JP2016178807A - 巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ドラムに巻取られたワイヤーハーネスの半径が大きくなることを抑制する技術を提供する。【解決手段】巻取装置10は、ワイヤーハーネス9を巻取る。巻取装置10は、回転軸部30に対して回転軸AX1周りに回転する回転ドラム部20と、回転ドラム部20を回転させることによって、ワイヤーハーネス9を回転ドラム部20で巻取る回転機構60を備える。回転ドラム部20の内周面21に設けられた複数の突部22は、回転軸部30の外周面32に設けられたらせん状の周溝33に嵌め合わされている。回転ドラム部20が回転することによって、各突部22が周溝33に沿って移動することによって、回転ドラム部20が回転軸AX1の軸方向に沿って移動する。【選択図】図3

Description

この発明は、ワイヤーハーネスを巻取る技術に関する。
特許文献1には、フラットワイヤーハーネスをケース内に板状のばね部材の付勢力で巻取る構造の給電装置が開示されている。
特開2012−60724号公報
しかしながら、特許文献1に記載の給電装置では、フラットワイヤーハーネスが径方向に重ねて巻取られる。このため、フラットワイヤーハーネスが巻取られるに連れて、外径が大きくなってしまう。このため、フラットワイヤーハーネスではない通常のワイヤーハーネスを巻取るために、特許文献1の給電装置を採用した場合、装置の設定場所に関して、径方向に大きなスペースが必要という制約を受ける。
そこで、本発明は、巻取られたワイヤーハーネスの半径が大きくなることを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、ワイヤーハーネスを巻取る巻取装置であって、固定部に対して回転軸周りに相対的に回転する回転ドラム部と、前記回転ドラム部を回転させることによって、前記ワイヤーハーネスを前記回転ドラム部で巻取る回転機構と、前記回転機構による前記回転ドラム部の回転に応じて、前記回転ドラム部を前記ワイヤーハーネスに対して相対的に前記回転軸に沿って移動させることによって、前記回転ドラム部に対する前記ワイヤーハーネスの巻取位置を前記回転軸の軸方向に移動させる移動機構とを備える。
また、第2の態様は、第1の態様に係る巻取装置であって、前記回転機構は、一端部が前記固定部に取付けられており、他端部が前記回転ドラム部に取付けられているゼンマイばね、を備える。
また、第3の態様は、第2の態様に係る巻取装置であって、前記回転ドラム部は、筒状に形成されており、前記固定部は、中空の前記回転ドラム部の内部に、前記回転軸に沿って挿入される回転軸部、を含み、前記移動機構は、前記回転ドラム部の内周面に形成されており、前記回転軸部の外周面にらせん状に形成された周溝にはめ込まれる突部を含み、前記回転ドラム部が前記回転軸部の周りで回転することで、前記突部が前記周溝を移動し、前記回転ドラム部が前記回転軸周りに回転する。
また、第4の態様は、第2または第3の態様に係る巻取装置であって、前記回転ドラム部に取付けられており、当該回転ドラム部に巻取られる前記ワイヤーハーネスに電気的に接続されるリング状接点部と、前記リング状接点部に対して、摺接する摺接接点部とをさらに備える。
第1の態様によると、軸方向にずらしながら、ワイヤーハーネスを回転ドラム部に巻取ることができる。このため、巻取られたワイヤーハーネスの半径が大きくなることを抑制できる。したがって、巻取装置の径方向の大きさを小さくすることができる。
第2の態様によると、ゼンマイばねを利用することによって、比較的簡単な構造で回転ドラム部を、ワイヤーハーネスを巻取る方向に付勢できる。このため、巻取装置の装置構成を簡易化できる。
また、第3の態様によると、突部が周溝を移動することによって、回転ドラム部を回転させつつ、回転軸の軸方向に移動させることができる。
また、第4の態様に係る巻取装置によると、巻取装置に巻取られたワイヤーハーネスを、リング状接点部及び摺接接点部を介して、電子部品または電装品に電気的に接続することができる。
第1実施形態に係る巻取装置が設置された車両内を示す概略側面図である。 第1実施形態に係る巻取装置を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る巻取装置の概略断面図である。 第1実施形態に係る巻取装置の概略断面図である。 第1実施形態に係る回転機構を分解して示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る摺接接点部を分解して示す概略側面図である。 第2実施形態に係る巻取装置を示す概略斜視図である。 第2実施形態に係る移動機構を示す図概略断面図である。 第2実施形態の変形例に係る移動機構を示す概略断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る巻取装置10が設置された車両内を示す概略側面図である。図2は、第1実施形態に係る巻取装置10を示す概略斜視図である。
巻取装置10は、自動車などの車両の内部に配策されるワイヤーハーネス9を巻取るように構成されている。例えば図1に示す例では、ワイヤーハーネス9が車両の前後に移動するスライドシート80と車両の床90との間にわたって配策されており、一端が椅子側固定部に、他端側が床側固定部に接続されている。このようなワイヤーハーネス9は、スライドシート80に取付けられた電子部品または電装品(例えば、背もたれの角度を変更する装置、ヒーター、ディスプレイ等)に給電したり、あるいは、電気信号を伝達したりすることを目的として配索される場合がある。
ここで、スライドシート80が床90に対して前方または後方に移動すると、椅子側固定部と床側固定部の間の距離が短くなることで、ワイヤーハーネス9に余長が発生する。スライドシート80に取付けられた巻取装置10は、ワイヤーハーネス9を巻取ることによって、ワイヤーハーネス9の余長を吸収するように構成されている。なお、スライドシート80の移動によって、床側固定部と椅子側固定部との距離が延びる場合は、ワイヤーハーネス9が床側固定部に引っ張られることによって、巻取装置10から引出される。なお、図1に示す例では、巻取装置10は、スライドシート80に取付けられているが、車両の床90に取付けられていてもよい。
また、図1に示す例では、巻取装置10に巻取られるワイヤーハーネス9を押さえて、幅方向への移動を抑制するプーリー81がスライドシート80に設けられている。プーリー81は、床90よりも上側の位置であって、巻取装置10よりも床90に近い位置でワイヤーハーネス9を押さえている。また、スライドシート80には、ワイヤーハーネス9のうち、プーリー81で押さえられる部分よりも前方の部分及び後方の部分に接触するブラシ部83,83がそれぞれ設けられている。巻取装置10に巻取られる前に、ワイヤーハーネス9の表面に付着した異物をブラシ部83,83で落とすことができる。これによって、巻取装置10に巻取られた際に、異物によってワイヤーハーネス9が損傷することを抑制できる。
図2に示すように、巻取装置10は、回転ドラム部20と、回転軸部30とを備えている。回転ドラム部20は、中空の有底円筒状に形成されており、回転軸AX1周りに回転することによってその外周面にワイヤーハーネス9を巻付けるように構成されている。
回転軸部30は、回転軸AX1の軸方向に延びる略円筒状の部分を有する部材である。回転軸部30の外径は、回転ドラム部20の内径よりも小さくなっている。このため、回転軸部30の先端部は、回転軸AX1に沿って中空の回転ドラム部20の内部に進入可能に構成されている。なお、回転軸部30の基端部31は、例えば図1に示すスライドシート80に対して固定されている。すなわち、回転軸部30は、スライドシート80に対しては回転も移動もしない固定部となっている。
図3及び図4は、第1実施形態に係る巻取装置10の概略断面図である。図3では、ワイヤーハーネス9を回転ドラム部20で巻取った状態の巻取装置10が図示されており、図4では、ワイヤーハーネス9を回転ドラム部20から引出された状態の巻取装置10が図示されている。
回転ドラム部20の内周面21には、径方向内側に突出する複数の突部22が設けられている。本実施形態では、互いに対向する一対の突部22,22が、回転軸AX1の軸方向に所定の間隔をあけて2組設けられている。また、回転軸部30の外周面32には、回転軸AX1をらせん軸方向とするらせん状の周溝33が形成されている。周溝33の回転軸AX1に沿った開口幅は、突部22の回転軸AX1に沿った幅よりも大きく、突部22が周溝33に嵌め合わせることができる。
回転ドラム部20が回転軸AX1周りに回転すると、突部22が周溝33に沿ってらせん状に移動する。これによって、回転ドラム部20は、その回転方向に応じて、回転軸部30に対して回転軸AX1に沿って移動する。らせん状の周溝33が形成された回転軸部30の部分、及び、当該周溝33に沿って移動する突部22は、回転ドラム部20を回転軸AX1の軸方向に移動させる移動機構の一例である。
図5は、第1実施形態に係る回転機構60を分解して示す概略斜視図である。回転軸部30の基端側部分には、回転ドラム部20を回転させる回転機構60が設けられている。回転機構60は、ゼンマイばね部61及びスライド部62を有している。
ゼンマイばね部61は、板バネを渦巻き状に巻き込んだ形状を有しており、その渦巻き状の内側の一端部が回転軸部30に固定されている。このため、ゼンマイばね部61の一端部は、回転しない固定部に対して、回転軸部30を介して固定されている。
またゼンマイばね部61の他端部には、略直方体状のスライド部62が設けられている。当該スライド部62は、回転ドラム部20における、設けられたゼンマイばね案内部34に収容されている。ゼンマイばね案内部34は、回転軸AX1に沿って延びる中空の部材であり、図3または図4に示すように、スライド部62を保持しつつ、回転軸AX1に沿って移動可能に保持する空間341を形成する。また、ゼンマイばね案内部34における径方向内側の部分には、ゼンマイばね部61におけるスライド部62との接続部分が挿通されるスリット状の孔342が形成されている。
スライド部62は、ゼンマイばね部61の渦巻きの方向に従って、スライド部62が回転軸AX1周りに付勢される。このため、スライド部62を収容するゼンマイばね案内部34が回転軸AX1周りに付勢されることで、回転ドラム部20全体が回転軸AX1周りに付勢される。回転ドラム部20が付勢される回転方向は、回転ドラム部20がワイヤーハーネス9を巻取るために回転する方向に対応している。
図4に示すように、ワイヤーハーネス9が引出された場合、ゼンマイばね部61において、その渦巻き方向にしたがって内側に縮まろうとする力が働く。この状態で、ワイヤーハーネス9を引出すが弱められると、スライド部62が回転軸周りAX1に回転して、回転ドラム部20が回転することとなる。そして、回転ドラム部20全体がスライド部62から離れる方向に移動することで、図3に示すように、スライド部62が図3に示すように、ゼンマイばね案内部34の後端に移動することとなる。
以上のように、ゼンマイばね部61を採用することによって、回転ドラム部20を回転させる回転機構60として、電動機構を採用する場合に比べ、簡単な機械的構成とすることができるとともに、安価に構成することができる。
図3及び図4に示すように、回転ドラム部20の先端部には、ワイヤーハーネス9に電気的に接続されるリング状接点部23が設けられている。リング状接点部23は、導電性部材で構成された円環状部材を含み、その円環状部材の中心が回転軸AX1を通る位置に配されている。なお、円環状部材の数量は、ワイヤーハーネス9に含まれる電線数に応じた数量とされる。例えば、ワイヤーハーネス9に、互いに絶縁された3本の電線が含まれている場合、リング状接点部23として、半径が相異なる3つの円環状部材が、リング状接点部23として回転ドラム部20に設けられる。各円環状部材と、ワイヤーハーネス9の各電線とは、相互に電気的に独立した導通回路で接続される。
図6は、第1実施形態に係る摺接接点部40を分解して示す概略側面図である。摺接接点部40は、一端がリング状接点部23に電気的に接続される部材である。また、摺接接点部40の他端部は、スライドシート80に対して、回転も移動もしない固定部に固定される接続蓋部41に設けられた導通回路に電気的に接続されている。接続蓋部41の導通回路は、スライドシート80に設けられた電子部品または電装品に対して電気的に接続されている。
摺接接点部40は、リング状接点部23の円環状部材の数量に一致する数のばね部材で構成されている。例えば、リング状接点部23が3つの円環状部材を有する場合は、図6に示すように、摺接接点部40は、各円環状部材の各半径に対応する大きさ3つのばね部材401,402,403で構成される。各ばね部材401,402,403は、その中心が回転軸AX1に一致するように、入れ子状に組合わされ、回転ドラム部20と接続蓋部41の間に配置される。
図3及び図4に示すように、回転ドラム部20が接続蓋部41に接近あるいは離間するのに合わせて、摺接接点部40のばね部材が弾性的に伸縮する。このため、摺接接点部40のばね部材の先端部は、リング状接点部23の円環状部材に押し当てられている。
また、摺接接点部40のばね部材の先端部は、リング状接点部23の円環状部材に対して摺接可能に接触する導電性のブラシ(カーボンブラシ)で構成されている。このため、回転ドラム部20とともに回転するリング状接点部23の円環状部材に対して、ブラシが接触することによってリング状接点部23と摺接接点部40が電気的に接続される。
以上のように、リング状接点部23及び摺接接点部40を設けることによって、回転ドラム部20の回転を妨げることなく、ワイヤーハーネス9の各電線を、巻取装置10を介して電子部品または電装品に電気的に接続することができる。また、摺接接点部40を伸縮可能に構成することによって、回転ドラム部20の回転軸AX1に沿った移動にも対応することができる。
本実施形態では、ワイヤーハーネス9をスライドシート80に取付けられた電子部品または電装品へ電気的に接続する接続手段として、リング状接点部23及び摺接接点部40が採用されている。しかしながら、接続手段はこれに限定されるものではない。例えば、回転ドラム部20側の各導通回路と、接続蓋部41側の各導通回路を、単に電線で繋いでもよい。回転ドラム部20が回転することで、複数の電線が捻られ直線距離が短くなる。また、回転ドラム部20が逆回転することで複数の電線の捻りが解かれ、直線距離が長くなる。これによって、回転ドラム部20の回転軸AX1に沿った移動に対応しつつ、ワイヤーハーネス9と電子部品または電装品との導通を確保することができる。
以上のように、巻取装置10では、ワイヤーハーネス9を巻取る際、回転ドラム部20が、自身が回転することに連動して、回転軸AX1に平行に移動する。これによって、回転ドラム部20Aにおけるワイヤーハーネス9の巻取位置が回転軸AX1に沿って変更されながら、ワイヤーハーネス9が回転ドラム部20Aに巻取ることができる。したがって、巻取られたワイヤーハーネス9が重ねられていくことを抑制できるため、巻取られたワイヤーハーネス9の半径が大きくなることを抑制できる。
特に、回転ドラム部20が1回転する毎に、回転ドラム部20が回転軸AX1に沿って、ワイヤーハーネス9の幅以上の分移動するように周溝33のらせんピッチが設定されるとよい。これによって、ワイヤーハーネス9が重ならないように回転ドラム部20で巻取ることができる。
<2. 第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号またはアルファベットを追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図7は、第2実施形態に係る巻取装置10Aを示す概略斜視図である。本実施形態に係る巻取装置10Aは、回転ドラム部20Aが回転軸AX1周りに回転してワイヤーハーネス9を巻取る点では、第1実施形態に係る巻取装置10Aと共通する。しかしながら、巻取装置10Aは、回転ドラム部20Aの回転に応じて、ワイヤーハーネス9を移動させることで巻取位置を変更する点で、回転ドラム部20Aを移動させる巻取装置10とは相異なっている。
巻取装置10Aは、一対のブラケット部11、11と、回転ドラム部20A、回転軸部30A、伝達機構50及び移動機構70とを備えている。
一対のブラケット部11,11は、スライドシート80に対して回転及び移動しないように固定された固定部である。一対のブラケット部11,11は、回転軸AX1に所定の距離をあけて配されており、巻取装置10Aの各要素を支持する。
回転軸部30Aは、長手方向が回転軸AX1に沿うように配された円柱状部材であり、その両端部分が一対のブラケット部11,11にそれぞれ固定されている。このため、回転軸部30Aは、スライドシート80に固定された固定部を構成する。回転ドラム部20Aは、長手方向が回転軸AX1に沿うように配された円柱状部材であり、その中央部に回転軸部30Aが挿通されている。回転ドラム部20Aは、回転軸部30Aに対して回転可能に支持されている。
また、回転ドラム部20Aには、ゼンマイばね部61Aが内設されている。ゼンマイばね部61Aにおける渦巻きの中心側端部は、回転軸部30Aに固定されており、渦巻きの外側端部が回転ドラム部20Aに固定されている。回転ドラム部20Aは、ゼンマイばね部61Aの弾性力によって、ワイヤーハーネス9を巻取る方向に付勢されている。
伝達機構50は、回転ドラム部20Aの回転駆動を移動機構70に伝達する。本実施形態では、伝達機構50は、第1歯車部51、第2歯車部52及び第3歯車部53で構成されている。第1歯車部51、第2歯車部52及び第3歯車部53は、その回転軸が一方のブラケット部11に固定されている。
第1歯車部51は、回転ドラム部20Aに固定されており、回転ドラム部20Aとともに回転するように構成されている。第2歯車部52は、第1歯車部51と噛み合っており、第1歯車部51が回転することによって回転する。さらに、第3歯車部53は、第2歯車部52と噛み合っており、第2歯車部52が回転することによって回転する。第3歯車部53は、回転軸AX2周りに回転する。回転軸AX2は、回転軸AX1と平行である。
移動機構70は、スライド用軸部71と、スライド移動部72とを有している。スライド用軸部71は、その長手方向が回転軸AX2に沿うように配されている。スライド用軸部71の一端部は、第3歯車部53に固定されており、第3歯車部53と同軸の回転軸AX2周りに回転するように構成されている。スライド移動部72には、ワイヤーハーネス9が挿通される貫通孔720が形成されている。貫通孔720は、回転軸AX2に直交する方向である。
図8は、第2実施形態に係る移動機構70を示す図概略断面図である。スライド移動部72は、スライド用軸部71が挿通される貫通孔が形成されている。そして、当該孔の内周面には、複数の突部721が形成されている。当該複数の突部721は、スライド用軸部71の外周面に形成されたらせん状の周溝711に嵌め合わされる。スライド用軸部71が回転することによって、スライド移動部72の各突部721が周溝711内を移動する。スライド移動部72には、貫通孔720にワイヤーハーネス9が挿通されている。このため、スライド移動部72は、回転軸AX2周りの回転が抑制されている。このため、スライド用軸部71が回転することによって、スライド移動部72の突部721が周溝711に沿って移動する。これによって、スライド移動部72が回転軸AX2に沿って、すなわち、回転軸AX1に平行に移動する。
以上のように、巻取装置10Aでは、ワイヤーハーネス9を巻取る際、回転ドラム部20Aが回転することに連動して、スライド移動部72が、回転軸AX1に平行に移動し、回転ドラム部20Aに対するワイヤーハーネス9の位置を回転軸AX1に沿って移動させる。これによって、回転ドラム部20Aにおけるワイヤーハーネス9の巻取位置が回転軸AX1に沿って変更されながら、ワイヤーハーネス9が回転ドラム部20Aに巻取られる。したがって、巻取られたワイヤーハーネス9が、重なることを抑制できるため、その半径が大きくなることを抑制できる。
特に、回転ドラム部20Aが1回転する毎に、スライド移動部72が回転軸AX1に沿って、ワイヤーハーネス9の幅以上の分移動するように、周溝711のらせんピッチが設定されるとよい。これによって、ワイヤーハーネス9が重らないように回転ドラム部20Aで巻取ることができる。
図9は、第2実施形態の変形例に係る移動機構70Aを示す概略断面図である。移動機構70Aにおいては、スライド用軸部71Aが、外周面にねじ溝が形成されたボルト部材で構成されている。そして、スライド移動部72Aが、スライド用軸部71Aのねじ溝に螺合するナット部材で構成されている。このような移動機構70Aを採用した場合であっても、スライド用軸部71Aが回転軸AX2周りに回転することによって、スライド移動部72Aが回転軸AX2に沿って移動させることができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。また、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
10,10A 巻取装置
20,20A 回転ドラム部
20A 回転ドラム部
22 突部(突部)
23 リング状接点部
30,30A 回転軸部(固定部)
32 外周面
33 周溝
34 ゼンマイばね案内部
40 摺接接点部
41 接続蓋部
50 伝達機構
60 回転機構
61,61A ゼンマイばね部
62 スライド部
70,70A 移動機構
71,71A スライド用軸部
72,72A スライド移動部
80 スライドシート
81 プーリー
83 ブラシ部
9 ワイヤーハーネス
90 床
711 周溝
721 突部
AX1 回転軸

Claims (4)

  1. ワイヤーハーネスを巻取る巻取装置であって、
    固定部に対して回転軸周りに相対的に回転する回転ドラム部と、
    前記回転ドラム部を回転させることによって、前記ワイヤーハーネスを前記回転ドラム部で巻取る回転機構と、
    前記回転機構による前記回転ドラム部の回転に応じて、前記回転ドラム部を前記ワイヤーハーネスに対して相対的に前記回転軸に沿って移動させることによって、前記回転ドラム部に対する前記ワイヤーハーネスの巻取位置を前記回転軸の軸方向に移動させる軸方向移動機構と、
    を備える、巻取装置。
  2. 請求項1に記載の巻取装置であって、
    前記回転機構は、
    一端部が前記固定部に取付けられており、他端部が前記回転ドラム部に取付けられているゼンマイばね、
    を備える、巻取装置。
  3. 請求項2に記載の巻取装置であって、
    前記回転ドラム部は、筒状に形成されており、
    前記固定部は、中空の前記回転ドラム部の内部に、前記回転軸に沿って挿入される回転軸部、を含み、
    前記移動機構は、前記回転ドラム部の内周面に形成されており、前記回転軸部の外周面にらせん状に形成された周溝にはめ込まれる突部を含み、
    前記回転ドラム部が前記回転軸部の周りで回転することで、前記突部が前記周溝を移動し、前記回転ドラム部が前記回転軸周りに回転する、巻取装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の巻取装置であって、
    前記回転ドラム部に取付けられており、当該回転ドラム部に巻取られる前記ワイヤーハーネスに電気的に接続されるリング状接点部と、
    前記リング状接点部に対して、摺接する摺接接点部と、
    をさらに備える、巻取装置。
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