JP2016181180A - 制御システム、制御装置および制御方法 - Google Patents

制御システム、制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】家電装置の操作を容易にすることができる制御システム、制御装置及び制御方法を提供する。【解決手段】制御システムは、収集部16、記憶部13及び設定部17を有する。収集部16は、制御対象となる複数の装置の動作状態をそれぞれ収集する。記憶部13は、収集部が収集した動作状態を記憶する。設定部17は、利用者から設定要求を受信した場合は、複数の装置の状態を記憶部13が記憶する動作状態に設定する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、制御システム、制御装置および制御方法に関する。
近年、エアコンや照明機器などの家電装置を制御する技術として様々な技術がある。例えば、家電装置を制御するための命令を家電装置に送信するコントローラと、受信した命令に応じて制御される家電装置(被制御機器)とを有し、利用者からの操作に従って家電装置を制御する制御システムがある。
このような制御システムでは、インターネットや無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、設定温度や照度等の家電装置の設定値を家電装置に対する操作内容として利用者から受付ける。このような場合、コントローラは、制御対象となる家電装置に対して制御命令を送信し、設定値に従って動作するように家電装置の状態を制御する。
しかしながら、従来技術では、家電装置ごとに操作を受付けるので、制御したい家電装置が複数存在する場合には、操作に手間がかかってしまい、また、家電装置に対する操作を設定値で行った場合は、利用者が家電装置の状態をイメージしづらいため、操作が容易であるとは言えない。
特開2008−283433号公報 特開2006−350819号公報
本発明が解決しようとする課題は、利用者が所望した家電装置の動作状態を一括して容易に記憶することができる制御システム、制御装置および制御方法を提供することである。
実施形態の一例に係る制御システムは、収集部、記憶部、および設定部を有する。収集部は、制御対象となる複数の装置の動作状態をそれぞれ収集する。記憶部は、前記収集部が収集した動作状態を記憶する。設定部は、利用者から設定要求を受信した場合は、前記複数の装置の状態を前記記憶部が記憶する動作状態に設定する。
実施形態の一例に係る制御システム、制御装置および制御方法によれば、利用者が所望した家電装置の動作状態を一括して容易に記憶することができる。
図1は、第1の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るコントローラが有する機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る設定テーブルに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るモードテーブルに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るコントローラが実行する処理の流れを説明する図である。 図6は、第2の実施形態に係る管理サーバが有する機能構成の一例を説明するブロック図である。 図7は、第2の実施形態に係る設定テーブルに登録される情報の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係るモードテーブルに登録される情報の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係るコントローラテーブルに登録される情報の一例を説明するための図である。 図10は、ユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。 図11は、ユーザ端末が表示する画面の他の例を示す図である。 図12は、実施形態に係るユーザ端末が登録要求送信時に表示する画面の一例を示す図である。
以下で説明する実施形態に係る制御システム1は、収集部16、記憶部13、設定部17を有する。収集部16は、制御対象となる家電装置40の動作状態をそれぞれ収集する。記憶部13は、収集した動作状態を記憶する。そして、設定部17は、利用者から設定要求を受信した場合は、家電装置40の状態を記憶部13が記憶した動作状態に設定する。
また、制御システム1は、利用者から家電装置40の動作状態を記憶するよう指示された場合は、指示を受付けた際における家電装置40の動作状態をそれぞれ収集する。
また、制御システム1は、利用者の状態を示す利用者情報と、家電装置40の動作状態とを対応付けて記憶し、利用者から利用者情報を指定された場合は、家電装置40の状態を、利用者から指定された利用者情報と対応付けられた動作状態に設定する。
また、制御システム1は、家電装置40のうち、所定の領域に設置されている家電装置40の動作状態を収集する。
また、制御システム1は、家電装置40の動作状態を記憶するよう指示する登録要求を受信すると、利用者が所在する領域に設置されている家電装置40の動作状態を収集する。
また、制御システム1は、家電装置40のうち、利用者が選択した家電装置40の動作状態を収集する。
また、制御システム1は、設定対象となる家電装置40に暦または気候によって異なる制御を行う家電装置40が含まれる場合は、設定要求が行われた暦または気候に応じて、かかる家電装置40に設定する動作状態を変更する。
また、制御システム1は、動作状態と、家電装置40の状態をその動作状態に設定するために利用者が設定要求を送信する位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する。そして、制御システム1は、利用者から設定要求および位置情報を受信した場合は、家電装置40の状態を、受信した位置情報と対応付けられた動作情報に設定する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る制御システム、制御装置および制御方法を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する制御システム、制御装置および制御方法は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。
例えば、以下の実施形態では、制御システムの一例である制御システムを説明するが、これ以外にも、家電装置を制御する任意のシステムに適用することができる。また、家電装置とは、照明器具、空調装置、洗濯機、給湯器、電気錠、インターホン(ドアホン)などの生活家電、テレビジョンセット、テレビジョン録画機などのオーディオ・ビジュアル機器などであってもよい。また、家電装置は、ゲーム機などのアミューズメント家電、パーソナルコンピュータなどの情報家電、太陽光発電関連機器などであってもよい。すなわち、家電装置は、利用者の居住施設に付随する機器一般を含むものである。なお、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る制御システム1の構成例を示す図である。図1に示した制御システム1は、例えば、宅内に設置されている家電装置等の制御や監視を実現するシステムであり、HEMS(Home Energy Management System)などと呼ばれる。かかる制御システム1は、例えば、HEMS標準プロトコルの「ECHONET」や「ECHONET Lite」が適用される。
図1に示すように、制御システム1には、ホームネットワークシステム2と、ユーザ端末3と、管理サーバ4とが含まれる。ホームネットワークシステム2、ユーザ端末3及び管理サーバ4は、ネットワーク5を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。かかるネットワーク5は、例えば、インターネットやイントラネットに該当する。なお、図1に示すホームネットワークシステム2、ユーザ端末3、管理サーバ4の数は、一例に過ぎず、制御システム1の構成に応じて適宜変更可能である。
ホームネットワークシステム2は、例えばユーザ宅内や店舗内などに構築され、コントローラ10、ユーザ端末20、アクセスポイント30、リビングエアコン40a、リビング照明40b、玄関照明40c、通信アダプタ50a〜50c等を有する。なお、以下の説明では、リビングエアコン40a、リビング照明40b、玄関照明40cを統括して家電装置40と記載する場合があり、通信アダプタ50a〜50cを統括して通信アダプタ50と記載する場合がある。コントローラ10とアクセスポイント30は、それぞれの機能を有する一体の装置であってもよい。アクセスポイント30。家電装置40が通信アダプタ50の機能を有する場合は、家電装置40と通信アダプタ50が一体の装置であってもよい。なお、図1に示す家電装置の数は、一例に過ぎず、ホームネットワークシステム2の構成に応じて適宜変更可能である。
ユーザ端末3は、例えば、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)などであり、ネットワーク5を介して管理サーバ4に接続される。かかるユーザ端末3は、家電装置40に対する操作を受付ける操作画面を表示し、ユーザが家電装置に対する操作を入力した場合は、かかる操作に従って家電装置に対する制御命令を生成し、ネットワーク5を介して、生成した制御命令を管理サーバ4に送信する。また、ユーザ端末3は、管理サーバ4から受信した家電装置40に関する各種情報を表示してもよい。
管理サーバ4は、ネットワーク5を介してユーザ端末3から受信した制御命令を、ネットワーク5を介してホームネットワークシステム2内のコントローラ10に送信する。また、管理サーバ4は、ネットワーク5を介してコントローラ10から受信した家電装置40に関する各種情報を、ユーザ端末3に送信する。
続いて、ホームネットワークシステム2について説明する。コントローラ10は、アクセスポイント30と接続され、ホームネットワークシステム2を外部のネットワーク5に接続するゲートウェイ機能を有し、家電装置40に制御命令を送信することで、家電装置40の制御を行う制御装置である。図1の例では、コントローラ10は、ホームネットワークシステム2内のアクセスポイント30と、ホームネットワークシステム2外のユーザ端末3や管理サーバ4とをネットワーク5を介して接続する。
また、コントローラ10は、ネットワーク5を介して管理サーバ4から受信した家電装置40に対する制御命令を受信した場合は、受信した制御命令をアクセスポイント30に送信する。また、コントローラ10は、アクセスポイント30から受信した家電装置40に関する各種情報をネットワーク5を介して管理サーバ4に送信する。
ユーザ端末20は、例えば、家電装置を制御するためのリモートコントローラ、タブレット端末、PC、携帯電話機、PDAなどであり、無線LANや有線LANなどを介してアクセスポイント30に接続される。かかるユーザ端末20は、ユーザ端末3と同様に、ユーザ操作に従って家電装置40に対する複数の制御命令をアクセスポイント30に送信したり、アクセスポイント30から受信した家電装置40に関する各種情報を表示したりする。
なお、ユーザ端末20は、無線LANや有線LANなどを介して、コントローラ10に接続されてもよい。この場合、ユーザ端末20は、コントローラ10経由で、アクセスポイント30に制御命令を送信したり、アクセスポイント30から受信した家電装置40に関する各種情報を表示したりしてもよい。なお、ユーザ端末20は、ユーザ端末3と同一の装置であってもよい。
また、ユーザ端末3およびユーザ端末20は、利用者の操作により、家電装置40の動作状態を収集して記憶するよう指示する登録要求をアクセスポイント30若しくは管理サーバ4経由でコントローラ10へと送信する。また、ユーザ端末3およびユーザ端末20は、利用者の操作により、家電装置40の状態を、記憶された動作状態に設定するよう指示する設定要求を、アクセスポイント30若しくは管理サーバ4経由でコントローラ10へと送信する。
アクセスポイント30は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線規格や宅内LANを用いて、コントローラ10、ユーザ端末20及び通信アダプタ50と通信を行う。かかるアクセスポイント30は、ユーザ端末20やコントローラ10から入力された制御命令を通信アダプタ50に送信したり、通信アダプタ50から受信した家電装置40に関する各種情報をユーザ端末20やコントローラ10に送信したりする。なお、アクセスポイント30は、コントローラ10と一体となって形成されてもよい。
通信アダプタ50は、アクセスポイント30を介して、家電装置40とコントローラ10やユーザ端末20との間で送受信される制御命令や家電装置40に関する各種情報などを中継する。通信アダプタ50は、アクセスポイント30から受信した制御命令を家電装置40に送信する。また、通信アダプタ50は、家電装置40から受信した家電装置40に関する各種情報をアクセスポイント30に送信する。
続いて、家電装置40について説明する。リビングエアコン40aは、宅内のリビングに設置された空調装置であり、通信アダプタ50aを介して受信した制御命令に従って、設定温度、風量、湿度等の状態を制御する。リビング照明40bは、宅内のリビングに設定された照明装置であり、通信アダプタ50bを介して受信した制御命令に従って、照度や照明する光の色彩を変更することで、リビングの照明状態を制御する。玄関照明40cは、玄関に設置された照明装置であり、通信アダプタ50cを介して受信した制御命令に従って、照度や照明する光の色彩を変更する。
すなわち、家電装置40は、受信した制御命令に従って、設定温度、風量、湿度、照度、色彩等の動作状態を変更する。そして、家電装置40は、動作状態を変更した場合は、通信アダプタ50に応答を送信する。また、家電装置40は、要求に応じて、家電装置40に関する各種情報をアクセスポイント30に出力する。
ここで、従来のホームネットワークシステムでは、制御したい家電装置が複数存在する場合には、操作に手間がかかってしまい、操作が容易であるとは言えなかった。例えば、利用者は、リビングエアコン40aやリビング照明40bの動作状態を好みの状態にしたい場合は、コントローラ10や管理サーバ30を介して、それぞれ個別に動作状態を設定しなくてはならなかった。そこで、コントローラ10は、以下に説明する機能を発揮することで、家電装置の容易な一括操作を実現する。
[コントローラの機能構成]
まず、図2を用いて、コントローラが有する機能構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るコントローラが有する機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示す例では、コントローラ10は、ゲートウェイ部11、通信部12、記憶部13、制御部14を有する。また、記憶部13には、設定テーブル13a、及びモードテーブル13bが登録されている。また、制御部14は、登録部15、収集部16、設定部17を有する。
なお、コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータにより実現されてもよい。かかる場合、ROMやRAMは、記憶部13が記憶する各種情報を記憶する。CPUは、RAMを処理結果などを一時的に記憶させる記憶媒体として用いて、ROMに記憶された状態制御プログラムを実行することで、登録部15、収集部16、設定部17を実現してもよい。
ゲートウェイ部11は、ホームネットワークシステム2とネットワーク5とのゲートウェイとして動作する。例えば、ゲートウェイ部11は、ネットワーク5を介して、ユーザ端末3や管理サーバ4から制御命令を含むIP(Internet Protocol)パケットを受信すると、受信したIPパケットから制御命令を抽出し、抽出した制御命令を通信部12に出力する。また、ゲートウェイ部11は、通信部12から応答等のデータを受信した場合は、受信したデータをIPパケットに格納し、ネットワーク5を介して、ユーザ端末3や管理サーバ4へと送信する。
通信部12は、コントローラ10とアクセスポイント30との間の通信を制御する通信装置であり、例えば、NIC(Network Interface Controller)等により実現され、各種装置間の通信を中継する。
記憶部13は、コントローラ10が有する揮発性あるいは不揮発性のメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置により実現される。
設定テーブル13aは、収集部16が後述する処理により収集した複数の家電装置40の動作状態を、利用者の状態を示す利用者情報と対応付けて記憶する。ここで、家電装置40の動作状態とは、設定温度、風量、湿度、照度、色彩等の動作状態だけではなく、例えば蓄電池の充電率や給湯器の給湯温度等、家電装置の動作や状態を示す情報であれば、任意の情報が含まれていてよい。
例えば、図3は、第1の実施形態に係る設定テーブルに登録される情報の一例を示す図である。図3に示す例では、設定テーブル13aには、利用者ID、設定名称、対象機器、動作状態、季節設定などが対応付けて登録されている。ここで、1つの設定名称には、複数の対象機器、当該対象機器の制御内容および季節設定などの組が複数対応付けられている。
利用者IDとは、対応付けられた各種情報の登録を要求した利用者を識別する情報である。また、対象機器とは、動作状態の収集元となる装置を示す情報であり、「リビングエアコン」、「リビング照明」、「玄関照明」といった情報が格納される。また、制御内容とは、対応付けられた対象機器の動作状態を示す情報であり、例えば、対応付けられた対象機器が「リビングエアコン」である場合は、「冷房、25度」等といった情報、すなわち、対象機器の動作状態等を示す情報である。
また、季節設定とは、対応付けられた対象機器に対し、季節に応じた設定を行うか否かを示す情報であり、「有り」もしくは「無し」等といった情報が格納される。また、設定名称とは、対応付けられた動作内容の組を識別するための情報であり、例えば利用者の状態を示す情報が登録される。なお、後述説明で明らかになるように、設定テーブル13aに登録される家電装置40の動作状態は、ユーザ端末3等を用いて利用者が個別に登録した情報ではなく、利用者の指示により複数の家電装置40から収集した所定の瞬間における動作状態、すなわちスナップショットが登録される。
例えば、図3に示す設定テーブル13aには、利用者ID「ID1」が示す利用者が「読書」を行う際における家電装置40の動作状態として、リビングエアコン40aの設定が「冷房、25度」であり、リビング照明40bの設定が「白色、照度80」であり、玄関照明40cの設定が「消灯」である旨が登録されている。また、設定テーブル13aには、利用者が「映画」を鑑賞する際における家電装置40の動作状態として、リビングエアコン40aの設定が「冷房、23度」であり、リビング照明40bの設定が「消灯」であり、玄関照明40cの設定が「消灯」である旨が登録されている。また、他にも、設定テーブル13aには、利用者が「帰宅」する際、「外出」する際、「おやすみ」、すなわち寝る際における家電装置40の動作状態が登録されている。
図2に戻り、説明を続ける。モードテーブル13bは、家電装置40の状態を設定テーブル13aに登録された動作状態に設定するために利用者が設定要求を送信すると予測される位置や時間帯と、対応付けられた位置や時間帯で設定要求を受信した際に設定する動作状態の設定名称とを対応付けて記憶する。例えば、図4は、第1の実施形態に係るモードテーブルに登録された情報の一例を示す図である。
図4に示す例では、モードテーブル13bには、利用者ID、時間帯、制御位置、設定名称とが対応付けて登録されている。時間帯とは、利用者から設定要求を受信すると予測される時間帯を示す情報である。また、制御位置とは、利用者が設定要求を送信すると予測される位置を示す情報である。
例えば、図4に示すモードテーブル13bは、利用者が、時間帯「23:00〜24:00」の間に、制御位置「屋内」から制御指示を受信した場合は、設定名称「おやすみ」と対応付けて設定テーブル13aに登録された動作状態に、家電装置40の状態を設定する旨を示す。また、モードテーブル13bは、利用者が、時間帯「9:00〜12:00」の間に、制御位置「屋外」から制御指示を受信した場合は、設定名称「外出」と対応付けて設定テーブル13aに登録された動作状態に、家電装置40の状態を設定する旨を示す。
また、モードテーブル13bは、利用者が、時間帯「17:00〜20:00」の間に、制御位置「○○駅」から制御指示を受信した場合は、設定名称「帰宅」と対応付けて設定テーブル13aに登録された動作状態に、家電装置40の状態を設定する旨を示す。また、モードテーブル13bは、利用者が、時間帯「17:00〜22:00」の間に、制御位置「リビング」から制御指示を受信した場合は、設定名称「映画」と対応付けて設定テーブル13aに登録された動作状態に、家電装置40の状態を設定する旨を示す。また、モードテーブル13bは、利用者が、時間帯「10:00〜16:00」の間に、制御位置「リビング」から制御指示を受信した場合は、設定名称「読書」と対応付けて設定テーブル13aに登録された動作状態に、家電装置40の状態を設定する旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。登録部15は、利用者からの指示に従って、家電装置40の動作状態を記憶部13の設定テーブル13aに登録する。例えば、登録部15は、アクセスポイント30若しくは管理サーバ4を経由して、ユーザ端末3、ユーザ端末20から登録要求を受信した場合は、収集部16に家電装置40の動作状態を収集するよう指示する。
また、登録部15は、登録要求の送信元となるユーザ端末3またはユーザ端末20に対して、設定名称の入力と、季節設定の入力とを要求する。例えば、登録部15は、「読書」、「映画」、「帰宅」等といった設定名称の候補を選択可能な態様でユーザ端末3またはユーザ端末20に表示させ、利用者が選択した設定名称の候補を取得する。また、登録部15は、季節に応じた設定を行うか否かを登録要求の送信元となるユーザ端末3またはユーザ端末20に表示させ、季節に応じた設定を行うか否かを、家電装置40ごとに利用者に選択させる。そして、登録部15は、収集部16から家電装置40の動作状態を取得し、ユーザ端末3またはユーザ端末20から、利用者が選択した設定名称の候補と、季節に応じた設定を行うか否かを示す情報を取得すると、各情報を対応付けて設定テーブル13aに登録する。
例えば、登録部15は、登録要求を受信した際におけるリビングエアコン40aの動作状態「冷房、25度」、リビング照明40bの動作状態「白色、照度80」、玄関照明40cの動作状態「消灯」を収集部16から受付ける。また、登録部15は、利用者が選択した設定名称の候補「読書」を取得するとともに、リビングエアコン40aについて季節に応じた設定を行う旨の情報を取得する。かかる場合、登録部15は、利用者の利用者ID「ID1」と、設定名称「読書」とを対応付けるとともに、対象機器「リビングエアコン」と制御内容「冷房、25度」と季節設定「有り」の組、対象機器「リビング照明」と動作状態「白色、照度80」と季節設定「無し」の組、対象機器「玄関照明」と制御内容「消灯」と季節設定「無し」の組とを対応付けて設定テーブル13aに登録する。
収集部16は、制御対象となる家電装置40の動作状態をそれぞれ収集する。例えば、収集部16は、家電装置40の動作状態を収集する旨の指示を受付けた場合は、宅内の各家電装置40に対して動作状態を送信するよう指示する命令を送信し、各家電装置40の動作状態をそれぞれ収集する。そして、収集部16は、収集した各家電装置40の動作状態と、送信元となる家電装置40を識別する情報(例えば、対象機器として登録される家電装置の名称等)を登録部15に出力する。
なお、収集部16が収集する動作状態には、「冷房」や「25度」等といった動作時に設定される設定内容のみならず、「点灯」や「消灯」等、動作しているか否かを示す情報も含まれる。このように、動作しているか否かを示す情報を動作状態として収集することで、動作状態の再現時に、家電装置の動作を停止させるといった処理をも実現することができる。
設定部17は、アクセスポイント30又は管理サーバ4を経由して、ユーザ端末3、ユーザ端末20から設定要求を受信した場合は、各家電装置40の状態を設定テーブル13aに登録された動作状態に設定する。例えば、設定部17は、ユーザ端末3から設定要求を受信した場合は、ユーザ端末3の位置を示す位置情報を取得する。かかる位置情報の取得は、例えば、ユーザ端末3がGPS(Global Positioning System)機能等を用いて取得した位置情報を設定要求と共に送信することにより実現される。
また、設定部17は、取得したユーザ端末3の位置情報の近傍に位置する制御位置と、ユーザ端末3から設定要求を受信した時刻を含む時間帯との組に対応付けられた設定名称をモードテーブル13bから特定する。そして、設定部17は、特定した設定名称に対応付けられた各家電装置40の動作状態を設定テーブル13aから読出し、各家電装置40の状態を読み出した動作状態に設定する。
例えば、設定部17は、設定要求の送信元となるユーザ端末3の位置情報が「○○駅」の近傍であり、設定要求を受信した時刻が「18:00」である場合は、時間帯「18:00」と制御位置「○○駅」とに対応付けられた設定名称「帰宅」を特定する。かかる場合は、設定部17は、リビングエアコン40aの状態を「自動、26度」に設定し、リビング照明40bの状態を「暖色、照度60」に設定し、玄関照明40cの状態を「点灯」に設定する。
なお、設定部17は、設定対象となる家電装置40に、季節設定「有り」が対応付けられた装置が含まれる場合は、以下の季節処理を実行する。例えば、設定部17は、リビングエアコン40aの季節設定が「有り」になっている場合は、動作状態に「暖房」が含まれているか否かを判定する。そして、設定部17は、設定要求を受信した日時が予め設定された夏期間(例えば、6月1日〜9月31日の間)に含まれる場合は、動作状態「暖房」を動作状態「冷房」に修正してリビングエアコン40aの動作状態を設定する。また、設定部17は、設定要求を受信した日時が予め設定された冬期間(例えば、11月1日〜3月31日の間)に含まれる場合は、動作状態「冷房」を動作状態「暖房」に修正してリビングエアコン40aの動作状態を設定する。
なお、上述した説明では、季節に応じてリビングエアコン40aの動作状態を修正する例について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、設定部17は、設定対象となる家電装置40の動作状態に季節設定「有り」が対応付けられている場合は、かかる家電装置40をどのように設定するか利用者に問い合わせ、利用者の操作に従って制御してもよい。また、季節を表す暦に応じた設定以外に、気候を設定条件としてもよく、これらの条件を組合せてもよい。たとえば、曜日ごとに異なる動作を設定したり、天気情報を取得し、雨天の場合は晴天の場合より照明器具の点灯照度を上げるよう設定することが可能となる。
また、上述した例では、利用者が設定要求を送信した時間や場所に応じて自動的に家電装置40の設定を行う例について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、設定部17は、利用者が設定名称の指定とともに、設定要求を送信した場合は、指定された設定名称と対応付けられた動作状態を設定してもよい。なお、以下の説明では、利用者が設定要求を送信した時間や場所に応じて自動的に家電装置40の設定を行う処理を「かんたん設定」と記載する場合がある。
[コントローラ10が実行する処理の流れ]
次に、図5を用いて、コントローラ10が実行する処理の流れについて説明する。図5は、第1の実施形態に係るコントローラが実行する処理の流れを説明する図である。まず、コントローラ10は、登録要求を受信したか否かを判定し(ステップS101)、受信した場合は(ステップS101:Yes)、各家電装置40の動作状態を収集し(ステップS102)、収集した動作状態を登録する(ステップS103)。
次に、コントローラ10は、設定要求を受信したか否かを判定し(ステップS104)、設定要求を受信した場合は(ステップS104:Yes)、かんたん設定を行うか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、コントローラ10は、設定要求とともに位置情報を受信したか、設定要求とともに利用者が選択した設定名称を受信したかを判定する。
そして、コントローラ10は、かんたん設定を行う場合(ステップS105:Yes)、すなわち、設定要求とともに位置情報を受信した場合は、受信した位置情報が示す位置と、設定要求を受信した時間とに基づいて、動作状態を選択し(ステップS106)、各家電装置40の状態を選択した動作状態に設定して(ステップS107)、処理を終了する。一方、コントローラ10は、かんたん設定を行わない場合(ステップS105:No)、すなわち、設定要求とともに利用者が選択した設定名称を受信した場合は、利用者が指定した設定名称と対応付けられた動作状態を選択し(ステップS108)、ステップS107を実行する。
また、コントローラ10は、設定要求を受信していないと判定した場合は(ステップS104:No)、そのまま処理を終了する。また、コントローラ10は、登録要求を受信していない場合は(ステップS101:No)、ステップS104を実行する。
ここで、図5に記載したステップS101〜ステップS103に記載の処理が、利用者の指示に応じて家電装置の動作状態を収集し、収集した動作状態を登録する処理、すなわち、家電装置の動作状態のスナップショットを登録する処理となる。かかる処理により、利用者が肌で感じた家電装置の好みの動作状態を、簡易な操作で一括して収集し、登録することができる。
なお、動作状態を登録する際に、ユーザ端末3は、位置情報を送信してもよい。かかる場合、コントローラ10は、登録要求を送信した際の利用者の位置を示す所在位置情報を受信し、家電装置の動作状態のスナップショットと紐付けて記憶してもよい。かかる所在位置情報は、モードテーブル13bに登録されてもよく、モードテーブル13bに登録する情報の学習等に用いることができる。また、コントローラ10は、登録要求を送信した際の利用者の位置に基づいて、家電装置の動作状態を設定してもよい。
このように、コントローラ10は、登録要求を送信した際の利用者の位置を示す所在位置情報を記憶するので、登録要求を送信した際の利用者の位置に基づいた動作状態の設定を実現できる。
[第1の実施形態の効果]
上述したように、コントローラ10は、制御対象となる複数の家電装置40の動作状態をそれぞれ収集し、収集した動作状態を記憶する。そして、コントローラ10は、設定要求を受信した場合は、複数の家電装置40の状態を記憶した動作状態に設定する。このため、コントローラ10は、利用者が所望する複数の家電装置40の動作状態を一括で記憶し、制御対象となる複数の家電装置40の動作状態を、利用者の好みに合わせて一括設定することができる。
また、コントローラ10は、利用者から登録要求を受信した場合は、登録要求を受信した際の各家電装置40の動作状態を収集する。この結果、利用者は、動作状態を実際に肌で感じられる好みの状態で動作させ、かかる動作状態のスナップショットをコントローラ10に記憶させ、コントローラ10に記憶させた動作状態を再現させることができる。このように、コントローラ10は、複数の家電装置40の動作状態を利用者の好みに合わせて容易に一括設定することができる。
また、コントローラ10は、利用者の状態を示す設定名称と、家電装置40の動作状態とを対応付けて記憶し、利用者から指定された設定名称と対応付けられた動作状態に、各家電装置40の動作状態を設定する。このため、利用者は、「読書」や「映画」といった利用者の状態を指示するだけで、家電装置40の動作状態を利用者の状態に適した状態へと設定させることができる。
また、コントローラ10は、季節、歴、若しくは天候によって異なる制御を行う家電装置40が含まれる場合は、かかる家電装置40に設定する動作状態を、設定要求が送信された歴、若しくは天候に応じて変更する。このため、コントローラ10は、例えば、夏に暖房を動作させる、冬に冷房を動作させる、雨の日に加湿を行う等といった利用者の所望と一致しない動作状態の設定を防止できるので、一括設定を行った際に利用者の所望する動作状態を適切に再現することができる。
また、コントローラ10は、設定名称を介して、各家電装置40の動作状態と、利用者が設定要求を送信するである位置とを対応付けて記憶し、利用者から設定要求を受信した場合は、各家電装置40の動作状態を、設定要求を送信した利用者の位置と設定名称を介して対応付けられた動作状態に設定する。このため、コントローラ10は、一括設定を行う際に、どの設定を採用するかといった選択を行わずとも、利用者の位置に応じて最適な設定を行うことができるので、より容易な一括設定を実現できる。
例えば、利用者は、設定名称を選択せずとも、屋外から設定要求を送信した場合は、設定名称「外出」と対応付けられた動作状態を設定させ、最寄駅から設定要求を送信した場合は、設定名称「帰宅」と対応付けられた動作状態を設定させ、リビングから設定要求を送信した場合は、「映画」や「読書」といった設定名称と対応付けられた動作状態を設定させることができる。このように、コントローラ10は、単に設定要求を送信するだけで、位置に応じて最適な設定を行うことができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、ホームネットワークシステム2に設置されたコントローラ10が、各家電装置40の動作状態を収集して記憶し、設定要求に従って記憶した動作状態を一括設定する例について記載した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、管理サーバ4が、コントローラ10と同様の機能を発揮してもよい。以下、コントローラ10と同様に、各家電装置40の動作状態を収集して記憶し、設定要求に従って記憶した動作状態を一括設定する管理サーバ4について説明する。
なお、以下の説明では、第2の実施形態に係る管理サーバ4は、図1に示す制御システム1と同様のシステムに接続されているものとし、第2の実施形態に係る管理サーバ4が有する機能構成の一例について説明する。
図6は、第2の実施形態に係る管理サーバが有する機能構成の一例を説明するブロック図である。図6に示す例では、管理サーバ4は、通信部41、記憶部42、制御部43を有する。記憶部42には、設定テーブル42a、モードテーブル42b、コントローラテーブル42cが記憶されている。また、制御部43は、設定登録部44、状態収集部45、状態設定部46を有する。
なお、管理サーバ4は、CPU、ROM、RAMなどを含むコンピュータにより実現されてもよい。かかる場合、ROMやRAMは、記憶部42が記憶する各種情報を記憶する。CPUは、RAMを処理結果などを一時的に記憶させる記憶媒体として用いて、ROMに記憶された状態制御プログラムを実行することで、設定登録部44、状態収集部45、状態設定部46を実現してもよい。
通信部41は、管理サーバ4とコントローラ10若しくはユーザ端末3との間の通信を制御する通信装置であり、例えば、NIC(Network Interface Controller)等により実現され、各種装置間の通信を中継する。
記憶部42は、管理サーバ4が有する揮発性あるいは不揮発性のメモリであり、HDD、SSD、フラッシュメモリ、RAM等の記憶装置により実現される。
設定テーブル42aは、設定テーブル13aと同様に、各家電装置40の動作状態を、登録要求の送信元となる利用者を示す利用者IDと対応付けて登録する。例えば、図7は、第2の実施形態に係る設定テーブルに登録される情報の一例を示す図である。図7に示すように、設定テーブル42aには、図3に示す設定テーブル13aが利用者ごとに登録されている。
図6に戻り、モードテーブル42bには、モードテーブル13bと同様に、利用者が設定要求を送信すると予測される位置や時間帯と、対応付けられた位置や時間帯で設定要求を受信した際に設定する動作状態の設定名称とを対応付けて記憶する。例えば、図8は、第2の実施形態に係るモードテーブルに登録される情報の一例を示す図である。図8に示すように、モードテーブル42bには、図4に示すモードテーブル13bが利用者ごとに登録されている。
図6に戻り、コントローラテーブル42cには、利用者の住宅に設置されたホームネットワークシステムのコントローラが登録されている。例えば、図9は、第2の実施形態に係るコントローラテーブルに登録される情報の一例を説明するための図である。図9に示す例では、コントローラテーブル42cには、利用者IDと、係る利用者IDが示す利用者の住宅に設置されたコントローラに付与されたIP(Internet Protocol)アドレスとが対応付けて登録されている。
例えば、図9に示す例では、利用者ID「ID1」で示される利用者の住宅に設置されたコントローラのIPアドレスが「アドレス#1」である旨が登録されている。なお、図9に示す例では、コントローラテーブル42cに「アドレス#1」といった概念的な値が登録される例を記載したが、実際には、IPv4やIPv6に従うIPアドレスが登録される。
図6に戻り、説明を続ける。設定登録部44は、登録部15と同様の処理を実行し、利用者からの指示に従って、家電装置40の動作状態を記憶部42の設定テーブル42aに登録する。例えば、設定登録部44は、ユーザ端末3から登録要求を受信した場合は、状態収集部45に家電装置40の動作状態を収集するよう指示する。また、設定登録部44は、ユーザ端末3に、設定名称の入力と、季節設定の入力とを要求し、状態収集部45が収集した動作状態と、利用者が入力した設定名称の候補と、季節に応じた設定を行うか否かを示す情報を取得すると、各情報を対応付けて設定テーブル42aに登録する。
状態収集部45は、収集部16と同様に、制御対象となる家電装置40の動作状態をそれぞれ収集する。例えば、状態収集部45は、登録要求の送信元となる利用者の住宅に設置されたコントローラ10のIPアドレスをコントローラテーブル42cから特定し、特定したIPアドレスを用いて、コントローラ10に、各家電装置40の動作状態を収集するよう指示する。この結果、コントローラ10は、各家電装置40の動作状態を収集し、収集した動作状態を管理サーバ4に送信する。そして、状態収集部45は、収集した動作状態を設定登録部44に出力する。
状態設定部46は、設定部17と同様に、ユーザ端末3から設定要求を受信した場合は、各家電装置40の状態を設定テーブル42aに登録された動作状態に設定する。例えば、状態設定部46は、ユーザ端末3から設定要求を受信すると、設定部17と同様の処理を実行することで、設定する動作状態を設定テーブル42aから読み出す。
また、状態設定部46は、ユーザ端末3の利用者の住宅に設置されたコントローラ10のIPアドレスをコントローラテーブル42cから特定する。そして、状態設定部46は、特定したIPアドレスを用いて、設定テーブル42aから読み出した動作状態をコントローラ10に送信し、各家電装置40の状態を送信した動作状態に設定するよう指示する。この結果、コントローラ10は、各家電装置40の状態を管理サーバ4から受信した動作状態に設定する。
[第2の実施形態の効果]
このように、管理サーバ4は、第1の実施形態に係るコントローラ10と同様に、制御対象となる複数の家電装置40の動作状態をそれぞれ収集し、収集した動作状態を記憶する。そして、管理サーバ4は、設定要求を受信した場合は、複数の家電装置40の状態を記憶した動作状態に設定する。このため、管理サーバ4は、制御対象となる複数の家電装置40の動作状態を、利用者の好みに合わせて一括設定することができる。
(他の実施形態)
上述した第1の実施形態および第2の実施形態は、あくまで一例であり、本実施形態にかかる発明は、他の態様で実現されてもよい。そこで、以下の説明では、本実施形態にかかる発明の他の態様について説明する。
[実行主体について]
上述した第1の実施形態では、ホームネットワークシステム2に設置されたコントローラ10が動作状態の登録処理および設定処理を実行した。また、第2の実施形態では、管理サーバ4が登録処理および設定処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、コントローラ10と管理サーバ4は、両者共に登録処理および設定処理を実行してもよい。かかる場合、コントローラ10と管理サーバ4とは、設定テーブル13a、42a又はモードテーブル13b、42bに登録された情報が更新された場合は、差分バックアップ等の技術を用いて、設定テーブル13a、42a又はモードテーブル13b、42bに登録された情報の同期を行ってもよい。
また、例えば、コントローラ10および管理サーバ4は、いわゆるハイブリッド形式で、登録処理および設定処理を実行してもよい。例えば、コントローラ10は、ユーザ端末20から登録要求を受付けると、各家電装置40の動作状態を収集して管理サーバ4に送信する。一方、管理サーバ4は、コントローラ10から受信した動作状態を記憶する。そして、コントローラ10は、ユーザ端末20やユーザ端末3から設定要求を受信した場合は、管理サーバ4が記憶する動作状態を取得し、取得した動作状態を設定してもよい。
すなわち、コントローラ10および管理サーバ4は、それぞれが個別に登録処理および設定処理を実行してもよく、協調して登録処理および設定処理を実行してもよい。
[ユーザ端末の表示について]
ここで、上述したユーザ端末3、20は、設定要求を送信する際に、単に設定要求のみを送信してもよく、選択可能な態様で設定名称を表示し、利用者が選択した設定名称と対応付けて登録された動作状態を設定するよう、設定要求を送信してもよい。また、ユーザ端末3、20は、利用者の位置や時間帯に応じて、選択可能に表示する設定名称の順番を変更してもよく、表示する設定名称を変更してもよい。
例えば、図10は、ユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。例えば、ユーザ端末3は、利用者が設定要求の送信画面を表示するよう操作した場合は、「かんたん設定」等といった文字が配置されたボタンC1のみを表示する。そして、ユーザ端末3は、ボタンC1が選択された場合は、ユーザ端末3の位置を測位し、測位した位置を示す位置情報と設定要求とをコントローラ10や管理サーバ4へ送信する。この結果、コントローラ10や管理サーバ4は、ユーザ端末3の位置や、時間帯に応じて設定する動作状態を自動的に選択し、選択した動作状態を設定する。
一方、図11は、ユーザ端末が表示する画面の他の例を示す図である。例えば、ユーザ端末3は、利用者が動作状態を設定する旨の操作を行った場合は、設定名称の取得要求をコントローラ10や管理サーバ4に送信し、登録された設定名称を取得する。そして、ユーザ端末3は、取得した設定名称を含む複数のボタンC2〜C6を選択可能な状態で表示する。
また、ユーザ端末3は、例えば利用者が「読書」といった文字が表示されたボタンC2を選択した場合は、設定名称「読書」と設定要求とをコントローラ10や管理サーバ4に送信する。この結果、コントローラ10や管理サーバ4は、利用者が選択した設定名称「読書」と対応付けて登録されていた動作状態を、各家電機器40に設定する。
なお、コントローラ10や管理サーバ4は、利用者の位置や時間帯等に応じて、ボタンC2〜C6の配置を変更してもよく、又は表示を取りやめさせてもよい。例えば、管理サーバ4は、設定名称の取得要求を受信した時刻が「18:00」である場合は、モードテーブル42bを参照し、時刻「18:00」を含む時間帯と対応付けられた設定名称「帰宅」および「映画」を特定する。そして、管理サーバ4は、特定した設定名称「帰宅」および「映画」のみをユーザ端末3に通知してもよい。また、管理サーバ4は、利用者の位置や時間帯等に応じて、表示する設定名称に優先順位を設定し、設定した優先順位が高い設定名称から順に表示させてもよい。
[動作状態の収集について]
上述した実施形態では、コントローラ10は、ホームネットワークシステム2に含まれる各家電装置40の動作状態を収集した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、コントローラ10は、設定を変更することが無い家電装置や、非常電源等、利用者による動作状態の設定がなじまない家電装置については、動作状態を収集する対象から除外してもよい。
また、例えば、コントローラ10は、リビングや寝室等、所定の位置に設置された家電装置の動作状態のみを収集してもよい。さらに、コントローラ10は、登録要求を送信した際の利用者の位置を特定し、特定した位置の近傍(例えば、同じ部屋若しくは同一フロア等)に設置された家電装置の動作状態を収集してもよい。このような処理を実行することで、コントローラ10は、登録要求を送信した際に利用者が居た場所に応じた動作状態を記憶することができる。
また、コントローラ10は、登録要求の送信とともに、利用者が選択した位置に設置された家電装置の動作状態のみを収集してもよい。例えば、図12は、実施形態に係るユーザ端末が登録要求送信時に表示する画面の一例を示す図である。例えば、コントローラ10は、登録要求を受信した場合は、利用者の位置を特定し、利用者の近傍に設置された家電装置をユーザ端末3に通知する。かかる場合、ユーザ端末3は、図12に示すように、通知された各家電装置の名称を、各家電装置の名称と対応付けられたラジオボタンとともに表示する。
そして、ユーザ端末3は、利用者がラジオボタンを選択した場合は、選択したラジオボタンと対応付けられた家電装置をコントローラ10に通知する。例えば、図12に示す例では、ユーザ端末3は、家電装置「玄関照明」、「寝室エアコン」、「寝室照明」を通知する。この結果、コントローラ10は、収集された動作状態のうち、家電装置「玄関照明」、「寝室エアコン」、「寝室照明」の動作状態のみを登録する。このように、コントローラ10は、記録する動作状態を選択可能に表示することで、利用者が望む家電装置の動作状態を記憶することができる。
[設定処理について]
なお、コントローラ10は、記憶されていた動作状態の設定先を動的に変更してもよい。例えば、コントローラ10は、選択された設定名称と対応付けられた動作状態を特定し、特定した動作状態の適用対象となる家電機器が設置された部屋に、設定要求の送信元となる利用者以外の利用者がいるか否かを判定する。
そして、コントローラ10は、特定した動作状態の適用対象となる家電機器が設置された部屋に、設定要求の送信元となる利用者以外の利用者がいる場合は、かかる部屋に設置された家電機器に対しては、動作状態の設定を行わずともよい。このような処理を実行することで、例えば、利用者が外出先から設定要求を送信した際に、他の利用者が居る部屋の電気が消える等といった危険な自動設定を防止することができる。
また、コントローラ10は、特定した動作状態の適用対象となる家電機器をユーザ端末3に表示させ、かかる表示の中から利用者が選択した家電機器に対してのみ、動作状態を設定してもよい。このような処理を実行することで、コントローラ10は、利用者が望む家電装置の状態を容易に再現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 制御システム
2 ホームネットワークシステム2
3 ユーザ端末
4 管理サーバ
5 ネットワーク
10 コントローラ
20 ユーザ端末
30 アクセスポイント
40 家電装置
50 通信アダプタ
11、 ゲートウェイ部
12、41 通信部
13、42 記憶部
13a、42a 設定テーブル
13b、42b モードテーブル
42c コントローラテーブル
14、43 制御部
15 登録部
16 収集部
17 設定部
44 設定登録部
45 状態収集部
46 状態設定部

Claims (10)

  1. 制御対象となる複数の装置の動作状態をそれぞれ収集する収集部と;
    前記収集部が収集した動作状態を記憶する記憶部と;
    利用者から設定要求を受信した場合は、前記複数の装置の状態を前記記憶部が記憶する動作状態に設定する設定部と;
    を有することを特徴とする制御システム。
  2. 前記収集部は、前記利用者から前記複数の装置の動作状態を記憶するよう指示された場合は、指示を受付けた際における前記複数の装置の動作状態をそれぞれ収集することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記記憶部は、前記利用者の状態を示す利用者情報と、前記複数の装置の動作状態とを対応付けて記憶し、
    前記設定部は、前記利用者から前記利用者情報を指定された場合は、前記複数の装置の状態を、前記利用者から指定された利用者情報と対応付けられた動作状態に設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記収集部は、前記複数の装置のうち、所定の領域に設置されている装置の動作状態を収集することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御システム。
  5. 前記収集部は、前記利用者から前記装置の動作状態を記憶するよう指示された場合は、当該利用者が所在する領域に設置されている装置の動作状態を収集することを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記収集部は、前記複数の装置のうち、前記利用者が選択した装置の動作状態を収集することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御システム。
  7. 前記設定部は、設定対象となる装置に暦または天候によって異なる制御を行う装置が含まれる場合は、設定要求が行われた暦または天候に応じて、当該装置に設定する動作状態を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御システム。
  8. 前記記憶部は、前記収集部が収集した動作状態と、前記装置の状態を当該動作状態に設定するために前記利用者が前記設定要求を送信する位置情報とを対応付けて記憶し、
    前記設定部は、前記利用者から設定要求および前記利用者が当該設定要求を送信した位置情報を受信した場合は、前記複数の装置の状態を、前記位置情報と対応付けられた動作情報に設定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の制御システム。
  9. 制御対象となる複数の装置の動作状態をそれぞれ収集する収集部と;
    前記収集部が収集した動作状態を記憶する記憶部と;
    利用者から設定要求を受信した場合は、前記複数の装置の状態を前記記憶部が記憶する動作状態に設定する設定部と;
    を有することを特徴とする制御装置。
  10. 制御システムが実行する制御方法において、
    制御対象となる複数の装置の動作状態をそれぞれ収集する収集ステップと;
    前記収集ステップで収集した動作状態を記憶する記憶ステップと;
    利用者から設定要求を受信した場合は、前記複数の装置の状態を前記記憶ステップで記憶した動作状態に設定する設定ステップと;
    を含んだ制御方法。
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