JP2016177536A - 抽出装置、抽出方法及び抽出プログラム - Google Patents

抽出装置、抽出方法及び抽出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】訴求効果の高いコンテンツをより多くのユーザに配信する、抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムを提供する。
【解決手段】抽出装置に対応する広告装置100は、受付部132と、取得部133と、抽出部134とを有する。受付部132は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。取得部133は、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。抽出部134は、取得部133によって取得された指標値とユーザ群との相関性に基づいて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介して取得される情報に基づいた広告配信が盛んに行われている。このような広告配信においては、配信された広告がユーザからクリックされる確率などの広告効果を測定し、測定された広告効果を示す指標値が利用されることがある。
例えば、上記のような広告配信の例としては、一商材について、複数のパーツを組み合わせて構成される複数の広告コンテンツが存在する場合に、各広告コンテンツの広告効果を示す指標値の一つであるCTR(Click Through Rate)を予測し、予測されたCTRを利用して広告コンテンツを配信することで、広告コンテンツの広告効果を高める技術が知られている。
特開2014−6684号公報
しかしながら、上記の従来技術では、訴求効果の高いコンテンツをより多くのユーザに配信することは困難であった。具体的には、従来の技術では、ターゲットとするユーザ群を絞り込んで広告コンテンツを配信するため、広告コンテンツを配信する数が低下する場合がある。すなわち、広告効果の高い広告コンテンツを配信することと、広告主から求められる配信数を達成することとの両立ができなくなるおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、訴求効果の高いコンテンツをより多くのユーザに配信することができる抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る抽出装置は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける受付部と、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、前記複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する取得部と、前記取得部によって取得された指標値と前記ユーザ群との相関性に基づいて、前記複数の広告コンテンツの中から、前記ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する抽出部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、訴求効果の高いコンテンツをより多くのユーザに配信することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る抽出処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る抽出処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る配信ログ記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るモデル記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るデータテーブルの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る広告装置による抽出処理手順(1)を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る広告装置による抽出処理手順(2)を示すフローチャートである。 図11は、広告装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.抽出処理の概要〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る抽出処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る抽出処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る抽出装置に対応する広告装置100によって、ユーザに配信される広告コンテンツの抽出処理が行われる例を示す。
広告装置100は、広告コンテンツを保持し、ユーザから広告配信の要求を受信した場合に当該ユーザに適する広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。広告装置100は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と表記する)を利用することで、配信対象先であるユーザと、配信される広告コンテンツとの適切なマッチング処理を実行する。言い換えれば、広告装置100は、特定のユーザに配信されることで広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出する。広告配信を依頼する広告主(例えば、商品等を扱う企業)は、広告装置100を利用することにより、広告配信を契機としてユーザから何らかの成果を得ることのできる可能性が高い広告コンテンツや、クリック率が高くなると想定される広告コンテンツ、すなわち、広告効果の高い広告コンテンツの配信を実現する。
ここでユーザ情報とは、ユーザの属性情報等をいう。例えば、ユーザ情報には、ユーザの年齢、性別、居住地、嗜好又は年収等が含まれる。ユーザ情報は、例えば、ユーザによって操作される情報処理端末であるユーザ端末10(図1での図示は省略する)が所定のウェブサーバにアクセスした際に送受信されるクッキー(Cookie)が特定されることにより、広告装置100に取得される。なお、広告装置100は、上記の手法に限られず、所定の外部装置から情報の提供を受けることで、ユーザ情報を取得してもよい。
すなわち、図1の例において、実施形態に係る広告装置100は、ユーザ情報を取得し、広告コンテンツの抽出処理に利用する。以下では、広告装置100によって行われる広告コンテンツの抽出処理の概要を流れに沿って説明する。
図1に示すように、広告主CL01は、広告装置100に入稿する複数の広告コンテンツを用意する(ステップS11)。ここで、用意される複数の広告コンテンツとは、共通した1つの対象を宣伝する広告コンテンツである。すなわち、広告主CL01は、1つの宣伝対象に対して、種類の異なる複数の広告コンテンツを用意することで、様々な属性を持つユーザに対して効果の高い広告配信を行うことができる。そこで、広告主CL01は、複数の広告コンテンツの用意にあたり、配信先であるユーザの属性に基づいてユーザを分類した、幾つかのユーザ群を想定する。例えば、広告主CL01は、年齢層が「20歳代」であり、性別が「男性」であるユーザ群や、年齢層が「40歳代」であり、性別が「女性」であるユーザ群など、幾つかのユーザ群を想定する。
そして、広告主CL01は、想定された各々のユーザ群に対して広告効果が発揮されると想定される内容の広告コンテンツを用意する。具体的には、広告主CL01は、「20歳代の男性」に訴求効果が高いと想定される広告コンテンツや、「40歳代の女性」に訴求効果が高いと想定される広告コンテンツを用意する。図1の例では、広告主CL01は、複数の広告コンテンツとして、広告コンテンツC01、広告コンテンツC02、広告コンテンツC03、及び広告コンテンツC04を用意するものとする。
続いて、広告主CL01は、共通する宣伝対象に関する複数の広告コンテンツである広告コンテンツC01〜C04を広告装置100に入稿する(ステップS12)。広告装置100は、広告主CL01から受け付けた複数の広告コンテンツを一つの広告グループとして保持する。
続いて、広告装置100は、ウェブページを閲覧可能なユーザ端末10を操作するユーザから、広告配信の要求を受信する。例えば、広告装置100は、ウェブページを取得したユーザ端末10から送信される広告配信の要求であって、取得されたウェブページに設けられている広告枠で表示するための広告コンテンツの配信の要求を受信する。
ここで、広告装置100は、広告配信の要求を送信したユーザに対して、広告コンテンツC01〜C04の中から広告コンテンツをランダムに抽出し、抽出した広告コンテンツをユーザU11〜U16に配信する(ステップS13)。すなわち、広告装置100は、所定の段階までは、広告主CL01から入稿を受け付けた複数の広告コンテンツの中から、配信される広告コンテンツをランダムに抽出する。具体的には、広告装置100は、広告主から受け付けた広告コンテンツの総配信数のうち所定の割合(例えば、総配信数の1割など)を達成する段階までは、広告コンテンツをランダムに抽出する。なお、図1に示す例では、ユーザU11〜U16は、異なる属性を有するユーザである。例えば、ユーザU11は、男性であり、20歳代のユーザである。また、ユーザU12は、男性であり、40歳代のユーザである。また、ユーザU13は、男性であり、60歳代のユーザである。また、ユーザU14は、女性であり、20歳代のユーザである。また、ユーザU15は、女性であり、40歳代のユーザである。また、ユーザU16は、女性であり、60歳代のユーザである。また、ユーザU11とは、ユーザU11個人のみならず、ユーザU11と同じ属性のユーザを含むユーザ群としての概念を含む。他のユーザU12〜U16についても同様である。
続いて、広告装置100は、ユーザU11に配信された広告コンテンツの広告効果に関する情報を取得する(ステップS14)。例えば、広告装置100は、広告コンテンツがユーザU11により選択された回数(例えば、ユーザU11が操作するユーザ端末10上においてクリックされた回数)や、広告コンテンツの配信を契機として、広告主CL01に何らかの利益がもたらされた回数等の、広告主CL01にもたらされた利益に関する情報などを取得する。なお、広告装置100は、他のユーザU12〜U16についても、同様に広告コンテンツの広告効果に関する情報を取得する。そして、広告装置100は、取得した情報に基づいて、CTRなどの広告効果を示す指標値を算出する。
そして、広告装置100は、取得した広告コンテンツの広告効果に関する情報に基づいて、以後、行う抽出処理をユーザU11〜U16に対して最適化する(ステップS15)。詳しくは後述するが、広告装置100は、広告主から入稿された複数の広告コンテンツのうち、いずれの広告コンテンツをいずれのユーザ群に出す場合が最も広告効果が高くなると予測されるかといった観点から、広告コンテンツの抽出処理を最適化する。例えば、広告装置100は、取得した広告コンテンツの広告効果を示す指標値とユーザ群との相関性に基づいて、広告効果を予測する予測モデルを作成する。そして、広告装置100は、作成した予測モデルを用いて、広告効果が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する。
広告装置100は、以後、最適化された抽出処理を行い、ユーザ毎に配信される広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツをユーザに配信する(ステップS16)。例えば、広告装置100は、「男性、20歳代」のユーザ群に属するユーザU11には、広告コンテンツC01〜C04のうち、広告コンテンツC03が配信されることで、最も高い広告効果が得られると判定したとする。この場合、広告装置100は、ユーザU11には、広告コンテンツC03を優先的に配信する。また、広告装置100は、「男性、40歳代」のユーザ群であるユーザU12には、広告コンテンツC01〜C04のうち、広告コンテンツC04が配信されることによって、最も高い広告効果が得られると判定したとする。この場合、広告装置100は、「男性、40歳代」のユーザ群に属するユーザU12には、広告コンテンツC04を優先的に配信する。このように、広告装置100は、ユーザ情報や広告配信により得られる指標値等の情報に基づいて、各ユーザに対して最適化された広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツを配信する。
上記のように、実施形態に係る広告装置100は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、広告装置100は、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。そして、広告装置100は、取得された指標値とユーザ群との相関性に基づいて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
すなわち、実施形態に係る広告装置100は、宣伝対象を共通とする広告コンテンツであって、複数のユーザ群に対応する広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、広告装置100は、「自動車」を宣伝対象とする広告コンテンツであって、「走行性能」を訴える広告コンテンツと、「積載容量」や「車内空間の広さ」を訴える広告コンテンツと、「ドライブなどエンターテイメントとしての活用」を訴える広告コンテンツなどの複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。このように、広告主にとっては、広告装置100を利用することで、同じ「自動車」を宣伝する場合であっても、様々なユーザ層に訴求効果が期待できる各広告コンテンツを入稿することができる。そして、広告装置100は、「自動車」の広告を引き当てたユーザに対して、それぞれのユーザに対して訴求効果が高いと想定される広告コンテンツを抽出する処理を行う。このとき、広告装置100は、各広告コンテンツが各ユーザ層に配信された場合の結果である広告効果を取得し、抽出処理を最適化することで、広告コンテンツの抽出精度を向上させる。これにより、広告装置100は、広告効果を高く維持しながら、広告コンテンツのターゲット対象を特定のユーザ層に絞り込むことによる配信数の低下を防止することができる。結果として、広告装置100は、訴求効果の高いコンテンツをより多くのユーザに配信することができる。
なお、図1では、ステップS14において、広告装置100が実際に配信された広告コンテンツの広告効果に関する情報を取得する例を示した。ここで、広告装置100は、ウェブビーコン(web beacon)等によって実現される通知機能を利用して、広告コンテンツの広告効果に関する情報を取得してもよい。
すなわち、広告コンテンツC01〜C04が表示されるウェブページには、ウェブビーコン等によって実現される、ユーザ情報に関する通知機能が埋め込まれる場合がある。例えば、ウェブビーコンは、ウェブページにアクセスしたユーザ端末10を広告装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像(「クリアGIF」と呼ばれることもある)にアクセスさせる機能を有する。これにより、広告装置100は、ユーザ端末10からユーザ情報を受信し、取得することができる。例えば、広告装置100は、ウェブビーコンによって実現される機能により、ユーザがユーザ端末10上において、広告コンテンツをクリックし、広告コンテンツのリンク先のページ(以下、「ランディングページ」、あるいは「LP」と表記する場合がある)を閲覧した情報などを受信することができる。また、広告装置100は、ランディングページを提供する所定のウェブサーバから、ユーザ端末10によるアクセス情報などの提供を受けることにより、かかるユーザへの広告効果に関する情報を取得してもよい。
〔2.抽出処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告装置100が含まれる抽出処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る抽出処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る抽出処理システム1には、ユーザ端末10と、広告主端末20と、ウェブサーバ30と、広告装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した抽出処理システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台の広告主端末20や、複数台のウェブサーバ30が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザによる操作に従って、ウェブサーバ30にアクセスすることで、ウェブサーバ30から提供されるウェブサイトからウェブページを取得する。そして、ユーザ端末10は、取得したウェブページを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。
広告主端末20は、広告装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告装置100に広告コンテンツを入稿する。このとき、広告主端末20は、広告効果が高くなると想定される広告配信を行うために、1つの宣伝対象について、複数の広告コンテンツを入稿する。
なお、広告主は、広告主端末20を用いて、広告装置100に広告コンテンツを入稿せずに、かかる入稿等を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告装置100に広告コンテンツを入稿等するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
ウェブサーバ30は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、各種ウェブページを提供するサーバ装置である。ウェブサーバ30は、例えば、ニュースサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。
なお、ウェブサーバ30によって配信されるウェブページには、広告コンテンツを表示するための広告枠が含まれる。そして、広告枠を含むウェブページには、広告枠に表示する広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTML(HyperText Markup Language)ファイル等には、広告装置100のURL等が広告取得命令として記述される。ウェブページを取得したユーザ端末10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告装置100から広告コンテンツの配信を受ける。
広告装置100は、上述のように、広告コンテンツの抽出処理を最適化することにより、広告配信の要求を行ったユーザに対して広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツの配信を行う情報処理装置である。
なお、上述のように、広告装置100は、広告コンテンツの配信にあたって、ユーザ端末10を識別し、広告コンテンツを配信するユーザ端末10を特定する。例えば、ユーザの識別は、ユーザ端末10のウェブブラウザと広告装置100との間でやり取りされるクッキーにユーザ識別情報を含めることよって行うことができる。ただし、ユーザを識別する手法は上記に限られない。例えば、ユーザ端末10に専用のプログラムを設定し、かかる専用プログラムからユーザ識別情報を広告装置100に送信させてもよい。
〔3.広告装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、広告装置100は、広告装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や、広告主端末20や、ウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、配信ログ記憶部123と、モデル記憶部124とを有する。
(広告情報記憶部121について)
広告情報記憶部121は、広告主端末20から入稿される広告コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る広告情報記憶部121の一例を示す。図4は、実施形態に係る広告情報記憶部121の一例を示す図である。図4に示した例では、広告情報記憶部121は、「広告主ID」、「広告グループID」、「広告コンテンツID」、「指定情報」、「配信結果」といった項目を有する。また、「指定情報」の項目は、さらに「下限配信数」、「指定総配信数」といった項目を有する。また、「配信結果」の項目は、さらに「個別配信数」、「個別CTR」、「総配信数」、「総CTR」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末20を識別するための識別情報を示す。「広告グループID」は、広告主が複数の広告コンテンツを入稿した場合の複数の広告コンテンツ毎のグループを識別するための識別情報を示す。同一の広告グループに属する広告コンテンツは、共通の宣伝対象を有する。「広告コンテンツID」は、広告主から広告装置100に入稿される広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。
なお、以下では、図4に示した識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、広告主ID「CL11」によって識別される広告主を「広告主CL11」と、広告グループID「AD11」によって識別される広告グループを「広告グループAD11」と、広告コンテンツID「C111」によって識別される広告コンテンツを「広告コンテンツC111」と表記する場合がある。
「指定情報」は、入稿の際に広告主から指定される情報を示す。「下限配信数」は、広告コンテンツ毎に設定される下限配信数を示す。すなわち、広告コンテンツがインプレッション数保証型(すなわち、広告コンテンツがユーザに配信される数を指定する入稿手法)により広告主から入稿される場合、広告装置100は、広告コンテンツ毎に下限の配信数の指定を受け付ける。「指定総配信数」は、広告グループ全体における保証配信数を示す。すなわち、広告装置100は、各広告コンテンツの配信数の合計が指定総配信数に達するように配信処理を行う。
「配信結果」は、広告コンテンツが配信された後に取得される情報を示す。「個別配信数」は、各広告コンテンツが実際にユーザに配信された数を示す。「個別CTR」は、個別配信数と、ユーザに各広告コンテンツがクリックされた回数とに基づいて算出されるCTRの数値を示す。なお、CTRは、「クリック数/インプレッション数(広告コンテンツの表示回数)」により算出される。
「総配信数」は、同一の広告グループに属する各広告コンテンツの配信数の合計を示す。「総CTR」は、総配信数と、同一の広告グループに属する各広告コンテンツがクリックされた回数とに基づいて算出されるCTRの数値を示す。なお、現時点で配信実績のない広告コンテンツに関しては、配信情報の項目は空欄となる。
すなわち、図4に示す一例では、広告主ID「CL11」によって識別される広告主が、広告グループID「AD11」によって識別される広告グループとして、複数の広告コンテンツを入稿している。また、広告グループAD11には、広告コンテンツC111〜C114が含まれ、例えば、広告コンテンツC111に設定されている下限配信数は「100000」回である。そして、広告主CL11から指定された広告グループAD11における総配信数は、「1000000」回である。また、広告グループAD11に属する各広告コンテンツは既に配信が実行されており、例えば、広告コンテンツC111の個別配信数は「51000」回であり、個別CTRは「0.012」である。そして、広告グループAD11全体における総配信数は「183000」回であり、総CTRは「0.01」である例を示している。
なお、実際にユーザ端末10に配信される広告コンテンツのデータ(動画コンテンツや静止画コンテンツ)は、広告装置100とは別に備えられた所定の広告配信サーバに記憶されてもよい。この場合、広告装置100は、広告情報記憶部121に記憶された広告コンテンツIDに基づいて、外部の広告配信サーバに記憶された広告コンテンツを特定する。そして、広告装置100は、広告配信サーバに対して、特定された広告コンテンツをユーザ端末10に対して配信するよう制御する。
また、広告装置100は、下限配信数として、数自体の指定でなく、所定の割合を受け付けてもよい。具体的には、広告装置100は、指定総配信数のうち、最低1割ずつは各広告コンテンツが配信される指定等を受け付けることができる。また、広告装置100は、指定総配信数のみを受け付け、個別の下限配信数を受け付けなくてもよい。
(ユーザ情報記憶部122について)
ユーザ情報記憶部122は、広告コンテンツの配信対象であるユーザに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示した例では、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「ユーザ情報」といった項目を有する。また、「ユーザ情報」には、「氏名」、「性別」、「年齢」、「居住地」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザ端末10及びユーザを識別する識別情報である。なお、ユーザIDは、ユーザ端末10を操作するユーザの参照符号と一致するものとする。すなわち、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10は、ユーザ「U11」により操作される端末装置であるものとする。
「氏名」は、ユーザの氏名を示す。「性別」は、ユーザの性別を示す。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。なお、図5に示すように、「年齢」の項目では、具体的な数値が示されず、「20歳代」のように年齢層が示されてもよい。「居住地」は、ユーザの居住地を示す。
例えば、図5では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザU11の氏名が「AAA」であり、性別が「男性」であり、年齢が「20歳代」であり、居住地が「A県」である例を示す。
なお、図5では図示することを省略したが、ユーザ情報記憶部122には、ウェブサイトへのアクセス履歴や、ショッピングサイトでの購入履歴などのユーザの行動情報が記憶されてもよい。また、ユーザ情報記憶部122には、ユーザ端末10自体を識別する情報であるデバイスID等を記憶してもよい。デバイスIDは、ユーザIDと異なり、端末装置自体に記録されている識別情報を示す。また、ユーザ情報記憶部122には、ユーザの属性情報として、ユーザの年収を示す「年収」や、ユーザの嗜好を示す「嗜好」などの項目が含まれてもよい。
(配信ログ記憶部123について)
配信ログ記憶部123は、広告コンテンツの配信に関するログを記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る配信ログ記憶部123の一例を示す。図6は、実施形態に係る配信ログ記憶部123の一例を示す図である。図6に示した例では、配信ログ記憶部123は、「配信された広告コンテンツID」、「配信先のユーザID」、「広告コンテンツが配信された日時」といった項目を含むログ情報の一群から構成されるユーザ情報ファイルF01を記憶する。例えば、ユーザ情報ファイルF01を構成するログは、広告コンテンツが配信されたタイミングでユーザ情報ファイルF01に書き込まれることにより追加される。
「広告コンテンツID」は、広告コンテンツを識別する識別情報を示す。図6において、広告コンテンツIDは、「AD=C111」と表記される。これは、ユーザに配信された広告コンテンツが「C111」で識別される広告コンテンツであることを示す。なお、広告コンテンツIDは、図4に示す広告コンテンツIDに対応する。
「ユーザID」は、広告コンテンツが配信されたユーザ端末10を識別する識別情報を示す。図6において、ユーザIDは、「UserID=U11」と表記される。これは、広告コンテンツが配信されたユーザが「U11」で識別されるユーザであることを示す。なお、ユーザIDは、図5に示すユーザIDに対応する。
「広告コンテンツが配信された日時」は、図6において、「2015/04/10_20:30」といった数値で表される。
例えば、図6に示したユーザ情報ファイルF01を構成するログの一例は、広告コンテンツID「C111」によって識別される広告コンテンツC111が、「2015年4月10日 20:30」に、ユーザID「U11」で識別されるユーザ端末10に配信されたことを示す。
なお、配信ログ記憶部123は、広告装置100の内部に存在せず、例えば外部に接続された所定のログ記憶サーバなどであってもよい。この場合、後述する取得部133は、ネットワークNを介して、所定のログ記憶サーバに記憶されているログを取得する。
(モデル記憶部124について)
モデル記憶部124は、広告コンテンツの配信に関するログを記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るモデル記憶部124の一例を示す。図7は、実施形態に係るモデル記憶部124の一例を示す図である。図7に示した例では、モデル記憶部124は、「広告グループID」、「広告コンテンツID」、「モデルID」といった項目を有する。
「広告グループID」及び「広告コンテンツID」は、図4に示す同一の項目に対応する。「モデルID」は、広告効果を予測する予測モデルを識別する情報を示す。図7に示すように、予測モデルは広告コンテンツ毎に作成される。
例えば、図7では、広告グループ「AD11」に含まれる広告コンテンツ「C111」について作成されている予測モデルが「M111」である例を示す。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(抽出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、入稿受付部131と、受信部132と、取得部133と、抽出部134と、配信部135と、通知部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部131について)
入稿受付部131は、広告主端末20から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部131は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、入稿受付部131は、入稿元の広告主を識別する広告主IDと、広告グループIDとに対応付けて、入稿された複数の広告コンテンツに関する情報を広告情報記憶部121に記憶する。
また、入稿受付部131は、各広告グループに指定される総配信数や、各広告コンテンツに指定される下限配信数を受け付ける。これにより、広告主は、入稿した広告のインプレッション数を保証させることができるとともに、複数の広告コンテンツのうち、特定の広告コンテンツのみが配信されなくなるような事態を防止することができる。
(受信部132について)
受信部132は、広告コンテンツの配信要求を受信する。具体的には、受信部132は、ウェブページを表示するユーザ端末10から送信される要求であって、ウェブページに含まれる広告枠で表示する広告コンテンツの配信に関する要求を受信する。
また、受信部132は、ユーザ端末10から送信される広告配信の要求を受け付けるとともに、ユーザ端末10を識別する情報を受信する。例えば、受信部132は、ユーザ端末10を識別する情報として、ユーザ端末10から送信されるクッキーを受信する。そして、受信部132は、受け付けた情報を後述する取得部133へ送る。
(取得部133について)
取得部133は、各種情報を取得する。例えば、取得部133は、ユーザに関する情報や、広告コンテンツに関する情報や、広告配信に関する情報を取得する。具体的には、取得部133は、広告コンテンツの配信に関する情報を配信ログ記憶部123から取得する。また、取得部133は、実際に配信された広告コンテンツをユーザがクリックした回数などの広告効果に関する情報を、ウェブサーバ30やユーザ端末10から取得する。このとき、取得部133は、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類される所定のユーザ群毎に、複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。
また、取得部133は、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類される所定のユーザ群毎に、複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。ここで、図8を用いて、取得部133による指標値の取得処理について説明する。
図8は、実施形態に係るデータテーブル125の一例を示す図である。図3での図示は省略したが、データテーブル125は、例えば、広告情報記憶部121内に記憶される。図8に示すように、データテーブル125には、「広告コンテンツID」、「クリック」「ユーザ情報」といった項目を有する。また、「ユーザ情報」には、「性別」、「年齢」、「居住地」といった項目が含まれる。
「広告コンテンツID」は、図4に示した同一の項目と対応する。「クリック」は、配信された広告コンテンツがクリックされたか否かを示す。クリックされた場合には、「クリック」の項目に「1」が記載され、クリックされていない場合には、「クリック」の項目に「0」が記載される。
「ユーザ情報」は、広告コンテンツが配信されたユーザに関する情報を示す。「性別」、「年齢」、「居住地」の項目は、図5に示した同一の項目と対応する。なお、データテーブル125では、各項目を数値で表現する。例えば、「性別」の項目において、「男性」は「0」と、「女性」は「1」と表現される。「年齢」の項目において、「20歳代」は「1」と、「40歳代」は「2」と、「60歳代」は「3」と表現される。「居住地」の項目において、「A県」は「1」と、「B県」は「2」、「C県」は「3」と表現される。なお、実際のユーザ情報には、年齢の項目では、上記以外の年齢層も含まれ、居住地の項目では、上記以上の数の居住地が含まれるが、説明の簡略化のため省略する。
すなわち、データテーブル125では、広告コンテンツがどのような属性を有するユーザに配信され、かつ、クリックされたか否かの情報が記憶される。取得部133は、かかる情報を用いて、それぞれのユーザ群に対応するCTRを取得する。例えば、取得部133は、年齢「1」に該当するユーザ群に配信された配信数とクリック数とに基づいて、年齢「1」に該当するユーザ群におけるCTRを取得する。なお、取得部133は、ユーザの属性に基づいて、任意に設定したユーザ群についてCTRを取得することができる。例えば、取得部133は、年齢が「1」で、かつ、性別が「0」であるデータを抽出して、年齢が「1」かつ性別が「0」で分類されるユーザ群のCTRを取得する。取得部133により取得される指標値は、後述する抽出部134の抽出処理に用いられる。
また、取得部133は、取得した情報を所定の記憶部に格納する。例えば、取得部133は、広告コンテンツの配信に関する情報や、各広告コンテンツの広告効果に関する情報を広告情報記憶部121に格納する。また、取得部133は、取得したユーザ情報をユーザ情報記憶部122に格納する。
(抽出部134について)
抽出部134は、取得部133によって取得された指標値とユーザ群との相関性に基づいて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
抽出部134は、広告コンテンツの入稿後であって、広告コンテンツが実際に配信される前や、配信されることによる広告効果を示す指標値が充分に取得されていない場合には、広告グループに指定された総配信数のうち所定の割合に達するまで、ランダムに広告コンテンツを抽出する。
そして、抽出部134は、取得部133が広告コンテンツの配信情報を取得し、広告コンテンツの広告効果を示す指標値に関する情報が蓄積された場合には、かかる情報を用いて広告コンテンツの抽出を行う。以下では、抽出部134が実行する抽出処理の最適化のうち、異なる2種類の手法について説明する。
第1の手法として、抽出部134は、以下のように最適化された抽出を行う。上述のように、取得部133は、ユーザの属性に基づき分類される所定のユーザ群毎に、各広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。そこで、抽出部134は、広告配信の要求を送信したユーザがいずれのユーザ群に属するかを判定する。そして、抽出部134は、同一広告グループ内の複数の広告コンテンツのうち、かかるユーザに対応するユーザ群のCTRが最も高い広告コンテンツを優先的に抽出する。
具体的には、抽出部134は、ユーザ群を「年齢、性別、居住地」の三要素で分類するものとする。この場合、抽出部134は、広告配信の要求を送信したユーザを「年齢、性別、居住地」で分類し、いずれのユーザ群に属するかを判定する。例えば、抽出部134は、図5に示すユーザU11を(性別、年齢、居住地)=(0,1,1)のユーザ群に属すると分類する。同様に、抽出部134は、ユーザU12を(0,2,2)のユーザ群に属すると分類する。
そして、ユーザU11に対する広告コンテンツを抽出する場合、抽出部134は、同一広告グループに属する複数の広告コンテンツのうち、実際に(0,1,1)のユーザ群に配信された中で最もCTRが高い広告コンテンツを優先的に抽出する。このように、抽出部134は、ランダムに配信された広告コンテンツの指標値とユーザ群との相関性を参照することで、結果として最もCTRが高くなっている広告コンテンツを抽出する。これにより、抽出部134は、広告配信を要求したユーザに応じて、最も広告効果の高いと想定される広告コンテンツを抽出することができる。
次に、第2の手法について説明する。第1の手法では、抽出部134は、分類されたユーザ群毎のCTRを比較することにより、抽出処理を最適化する例を示した。この場合、配信実績が充分でないユーザ群に対しては、広告コンテンツを適切に抽出できない場合も起こりうる。例えば、ユーザ情報が極めて細分化され、ユーザ群が多数形成されている場合は、所定数のランダム配信が終了した時点で、ユーザ群が一致するサンプル数が少なく、信頼できるCTRが取得できていない場合がある。
そこで、抽出部134は、指標値とユーザ群との相関性に基づいて作成される予測モデルを用いて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。なお、抽出部134は、広告コンテンツ毎に予測モデルを作成する。
例えば、抽出部134は、ユーザ群を「年齢、性別、居住地」の三要素で分類するものとする。このとき、抽出部134は、ユーザ群を分類する要素である「年齢」、「性別」、「居住地」という1種類の属性毎に、さらにユーザ群を分類する(説明の便宜上、「小ユーザ群」と表記する)。そして、抽出部134は、ユーザ群全体における小ユーザ群毎の指標値の重みを算出するため、例えば、下記式(1)を作成する。
(c111) = ω・x + ω・x + ω・x・・・ (1)
上記式(1)は、ユーザに対する広告コンテンツごとのCTRを予測するためのモデルを示す式である。上記式(1)では、予測モデルの一例として、広告コンテンツC111に対応するモデルを示す。かかる予測モデルは、図7に示すモデルM111に対応する。
上記式(1)において、「y」は、「x、x、x」に所定のユーザの「年齢、性別、居住地」に対応する数値を代入した場合に算出される予測CTRを示す。「x」は、要素毎に分類されたユーザ群である小ユーザ群に対応するCTRを示す。具体的には、「x」は、「年齢」に対応し、「x」は、「性別」に対応し、「x」は、「居住地」に対応する。「ω」は、「x」の係数であり、所定の重み値を示す。具体的には、「ω」は、「x」の重み値であり、「ω」は、「x」の重み値であり、「ω」は、「x」の重み値である。このように、予測モデルは、1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値「x」と、所定の重み値「ω」とを含む変数(例えば、「ω・x1」)を組合せることにより作成される。例えば、上記式(1)に、図5に示すユーザU11の属性を当て嵌める場合、上記式(1)は、下記式(2)のように記載することができる。
(U11、c111) = ω・(ユーザU11の年齢での広告コンテンツC111のCTR) + ω・(ユーザU11の性別での広告コンテンツC111のCTR) + ω・(ユーザU11の居住地での広告コンテンツC111のCTR) ・・・ (2)
より具体的には、上記式(2)に対して、ユーザU11の属性「20代、男性、A県」を代入する。すなわち、ユーザU111に対して予測されるCTRは、「20代ユーザの広告コンテンツC111におけるCTR」と、「男性ユーザの広告コンテンツC111におけるCTR」と、「A県ユーザの広告コンテンツC111におけるCTR」と、それぞれのCTRに、所定の重み値を乗じて算出される値により導出される。
所定の重み値「ω」に対応する値は、回帰分析の進行とともに最適化される。重み値「ω」の算出について説明する。上述のように、取得部133によれば、広告コンテンツC111がクリックされたか否かといった情報や、各属性に対応するCTRは取得可能である。そして、1回の広告配信の試行において、ユーザから広告コンテンツC111がクリックされた場合には、CTRは「1」となる。同様に、1回の試行において、ユーザから広告コンテンツC111がクリックされなかった場合には、CTRは「0」となる。したがって、例えば図8で示したデータの例は、下記式(3)及び下記式(4)のように表される。
1 = ω・(20歳代ユーザ群のCTR) + ω・(男性ユーザ群のCTR) + ω・(A県ユーザ郡のCTR) ・・・ (3)
0 = ω・(60歳代ユーザ群のCTR) + ω・(男性ユーザ群のCTR) + ω・(B県ユーザ郡のCTR) ・・・ (4)
上記では、2つのデータを例として示したが、実際には、広告配信の試行の度に、上記式(3)や(4)と同様の式が生成される。すなわち、抽出部134は、配信された広告コンテンツC111に係る情報が取得部133によって取得される度に、上記式(3)や(4)に対応する式を生成し、回帰分析を実行する。そして、抽出部134は、ランダム配信処理が終了した時点で、上記式(3)や(4)等を満たすような「ω」を算出する。これにより、抽出部134は、広告コンテンツC111に対応する予測モデルを作成することができる。なお、上記式(3)や(4)を用いた算出処理では、左辺を「1」や「0」そのものではなく、所定の誤差を想定し、かかる誤差との差異を2乗した値が最小値となるよう近似する最少二乗法などの手法を用いて、「ω」の最適解を算出してもよい。
そして、抽出部134は、作成した広告コンテンツ毎の予測モデルに対して、広告配信を要求したユーザの属性情報を当て嵌めることで、かかるユーザに対する予測CTRを算出する。そして、抽出部134は、同一広告グループ内で、算出された予測CTRが最も高い広告コンテンツを抽出する。かかる手法によれば、「20代、男性、A県」という全ての要素を満たすCTRのサンプル数が充分でない場合であっても、各小ユーザ群(「20代」、「男性」、「A県」)のCTRを用いて、「20代、男性、A県」を満たすユーザに対して予測されるCTRを求めることができる。
上述のように、予測モデルを用いた最適化においては、取得部133は、ユーザの属性のうち1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値を取得する。そして、抽出部134は、1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値と所定の重み値とを含む変数を組合せることにより作成される予測モデルを用いて、ユーザの各属性を予測モデルに当て嵌めることにより、当該ユーザに対して最も指標値が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する。
このように、抽出部134は、実際に広告コンテンツがユーザ群に配信された数が少ない状況であっても、ユーザの各属性情報の相関性を利用することで、ユーザ群に最適化された広告コンテンツを抽出することができる。また、抽出部134は、回帰的に予測モデルの重み値「ω」を算出することで、予測モデルにおける各属性が与える影響を適切な重みにすることができる。例えば、属性の1つである居住地が、上記のように少数ではなく、多数に分類される例を考える(例えば、47都道府県に分類される場合など)。この場合、ユーザに広告コンテンツがランダムに配信される過程において、十分なサンプルが得られない場合がある。例えば、「A県のユーザ」に「2回」広告コンテンツが配信された場合に、広告コンテンツが2回ともクリックされたとすると、「A県のユーザ」のCTRは「1」となる。このようにサンプル数が少ないことにより、極端な数値が観測されると、予測モデルに影響を与え、信頼性が低下することになる。しかし、上記のように回帰的に重み値を算出することで、広告装置100は、このような極端な値が予測モデルに与える影響を抑えることができる(この場合、重み値「ω」が、0に近似されるか、負の値となることにより、予測モデル全体に与える影響が回避されることが想定される)。
なお、抽出部134は、抽出処理を最適化した以後であっても、所定の場合には、広告コンテンツが抽出される割合を調整してもよい。例えば、抽出部134は、全ての広告配信の要求に対して、最適化された抽出処理を実行した場合、複数の広告コンテンツのうち、ごく少数の広告コンテンツのみを抽出する可能性がある。例えば、複数の広告コンテンツのうち、極めて広告効果に差が生じる場合などは、抽出部134は、最も広告効果の高い広告コンテンツのみを抽出する可能性がある。そのため、後述する配信部135は、CTRの低い広告コンテンツについては、広告主から指定された配信数を達成できない可能性がある。
そこで、抽出部134は、例えば広告主から指定された下限配信数に達するまでは、受け付けた広告配信の要求のうち、複数の広告コンテンツをランダムに抽出するなどの処理を行ってもよい。これにより、抽出部134は、特定の広告コンテンツの配信数が極めて低下することを防止できる。
(配信部135について)
配信部135は、受信部132によって受信された広告コンテンツの配信要求を送信したユーザに対応するユーザ端末10に、抽出部134によって抽出された広告コンテンツを配信する。
なお、上述のように、実際に配信される広告コンテンツのデータ自体は、広告装置100に係る広告情報記憶部121内に記憶されていなくてもよい。例えば、配信部135は、外部に備えられた所定の広告配信サーバに広告配信の制御命令を送信することで、抽出部134が抽出した広告コンテンツをユーザ端末10に配信させてもよい。
(通知部136について)
通知部136は、広告配信に関する情報を広告主に通知する。具体的には、通知部136は、広告コンテンツの配信数や、広告コンテンツがユーザからクリックされた回数などの広告効果を示す指標値を広告主に通知する。
また、通知部136は、実際の配信の結果に基づき、広告コンテンツから抽出される要素において、どのようなユーザ群について訴求効果が高いのかを通知してもよい。具体的には、通知部136は、同一広告グループに属する複数の広告コンテンツのうち、「青色」を基調として制作された広告コンテンツについて、「20歳代、女性」のユーザ群に対応するCTRが他の広告コンテンツのCTRよりも高いことを通知する。すなわち、通知部136は、コンテンツを構成する要素である色や、コンテンツ内のテキストの表現や、登場人物などの違いによるユーザ群からの反応(例えば、広告効果)を広告主に通知する。これにより、広告主は、ターゲットとするユーザ群に訴求効果の高い広告コンテンツや、ユーザに好まれる広告コンテンツを知ることができる。なお、通知部136は、上記のような広告コンテンツの要素については、例えば、広告コンテンツが動画コンテンツである場合には、例えば、動画を構成する画素の分析や、テキストの分析など既知の分析手法により、自動的にコンテンツを構成する要素を抽出する。また、通知部136は、動画コンテンツに対してタグ付けされた情報(登場人物や、撮影場所など)に基づいて、広告コンテンツを構成する要素を分析し、抽出してもよい。
〔4.抽出処理手順〕
次に、図9及び図10を用いて、実施形態に係る広告装置100による抽出処理の手順について説明する。まず、図9を用いて、複数の広告コンテンツのうち、ランダムに広告コンテンツを抽出する処理の流れについて説明する。図9は、実施形態に係る広告装置100による抽出処理手順(1)を示すフローチャートである。
図9に示すように、入稿受付部131は、広告コンテンツの入稿を受け付ける(ステップS101)。そして、受信部132は、ユーザ端末10から、広告配信の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。受信部132は、広告配信の要求を受け付けていない場合(ステップS102;No)、受け付けるまで待機する。
一方、広告配信の要求を受け付けた場合(ステップS102;Yes)、受信部132は、広告配信に関する要求を送信したユーザ端末10を識別する情報を取得部133に送る。そして、取得部133は、広告配信に関する要求を送信したユーザ端末10に関するユーザ情報を取得する(ステップS103)。そして、取得部133は、取得したユーザ情報と、広告配信の要求に関する情報とを抽出部134に送る。
抽出部134は、入稿された複数の広告コンテンツから、広告コンテンツをランダムに抽出する(ステップS104)。そして、配信部135は、抽出された広告コンテンツをユーザに配信する(ステップS105)。
そして、抽出部134は、所定数の広告コンテンツが配信されたか否かを判定する(ステップS106)。所定数の広告コンテンツが配信されていない場合(ステップS106;No)、抽出処理の最適化が行われず、処理はステップS102へと遷移する。一方、所定数の広告コンテンツが配信された場合には(ステップS106;Yes)、抽出部134は、抽出処理の最適化を行う(ステップS107)。
なお、ステップS106において、所定数の広告コンテンツが配信されたか否かを判定する処理を説明したが、ステップS106は、配信数ではなく、所定数の広告効果の測定結果が取得されたか否かを判定してもよい。すなわち、ステップS106においては、最適化処理に用いる情報が取得されたことをもって、抽出処理の最適化を行うか否かを判定するようにしてもよい。
続いて、最適化が行われた以後の抽出処理について説明する。図10は、実施形態に係る広告装置100による抽出処理手順(2)を示すフローチャートである。
ステップS201及びステップS202は、図9に示すステップS102及びステップS103に対応するため、説明を省略する。そして、抽出部134は、取得されたユーザ情報に対応する広告コンテンツを抽出する(ステップS203)。ここでは、抽出部134は、最適化された抽出処理を用いて、ユーザに対して最も広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出する。
そして、配信部135は、抽出された広告コンテンツをユーザに配信する(ステップS204)。そして、配信部135は、ユーザに配信された広告コンテンツの総数が広告主から指定された指定総配信数に達したか否かを判定する(ステップS205)。指定総配信数に達していない場合(ステップS205;No)、さらにユーザからの広告配信の要求を受信するため、処理はステップS201へと遷移する。
一方、配信した数が指定総配信数に達した場合には(ステップS205;Yes)、通知部136は、広告配信が終了した旨、及び広告配信の結果等を広告主に通知する(ステップS206)。
〔5.変形例〕
上述した広告装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.指標値〕
上述した実施形態において、取得部133は、広告コンテンツの広告効果を示す指標値としてCTRを取得する例を示した。しかし、取得部133は、CTRの他にも、広告効果を示す指標値を取得してもよい。
例えば、取得部133は、広告コンテンツの配信により広告主が何らかの利益を得た(コンバージョンに至った)割合を示すCVR(Conversion Rate)を取得してもよい。また、取得部133は、広告コンテンツが動画コンテンツである場合、広告コンテンツが最後まで視聴された割合を示す完遂率を取得してもよい。また、取得部133は、ユーザのウェブサイト上での視線の動きを分析するアイトラッキング(Eye Tracking)の手法により、広告コンテンツに視線を滞留させた滞留時間を取得してもよい。このように、取得部133は、広告効果を示す指標値として、種々の情報を取得することができる。
そして、抽出部134は、取得部133が取得した種々の広告効果を示す指標値に基づいて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部134は、ユーザ群ごとの指標値に基づいて、各ユーザ群に対して訴求効果が高いと想定される広告コンテンツを抽出する。
このように、広告装置100は、CTRに限らず、広告効果を示す様々な指標値を取得することができる。これにより、広告装置100は、広告コンテンツの配信候補であるユーザをより詳細に分析することができるので、訴求効果の高い広告コンテンツを抽出しやすくなり、結果として、配信する広告コンテンツの広告効果を向上させることできる。
〔5−2.データの取得〕
上述した実施形態に係る抽出処理において、取得部133は、ユーザ端末10がウェブサーバ30の提供するウェブサイトにアクセスした場合におけるユーザ情報を取得する例を示した。しかし、取得部133は、ユーザ端末10がウェブサーバ30の提供するウェブサイトにアクセスする場合に限らず、ユーザ端末10からユーザ情報を取得することもある。この点について、以下に説明する。
例えば、ユーザ端末10がアクセスしたウェブサイトが、広告装置100を管理する管理装置(例えば、広告装置100に対するフロントエンドサーバ)と同じ管理装置に管理される所定のウェブサーバから提供されている場合、取得部133は、ユーザ端末10からユーザ情報を取得することができる。すなわち、ユーザ端末10は、管理装置に管理される所定のウェブサーバが提供するウェブサイトにアクセスする際、ユーザ端末10のユーザ情報を上記管理装置に送信する。これは、ユーザ端末10が管理装置にクッキーを送信することなどにより実現される。この場合、ユーザ端末10の送信したユーザ情報は、管理装置を介して、広告装置100に送信される。これにより、広告装置100に係る取得部133は、ウェブサーバ30を介することなく、ユーザ端末10のユーザ情報を取得することができる。なお、取得部133は、取得したユーザ情報については、上述したユーザ端末10から送信されるクッキーや、あるいは、ユーザ端末10に予め設定されているデバイスIDを照合すること等により、ユーザ情報に係る各ユーザ端末10を識別することができる。
〔5−3.ウェブページとの関係〕
上述した実施形態において、入稿受付部131は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付け、抽出部134は、入稿受付部131により受け付けられた複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する例を示した。ここで、抽出部134は、広告主から受け付ける所定の条件に基づいて広告コンテンツを抽出するようにしてもよい。
例えば、広告主によっては、自身が入稿する広告コンテンツを表示させるコンテンツ(例えば、ウェブページやアプリなど)を指定する場合がある。具体的には、広告主は、競合他社が提供するウェブページには、自身が入稿する広告コンテンツを表示させないように条件を指定することができる。あるいは、広告主は、特定のカテゴリの情報が掲載されているコンテンツに自身の広告コンテンツを表示させたい場合がある。
この場合、抽出部134は、上記のように最適化された処理に加えて、広告主から指定された条件を加味して、広告コンテンツを抽出するようにしてもよい。例えば、広告主は、共通する宣伝対象を有する複数の広告コンテンツについて、「ニュースサイト」に掲載を所望する広告コンテンツや、「スポーツサイト」に掲載を所望する広告コンテンツや、「ショッピングサイト」に掲載を所望する広告コンテンツなど、広告コンテンツが配信されて表示されるウェブページに関する条件を指定する。そして、抽出部134は、広告主から指定された条件に従い、共通する宣伝対象を有する複数の広告コンテンツのうち、各種ウェブサイトに対応する広告コンテンツを抽出する。そして、配信部135は、抽出部134によって抽出された広告コンテンツをユーザに配信する。
すなわち、広告装置100は、広告コンテンツが配信されるウェブページ等に関する条件の指定を広告主から予め受け付けてもよい。この場合であっても、広告装置100は、配信された広告コンテンツに関する情報に基づいて、配信する広告コンテンツの広告効果を最適化することができる。結果として、広告装置100は、広告主の要望に応えつつ、訴求効果の高い広告コンテンツをより多くのユーザに配信することができる。
〔5−4.ユーザ群〕
上述した実施形態において、広告装置100は、ユーザの属性情報に基づいて、ユーザを所定のユーザ群に分類する例を示した。例えば、実施形態では、広告装置100は、ユーザを「年齢」や「性別」や「居住地」などでユーザ群に分類する例を示した。ここで、広告装置100は、異なるユーザ情報を用いてユーザを分類してもよい。例えば、広告装置100は、ユーザ情報のうち、「年収」や「嗜好」などを用いてユーザを分類してもよい。例えば、広告装置100は、ユーザを「年収1000万円以上」のユーザ群に分類し、かかるユーザ群に属するユーザに対して広告効果が高くなる広告コンテンツを抽出するといった処理を行うことができる。また、上述のように、広告装置100は、ユーザ情報の各要素を用いて、ユーザ群を任意に設定できる。これにより、広告装置100は、幅広いユーザ層の各々に対して、広告効果の高い広告コンテンツの配信を行うことができる。
〔5−5.予測モデル〕
上記の実施形態では、まず、広告装置100は、所定数の広告コンテンツをランダムに配信し、所定数の配信が終了した時点で抽出処理を最適化することを説明した。ここで、広告装置100は、ランダム配信が終了した時点であっても、さらに、所定の割合についてはランダム配信を継続することにより、最適化処理を更新するようにしてもよい。
すなわち、抽出部134は、抽出する広告コンテンツのうち所定の割合について、ユーザに配信される広告コンテンツをランダムに抽出する。そして、取得部133は、抽出部134によってランダムに抽出された広告コンテンツがユーザに配信された場合のユーザ群毎の指標値をさらに取得する。そして、抽出部134は、取得部133によって取得された指標値に基づいて更新される予測モデルを用いて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
例えば、抽出部134は、図7に示す広告グループAD11について、所定数の広告コンテンツC111〜C114を配信した後に、各々にモデルM111〜M114を作成する。以後は、抽出部134は、広告配信の要求を送信したユーザの属性情報をモデルM111〜M114に当て嵌めることにより、広告コンテンツC111〜C114のいずれか一つを抽出する。このとき、抽出部134は、所定の割合(例えば1割など)については、モデルM111〜M114を用いずに、ランダムに広告コンテンツC111〜C114を抽出する。そして、取得部133は、配信された広告コンテンツC111〜C114の広告効果を取得する。そして、抽出部134は、取得された広告効果に基づいて、モデルM111〜M114を適宜更新していく。
このように、広告装置100は、抽出処理に所定のランダム要素を加えることにより、例えば、抽出される広告コンテンツが特定の広告コンテンツに偏重するなどの状況を防止することができる。また、時期によってクリックされる広告コンテンツの種類が変動する場合などにおいては、広告装置100は、上記のように所定の割合のランダム配信を混ぜることにより、時流に沿った広告コンテンツの配信が適切に行えるようになる。
〔5−6.配信態様〕
上記実施形態においては、広告装置100は、複数の広告コンテンツについて、受け付けた指定総配信数を配信する例を示した。具体的には、広告装置100は、図4の例のように、広告主CL11から指定総配信数「1000000」を受け付けた場合に、広告グループAD11の総配信数が「1000000」を達成するように広告コンテンツを配信する。すなわち、広告装置100は、インプレッション数(ユーザ端末10に表示された回数)を指定して広告コンテンツを配信する形態(インプレッション保証型広告)で配信を行う例を示した。しかし、広告装置100が実施する広告配信の形態は、上記に限られるものではない。
すなわち、広告装置100は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの配信について、種々の広告配信の形態を受け付けることができる。例えば、広告装置100は、広告コンテンツが「特定の対象に配信される配信数」について指定を受け付けてもよい。
一例として、広告装置100は、特定の対象として、UU(ユニークユーザ)に配信される配信数を受け付ける。この場合、広告装置100は、単に広告コンテンツが配信される回数を計数するのでなく、一人のユーザに広告コンテンツが配信された場合に、配信数「1」を計数する。言い換えれば、広告装置100は、同一ユーザに同じ広告コンテンツが配信された場合には、配信数として計数しない場合がある。このように、広告装置100は、指定されたUU数を達成する配信形態で複数の広告コンテンツの入稿を受け付けることができる。これにより、広告装置100は、例えば、特定のユーザが頻繁にウェブページ等を閲覧し多数の配信機会を発生させることで、広告コンテンツが幅広いユーザに配信される機会が失われること等を防止できる。なお、UUなど、特定の対象を計数した数をリーチ数と表現する場合がある。すなわち、広告装置100は、いわゆるインプレッション保証型広告におけるインプレッション数に対応した配信のみならず、リーチ数を保証する形態の広告配信を行うことも可能である。
また、広告装置100は、特定の対象として、所定のユーザ端末10内にインストールされたブラウザに配信される回数を受け付けることができる。この場合、広告装置100は、所定のユーザ端末10内にインストールされたブラウザに広告コンテンツが配信された場合に、配信数「1」を計数する。言い換えれば、広告装置100は、既に広告コンテンツが配信された同一ブラウザに新たに同一広告コンテンツが配信された場合には、配信数として計数しない場合がある。例えば、広告装置100は、ブラウザとの間で送受信される識別情報(クッキーなど)に基づいて、広告コンテンツが配信されるブラウザを特定する。
また、広告装置100は、例えば、表示された時間に応じて課金額が算出される契約の広告コンテンツの配信を行うこともできる。すなわち、広告装置100は、広告主から指定された表示時間を達成するような形態の広告配信を行う。具体的には、広告装置100は、広告コンテンツをユーザ端末10に配信し、配信先のユーザ端末10で広告コンテンツが表示された時間の合計が指定された表示時間に達するまで、ユーザ端末10への配信を繰り返し行う。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告装置100を例に挙げて説明する。図11は、広告装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した取得部133と、抽出部134とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、広告装置100が、広告コンテンツの入稿を受け付ける受付処理と、配信される広告コンテンツを抽出する抽出処理と、広告コンテンツを配信する配信処理とを行う例を示した。しかし、上述した広告装置100は、受付処理を行う受付装置と、抽出処理を行う抽出装置と、配信処理を行う配信装置とに分離されてもよい。この場合、受付装置は、入稿受付部131を有する。抽出装置は、取得部133と、抽出部134とを有する。また、配信装置は、受信部132と、配信部135と、通知部136とを有する。この場合、上記の広告装置100による処理は、受付装置と、抽出装置と、配信装置との各装置を有する抽出処理システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告装置100は、入稿受付部131(受付部の一例)と、取得部133と、抽出部134とを有する。入稿受付部131は、共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。取得部133は、広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する。抽出部134は、取得部133によって取得された指標値とユーザ群との相関性に基づいて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、宣伝対象を共通とする広告コンテンツであって、例えば、ターゲット層のユーザが想定された複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、広告装置100は、ユーザ情報や広告効果に関する情報に基づき、広告コンテンツの抽出を最適化し、ユーザ層毎に最も適する広告コンテンツを配信する。これにより、広告装置100は、訴求効果の高い広告コンテンツをより多くのユーザに配信することができる。
また、抽出部134は、指標値とユーザ群との相関性に基づいて広告コンテンツ毎に作成される予測モデルを用いて、複数の広告コンテンツのうち、ユーザに対して最も指標値が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツ毎の予測モデルを用いて広告コンテンツを抽出することができる。これにより、広告装置100は、複数の広告コンテンツの中から適切に効果の高い広告コンテンツを抽出し、ユーザに配信させることができる。
また、取得部133は、ユーザの属性のうち1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値を取得する。そして、抽出部134は、1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値と所定の重み値とを含む変数を組合せることにより作成される予測モデルを用いて、ユーザの各属性を予測モデルに当て嵌めることにより、当該ユーザに対して最も指標値が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、属性情報毎の変数を含んだ形式で広告コンテンツの予測モデルを作成する。これにより、広告装置100によれば、ユーザの属性情報が完全に一致するサンプルがなくとも、属性毎に予測モデルを当て嵌めることで全体の広告効果に与える影響を算出できるので、当該ユーザに対する広告効果を適切に予測することができる。
また、抽出部134は、抽出する広告コンテンツのうち所定の割合について、ユーザに配信される広告コンテンツをランダムに抽出する。そして、取得部133は、抽出部134によってランダムに抽出された広告コンテンツがユーザに配信された場合のユーザ群毎の指標値をさらに取得する。そして、抽出部134は、取得部133によって取得された指標値に基づいて更新される予測モデルを用いて、複数の広告コンテンツの中から、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、予測モデルが作成された後であっても、所定の割合(例えば全体の1割など)についてはランダムに広告コンテンツを抽出することができる。これにより、広告装置100は、予測モデルを用いて抽出される広告コンテンツが固定化されることを防止できる。
また、取得部133は、ユーザの属性として、ユーザの年齢、性別、及び居住地のうち少なくとも一つに基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値を取得する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの種々の情報を用いて、ユーザをユーザ群に分類する。これにより、広告装置100は、ユーザ群を詳細に分類できるので、より広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出しやすくなる。
また、取得部133は、指標値として、広告コンテンツがユーザから選択された回数、広告コンテンツが表示されることで広告コンテンツの広告主が得た利益に関する情報、広告コンテンツがユーザによって視聴された回数、広告コンテンツがユーザによって視聴された時間長のいずれか一つに基づいて算出される指標値を取得する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、種々の手法により示される広告効果の指標値を取得することができる。このため、広告装置100は、広告コンテンツの抽出を様々な側面から最適化することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 抽出処理システム
10 ユーザ端末
20 広告主端末
30 ウェブサーバ
100 広告装置
110 通信部
120 記憶部
121 広告情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 配信ログ記憶部
130 制御部
131 入稿受付部
132 受信部
133 取得部
134 抽出部
135 配信部
136 通知部

Claims (8)

  1. 共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける受付部と、
    広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、前記複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された指標値と前記ユーザ群との相関性に基づいて、前記複数の広告コンテンツの中から、前記ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する抽出部と、
    を備えたことを特徴とする抽出装置。
  2. 前記抽出部は、
    前記指標値と前記ユーザ群との相関性に基づいて前記広告コンテンツ毎に作成される予測モデルを用いて、前記複数の広告コンテンツのうち、前記ユーザに対して最も前記指標値が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。
  3. 前記取得部は、
    前記ユーザの属性のうち1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する前記指標値を取得し、
    前記抽出部は、
    前記1種類の属性に基づいて分類されるユーザ群に対応する指標値と所定の重み値とを含む変数を組合せることにより作成される前記予測モデルを用いて、前記ユーザの各属性を前記予測モデルに当て嵌めることにより、当該ユーザに対して最も前記指標値が高くなると予測される広告コンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の抽出装置。
  4. 前記抽出部は、
    抽出する広告コンテンツのうち所定の割合について、前記ユーザに配信される広告コンテンツをランダムに抽出し、
    前記取得部は、
    前記抽出部によってランダムに抽出された広告コンテンツが前記ユーザに配信された場合の前記ユーザ群毎の指標値を取得し、
    前記抽出部は、
    前記取得部によって取得された指標値に基づいて更新される前記予測モデルを用いて、前記複数の広告コンテンツの中から、前記ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の抽出装置。
  5. 前記取得部は、
    前記ユーザの属性として、前記ユーザの年齢、性別、及び居住地のうち少なくとも一つに基づいて分類されるユーザ群に対応する前記指標値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の抽出装置。
  6. 前記取得部は、
    前記指標値として、前記広告コンテンツがユーザから選択された回数、前記広告コンテンツが表示されることで前記広告コンテンツの広告主が得た利益に関する情報、前記広告コンテンツがユーザによって視聴された回数、前記広告コンテンツがユーザによって視聴された時間長のいずれか一つに基づいて算出される指標値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の抽出装置。
  7. コンピュータが実行する抽出方法であって、
    共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける受付工程と、
    広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、前記複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された指標値と前記ユーザ群との相関性に基づいて、前記複数の広告コンテンツの中から、前記ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する抽出工程と、
    を含んだことを特徴とする抽出方法。
  8. 共通した宣伝対象に関する複数の広告コンテンツの入稿を受け付ける受付手順と、
    広告コンテンツの配信対象であるユーザの属性に基づき分類されるユーザ群毎に、前記複数の広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された指標値と前記ユーザ群との相関性に基づいて、前記複数の広告コンテンツの中から、前記ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する抽出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする抽出プログラム。
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