JP2016180938A - 虚像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コントラストな画像を形成するに際して、映像光の色バランスを均一にするとともに、装置の長寿命化を図ることができる虚像表示装置を提供すること。
【解決手段】画像生成部81において、自発光型のOLED素子により発光部88を構成することで、高コントラストが画像を形成可能とし、かつ、発光部88の長寿命化、延いては虚像表示装置100の長寿命化を図りつつ、発光部88において発光される光が色バランスに偏りを有したものであっても、光透過性を有してシースルーを実現するハーフミラー層15が波長依存性を有する反射膜であるものとすることで、映像光GLの色バランスを均一にして良好な状態の画像を視認させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示素子等によって形成された映像を観察者に提示するヘッドマウントディスプレイ等の虚像表示装置に関する。
観察者の頭部に装着するヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも言う)等の虚像表示装置に組み込まれる光学系として様々なものが提案されている。このうち、例えば映像光に起因するゴースト光の発生を防止するために光学部品のうちハーフミラーを形成する箇所を接着する接着層に色素を含有させるもの(特許文献1参照)や、光の入射角に対する反射率のばらつきを小さくするハーフミラーを構成するもの(特許文献2参照)といった層状または膜状の部分に特性をもたせ、これを利用して光を調整したり制御したりするものが知られている。
ここで、上記のような虚像表示装置としてのHMD等において、プロジェクターによる画像投影等の場合と同様に、コントラストが高い画像すなわち黒表示部分が良く沈んだ高画質な画像の形成が求められている。例えば、外界光と映像光とを重複して視認させるシースルータイプのHMDでは黒表示部分には映像が表示されず、そのまま外界が見える構造となるため、コントラストが高ければ高いほど(黒が沈むほど)映像表示していない部分の視界はクリアとなり、パネルの高コントラスト化が特に望まれる。
パネルの高コントラスト化を図るために、例えばOLED等の自発光型の表示装置による画像形成が考えられる。しかしながら、OLED等を用いた場合、高輝度化や長寿命化などの課題があり、例えば高寿命化を優先させると、例えば色バランス(異なる波長帯域の光の間での輝度バランス)に偏りが生じてしまう可能性があり、そのままの色バランスで映像光として利用するのは難しく、光の調整や制御が必要となる可能性がある。
特開2012−168425号公報 特開2010−230771号公報
本発明は、高コントラストな画像を形成するに際して、映像光の色バランスを均一にするとともに、装置の長寿命化を図ることができる虚像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の虚像表示装置は、映像光を射出する映像素子と、光透過性を有するとともに、映像素子からの映像光の成分のうち所定の波長帯域の光に対する反射率を他の波長帯域の光に対する反射率よりも高くする波長依存性を有する反射膜とを備える。
上記虚像表示装置では、高コントラスト化のために例えばOLED等を利用する場合であっても、波長帯域によって異なる反射率となる波長依存性を有する反射膜を映像光の導光路中に配置することで、当該反射膜を経た映像光の色バランスを均一にして良好な状態の画像を視認させるように制御することができる。また、当該反射膜が光透過性を有することで、例えば虚像表示装置を外界光と映像光とを重複して視認させるシースルータイプのHMDにおいて、反射膜を当該外界光と映像光との重複箇所に設けることが可能となり、高コントラストな画像を形成することで、シースルーによる視認状態を良好に維持できる。
本発明の具体的な側面では、映像素子は、自発光型の素子を発光部として含む。この場合、映像素子において、小型化及び軽量化を図るとともに、高コントラストな画像形成が可能となる。
本発明の別の側面では、発光部は、自発光型の素子としてOLED素子を含む。この場合、OLED素子の特性を利用して、特に高コントラストな画像形成が可能となる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、映像素子から射出される映像光の色バランスの偏りに対応する波長依存性を有している。この場合、例えばOLED等を光源としての発光部に用いる場合に、色バランスに偏りをもたせて、光源(発光部)の長寿命化、延いては装置の長寿命化を図ることができる。
本発明のさらに別の側面では、映像素子は、光源としての発光部の寿命特性(すなわち光源として機能できる期間に影響を与える特性)を鑑みた輝度バランスの映像光を射出し、反射膜は、波長依存性として、映像素子から射出された映像光の波長帯域ごとの光の明るさに逆比例した反射特性を有する。この場合、光源の長寿命化を図った上で、反射膜によって映像光の色バランスの均一化を達成できる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、波長依存性として、可視波長帯域の光のうち430nm〜490nmの波長帯域にある成分を、他の波長帯域にある成分よりも5%〜20%高い反射率で反射する反射特性を有する。この場合、発光部において、青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域にある成分が、他の波長帯域の成分よりも低い輝度のものすなわち相対的に暗いものとなって全体として色バランスに偏りがある場合であっても、反射膜における反射特性を利用して、反射膜を経た映像光の色バランスの均一化を図ることができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、430nm〜490nm、491nm〜580nm、581〜700mmの間でそれぞれ少なくとも1つ以上の特定波長でパルス状の反射特性を有する。この場合、青色波長帯域に相当する430nm〜490nm、緑色波長帯域に相当する491nm〜580nm、赤色波長帯域に相当する581〜700mmの各色において、映像光の成分として特定波長の成分を効率的に取り出すことができる。
本発明のさらに別の側面では、内面で反射させることにより映像光を導光する導光部材と、導光部材に貼り合せることで外界光と映像光とを重複して視認させる光透過部材とを有する導光装置をさらに備え、反射膜は、導光部材の反射面を形成する。この場合、導光部材と光透過部材とを協働させてシースルーを達成することができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、導光装置において、導光部材と光透過部材とを貼り合わせる貼り合せ面に形成される半透過反射膜である。この場合、シースルーを達成するための半透過反射膜での反射特性を調整することで、反射膜を経た映像光の色バランスの均一化を図ることができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜よりも外界側の映像光の光路外に設けられて反射膜の透過光に対する波長依存性と逆の波長依存性を有する透視補償部をさらに備える。この場合、透視補償部によって反射膜である半透過反射膜の透過光に対する波長依存性に伴う外界光の色付きを解消(相殺)させることができる。
本発明のさらに別の側面では、少なくとも眼前部分を覆うように取り付けられて、外界光の透過率を低下させて映像視認性を向上させるための外光透過率調整機能を有するシェード装置をさらに備え、透視補償部は、シェード装置に設けられる。この場合、シェード装置において反射膜に起因する外界光の色付き解消の機能をもたせることができる。
本発明のさらに別の側面では、透視補償部は、反射膜以上の大きさを有する。この場合、眼前部分において、反射膜の占める領域を透視補償部によって覆うことで外界光のうち反射膜を通過する成分全体に対して予め色付き解消のための作用を生じさせることができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、映像素子からの映像光について、青色波長帯域の光、赤色波長帯域の光、緑色波長帯域の光の順で反射率を高くしている。この場合、青、緑及び赤色のバランスのとれた良好なカラー画像を形成することができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、誘電体多層膜で構成される。この場合、誘電体多層膜の膜厚の調整により所望の波長依存性を有する反射膜を構成することができる。
本発明のさらに別の側面では、反射膜は、波長帯域ごとにそれぞれ対応した反射特性を有する複数の誘電体多層膜を重ねて構成される。この場合、波長帯域ごとに所望の反射率となる波長依存性を有する反射膜を構成することができる。
本発明に係る第2の虚像表示装置は、光源としての発光部からの光による映像光を射出する映像素子と、発光部の寿命特性を鑑みた波長帯域ごとの反射率特性を有する反射膜とを備える。
上記虚像表示装置では、映像光を形成するために種々の光源(発光部)を利用した場合に、反射膜が、当該光源の寿命特性を鑑みて、これに応じた反射率特性を有することで、光源の長寿命化、延いては装置の長寿命化を図りつつ、当該反射膜を経た映像光の色バランスを均一にして良好な状態の画像を視認させるように制御することができる。
本発明に係る第3の虚像表示装置は、映像光を射出する映像素子と、映像素子からの映像光の成分のうち所定の波長帯域の光に対する反射率を他の波長帯域の光に対する反射率よりも高くする波長依存性を有し、映像素子からの映像光を導光する導光部材の光入射側におけるミラー反射面を形成する反射膜とを備える。
上記虚像表示装置では、導光部材の光入射側におけるミラー反射面において、波長帯域によって異なる反射率となる波長依存性を有する反射膜を形成することで、当該反射膜を経た映像光の色バランスを均一にして良好な状態の画像を視認させるように制御することができる。
本発明の具体的な側面では、反射膜は、映像素子からの映像光の波長帯域ごとの光の明るさに比例した吸収特性を有する。この場合、当該吸収特性の調整により、映像素子からの映像光の色バランスの均一化を図ることができる。
第1実施形態に係る虚像表示装置の一例の外観を簡単に説明する斜視図である。 虚像表示装置を構成する本体部分の平面視の断面図である。 画像表示装置の一構成例について示す概念図である。 (A)は、反射膜の反射特性を示すグラフであり、(B)は、発光部におけるスペクトルを示すグラフである。 第2実施形態に係る虚像表示装置における反射膜の反射特性と、発光部におけるスペクトルとの関係を示すグラフである。 第3実施形態に係る虚像表示装置について説明するための部分拡大図である。 一変形例の虚像表示装置について説明するための部分拡大図である。 他の一変形例の虚像表示装置について説明するための部分拡大図である。 反射膜の設置箇所に関する変形例について説明するための平面図である。 反射膜の構造の一変形例について説明するための部分拡大図である。 (A)は、虚像表示装置の一変形例について説明するための正面図であり、(B)は、虚像表示装置のうち第1表示装置の構造を説明する平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者又は使用者に対して虚像による画像光(映像光)を視認させることができるとともに、観察者に外界像をシースルーで視認又は観察させることができる虚像表示装置である。虚像表示装置100は、観察者の眼前を透視可能に覆う第1及び第2光学部材101a,101bと、両光学部材101a,101bを支持する枠部102と、枠部102の左右両端から後方のつる部分(テンプル)104にかけての部分に付加された第1及び第2像形成本体部105a,105bとを備える。ここで、図面上で左側の第1光学部材101aと第1像形成本体部105aとを組み合わせた第1表示装置100Aは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。また、図面上で右側の第2光学部材101bと第2像形成本体部105bとを組み合わせた第2表示装置100Bは、左眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。なお、図2を図1と比較することで、例えば第1及び第2像形成本体部105a,105bは、鏡筒部39に収納される投射レンズ30や、画像生成部(映像素子)81を含む画像表示装置80でそれぞれ構成されることが分かる。すなわち、図2に示す投射レンズ30や画像表示装置80等が図1に示す第1及び第2像形成本体部105a,105bの内部にそれぞれ収納されている。
図2に示すように、第1表示装置100Aは、投影用の光学系である投射透視装置70と、映像光を形成する画像表示装置80とを備えるものと見ることができる。投射透視装置70は、画像表示装置80によって形成された画像を虚像として観察者の眼に投射する役割を有する。投射透視装置70は、第1光学部材101a又は導光装置20と、結像用の投射レンズ30とを備える。第1光学部材101a又は導光装置20は、導光及び透視用の導光部材10と、透視用の光透過部材50とで構成されている。なお、第1像形成本体部105aは、画像表示装置80と投射レンズ30とで構成される。
画像表示装置80は、OLED(有機EL)を発光する発光部88を光源として含む自発光型の照明によりマトリクス状の画素で構成されるパネル面OIを形成する画像生成部(映像素子)81のほか、発光部88を含む画像生成部(映像素子)81等の動作を制御する駆動制御部(図示略)を有する。なお、詳しくは図3を参照して後述するが、ここでは、画像生成部(映像素子)81を構成する自発光型のOLED素子である発光部88において、長寿命化を図るために、色バランスに偏りを有した光が光源光として発光されるものとなっている。
投射レンズ30は、構成要素として、例えば入射側光軸(光軸AX)に沿って3つの光学素子(レンズ)31〜33を備える投射光学系であり、これらの光学素子31〜33を収納する鏡筒部39によって支持されている。なお、レンズ31〜33には、非軸対称な曲面(自由曲面)が含まれている。
導光装置20は、既述のように、導光及び透視用の導光部材10と、透視用の光透過部材50とで構成されている。導光部材10及び光透過部材50の本体部分は、例えばシクロオレフィンポリマー等の可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されており、例えば金型内に熱可塑性樹脂を注入・固化させることによりそれぞれ成形される。なお、導光部材10は、上記のように、プリズム型の導光装置20の一部であり、一体の部材であるが、光射出側の第1導光部分11と光入射側の第2導光部分12とに分けて捉えることができる。光透過部材50は、導光部材10の透視機能を補助する部材(補助光学ブロック)であり、導光部材10と一体的に固定され1つの導光装置20となっている。なお、上記のような構成を有する導光装置20のうち、光源側(根元側)に位置する先端部が鏡筒部39の端部に嵌合することで、投射レンズ30に精度よく位置決め固定されている。
以下、導光装置20の構造等について光学的機能の観点から詳細に説明する。上述のように、導光装置20は、導光部材10と光透過部材50とで構成されている。このうち、導光部材10は、平面視において、鼻に近い中央側(眼前側)の部分が直線状に延びている。導光部材10のうち、鼻に近い中央側つまり光射出側に配置されている第1導光部分11は、光学的な機能を有する側面として、第1面S11と、第2面S12と、第3面S13とを有し、鼻から離れた周辺側つまり光入射側に配置されている第2導光部分12は、光学的な機能を有する側面として、第4面S14と、第5面S15とを有する。このうち、第1面S11と第4面S14とが連続的に隣接し、第3面S13と第5面S15とが連続的に隣接する。また、第1面S11と第3面S13との間に第2面S12が配置され、第4面S14と第5面S15とは大きな角度を成して隣接している。さらに、ここでは、対向した配置となっている第1面S11と第3面S13とが互いに略平行な平面形状となっている。一方、光学的な機能を有する他の面、すなわち第2面S12、第4面S14及び第5面S15は、非軸対称な曲面(自由曲面)となっている。
ここで、導光装置20を構成する上記各面のうち、第2面S12には、ハーフミラー層15が付随している。このハーフミラー層15は、屈折率の異なる誘電体を特定の膜厚で交互に重ねた多層構造の誘電体多層膜を成膜することにより形成される光透過性を有する反射膜(すなわち半透過反射膜)であり、映像光に対する反射率が、シースルーによる外界光の観察を容易にする観点で調整されている。詳しくは後述するが、本願発明では、特に、上記シースルーのための半透過反射の構成となっていることに加えて、画像表示装置80を構成する自発光型の発光部88の寿命特性(すなわち光源として機能できる期間に影響を与える特性)を鑑みた波長依存性を有するものとなっている。また、第5面S15は、無機材料等で形成される光反射膜RMを成膜することで形成され、ミラー反射面として機能する。
さらに、導光装置20において、導光部材10は、光透過部材50と接着層CCを介して貼り合されることで接合されており、導光部材10及び光透過部材50の接合面と、接着層CCとで構成される部分を、接合部CNとする。すなわち、第2面S12に付随するハーフミラー層15は、この接合部CNにおいて形成される。
光透過部材50は、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。ここで、第1透過面S51と第3透過面S53との間に第2透過面S52が配置されている。第1透過面S51は、導光部材10の第1面S11を延長した面上にあり、第2透過面S52は、当該第2面S12に対して接着層CCによって接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、導光部材10の第3面S13を延長した面上にある。このうち第2透過面S52と導光部材10の第2面S12とは、薄い接着層CCを介しての接合によって一体化されるため、略同じ曲率の形状を有する。
なお、導光装置20は、導光部材10及び光透過部材50となるべき基材が接合部CNで接合された上で、接合された基材をディップ処理によってコーティングされることで形成されている。つまり、導光部材10のハードコート層27は、光透過部材50とともに導光装置20全体に設けられている。
以下、映像光等の光路の一例について説明する。画像表示装置80から射出された映像光GLは、投射レンズ30を通過して収束されつつ、導光装置20の導光部材10に設けた第4面S14に入射する。第4面S14を通過した映像光GLは、収束しつつ進み、第5面S15で反射され、第4面S14に内側から再度入射して反射される。第4面S14で反射された映像光GLは、第3面S13に入射して全反射され、第1面S11に入射して全反射される。ここで、映像光GLは、第3面S13を経由する前後において、導光部材10中に中間像を形成する。この中間像の像面IIは、画像生成部81の像面に対応するものである。第1面S11で全反射された映像光GLは、第2面S12に入射するが、特に第2面S12に設けたハーフミラー層15に入射した映像光GLは、このハーフミラー層15を部分的に透過しつつも部分的に反射されて第1面S11に再度入射して通過する。第1面S11を通過した映像光GLは、観察者の眼の瞳又はその等価位置に略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての映像光により、画像生成部(映像素子)81上に形成された画像を観察することになる。
一方、外界光については、第3面S13と第1面S11とが互いに略平行な平面となっており、かつ、第3面S13を延長した第3透過面S53と第1面S11を延長した第1透過面S51とが存在することで、収差等をほとんど生じることなく、歪みのない外界像を観察者に観察させる。以上のようにして、導光装置20は、映像光と外界光とを重畳させるシースルータイプの光学系を構成するものとなっている。
以上のように、本実施形態では、導光部材10の内部において、画像生成部81からの映像光を、少なくとも2回の全反射を含む第1面S11から第5面S15までにおける5回の反射によって導光している。これにより、映像光GLの表示と外界光HLの視認させるシースルーとを両立させ、かつ、映像光GLの収差の補正を行うことが可能になる。
以上において、発光部88を、自発光型のOLED素子で構成することで、より高コントラストな画像形成を可能としている。その一方で、長寿命化を図るために、色ごとすなわち波長帯域ごとに輝度の調整がなされている。つまり、発光部88では、寿命特性に応じた輝度バランスの光を発光しており、色バランスに偏りが生じたものとなっている。これに対して、本実施形態では、光源光の色バランスに対応するように、ハーフミラー層15が、波長依存性として、発光部88における寿命特性を鑑みて波長帯域ごとの光の明るさに逆比例した反射特性を有するものとなっていることで、ハーフミラー層15を経た映像光GLは、色バランスが均一化されるようにしている。
以下、図3を参照して、虚像表示装置100のうち、画像表示装置80に関して、光学的構成のより具体的な一例について詳細に説明する。
まず、画像表示装置80は、上述したように、画像生成部81のほか、画像生成部81の直近後段に配置されるカラーフィルター層CFと、画像生成部81の動作を制御する駆動制御部(図示略)とを有する自発光型の画像表示装置である。画像表示装置80のうち画像生成部81は、画素電極である複数の透明電極(陽極)71aと、対向電極(陰極)72aと、透明電極71aと対向電極72aとの間に配置された発光部88として機能する発光機能層であるOLED層73aと、保護層74aとを備える。カラーフィルター層CFは、保護層74a上に形成される。カラーフィルター層CFは、赤色、緑色及び青色用カラーフィルター部CFr,CFg,CFbで構成され、各色用カラーフィルター部CFr,CFg,CFbは、画素電極である複数の透明電極(陽極)71aにそれぞれ対応してマトリクス状に配列されている。以上のような構成により、画像表示装置80は、電極71a,72aを適宜動作させてOLED層73aを発光させることで、画像生成部81は、パネル面OIから映像光GLを射出するものとなっている。すなわち、画像表示装置80は、光源としてOLED素子を含むOLED層73aを有することで、パネル面OIを構成する画素ごとに映像光GLを発光するものとなっている。また、映像光GLとして画像生成部81で発光した光がカラーフィルター層CFを映像光GLが通過することで、画像表示装置80からカラーの映像光(画像光)GLが射出される。ここで、本実施形態では、発光部88として機能するOLED層73aにおいて、色光ごとに電流量を調整することで、寿命特性に応じた輝度バランスの光を発光している。このため、発光部88から発する光源光は、全体としては、色バランスに偏りを生じたものとなっている。
一般に、OLED素子は、電流注入型の素子であり、電流密度の3乗に反比例して寿命は短くなるという寿命特性を有する。このため、長寿命化を図るには、発光面積を大きくするか、電流量を減らすことが求められる。しかしながら、例えば電流量を抑えると輝度も低下してしまうことになる。ここで、OLED素子の輝度低下への対応として、例えばハーフミラー層15の反射率を上げることが考えられるが、一律に反射率を上げるとそれに応じて外界光の透過率は低下することになり、良好なシースルー特性を得ることが難しくなる。特に、OLED素子を用いた時の電流密度を一定にした場合での色画素ごとの寿命時間の比率については、例えばG(緑)画素を1とすると、相対的に、R(赤)画素が0.8程度、B(青)画素が0.5程度となるような寿命特性を有するものが想定される。すなわち、一般に、電流密度を一定にした場合では、G(緑)画素の寿命が最も長く、B(青)画素の寿命が最も短いことが知られている。そこで、本実施形態では、OLED素子を光源として用いる場合において、例えば可視光波長帯(例えば430nm〜700nmの波長帯域)の成分について、特に寿命が短くなる傾向にある青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域の成分を、他の波長帯域の成分よりも電流量を減らすことで、光源の寿命特性に応じた輝度の調整を行っている。この場合、例えば5%〜20%の範囲でB(青)色の輝度を低下させて、光源としていわば色バランスを偏った状態とすることで、発光部88の寿命の最適化を図りつつも、輝度が低下しすぎて反射膜側での色バランスの均一化の調整ができないほどにはならない程度に抑えることを可能にしている。一方、本実施形態では、上記のように、導光装置20での反射により映像光GLの導光を行うに際して、半透過反射膜を形成するハーフミラー層15が、発光部88における上記色バランスの偏りに対応する波長依存性を有する、すなわち波長帯域が430nm〜490nmにある成分を、他の波長帯域の成分よりも高い反射率で反射する反射特性を有するもの(波長依存性を有する反射膜)とすることで、最終的に観察者の目に届く映像光GLの色バランスの均一化を図っている。
以下、図4を参照して本実施形態における波長依存性を有する反射膜として機能する半透過反射膜であるハーフミラー層15の特性と、発光部88との関係について説明する。図4(A)は、上記波長依存性を有する反射膜すなわちハーフミラー層15の反射特性を示すグラフであり、横軸は、波長[nm]を示し、縦軸は、光の強度[W/sr・m2・nm]についての反射比率(%)を示す。一方、図4(B)は、発光部88を有する映像素子である画像生成部81の発光部88における光源光のスペクトルを示すグラフである。図4(A)に示すように、本実施形態におけるハーフミラー層15は、青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域において最も高いピーク反射率を有するものとなっており、反射率が平均60%以上となっている。一方、この波長帯域以外の可視波長帯域(すなわち緑色及び赤色波長帯域に相当する491nm〜700nm)では、反射率が平均60%以下となるように抑えられている。この上で、青色波長帯域(430nm〜490nm)の平均は、他の波長帯域の平均に対して、5%〜20%高い反射率で反射する反射特性を有するものとなっている。つまり、ハーフミラー層15は、発光部88における寿命特性を鑑みて波長帯域ごとの光の明るさに逆比例した反射特性を有するように調整されている。なお、図4(B)に一例を示すように、映像素子である画像生成部81においては、青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域と、緑色波長帯域に相当する491nm〜580nmの波長帯域と、赤色波長帯域に相当する581nm〜700nmの波長帯域のそれぞれの範囲においてピークを有するものとなっているが、図4(A)における最も高いピーク反射率の波長は、図4(B)における430nm〜490nmの波長帯域のピーク位置に対応している。また、緑色波長帯域と赤色波長帯域とでは、赤色波長帯域の反射率の方が緑色波長帯域の反射率よりも高くなっている。すなわち、ハーフミラー層15は、青色波長帯域の光、赤色波長帯域の光、緑色波長帯域の光の順で反射率を高くしている。
以上において、青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域での反射率を他の波長帯域での反射率に比べて5%以上高いものとすることによって、上記一例の発光部88のような光源光を使用する場合であっても、最低限必要となる青色波長帯域の成分の輝度を確保し、一方で、他の波長帯域に対する反射率の上げ具合を20%以下に止める、すなわちハーフミラー層15における青色波長帯域の成分の反射率に上限を設けてある程度の透過性を維持することで、例えばハーフミラー層15を透過させる外界光の成分のうち青色波長帯域の成分の透過率が極端に落ちて、外界光が色付いて見えてしまうことを回避可能としている。
以上のように、本実施形態に係る虚像表示装置100では、映像素子である画像生成部81において、自発光型のOLED素子により発光部88を構成することで、高コントラストな画像を形成可能とし、かつ、発光部88の長寿命化、延いては虚像表示装置100の長寿命化を図ることができる。この場合において、発光部88において発光される光が色バランスに偏りを有したものであっても、ハーフミラー層15が波長依存性を有する反射膜としてとして機能することで、映像光GLの色バランスを均一にして良好な状態の画像を視認させることができる。また、以上の場合、虚像表示装置100は、外界光HLと映像光GLとを重複して視認させるシースルータイプのHMDであり、この場合において、半透過反射膜を構成するハーフミラー層15によって外界光HLの透過率と映像光GLの反射率とのバランスを適度にとることで、良好なシースルーの視認状態を維持させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態の虚像表示装置の変形例であり、波長依存性を有する反射膜の構造以外については、第1実施形態の場合と同様であるので、全体の図示や説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る虚像表示装置における波長依存性を有する反射膜すなわちハーフミラー層15(図2参照)の反射特性と、発光部を有する映像素子における光源光のスペクトルとの関係を示すグラフである。なお、図中曲線C1がハーフミラー層15の反射特性を示すものであり、曲線C2が映像素子における光源光のスペクトルを示すものである。なお、本実施形態に係る虚像表示装置において発光部の構成は、第1実施形態の発光部と同一の構成であるため、曲線C2は、図4(B)に示す曲線と同一である。図示のように、本実施形態において、曲線C1は、青色波長帯域に相当する430nm〜490nmの波長帯域と、緑色波長帯域に相当する491nm〜580nmの波長帯域と、赤色波長帯域に相当する581nm〜700nmの波長帯域のそれぞれにおいて1つの特定波長でパルス状の反射特性を有するものとなっており、特に、曲線C2に示される各色のピーク波長に合わせたパルス状の反射特性をもっている。また、曲線C1において、青、緑及び赤にそれぞれ対応する3つの特定波長でパルス状のピークを有する反射率の高さについて、青の特定波長の反射率の高さが、他の色の特定波長の反射率の高さよりも5%〜20%高くなっている。これにより、色バランスの均一化が図られている。また一方で、曲線C1に示すように、パルス状の反射特性を示す特定波長以外の範囲については、反射率が10%以下となっており、透過率を高くするものとなっている。
本実施形態の場合、ハーフミラー層15を透過率が高い波長帯域を広くすることで、より良好なシースルー特性を得ることができる。また、発光部88については、第1実施形態の場合と同様、寿命を向上できる。さらに、この場合、ハーフミラー層15における特定波長の光の反射については、反射率高くしてもシースルー特性を損ない難いため、映像光の光利用効率を高く設計することができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。本実施形態に係る虚像表示装置は、上記各実施形態として例示した各構成において、さらに、透視補償部を備えるものとなっている点において、上記各実施形態の場合と異なっている。なお、本実施形態は、第1実施形態の虚像表示装置の変形例であり、透視補償部以外の構造については、第1実施形態の場合と同様であるので、全体の図示や説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る虚像表示装置における透視補償部PCの一構成例について説明するための図であり、波長依存性を有する反射膜であるハーフミラー層15及びその周辺の様子について概念的に示す部分拡大図である。図示のように、透視補償部PCは、接合部CNにおいて、ハーフミラー層15に対して映像光の導光領域の外側に重ねるように設けられている。さらに、透視補償部PCは、例えば誘電体多層膜等で構成され、ハーフミラー層15の透過光に対する波長依存性と逆の波長依存性を有するものとなっている。
本実施形態においても、ハーフミラー層15は、波長依存性として特定の波長帯域の光に対して他の波長帯域よりも反射率が高い反射特性を有するものとなっている。翻って、ハーフミラー層15の波長依存性のうち透過特性すなわち光の透過率については、一般に、当該特定の波長帯域の光について他の波長帯域よりも低くなる傾向にあると考えられる。この場合、ハーフミラー層15の透過特性によっては、透過する光である外界光HLについて、色光ごとに透過率が大きく異なると色づいて見えてしまう可能性がある。これに対して、本実施形態では、ハーフミラー層15の透過光に対する波長依存性と逆の波長依存性を有する透視補償部PCを、ハーフミラー層15よりも外界側の映像光の光路外に設けることで、波長依存性に伴う外界光の色付きを解消(相殺)させることができる。すなわち、透視補償部PCを、青色の波長帯域の光について他の波長帯域の光よりも高い透過性を有するものとする。これにより、透視補償部PCを通過した外界光HLは、通常よりも青色の成分が他の色の成分よりも強い状態でハーフミラー層15を透過することになるので、ハーフミラー層15における青色の成分に対する他の成分よりも低い透過性が相殺されるものとなり、透過光である外界光HLの色バランスの均一化を図ることができる。
図7は、本実施形態の一変形例の虚像表示装置について説明するための部分拡大図である。すなわち、透視補償部PCの設置についての一変形例について示すものである。図6の例では、接合部CNに透視補償部PCを設けるものとしたが、これに限らず、図7に示すように、導光部材10の第3面S13から光透過部材50の第3透過面S53にかけての領域またはその近辺領域、すなわち導光装置20の外側表面側の領域のうちハーフミラー層15に対応する範囲に透視補償部PCを施すものとしてもよい。
なお、図6や図7に示すように、透視補償部PCをハーフミラー層15以上の大きさを有するものとすることで、外界光HLのうちハーフミラー層15の領域を通過する成分全体に対して色付きを解消させることができる。
図8は、本実施形態の他の一変形例の虚像表示装置について説明するための部分拡大図である。すなわち、透視補償部PCの設置についての他の一変形例について示すものである。図示の例では、虚像表示装置において、遮光性又は吸光性を有する樹脂材料等で形成される可撓性部材であり、虚像表示装置の眼前部分を覆うように取り付けられ、外界光の透過率を低下させて映像視認性を向上させるための外光透過率調整機能を有するシェード装置90をさらに備えている。このシェード装置90に、透視補償部PCを施すものとしてもよい。この場合、シェード装置90においてハーフミラー層15の透過性に起因する外界光HLの色付き解消の機能をもたせることができる。
また、本実施形態において、反射膜であるハーフミラー層15と透視補償部PCとが重なる領域を通過することで減光される光量に合わせて、例えば図7や図8等に示す態様において、虚像表示装置の眼前部分に設けられた透視補償部PCの周辺領域であって映像光GLの導光に影響しない領域に外界光HLの減光を行う減光フィルター等を外界光調整部として設けてもよい。この外界光調整部により、ハーフミラー層15及び透視補償部PCを通過して視認される外界光HLとそれ以外の領域を通過して視認される界光HLとの間で、輝度に大きな差異が生じないようにすることができる。
〔その他〕
以上各実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。例えば、上記各実施形態では、半透過反射膜であるハーフミラー層15が、発光部88で発光する光の特性に応じて映像光GLの制御(調整)を行う波長依存性を有する反射膜であるものとしているが、このような波長依存性を有する反射膜が、虚像表示装置100において、ハーフミラー層15以外の反射面において形成されているものとしてもよい。図9に示す光学部材の各面のうち、例えば、導光部材10の光入射側の面である第5面S15にミラー反射面として形成される光反射膜RMを、上記波長依存性を有する反射膜WRとすることもできる。この場合、光反射膜RMが、発光部88で発光される光の波長帯域ごとの光の明るさに比例した吸収特性を有することで、所望の反射特性を得ることができる。また、図9に示す光学部材の各面のうち、例えば第3面S13が上記波長依存性を有する反射膜WRとして構成されるものとしてもよい。また、ハーフミラー層15を波長依存性を有する反射膜WRとする場合を含め、これらの面のうち複数の面が上記波長依存性を有する反射膜WRとして協働して作用するものとしてもよい。さらには、導光部材10そのものや導光部材10内部に波長依存性をもたせる、すなわち、青色光の反射性を他の色よりも高くするものを導光部材10の材料とするものとしてもよい。
また、ハーフミラー層15等の反射膜の構成に関して、低、中、高屈折率材料を積層した複数の誘電体多層膜により反射膜を構成として各層の比率を調整したり、さらに、例えば2つの誘電体多層膜で金属反射膜を挟む構成としたりするものとしてもよい。この場合、干渉作用等を利用して、各色の波長帯域の反射率や透過率を所望ものとする波長依存性をもたせやすくでき、また、単層では実現しにくい所望の角度依存性をもたせやすくできる。例えば反射膜が映像光の入射角範囲よりも入射角が大きくなると反射率が増加するような角度依存性を有することで、意図しない光によるゴースト光の発生を抑制できる。金属反射膜としては、Ag膜、Al膜等が適用できる。金属反射膜を例えばAg膜とした場合、吸収が少なくハーフミラー層15による損失を抑え効率を高めることができる。また、Ag膜は、膜厚の増減に対する透過率の感度がAl膜等の場合に比較して低いので、ハーフミラー層15の反射率や透過率の調整が容易である。また、誘電体多層膜を構成する高屈折率材料としては、SiO、MgF等の透光性の材料を挙げることができる。また、中屈折率材料としては、TiO、Ta、ZrO等の透光性の材料を挙げることができる。また、低屈折率材料としては、Al等の透光性の材料を挙げることができる。金属反射膜を挟む下側及び上側の誘電体多層膜は、上記のような材料で構成される透明な誘電体層を数層以上積層したものであり、複数種類の屈折率材料を蒸着によって積層して形成されるものとすることで、干渉作用によって反射率や透過率に入射角度依存性等をもたせることが可能となる。
図10は、上記波長依存性を有する反射膜としてのハーフミラー層15の一変形例について示す図である。ここでは、図示のように、ハーフミラー層15が、波長帯域ごとにそれぞれ対応した反射特性を有する3つの誘電体多層膜を重ねて構成される。すなわち、ハーフミラー層15は、干渉作用により、可視光波長帯域の光のうち、青色波長帯域の成分に対してのみ特定の反射率で反射させ他の光を透過させる第1誘電体多層膜15bと、赤色波長帯域の成分に対してのみ特定の反射率で反射させ他の光を透過させる第2誘電体多層膜15rと、緑色波長帯域の成分に対してのみ特定の反射率で反射させ他の光を透過させる第3誘電体多層膜15gとで構成されている。図示のように、3つの誘電体多層膜15b,15r,15gのうち、第1誘電体多層膜15bが映像光GLを導光する導光部材10に対して最も近い側に配置され、その次に第2誘電体多層膜15rが配置され、最も遠い側に第3誘電体多層膜15gが配置されている。また、この順に各誘電体多層膜15b,15r,15gでの反射率も高くなっている。この場合、各誘電体多層膜15b,15r,15gの設計により所望の反射率で各色光の透過反射を行うことができる。例えば、上述した低、中、高屈折率材料を積層した複数の誘電体多層膜により各誘電体多層膜15b,15r,15gを形成することが考えられる。すなわち、各誘電体多層膜15b,15r,15gとして必要な特性に応じて、使用する低、中、高屈折率材料の比率(膜厚)を調整すること等により、所期の目的を達成する第1〜第3誘電体多層膜15b,15r,15gを構成できる。
上記第1実施形態では、画像表示装置80として、白色光源であるOLED層73aとカラーフィルター層CFを用いる方式を一例として説明したが、これに限らず、例えば、赤、緑及び青の各色にそれぞれ発光する有機分子を用意し、順番に配置してサブピクセルを構成する構成としてもよい。この場合、例えば赤及び緑の画素の輝度に対して青の画素の輝度を落とした構成とすることが考えられる。
また、上記の説明では、画像表示装置80として、OLED素子により発光部を構成するものの一例を示したが、これに限らず、種々のタイプの有機ELや、無機EL、LEDアレイ等、種々の光源を発光部として利用することができる。
また、上記では、寿命特性を鑑みた波長ごとの反射率特性として、青色波長帯域の反射率を高くするものとしているが、これに限らず、反射膜が、寿命特性を鑑みて青色波長帯域以外の波長帯域の成分の反射率を、他の波長帯域の成分の反射率よりも高いものとなるような波長依存性を有するものとしてもよい。
また、上記では、反射特性として、平均反射率を60%としてこれを基準の1つとして反射率に差を設けて波長依存性(反射率特性)を有するものとしているが、これに限らず、平均反射率を例えば10〜50%の範囲で規定し、規定された平均反射率に対して、各色の波長帯域毎の反射率に差を設けるものとしてもよい。
また、上記では、導光部材10の内部に画像生成部81の表示像に対応する中間像を形成するものとしているが、中間像を形成せずにシースルーを行う虚像表示装置においても適用可能である。
また、上記の説明では、投射レンズについては、非軸対称非球面を1面又は2面以上の面に適用することも可能である。
上記の説明では、ハーフミラー層(半透過反射膜)15が横長の矩形領域に形成されるとしたが、ハーフミラー層15の輪郭は用途その他の仕様に応じて適宜変更することができる。
上記の説明では、一対の表示装置100A,100Bを備える虚像表示装置100について説明しているが、単一の表示装置とできる。つまり、右眼及び左眼の双方に対応して、一組ずつ投射透視装置70及び画像表示装置80を設けるのではなく、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ表示装置を設け、画像を片眼視する構成にしてもよい。
上記の説明では、ハーフミラー層15が単なる半透過性の膜(誘電体多層膜)であるとしたが、ハーフミラー層15は、平面又は曲面のホログラム素子に置き換えることができる。
上記の説明では、導光部材10等が眼EYの並ぶ横方向に延びているが、導光部材10を縦方向に延びるように配置することもできる。この場合、導光部材10は、直列的ではなく並列的に平行配置された構造を有することになる。
上記に図示した例では、導光装置20は、ハーフミラー層15として単一の半透過反射面を有するものとしているが、半透過反射面が複数に分割されて構成されるものとしてもよい。
上記の説明では、画像光と外界光とを重畳させる態様についてのみ説明しているが、例えば重畳させずに画像光のみにする態様と外界光のみにする態様とを切り替えて観察することができる虚像表示装置において適用してもよい。また、例えば画像光のみ視認させ、外界光を観察させない態様の虚像表示装置において適用してもよい。
また、上記では、自発光型のパネルを用いて変調した画像光(映像光)を半透過反射面に入射させるものとしているが、これに限らず、例えば、図11に示すように、MEMSによって画像光(映像光)を半透過反射面に入射させる構成とすることも可能である。
以下、図11(A)及び11(B)を参照して、虚像表示装置の一例について説明する。図示の虚像表示装置400は、観察者の眼前を透視可能に覆う第1及び第2光学部材201a,201bと、両光学部材201a,201bを支持するフレーム107と、フレーム107の左右両端から後方にかけての部分に固定された第1及び第2駆動部205a,205bと、2次元的に走査される信号光を射出する第1及び第2映像素子206a,206bとを備える。図面上で左側の第1光学部材201aと第1駆動部205aと第1映像素子206aとを組み合わせた第1表示装置100Aは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。また、図面上で右側の第2光学部材201bと第2駆動部205bと第2映像素子206bとを組み合わせた第2表示装置100Bは、左眼用の虚像を形成する部分であり、第1表示装置100Aの左右を反転させただけであり、第1表示装置100Aと同じ機能を有する。
第1表示装置100Aにおいて、第1映像素子206aは、強度変調された信号光を形成するとともに当該信号光を走査光TLとして射出する。第1光学部材201aは、第1映像素子206aからの走査光TLを反射することによって映像光GLを形成する被照射部材であるが、映像光GLを眼EYに導く機能を有する。第1駆動部205aは、第1映像素子206aに対して不図示の光ファイバー等を介して照明光を供給する光源、それらの動作の制御回路等を含む本体部分280を有する。
第1映像素子206aは、鼻当て部材108aに組み付けられており、フレーム107に対して間接的に固定されている。第1映像素子206aは、本体部分280からの制御信号に基づいて照明光を変調する信号光変調部281と、信号光変調部281を経た信号光を走査しつつ射出させる走査光学系282とを有する。ここで、走査光学系282は、MEMSミラー等で構成され、信号光変調部281による信号光の変調に同期させて姿勢を変化させることにより、信号光の光路を調整することで第1光学部材201aの内面への光線の射出角度を縦横に変化させる2次元走査を行う。
第1光学部材201aは、第1映像素子206aの前方又は光射出方向において観察者の眼EYの前方を覆うように配置されている。第1光学部材201aは、走査光の照射を受ける半透過膜である半透過反射膜285と、半透過反射膜285を支持固定する支持部材286とを有している。これにより、観察者の眼EYには、虚像のみならず、外界からの光も入ることになり、虚像表示装置400は、双方を重畳して観察可能にするシースルーの構成となっている。なお、半透過反射膜285は、ハーフミラーとすることもできるが、ホログラムその他の回折型の光学素子とすることもできる。
上記のような構成の虚像表示装置400においても、半透過反射膜285が上記波長依存性を有することで、所期の目的を達成することができる。
また、上記の説明では、虚像表示装置がHMDであるとして具体的な説明を行ったが、虚像表示装置は、HUD(ヘッドアップディスプレイ)に改変することもできる。
10…導光部材、 11…導光部分、 12…導光部分、 15…ハーフミラー層、 15b,15r,15g…誘電体多層膜、 20…導光装置、 27…ハードコート層、 30…投射レンズ、 31-33…レンズ、 39…鏡筒部、 50…光透過部材、 70…投射透視装置、 71a…透明電極、 72a…対向電極、 73a…OLED層、 74a…保護層、 80…画像表示装置、 81…画像生成部、 88…発光部、 90…シェード装置、 100…虚像表示装置、 100A,100B…表示装置、 101a,101b…光学部材、 102…枠部、 105a,105b…像形成本体部、 AX…光軸、 C1…曲線、 C2…曲線、 CC…接着層、 CF…カラーフィルター層、 CFr,CFg,CFb…色用カラーフィルター部、 CN…接合部、 EY…眼、 GL…映像光、 HL…外界光、 II…中間像の像面、 OI…パネル面、 PC…透視補償部、 RM…光反射膜、 S11−S15…面、 S51−S53…透過面、 WR…反射膜

Claims (18)

  1. 映像光を射出する映像素子と、
    光透過性を有するとともに、前記映像素子からの映像光の成分のうち所定の波長帯域の光に対する反射率を他の波長帯域の光に対する反射率よりも高くする波長依存性を有する反射膜と
    を備える虚像表示装置。
  2. 前記映像素子は、自発光型の素子を発光部として含む、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記発光部は、自発光型の素子としてOLED素子を含む、請求項2に記載の虚像表示装置。
  4. 前記反射膜は、前記映像素子から射出される映像光の色バランスの偏りに対応する前記波長依存性を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記映像素子は、光源としての発光部の寿命特性を鑑みた輝度バランスの映像光を射出し、
    前記反射膜は、前記波長依存性として、前記映像素子から射出された映像光の波長帯域ごとの光の明るさに逆比例した反射特性を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記反射膜は、前記波長依存性として、可視波長帯域の光のうち430nm〜490nmの波長帯域にある成分を、他の波長帯域にある成分よりも5%〜20%高い反射率で反射する反射特性を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記反射膜は、430nm〜490nm、491nm〜580nm、581〜700mmの間でそれぞれ少なくとも1つ以上の特定波長でパルス状の反射特性を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  8. 内面で反射させることにより映像光を導光する導光部材と、前記導光部材に貼り合せることで外界光と映像光とを重複して視認させる光透過部材とを有する導光装置をさらに備え、
    前記反射膜は、前記導光部材の反射面を形成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  9. 前記反射膜は、前記導光装置において、前記導光部材と前記光透過部材とを貼り合わせる貼り合せ面に形成される半透過反射膜である、請求項8に記載の虚像表示装置。
  10. 前記反射膜よりも外界側の映像光の光路外に設けられて前記反射膜の透過光に対する波長依存性と逆の波長依存性を有する透視補償部をさらに備える、請求項8及び9のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  11. 少なくとも眼前部分を覆うように取り付けられて、外界光の透過率を低下させて映像視認性を向上させるための外光透過率調整機能を有するシェード装置をさらに備え、
    前記透視補償部は、シェード装置に設けられる、請求項10に記載の虚像表示装置。
  12. 前記透視補償部は、前記反射膜以上の大きさを有する、請求項10及び11のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  13. 前記反射膜は、前記映像素子からの映像光について、青色波長帯域の光、赤色波長帯域の光、緑色波長帯域の光の順で反射率を高くしている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  14. 前記反射膜は、誘電体多層膜で構成される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  15. 前記反射膜は、波長帯域ごとにそれぞれ対応した反射特性を有する複数の誘電体多層膜を重ねて構成される、請求項14に記載の虚像表示装置。
  16. 光源としての発光部からの光による映像光を射出する映像素子と、
    前記発光部の寿命特性を鑑みた波長帯域ごとの反射率特性を有する反射膜と
    を備える虚像表示装置。
  17. 映像光を射出する映像素子と、
    前記映像素子からの映像光の成分のうち所定の波長帯域の光に対する反射率を他の波長帯域の光に対する反射率よりも高くする波長依存性を有し、前記映像素子からの映像光を導光する導光部材の光入射側におけるミラー反射面を形成する反射膜と
    を備える虚像表示装置。
  18. 前記反射膜は、前記映像素子からの映像光の波長帯域ごとの光の明るさに比例した吸収特性を有する、請求項17に記載の虚像表示装置。
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