JP2016179671A - 再生紙製食品容器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂を両面ラミネートした再生紙から、ドリップ現象が生じない紙製コップなどの食品容器を製造する方法を提供する。
【解決手段】表裏両面にヒートシール能を有する熱可塑性樹脂をラミネートした厚紙状再生紙3を、形成する容器の展開形状に切断する工程と、側面部となる両端部を一方を内側に他方を外側に折曲し、外側折曲部5を内側に内側折曲部5’を外側にし重合状態で折曲部同士は接触若しくは離間状態として貼着する工程と、底部に底紙を貼り合わせる工程と、上端部を外側に折曲する工程と、を具備することにより、ドリップ現象が生じない紙製コップなどの食品容器を製造することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、両面コーティングした再生紙から容器、特に紙製コップ、紙製納豆容器及び紙製どんぶり等の食品収納容器を製造する方法に関する。
食品を収容する紙製コップ、紙製納豆容器及び紙製どんぶり等の食品収納容器としては、バージンパルプを使用して製造していた。再生紙を使用すれば安価に製造できるが、衛生上の問題点や独特の臭いの問題があるため、今まで活用されずに来た。
再生紙の両面に熱可塑性樹脂をラミネートすることにより、臭いの問題は解決する。再生紙製容器は、再生紙に熱可塑性樹脂を両面コーティングし、紙コップなどを展開した扇形に打ち抜き、直線部の両端部を重ね合わせてコップ形状のものとし、底部に底紙を貼り合わせ、上端の円周部を外側に巻き込むトップカール処理(コップの口元を成形する処理)を施すという、一連の操作によって製造することができる。
従来は、バージンパルプを使用していたので問題は無かったが、両面ラミネートした再生紙を使用すると、図1に示すように、容器の表と裏の切断線1、1´にコップの内容物が浸み込む(ドリップ)現象が生じる。これは、再生紙の場合は、衛生上許容されない。再生紙には、どのような衛生に悪い物質が含まれているかわからないからである。
この発明のうち請求項1に記載の発明は、樹脂を両面ラミネートした再生紙から、ドリップ現象が生じない紙製コップなどの食品容器を製造する方法を提供することを目的とする。
また請求項2に記載の発明は、上端折り返し部を、折り返し易く貼着し易くした紙製コップなどの食品容器を製造する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は、鋭意研究の結果、樹脂を両面ラミネートした再生紙を形成する容器の展開形状に切断し、側面部となる両端部を一方を内側に他方を外側に折曲し、外側折曲部を内側とし、内側折曲部を外側とし、外側折曲部と内側折曲部とを重合状態で折曲部同士は接触若しくは離間状態とし、上端部を外側に折曲することにより、コップの表裏面共に再生紙の切断部は出ないので、ドリップ現象が生じない紙製食品容器の形成に初めて成功した。折曲部同士が重合状態では、外面はドリップ現象が生じ得るし、紙が4重に厚くなり、折り返しが難しく、外見も悪く、貼りつき具合も完璧とは言えず、安定しない。本願発明は、折曲部同士は重合していないので、3重であるから、何ら問題は生じ無い。
即ち本発明は、表裏両面にヒートシール能を有する樹脂をラミネートした厚紙状再生紙を、形成する容器の展開形状に切断する工程と、側面部となる両端部を一方を内側に他方を外側に折曲し、外側折曲部を内側とし、内側折曲部を外側とし、外側折曲部と内側折曲部とを重合状態で折曲部同士は接触若しくは離間状態として貼着する工程と、底部に底紙を貼り合わせる工程と、上端部を外側に折曲する工程と、を具備することを特徴とする。
前記上端部を外側に巻き込むように形成し、前記内側折曲部上端に、上端部を外側に巻き込んだときに隠れる程度の切断部を形成するのが、三重部分を少なくし、二重の部分を多くできることから好ましい(請求項2)。
前記外側折曲部下端に内側に向けて折曲したときに隠れる程度の切断部を形成するのが容易に折曲できることから好ましい(請求項3)。
前記底部は内側に折り返し、該折り返し部の先端に底板外周と容器内面とが貼着するように、底板を貼りつけるのが好ましい(請求項4)。
前記底部は内側に折り返し、前記底板外周部に下端に向けた折り返し部を形成し、該折り返し部を前記底部の折り返し部で挟んで貼りつけるのが更に好ましい(請求項5)。
前記底部は内側に折り返し、前記底板外周部に下端に向けた折り返し部を形成し、該折り返し部を前記底部の折り返し部で挟んで貼りつけるのが更に好ましい(請求項6)。
樹脂としては、ヒートシール可能な樹脂及び植物樹脂を使用するのが好ましい(請求項7)。
本発明によれば、両面に熱可塑性樹脂をラミネートした厚紙状再生紙を使用して形成した容器に、再生紙の切断面が内面及び外面に出ないように形成できるから、ドリップ現象が避けられるという絶大な効果を奏する。
従来の紙コップを示す斜視図である。 (A)平板再生紙を扇形の再生紙に打ち抜いた状態を示す、(B)打ち抜いた扇形の再生紙を示す。 のりしろ部分を一方を内側に他方を外側に折曲した状態を示す斜視図である。 図3の状態を上から見た図である。 製造したコップの斜視図である。 底板を貼りつける状態を示す断面図である。 折曲部上端及び下端に切断部を形成した状態を示す斜視図である。
1、1´・・・・・再生紙の切断線
2・・・・・・平板再生紙
3・・・・・・扇形の再生紙
4,4´・・・・・・ミシン目
5,5´・・・・・・のりしろ(折曲部)
6・・・・・・コップ上端部
7・・・・・・底部の内側の折り返し部
8・・・・・・底板
9・・・・・・底板外周部に形成した折り返し部
10・・・・・折曲部上端の切断部
11・・・・・折曲部下端の切断部
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図2(A)は、再生紙の表裏両面にヒートシール能を有する樹脂をラミネートした平板再生紙2を、多数の扇形の再生紙3に打ち抜いた状態を示すものである。
樹脂のラミネートは、樹脂を塗布しても樹脂フィルムをラミネートしても差支えない。樹脂としては、熱可塑性樹脂及び植物樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、特にポリエチレン又はポリプロピレンを使用するのが好ましい。ヒートシール能を有する熱可塑性樹脂のラミネートは、展開形状に切断する前であっても後であっても良いが、製造コスト上の理由で、上記のように最初にラミネートするのが良い。
扇形の再生紙3の側面となる直線部の両端にミシン目4,4´でのりしろ(折曲部)5,5´を形成する。これを図3に示すように一方ののりしろ5´を内側に、他方ののりしろ5を外側に折曲する。どちらののりしろを内側、外側に折曲しても差支えない。尚、のりしろ(折曲部)5,5´の大きさは、形成する容器の大きさによって異なる。これは、バージンパルプで容器を形成する場合と同じである。
図4に示すように、外側に折曲したのりしろ5を内側に、内側に折曲したのりしろ5´を外側にして、重合状態にして、のりしろ5と5´とを接触若しくは離間状態として、貼着させる。のりしろ5と5´とは、重合状態としなければ差支えない。
下端の底部は、図6に示すように、底部の内側に折り返し部7を形成し、底板8外周部に下端に向けた折り返し部9を形成し、該折り返し部9を前記底部の折り返し部7で挟んで貼りつけるのが特に好ましい。容易に再生紙の切断部を隠すことができるからである。
しかしながら、前記底部の内側の折り返し部7に平板の底板を載せ、底板と折り返した底部上端及び底板及び底板と側壁を貼着させても再生紙の切断部を隠すことができる。
それから上端部6を外側に巻き込んでコップの口元となる部分を形成する。このようにすることによって、コップの内面、外面、上端及び底部の全てにおいて再生紙の切断部は現れないので、ドリップ現象を完全に防止することができる。
図7は、本発明の他の実施例を示すものであり、内側折曲部5´の上端に切断部10を上端部を内側に巻き込んだときに隠れる程度の長さに形成する。このようにすることによって、巻き込む部分は二重の部分が多くなるので、巻き込みやすく、貼着し易くなる。
外側折曲部5の下端に外側に折曲したときに隠れる程度の切断部11が形成されている。このようにすることによって、折曲部分は二重の部分が多くなるので折曲し易くなる。底部は内側に折曲することによって切断部11が出ないようにした。開口部が拡開した短円筒体を外嵌して底部を形成することもできるので、外側折曲部5の下端は、切断部を形成しない場合もある。また、内側折曲部5´及び外側折曲部5となる部分及びこれらと重なる部分を削って薄くすることもできるので、切断部9,10は必ずしも必要ではない。また外側折曲部5及び内側折曲部5´の幅を狭くすることによって、二重の部分を多くすることもできる。
上記のようにする場合は、前記折曲部同士は離間させなければならない。離間部が内側の溶融温度の低い熱可塑性樹脂(例えばポリエチレン)と外側の溶融温度の高い熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン)との貼着部となるからである。
本発明の方法により製造する再生紙製容器としては、特に限定されないが、好適なものとして、コップ、どんぶり、納豆容器等の食品容器が挙げられる。
従来、再生紙は、ドリップ現象が生じるので、食品収容容器としては、使用されていなかったが、本発明の方法によりドリップ現象を防止した容器が形成できるので、従来のバージンパルプに変えて、食品容器への安価な再生紙の利用が期待される。










Claims (7)

  1. 表裏両面にヒートシール能を有する熱可塑性樹脂をラミネートした厚紙状再生紙を、形成する容器の展開形状に切断する工程と、側面部となる両端部を一方を内側に他方を外側に折曲し、外側折曲部を内側に内側折曲部を外側にし重合状態で折曲部同士は接触若しくは離間状態として貼着する工程と、底部に底紙を貼り合わせる工程と、上端部を外側に折曲する工程と、を具備することを特徴とする食品容器の製造方法。
  2. 前記上端部を外側に巻き込むように形成し、前記内側折曲部上端に、上端部を外側に巻き込んだときに隠れる程度の切断部を形成する請求項1記載の製造方法。
  3. 前記外側折曲部下端に内側に向けて折曲したときに隠れる程度の切断部を形成する請求項2記載の製造方法。
  4. 前記底部は内側に折り返し、該折り返し部の先端に底板外周と容器内面とが貼着するように、底板を貼りつける請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 前記底部は内側に折り返し、前記底板外周部に下端に向けた折り返し部を形成し、該折り返し部を前記底部の折り返し部で挟んで貼りつける請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 前記底部は内側に折り返し、前記底板外周部に下端に向けた折り返し部を形成し、該折り返し部を前記底部の折り返し部で挟んで貼りつける請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  7. 樹脂としては、ヒートシール可能な熱可塑性樹脂及び植物樹脂を使用する請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。












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