようにヒステリシスを発生する。この結果、LED駆動回路50は図2の電流I4(A)近傍で起こる発振が抑制される。
10、40、50…LED駆動回路、
11…第1LED列、
12、22…LED、
13…可変定電流源、
21…第2LED列、
30、40a、50a…切替回路、
31、32、33、34、41、42、43、44、45、51…抵抗、
35、36…ツェナーダイオード、
37、47…トランジスタ(バイポーラトランジスタ、比較器)、
38…FET(エンハンスメント型電界効果トランジスタ、第1スイッチ)、
39…FET(エンハンスメント型電界効果トランジスタ、第2スイッチ)、
48…トランジスタ(バイポーラトランジスタ、第1スイッチ)、
49…トランジスタ(バイポーラトランジスタ、第2スイッチ)。

Claims (7)

  1. 可変定電流源と、
    第1発光色で発光する第1LED列と、
    第2発光色で発光する第2LED列と、
    前記第1LED列が発光する状態と前記第2LED列が発光する状態を切り替える切替回路とを備え、
    前記可変定電流源に対し前記第1LED列と前記第2LED列が並列接続し、
    前記切替回路は、一端が前記第1LED列と直列接続する第1スイッチと、一端が前記第2LED列と直列接続する第2スイッチを有し、前記可変定電流源の出力する電流が所定の電流より小さいときに前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフし、前記可変定電流源の出力する電流が前記所定の電流より大きいときに前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンすることを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記切替回路は、電流検出素子と、前記電流検出素子の一端の電圧で出力を切り替える比較器を含み、前記電流検出素子の前記一端と前記第1スイッチの他端と前記第2スイッチの他端とが接続し、前記比較器の出力に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチが制御されることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記第1スイッチが前記比較器の出力で制御され、前記第2スイッチが前記第1スイッチの前記一端の出力で制御されることを特徴とする請求項2に記載のLED駆動回路。
  4. 前記電流検出素子が抵抗であり、前記比較器がバイポーラトランジスタと他の抵抗を備え、前記比較器の出力が前記バイポーラトランジスタのコレクタ電圧であり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがエンハンスメント型FETであることを特徴とする請求項2又は3に記載のLED駆動回路。
  5. 前記電流検出素子が抵抗であり、前記比較器がバイポーラトランジスタと他の抵抗を備え、前記比較器の出力がバイポーラトランジスタのコレクタから分流された電流であり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがバイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項2又は3に記載のLED駆動回路。
  6. 前記第2スイッチの前記一端は、前記第1スイッチの制御端子に抵抗を介して接続していていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のLED駆動回路。
  7. 前記第1LED列の閾値電圧は、前記第2LED列の閾値電圧より高いことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のLED駆動回路。
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