JP2016180196A - 妊婦用腹帯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 腹部部材と臀部部材とで筒状に形成された妊婦用腹帯であって、前記腹部部材がその面の中央の縦幅が最も長くなるように円弧上に湾曲している一方、前記臀部部材はその面の中央の縦幅が最も短くなるように形成されており、下腹部から腰部に至る位置の表面に伸縮性のレース生地が縫着されており、前記伸縮性のレース生地の上辺部が波形状に形成されているとともに、これらの素材は全て伸縮性素材から構成されていることを特徴とする妊婦用腹帯とする。
【選択図】図4
Description
特に近年では、妊娠した女性が結婚式を挙げることも多くなったが、従来の腹帯を締めた状態ではウエディングドレスの着用が困難である上に、非常に恰好が悪いという問題があった。このような問題のために、従来の腹帯を着用した妊婦はウエディングドレス以外のおしゃれな服も着にくかった。
特許文献1記載の発明は着脱が容易で下腹部をしっかり保護でき、ウエディングドレス等と合わせやすいという効果があるものの、パワーネットが裏面に縫着されているために下腹部をしっかり支える効果が見た目にわかりにくいという問題点を有する。
特許文献1記載の発明の臀部部材の縦幅が比較的広く、着用者の臀部を覆い隠すものであるため、着用者が動くと臀部部材がずりあがって布にしわが寄り、外観を損ねるという問題点を有する。
腹部部材がその面の中央の縦幅が最も長くなるように円弧上に湾曲していることで、腹部部材がずり上がりにくくなり、着用者のお腹をしっかり保温することができる。臀部部材はその面の中央の縦幅が最も短くなるように形成されていることにより、着用者が動いても妊婦用腹帯の臀部部材がずり上がって布にしわが寄ることがないため、外観を損ねないという効果を奏する。
下腹部から腰部に至る位置に伸縮性のレース生地が縫着されていることで、妊婦の下腹部から腰にかけての部分がしっかりと支えられ、胎児を安定して保持することが可能となる。伸縮性のレース生地を使用することで外観的にも優れたものになり、楽しく着用することができる。
この伸縮性のレース生地が表面に縫着されていることにより、本発明の下腹部を支える効果が見た目にわかりやすいという効果を奏する。
伸縮性のレース生地の上辺部が波形状に形成されていることで、着用者の腹部で最も張っている部分に対応して生地が十分に伸び、伸縮性が高いため腹部をしっかりと支えることができる。伸縮性のレース生地による引っ張り力がグラデーション的に分散して働き、着用者は伸縮性のレース生地が縫着された部分に偏った強い締めつけ感を感じることがない。
素材が伸縮性素材で構成されていることで、腹部の膨らみが小さく抑えられるために、腹帯を着用したままでウエディングドレス等を合わせて着ることが可能となる。
図1乃至図3は、それぞれ本発明に係る妊婦用腹帯の正面図、背面図及び側面図である。
本発明に係る妊婦用腹帯(1)は、腹部部材(6)と臀部部材(5)とで筒状に形成されており、伸縮性素材から構成されている。図示例において妊婦用腹帯(1)は一枚の布からなり、臀部部材(5)の面の中央で縫着されているが、妊婦用腹帯(1)は複数の布で構成されていても良い。
腹部部材(6)及び臀部部材(5)の形状は、図1及び2に示す如くそれぞれ略長方形状であっても良いが、特に限定されない。
図4に図示の如く、上記構成からなる妊婦用腹帯(1)は腰部から下腹部までを覆うような形態で着用される。
この着用の際には、スカートを履くのと同じ要領にて着用することができるので、従来のさらし木綿からなる腹帯に比べて着用が極めて容易である。
裾部(2)及び腰部(3)にはレース生地(4)が全周にわたって縫着されていることで外観的に優れたものになる。
腹部部材がその面の中央の縦幅が最も長くなるように円弧上に湾曲していることで、腹部部材がずり上がりにくくなり、着用者の腹部をしっかり保温することができる。臀部部材はその面の中央の縦幅が最も短くなるように形成されていることにより、着用者が動いても妊婦用腹帯の臀部部材がずり上がって布にしわが寄ることがないため、外観を損ねないという効果を奏する。
伸縮性のレース生地(7)が表面に縫着されていることで、下腹部から腰にかけての部分がしっかり支えられ、胎児を安定して保持することができるという効果が見た目にもわかりやすいという効果を奏する。
伸縮性のレース生地(7)の上辺が波形に形成されていることによって、着用者の腹部で最も張っている部分に対応して生地が十分に伸び、伸縮性が高いため腹部をしっかりと支えることができる。妊婦用腹帯(1)はその着用時において図5に示す如く上方から下方にかけて順番(A→B→C→Dの順)に斜め方向に伸長して、引張り力はグラデーション的に分散して働き、着用者は伸縮性のレース生地(7)が縫着された部分に偏った強い締めつけ感を感じることがない。
図6及び7は本発明に係る妊婦用腹帯と併用できる支え帯を広げた状態を示す正面図及び背面図であり、図8は本発明に係る妊婦用腹帯と支え帯を併用して着用した状態を示す図である。
本発明に係る妊婦用腹帯(1)は、妊娠5〜7か月目くらいまでは上記説明した腹帯を単独で使用しても充分にその機能を果たし得るものであるが、妊娠約7か月目以降になると以下に説明する支え帯と併用することが望ましい。
これら係止部(13)及び被係止部(12)は、右側の係止部(13)を左側の被係止部(12)に対して、左側の係止部(13)を右側の被係止部(12)に対してそれぞれ接合される。このとき、被係止部(12)が支え帯の長手方向に或る程度長い範囲で形成されていることによって、その長さを容易に調節することが可能となっている。
中央部(11)及び被係止部(12)を除いた部分は長手方向に対して伸長可能な伸縮性素材から形成されている。
妊婦用腹帯(1)の臀部部材(5)の裾部(2)に縫着されているレース生地(4)が、支え帯(10)と併用して着用した状態でも隠れずに見えるようにした方が外観的に優れたものになるため、妊婦用腹帯(1)の臀部部材(5)の面の中央の縦幅と、支え帯(10)の側部(14)の縦幅とを略等しくすることが望ましい。
支え帯(10)の表面に刺繍、レース、リボン等の装飾が施されていることによって外観的にも優れたものとなる。
2 裾部
3 腰部
4 レース生地
5 臀部部材
6 腹部部材
7 伸縮性のレース生地
8 パッド
9 パッド収納部
10 支え帯
11 中央部
12 被係止部
13 係止部
14 側部
腹部部材がその面の中央の縦幅が最も長くなるように円弧上に湾曲している略逆五角形状であることで、腹部部材がずり上がりにくくなり、着用者のお腹をしっかり保温することができる。臀部部材はその面の中央の縦幅が最も短くなるように略長方形状に形成されていることにより、着用者が動いても妊婦用腹帯の臀部部材がずり上がって布にしわが寄ることがないため、外観を損ねないという効果を奏する。さらに、その結果腰部は前記腹部部材の面の中央から前記臀部部材の面の中央にかけて側面視にて斜め下方向を向くようになり、裾部は前記腹部部材の面の中央から前記臀部部材の面の中央にかけて側面視にて斜め上方向を向くようになる。
下腹部から腰部に至る位置に伸縮性のレース生地が縫着されていることで、妊婦の下腹部から腰にかけての部分がしっかりと支えられ、胎児を安定して保持することが可能となる。伸縮性のレース生地を使用することで外観的にも優れたものになり、楽しく着用することができる。
この伸縮性のレース生地が表面に縫着されていることにより、本発明の下腹部を支える効果が見た目にわかりやすいという効果を奏する。
伸縮性のレース生地の上辺部が前記伸縮性のレース生地による引っ張り力がグラデーション的に分散して働くような波形状に形成されていることで、着用者の腹部で最も張っている部分に対応して生地が十分に伸び、伸縮性が高いため腹部をしっかりと支えることができる。伸縮性のレース生地による引っ張り力がグラデーション的に分散して働き、着用者は伸縮性のレース生地が縫着された部分に偏った強い締めつけ感を感じることがない。
Claims (3)
- 腹部部材と臀部部材とで筒状に形成された妊婦用腹帯であって、前記腹部部材がその面の中央の縦幅が最も長くなるように円弧上に湾曲している一方、前記臀部部材はその面の中央の縦幅が最も短くなるように形成されており、
下腹部から腰部に至る位置の表面に伸縮性のレース生地が縫着されており、
前記伸縮性のレース生地の上辺部が波形状に形成されているとともに、
これらの素材は全て伸縮性素材から構成されていることを特徴とする妊婦用腹帯。 - 裾部及び腰部にレース生地が全周にわたって縫着されてなることを特徴とする、請求項1記載の妊婦用腹帯。
- 腰部に着脱可能なパッドを有することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の妊婦用腹帯。
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