JP2016062358A - 抽出装置、抽出方法及び抽出プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させること。
【解決手段】本願に係る抽出装置は、取得部と、抽出部とを備える。取得部は、ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービスにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する。抽出部は、取得部により取得されたユーザの行動履歴に基づいて、ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する。例えば、抽出部は、ユーザの行動履歴から抽出される情報と、コンテンツに設定されるコンテンツ情報とに基づいて、ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介して取得される情報に基づいた広告配信が盛んに行われている。このような広告配信においては、宣伝効果を高めるために、ユーザの嗜好、性別、年齢、住所、職業などのユーザ情報を予め登録しておき、ユーザ情報に対応する広告を選択的に配信するターゲティング配信が行われている。
例えば、上記のようなユーザ情報を活用した広告配信の例としては、顧客の購買意欲を喚起する商品情報をタイムリーに届けることが可能なダイレクトメールシステムに係る技術(以下、従来技術1と表記する)が知られている。また、ユーザから送信される検索クエリに基づいて、購買履歴を用いない場合であってもユーザの状況が購買ステージであるか否かを判定し、購買ステージであると判定されたユーザに広告を配信する技術(以下、従来技術2と表記する)が知られている。
特開2004−206415号公報 特開2011−118759号公報
しかしながら、上記の従来技術では、訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることは困難であった。具体的には、上記の従来技術1は、商品を購買したことのあるユーザの個人情報と購買履歴とに基づいて、各ユーザに対してダイレクトメールを送信するに過ぎず、例えば、購買履歴の比較的少ないユーザに対しては、送信するコンテンツを適切に抽出することができない。また、上記の従来技術2は、検索クエリに基づきユーザが購買ステージであるか否かを推定するに過ぎず、配信されるコンテンツとユーザが適切にマッチングされているか定かでない。すなわち、広告の配信対象とされたユーザは、配信された広告に提示される商品等に対して購買意欲が高いとは限らず、広告の訴求効果が充分に発揮できない場合がある。
なお、上記では、コンテンツとして広告に係るコンテンツを例に挙げて、訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることが困難である点について説明した。しかし、広告に係るコンテンツ以外のコンテンツにおいても同様に、訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることができるとは限らない。すなわち、上記のような広告配信の例に限られず、ユーザ情報を用いてコンテンツを配信する技術分野においては、ユーザ情報が適切に活用されなければ、訴求効果の高いコンテンツを精度よく抽出することは困難である。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることができる抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る抽出装置は、ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービスにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する抽出部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る抽出処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る抽出処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る特徴情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るオークションサーバの構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る商品情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る抽出処理システムによる抽出処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施形態に係る広告装置による生成処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る広告装置による抽出処理手順を示すフローチャートである。 図12は、広告装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る抽出装置、抽出方法及び抽出プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.抽出処理の概要〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る抽出処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る抽出処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る抽出装置に対応する広告装置100によって、ユーザに配信される広告コンテンツの抽出処理が行われる例を示す。
広告装置100は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と表記する)を利用することで、配信対象先であるユーザと、配信される広告コンテンツとの適切なマッチング処理を実行する。言い換えれば、広告装置100は、特定のユーザに配信されることで広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツを当該ユーザに配信する。広告配信を依頼する広告主は、広告装置100を利用することにより、広告配信を契機としてユーザから何らかの成果を得ることのできる可能性が高い広告コンテンツや、クリック率が高くなると想定される広告コンテンツ、すなわち、広告効果の高い広告コンテンツの配信を実現する。
なお、ユーザ情報とは、一般ユーザによって操作される情報処理端末であるユーザ端末10がウェブサイトにアクセス(ウェブページにおいてバナー広告をクリックしたことを示す情報の送信や、ショッピングページにおいて商品を購買するための要求の送信などを含む)した際のログ(Log)のデータ(言い換えれば、ユーザの行動履歴)等をいう。本明細書中では、このような行動履歴に関するユーザ情報を「行動情報」と表記する場合がある。また、ユーザ情報は、ウェブサイトへのアクセス履歴や購入履歴等から導かれるユーザ自体の属性情報(例えば、ユーザの年齢、性別、嗜好など)等を含むものとする。
図1の例において、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの行動情報を含むユーザ情報を取得し、広告コンテンツの抽出処理に利用する。また、広告装置100は、ユーザの行動情報の中でも、特に、オークションサイトにおけるユーザの購買段階(入札や、落札など)に対応する行動情報を利用し、広告コンテンツの抽出処理を実行する。以下では、広告装置100によって行われる広告コンテンツの抽出処理の概要を流れに沿って説明する。
図1に示すように、ユーザ端末10は、オークションサイトにアクセスする(ステップS11)。オークションサイトは、オークションサイトを管理するサーバ装置であるオークションサーバ30により提供される。すなわち、ユーザ端末10は、オークションサーバ30にアクセスし、オークションサーバ30が提供するオークションサイトを利用する。ユーザ端末10は、オークションサイトにアクセスした場合には、オークションサイトを構成するウェブページを適宜取得する。
なお、オークションサーバ30へのアクセスに際して、ユーザ端末10は、ウェブブラウザとサーバとの間で送受信される情報であるHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie:以下、単に「クッキー」と表記する)をオークションサーバ30へ送信する。これにより、ユーザ端末10がオークションサイト内で利用したサービスの内容や、商品への入札、落札などの行動情報がオークションサーバ30に記憶される。なお、ユーザ端末10は、オークションサーバ30にアクセスする度にクッキーを送受信することにより、オークションサイト内での行動履歴を保持することができる。また、オークションサーバ30は、ユーザ端末10から送信されるクッキーにより、ユーザ端末10を識別することができるので、ユーザ端末10の行動情報に基づいたサービスをアクセスの度に提供することができる。ここで、クッキーは、ユーザ端末10のウェブブラウザに対応して記憶される。このため、ユーザ端末10は、オークションサーバ30以外のウェブサーバにアクセスした場合であっても、クッキーの送受信により、オークションサーバ30での行動情報を他のウェブサイトでも活用することができる。
オークションサーバ30は、オークションサイト内でのユーザ端末10の行動情報を取得する(ステップS12)。そして、オークションサーバ30は、取得したユーザ端末10の行動情報を広告装置100に送信する(ステップS13)。広告装置100は、オークションサーバ30から取得した行動情報を蓄積する(ステップS14)。そして、広告装置100は、蓄積した行動情報に基づいて、ユーザ端末10毎に対応する特徴情報を生成する(ステップS15)。
詳しくは後述するが、広告装置100は、ユーザの行動情報として、オークションサイトにおいて、商品が購入対象の候補としてユーザにより登録された行動履歴を取得する。例えば、広告装置100は、商品が購入対象の候補として登録された行動履歴として、ユーザが特定の商品に入札した行動や、特定の商品を入札候補の商品としてウォッチリストに登録した行動や、入札の結果、特定の商品を落札した行動などの行動履歴を取得する。そして、広告装置100は、オークションサイトにおいて入札した商品や、ウォッチリストに登録した商品などの商品名や、商品カテゴリから抽出されるキーワードに基づいて、ユーザ端末10毎の特徴情報を生成する。そして、広告装置100は、生成した特徴情報をユーザ端末10毎に記憶する。なお、ウォッチリストとは、今後のオークションにおいて動向を確認するために、ユーザが選択した商品をリスト化するサービス機能をいう。言い換えれば、ウォッチリストに登録された商品とは、将来においてユーザが入札する候補の商品である。
その後、ユーザ端末10は、所定のポータルサイトにアクセスする(ステップS16)。ポータルサイトとは、検索エンジンや、ニュース記事や、メールサービスなど、各種サービスを提供するウェブサイトのことをいう。ここでは、所定のポータルサイトは、ウェブサーバ40により提供される。そして、ポータルサイトには、所定の広告枠が含まれる。ユーザ端末10は、ウェブサーバ40にアクセスすることで、ポータルサイトを構成するウェブページをウェブサーバ40から取得する。そして、ユーザ端末10は、ウェブブラウザにポータルサイトを表示しようとする際に、広告枠に表示する広告コンテンツを配信させるための要求を広告装置100に送信する(ステップS17)。
広告装置100は、ユーザ端末10から送信される広告配信の要求とともに、ユーザ端末10を識別する情報を取得する。例えば、広告装置100は、ユーザ端末10からクッキーを受信し、ユーザ端末10を識別する。
そして、広告装置100は、保持している特徴情報のうち、広告配信を要求したユーザ端末10に対応する特徴情報に基づいて、ユーザ端末10に配信する広告コンテンツを選択する。言い換えれば、広告装置100は、ユーザ端末10を操作するユーザに対応する広告コンテンツを抽出する(ステップS18)。この場合、広告装置100は、行動情報に基づいて生成されたユーザ端末10の特徴情報と、広告コンテンツの入稿時に予め設定されている広告コンテンツのカテゴリや、広告コンテンツを説明するためにタグ付けされるキーワード(以下、「広告キーワード」と表記する場合がある)に基づくコンテンツ情報との類似度を算出することにより、配信する広告コンテンツを抽出する。例えば、広告装置100は、特徴情報とコンテンツ情報との類似度が最も高くなる広告コンテンツを配信候補として抽出する。そして、広告装置100は、広告配信の要求を送信したユーザ端末10に対して、抽出した広告コンテンツを配信する(ステップS19)。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービス(例えば、オークションサイト等の商取引サービスを提供するウェブサイト)において、ユーザによって特定の商材(例えば、ウェブサイトで購入可能な商品や、商取引の目的となるサービス等)が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する。そして、広告装置100は、取得されたユーザの行動履歴に基づいて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
すなわち、実施形態に係る広告装置100は、一般的なターゲティング広告で利用されている、ユーザの属性情報や、ユーザのウェブサイトの閲覧情報などに加えて、オークションサイトなど商取引サイトにおける入札などの行動履歴から抽出される情報を用いて広告コンテンツを抽出する。ここで、ユーザにとって、オークションサイトにおいて入札したり、入札候補としてウォッチリストに登録したりした商品(すなわち、購入対象の候補としてオークションサイトに登録した商品)は、単にショッピングサイトを閲覧した商品等に比較して、ユーザの購買意欲が高く、興味関心が高い商品といえる。また、オークションサイトでは、商品に入札できる期間や、落札時間(取引終了時間)が定まっているため、取引が行われている期間では、ユーザの商品に対する興味関心がさらに高いものと想定される。広告装置100は、このようなオークションサイトにおけるユーザの行動情報を取得し、また、ユーザの行動段階(例えば、入札や、落札や、入札候補への登録など)を含めた情報に基づき、広告コンテンツを抽出するので、ユーザの興味関心に沿った訴求効果の高い広告コンテンツを抽出する精度を向上させることができる。結果として、広告装置100は、コンバージョン(Conversion)に至る可能性の高いユーザや、CTR(Click Through Rate)が高くなる可能性の高いユーザに対して、抽出された適切な広告コンテンツを配信するので、広告配信による広告効果を向上させることが期待できる。
なお、図1では、ステップS13において、オークションサーバ30がユーザの行動情報を広告装置100に送信する例を示した。また、ステップS17では、ユーザ端末10が広告配信の要求とともに、ユーザ端末10の識別情報を広告装置100に送信する例を示した。しかし、上記のような情報の送受信は、ウェブビーコン(web beacon)等によって実現されてもよい。
すなわち、オークションサーバ30及びウェブサーバ40によって提供されるウェブページには、ウェブビーコン等によって実現される、ユーザ情報に関する通知機能が埋め込まれる場合がある。例えば、ウェブビーコンは、ウェブページにアクセスしたユーザ端末10を広告装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像(「クリアGIF」と呼ばれることもある)にアクセスさせる機能を有する。これにより、広告装置100は、ユーザ端末10からユーザ情報を受信し、取得することができる。例えば、広告装置100は、ウェブビーコンによって実現される機能により、オークションサーバ30にアクセスしたユーザ端末10からクッキーを受信してもよい。また、広告装置100は、ウェブサーバ40にアクセスしたユーザ端末10からクッキーを受信してもよい。そして、広告装置100は、受信したクッキーに基づいてユーザ情報を取得する。
〔2.抽出処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告装置100が含まれる抽出処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る抽出処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る抽出処理システム1には、ユーザ端末10と、広告主端末20と、オークションサーバ30と、ウェブサーバ40と、広告装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークN(例えば、インターネット等の通信ネットワーク)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した抽出処理システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台の広告主端末20や、複数台のオークションサーバ30や、複数台のウェブサーバ40が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、オークションサーバ30や、ウェブサーバ40にアクセスすることで、オークションサーバ30や、ウェブサーバ40から提供されるウェブサイトからウェブページを取得し、取得したウェブページを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。
広告主端末20は、広告装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告装置100に広告コンテンツを入稿する。また、広告主端末20は、適切な配信対象に広告コンテンツを配信させるために、広告コンテンツに対してカテゴリを設定したり、広告コンテンツにタグ付けされる広告キーワードを指定したりする。例えば、広告装置100は、広告コンテンツに設定されるカテゴリや、広告キーワードなどのコンテンツ情報に基づいて、適切な配信対象を決定する。
なお、広告主は、広告主端末20を用いて、広告装置100に広告コンテンツを入稿したり、広告コンテンツに対してカテゴリを設定したりせずに、かかる入稿等を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告装置100に広告コンテンツを入稿等するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
オークションサーバ30は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、オークションサイトに関するウェブページを提供するサーバ装置である。オークションサーバ30は、ユーザ端末10から、オークションサイトにおいて商品の購買に関する要求を受け付けたり、オークションに係る各種サービスを提供したりする。
ウェブサーバ40は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、各種ウェブページを提供するサーバ装置である。ウェブサーバ40は、例えば、ニュースサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。
なお、ウェブサーバ40によって配信されるウェブページには、広告コンテンツを表示するための広告枠が含まれる。そして、広告枠を含むウェブページには、広告枠に表示する広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTML(HyperText Markup Language)ファイル等には、広告装置100のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、ユーザ端末10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告装置100から広告コンテンツの配信を受ける。
広告装置100は、上述のように、ユーザ情報を利用することで、広告配信の要求を行ったユーザに対して、広告効果が高いと想定される広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツの配信を行う情報処理装置である。
また、広告装置100は、広告コンテンツの配信にあたって、ユーザ端末10を識別し、広告コンテンツを配信するユーザ端末10を特定する。図1で説明したように、ユーザの識別は、ユーザ端末10のウェブブラウザと広告装置100との間でやり取りされるクッキーにユーザ識別情報を含めることによって行うことができる。ただし、ユーザを識別する手法は上記に限られない。例えば、ユーザ端末10に専用のプログラムを設定し、かかる専用プログラムからユーザ識別情報を広告装置100に送信させてもよい。
〔3−1.広告装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、広告装置100は、広告装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や、広告主端末20や、オークションサーバ30や、ウェブサーバ40との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告情報記憶部121と、行動情報記憶部122と、特徴情報記憶部123とを有する。
(広告情報記憶部121について)
広告情報記憶部121は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツに関する情報を記憶する。また、広告情報記憶部121は、入稿された広告コンテンツに対応付けて、広告主から設定される広告コンテンツのカテゴリや広告キーワードを記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る広告情報記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、広告情報記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「広告カテゴリ」、「広告キーワード」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末20を識別するための識別情報を示す。また、「広告コンテンツID」は、広告主から広告装置100に入稿される広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。
なお、実際にユーザ端末10に配信される広告コンテンツのデータは、広告装置100とは別に備えられた所定の広告配信サーバに記憶されてもよい。この場合、広告装置100は、広告情報記憶部121に記憶された広告コンテンツIDに基づいて、外部の広告配信サーバに記憶された広告コンテンツを特定する。そして、広告装置100は、広告配信サーバに対して、特定された広告コンテンツをユーザ端末10に対して配信するよう制御する。
また、以下では、図4に示した広告主ID及び広告コンテンツIDに記憶されている識別情報を広告主及び広告コンテンツの参照符号として用いる場合がある。例えば、広告主ID「CL11」によって識別される広告主を「広告主CL11」と、または、広告コンテンツID「AD11」によって識別される広告コンテンツを「広告コンテンツAD11」と表記する場合がある。
「広告カテゴリ」は、広告コンテンツのカテゴリを示す。広告主は、広告コンテンツを入稿する際に、広告コンテンツを分類するための広告カテゴリを指定する。なお、広告カテゴリは、広告主によって設定されなくてもよい。例えば、広告装置100は、入稿された広告コンテンツに含まれるテキストや画像が示す宣伝内容等に基づいて、自動的に広告カテゴリを設定してもよい。
「広告キーワード」は、広告コンテンツにタグ付けされるキーワードを示す。広告コンテンツは、広告キーワードによって特徴が示される。言い換えれば、広告キーワードは、広告コンテンツを説明するキーワードであり、広告コンテンツが配信対象として抽出される際に参照される。なお、図4においては、広告コンテンツにタグ付けされる説明を広告キーワードにより示したが、広告コンテンツの特徴を説明する情報は、キーワードのような単語で表される形式でなく、広告コンテンツを説明するための説明文であってもよい。
例えば、図4では、広告主ID「CL11」によって識別される広告主が、広告コンテンツID「AD11」で識別される広告コンテンツを入稿した例を示す。また、広告主CL11は、広告コンテンツAD01について、広告カテゴリとして「自動車」を指定し、広告キーワードとして、「車、ドライブ、乗り物、旅行、休日、・・・」を指定している例を示す。
(行動情報記憶部122について)
行動情報記憶部122は、広告装置100が取得したユーザの行動情報を記憶する。具体的には、行動情報記憶部122は、ユーザ端末10がオークションサーバ30に対してアクセスし、オークションサイトにおいて商品を入札した行動履歴や、商品をウォッチリストに登録した行動履歴や、商品を落札した行動履歴等を記憶する。
ここで、図5に、実施形態に係る行動情報記憶部122の一例を示す。図5は、実施形態に係る行動情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示した例では、行動情報記憶部122は、「ユーザID」、「行動情報」といった項目を有し、さらに「行動情報」の項目は、「購買段階」、「購買対象」、「行動日時」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザ端末10を識別する識別情報である。図5において、ユーザIDは、「U11」と表記される。これは、ユーザ端末10がユーザID「U11」により識別されていることを示す。なお、ユーザIDは、ユーザ端末10を操作するユーザの参照符号と一致するものとする。すなわち、「ユーザID=U11」に対応する行動情報は、ユーザU11が操作するユーザ端末10によって行われた行動に関する情報を示すものとする。
「行動情報」は、ユーザ(すなわち、ユーザ端末10)の行動情報を示す。「購買段階」は、オークションサイト内の行動情報における、ユーザの購買の段階(入札や、落札など、購買に至るまでの段階)を示す。「購買対象」は、ユーザが購買(購入)を目的として入札した商品など、ウェブサイトにおける購買の対象を示す情報である。図5の例では、購買対象の項目には、入札等を行った商品名が記載されている例を示している。「行動日時」は、行動が行われた日時を示す。
例えば、図5では、オークションサイトにおいて、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10が、「2014年9月10日 18:30」に、商品「AAA」をウォッチリストに登録し、「2014年9月10日 18:35」に、商品「BBB」をウォッチリストに登録し、「2014年9月10日 18:40」に、商品「CCC」をウォッチリストに登録したことを示している。また、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10が、「2014年9月11日 20:00」に、商品「AAA」に入札したことを示している。また、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10が、「2014年9月13日 10:00」に、商品「AAA」を落札したことを示している。
なお、図5では図示することを省略したが、行動情報記憶部122には、ウェブサイトへのアクセス履歴や購入履歴等から導かれるユーザ自体の属性情報(例えば、ユーザの年齢、性別、嗜好など)等が含まれてもよい。また、行動情報記憶部122には、ユーザ端末10自体を識別する情報であるデバイスID等を記憶してもよい。デバイスIDは、ユーザIDと異なり、端末装置自体に記録されている識別情報を示す。
また、行動情報記憶部122は、広告装置100の内部に存在せず、例えば外部に接続された所定のログ記憶サーバなどであってもよい。この場合、後述する取得部132は、ネットワークNを介して、所定のログ記憶サーバに記憶されているログを取得することができる。広告装置100は、随時ユーザ情報を取得する場合には、ユーザ情報に係るデータを格納するための大量の記憶容量を要する。ここで、広告装置100は、行動情報記憶部122に対応する外部のログ記憶サーバを利用することにより、記憶容量の要求を満たすことができる。
(特徴情報記憶部123について)
特徴情報記憶部123は、ユーザ端末10毎の特徴情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る特徴情報記憶部123の一例を示す。図6に示した例では、特徴情報記憶部123は、「ユーザID」、「特徴情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、図5に示すユーザIDの項目に対応する。「特徴情報」は、ユーザ端末10毎の行動情報に基づいて生成される情報であり、ユーザ端末10の特徴を示す。
図6に示す例では、特徴情報を「F11」のように概念的に表現している。しかし、実際には、特徴情報は、ユーザの行動情報に基づいて抽出されるキーワードと、キーワード毎に設定される指標値との組合せによって表現される。一例としては、特徴情報は、キーワードの存否を要素とし、キーワード毎に算出される指標値によって重み付けされた、単語ベクトルにより表現される。具体的には、ユーザの特徴情報は、ユーザの行動情報によって抽出される所定のキーワードが存在する場合には「1」、存在しない場合には「0」で表現される要素(ベクトルでいえば、次元)であって、キーワード毎に算出された指標値が乗算された(すなわち、重み付けされた)要素により構成される単語ベクトルとして表現される。
例えば、図6では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10には、特徴情報として「F11」が生成されており、ユーザID「U11」と特徴情報「F11」とが対応して記憶されていることを示す。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(抽出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、入稿受付部131と、取得部132と、生成部133と、要求受付部134と、抽出部135と、配信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部131について)
入稿受付部131は、広告主端末20から広告コンテンツの入稿を受け付ける。例えば、入稿受付部131は、広告カテゴリと広告キーワードとが設定された広告コンテンツの入稿を広告主端末20から受け付ける。そして、入稿受付部131は、入稿元の広告主を識別する広告主IDに対応付けて、入稿された広告コンテンツに関する情報を広告情報記憶部121に記憶する。
なお、入稿受付部131は、広告カテゴリや、広告キーワードについて、必ずしも広告コンテンツの入稿と同時に受け付けることを要しない。すなわち、入稿受付部131は、広告コンテンツの入稿の後に広告カテゴリや広告キーワードの設定を受け付けてもよいし、広告カテゴリや広告キーワードの設定を受け付けた後に、かかる設定の変更を受け付けてもよい。
(取得部132について)
取得部132は、ユーザに関する情報を取得する。例えば、取得部132は、ユーザに関する情報の一例として、オークションサーバ30から送信されるユーザ端末10の行動のログ等に基づいて、オークションサイトにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する。
具体的には、取得部132は、ユーザの行動情報(行動履歴)として、オークションサイトにおいて、ユーザが特定の商品に入札した行動や、特定の商品を入札候補の商品としてウォッチリストに登録した行動に関する情報を取得する。また、取得部132は、特定の商品を購入対象の候補としてオークションサイトに登録した後、結果として、かかる商品を購入する権利を得た行動(すなわち、商品の落札)に関する情報を取得する。
なお、図5で示したように、ユーザの行動情報には、ユーザIDと、所定の行動履歴に関する行動情報とが含まれる。図5で示したユーザの行動情報は、オークションサイトにおけるユーザ端末10の行動情報が記載されている例を示したが、取得部132が取得する情報は、かかる情報に限られない。例えば、取得部132は、ユーザの行動情報として、オークションサイト以外のウェブサイトへのアクセス情報であったり、検索サイトにおいて検索クエリを入力することで行う検索行動であったり、ショッピングページにおける購買行動等のユーザの行動情報を取得してもよい。
また、上述のように、取得部132が取得するログにはユーザIDが含まれる。したがって、取得部132は、ユーザIDに基づいて、クッキーなどのユーザ識別情報に含まれるユーザ属性に係る情報等をユーザ情報として取得してもよい。また、取得部132は、ユーザIDに基づいて、クッキーに含まれるユーザの過去のアクセス情報などをトラッキングすることにより、ユーザ情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、ユーザ情報として、ユーザの年齢や、性別や、興味や、居住地域等の情報を取得することができる。
(生成部133について)
生成部133は、取得部132によって取得されたユーザの行動履歴から抽出されるキーワードに基づいて、ユーザの特徴を示す特徴情報を生成する。具体的には、生成部133は、ユーザ情報のうち、オークションサイトなどの商取引サービスを提供するウェブサイトにおいて、特定の商材を購入対象の候補として登録した行動履歴から抽出されるキーワードに基づいて、ユーザの特徴を示す特徴情報を生成する。
例えば、生成部133は、取得部132によって取得されたユーザの行動履歴のうち、特定の商材を購入対象の候補として登録した行動履歴に含まれる情報であって、ユーザが購入に至るまでの段階を示す情報を用いて、ユーザの特徴情報を生成する。具体的には、生成部133は、ユーザが購入に至るまでの段階を示す情報として、オークションサイトにおける商品への入札、商品の落札、及び入札候補の登録を示す情報の少なくとも一つを用いて、ユーザの特徴情報を生成する。
また、生成部133は、ユーザの行動履歴から抽出されるキーワード毎に所定の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの特徴情報を生成する。上述のように、広告装置100は、生成部133によって生成されたユーザの特徴情報と、広告コンテンツに含まれるコンテンツ情報との類似度を算出することで、広告コンテンツを抽出する。このため、生成部133は、ユーザの特徴を適切に示す特徴情報を生成することが望ましい。そこで、生成部133は、特徴情報を生成する要素となる、行動情報から抽出されるキーワードについて、所定の指標値を算出し、算出された指標値により重み付けする。具体的には、生成部133は、よりユーザの特徴を示すと想定されるキーワードには相対的に高い数値の指標値を算出することで、特徴情報における、かかるキーワードの重みを重くする。
例えば、生成部133は、ユーザの行動履歴から抽出されるキーワード毎に所定の指標値を設定し、かつ、オークションサイトにおける商品への入札、又は入札候補の登録(例えば、ウォッチリストへの登録)に対応する行動履歴から抽出されるキーワードには、商品の落札に対応する行動履歴から抽出されるキーワードに比べて高い数値の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの行動情報を用いて、ユーザの特徴情報を生成する。ここで、ユーザは、入札した商品や、入札候補に登録した商品については、相対的に高い購買意欲を有することが想定される。また、ユーザは、落札した商品については、既に商品を取得したため、相対的に購買意欲が低下していることが想定される。すなわち、生成部133は、このような購買段階に関する情報に対応する指標値を算出し、行動情報から抽出されるキーワード毎に異なる指標値を設定する。これにより、生成部133は、ユーザが興味を持つと想定される商品名などの情報のみならず、購買段階におけるユーザの興味関心が加味された行動情報に基づいて、ユーザの特徴情報を生成することができる。
また、生成部133は、ユーザの行動履歴のうち、直近の情報から抽出されるキーワードほど数値が高くなるよう指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの特徴情報を生成する。例えば、オークションサイトなどで購買活動を行うユーザは、現時点での購買意欲が高い商品について興味を示し、入札や入札候補の登録といった行動を実行することが想定される。このため、生成部133は、直近の行動情報ほど指標値が高くなるように指標値を算出し、かかる指標値に基づいてユーザの特徴情報を生成する。これにより、生成部133は、よりユーザの興味関心が強いと想定される行動情報に基づいて、適切なユーザの特徴情報を生成することができる。
なお、生成部133は、上述のように、ユーザの行動情報からキーワードを抽出することによって、ユーザの特徴情報を生成する。具体的には、生成部133は、ユーザが購入対象の候補として登録した商材に設定された名称、カテゴリを形態素解析することによって抽出されるキーワードに基づいて、ユーザの特徴情報を生成する。例えば、生成部133は、オークションサイトにおける商材である商品等から抽出されるキーワードを特徴情報の要素として、特徴情報を生成する。例えば、生成部133は、キーワード(単語)を要素とする単語ベクトルとして特徴情報を生成する。この場合、生成部133は、上述したように、購入の段階に関する情報が含まれる行動情報から抽出されるキーワードに設定された指標値により重み付けされたキーワードを要素とした単語ベクトルを生成することができる。これにより、生成部133は、ユーザの興味関心の高いキーワードほど重みが重い要素としてユーザの特徴情報を生成することができる。
なお、生成部133は、ユーザによって購入対象の候補として登録された商材に設定されている情報から抽出されるキーワードのうち、予め決められた特定の単語を除いたキーワードに基づいて、ユーザの特徴情報を生成する。言い換えれば、生成部133は、特徴情報の生成処理において不要な単語は予め除外して特徴情報を生成することができる。例えば、生成部133は、オークションサイトにおける商材である商品又はサービスに関する情報を形態素解析した場合、「無料」や、「即決」など、オークションサイト特有のキーワードであって、ユーザの特徴を示すことが想定されないキーワードを抽出することがある。この場合、例えば、生成部133は、予め広告装置100の管理者等により決められる特定の単語であって、「無料」や、「即決」などの特定の単語を除いたキーワードによって、ユーザの特徴情報を生成してもよい。これにより、生成部133は、ユーザの特徴を示すことが想定されないキーワードを特徴情報から除外できるので、よりユーザの特徴を適切に示した特徴情報を生成することができる。
(要求受付部134について)
要求受付部134は、広告コンテンツの配信要求を受け付ける。具体的には、要求受付部134は、ウェブページを表示するユーザ端末10から送信される要求であって、ウェブページに含まれる広告枠で表示する広告コンテンツの配信に関する要求を受け付ける。
(抽出部135について)
抽出部135は、取得部132により取得されたユーザの行動履歴に基づいて、ユーザに配信される広告コンテンツなどの所定のコンテンツを抽出する。例えば、抽出部135は、生成部133によって生成されたユーザの特徴情報と、広告コンテンツに設定されるコンテンツ情報との類似度に基づいて、ユーザ端末10に配信する広告コンテンツを抽出する。
抽出部135は、広告コンテンツに設定されるコンテンツ情報として、広告コンテンツに設定された広告カテゴリ、又は広告コンテンツを説明する説明文から抽出されるキーワードを用いて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部135は、広告コンテンツに設定される情報を形態素解析することによって抽出されるキーワードを用いて、ユーザに配信する広告コンテンツを抽出する。このように、抽出部135は、広告コンテンツに関するキーワードに基づくコンテンツ情報を利用して、抽出処理を実行する。例えば、抽出部135は、生成部133が生成するユーザの特徴情報と同様に、広告コンテンツのコンテンツ情報として、広告コンテンツに関するキーワードを要素とする単語ベクトルを用いる。これにより、抽出部135は、生成部133が生成したユーザの特徴情報と、広告コンテンツのコンテンツ情報との類似度を、単語ベクトル同士の類似度として算出することができる。
例えば、抽出部135は、ユーザの特徴情報と、コンテンツ情報とのコサイン類似度を算出し、算出された数値が高いコサイン類似度に対応する広告コンテンツほど優先的に抽出する。ユーザの特徴情報と、コンテンツ情報とのいずれもが単語ベクトルのようなベクトル空間モデルで表現された場合、双方の単語ベクトルの類似度は、コサイン類似度により表現できる。この場合、抽出部135は、コサイン類似度として、「0」から「1」の範囲で示されるコサイン類似度を算出する。そして、抽出部135は、より数値が高いコサイン類似度に対応する広告コンテンツが、類似度を算出した特徴情報に対応するユーザに配信されるコンテンツとして適切であると判定する。これにより、抽出部135は、広告効果が高くなると想定される広告コンテンツを抽出することができる。
(配信部136について)
配信部136は、要求受付部134によって受け付けられた広告コンテンツの配信要求を送信したユーザに対応するユーザ端末10に、抽出部135によって抽出された広告コンテンツを配信する。
なお、上述のように、実際に配信される広告コンテンツのデータ自体は、広告装置100に係る広告情報記憶部121内に記憶されていなくてもよい。例えば、配信部136は、外部に備えられた所定の広告配信サーバに広告配信の制御命令を送信することで、抽出部135が抽出した広告コンテンツをユーザ端末10に配信させてもよい。
〔3−2.オークションサーバの構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係るオークションサーバ30の構成について説明する。図7は、実施形態に係るオークションサーバ30の構成例を示す図である。図7に示すように、オークションサーバ30は、通信部31と、商品情報記憶部32と、制御部33とを有する。なお、オークションサーバ30は、オークションサーバ30を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部や、各種情報を表示するための表示部を有してもよい。
(通信部31について)
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。かかる通信部31は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や、広告装置100との間で情報の送受信を行う。
(商品情報記憶部32について)
商品情報記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。ここで、図8に、実施形態に係る商品情報記憶部32の一例を示す。図8に示した例では、商品情報記憶部32は、「商品ID」、「商品名」、「商品カテゴリ」、「入札者ID」、「現在価格」、「即決価格」、「終了日時」といった項目を有する。
「商品ID」は、オークションにおける商品を識別する識別情報を示す。「商品名」は、オークションに出品されている商品の名称を示す。「商品カテゴリ」は、オークションに出品されている商品のカテゴリを示す。「入札者ID」は、現時点で最高額の入札価格を入札している入札者であるユーザを識別するための識別情報を示す。ここでは、入札者IDに表示される情報は、図5で示したユーザIDに対応するものとする。「現在価格」は、現時点でオークションに入札されている入札価格の最高額を示す。「即決価格」は、記載されている価格による入札があった場合に、直ちにオークションが終了する価格を示す。「即決価格」は、出品者によっては、設定されない場合もあり、この場合には即決価格の項目は空欄となる。「終了日時」は、オークションが終了した日時を示す。
なお、図8において、「終了日時」に日時が格納されていないオークションが開催中又は未開催であり、「終了日時」に日時が格納されているオークションが終了したことを示す。また、「終了日時」に日時が格納されている場合には、現在価格が落札価格に該当する。
例えば、図8では、商品ID「G01」によって識別される商品は、商品名が「AAA」であり、商品カテゴリが「自動車」である例を示している。また、図8では、商品ID「G01」によって識別される商品には、入札者ID「U11」で識別されるユーザが、「300000円」で入札し、終了日時「2014年9月13日10時00分」をもって終了したことを示している。また、商品ID「G01」によって識別される商品には、即決価格「500000円」が設定されていたことを示している。また、図8では、商品ID「G01」に関するオークションが終了しており、商品ID「G02」〜「G07」に関するオークションが開催中である例を示している。
なお、商品情報記憶部32に記憶される情報は、図8に示した例に限られない。例えば、商品情報記憶部32は、落札することができる最小価格を示す「最低落札価格」などを記憶してもよい。「即決価格」や、「最低落札価格」は、例えば、出品者により設定される。また、商品情報記憶部32に記憶される情報には、ユーザ毎の入札回数や、現在価格に対して、どのくらい上の金額を設定して新たに入札したかなどの入札価格差を示す情報が記憶されてもよい。また、図8においては、商品情報記憶部32は、商材のうち、商品に関する情報を記憶する例を示したが、商品情報記憶部32は、商材の一例として、サービスに関する情報を記憶してもよい。
(制御部33について)
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、オークションサーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部33は、受付部34と、送信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部34について)
受付部34は、オークションサイトにおける商品の出品や、出品された商品への入札等を受け付ける。受付部34は、商品の出品を受け付けた場合、商品の情報を商品情報記憶部32に記憶する。
(送信部35について)
送信部35は、オークションサイトにおけるユーザの行動情報を送信する。例えば、送信部35は、受付部34が受け付けた商品への入札や落札に係る行動情報を広告装置100に送信する。この場合、送信部35は、ユーザの行動情報に含まれる購買対象である商品に関する情報についても、商品情報記憶部32を参照し、適宜送信するものとする。
〔4.抽出処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る抽出処理システム1による抽出処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る抽出処理システム1による抽出処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図9に示すように、広告主端末20は、広告コンテンツを広告装置100に入稿する(ステップS101)。広告装置100は、入稿された広告コンテンツを所定の記憶部に格納する。
そして、ユーザ端末10は、オークションサーバ30が提供するオークションサイトにアクセスする(ステップS102)。オークションサーバ30は、オークションサイトにおけるユーザ端末10の行動情報を広告装置100に送信する(ステップS103)。
広告装置100は、オークションサーバ30から取得した行動情報を蓄積する(ステップS104)。そして、広告装置100は、蓄積した行動情報に基づいて、ユーザの特徴情報を生成する(ステップS105)。
その後、ユーザ端末10は、ウェブサーバ40が提供するポータルサイト等のウェブサイトへアクセスする(ステップS106)。ウェブサーバ40は、ユーザ端末10のアクセスに対応し、ポータルサイト等を構成するウェブページをユーザ端末10に送信する(ステップS107)。ユーザ端末10は、ウェブページに含まれる広告枠に表示する広告コンテンツを取得するために、広告装置100に広告配信を要求する(ステップS108)。
そして、広告装置100は、ユーザ端末10から送信された広告配信の要求に含まれるユーザ端末10の識別情報に従い、広告配信の要求を送信したユーザ端末10の特徴情報を特定する。そして、広告装置100は、特定された特徴情報と、保持している広告コンテンツのコンテンツ情報との類似度に基づいて、広告コンテンツを抽出する(ステップS109)。
そして、広告装置100は、抽出された広告コンテンツをユーザ端末10に配信する(ステップS110)。ユーザ端末10は、ウェブページ内の広告枠に、配信された広告コンテンツを表示する(ステップS111)。
次に、図10及び図11を用いて、実施形態に係る広告装置100による生成処理及び抽出処理の手順について説明する。以下においては、図10を参照して広告装置100による生成処理手順を説明し、図11を参照して広告装置100による抽出処理手順を説明する。
まず、図10を用いて、実施形態に係る広告装置100による生成処理手順について説明する。図10は、実施形態に係る広告装置100による生成処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、取得部132は、オークションサーバ30からユーザの行動情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。そして、取得部132は、ユーザの行動情報を取得していない場合には(ステップS201;No)、取得するまで待機する。
一方、ユーザの行動情報を取得した場合には(ステップS201;Yes)、取得部132は、取得した行動情報を行動情報記憶部122に蓄積する(ステップS202)。そして、生成部133は、蓄積した行動情報に基づいて、ユーザの特徴情報を生成する(ステップS203)。そして、生成部133は、生成した特徴情報を、ユーザの識別情報と対応付けて、特徴情報記憶部123に格納する(ステップS204)。以上により、広告装置100による生成処理は完了する。
次に、図11を用いて、実施形態に係る広告装置100による抽出処理手順を説明する。図11は、実施形態に係る広告装置100による抽出処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、要求受付部134は、ユーザ端末10から、広告配信の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS301)。そして、要求受付部134は、広告配信の要求を受け付けていない場合(ステップS301;No)、受け付けるまで待機する。
一方、広告配信を受け付けた場合(ステップS301;Yes)、要求受付部134は、広告配信に関する要求を抽出部135に渡す。また、要求受付部134は、広告配信の要求とともに、ユーザの識別情報を抽出部135に渡す。
抽出部135は、ユーザの識別情報に基づいて、ユーザに対応する特徴情報を特徴情報記憶部123が保持しているか否かを判定する(ステップS302)。そして、抽出部135は、広告配信の要求を送信したユーザ端末に対応する特徴情報が保持されていない場合(ステップS302;No)には、以下に説明するステップS303をスキップする。
一方、抽出部135は、広告配信の要求を送信したユーザ端末に対応する特徴情報が保持されている場合(ステップS302;Yes)、保持している広告コンテンツのコンテンツ情報と、かかるユーザに対応する特徴情報との類似度を算出する(ステップS303)。
そして、抽出部135は、類似度を算出した場合には、算出した類似度に基づいて、ユーザに対応する広告コンテンツを抽出する(ステップS304)。なお、抽出部135は、類似度を算出しなかった場合には、一般的な広告引き当ての手順に従い、広告配信の要求を送信したユーザに対応する広告コンテンツを抽出する。そして、配信部136は、抽出部135により抽出された広告コンテンツをユーザ端末10に配信する(ステップS305)。以上により、広告装置100による抽出処理は完了する。
〔5.変形例〕
上述した広告装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.学習〕
上述した実施形態に係る抽出処理において、取得部132は、ユーザ端末10がオークションサーバ30の提供するウェブサイトにアクセスした場合におけるユーザ情報を取得する例を示した。しかし、取得部132は、ユーザ端末10がオークションサーバ30の提供するウェブサイトにアクセスする場合に限らず、ユーザ端末10に対応するユーザ情報を取得してもよい。
例えば、取得部132は、抽出部135が抽出した広告コンテンツがユーザ端末10に配信された後に、かかるユーザ端末10から送信される行動情報を取得する。例えば、取得部132は、かかるユーザ端末10が、配信された広告コンテンツをクリックした率を示す指標であるCTRや、配信された広告コンテンツによって広告主に何らかの利益をもたらす行動を実行したか(すなわち、コンバージョンに至ったか)などの情報を取得する。そして、取得部132は、広告効果が相対的に高く測定された広告コンテンツに関して、かかる広告コンテンツを抽出する契機となったキーワードに関する情報を取得する。そして、取得部132は、取得した情報を生成部133に渡す。
そして、生成部133は、特徴情報記憶部123に記憶されている特徴情報に関して、取得部132が取得したキーワードに係る情報に基づいて、ユーザ端末10に対応する特徴情報を更新する。すなわち、生成部133は、保持されている特徴情報について、高い広告効果が測定された広告コンテンツを抽出させる契機となったキーワードに対して指標値を高く算出し直し、かかる指標値によって重み付けされた特徴情報に更新する。
そして、抽出部135は、新たにかかるユーザ端末10から広告配信の要求があった場合には、更新された特徴情報に基づいて広告コンテンツを抽出する。
このように、広告装置100は、広告コンテンツを抽出した後であっても、配信した広告コンテンツの広告効果を示す指標値を取得し、取得した広告効果を示す指標値に基づいて特徴情報を更新することができる。言い換えれば、広告装置100は、上述した生成処理及び抽出処理に関して、結果を反映した機械学習を繰り返すことにより、より適切な広告コンテンツ(すなわち、広告効果の高い広告コンテンツ)を抽出できるような特徴情報を生成することができる。これにより、広告装置100は、ユーザに対応する適切な広告コンテンツを抽出する精度をより高めていくことができる。
〔5−2.指標値〕
上述した実施形態に係る生成処理において、生成部133は、オークションサイトにおけるユーザの購入に至る段階に関する情報に基づいて、キーワード毎の指標値を算出する例を示した。しかし、上記の例に限られず、生成部133は、さらに異なる情報を用いてキーワードの重み付けを示す指標値を算出してもよい。
例えば、生成部133は、オークションサイトにおける、ユーザ端末10の特定の商品に関するユーザ端末10の入札回数に基づいて、対応するキーワードの指標値を算出してもよい。オークションサイトにおいては、競売が繰り返されるため、同一ユーザが、複数回にわたって、同一商品に入札を繰り返すことが想定される。取得部132は、オークションサイトにおける、ユーザの上記のような入札行動の回数に関する情報を適宜取得する。そして、生成部133は、取得部132が取得した情報に基づいて、キーワード毎の指標値を算出する。これにより、生成部133は、より購買意欲が高いと想定される商品に対応するキーワードについて重み付けが重くされた、よりユーザの特徴を示す特徴情報を生成することができる。このため、抽出部135は、よりユーザに適した広告コンテンツを抽出することができる。
なお、取得部132は、オークションに関して、さらに異なる情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、ユーザが入札に際して設定する入札価格についての情報を取得する。オークションにおいて、特定の商品の現在価格に対して、比較的高い金額を提示してオークションに入札を行ったユーザは、かかる商品に対する購買意欲が他のユーザに比べて高いことが想定される。この場合、生成部133は、現在価格と入札価格との差に関する情報を、重み付けを算出する要素として用いる。これにより、生成部133は、よりユーザの購買意欲に沿った特徴情報を生成することができる。また、生成部133は、ユーザが類似する商品に同時に入札しているか否かや、ウォッチリストに類似する商品を登録しているか否かなどの情報に基づいて、重み付けを示す指標値を算出してもよい。例えば、生成部133は、多数入札している類似する商品群から抽出されるキーワードについては、重み付けが重くなるように、高い指標値を設定する。
〔5−3.データの取得〕
上述した実施形態に係る抽出処理において、取得部132は、ユーザ端末10がオークションサーバ30及びウェブサーバ40の提供するウェブサイトにアクセスした場合におけるユーザ情報を取得する例を示した。しかし、取得部132は、ユーザ端末10がオークションサーバ30及びウェブサーバ40の提供するウェブサイトにアクセスする場合に限らず、ユーザ端末10からユーザ情報を取得することもある。この点について、以下に説明する。
上述のように、実施形態に係る取得部132は、オークションサーバ30及びウェブサーバ40の提供するウェブサイトに埋め込まれたウェブビーコンのような通知機能を利用することにより、ユーザ端末10からユーザ情報を取得してもよい。
また、取得部132は、ユーザ端末10がアクセスしたウェブサイトが、広告装置100を管理する管理装置(例えば、広告装置100に対するフロントエンドサーバ)と同じ管理装置に管理される所定のウェブサーバから提供されている場合、取得部132は、ユーザ端末10からユーザ情報を取得することができる。すなわち、ユーザ端末10は、管理装置に管理される所定のウェブサーバが提供するウェブサイトにアクセスする際、ユーザ端末10のユーザ情報を上記管理装置に送信する。これは、ユーザ端末10が管理装置にクッキーを送信することなどにより実現される。この場合、ユーザ端末10の送信したユーザ情報は、管理装置を介して、広告装置100の備える取得部132に送信される。これにより、取得部132は、オークションサーバ30及びウェブサーバ40を介することなく、ユーザ端末10のユーザ情報を取得することができる。なお、取得部132は、取得したユーザ情報については、上述したユーザ端末10から送信されるクッキーや、あるいは、ユーザ端末10に予め設定されているデバイスIDを照合すること等により、ユーザ情報に係る各ユーザ端末10を識別することができる。
なお、取得されたユーザ情報は、広告配信に利用される態様に限られず、他の様々な用途に利用されてもよい。例えば、広告装置100が取得したユーザ情報は、広告装置100が保持するユーザリスト等に基づいて、新たなユーザの獲得のためのコンテンツ配信(例えば、抽出されたユーザへのメール配信など)に利用されてもよい。
〔5−4.広告主から受け付ける条件〕
上述した実施形態では、入稿受付部131は、広告主から広告カテゴリや広告キーワードとともに広告コンテンツを受け付ける例を示した。しかし、入稿受付部131は、さらに異なる情報とともに広告コンテンツの入稿を受け付けてもよい。
例えば、入稿受付部131は、広告主から、広告コンテンツの配信希望数や、1回あたりの広告コンテンツの配信金額や、CPA(Cost Per Acquisition)の指定を受け付けてもよい。CPAは、広告コンテンツによってコンバージョンにつながった(新規顧客を獲得した)場合における、新規顧客の獲得人数あたりの費用を示す。CPAは、広告費用をコンバージョン数で除算することで求められ、CPAの値が低いほど、広告の効率がよいことを意味している。
この場合、抽出部135は、広告主から受け付けた各種条件についても判定しつつ、広告コンテンツを抽出するようにしてもよい。例えば、抽出部135は、所定の条件に従い、コンバージョンに至ると予測される対象のユーザと、広告コンテンツのコンテンツ情報との類似度に関する閾値の設定を適宜変更することにより、抽出される広告コンテンツを調整してもよい。
〔5−5.商取引サービスの態様〕
上述した実施形態では、取得部132は、商取引を提供するウェブサイト(例えば、オークションサイト)にユーザ端末10がアクセスした際の行動情報を取得する例を示した。ここで、取得部132が取得する情報は、商取引サービスを提供するウェブサイトの行動情報に限られない。例えば、オークションサイトなど通信ネットワークを介した商取引サービスは、主としてスマートデバイス用に開発されるアプリ(App)によって提供される場合がある。取得部132は、上述した実施形態と同様に、ネットワークを介して、かかるアプリで提供されるサービスにおけるユーザの行動情報を取得してもよい。そして、抽出部135は、取得部133により取得されたユーザの行動履歴に基づいて、ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出することができる。すなわち、上述した実施形態でいう「通信ネットワークを介して提供される商取引サービス」とは、ウェブブラウザを介して提供されるサービスサイトのみならず、アプリ内で提供されるサービスや、その他通信ネットワークを介して提供される商取引サービス全般を含む概念である。
〔5−6.特徴情報〕
上述した実施形態では、生成部133は、ユーザの行動履歴から抽出されるキーワード毎に所定の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの特徴情報を生成し、生成した特徴情報を特徴情報記憶部123に格納する例を示した。ここで、生成部133は、特徴情報記憶部123に格納する特徴情報は、重み付けされた特徴情報ではなく、ユーザの行動情報と、行動情報の重みを算出するための情報(例えば、行動日時など)であってもよい。この場合、生成部133は、要求受付部134から広告配信の要求があったタイミングで、上述したような重み付けされたユーザの特徴情報を生成する。これにより、生成部133は、ユーザからの広告配信要求があったときからどのくらい前の時点で行われた行動情報であるかを判定して重み付けされた特徴情報を生成することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告装置100を例に挙げて説明する。図12は、広告装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した取得部132と、生成部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、広告装置100が、ユーザの特徴情報を生成する生成処理と、配信される広告コンテンツを抽出する抽出処理と、広告コンテンツを配信する配信処理とを行う例を示した。しかし、上述した広告装置100は、生成処理を行う生成装置と、抽出処理を行う抽出装置と、配信処理を行う配信装置とに分離されてもよい。この場合、生成装置は、取得部132と、生成部133とを有する。また、抽出装置は、入稿受付部131と、抽出部135とを有する。また、配信装置は、入稿受付部131と、要求受付部134と、配信部136とを有する。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザに関する情報のうち、オークションサイトなどの商取引サービスを提供するウェブサイト(通信ネットワークを介して提供される商取引サービスの一例)において、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する取得部132と、取得部132により取得されたユーザの行動履歴に基づいて、ユーザに配信される広告コンテンツ(コンテンツの一例)を抽出する抽出部135とを備える。
このように、実施形態に係る広告装置100は、一般的なターゲティング広告で利用されている、ユーザの属性情報や、ユーザのウェブサイトの閲覧情報などに加えて、オークションサイトなど商取引サイトにおける入札などの行動履歴から抽出される情報を用いて、広告コンテンツを抽出する。これにより、広告装置100は、ユーザに対して訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る広告装置100は、取得部132によって取得されたユーザの行動履歴から抽出されるキーワードに基づいて、ユーザの特徴を示す特徴情報を生成する生成部133をさらに備える。そして、抽出部135は、生成部133によって生成されたユーザの特徴情報と、広告コンテンツに設定されるコンテンツ情報との類似度に基づいて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、オークションサイトなど商取引サイトにおける入札などの行動履歴から抽出される情報を用いてユーザの特徴情報を生成する。そして、広告装置100は、生成されたユーザの特徴情報と、コンテンツ情報との類似度を算出し、算出した類似度に基づいて広告コンテンツを抽出するので、ユーザに対して訴求効果の高いコンテンツを抽出する精度を向上させることができる。
また、生成部133は、ユーザの行動履歴から抽出されるキーワード毎に所定の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの特徴情報を生成する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの実際の行動に対応して重み付けされたキーワードを利用するので、よりユーザの特徴を適切に示した特徴情報を生成することができる。
また、生成部133は、ユーザの行動履歴のうち、直近の情報から抽出されるキーワードほど数値が高くなるよう所定の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたユーザの特徴情報を生成する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、時間情報を加えたユーザの実際の行動に対応して重み付けされたキーワードを利用する。すなわち、広告装置100は、ユーザに強い購買意欲が生じたと想定される情報に基づき重み付けされたキーワードにより特徴情報を生成することができる。
また、生成部133は、ユーザによって購入対象の候補として登録された商材に設定されている情報から抽出されるキーワードに基づいて、ユーザの特徴情報を生成する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザが購買意欲を持つ商材そのものに加えて、商材に設定されている情報をもとにキーワードを抽出する。このため、広告装置100は、ユーザの特徴情報を生成する要素を数多く抽出することができるので、一般的なウェブ閲覧履歴などの行動情報に比べて、多くの情報を用いて広告コンテンツの抽出を実行することができる。
また、生成部133は、ユーザによって購入対象の候補として登録された商材に設定されている情報から抽出されるキーワードのうち、予め決められた特定の単語を除いたキーワードに基づいて、ユーザの特徴情報を生成する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、商材から抽出されるキーワードであっても、ユーザの特徴を示すことが想定されないキーワードを特徴情報から除外できるので、よりユーザの特徴を適切に示した特徴情報を生成することができる。
また、生成部133は、ユーザの行動履歴に含まれる情報であって、ユーザが購入に至るまでの段階を示す情報を用いて、ユーザの特徴情報を生成する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの行動の実態に即してユーザの特徴を表現することができる。このため、広告装置100は、ユーザの購買意欲に則した特徴情報を生成することができる。
また、抽出部135は、広告コンテンツに設定されるコンテンツ情報のうち、広告コンテンツに設定されたカテゴリ、又は広告コンテンツを説明する説明文から抽出されるキーワードを用いて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの行動情報から抽出されたキーワードにより生成される特徴情報と、広告コンテンツとの類似度を適切に算出することができる。一例として、広告装置100は、ユーザの特徴情報と、キーワードに基づくコンテンツ情報とのコサイン類似度を算出することができる。このため、広告装置100は、特徴情報とコンテンツ情報との客観的な類似性に基づいて広告コンテンツを抽出できるので、ユーザに対して広告効果の高い広告コンテンツを抽出する精度を向上させることができる。
また、取得部132は、ユーザの行動履歴として、所定のオークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを取得する。抽出部135は、取得部132によって取得された情報のうち、オークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを用いて、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザがオークションサイトを利用している場合においては、入札や落札などの、購入に至る段階を示した情報を用いて広告コンテンツを抽出する。これにより、広告装置100は、ユーザの高い購買意欲を示す情報に基づいて、広告コンテンツを抽出することができる。
また、取得部132は、ユーザの行動履歴として、所定のオークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを取得する。生成部133は、取得部132によって取得された情報のうち、オークションサイトにおける商材への入札、又は商材の入札候補への登録に対応する行動履歴から抽出されるキーワードには、商材の落札に対応する行動履歴から抽出されるキーワードに比べて高い数値の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされたキーワードを用いて、ユーザの特徴情報を生成する。
すなわち、実施形態に係る広告装置100は、商材への入札や、ウォッチリストへの登録から抽出されるキーワードについては、落札から抽出されるキーワードよりも高い重み付けを設定する。これにより、広告装置100は、ユーザの購買段階に関する情報を利用して、よりユーザの意思を反映した特徴情報を生成することができる。
また、実施形態に係る広告装置100は、ユーザに対応するユーザ端末10から広告コンテンツの配信要求を受け付ける要求受付部134と、要求受付部134によって受け付けられた広告コンテンツの配信要求を送信したユーザ端末10に、抽出部135によって抽出された広告コンテンツを配信する配信部136とをさらに備える。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、ユーザの興味関心に沿って抽出された広告コンテンツをユーザに配信することができるので、広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 抽出処理システム
10 ユーザ端末
20 広告主端末
30 オークションサーバ
40 ウェブサーバ
100 広告装置
110 通信部
120 記憶部
121 広告情報記憶部
122 行動情報記憶部
123 特徴情報記憶部
130 制御部
131 入稿受付部
132 取得部
133 生成部
134 要求受付部
135 抽出部
136 配信部

Claims (13)

  1. ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービスにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する抽出部と、
    を備えたことを特徴とする抽出装置。
  2. 前記取得部によって取得された前記ユーザの行動履歴から抽出されるキーワードに基づいて、前記ユーザの特徴を示す特徴情報を生成する生成部、
    をさらに備え、
    前記抽出部は、
    前記生成部によって生成された前記ユーザの特徴情報と、前記コンテンツに設定されるコンテンツ情報との類似度に基づいて、前記ユーザに配信されるコンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。
  3. 前記生成部は、
    前記ユーザの行動履歴から抽出されるキーワード毎に所定の指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされた前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の抽出装置。
  4. 前記生成部は、
    前記ユーザの行動履歴のうち、直近の情報から抽出されるキーワードほど数値が高くなるよう前記指標値を設定し、設定された前記指標値によって重み付けされた前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の抽出装置。
  5. 前記生成部は、
    前記ユーザによって購入対象の候補として登録された前記商材に設定されている情報から抽出されるキーワードに基づいて、前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の抽出装置。
  6. 前記生成部は、
    前記ユーザによって購入対象の候補として登録された前記商材に設定されている情報から抽出されるキーワードのうち、予め決められた特定の単語を除いたキーワードに基づいて、前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の抽出装置。
  7. 前記生成部は、
    前記ユーザの行動履歴に含まれる情報であって、前記ユーザが購入に至るまでの段階を示す情報を用いて、前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の抽出装置。
  8. 前記抽出部は、
    前記コンテンツに設定されるコンテンツ情報のうち、前記コンテンツに設定されたカテゴリ、又は前記コンテンツを説明する説明文から抽出されるキーワードを用いて、前記ユーザに配信されるコンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の抽出装置。
  9. 前記取得部は、
    前記ユーザの行動履歴として、所定のオークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを取得し、
    前記抽出部は、
    前記取得部によって取得された情報のうち、前記オークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを用いて、前記ユーザに配信されるコンテンツを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の抽出装置。
  10. 前記取得部は、
    前記ユーザの行動履歴として、所定のオークションサイトにおける商材への入札、商材の落札、及び商材の入札候補への登録を示す情報の少なくとも一つを取得し、
    前記生成部は、
    前記取得部によって取得された情報のうち、前記オークションサイトにおける商材への入札、又は商材の入札候補への登録に対応する行動履歴から抽出されるキーワードには、商材の落札に対応する行動履歴から抽出されるキーワードに比べて高い数値の前記指標値を設定し、設定された指標値によって重み付けされた前記キーワードを用いて、前記ユーザの特徴情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の抽出装置。
  11. 前記ユーザに対応する端末装置から前記所定のコンテンツの配信要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記所定のコンテンツの配信要求を送信した前記端末装置に、前記抽出部によって抽出された所定のコンテンツを配信する配信部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の抽出装置。
  12. コンピュータが実行する抽出方法であって、
    ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービスにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する抽出工程と、
    を含んだことを特徴とする抽出方法。
  13. ユーザに関する情報のうち、通信ネットワークを介して提供される商取引サービスにおいて、ユーザによって特定の商材が購入対象の候補として登録された行動履歴を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザに配信される所定のコンテンツを抽出する抽出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする抽出プログラム。
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