JP2016179729A - 車両のストップランプ点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両の日常点検の際に、フィラメントランプでなる第1ストップランプが異常であることを気付かせることが可能な車両のストップランプ点灯装置を提供する。【解決手段】本発明は、車両の補機バッテリ17と並列に接続されたフィラメントランプ7aでなる第1ストップランプ7およびLED9aでなる第2ストップランプ9とをストップランプスイッチ19を介して接続された第1電源ライン15の他に、補機バッテリ17と並列に接続された第1ストップランプ7および第2ストップランプ9とを抵抗体23を介して接続された第2電源ライン29を設け、第2電源ライン29の抵抗体23を、第1ストップランプ7の異常時、ストップランプスイッチ19がオフのとき、第2ストップランプ9を第2輝度よりも低い第3輝度で点灯させる抵抗値に設定されるものとした。【選択図】図3
Description
本発明は、フィラメントランプとLEDとの二種類のストップランプを点灯する車両のストップランプ点灯装置に関する。
自動車(車両)の車体後部には、自動車に制動力を加えたことを後方に知らせるストップランプが設けられている。ストップランプには、フィラメントランプでなる第1ストップランプと、赤色LEDでなる第2ストップランプといった二種類のランプの組み合わせた構造がある。例えば車体上部の中央に第1ストップランプが設けられ、車体の車幅方向両側に第2ストップランプが設けられるものがある。
こうした二種類のストップランプを点灯させる点灯装置の多くは、第1ストップランプ(フィラメントランプ)と第2ストップランプ(赤色LED)とを並列に接続しておき、この並列回路と自動車の補機バッテリとの間を、ストップランプスイッチを有する電源ラインで接続した回路構造が用いられる。これにより、ストップランプスイッチがオンすると、補機バッテリからの電流が、ストップランプスイッチを通じて第1ストップランプ、第2ストップランプへ流れ、第1ストップランプ、第2ストップランプは点灯する。
ところで、第1ストップランプの多くは、複数のフィラメントランプが用いられる。しかし、全てのフィラメントランプが断線するという異常が生じるおそれがある。
そこで、特許文献1に開示されているように、フィラメントランプに加わる電流の変化を検出する検出回路を設けて、同検出回路にてフィラメントの断線と判定して、車室内の警報ランプを点灯させたり、特許文献2,3に開示されているようにフィラメントランプと隣接して配置された他のテールランプを、断線したストップに代用して点灯させたりする技術が提案されている。
そこで、特許文献1に開示されているように、フィラメントランプに加わる電流の変化を検出する検出回路を設けて、同検出回路にてフィラメントの断線と判定して、車室内の警報ランプを点灯させたり、特許文献2,3に開示されているようにフィラメントランプと隣接して配置された他のテールランプを、断線したストップに代用して点灯させたりする技術が提案されている。
第1ストップランプの異常は、自動車を走行させる前に行う日常点検の際に発見されることが望ましい。
ところが、特許文献1の技術は、第1ストップランプへ電流が加わらないと断線判定が行えない。つまり、自動車が走行する状況で始めて断線判定が行われるため、日常点検では、第1ストップランプの異常に気付けない。
ところが、特許文献1の技術は、第1ストップランプへ電流が加わらないと断線判定が行えない。つまり、自動車が走行する状況で始めて断線判定が行われるため、日常点検では、第1ストップランプの異常に気付けない。
また特許文献2,3の技術は、断線した第1ストップランプに代用して、同ストップランプと隣接したテールランプを点灯させるため、上記同様、日常点検の際に、第1ストップランプの異常には気付けない。
そこで、本発明の目的は、車両の日常点検の際に、フィラメントランプでなる第1ストップランプに異常が生じていることを気付かせることが可能な車両のストップランプ点灯装置を提供する。
そこで、本発明の目的は、車両の日常点検の際に、フィラメントランプでなる第1ストップランプに異常が生じていることを気付かせることが可能な車両のストップランプ点灯装置を提供する。
本発明の態様は、車両の補機バッテリと、ブレーキペダルの踏動作もしくは自動ブレーキの動作に応じてオンされるランプスイッチと、ランプスイッチがオンの場合に第1輝度で点灯するフィラメントランプでなる第1ストップランプと、フィラメントランプと並列に接続されランプスイッチがオンの場合に第2輝度で点灯するLEDでなる第2ストップランプと、補機バッテリと並列に接続された第1ストップランプおよび第2ストップランプとをストップランプスイッチを介して接続された第1電源ラインとを有する車両のストップランプ点灯装置であって、補機バッテリと並列に接続された第1ストップランプおよび第2ストップランプとを抵抗体を介して接続された第2電源ラインを有し、第2電源ラインの抵抗体は、第1ストップランプの異常時、ストップランプスイッチがオフのとき、第2ストップランプを第2輝度よりも低い第3輝度で点灯させる抵抗値に設定されるものとした。
本発明によれば、第2電源ラインに介在された抵抗体における抵抗値の設定により、フィラメントランプでなる第1ストップランプに異常が生じると、ストップランプスイッチがオフのとき、消灯しているはずの第2ストップランプは、所定の第2輝度よりも低い第3輝度で点灯、例えば薄明るく点灯する。
それ故、日常点検で車両各部を見回る際、使用者に、第2ストップランプの光り具合により、第1ストップランプに異常が生じていることを気付かせることができる。これにより、第1ストップランプの異常に迅速に対応できる。しかも、第1ストップランプの異常を気付かせる回路は、第2電源ラインの抵抗体の抵抗値を所定に設定するだけなので、簡単な回路構造ですむ。
それ故、日常点検で車両各部を見回る際、使用者に、第2ストップランプの光り具合により、第1ストップランプに異常が生じていることを気付かせることができる。これにより、第1ストップランプの異常に迅速に対応できる。しかも、第1ストップランプの異常を気付かせる回路は、第2電源ラインの抵抗体の抵抗値を所定に設定するだけなので、簡単な回路構造ですむ。
以下、本発明を図1から図4に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は例えば自動車(車両)の車体1の後部を示していて、図中3は同車体後部に設けられたテールゲート、5は同車体後部に設けられたストップランプを示している。
ストップランプ5は、車体上段の中央(車幅方向)に設けられたハイマウントストップランプ7(本願の第1ストップランプに相当:以下、単にストップランプ7という)と、テールゲート3を挟んだ車幅方向両側の車体部分にそれぞれ設けられたリアコンビネーションランプ8に内蔵のコンビストップランプ9(本願の第2ストップランプに相当:以下、単にストップランプ9という)といった、3か所に配置したランプから構成される。ストップランプ7は、例えば図1,2のように複数、例えば車幅方向に並ぶ4個のフィラメントランプ7aを並列に接続したランプユニットから構成される。ストップランプ9は、いずれも図2のように例えば並列に組んだ2個の赤色のLED9a(以下、赤色LED9aという)を3組、LED輝度用抵抗9bやダイオード9cと共に直列に接続したLEDユニットから構成される。赤色LED9aの抵抗は、フィラメントランプ7aの抵抗よりもはるかに小さい。このランプユニット(ストップランプ7)と、車幅方向両側のLEDユニット(ストップランプ9)とが並列に接続される。
図1は例えば自動車(車両)の車体1の後部を示していて、図中3は同車体後部に設けられたテールゲート、5は同車体後部に設けられたストップランプを示している。
ストップランプ5は、車体上段の中央(車幅方向)に設けられたハイマウントストップランプ7(本願の第1ストップランプに相当:以下、単にストップランプ7という)と、テールゲート3を挟んだ車幅方向両側の車体部分にそれぞれ設けられたリアコンビネーションランプ8に内蔵のコンビストップランプ9(本願の第2ストップランプに相当:以下、単にストップランプ9という)といった、3か所に配置したランプから構成される。ストップランプ7は、例えば図1,2のように複数、例えば車幅方向に並ぶ4個のフィラメントランプ7aを並列に接続したランプユニットから構成される。ストップランプ9は、いずれも図2のように例えば並列に組んだ2個の赤色のLED9a(以下、赤色LED9aという)を3組、LED輝度用抵抗9bやダイオード9cと共に直列に接続したLEDユニットから構成される。赤色LED9aの抵抗は、フィラメントランプ7aの抵抗よりもはるかに小さい。このランプユニット(ストップランプ7)と、車幅方向両側のLEDユニット(ストップランプ9)とが並列に接続される。
図2には、このストップランプ5の点灯装置10の各部の回路構成が示されている。同点灯装置10を説明すると、ランプユニットとLEDユニットとの並列回路14は、メイン供給ライン15(本願の第1電源ラインに相当)を介して、自動車の電源となる補機バッテリ17に接続される。補機バッテリ17には、定格12Vのバッテリが用いられる。またメイン供給ライン15には、ストップランプスイッチ19(以下、単にランプスイッチ19という)が介装されている。このランプスイッチ19は、例えばECU21に接続され、ブレーキペダル(図示しない)の踏動作信号や衝突軽減などに用いられる自動ブレーキ装置(図示しない)の動作信号に応じてオンされ、ストップランプ7が第1輝度で点灯され、ストップランプ9が第2輝度で点灯されるよう構成される。
この点灯回路には、フィラメントランプ7aの異常、ここでは4個のフィラメントランプ7aの全てが断線したり、ランプユニットのコネクタが抜けたりするなど、ストップランプ7が点灯しなくなる異常な状態を、LEDユニットを用いて、使用者に気付かせる回路が組み込まれている。
同回路には、図2に示されるように補機バッテリ17から、例えばECU21内に配置された抵抗体23およびダイオード25を通じて、並列回路14へ電流を導くサブ供給系27が用いられる。すなわち、サブ供給系27は、抵抗体23およびダイオード25を直列に接続したサブ供給ライン29(本願の第2電源ラインに相当)が用いられる。このサブ供給ライン29が、補機バッテリ17と並列回路14との間に接続される。さらに抵抗体23には、所定の抵抗値に設定された抵抗が用いられ、4個のフィラメントランプ7aの全てが断線する異常(あるいはコネクタ抜け)が生じると、ランプスイッチ19のオフのとき、LEDユニットが、上記通常時の第2輝度よりも低い第3輝度で点灯、例えば薄明るく点灯されるようにしている。
同回路には、図2に示されるように補機バッテリ17から、例えばECU21内に配置された抵抗体23およびダイオード25を通じて、並列回路14へ電流を導くサブ供給系27が用いられる。すなわち、サブ供給系27は、抵抗体23およびダイオード25を直列に接続したサブ供給ライン29(本願の第2電源ラインに相当)が用いられる。このサブ供給ライン29が、補機バッテリ17と並列回路14との間に接続される。さらに抵抗体23には、所定の抵抗値に設定された抵抗が用いられ、4個のフィラメントランプ7aの全てが断線する異常(あるいはコネクタ抜け)が生じると、ランプスイッチ19のオフのとき、LEDユニットが、上記通常時の第2輝度よりも低い第3輝度で点灯、例えば薄明るく点灯されるようにしている。
このために抵抗体23の抵抗値は、4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値やLED輝度用抵抗9bの合計の抵抗値よりも大きく、フィラメントランプ7aに対しては、フィラメントランプ7aの発光する発光電流値以下の電流が印加され、赤色LED9aに対しては、赤色LED9aの発光する発光開始電圧値以下の電圧が印加されるといった、かなり大きな抵抗値で設定される。ここで、発光開始電圧値とは、少なくとも赤色LED9aが視認可能になり始める輝度で発光が行われるために赤色LED9aに印加される電圧値である。図4で示す線図でいうと、赤色電流LED9aに流れる電流が0Aから急激に増加し始める変位点付近の印加電圧をいう。
すなわち、抵抗体23の抵抗値は、ランプスイッチ19がオフのとき、フィラメントランプ7aには、フィラメントランプ7aの発光に至らない電流が印加され、赤色LED9aには、赤色LED9aの発光に至らない電圧が印加されるものとしている。
具体的には、赤色LED9aに、図4に示されるように加わる電圧が1.6V以下では電流が流れない特性をもつLEDを用いたとすると、抵抗体23の抵抗値は、LED輝度用抵抗9bの抵抗を60Ωとし、赤色LED9aでの電圧降下を2.3Vとし、ダイオード9cおよびダイオード25での電圧降下を0.7Vとしたとき、7000Ω以上の抵抗値を用いると(計算上)、赤色LED9aに加わる電圧は、1.6V以下、すなわちLED発光開始電圧値Y以下(発光開始電圧値以下)となる。この抵抗値の中から、全て(4個)のフィラメントランプ7aが断線したとき、赤色LED9aに加わる電圧が1.6Vを上回る挙動をもたらす抵抗値を設定する。例えば7000Ωに設定する。5ワットのフィラメントランプ7aであるとすると、フィラメントランプ7aの1個の抵抗値は、「補機バッテリ17の電圧12V×12V÷5ワット」から「28.8Ω」となる。このため、4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値は、「7.2Ω」となり、同フィラメントランプ7aに加わる電圧は、抵抗体23の抵抗値との比により、「(補機バッテリ17の電圧−ダイオード25での電圧降下)×(4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値)÷(抵抗体23の抵抗値+4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値)」から「10mV程度」となりフィラメントランプ7aを発光させる発光電流値以下の値、すなわち「10mV÷28.8Ω」から「0.4mA程度」の電流に設定される。しかし、全て(4個)のフィラメントランプ7aが断線したときは、ランプスイッチ19のオフで、フィラメントランプ7aの抵抗値にて担保していた10mVが担保できなくなる。このため、抵抗体23の抵抗値が7000Ω未満の場合は、赤色LED9aを電流が流れるので、赤色LED9aに印加される電圧は、「1.6V」を上回る(計算上)。これにより赤色LED9aは、通常時の第2輝度より低い第3輝度で点灯される。第3輝度での点灯とは、例えば薄明るいと感じる程度の点灯をいう。ちなみに、LED輝度用抵抗9bに3000Ωの抵抗を用いたときは、抵抗体23の抵抗値は、4000Ω未満に設定すればよい(計算上)。
具体的には、赤色LED9aに、図4に示されるように加わる電圧が1.6V以下では電流が流れない特性をもつLEDを用いたとすると、抵抗体23の抵抗値は、LED輝度用抵抗9bの抵抗を60Ωとし、赤色LED9aでの電圧降下を2.3Vとし、ダイオード9cおよびダイオード25での電圧降下を0.7Vとしたとき、7000Ω以上の抵抗値を用いると(計算上)、赤色LED9aに加わる電圧は、1.6V以下、すなわちLED発光開始電圧値Y以下(発光開始電圧値以下)となる。この抵抗値の中から、全て(4個)のフィラメントランプ7aが断線したとき、赤色LED9aに加わる電圧が1.6Vを上回る挙動をもたらす抵抗値を設定する。例えば7000Ωに設定する。5ワットのフィラメントランプ7aであるとすると、フィラメントランプ7aの1個の抵抗値は、「補機バッテリ17の電圧12V×12V÷5ワット」から「28.8Ω」となる。このため、4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値は、「7.2Ω」となり、同フィラメントランプ7aに加わる電圧は、抵抗体23の抵抗値との比により、「(補機バッテリ17の電圧−ダイオード25での電圧降下)×(4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値)÷(抵抗体23の抵抗値+4個のフィラメントランプ7aを合計した抵抗値)」から「10mV程度」となりフィラメントランプ7aを発光させる発光電流値以下の値、すなわち「10mV÷28.8Ω」から「0.4mA程度」の電流に設定される。しかし、全て(4個)のフィラメントランプ7aが断線したときは、ランプスイッチ19のオフで、フィラメントランプ7aの抵抗値にて担保していた10mVが担保できなくなる。このため、抵抗体23の抵抗値が7000Ω未満の場合は、赤色LED9aを電流が流れるので、赤色LED9aに印加される電圧は、「1.6V」を上回る(計算上)。これにより赤色LED9aは、通常時の第2輝度より低い第3輝度で点灯される。第3輝度での点灯とは、例えば薄明るいと感じる程度の点灯をいう。ちなみに、LED輝度用抵抗9bに3000Ωの抵抗を用いたときは、抵抗体23の抵抗値は、4000Ω未満に設定すればよい(計算上)。
また抵抗体23とダイオード25との間には、例えばCPU31(ECU21に内蔵)へ電圧信号を入力させる検出ライン33が接続されている。そして、CPU31により、入力される電圧からフィラメントランプ7aの異常が検出されるようにしている。さらに補機バッテリ17と抵抗体23との間には、常閉式のリレースイッチ35が設けられている。このリレースイッチ35は、例えばECU21に内蔵のタイマー37に接続されていて、第3輝度での点灯である薄明るい点灯は、ECU21により、フィラメントランプ7aの異常検出後、設定されたタイマー時間が経過するまで続き、その後、オフする。つまり、赤色LED9aの薄明るい点灯が、フィラメントランプ7aの異常検出後、所定時間の間、継続されるようにしている。
つぎに、このように構成された点灯装置10(ストップランプ点灯装置)の作用について説明する。
図2中の破線に示されるようにランプスイッチ19がオンされると、図2中の破線の矢印に示されるように補機バッテリ17からの電流は、メイン供給ライン15を通じて、ランプユニット(ハイマウントストップランプ)のフィラメントランプ7aへ供給される。さらに同電流は、ダイオード9cおよびLED輝度用抵抗9bを通じて赤色LED9aへ供給され、フィラメントランプ7aおよび赤色LED9aは点灯する。
図2中の破線に示されるようにランプスイッチ19がオンされると、図2中の破線の矢印に示されるように補機バッテリ17からの電流は、メイン供給ライン15を通じて、ランプユニット(ハイマウントストップランプ)のフィラメントランプ7aへ供給される。さらに同電流は、ダイオード9cおよびLED輝度用抵抗9bを通じて赤色LED9aへ供給され、フィラメントランプ7aおよび赤色LED9aは点灯する。
またランプスイッチ19がオフされると、フィラメントランプ7a、赤色LED9aは消灯する。すなわち、サブ供給系27からは、図2中の実線の矢印に示されるようにサブ供給ライン29を通じて、フィラメントランプ7aや赤色LED9aへ向かうが、抵抗体23の抵抗値により、フィラメントランプ7aに対しては、同フィラメントランプ7aが光らない微量な電流が流れるだけとなる(消灯)。また同抵抗体23の抵抗値がフィラメントランプ7aの抵抗値より十分に大きいことにより、赤色LED9aに印加される電圧は、LED発光開始電圧値(1.6V)以下となって、赤色LED9aには電流が流れない(消灯)。
また図3に示されるように例えば全て(4個)のフィラメントランプ7aが断線(あるいはコネクタ抜け)するという異常が生じたとする。
自動車の日常点検のとき、ランプスイッチ19はオフなので、赤色LED9aに加わる電圧は、全フィラメントランプ7aの断線によって増える。つまり、図4の線図に示されるように赤色LED9aに加わる電圧は、LED発光開始電圧値である1.6Vを上回る。すると、赤色LED9aは、フィラメントランプ7aを流れる暗電流を含む増加した電流(XmA)が流れるので、図3に示されるように赤色LED9aは、通常時の第2輝度での点灯よりも低い第3輝度での点灯で形成される微妙な明るさ、すなわち薄明るく点灯(ボンヤリ点灯)される。同点灯は、タイマー37により、予め設定されたタイマー時間が経過するまで続き、経過後は消灯する。
自動車の日常点検のとき、ランプスイッチ19はオフなので、赤色LED9aに加わる電圧は、全フィラメントランプ7aの断線によって増える。つまり、図4の線図に示されるように赤色LED9aに加わる電圧は、LED発光開始電圧値である1.6Vを上回る。すると、赤色LED9aは、フィラメントランプ7aを流れる暗電流を含む増加した電流(XmA)が流れるので、図3に示されるように赤色LED9aは、通常時の第2輝度での点灯よりも低い第3輝度での点灯で形成される微妙な明るさ、すなわち薄明るく点灯(ボンヤリ点灯)される。同点灯は、タイマー37により、予め設定されたタイマー時間が経過するまで続き、経過後は消灯する。
これにより、自動車各部を点検する日常点検(走行前に行う点検)の際、消灯しているはずの赤色LED9aは、薄明るく点灯(第3輝度での点灯)しているので(ランプスイッチ:オフ)、このときの赤色LED9aの光り具合から、使用者にフィラメントランプ7a(ハイマウントストップランプ)で異常が生じていることを気付かせることができる。特に薄明るい点灯(第3輝度での点灯)は、ランプスイッチ19をオンしたときの通常時の高い輝度(第2輝度)での点灯(赤色LEDランプ9a)とは区別しやすいので、フィラメント6ランプ7aの異常は気付きやすい。
それ故、フィラメントランプ7a(ハイマウントストップランプ)の異常に迅速に対応できる。しかも、フィラメントランプ7aの異常を気付かせる回路は、サブ供給ライン29(第2電源ライン)中の抵抗体23の抵抗値を所定に設定するだけでよく、簡単な回路構造ですむ。
特に抵抗体23の抵抗値は、フィラメントランプ7aの異常時、赤色LED9aにLED発光開始電圧を上回る電圧が加わるよう設定するだけなので、簡単である。
特に抵抗体23の抵抗値は、フィラメントランプ7aの異常時、赤色LED9aにLED発光開始電圧を上回る電圧が加わるよう設定するだけなので、簡単である。
そのうえ、赤色LED9aの薄明るい点灯は、タイマー37により予め設定した所定時間の経過後に消灯するので、補機バッテリ17のバッテリ上がりが防げる。
図5は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、自動車の日常点検の際、フィラメントランプ7aの異常が発見されやすくするために、フィラメントランプ7aの異常がある場合、ECU21により、自動車のドアスイッチ40のオンにて使用者がドアを開けて車内から車外へ出たと判定したときから、タイマー37により赤色LED9aの薄明るい点灯が、予め設定した所定時間の経過するまで継続し続け、所定時間の経過後に消灯されるようにしたものである。
図5は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、自動車の日常点検の際、フィラメントランプ7aの異常が発見されやすくするために、フィラメントランプ7aの異常がある場合、ECU21により、自動車のドアスイッチ40のオンにて使用者がドアを開けて車内から車外へ出たと判定したときから、タイマー37により赤色LED9aの薄明るい点灯が、予め設定した所定時間の経過するまで継続し続け、所定時間の経過後に消灯されるようにしたものである。
このようにしても第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。但し、図5において第1の実施形態と同じ部分には、同一符号を付してその説明を省略した。
なお、上述した実施形態における各構成および組合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、上述した実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。
なお、上述した実施形態における各構成および組合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、上述した実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。
1 車体
7 ハイマウントストップランプ(第1ストップランプ)
7a フィラメントランプ
9 コンビストップランプ(第2ストップランプ)
9a 赤色LED(LED)
10 点灯装置(ストップランプ点灯装置)
15 メイン供給ライン(第1電源ライン)
17 補機バッテリ
19 ランプスイッチ(ストップランプスイッチ)
23 抵抗体
29 サブ供給ライン(第2電源ライン)
Y LED発光開始電圧値(発光開始電圧値)
7 ハイマウントストップランプ(第1ストップランプ)
7a フィラメントランプ
9 コンビストップランプ(第2ストップランプ)
9a 赤色LED(LED)
10 点灯装置(ストップランプ点灯装置)
15 メイン供給ライン(第1電源ライン)
17 補機バッテリ
19 ランプスイッチ(ストップランプスイッチ)
23 抵抗体
29 サブ供給ライン(第2電源ライン)
Y LED発光開始電圧値(発光開始電圧値)
Claims (4)
- 車両の補機バッテリと、ブレーキペダルの踏動作もしくは自動ブレーキの動作に応じてオンされるランプスイッチと、前記ランプスイッチがオンの場合に第1輝度で点灯するフィラメントランプでなる第1ストップランプと、前記フィラメントランプと並列に接続され前記ランプスイッチがオンの場合に第2輝度で点灯するLEDでなる第2ストップランプと、前記補機バッテリと前記並列に接続された第1ストップランプおよび第2ストップランプとをストップランプスイッチを介して接続された第1電源ラインとを有する車両のストップランプ点灯装置であって、
前記補機バッテリと前記並列に接続された第1ストップランプおよび第2ストップランプとを抵抗体を介して接続された第2電源ラインを有し、
前記第2電源ラインの抵抗体は、前記第1ストップランプの異常時、前記ストップランプスイッチがオフのとき、前記第2ストップランプを前記第2輝度よりも低い第3輝度で点灯させる抵抗値に設定される
ことを特徴とする車両のストップランプ点灯装置。 - 前記抵抗体の抵抗値は、前記第2電源ラインを通じて前記第2ストップランプへ当該第2ストップランプが発光する発光開始電圧値以下の電圧が印加され、前記第1ストップランプの異常時には、前記第2ストップランプへ前記発光開始電圧値を上回る電圧が印加される抵抗値であることを特徴とする請求項1に記載の車両のストップランプ点灯装置。
- 前記第2ストップランプにおける前記第3輝度での点灯は、予め設定した所定時間の経過後に消灯されるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のストップランプ点灯装置。
- 前記第2ストップランプにおける前記第3輝度での点灯は、使用者が車両のドアを開けてから予め設定した所定時間の経過後に消灯されることを請求項1または請求項2に記載の車両のストップランプ点灯装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018233392A1 (zh) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | 京东方科技集团股份有限公司 | 刹车灯及其控制方法、装置及存储介质、车辆 |
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2015
- 2015-03-24 JP JP2015060582A patent/JP2016179729A/ja active Pending
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