JP2016180263A - 汎用ブラケット - Google Patents

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正一 安田
鉄太郎 安田
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鉄太郎 安田
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Abstract

【課題】
固着面を複数有し、壁面、柱、窓枠などあらゆる場所へ容易に取り付け可能であって、特に幅狭の被取付面にも強固に固着可能で且つ美観にも優れた汎用ブラケットを提供する。
【解決手段】
汎用ブラケット1Aは、壁面、柱、窓枠などの被取付面5への固着面を有する固着部2と前記固着部2に突設される腕部4と前記腕部4の先端に形成された支持部3とからなり、前記固着部2が柱体であるとともに外側面において軸線に沿って形成される四角形の平面よりなる複数の固着面22a,22b,22cを有し、少なくとも1つの固着面を選択して被取付面5に当接させて固着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、壁面、柱、窓枠その他の躯体あるいは家具などの被取付面に設置される汎用ブラケットに関する。
従来、家屋の壁面に取り付けるブラケットであって、例えばパイプや木材と言った棒状または板状の架設物を固定して、物掛けにしたり、あるいは手摺りとして利用するブラケットは先行技術文献を提示するまでもなく、広く知られている。
そうした従来周知のブラケットの大半は、正面から例えば壁面などの被取付面にビス止めして取り付けるものであって、取付場所に適合する形状のブラケットを用意することが必要であった。
そこで、複数の固着面を有し、施工者によって適切な固着面を選択し被取付面に固着する事が可能なブラケットが例えば特開2002−106138号公報(特許文献1)に開示されている。
図14(a)に示すように、このブラケット1aは6面を閉止した箱型状に形成され、手摺りバー2aをバー固定ネジ21aで連結する連結面片3a、前記連結面片3aに対向する対向面片4a、下面片5a、上面片6a、左側面片7a、右側面片8aの6片からなる。
そして、前記各片には施工ネジ9aを締結するための施工孔と、対向する片の前記施工孔に入れた前記施工ネジ9aを回す際にドライバーを入れるためのドライバー孔とが一対で二組ずつそれぞれ形成されている。
なお、前記手摺りバー2aを前記バー固定ネジ21aによって連結するため、前記連結面片3aには施工孔31aが、前記対向面片4aにはドライバー孔41aが設けられている。
このブラケット1aによれば、前記対向面片4a、前記下面片5a、前記上面片6a、前記左側面片7a、前記右側面片8aの何れかを選択して所望の被取付面に対して適切な施工方法を現場で施工者が選択可能である。
しかし、ブラケット1aの表面からドライバーの先端を前記各ドライバー孔に通過させ、対向する位置の前記各施工孔に挿通させた前記施工ネジ9aを被取付面に螺締しなければならず、前記施工ネジ9aがブラケット1a内部に脱落する可能性もあるなど施工性が悪く、更に、前記各ドライバー孔と前記各施工孔は対向する面に一対に設ける必要があり、必要面積が増加し、また手摺りバーを取り付ける連結面片3aも一定の面積を要するため、全体として大型化する。
更に、例えば塗り壁を有する和室においては、壁面に直接釘・ネジによって金物を取り付ける事が困難なため、金物を取り付ける場合は柱等を用いる事となるが、従来周知のブラケットあるいは特許文献1に記載のブラケットを取り付ける場合は、被取付面にある程度の面積が必要であって、比較的幅狭である前記柱等の側面に固定することは出来ず不便であった。
その上、このブラケット1aにおいては手摺りバー2aが連結面片3aに接続されているものであって、その位置および径は連結筒部32aによってほぼ定められてしまうか(図14(b)参照)、或いは前記連結筒部32aが無い場合はバー固定ネジ21aによって直接連結面片3aに取り付けられるため、手摺りバー2aが長尺になれば十分な取付強度を得る事ができないという問題もある。
次に、真壁造りの部屋の壁面に手摺りを取り付けるものとして例えば特開2005−336788号公報(特許文献2)に記載された発明(図15参照)のように柱1A,1Aの側面を用いて金具2b,2bを固着し、その金具2bに取付け下地材3bを装着し、さらにその取付け下地材3bに手摺り4bを取り付けて手摺りを使用できる手摺り取付構造に関するものが知られている。
だが、この特許文献2に記載の発明においては設置場所は柱等の対向する間でなければならず、その上部品点数が多く施工時に煩雑であるなどの問題があった。
しかも、前記金具2b,2bを介して取付下地材3bを固定するため壁面方向に留め具5b,5bを打設することなどから、壁面6bを損傷する可能性があり、取り外した際に損傷箇所が露出し美観を損ねてしまう可能性もある。
特開2002−106138号公報 特開2005−336788号公報
本発明は固着面を複数有し、取り付けが容易であって、壁面、柱、窓枠などあらゆる場所への取り付けに対応でき、特に幅狭の被取付面にも強固に固着可能で且つ美観にも優れ、棒状または板状の架設物を戴置し固定できるのみならず、単独でフックとしても利用可能な汎用ブラケットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明である汎用ブラケットは、壁面、柱、窓枠などの被取付面への固着面を有する固着部と前記固着部に突設される腕部と前記腕部の先端に形成された支持部とからなり、前記固着部が柱体であるとともに外側面において軸線に沿って形成される四角形の平面よりなる複数の固着面を有し、少なくとも1つの固着面を選択して被取付面に当接させて固着することを特徴とする。
本発明によれば、柱体である固着部の外側面に形成された前記複数の固着面から、その内少なくとも1つの固着面を選択して前記被取付面に当接させて固着する構成としたため、多様な被取付面に対して適切な向きに設置可能とする事ができる。
また本発明において、前記突設面には対向する固着面まで貫通する正面側ネジ挿通孔が、前記突設面に隣接する一方の固着面には対向する他方の固着面まで貫通する側面側ネジ挿通孔が前記正面側ネジ挿通孔と交差連通して形成されている場合には、前記固着面のうちいずれか1つを選択して、ネジによる締結で被取付面に固着する事が可能となるため、多様な被取付面に対して適切な向きで、簡易かつ強力に固定する事ができる。
更に、前記側面側ネジ挿通孔と前記正面側ネジ挿通孔が連通しない位置に形成されている場合には、前記固着面のうちいずれか1つを選択して、ネジによる締結で被取付面に固着する事が可能となるのみでなく、隣接する2つの固着面の両方を被被取付面に当接させ前記正面側ネジ挿通孔と前記側面側ネジ挿通孔の双方に止めネジを挿通させて2方向から締結することによって、更に強力に固定する事ができる。
このとき、前記正面側ネジ挿通孔および側面側ネジ挿通孔が、前記固着部の軸線方向に1列に形成されている場合は柱体である前記固着部を各ネジ挿通孔の幅を限度としてその幅に応じて細くする事が可能であり、十分な強度を保ちつつも全体として細幅で小型な汎用ブラケットを提供する事ができ、更に設置上の利便性が高い。
そして本発明において、前記支持部が前記固着部の軸線と平行方向あるいは垂直方向に凹んだフック状である場合、棒状の架設物を戴置して固定できるのみならず、かばんなどの紐を掛けて固定する事もできる。
更に、前記支持部がV字形に凹んだフック状である場合は、前記棒状の架設物は細径から比較的太径まで幅広く対応して安定した姿勢で戴置して固定できる。
その上、前記支持部の凹みの底部に前記支持部の裏面から貫通するネジ挿通孔が形成されている場合は、前記支持部に戴置した架設物を取付ビスによって固定する事ができ、前記架設物が支持部から脱落する恐れが無くなる。
更にまた、前記支持部の先端と前記腕部の上面とが同一平面上に位置する場合は、板状の架設物も前記支持部の先端と前記腕部の上面で支持する事で安定して戴置可能であるため特に望ましい。
本発明によると、固着面を複数有する事で被取付面への取付方向を施工者が選択可能であり便利であるばかりか、細幅で小型に形成する事が可能であって、従来は取付が困難であった柱の側面や窓枠などの幅狭の突出部にも取り付け可能なため、物掛けや手摺り等、使用者の用途に合わせた使用方法が選択できる汎用ブラケットを提供する事ができる。
本発明の好ましい実施の形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 図1に示す実施の形態における汎用ブラケットの取付方法を示す、(a)第一固着面を用いて被取付面に固定する場合の説明図、(b)第二固着面を用いて被取付面に固定する場合の説明図、(c)第一固着面および第三固着面を用いて被取付面に固定し、支持部に棒状の架設物を取り付けた状態を示す説明図。 図2(c)の縦断面図。 図1に示す実施の形態における汎用ブラケットの使用状態を示す、(a)支持部に棒状の架設物を戴置した状態を示す説明図、(b)支持部に棒状の架設物を戴置して結束バンドで固定した状態を示す説明図、(c)支持部に手提げ袋の手提げ紐を掛けた状態を示す説明図。 図1に示す実施の形態における汎用ブラケットを家屋の柱である被取付面に固定した使用状態を示す説明図。 図1に示す実施の形態における汎用ブラケットを家屋の窓枠である被取付面に固定した使用状態を示す説明図。 図1に示す実施の形態における汎用ブラケットの支持部の先端と腕部の上面とが同一平面上に位置し、板状の架設物を前記支持部の先端と前記腕部の上面により支持することを可能とした場合を示す縦断面図。 図7に示す汎用ブラケットを家屋の柱である被取付面に固定した使用状態を示す説明図。 本発明の第2実施形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 図9に示す汎用ブラケットの第一固着面および第三固着面を用いて被取付面に固定し、支持部に棒状の架設物を取り付けた状態を示す説明図。 本発明の第2実施形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 本発明の第3実施形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 本発明の第4実施形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 本発明の第5実施形態における汎用ブラケットを示す(a)斜視図および(b)異なる角度の斜視図。 従来例を示す説明図。 異なる従来例を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は本発明における汎用ブラケット1Aの好ましい実施の形態を示すものである。汎用ブラケット1Aは、被取付面5に沿って当接して固定するための四角柱形状の固着部2と、前記固着部2から突設される先端に支持部3を形成した腕部4とからなり、前記固着部2、支持部3および腕部4は例えば金属や樹脂などにより一体的に形成されている。
前記固着部2は、前記腕部4を突出させた突出面21の裏面を第一固着面22aとし、前記突出面21の両長辺に隣接する両側面を第二固着面22b,第三固着面22cとする。
前記固着部2には前記突出面21から第一固着面22aまで貫通し、前記突出面21側が大径となる皿穴形状を有する固着部2の軸線方向に1列に並び前記腕部4の上下に配置された正面側ネジ挿通孔23a,23aと、前記第二固着面22bと対向する固着面である第三固着面22cを貫通し、前記第二固着面22b側および前記第三固着面22c側がそれぞれ大径となる様に両端が皿穴形状を有する固着部2の軸線方向に1列に並んだ側面側ネジ挿通孔23b,23bとが形成されている。
前記正面側ネジ挿通孔23a,23aは前記突出面21側から止めネジ71,71を挿通させて前記固着面22aを被取付面5に固定可能であり、前記側面側ネジ挿通孔23b,23bは前記第二固着面22bおよび前記第三固着面22cのいずれか側を選択し、選択した側の固着面から止めネジ71,71を挿通させて、選択しなかった側の固着面を被取付面5に固定可能である。
この時、前記正面側ネジ挿通孔23a,23aと、前記側面側ネジ挿通孔23b,23bはいずれも連通しない。
このように、前記正面側ネジ挿通孔23a,23aと、前記側面側ネジ挿通孔23b,23bとを固着部2の軸線方向にそれぞれ1列に並ぶように形成する事によって、前記各ネジ挿通孔の配置の仕方によって必然的に定まる前記固着部2の幅Wおよび厚みTを短く形成する事ができて前記固着部2を細長の形状に形成する事ができる。
また、前記固着部2の前記第一固着面22aには、前記第一固着面22aに開口した空間24が形成されている。これは、例えば鋳造により汎用ブラケット1Aを形成する場合において必要な強度を確保しつつ全体として体積および重量を抑えるために有効であるが、前記空間24を設けない場合でも問題無く本実施の形態を実施可能であり必須のものではない。
前記支持部3は、前記固着部2の軸線と平行方向にV字形に凹んだ四角柱状の形状であり、V字形の前記支持部3の上面である支持面31の凹みの底部に前記支持部3の下面32から貫通形成されて前記下面32側が大径となる皿穴形状を有し、取付ビス72を前記下面32側から挿通させ締結可能としたネジ挿通孔33を有する。
図2は汎用ブラケット1Aの固着部2を被取付面5に固定する際に前記被取付面5の形状に合った固着面を適宜選択して設置する事が可能である事を示す図である。
図2(a)は被取付面5の表面51が第一固着面22aと平行である場合を示す。この場合は、前記正面側ネジ挿通孔23a,23aに挿通させた止めネジ71,71を螺締することで前記第一固着面22aを前記表面51に固定することができる。
図2(b)は被取付面5の側面52が第三固着面22cと平行である場合を示す。この場合は、前記側面側ネジ挿通孔23b,23bに挿通させた止めネジ71,71を螺締することで前記第三固着面22cを前記側面52に固定することができる。
図2(c)は被取付面5の表面51および側面52が略直角に交差する交差部53に固着部2を固定し、支持部3に棒状の架設物6を固定した場合を示す。
この場合、前記第一固着面22aおよび前記第三固着面22cは同時に前記被取付面5に当接させる事が可能であるため、前記両固着面22a,22cを前記交差部53に沿って配置し、前記正面側ネジ挿通孔23a,23aおよび前記側面側ネジ挿通孔23b,23bに挿通させた止めネジ71,71,71,71を螺締することで前記第一固着面22aおよび前記第三固着面22cを前記表面51および前記側面52に固定することができる。
図2(c)のように2つの固着面とそれぞれ対応する止めネジで被取付面5に固定することで、いずれか1つの固着面と対応する止めネジを用いる図2(a)および図2(b)の設置方法に比較して、交差する2方向に止めネジによる螺締が可能であって更に強固に汎用ブラケット1Aを固定することが可能となる。
そして、支持部3に棒状の架設物6を戴置して前記支持部3に設けたネジ挿通孔33に下面32側から取付ビス72を挿入して前記棒状の架設物6に螺締して固定することによって容易にかつ特に下方向への荷重に対して強固に棒状の架設物6を配置する事が可能となる。
なお、本明細書において被取付面5の表面51または側面52と称した箇所については、便宜上の名称であって設置の仕方は前述の方法のみに限られるものではない。
図3は図2(c)に示した汎用ブラケット1Aを被取付面5の表面51および側面52が略直角に交差する交差部53に固着部2を固定し、支持部3に棒状の架設物6を固定した場合を示す断面図である。
図3に示すように、前記支持部3は、側面視V字形に凹んだフック状の形状として側面視V字形に凹んだ上面を支持面31とした事によって、前記棒状の架設物6はその径が比較的細径である場合(6A)でも、その径が比較的大径である場合(6B)でも、同様に2点間で保持する事ができるため幅広い形状の棒状の架設物6を使用する事ができ、汎用性に富む。
また、前記ネジ挿通孔33の軸線上に前記棒状の架設物6が位置するため、前記ネジ挿通孔33に下面32側から取付ビス72を挿通させ螺締して固定する上で適切な位置で固定が可能であって作業性に優れている。
図4乃至図6は図1に示した実施の形態における汎用ブラケット1Aの使用状態を示す図である。
図4(a)のように、本実施の形態において前記支持部3は、側面視V字形に凹んだフック状の形状であるため、被取付面5に沿って同一の向きかつ所定の高さ位置に固定した2つ以上の汎用ブラケット1A,1Aの支持部3,3に棒状の架設物6を戴置するだけで棒状の架設物6を架設可能であり、例えば物干しに使用する場合など頻繁に取り外しを行う場合にはこの使用法が好ましい。
図4(b)は、本実施の形態において取付ビス72を使用せず、代わりに結束バンド73を用いて棒状の架設物6を固定した状態を示す。本実施の形態において前記支持部3は、側面視V字形に凹んだフック状の形状であって、かつ比較的細径で四角柱状に形成されているため、図示したように結束バンド73,73を交差させて結束することで前記支持部3の角部を利用して前記結束バンド73,73のズレの発生を抑える事ができ、効果的に前記棒状の架設物6を固定する事ができる。
図4(c)は、本実施の形態において、汎用ブラケット1Aを被取付面5に設置した状態を示す。汎用ブラケット1Aの前記支持部3は、側面視V字形に凹んだフック状の形状であるため、例えば手提げ袋9の手提げ紐91を前記支持部3に引っ掛けて保持する事が可能であって、前記手提げ袋9が比較的重量があっても、汎用ブラケット1Aは止めネジによって前記被取付面5に固定されている事から、脱落することなく安定して保持が可能である。
図5(a)は家屋の柱である被取付面5の側面52,52にそれぞれ汎用ブラケット1Aの第二固着面22bおよび汎用ブラケット1Aの第三固着面22cを沿わせて固定し、前記汎用ブラケット1A,1Aの支持部3,3に棒状の架設物6を固定した使用状態を示す図である。
図5(b)は家屋の柱である被取付面5の側面52,52にそれぞれ汎用ブラケット1Aの第三固着面22cおよび汎用ブラケット1Aの第二固着面22bを沿わせて固定し、前記汎用ブラケット1A,1Aの支持部3,3に棒状の架設物6を固定した使用状態を示す図である。
この様に、汎用ブラケット1Aの取り付けにあたっては取付場所である家屋の構造からより適切なものを施工者によって選択すれば良く、例えば壁面などの広い面積に取り付ける場合は勿論の事、柱の側面などの幅狭の突出部である被取付面に対しても止めネジのみによる簡易で強固な固定が可能であり、様々な使用方法が可能である。
図6は図1に示した実施の形態における汎用ブラケット1Aの使用状態を示す図であり、家屋の窓枠である被取付面5の側面52,52に沿って同一の向きかつ所定の高さ位置にそれぞれ汎用ブラケット1Aの第二固着面22bおよび汎用ブラケット1Aの第三固着面22cを沿わせて固定した状態を示す。
この様に窓枠である被取付面5に汎用ブラケット1A,1Aを設置した場合、棒状の架設物6を固定してしまうと窓の開閉に支障を来たす可能性があるため、図4(a)に示したように棒状の架設物6を戴置して物干しとして用いるような使用法に適していると言えるが、もちろん取付ビス72等を用いて棒状の架設物6を固定してしまってもよいし(図示せず)、架設物を用いずカーテンの保持などに用いてもよい(図示せず)。
図7は図1に示す実施の形態における汎用ブラケット1Aを被取付面5に固定し、支持部3に板状の架設物8を固定した状態を示す断面図である。
図7に示すように前記支持部3は、側面視V字形に凹んだフック状の形状であって、かつ前記支持部3の先端34と前記腕部の上面41とが同一平面上に位置するため、板状の架設物8を前記支持部3の先端34と前記腕部4の上面41で支持する事で安定して戴置可能となる。
そして、戴置した板状の架設物8を前記支持部3に形成したネジ挿通孔33に下面32側から取付ビス74を挿通させ、前記板状の架設物8に螺締することで脱落を防ぐ事ができる。
図8(a)は家屋の柱である被取付面5の側面52,52にそれぞれ汎用ブラケット1Aの第二固着面22bおよび汎用ブラケット1Aの第三固着面22cを沿わせて固定し、前記汎用ブラケット1A,1Aの支持部3,3に板状の架設物8を固定した使用状態を示す図である。
図8(b)は家屋の柱である被取付面5の側面52,52にそれぞれ汎用ブラケット1Aの第三固着面22cおよび汎用ブラケット1Aの第二固着面22bを沿わせて固定し、前記汎用ブラケット1A,1Aの支持部3,3に板状の架設物8を固定した使用状態を示す図である。
この様に、汎用ブラケット1Aの取り付けにあたっては取付場所である家屋の構造からより適切なものを施工者によって選択すれば良く、例えば壁面などの広い面積に取り付ける場合は勿論の事、柱の側面などの幅狭の突出部である被取付面に対しても止めネジのみによる簡易で強固な固定が可能であり、様々な使用方法が可能であって、板状の架設物8を略水平に配置・固定が出来るため、所望の場所に棚を設ける事も非常に容易である。
図9は本発明における汎用ブラケット1Bの支持部3を固着部2の軸線と直交方向にV字形に凹んだ形状としたものである。
図10は図9に示す汎用ブラケット1Bの第一固着面22aおよび第三固着面22cを用いて被取付面5に固定し、支持部3に棒状の架設物6を取り付けた状態を示す説明図である。
この汎用ブラケット1Bは図1に示した汎用ブラケット1Aの取付方法(図2参照)と同様に例えば家屋の柱や窓枠などの幅狭の突出部である被取付面5に固着部2の各固着面22a,22b,22cから少なくとも1つを沿わせて配置して固定する事が可能であって、前記汎用ブラケット1Aでは対応が困難だった、被取付面5が床面と平行な突出部である場合においても、支持部3によって下方から棒状の架設物6を保持しつつ取付ビス72によって前記棒状の架設物6の脱落を防ぎ、かつ2方向から止めネジ71,71,71,71によって固着部2を固定が可能なため、十分な取付強度を発揮することができる。
このように図1に示した汎用ブラケット1Aと図9に示した汎用ブラケット1Bを用いれば、被取付面5の形状によらず適切に設置する事が可能であって、多種のブラケットを用意する必要がなく非常に利便性が高い。
図11は本発明の第2実施形態における汎用ブラケット1Cを示す図であり、この汎用ブラケット1Cは被取付面5に沿って当接して固定するための四角柱形状の固着部10と、前記固着部10から突設される先端に支持部3を形成した腕部4とからなり、前記固着部2、支持部3および腕部4は例えば金属や樹脂などにより一体的に形成されている。
前記固着部10は、前記腕部4を突出させた突出面101の裏面を第一固着面102aとし、前記突出面101の長辺に隣接する面を第二固着面102b,第三固着面102cとする。
そして、前記固着部10には前記突出面101から第一固着面102aまで貫通し、前記突出面21側が大径となる皿穴形状を有する1列に並んだ正面側ネジ挿通孔103a,103aと、前記第二固着面22bと対向する固着面である第三固着面102cを貫通し、前記第二固着面22bおよび前記第三固着面102c側がそれぞれ大径となる様に両端が皿穴形状を有する1列に並んだ側面側ネジ挿通孔103b,103bとが形成されており、正面側ネジ挿通孔103a,103aと側面側ネジ挿通孔103b,103bは交差連通している。
この図11に示す実施の形態である汎用ブラケット1Cは、前述のように正面側ネジ挿通孔103a,103aと側面側ネジ挿通孔103b,103bは交差連通するものとしたため、必要な高さが減少し、固着部2の長さL1を図1に示した実施の形態における固着部2の長さLよりも短尺とする事が可能であって、全体としてより小型に形成することができるため、省資源で製造可能なだけでなく図1に示した実施の形態の汎用ブラケット1Aよりも更に少ないスペースでの使用が可能であって、被取付面5の選択の幅を広げる事ができる。
図12(a)は本発明の第3実施形態における汎用ブラケット1Dを示す図であり、この汎用ブラケット1Dは被取付面5に沿って当接して固定するための四角柱形状の固着部14Dと、前記固着部14Dの端部から突設される先端に支持部3を形成した腕部4とからなり、前記固着部14D、支持部3および腕部4とは例えば金属や樹脂などにより一体的に形成されている。
前記固着部14Dは、前記腕部4を突出させた突出面141Dの裏面を第一固着面142aとし、前記突出面141Dの両長辺に隣接する両側面を第二固着面142b,第三固着面142cとする。
前記固着部14Dには前記突出面141Dから第一固着面142aまで貫通し、前記突出面141D側が大径となる皿穴形状を有する正面側ネジ挿通孔103aと、前記第二固着面142bと対向する固着面である第三固着面142cを貫通し、前記第二固着面142b側および前記第三固着面142c側がそれぞれ大径となる様に両端が皿穴形状を有する側面側ネジ挿通孔103bが形成されている。
図12(b)は本発明の第3実施形態における汎用ブラケット1Eを示す図であり、この汎用ブラケット1Eは被取付面5に沿って当接して固定するための四角柱形状の固着部14Eと、前記固着部14Eの端部から突設される先端に支持部3を形成した腕部4とからなり、前記固着部14E、支持部3および腕部4とは例えば金属や樹脂などにより一体的に形成されている。
前記固着部14Eは、前記腕部4を突出させた突出面141Eの裏面を第一固着面142aとし、前記突出面141Eの両長辺に隣接する両側面を第二固着面142b,第三固着面142cとする。
前記固着部14Eには前記突出面141Eから第一固着面142aまで貫通し、前記突出面141D側が大径となる皿穴形状を有する正面側ネジ挿通孔103aと、前記第二固着面142bと対向する固着面である第三固着面142cを貫通し、前記第二固着面142b側および前記第三固着面142c側がそれぞれ大径となる様に両端が皿穴形状を有する側面側ネジ挿通孔103bが形成されている。
この汎用ブラケット1D,1Eは、前記汎用ブラケット1Cよりも更に固着部14D,14Eの長さL2,L3を短尺とする事が可能であるため、前記汎用ブラケット1Cよりも更に少ないスペースでの使用が可能であって、被取付面5の選択の幅を広げる事ができる。
図13は本発明の第4実施形態における汎用ブラケット1Fを示す図であり、この汎用ブラケット1Fは被取付面5に沿って当接して固定するための四角柱形状の固着部16と、前記固着部16から突設される先端に支持部3を形成した腕部4とからなり、前記固着部16、支持部3および腕部4は例えば金属や樹脂などにより一体的に形成されている。
前記固着部16に先端に前記支持部3を有する前記腕部4が突出する突出面161,前記突出面161に対向する第一固着面162a、前記突出面161の長辺に隣接する第二固着面162bおよび第三固着面162cを有する。
この図13に示す実施の形態における汎用ブラケット1Fの使用にあたっては、前記各固着面から少なくとも1つを選択し、被取付面5に対して例えば両面テープなどの任意の接着手段を用いて固定すればよい(図示せず)。
さらに、被取付面5が表面51および側面52が略直角に交差する交差部53である場合は、前記交差部53に沿って前記各固着面から2つを選択して前記接着手段によって双方を固定することで、より強固に固定する事が可能である(図示せず)。
図14は本発明の第5実施形態を示す図であり、汎用ブラケット1Gの固着部18が五角柱状であって、前記固着部18に形成された第一固着面182aおよび第二固着面182bを被取付面5の表面51および側面52の交差部53に沿って配置、固定した状態を示すものである。
この図14に示す実施の形態である汎用ブラケット1Gによれば、汎用ブラケット1A,1B,1C,1D,1E,1Fでは対応ができなかった前記交差部53において前記表面51および前記側面52から所定の距離離れた位置に支持部19を位置させる事が可能であって、この支持部19に棒状または板状の架設物を戴置、固定させる事によって、この様な交差部53において利用しやすい位置に物掛けや棚などを設置する事ができる。勿論、単独で汎用ブラケット1Gを用いる場合であってもフックとして利用が可能であり、使用者の好みで選択可能である。
以上のように本発明によれば、柱体である固着部の外側面に形成された前記複数の固着面から、その内少なくとも1つの固着面を選択して被取付面に当接させて固着する構成とする事で1形状で多様な被取付面に対して適切な向きに設置可能とする事ができ、かつ表面にネジ頭が露出する構成としたため取付が容易であって、その上小型で細長に形成が可能なため柱の側面あるいは戸枠、窓枠の側面といった幅狭の突出部にも固着可能であり、また鋳造などの一体成型に適した形状として多量かつ安価に生産が可能な汎用ブラケットを提供する事を可能とした。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 汎用ブラケット、2,10,12,14D,14E,16,18 固着部、3,13,19 支持部、4 腕部、5 被取付面、6 棒状の架設物、8 板状の架設物、9 手提げ袋、21 突出面、22a 第一固着面、22b 第二固着面、22c 第三固着面、23a 正面側ネジ挿通孔、23b 側面側ネジ挿通孔、24 空間、31 支持面、32 下面、33 ネジ挿通孔、34 先端、41 上面、51 表面、52 側面、53 交差部、71 止めネジ、72 取付ビス、73 結束バンド、74 取付ビス、91 手提げ紐、101 突出面、102a 第一固着面、102b 第二固着面、102c 第三固着面、103a 正面側ネジ挿通孔、103b 側面側ネジ挿通孔、141D 141E 突出面、142a 第一固着面、142b 第二固着面、142c 第三固着面、161 突出面、162a 第一固着面、162b 第二固着面、162c 第三固着面、182a 第一固着面、182b 第二固着面

Claims (8)

  1. 壁面、柱、窓枠などの被取付面への固着面を有する固着部と前記固着部に突設される腕部と前記腕部の先端に形成された支持部とからなり、前記固着部が柱体であるとともに外側面において軸線に沿って形成される四角形の平面よりなる複数の固着面を有し、少なくとも1つの固着面を選択して被取付面に当接させて固着することを特徴とする汎用ブラケット。
  2. 壁面、柱、窓枠などの被取付面への固着面を有する固着部と前記固着部に突設される腕部と前記腕部の先端に形成された支持部とからなり、前記固着部は四角柱であるとともに前記腕部が突設された突設面を除く3面の固着面を有し、前記突設面には対向する固着面まで貫通する正面側ネジ挿通孔が、前記突設面に隣接する一方の固着面には対向する他方の固着面まで貫通する側面側ネジ挿通孔が前記正面側ネジ挿通孔と交差連通して形成され、前記正面側ネジ挿通孔あるいは側面側ネジ挿通孔のいずれかに取付ビスを挿通して螺締することにより固着部を被取付面に固着することを特徴とする汎用ブラケット。
  3. 壁面、柱、窓枠などの被取付面に当接して固着される固着面を有する固着部と前記固着部に突設される腕部と前記腕部の先端に形成された支持部とからなり、前記固着部は四角柱であるとともに前記腕部が突設された突設面を除く3面の固着面を有し、前記突設面には対向する固着面まで貫通する正面側ネジ挿通孔が、前記突設面に隣接する一方の固着面には対向する他方の固着面まで貫通する側面側ネジ挿通孔が前記正面側ネジ挿通孔と連通しない位置に形成され、前記正面側ネジ挿通孔と側面側ネジ挿通孔の双方に、あるいはいずれか一方に取付ビスを挿通して螺締することにより固着部を被取付面に固着することを特徴とする汎用ブラケット。
  4. 前記正面側ネジ挿通孔および側面側ネジ挿通孔が、前記固着部の軸線方向に1列に形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の汎用ブラケット。
  5. 前記支持部が、前記固着部の軸線と平行方向あるいは直交方向に凹んだフック状であることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の汎用ブラケット。
  6. 前記支持部がV字形に凹んだフック状であることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の汎用ブラケット。
  7. 前記支持部の凹みの底部に前記支持部の裏面から貫通するネジ挿通孔が形成され、前記支持部に載置される架設物を前記ネジ挿通孔に裏面から取付ビスを挿通して螺着することにより固定することを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の汎用ブラケット。
  8. 前記支持部の先端と前記腕部の上面とが同一平面上に位置し、板状の架設物を前記支持部の先端と前記腕部の上面により支持することを可能とした請求項1,2,3,4,5,6または7記載の汎用ブラケット。
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