JP2016180786A - 投影装置、端末、投影システム及び投影方法 - Google Patents

投影装置、端末、投影システム及び投影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】投影画像に大きな影響を与えることなく情報コードを投影して、データの取得を可能とすること。【解決手段】制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、光源装置からの出射光により投影画像400を形成する表示素子と、投影画像400をスクリーン300に投影する投影側光学系と、を備え、制御部は、光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コード403を、表示素子に形成させて、投影側光学系を介してスクリーン300に投影させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像をスクリーンに投影し、関連する処理を実行させる投影装置、処理を実行する端末、及び、投影装置と端末を用いた投影システム及び投影方法に関する。
今日、パーソナルコンピューターの画面やビデオ画像、さらにメモリーカード等に記憶されている画像データによる画像等を表示素子に表示し、表示素子に表示された画像等をスクリーン等に投影する投影装置としてのプロジェクタが多用されている。プロジェクタの投影方式として、液晶を用いて投影画像を形成するLCD(Liquid Crystal Display)方式と、DLP(Digital Light Processing)方式が存在する。DLP方式では、光源からの光束をレンズ群や導光装置、ミラー等を介して、DMD(Digital Micromirror Device)や液晶板などの表示素子に集光して照射し、表示素子からの画像光が投影レンズを介して出射される。
一方、デジタルサイネージ用の装置としてプロジェクタ等の投影装置を利用することがある。この場合、画像中の人物や広告対象物などの物体の範囲にだけ光を投影するようにしており、表示素子は、光源から出射される光のうち、映像光の形成に必要な範囲の光を投影レンズを介してスクリーンに投射している。
特許文献1には、閲覧者に対し、印象を高めることができる映像出力装置搭載機器、映像出力装置の投影方法が記載されている。この映像出力装置搭載機器には、映像供給装置に接続される映像出力装置が搭載されており、この映像出力装置から投影画像であるコンテンツを照射するための出力光を、反射部材によって反射させて、コンテンツの輪郭の形状に形成されたスクリーンに投影する。
特開2011−150221号公報
しかしながら、特許文献1のように、映像出力装置からコンテンツをスクリーンに投影させた場合、画像の投影が可能なスクリーン上の領域は限られており、ユーザが得られる情報量は限られてしまう。また、投影画像と連動する情報をユーザに取得させるために、ユーザが保有する端末が公衆無線回線等を通じてネットワークに接続する場合では、接続先の特定や設定等の煩雑な手続きが必要になる。さらに、投影装置の送信部により、ユーザが保有する端末に赤外線通信等で直接情報を送る場合、大容量のデータ通信を行うことは難しい。
本発明は、以上の点に鑑み、投影画像に大きな影響を与えることなく情報コードを投影して、データの取得が可能な、投影装置、端末、投影システム及び投影方法を提供することを目的とする。
本発明の投影装置は、制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、前記制御部は、前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させる、ことを特徴とする。
本発明の端末は、制御部と、投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、前記制御部は、複数の波長帯域の光を出射する光源装置が、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射する際の出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、表示素子により形成されて投影側光学系を介してスクリーンに投影される情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、取得した前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明の投影システムは、投影装置及び端末を備える投影システムであって、前記投影装置は、第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、前記第一制御部は、前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、前記端末は、第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、前記第二制御部は、前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明の投影方法は、投影装置及び端末を備える投影システムにおける投影方法であって、前記投影装置は、第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、前記第一制御部は、前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、前記端末は、第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、前記第二制御部は、前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、投影画像に大きな影響を与えることなく情報コードを投影して、データの取得が可能な、投影装置、端末、投影システム及び投影方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る投影システムの説明図である。 本発明の実施形態1に係る投影装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態1に係る投影装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る励起光照射装置の光源の正面配置図である。 本発明の実施形態1に係る端末の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る光源装置の発光タイミングチャートの説明図である。 本発明の実施形態1に係る投影画像の説明図である。 本発明の実施形態1に係る端末の処理フローチャートの説明図である。 本発明の実施形態2に係る光源装置の発光タイミングチャートの説明図である。
[実施形態1]
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本実施形態における投影システムの説明図である。投影システムは、投影装置100、端末200、スクリーン300を備える。
投影装置100は、ミラー350に対し投影光450を照射する。ミラー350で反射された投影光451は、スクリーン300の裏面に照射されて投影画像400が形成される。本図では、スクリーン300の形状は、人型の形状としているが、任意の形状を用いることができる。なお、スクリーン300としては、投影光を裏面から照射して投影光を透過拡散させるものに限ることなく、投影光の反射拡散が可能な、映写幕、白板、建物の内壁又は外壁等の適宜の対象を用いることができる。
投影画像400には、ユーザが視覚により情報を得るための投影画像である視認画像401と、端末200により読み取り可能な情報が埋め込まれた投影画像である情報コード403とが含まれている。投影画像400は、その一部に情報表示領域402を有している。投影装置100は、この情報表示領域402に対し情報コード403を赤外波長帯域光などの不可視光線により投影する。また、情報表示領域402には、画像や文字等の視認画像401を、情報コード403に重ねて投影してもよい。また、情報表示領域402は、スクリーン300上の任意の位置に設けることができる。なお、情報コード403として、本実施形態では、QRコード(登録商標)を用いているが、これに限らず、他の二次元コードや、バーコード等の一次元コード等を用いることができる。
端末200は、投影画像400を撮像すると、情報コードに埋め込まれた情報を取得する。そして、端末200は、取得した情報に応じた処理を実行する。端末200として、例えば、パソコン、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA等の端末や、撮像機能や通信機能を持ったその他の端末を用いることができる。
なお、投影装置100、ミラー350、スクリーン300は、一つの装置として構成してもよい。なお、投影装置100から照射された投影光450は、ミラー350を介さずに直接スクリーン300の裏面に照射されて投影画像400が形成されるものとしても良い。
図2は、投影装置100の外観斜視図である。なお、本実施形態において、投影装置100における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置100のスクリーン300側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
そして、投影装置100は、本図に示すように、略直方体形状であって、投影装置筺体の前方の側板とされる正面パネル12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有するとともに、この正面パネル12には複数の吸気孔18を設けている。さらに、図示しないが、リモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
また、筺体の上面パネル11にはキー/インジケータ部37が設けられ、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源ユニットや表示素子又は制御回路等が過熱した時に報知をする過熱インジケータ、サイネージモードの際の各種設定を行うためのキーやインジケータ等、が配置されている。
さらに、筺体の背面には、背面パネルにUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20が設けられている。また、背面パネルには、複数の吸気孔が形成されている。なお、図示しない筺体の側板である右側パネル、及び、図2に示した側板である左側パネル15には、各々複数の排気孔17も形成されている。
次に、投影装置100の投影装置制御手段について図3の機能ブロック図を用いて述べる。投影装置制御手段は、制御部(第一制御部)38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。
制御部38は、投影装置100内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
そして、この投影装置制御手段により、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものである。
そして、この投影装置100は、光源である光源装置60から出射された光源光の光線束を、後述する導光光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光像(画像)を形成し、同じく後述する投影側光学系を介してスクリーン300に投影画像400を表示させる。なお、この投影側光学系の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリーカード32に順次書き込む記録処理を行う。
さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時はメモリーカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、この画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリーカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行う。
筺体の上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
なお、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音処理部47が接続されている。この音処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音データをアナログ化し、スピーカ(音出力部)48を駆動して拡声放音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御しており、この光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の緑色光源装置における励起光源部、赤色光源装置、青色光源装置、及び赤外光源装置の発光を個別に制御する。光源装置60から出射された所定波長帯域の光は照射ミラー185で反射され、表示素子51に照射される。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等により投影装置本体の電源OFF後も冷却ファンの回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によっては投影装置本体の電源をOFFにする等の制御も行う。
つぎに、投影装置100の内部構造について述べる。図4は、投影装置100の内部構造を示す平面模式図である。本実施形態の投影装置100は、赤外波長帯域光を出射する光源を有する。二つのダイクロイックミラーの反射透過特性を、赤外波長帯域光の光路に合わせた仕様とし、青色波長帯域光の発光セグメント期間で赤外波長帯域光を発光させる。また、投影装置100は、赤外波長帯域光を青色波長帯域光の発光セグメント期間内にあるデューティ期間に発光させて、表示素子51により情報コードを投影する。以下、各構成について詳述する。
投影装置100は、右側パネル14の近傍に制御回路基板241を備えている。この制御回路基板241は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備えてなる。また、投影装置100は、制御回路基板241の側方、つまり、投影装置100筐体の略中央部分に光源装置60を備えている。さらに、投影装置100は、光源装置60と左側パネル15との間に、光源側光学系170や投影側光学系220が配置されている。
光源装置60は、赤色波長帯域光の光源とされる赤色光源装置120と、青色波長帯域光の光源とされる青色光源装置であって、励起光源ともされる励起光照射装置70と、緑色波長帯域光の光源とされる緑色光源装置80と、を備える。また、励起光照射装置70は、その一部に赤外波長帯域光を出射する赤外光照射装置90を有する。緑色光源装置80は、励起光照射装置70と、光学ホイール装置102とにより構成される。そして、光源装置60には、赤、緑、青の各色波長帯域光及び赤外波長帯域光を導光し、出射する導光光学系140が配置されている。導光光学系140は、各光源装置から出射される各波長帯域光をライトトンネル175の入射口に集光する。
緑色光源装置80を構成する励起光源である励起光照射装置70は、投影装置100筐体の左右方向における略中央部分であって背面パネル13近傍に配置される。そして、励起光照射装置70は、背面パネル13と光軸が平行になるよう配置された複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71と赤外線レーザダイオード74から成る光源群72、各青色レーザダイオード71と赤外線レーザダイオード74からの出射光の光軸を、正面パネル12方向に90度変換する反射ミラー群75、反射ミラー群75で反射した各青色レーザダイオード71と赤外線レーザダイオード74からの出射光を集光する集光レンズ78、及び、この光源群72と右側パネル14との間に配置されたヒートシンク81等を備える。
励起光照射装置70には、光源群72として、複数の青色レーザダイオード71と一つ又は複数の赤外線レーザダイオード74が、マトリクス状に配列されている。また、光源群72からの各出射光の光軸上には、各出射光の指向性を高めるように各々平行光に変換するコリメータレンズ73が夫々配置されている。また、反射ミラー群75は、複数の反射ミラーが階段状に配列されてミラー基板76と一体化されて位置調整を行って生成され、各出射光から出射される光線束の断面積を一方向に縮小して集光レンズ78に出射する。
ヒートシンク81と背面パネル13との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261とヒートシンク81とによって青色レーザダイオード71及び赤外線レーザダイオード74が冷却される。さらに、反射ミラー群75と背面パネル13との間にも冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261によって反射ミラー群75や集光レンズ78が冷却される。
赤色光源装置120には、青色レーザダイオード71と光軸が平行となるように配置された赤色光源121と、赤色光源121からの出射光を集光する集光レンズ群125と、が備えられる。この赤色光源121は、赤色波長帯域の光を発する半導体発光素子である赤色発光ダイオードである。そして、赤色光源装置120は、赤色光源装置120が出射する赤色波長帯域光の光軸が励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光及び光学ホイール101から出射される緑色波長帯域光の光軸と交差するように配置されている。さらに、赤色光源装置120は、赤色光源121の右側パネル14側に配置されるヒートシンク130を備える。そして、ヒートシンク130と正面パネル12との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261及びヒートシンク130によって赤色光源121が冷却される。
光学ホイール装置102は、正面パネル12と平行となるように、つまり、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置された光学ホイール101と、この光学ホイール101を回転駆動するホイールモータ110と、励起光照射装置70から出射される励起光の光線束を光学ホイール101に集光するとともに光学ホイール101から背面パネル13方向に出射される光線束を集光する集光レンズ群107と、光学ホイール101から正面パネル12方向に出射される光線束を集光する集光レンズ115と、を備える。なお、ホイールモータ110と正面パネル12との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261によって光学ホイール装置102等が冷却される。
光学ホイール101は、蛍光光が発光される蛍光発光領域と、入射光を拡散させて透過させる拡散透過領域とを有する。光学ホイール101の蛍光発光領域における蛍光体層は、緑色蛍光体により形成されている。よって、この蛍光体層に励起光照射装置70からの励起光としての青色波長帯域光が照射されると、緑色蛍光体が励起され、この緑色蛍光体から全方位に緑色波長帯域光が出射される。蛍光発光された光線束は、光学ホイール101の正面側(換言すれば、背面パネル13側)へ出射され、集光レンズ群107に入射する。一方、光学ホイール101における拡散透過領域に入射された励起光照射装置70からの青色波長帯域光又は赤外波長帯域光は、拡散透過され、光学ホイール101の背面側(換言すれば、正面パネル12側)に配置された集光レンズ115に入射する。
そして、導光光学系140は、赤色、緑色、青色波長帯域及び赤外波長帯域の光線束を集光させる集光レンズや、各波長帯域の光線束の光軸を変換して同一の光軸とさせる反射ミラー、ダイクロイックミラー等からなる。具体的には、導光光学系140には、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光及び赤外波長帯域光、及び、光学ホイール101から出射される緑色波長帯域光と、赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光と、が交差する位置に、青色波長帯域光及び赤色波長帯域光及び赤外波長帯域光を透過し、緑色波長帯域光を反射してこの緑色波長帯域光の光軸を左側パネル15方向に90度変換する第一ダイクロイックミラー141が配置されている。
また、光学ホイール101を拡散透過した青色波長帯域光の光軸上、つまり、集光レンズ115と正面パネル12との間には、青色波長帯域光及び赤外波長帯域光を反射して、これらの光の光軸を左側パネル15方向に90度変換する第一反射ミラー143が配置されている。第一反射ミラー143における左側パネル15側には、集光レンズ146が配置され、さらにこの集光レンズ146の左側パネル15側には、第二反射ミラー145が配置されている。第二反射ミラー145の背面パネル13側には、集光レンズ147が配置されている。第二反射ミラー145は、第一反射ミラー143により反射され、集光レンズ146を介して入射される青色波長帯域光及び赤外波長帯域光の光軸を背面パネル13側に90度変換する。
また、第一ダイクロイックミラー141の左側パネル15側には、集光レンズ149が配置されている。さらに、集光レンズ149の左側パネル15側であって、集光レンズ147の背面パネル13側には、第二ダイクロイックミラー148が配置されている。第二ダイクロイックミラー148は、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射して背面パネル13側に90度光軸を変換し、青色波長帯域光赤外波長帯域光を透過させる。
第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光の光軸は、第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光の光軸と一致される。第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光及び第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光は、共に集光レンズ149に入射される。そして、集光レンズ149を透過した赤色及び緑色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148により反射され、光源側光学系170の集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。一方、集光レンズ147を透過した青色波長帯域光及び赤外波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148を透過して、集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。
光源側光学系170は、集光レンズ173、ライトトンネル175、集光レンズ178、光軸変換ミラー181、集光レンズ183、照射ミラー185、コンデンサレンズ195により構成されている。なお、コンデンサレンズ195は、コンデンサレンズ195の背面パネル13側に配置される表示素子51から出射された画像光を投影側光学系220に向けて出射するので、投影側光学系220の一部ともされている。
ライトトンネル175の近傍には、ライトトンネル175の入射口に光源光を集光する集光レンズ173が配置されている。よって、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光、青色波長帯域光及び赤外波長帯域光は、集光レンズ173により集光され、ライトトンネル175に入射される。ライトトンネル175に入射された光線束は、ライトトンネル175により均一な強度分布の光線束とされる。
ライトトンネル175の背面パネル13側の光軸上には、集光レンズ178を介して、光軸変換ミラー181が配置されている。ライトトンネル175の出射口から出射した光線束は、集光レンズ178で集光された後、光軸変換ミラー181により、左側パネル15側に光軸を変換される。
光軸変換ミラー181で反射した光線束は、集光レンズ183により集光された後、照射ミラー185により、コンデンサレンズ195を介して表示素子51に所定の角度で照射される。なお、DMDとされる表示素子51は、背面パネル13側にヒートシンク190が設けられ、このヒートシンク190により表示素子51は冷却される。
光源側光学系170により表示素子51の画像形成面に照射された光源光である光線束は、表示素子51の画像形成面で反射され、投影光として投影側光学系220を介してスクリーンに投影される。ここで、投影側光学系220は、コンデンサレンズ195、可動レンズ群235、固定レンズ群225により構成されている。固定レンズ群225は、固定鏡筒に内蔵される。可動レンズ群235は、可動鏡筒に内蔵され、レンズモータにより移動可能とされることにより、ズーム調整やフォーカス調整を可能としている。
このように投影装置100を構成することで、光学ホイール101を回転させるとともに励起光照射装置70及び赤色光源装置120から異なるタイミングで光を出射すると、赤色、緑色及び青色の各波長帯域光が導光光学系140を介して集光レンズ173及びライトトンネル175に順次入射され、さらに光源側光学系170を介して表示素子51に入射されるため、投影装置100の表示素子51であるDMDがデータに応じて各色の光を時分割表示することにより、スクリーン300にカラー画像を投影することができる。
また、本実施形態では、赤色波長帯域光への出射切替期間に、赤外波長帯域光により形成された任意の情報を含む情報コードをスクリーン300に投影する。
図5は、励起光照射装置70の光源の正面配置図である。励起光照射装置70は、複数の半導体発光素子を用いた光源により構成された光源群72を備える。本実施形態では、光源として、複数の青色レーザダイオード71と一つ又は複数の赤外線レーザダイオード74が用いられ、これらは3行8列のマトリクス状に配置され形成している。
図6は、端末200の機能ブロック図である。端末200は、制御部(第二制御部)201、画像入力部202、通信部203、記憶部204、出力部205を備える。各ブロックは、システムバス(SB)により接続されており、制御部201により制御される。
画像入力部202は、スクリーン300に投影された投影画像400を撮像して画像データを取得する機能を有する。画像入力部202は、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光、青色波長帯域光及び赤外波長帯域光により形成された投影画像400を撮像可能なカメラ等により構成することができる。
通信部203は、インターネット等のネットワークと接続して、情報の送受信を行う機能を有する。例えば、端末200は、通信部203を介して、適宜のサーバから本実施形態の処理に必要なソフトウェアを取得したり、画像入力部202で撮像した投影画像400に関連するサーバ等に接続する。
記憶部204には、画像入力部202により取得した画像データが記憶される。また、記憶部204には、通信部203により取得したソフトウェアやその他のデータが記憶される。出力部205は、例えば、画像や文字を表示する表示部、音出力部等により構成される。
図7は、光源装置60の発光タイミングチャートの説明図である。本図で説明する、光源装置60からの出射光の制御は、制御部38により行われる。光源装置60は、投影画像400の一つのフレームを形成する単位周期であるフレーム単位周期500を時分割して、赤色、緑色及び青色波長帯域の光を出射する。フレーム単位周期500は、投影画像400を形成するための、赤色波長帯域光(第一波長帯域光)の出射可能期間である赤セグメント期間610と、緑色波長帯域光(第二波長帯域光)の出射可能期間である緑セグメント期間710と、青色波長帯域光(第三波長帯域光)の出射可能期間である青セグメント期間810とを時分割して有する。本実施形態では、フレーム単位周期500内で、赤セグメント期間610、緑セグメント期間710、青セグメント期間810の順に各セグメント期間が配置される。また、図7に示したセグメント期間610,710,810は同一長さとして均等に図示しているも、波長帯域毎に光源の輝度に合わせて白バランスを調整する様必要に応じて、夫々の時間長さとして決定するものである。
つぎに、セグメント期間について説明する。まず、フレーム単位周期500の赤セグメント切替タイミングT1で、赤セグメント期間610が開始する。赤セグメント期間610は、赤色光源600(図4の赤色光源121)が赤色波長帯域光を出射(ON)する赤色発光期間T61と、赤色光源600が赤色波長帯域光を消灯(OFF)する第一デューティ期間T62とを有する。第一デューティ期間T62を経過すると、緑セグメント切替タイミングT2で、緑セグメント期間710が開始する。
図4を用いて前述したように、光学ホイール101は、蛍光発光領域と拡散透過領域を有する。青色レーザダイオード71が出射した青色波長帯域光は、光学ホイール101に照射される。光学ホイール101は回転動作により、この青色波長帯域光が照射される領域が、蛍光発光領域と拡散透過領域とにフレーム単位周期500内で切り替わる。青色波長帯域光が蛍光発光領域に照射された場合は、緑色波長帯域光が出射され、青色波長帯域光が拡散透過領域に照射された場合は、青色波長帯域光が光源装置60から出射される。
本実施形態では、赤セグメント期間610及び緑セグメント期間710に、青色波長帯域光の光軸上に光学ホイール700(図4の光学ホイール101)の蛍光発光領域が位置する、蛍光発光領域期間T71が配置される。赤セグメント期間610では、青色波長帯域光は出射されず、前述した赤色光源600から赤色波長帯域光が出射(ON)される。緑セグメント期間710は、青色光源800(図4の青色レーザダイオード71)が青色波長帯域光を出射(ON)する緑色発光期間T73と、青色光源800が青色波長帯域光を消灯(OFF)する第二デューティ期間T74とを有する。緑色発光期間T73中は、蛍光発光領域に青色光源800から出射(ON)された青色波長帯域光が励起光として照射されるため、光源装置60からは緑色波長帯域光が出射される。第二デューティ期間T74が経過すると、青セグメント切替タイミングT3で、青セグメント期間810が開始する。
本実施形態では、青セグメント期間810に、青色波長帯域光の光軸上に光学ホイール700の拡散透過板が位置する、拡散透過領域期間T72が配置される。また、青セグメント期間810は、青色光源800が青色波長帯域光を出射(ON)する青色発光期間T81と、青色光源800が青色波長帯域光を消灯(OFF)する第三デューティ期間T82とを有する。青色発光期間T81は光学ホイール700の拡散透過領域期間T72に含まれているため、光源装置60からは、この青色発光期間T81内に、拡散透過板を透過した青色波長帯域光が出射される。第三デューティ期間T82が経過すると、赤セグメント切替タイミングT4で、つぎのフレーム単位周期501の赤セグメント期間が開始する。
また、青セグメント期間810は、赤外光源910(図4の赤外線レーザダイオード74)が赤外波長帯域光(第四波長帯域光)を出射(ON)する赤外発光期間T91を有する。この赤外波長帯域光は、青色波長帯域光の光路と同様に、拡散透過板を透過して光源装置60から出射される。この赤外発光期間T91は、青色光源800が青色波長帯域光を消灯(OFF)している第三デューティ期間T82に含まれるように配置される。
このようなタイミングで各波長帯域の光を出射させることで、図1に示す赤外波長帯域光により形成される情報コード403を、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光により形成される視認画像401とともに、一つのフレーム単位周期500毎に投影させることができる。
なお、光源装置60は、制御部38が出力した同期信号に基づき、図7に示す所定タイミングで視認画像を投影するための各波長帯域の光を出力している。情報コードを投影する場合も、光源装置60は、この同期信号に基づき赤外発光期間T91に情報コードを投影するための赤外波長帯域光を出射する。
なお、第一デューティ期間T62、第二デューティ期間T74及び第三デューティ期間T82は、図7に示すように、各セグメント期間610,710,810の終端に形成する場合に限ることなく、任意の位置に配置することができる。
例えば、赤色発光期間T61は赤セグメント期間610の中に含まれていればよく、赤色発光期間T61が開始するタイミングは、赤セグメント切替タイミングT1の後に配置してもよい。この場合、本図で示す赤セグメント期間610の直前に配置される青セグメント期間に含まれる第三デューティ期間は、当該赤セグメント期間610にも含まれる。
または、青色発光期間T81は青セグメント期間810の中に含まれていればよく、青色発光期間T81が開始するタイミングは、青セグメント切替タイミングT3の後に配置してもよい。この場合、第二デューティ期間T74は、緑セグメント期間710及び青セグメント期間810に含まれる。さらにこの場合、青セグメント期間810に含まれる第二デューティ期間T74中に、赤外光源910を点灯(ON)させることができる。
つぎに、本実施形態のスクリーン及び投影画像の他の形態について説明する。図8(a)は、人型を模したスクリーン310に対する、投影画像410の説明図である。スクリーン310は、店舗や製品等の案内人の形を模して形成することができる。また、その案内の内容をスクリーン310に投影するとともに、案内や紹介情報を音出力することができる。スクリーン310は、製品情報やメッセージ等を投影するための情報投影領域311を含む。投影装置100は、スクリーン310の全体又は一部に投影画像410を投影する。投影画像410には、視認画像411と、情報コード413と、が含まれる。また、情報コード413は、投影画像410の一部に設けられた情報表示領域412に投影される。
図8(b)は、長方形又は正方形のスクリーン320に対する、投影画像420の説明図である。投影装置100は、スクリーン320の全体又は一部に投影画像420を投影する。投影画像420には、視認画像421と、情報コード423とが含まれる。また、情報コード423は、投影画像420の一部に設けられた情報表示領域422に投影される。
なお、投影装置100は、スクリーン310,320に対し、投影画像を正面又は裏面の適宜の方向から投影することができる。
図9は、端末200の処理フローチャートの説明図である。ここでは、図1を用いて説明した投影画像400を例に説明する。端末200は、本フローチャートに従った処理を行うためのソフトウェアを予め有している。例えば、ユーザによる指示に従い制御部201は、通信部203を介して当該ソフトウェアを適宜のサーバから取得し、記憶部204に予め記憶させておくことができる。また、デフォルトで、記憶部204に予め当該ソフトウェアを記憶させておくことができる。
処理が開始されると、ステップS100で、制御部201は、一つのフレーム単位周期500の期間内に投影される投影画像400の内、赤外波長帯域光により赤外発光期間T91に投影される情報コード403を画像入力部202で撮像するため、同期処理を行う。同期処理の方法として、例えば、以下の処理が行われる。制御部201は、画像入力部202により、赤外発光期間T91に出射される赤外波長帯域光を検出する。制御部201は、所定時間に出射される赤外波長帯域光を所定回数検出して、赤外発光期間T91及び赤外発光期間T91の開始タイミング及びフレーム単位周期500に相当する周期を求める。あるいは、記憶部204にフレーム単位周期500の値を予め記憶しており、制御部201は、赤外波長帯域光を検出することにより、赤外発光期間T91の開始タイミングを求めてもよい。
このように、制御部201は、情報コード403の投影タイミングと撮像タイミングを同期させることができる。
ステップS110で、制御部201は、スクリーン300に投影された情報コード403を取得する。例えば、制御部201は、画像入力部202により、スクリーン300に投影された投影画像400を、ステップS100で求めた赤外発光期間T91の開始タイミングから赤外発光期間T91の間撮像する。制御部201は、このステップS110の処理を、フレーム単位周期500毎に所定回数繰り返してもよい。
このように、ステップS100において同期処理をおこなっているため、制御部201は、画像入力部202により、視認画像401を撮像するデータから除きつつ、情報コード403の画像データを取得することができる。
ステップS120で、制御部201は、取得した情報コード403に含まれる情報に応じた処理を行う。例えば、QRコードの読取りが対応となっている場合、端末200は、内蔵カメラ等の画像入力部202により赤外波長帯域光で投影されたQRコードを撮像し、QRコードの情報内容を認識する。制御部201は、製品の詳細情報を記録したQRコードを撮像した場合、その製品の詳細情報をQRコードに記録された情報に従い出力部205から文字情報等により出力させることができる。
また、制御部201は、製品に関するサイトに接続するためのURLを記録したQRコードを撮像した場合、通信部203を介して自動アクセスしたサイトを出力部205から表示させたり、そのサイトによりネットショッピング等の決済をユーザに行わせることができる。さらに、制御部201は、サイトに接続するためのURLを記録したQRコードを撮像した場合、通信部203を介してそのサイトにアクセスし、製品のクーポンや壁紙を取得することができる。
また、制御部201は、個人データを格納したQRコードを撮像した場合、当該個人データを記憶部204内のアドレス帳へ登録することができる。
また、販売促進に使用されるような、音出力を伴う他のサイネージシステムと絡めることができる。例えば、投影装置100の言語として英語が選択されており、製品説明が投影装置100のスピーカ48等から英語で音出力されている場合、顧客が端末200をスクリーン300にかざして投影画像を撮像すると、音出力されている内容が、端末200のOSで選択されている他の言語で文字情報として表示部にスクロール表示させるようにする。投影画像の中の情報コードには、表示させる文字情報を含めるようにしてもよいし、サーバに接続するためのURLを含めて、端末200がサーバから表示させる文字情報を取得するようにしてもよい。端末200は、文字情報を内部に予め設定した言語で取得してもよいし、取得した文字情報を端末200内で他の言語に変換して出力部205に出力させてもよい。文字情報は任意の速さで表示させることもできる。
ステップS120の処理の後、制御部201は処理を終了させる。
以上のように、本実施形態によると、光源装置60が青色波長帯域光を出射しない期間を利用して、第四波長帯域光とする不可視光線である赤外波長帯域光により形成した情報コード403を投影することができる。そのため、投影装置100は、ユーザが視覚により情報を得るための視認画像に影響を与えることなく情報コードを投影し、ユーザの端末に適宜の処理を行わせることができる。
また、一部のダイクロイックミラーの波長カット領域を変更することで、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光の光路を変更することなく赤外波長帯域光の投影が可能である。
また、情報コード形成用の光は、視認画像形成用の出射光と異なるタイミングで出射されるため、DMD等の表示素子51を視認画像の形成に影響なく制御することが可能である。
また、視認画像形成用の波長帯域光と異なる不可視光線である赤外波長帯域光を用いて情報コードを投影するため、情報コードの画像を視認されないようにすることが可能となる。
また、赤外波長帯域光は、拡散透過領域を透過して光源装置60から出射されるようにした。これにより、赤外波長帯域光は、青色波長帯域光と同じ光路を経て光源装置60から出射させることができる。
また、光源の配置について、励起光照射装置70は、構成上、光源群72とする複数の青色レーザダイオードを配置するため、青色レーザダイオードを設ける箇所に一つ又は複数の赤外線レーザオードを追加又は交換配置することで、光学部材に大きな変更を加えることなく、容易に本実施形態の構成とすることができる。
なお、本実施形態では、端末200は、情報コードが投影されるタイミングと同期させて情報コードの撮像を行ったが、視認画像と情報コードは異なる波長帯域の光により形成されているため、同期を行わずに投影画像を撮像してもよい。この場合、端末200は、撮像した投影画像から、赤外波長帯域光で形成された画像を他の波長帯域で形成された画像と分離することで、情報コードを取得することができる。
[実施形態2]
つぎに、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態では、情報コード403を、赤外波長帯域光を用いずに、赤色、緑色又は青色波長帯域光のいずれか一つ又は複数を用いて投影する。なお、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10は、光源装置60の発光タイミングチャートの説明図である。本図で説明する光源装置60からの出射光の制御は、制御部38により行われる。光源装置60は、実施形態1と同様に、投影画像400の一つのフレームを形成する単位周期であるフレーム単位周期500を時分割して、赤色、緑色及び青色波長帯域の光を出射する。フレーム単位周期500は、投影画像400を形成するための、赤色波長帯域光の出射可能期間である赤セグメント期間610と、緑色波長帯域光の出射可能期間である緑セグメント期間710と、青色波長帯域光の出射可能期間である青セグメント期間810とを、時分割して有する。各セグメント期間の順は実施形態1と同様である。
赤セグメント期間610、緑セグメント期間710及び青セグメント期間810は、各々視認画像401を形成するための光源光が消灯(OFF)される第一デューティ期間T62、第二デューティ期間T74及び第三デューティ期間T82を有する。本実施形態では、光源装置60は、これらのデューティ期間T62,T74,T82において、情報コード403を投影するための光を出射する。
光源装置60は、情報コード403を投影するために情報コード用光源920として赤色光源600や青色光源800を用いる。本実施形態では、情報コード用光源920からの光を出射させるための発光期間として、第一デューティ期間T62に第一発光期間T92を、第二デューティ期間T74に第二発光期間T93を、第三デューティ期間T82に第三発光期間T94を有する。本実施形態では、主に、第一発光期間T92に赤色光源121からの赤色波長帯域光を、第二発光期間T93に光学ホイール101から励起され出射された緑色波長帯域光を、第三発光期間T94に青色レーザダイオード71から出射されて拡散透過板を透過した青色波長帯域光を、情報コード用光源920として用いている。
本実施形態では、情報コードを投影する場合も視認画像投影用の波長帯域の光を用いているため、他の光源光の出射期間を一つのセグメント期間内に割り込ませることなく、画像の作り込みによって視認画像及び情報コードを投影することができる。したがって、赤外波長帯域光を出射するための同期処理を要せず、表示素子51の制御により視認画像及び情報コードが形成される。
なお、情報コード用光源920の出射光として、第一発光期間T92及び第二発光期間T93に、赤色波長帯域光及び/又は緑色波長帯域光を用いるようにしてもよい。また、情報コード用光源920として、第三発光期間T94に赤色波長帯域光及び/又は青色波長帯域光を用いるようにしてもよい。
また、光源装置60は、複数の波長帯域の光を情報コードの形成に使用する場合、一つの発光期間を時分割して夫々異なる波長帯域の光を使用することができる。例えば、光源装置60は、青セグメント期間810内の第三発光期間T94を、第四発光期間T95及び第五発光期間T96に時分割して、第四発光期間T95に赤色波長帯域光を、第五発光期間T96に青色波長帯域光を出射することができる。
このように、光源装置60が視認画像401を形成するための光源光を出射しない期間を利用して、情報コード403を投影することができる。
なお、光源装置60が情報コード403を投影するために情報コード用光源920から光を出射させる期間は、第一発光期間T92、第二発光期間T93、第三発光期間T94のうち、一つ又は複数利用することができる。また、いずれの発光期間においても、情報コード用光源920の光として、一つ又は複数の波長帯域の光を適宜使用することができる。
端末200は、第一発光期間T92、第二発光期間T93、第三発光期間T94のいずれか一つ又は複数の期間における情報コードの投影タイミングと、情報コードの撮像タイミングとを同期させることにより、情報コードを視認画像と分離して撮像する。
例えば、記憶部204は、赤セグメント期間610、緑セグメント期間710及び青セグメント期間810における、各セグメント内に出射される視認画像を形成するための光の波長帯域と、各セグメント期間610,710,810の長さとを、予め記憶している。また、記憶部204は、第一デューティ期間T62、第二デューティ期間T74及び第三デューティ期間T82の長さを予め記憶している。そして、制御部201は、例えば、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光が入力されてくるタイミングの間隔の各々が、記憶部204に記憶された赤セグメント期間610、緑セグメント期間710及び青セグメント期間810の長さと、夫々一致する場合、その入力されてくるタイミングが、赤セグメント切替タイミングT1、緑セグメント切替タイミングT2及び青セグメント切替タイミングT3であると判断する。
これにより、制御部201は、各セグメント切替タイミングT1,T2,T3の各々から、夫々第一デューティ期間T62、第二デューティ期間T74及び第三デューティ期間T82分遡ったタイミングが、情報コード403が投影される発光期間T92,T93,T94の開始タイミングであると求めることができ、情報コード403の撮像タイミングと投影タイミングとを同期させることができる。
なお、本実施形態では、複数の波長帯域の光により情報コードを投影することが可能であるため、情報コードとして、カラーにより一つの符号に含まれる情報を多値化したカラーバーコード等を用いることができる。
本実施形態における投影装置100は、例えば、視認画像401を形成するための出射光よりも、情報コード403を形成するための出射光の発光時間を短くすることができる。したがって、ユーザによる情報コード403の視認を視認画像401と比べ困難にすることができる。
このように、赤セグメント期間610、緑セグメント期間710、青セグメント期間810の時分割方式の各デューティ期間(第一デューティ期間T62、第二デューティ期間T74、第三デューティ期間T82)に投影する情報コードと同期して携帯電話やスマートフォン等の携帯端末装置で撮影するために、ユーザは、予め携帯端末装置に、QRコード等の情報コード403の投影タイミングと撮像タイミングを同期させるためのアプリケーションをダウンロードして入れておく。ユーザは、情報コードを撮影することで、クーポンや壁紙を入手することができる。携帯端末装置は情報コード対応になっており、内蔵された撮像部で情報コード403の投影と同期して撮影し、情報コード403の情報内容を認識させることができる。
製品の詳細情報や、リンク先のURLが記録された情報コード403を撮影することで、携帯端末装置にてサイトへのアクセスを自動で行えたり、情報コード403のデータを携帯端末装置のアドレス帳に登録を容易に行えたり、ネットショッピング等の決済等が可能となる。
スクリーン300を有するサイネージ装置は、広告や宣伝を行うコンテンツをスクリーン300に投影すると共に、スピーカ(音出力部)48から、日本語、英語、中国語等、複数の言語で音出力が可能となっている。音出力される言語(第一の言語)は、ユーザが選択することができる。例えば、音出力される言語として中国語が選択されている場合、製品説明が中国語で音出力されるが、ユーザが米国人である場合、説明している内容を理解することはできない。そこで、この米国人が携帯端末装置をサイネージ装置にかざすと、音出力されている内容が、所持している携帯端末装置のOSの言語(第二の言語)である英語に変換されて携帯端末装置の表示部(出力部205)にスクロール表示される。
なお、情報コード403の視認性をさらに低減させる方法として、情報コード403の投影パターンに応じて視認画像401を形成する光の照射時間を制御してもよい。例えば、投影装置100は、赤色波長帯域光により情報コード403を形成するようにし、視認画像401のうち白色等の少なくとも赤色波長帯域光が照射される領域に、その情報コード403を投影する。投影装置100は、視認画像401のうち白色を構成する画素に投影される赤色波長帯域光の照射時間から、情報コード403を構成する同画素に投影される赤色波長帯域光の照射時間を減ずるようにする。そして、この画素に照射される赤色波長帯域光のフレーム単位周期500内の合計照射時間が、視認画像401のみを形成する場合と、視認画像401及び情報コード403を形成する場合とで、同じになるようにする。このような照射時間の制御を緑色波長帯域光と青色波長帯域光の出射時間に対しても行うことで、情報コード403の投影による視認画像401の視認性への影響を減らすことができる。
以上のように、情報コード用光源920からの光は、視認画像401を形成するための光と異なるタイミングで出射されるため、DMD等の表示素子51を、通常の視認画像401のための制御に関係なく制御することが可能である。また、情報コード403を投影するためのデューティ期間を一つのフレーム単位周期500内に多くとることができる。そのため、視認画像401を形成するためにデューティ期間を多く取れないセグメント期間があっても、他のセグメント期間を利用して情報コード403を投影させることができる。
また、情報コード403を視認画像401に用いられる赤色波長帯域光及び/又は緑色波長帯域光及び/又は青色波長帯域光により形成しつつ、ユーザに対し視認画像401の視認性に大きな影響を与えることなく、情報コード403を投影することができる。
また、本実施形態において、第一デューティ期間T62及び第二デューティ期間T74に出射される情報コード用光源920の光は、赤色波長帯域光及び/又は緑色波長帯域光とし、第三デューティ期間T82に出射される情報コード用光源920の光は、赤色波長帯域光及び/又は青色波長帯域光とした。これにより、緑色波長帯域光の発光を、励起光を蛍光発光領域に照射する構成とした場合であっても、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光を用いて情報コード403を投影させることができる。
本実施形態において、光源装置60は、拡散透過領域を透過させて青色波長帯域光を出射し、蛍光発光領域において励起された蛍光光を緑色波長帯域光として出射するようにした。これにより、投影装置100内の光源を設けるための空間を節約しつつ、情報コード403の形成に青色波長帯域光及び緑色波長帯域光を用いることができる。
以上、本発明の実施形態における投影装置100は、ユーザが視覚により情報を得るための投影画像(視認画像)に大きな影響を与えることなく、情報コードを投影して情報の提供を行うことができる。情報コードの投影により、端末200に、大容量のデータの提供を行ったり、大容量のデータをネットワークから取得させる等、種々の処理を実行させることができる。
また、投影装置100内において、視認画像の形成に用いる光源光の光路変更を伴うこと無く、本実施形態を実施することができる。また、投影装置100は、赤外線データ通信と共に又はこれに換えて、情報コードを用いたデータ通信が可能である。
また、光源装置60は、拡散透過領域を透過させないようにして青色波長帯域光及び赤外波長帯域光を出射するための専用光源を別途備えてもよい。こうすることで、情報コードの形成に赤外線レーザダイオード74を用いた実施形態1の場合では、赤外波長帯域光を第一デューティ期間T62及び第二デューティ期間T74に発光させることができる。また、情報コードの形成のために、視認画像の形成に用いる波長帯域の光を用いた実施形態2の場合では、第一デューティ期間T62及び第二デューティ期間T74に青色波長帯域光を、第三デューティ期間T82に緑色波長帯域光を発光させることができる。
また、光源装置60は、デューティ期間内の任意の期間(例えば、デューティ期間内の、一部の期間又は全部の期間)に亘り、情報コードを投影するための光を出射することができる。これにより、投影装置100周辺の照明環境等に応じて情報コードを投影することができる。
また、一つのデータを、複数の情報コードに分割して含めることにより、端末200は、大容量のデータを情報コードから直接取得することができる。例えば、投影装置100は、端末200に取得させるデータを分割して、分割したデータを各々複数の情報コードに含める。各情報コードは、互いのデータが一連の情報であることやデータの送信順を示すシーケンス情報を有している。投影装置100は、これら複数の情報コードを、時分割でスクリーンに投影する。端末200は、投影された複数の情報コードを撮像して取得する。
端末200は、取得した複数の情報コードに含まれる複数の分割データを結合することにより、一つの情報コードには含めることのできない大容量のデータを、投影装置100から取得することができる。
また、情報コードは、一つのフレームに複数含めてもよい。これにより、端末200は、同時に複数の情報コードを撮像して取得し、大容量のデータを得ることができる。
また、情報コードは、視認画像に重ねて投影されるようにした。このような位置に、情報コードを配置させることで、視認画像の表示により情報コードの位置を容易に端末の撮像範囲に含めることができる。
また、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]制御部と、
複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、
前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、
前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、
を備え、
前記制御部は、
前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させる、
ことを特徴とする投影装置。
[2]前記デューティ期間は、前記第二波長帯域光を消灯してから前記第三波長帯域光を出射するまでの第二デューティ期間又は前記第三波長帯域光を消灯してから前記第一波長帯域光を出射するまでの第三デューティ期間であって、
前記制御部は、
前記光源装置に、前記第一波長帯域光、前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光とは異なる第四波長帯域光を前記デューティ期間に出射させ、
前記表示素子に、前記第四波長帯域光により前記情報コードを形成させる、
ことを特徴とする上記[1]に記載の投影装置。
[3]前記第四波長帯域光は、赤外波長帯域光であることを特徴とする上記[2]に記載の投影装置。
[4]前記光源装置は、照射された光を透過させる拡散透過領域を有する光学ホイールを備え、
前記第四波長帯域光は、前記拡散透過領域を透過して前記光源装置から出射される、
ことを特徴とする上記[2]又は上記[3]に記載の投影装置。
[5]前記光源装置は、複数の半導体発光素子を有する励起光照射装置を備え、
複数の前記半導体発光素子は、前記第三波長帯域光を出射する複数の前記半導体発光素子と、前記第四波長帯域光を出射する一つ又は複数の前記半導体発光素子である、
ことを特徴とする上記[2]乃至上記[4]の何れかに記載の投影装置。
[6]前記デューティ期間は、前記第三波長帯域光を消灯してから前記第一波長帯域光を出射するまでの第三デューティ期間と、前記第一波長帯域光を消灯してから前記第二波長帯域光を出射するまでの第一デューティ期間と、前記第二波長帯域光を消灯してから前記第三波長帯域光を出射するまでの第二デューティ期間であって、
前記制御部は、前記情報コードを、前記第一デューティ期間、前記第二デューティ期間及び前記第三デューティ期間のいずれか一つ又は複数の期間に投影させる、
ことを特徴とする上記[1]に記載の投影装置。
[7]前記第一波長帯域光、前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光の各々は、夫々赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光であり、
前記情報コードは、前記赤色波長帯域光及び/又は前記緑色波長帯域光及び/又は前記青色波長帯域光により形成される、
ことを特徴とする上記[6]に記載の投影装置。
[8]前記第一デューティ期間及び前記第二デューティ期間では、前記情報コードが前記赤色波長帯域光及び/又は前記緑色波長帯域光により形成され、
前記第三デューティ期間では、前記情報コードが前記赤色波長帯域光及び/又は前記青色波長帯域光により形成される、
ことを特徴とする上記[7]に記載の投影装置。
[9]前記光源装置は、照射された光を透過させる拡散透過領域と、照射された光により励起された蛍光光を発する蛍光発光領域とを有する光学ホイールを備え、
前記青色波長帯域光は、前記拡散透過領域を透過して前記光源装置から出射され、
前記緑色波長帯域光は、前記青色波長帯域光が前記蛍光発光領域に照射されて励起された蛍光光である、
ことを特徴とする上記[7]又は上記[8]に記載の投影装置。
[10]前記制御部は、複数の前記情報コードを時分割で投影させ、
複数の前記情報コードは、前記情報コードに含まれる互いの情報を関連付けるシーケンス情報を含む、
ことを特徴とする上記[1]乃至上記[9]の何れかに記載の投影装置。
[11]前記制御部は、前記情報コードを、前記第一波長帯域光及び前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光により形成された前記投影画像に含まれる、ユーザに視認させるための視認画像に、重ねて投影させることを特徴とする上記[1]乃至上記[10]の何れかに記載の投影装置。
[12]制御部と、
投影画像を撮像する画像入力部と、
を備え、
前記制御部は、
複数の波長帯域の光を出射する光源装置が、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射する際の出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、表示素子により形成されて投影側光学系を介してスクリーンに投影される情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
取得した前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
ことを特徴とする端末。
[13]前記制御部は、前記情報コードが投影される前記デューティ期間と同期させて、前記情報コードを撮像して取得することを特徴とする上記[12]に記載の端末。
[14]投影装置及び端末を備える投影システムであって、
前記投影装置は、
第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、
前記第一制御部は、
前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、
前記端末は、
第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、
前記第二制御部は、
前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
ことを特徴とする投影システム。
[15]前記投影装置は、
前記投影画像と、前記投影画像に対応する複数の言語を含む音と、を有するコンテンツの、前記音を出力する音出力部を備え、
前記複数の言語のうちの第一の言語で音出力されている場合、前記第一の言語と異なる、前記複数の言語のうちの第二の言語のオペレーティングシステムを有する端末を、ユーザが前記投影装置にかざして撮影することで、前記端末の表示部に、音出力されている内容が前記第二の言語で表示されることを特徴とする上記[14]に記載の投影システム。
[16]投影装置及び端末を備える投影システムにおける投影方法であって、
前記投影装置は、
第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、
前記第一制御部は、
前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、
前記端末は、
第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、
前記第二制御部は、
前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
ことを特徴とする投影方法。
11 上面パネル 12 正面パネル
13 背面パネル 14 右側パネル
15 左側パネル 17 排気孔
18 吸気孔 19 レンズカバー
20 端子 21 入出力コネクタ部
22 入出力インターフェース 23 画像変換部
24 表示エンコーダ 25 ビデオRAM
26 表示駆動部 31 画像圧縮/伸長部
32 メモリーカード 35 Ir受信部
36 Ir処理部 37 キー/インジケータ部
38 制御部 41 光源制御回路
43 冷却ファン駆動制御回路 45 レンズモータ
47 音処理部 48 スピーカ
51 表示素子 60 光源装置
70 励起光照射装置 71 青色レーザダイオード
72 光源群 73 コリメータレンズ
74 赤外線レーザダイオード 75 反射ミラー群
76 ミラー基板 78 集光レンズ
80 緑色光源装置 81 ヒートシンク
90 赤外光照射装置 100 投影装置
101 光学ホイール 102 光学ホイール装置
107 集光レンズ群 110 ホイールモータ
115 集光レンズ 120 赤色光源装置
121 赤色光源 125 集光レンズ群
130 ヒートシンク 140 導光光学系
141 第一ダイクロイックミラー 143 第一反射ミラー
145 第二反射ミラー 146 集光レンズ
147 集光レンズ 148 第二ダイクロイックミラー
149 集光レンズ 170 光源側光学系
173 集光レンズ 175 ライトトンネル
178 集光レンズ 181 光軸変換ミラー
183 集光レンズ 185 照射ミラー
190 ヒートシンク 195 コンデンサレンズ
200 端末 201 制御部
202 画像入力部 203 通信部
204 記憶部 205 出力部
220 投影側光学系 225 固定レンズ群
235 可動レンズ群 241 制御回路基板
261 冷却ファン 300,310,320 スクリーン
311 情報投影領域 350 ミラー
400,410,420 投影画像 401,411,421 視認画像
402,412,422 情報表示領域 403,413,423 情報コード
500,501 フレーム単位周期
600 赤色光源 610 赤セグメント期間
700 光学ホイール 710 緑セグメント期間
800 青色光源 810 青セグメント期間
910 赤外光源 920 情報コード用光源
T1,T4 赤セグメント切替タイミング T2 緑セグメント切替タイミング
T3 青セグメント切替タイミング
T61 赤色発光期間 T62 第一デューティ期間
T71 蛍光発光領域期間 T72 拡散透過領域期間
T73 緑色発光期間 T74 第二デューティ期間
T81 青色発光期間 T82 第三デューティ期間
T91 赤外発光期間
T92 第一発光期間 T93 第二発光期間
T94 第三発光期間 T95 第四発光期間
T96 第五発光期間

Claims (16)

  1. 制御部と、
    複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、
    前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、
    前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
    出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させる、
    ことを特徴とする投影装置。
  2. 前記デューティ期間は、前記第二波長帯域光を消灯してから前記第三波長帯域光を出射するまでの第二デューティ期間又は前記第三波長帯域光を消灯してから前記第一波長帯域光を出射するまでの第三デューティ期間であって、
    前記制御部は、
    前記光源装置に、前記第一波長帯域光、前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光とは異なる第四波長帯域光を前記デューティ期間に出射させ、
    前記表示素子に、前記第四波長帯域光により前記情報コードを形成させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記第四波長帯域光は、赤外波長帯域光であることを特徴とする請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記光源装置は、照射された光を透過させる拡散透過領域を有する光学ホイールを備え、
    前記第四波長帯域光は、前記拡散透過領域を透過して前記光源装置から出射される、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の投影装置。
  5. 前記光源装置は、複数の半導体発光素子を有する励起光照射装置を備え、
    複数の前記半導体発光素子は、前記第三波長帯域光を出射する複数の前記半導体発光素子と、前記第四波長帯域光を出射する一つ又は複数の前記半導体発光素子である、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載の投影装置。
  6. 前記デューティ期間は、前記第三波長帯域光を消灯してから前記第一波長帯域光を出射するまでの第三デューティ期間と、前記第一波長帯域光を消灯してから前記第二波長帯域光を出射するまでの第一デューティ期間と、前記第二波長帯域光を消灯してから前記第三波長帯域光を出射するまでの第二デューティ期間であって、
    前記制御部は、前記情報コードを、前記第一デューティ期間、前記第二デューティ期間及び前記第三デューティ期間のいずれか一つ又は複数の期間に投影させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  7. 前記第一波長帯域光、前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光の各々は、夫々赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光であり、
    前記情報コードは、前記赤色波長帯域光及び/又は前記緑色波長帯域光及び/又は前記青色波長帯域光により形成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記第一デューティ期間及び前記第二デューティ期間では、前記情報コードが前記赤色波長帯域光及び/又は前記緑色波長帯域光により形成され、
    前記第三デューティ期間では、前記情報コードが前記赤色波長帯域光及び/又は前記青色波長帯域光により形成される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の投影装置。
  9. 前記光源装置は、照射された光を透過させる拡散透過領域と、照射された光により励起された蛍光光を発する蛍光発光領域とを有する光学ホイールを備え、
    前記青色波長帯域光は、前記拡散透過領域を透過して前記光源装置から出射され、
    前記緑色波長帯域光は、前記青色波長帯域光が前記蛍光発光領域に照射されて励起された蛍光光である、
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の投影装置。
  10. 前記制御部は、複数の前記情報コードを時分割で投影させ、
    複数の前記情報コードは、前記情報コードに含まれる互いの情報を関連付けるシーケンス情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の投影装置。
  11. 前記制御部は、前記情報コードを、前記第一波長帯域光及び前記第二波長帯域光及び前記第三波長帯域光により形成された前記投影画像に含まれる、ユーザに視認させるための視認画像に、重ねて投影させることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の投影装置。
  12. 制御部と、
    投影画像を撮像する画像入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    複数の波長帯域の光を出射する光源装置が、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射する際の出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、表示素子により形成されて投影側光学系を介してスクリーンに投影される情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
    取得した前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
    ことを特徴とする端末。
  13. 前記制御部は、前記情報コードが投影される前記デューティ期間と同期させて、前記情報コードを撮像して取得することを特徴とする請求項12に記載の端末。
  14. 投影装置及び端末を備える投影システムであって、
    前記投影装置は、
    第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、
    前記第一制御部は、
    前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
    出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、
    前記端末は、
    第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、
    前記第二制御部は、
    前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
    前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
    ことを特徴とする投影システム。
  15. 前記投影装置は、
    前記投影画像と、前記投影画像に対応する複数の言語を含む音と、を有するコンテンツの、前記音を出力する音出力部を備え、
    前記複数の言語のうちの第一の言語で音出力されている場合、前記第一の言語と異なる、前記複数の言語のうちの第二の言語のオペレーティングシステムを有する端末を、ユーザが前記投影装置にかざして撮影することで、前記端末の表示部に、音出力されている内容が前記第二の言語で表示されることを特徴とする請求項14に記載の投影システム。
  16. 投影装置及び端末を備える投影システムにおける投影方法であって、
    前記投影装置は、
    第一制御部と、複数の波長帯域の光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光により投影画像を形成する表示素子と、前記投影画像をスクリーンに投影する投影側光学系と、を備え、
    前記第一制御部は、
    前記光源装置に、第一波長帯域光、第二波長帯域光、第三波長帯域光の順に繰り返して、各々の光を時分割で出射させ、
    出射光の切替タイミング時のデューティ期間に、情報コードを、前記表示素子に形成させて、前記投影側光学系を介して前記スクリーンに投影させ、
    前記端末は、
    第二制御部と、前記投影画像を撮像する画像入力部と、を備え、
    前記第二制御部は、
    前記スクリーンに投影された前記情報コードを、前記画像入力部により撮像して取得し、
    前記情報コードが有する情報に応じた処理を実行する、
    ことを特徴とする投影方法。
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