JP2018005426A - メッセージ配信方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

メッセージ配信方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定のサービスを利用したユーザに、メッセンジングサービスを利用して、当該所定のサービスに関連する広告を適切に配信すること。
【解決手段】コンピュータが、端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告を抽出するステップと、前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得するステップと、前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択するステップと、前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信するステップと、を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、メッセージ配信方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
自社のWebサイトを訪れたことのあるユーザに、再訪を促すような広告を配信する技術が知られている。この技術は、「リターゲティング広告」や「リマーケティング広告」と称されている。
この技術では、例えば、以下のような処理を行う。まず、広告配信会社は、各ユーザの端末のWebブラウザに発行されるCookie(クッキー)を利用して各ユーザの訪問履歴を把握し、データベースに蓄積しておく。
広告配信会社は、広告主から、広告主(自社)のWebサイトを訪問したユーザへの広告配信を依頼(入札)されると、データベースを参照し、当該広告主のWebサイトを訪問した履歴を有するユーザを識別する。
広告配信会社は、識別したユーザにより広告配信会社のWebサイトやアプリ等を利用された際に、当該Webサイトや当該アプリが表示する画面において、当該広告主から依頼された広告をバナー等により表示する。これにより、コンバージョン率が高められる。
また、広告配信において、大量の広告を表示させると例えばユーザが不便であるため、ユーザに対する広告主の入札状況や、ユーザの属性に応じて、表示させる広告の数を制限する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2016−062297号公報 特開2014−029726号公報
上述したような広告を、例えばSNS(Social Network Service)でメッセージ等のコンテンツの送受信を行うメッセンジングサービスを利用してPUSH型で配信する場合について考える。なお、PUSH型の配信とは、ユーザの端末に対し、任意のタイミングで配信することをいう。
SNSのメッセンジングサービスのユーザは、友人からのメッセージを受信するとすぐに読み、当該友人にメッセージを返信する場合がある。そのため、広告のメッセージをPUSH型で配信すると、ユーザは、例えば深夜に配信された場合であっても、SNSの友人からのメッセージであると誤解し、当該メッセージを受信するとすぐに読む場合がある。この場合、ユーザは、例えば広告のメッセージをブロックしたり、当該メッセンジングサービスの利用を止めてしまったりする場合があるという問題がある。
そこで、所定のサービスを利用したユーザに、メッセンジングサービスを利用して、当該所定のサービスに関連する広告を適切に配信することを目的とする。
コンピュータが、端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告を抽出するステップと、前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得するステップと、前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択するステップと、前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信するステップと、を実行する。
本発明によれば、所定のサービスを利用したユーザに、メッセンジングサービスを利用して、当該所定のサービスに関連する広告を適切に配信することが可能となる。
また、本発明によれば、メッセージングサービスを利用するユーザは適切な数の広告を受信することができるため、メッセージを確認する煩雑な作業を軽減できることができる。
実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの各装置の機能構成図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 フォロー管理データの一例を示す図である。 サービス利用履歴データの一例を示す図である。 ランキング算出処理の一例を示すフローチャートである。 入札データの一例を示す図である。 ランキングデータの一例を示す図である。 所定期間内に配信する数の上限値を決定する処理の一例を示すフローチャートである。 配信対象の広告を含むメッセージを配信する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理システムの各装置の機能構成図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
<通信の秘密の遵守>
本明細書に記載の発明を実施する場合は、通信の秘密に係る法的事項を遵守の上で実施されるものであることに留意されたい。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、情報処理装置10と、複数の情報処理端末20−1、20−2、・・・(以下、それぞれを区別しない場合、単に、「情報処理端末20」という。)を有する。情報処理装置10と情報処理端末20とはネットワーク2を介して接続される。
ネットワーク2のうちの1つ又は複数の部分は、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、インターネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network,VPN)、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network,LAN)、無線LAN(Wireless LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network,WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN,WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network,MAN)、公衆電話網(Public Switched Telephone Network,PSTN)、携帯電話網(Public Land Mobile Network,PLMN)、衛星通信を用いたネットワーク、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line, DSL)、光ファイバ又はこれらの2つ以上の組み合わせを含むことができる。
情報処理装置10は、例えばサーバにより実現され、情報処理端末20のユーザにSNSを提供する。情報処理装置10は、SNSで提供するサービスとしてメッセージングサービスを提供する。情報処理装置10は、情報処理端末20間で送受信されるメッセージ、スタンプ、画像及び各種ファイルのデータ等のコンテンツの送受信制御を行う。
情報処理端末20は、携帯電話(例えばスマートフォン、フィーチャーフォンなど)、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含むが、本発明はそれらに限定されるものではない。
情報処理端末20は、アプリケーション(アプリ)、又はインターネットブラウザ等を動作させて、各種サービスを実行する。
<ハードウエア構成>
情報処理システム1に含まれる各装置のハードウエア構成について説明する。
(1)情報処理装置
情報処理装置10は、一般的なコンピュータの構成を有している。
図2は、実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。図2において、コンピュータ300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、記憶装置304、入力装置305、表示装置306、通信I/F(Interface)307、及び外部I/F308を有し、ハードウエアの各構成要素は、バスBを介して接続される。
CPU301は、ROM302や記憶装置304等のメモリからプログラムやデータをRAM303上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ300の制御や機能を実現する演算装置である。ROM302は、コンピュータ300の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)の設定、及び各種設定等のプログラムやデータが格納されている。RAM303は、プログラムやデータを一時保持する揮発性のメモリである。記憶装置304は、プログラムやデータを格納している大容量の記憶装置である。
入力装置305は、例えばキーボードやマウス等であり、ユーザが各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置306は、例えばディスプレイ等であり、コンピュータ300による処理結果を表示する。なお、入力装置305又は/及び表示装置306は、必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
通信I/F307は、コンピュータ300をネットワーク2に接続するためのインタフェースである。外部I/F308は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、外部記憶媒体308a等がある。これにより、コンピュータ300は外部I/F308を介して外部記憶媒体308aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。外部記憶媒体308aには例えば、各種の光学ディスクや、各種のメモリカード等が含まれる。
(2)情報処理端末
図3は、実施形態に係る情報処理端末20のハードウエア構成の一例を示す図である。
情報処理端末20は、CPU201、ROM202、RAM203、記憶装置204、入出力装置205、通信I/F206、ディスプレイ207(表示装置)、及び近距離無線通信装置208を備える。なお、情報処理端末20のハードウエアの各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
記憶装置204は各種プログラムを記憶する。CPU201は、記憶装置204に記憶された各種プログラムを実行するコンピュータである。
ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、記憶装置204に記憶された各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を記憶する。
RAM203は、各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域として機能する。
入出力装置205は、情報処理端末20に対する各種指示を入力する入力装置、及び情報処理端末20で処理された処理結果を出力する出力装置の機能を含む。入出力装置205は、ディスプレイ207に接続される。本実施形態において、ディスプレイ207は、タッチ反応型ディスプレイ(タッチパネル)とすることができる。ディスプレイ207がタッチパネルで実現された場合、タッチパネルは、様々なタイプの入力動作を検出する。例えば、ディスプレイ207に表示されたオブジェクトに、タップ(シングルタップ、ダブルタップ)、スライド、スワイプ、パン、プレス(ショートプレス、ロングプレス)、ドラッグ、ピンチオープン、及びピンチクローズ等の入力動作を検出する。また、タッチパネルは、スタイラス等の物体の近接の存在、及び接触等を検出する。
通信I/F206は、ネットワーク2を介して情報処理装置10との通信を行う。近距離無線通信装置208は、近距離無線通信を用いて、周辺に存在するタグ等を検出する。
[第1の実施形態]
<機能構成>
次に、図4を参照し、第1の実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の各装置の機能構成図である。
(1)情報処理装置の機能構成
情報処理装置10は、候補抽出部12、指標算出部13、広告選択部14、及び配信部15を備える。これらの各機能部は、ROM302等に記憶されている1以上のプログラムをCPU301が実行することにより実現される。
候補抽出部12は、情報処理端末20のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、情報処理端末20に配信する複数の広告の候補を抽出する。
指標算出部13は、候補抽出部12により抽出された複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を算出する。なお、広告配信による収益性を示す指標の値は、外部のサーバ等から取得されてもよい。この場合、情報処理装置10は、複数の場所に配置された複数のコンピュータにより実現されてもよい。また、情報処理装置10は、クラウドシステム上に実現されてもよい。
広告選択部14は、指標算出部13により算出された指標の値に応じて、所定期間において情報処理端末20に配信する所定数の広告を選択する。
配信部15は、広告選択部14により選択された広告を、メッセージングサービスを介して情報処理端末20に配信する。
また、情報処理装置10は、記憶部11を有する。記憶部11は、フォロー管理データ111、サービス利用履歴データ112、入札データ113、ランキングデータ114を記憶する。記憶部11は、例えば、記憶装置304により実現される。
(2)情報処理端末の機能構成
情報処理端末20は、閲覧部21、アプリ実行部22、及びタグ処理部23を備える。
閲覧部21は、企業等のWebサイトを閲覧すると、当該Webサイトに係る企業等のIDと、情報処理端末20のIDを情報処理装置10に通知する。
アプリ実行部22は、企業等のアプリを実行すると、当該アプリに係る企業等のIDと、情報処理端末20のIDを情報処理装置10に通知する。
タグ処理部23は、近距離無線通信により、タグから当該タグに係る企業等のIDを受信すると、当該タグに係る企業等のIDと、情報処理端末20のIDを情報処理装置10に通知する。
<処理>
次に、図5を参照し、実施形態に係る情報処理装置10の処理について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理システム1の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS11において、候補抽出部12は、情報処理端末20のユーザが所定のサービスを利用したことを検知する(ステップS11)。
続いて、候補抽出部12は、当該所定のサービスを提供している企業のアカウントを特定する(ステップS12)。
続いて、候補抽出部12は、情報処理端末20のユーザが、メッセージングサービスにおいて、当該企業のアカウントをフォローしているか判定する(ステップS13)。なお、アカウントをフォローするとは、例えば、情報処理端末20のユーザが、情報処理装置10に、当該アカウントからのメッセージの受信を許可する設定を行っていることをいう。例えば、情報処理装置10に「公式アカウント」として登録されている企業等のアカウントの一覧から、情報処理端末20のユーザがアカウントを選択し、「追加」操作を行うことにより、当該アカウントをフォローすることが設定される。
図6は、フォロー管理データ111の一例を示す図である。情報処理装置10は、予め、フォロー管理データ111を記憶部11に格納しておく。フォロー管理データ111には、ユーザID毎に、各ユーザがフォローしている企業アカウントが登録されている。ユーザIDは、メッセージングサービスにおけるユーザのアカウントの識別情報である。企業アカウントは、メッセージングサービスにおける企業等のアカウントの識別情報である。図6の例では、「ユーザ1」は、A社、B社、C社、・・・のアカウントをフォローしている。
情報処理端末20のユーザが、当該企業のアカウントをフォローしていない場合(ステップS13でNO)、処理を終了する。なお、情報処理端末20のユーザが、当該企業のアカウントをフォローしていない場合であっても、以下の処理により、広告を配信してもよい。
情報処理端末20のユーザが、当該企業のアカウントをフォローしている場合(ステップS13でYES)、指標算出部13は、情報処理端末20のユーザに対する当該企業の広告のランキングを算出する(ステップS14)。なお、ランキングの算出は、例えば1時間毎等の所定のタイミングで、バッチ処理により実行してもよい。
続いて、広告選択部14は、情報処理端末20のユーザに対し、所定期間内に配信する数の上限値を算出する(ステップS15)。
続いて、広告選択部14は、情報処理端末20のユーザに対する当該企業の広告のランキング(配信の優先順位)が、上位から当該上限値以内であるか否かを判定する(ステップS16)。
上位から当該上限値以内でなければ(ステップS16でNO)、処理を終了する。
上位から当該上限値以内であれば(ステップS16でYES)、配信部15は、メッセージングサービスを用いて、配信対象の広告を含むメッセージを、所定のタイミングで情報処理端末20に配信する(ステップS17)。
≪サービス利用検知、アカウント検出≫
次に、ステップS12のサービスの利用を検知する処理、及びステップS13の企業(広告主)及びユーザのアカウントを検出する処理について説明する。
以下では、所定のサービスが、Webサイトである場合、アプリである場合、実店舗等への訪問である場合について、それぞれ説明する。
(Webサイト)
まず、情報処理端末20が、サービスの利用として、広告主である企業等のWebサイトを閲覧したことを検知する場合について説明する。
この場合、例えば、WebサイトのHTMLに、情報処理装置10から発行されたリターゲティング用のタグコードが張り付けられているものとする。
情報処理端末20が、Webブラウザを介して当該Webサイトにアクセスすると、情報処理端末20に、リターゲティング用のCookieが発行され、情報処理装置10に、情報処理端末20のIDと、リターゲティング用のCookieがログに記録される。情報処理端末20のIDとして、例えば、情報処理端末20のOSが提供するIDFA(Identification For Advertisers)、やAdID(Advertising ID)を用いてもよい。または、当該Webサイトにアクセスした際に、例えば情報処理端末20から情報処理装置10に、情報処理端末20のユーザのアカウントIDを通知してもよい。
これにより、情報処理端末20のユーザが所定のサービスを利用したことを検知することができる。
また、情報処理装置10は、例えばリターゲティング用のCookieを用いて、WebサイトのURLを判定し、当該URLに基づき、SNSのメッセージングサービスにおける、企業(広告主)のアカウントIDを検出する。
(アプリ)
次に、情報処理端末20が、サービスの利用として、企業等のアプリを使用またはインストールしたことを検知する場合について説明する。
情報処理端末20が、アプリを使用またはアプリをインストールすると、例えば企業等のサーバを介して、情報処理装置10に、情報処理端末20のIDと、当該アプリの識別情報がログに記録される。
これにより、情報処理端末20が所定のサービスを利用したことを検知することができる。
また、情報処理装置10は、例えば当該アプリの識別情報に基づき、SNSのメッセージングサービスにおける、企業のアカウントIDを検出する。
(タグ)
情報処理端末20は、広告主である企業等の実店舗に設置されたタグ(ビーコン、Beacon)から、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信により、広告主である企業等のIDを示す情報を受信すると、情報処理装置10に、受信したIDと、情報処理端末20のIDを通知する。それにより、情報処理装置10に、情報処理端末20のIDと、広告主である企業等のIDがログに記録される。
なお、これらの各サービスのログを記録する処理は、公知技術を用いて実行してもよい。
また、情報処理装置10は、情報処理端末20のIDに基づき、SNSのメッセージングサービスにおける、情報処理端末20のユーザのアカウントIDを検出する。なお、情報処理装置10には、予め、情報処理端末20のIDと、情報処理端末20のユーザのアカウントIDとが対応付けて管理されている。
図7は、サービス利用履歴データ112の一例を示す図である。サービス利用履歴データ112には、ユーザID毎に、サービスと日時が対応付けて記憶される。サービスは、ユーザが利用したサービスを示す情報である。日時は、ユーザが当該サービスを利用した日時である。
図7の例では、「ユーザ1」が、「2016/6/19 10:39」に、「A社Webサイト1を訪問」したこと等の履歴が記憶される。なお、サービス利用履歴データ112に記憶されているデータは、日時が所定時間(例えば72時間)経過した際に、消去されてもよい。それにより、サービス利用時から所定時間を経過し、クリック率やコンバージョン率が比較的低下したと想定されるユーザに、他の広告を配信できるようになる。なお、クリック率やコンバージョン率は、「操作率」の一例である。
≪ランキング算出≫
次に、図8を参照して、ステップS14の、情報処理端末20のユーザに対する当該企業の広告のランキングを算出する処理について説明する。
図8は、ランキング算出処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、指標算出部13は、情報処理端末20のユーザに対し、メッセンジングサービスを利用したPUSH型配信による広告の配信を希望する広告主が複数存在するか否かを判定する。具体的には、例えば、フォロー管理データ111、サービス利用履歴データ112、入札データ113を参照し、ユーザがフォローしている企業アカウントにおける、ユーザが利用したサービスに応じた広告の依頼が複数存在するか否かを判定する。
図9は、入札データ113の一例を示す図である。入札データ113には、企業アカウント(広告主)、サービス、配信広告、入札CPC(Cost Per Click)、CTR(Click Through Ratio、クリック率)、収益性を示す指標の項目が格納される。配信広告は、メッセージで配信する広告の内容を示す情報である。入札CPC、CTR、及び収益性を示す指標については後述する。
広告主が複数存在しない場合(ステップS101でNO)、処理を終了する。
広告主が複数存在する場合(ステップS101でYES)、指標算出部13は、入札データ113を参照し、当該ユーザに対して配信を希望する各広告に対する収益性を示す指標を算出する(ステップS102)。
収益性を示す指標として、例えばeCPM(effective Cost Per Mille)を用いる。eCPMは、広告の配信を1000回実行した場合に、広告主から広告配信会社に支払われる料金である。
eCPMは、例えば、各広告内のリンクに対するクリック率の実績値または予測値と、広告主から入札された入札CPC(1クリック当たりの広告単価、クリック単価)に基づいて算出する。なお、クリック率は、広告を配信した数に対する、当該広告内のリンクをクリックされた回数の割合である。この場合、所定回数以上配信されている広告についてはCTRの実績値を用い、新規の広告については、業種毎や広告主毎の平均CTRをCTRの予測値としてもよい。なお、クリック率及びクリック単価の代わりに、コンバージョン率及びコンバージョン単価等を用いて、eCPMを算出してもよい。
eCPMを用いることにより、広告主の入札方法が、配信回数に応じた課金(インプレッション課金)であるか、例えば広告に含まれるWebサイトへのリンクがユーザにクリックされた回数に応じた課金(CPC課金)であるか等によらず、広告の配信数に対する広告配信会社の収益性を判定できる。
なお、収益性を示す指標として、例えばCPM等を用いてもよい。
続いて、指標算出部13は、算出した指標の値が高い順に、各広告を当該ユーザに対応付けてランキングデータ114に記憶し(ステップS103)、処理を終了する。
なお、サービス利用から所定期間(例えば3日)以内は、クリック率やコンバージョン率が高いと想定される。そのため、収益性を示す指標に、サービス利用時からの経過時間に応じた係数を乗算してもよい。例えば、サービス利用から1日以内のサービスに対応付けられた広告の収益性を示す指標には、係数として「2」を乗算してもよい。
図10は、ランキングデータ114の一例を示す図である。ランキングデータ114には、ユーザID毎に、ランキング(順位)と配信広告が対応付けて記憶される。
図10の例では、「ユーザ1」に対し、「配信広告A4」、「配信広告B1」、「配信広告A1」、「配信広告C1」、・・・の順で、配信広告が登録される。
なお、上述したランキング算出処理は、ユーザによるサービス利用を検知した際に実行されてもよいし、所定時間(例えば1時間)毎に実行されてもよい。または、広告に対する広告主の入札額が変更された際や、広告に対するクリック率が更新された際等、ランキング算出に用いられる各データのいずれかが更新された際に実行されてもよい。
≪配信数の上限値決定≫
次に、ステップS15の、情報処理端末20のユーザに対し、所定期間内に配信する数の上限値を算出する処理について説明する。
図11は、所定期間内に配信する数の上限値を決定する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201において、広告選択部14は、所定期間内に配信する数の上限値に、広告配信会社が予め設定した規定値(例えば、1日当たりの配信は3回以内)を設定する。
続いて、広告選択部14は、所定期間(例えば1週間)における、情報処理端末20のユーザの各広告におけるクリック率の平均値を算出する(ステップS202)。
続いて、広告選択部14は、算出したクリック率の平均値に応じて、所定期間内に配信する数の上限値を変更する(ステップS203)。例えば、クリック率の平均値が高くなるにしたがって、所定期間内に配信する数の上限値が、ステップS201で設定した値よりも大きくなるように設定する。
続いて、広告選択部14は、所定期間(例えば1週間)における、情報処理端末20のユーザの各広告に対する情報処理端末20のユーザによるネガティブリアクションの回数を算出する(ステップS204)。
ここで、ネガティブリアクションとは、配信された広告の広告主のアカウントからのメッセージをブロック(配信停止)する操作、メッセージ受信時の通知をOFFとする操作(受信通知無効操作)、配信された広告を削除する操作、配信された広告の広告主からのメッセージの一覧(スレッド)を削除する操作等である。
続いて、広告選択部14は、算出したネガティブリアクションの回数に応じて、所定期間内に配信する数の上限値を減少させ(ステップS205)、処理を終了する。例えば、ネガティブリアクションの回数が高くなるにしたがって、所定期間内に配信する数の上限値が、ステップS203で設定した値よりも小さくなるように設定する。
なお、ネガティブリアクションの回数の代わりに、広告の配信回数に対するネガティブリアクションの回数の割合に応じて、所定期間内に配信する数の上限値を減少させてもよい。
≪配信数の上限値決定の変形例≫
配信数の上限値は、ユーザによって個別に手動で設定されてもよい。この場合、例えば、以下のような処理により設定してもよい。まず、情報処理端末20において、ユーザが、配信数の上限値を設定する操作を行う。情報処理端末20は、アカウントIDまたは端末IDとともに、ユーザに設定された配信数の上限値を情報処理装置10に通知する。広告選択部14は、通知された上限値を、当該情報処理端末20のユーザに対し、所定期間内に配信する数の上限値とする。
配信数の上限値は、ユーザのカテゴリ(属性)によって自動的に設定されてもよい。この場合、広告選択部14は、例えばユーザの年代や性別等に応じて予め設定されている上限値を、当該ユーザに対し所定期間内に配信する数の上限値とする。
配信数の上限値は、広告のカテゴリ毎に自動的に設定されてもよい。この場合、広告選択部14は、例えば広告に対して予め付与されている、教育、医療、物品の種別等の属性に応じて予め設定されている上限値を、当該ユーザに対し所定期間内に配信する数の上限値とする。
≪配信処理≫
次に、ステップS17の、メッセージングサービスを用いて、配信対象の広告を含むメッセージを所定のタイミングで情報処理端末20に配信する処理について説明する。
図12は、配信対象の広告を含むメッセージを配信する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS301において、配信部15は、情報処理端末20のユーザに対し、メッセンジングサービスを利用したPUSH型配信による広告の配信を希望する広告主が複数存在するか否かを判定する。この処理は、ステップS101の処理と同様である。
広告主が複数存在しない場合(ステップS301でNO)、処理を終了する。なお、情報処理端末20のユーザに対し、広告の配信を希望する広告主が1つの場合は、当該広告が情報処理端末20に配信される。
広告主が複数存在する場合(ステップS301でYES)、配信部15は、ランキングデータ114を参照し、当該ユーザに対して配信を希望される複数の広告うち、ランキング順に配信数の上限値までの広告を抽出する(ステップS302)。
続いて、配信部15は、サービス利用履歴データ112、入札データ113を参照し、抽出した広告に対するサービスを利用してから所定期間(例えばサービス利用から1時間経過後から、サービス利用から3日経過前)以内かつ所定時間帯内(例えばAM10:00〜PM19:00)の時点を、抽出した各広告の配信時刻に設定する(ステップS303)。
配信部15は、当該所定期間を、情報処理端末20のユーザが利用したサービスの種別に応じて決定してもよい。例えば、Webサイト訪問、アプリ使用、タグ読み取り等のサービスの種別に応じて、当該所定期間を決定する。これにより、例えば、Webサイト訪問直後に広告を配信すると、ユーザに迷惑がられ、ブロック操作等をされる可能性が想定される場合に、Webサイト訪問から例えば1時間以上経過した後に、広告を配信することができる。また、ユーザが広告主の実店舗に行き、当該実店舗に設置されたタグを読み取った場合、タグを読み取ってから例えば3時間以上経過した後に、ユーザが当該実店舗における買い物から帰宅した頃を見計らって、例えばシークレットセールの広告を配信することができる。
配信部15は、当該所定期間を、情報処理端末20のユーザに応じて決定してもよい。例えば、サービスの利用直後に配信された広告内のリンクに対するクリック率が高いユーザに対しては、サービスの利用直後から配信可能としてもよい。
なお、以下のような処理により、抽出した各広告の配信時刻を設定してもよい。
(1)メッセージングサービスアプリ使用時
メッセージングサービスアプリを使用して、情報処理端末20のユーザが、友人等の他のユーザのアカウントや、人工知能(AI)を使用してメッセージにより会話を行う企業アカウントにメッセージを送信した際に、広告メッセージを配信する。または、友人等の他のユーザのアカウントからのメッセージを開いた際に、広告メッセージを配信する。
これにより、例えば深夜等の時間帯であっても、ユーザがメッセージングサービスを利用可能なときに広告メッセージを配信するため、クリック率が高まることが期待できる。
(2)機械学習により配信タイミングを決定
複数の広告のそれぞれを配信した時刻のうち、情報処理端末20のユーザのクリック率を大きくするとともに、情報処理端末20のユーザのネガティブリアクションを小さくする配信時刻を、機械学習により算出してもよい。これにより、例えば勤務時間以外の時刻における配信であれば広告メッセージ中のリンクをクリックし易い等、ユーザの生活リズムに合わせた配信ができる。
また、情報処理端末20のユーザが利用したメッセージングサービスの複数種別のそれぞれに応じたタイミングのうち、情報処理端末20のユーザのクリック率を大きくするとともに、情報処理端末20のユーザのネガティブリアクションを小さくする配信時刻を、機械学習により算出してもよい。これにより、例えば、特定のアカウントとメッセージによる会話を行っている場合は時間的な余裕があるため広告メッセージ中のリンクをクリックし易い等、ユーザの行動に合わせた配信ができる。
続いて、配信部15は、各広告の配信間隔を、所定時間(例えば1時間)以上離れるように、抽出した各広告の配信時刻を更新する(ステップS304)。
続いて、配信部15は、現在時刻が、広告の配信時刻になったことを検知すると、当該広告を情報処理端末20へ配信し(ステップS305)、処理を終了する。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。第1の実施形態では、情報処理装置10の配信部15が、各広告の配信時刻を設定する例について説明した。第2の実施形態では、情報処理端末20が、ユーザのアクションから所定時間経過後に、情報処理装置10に配信依頼を通知する例について説明する。
<機能構成>
次に、図13を参照し、第2の実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について説明する。図13は、第2の実施形態に係る情報処理システム1の各装置の機能構成図である。
第2の実施形態に係る情報処理端末20は、第1の実施形態に係る情報処理端末20が有する各機能部に加え、配信依頼部24をさらに備える。
配信依頼部24は、情報処理端末20のユーザがサービスを利用したことを検知すると、当該サービスの種別に応じた所定期間の経過後に、情報処理装置10の配信部15に配信依頼を通知する。
第2の実施形態に係る情報処理装置10の配信部15は、配信依頼を受信すると、第1の実施形態と同様に、ランキング順に配信数の上限値までの広告を抽出して、当該情報処理端末20に通知する。
<処理>
次に、図14を参照し、第2の実施形態に係る情報処理システム1の処理について説明する。図14は、第2の実施形態に係る情報処理システム1の処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS401において、情報処理端末20の配信依頼部24は、情報処理端末20のユーザが所定のサービスを利用したことを検知する。
続いて、情報処理端末20の配信依頼部24は、当該サービスの種別に応じて、広告の配信を受けるまでの所定期間を決定する(ステップS402)。配信依頼部24は、例えば、Webサイト訪問、アプリ使用、タグ読み取り等のサービスの種別に応じて予め設定されている期間を、広告の配信を受けるまでの所定期間とする。
続いて、情報処理端末20の配信依頼部24は、ユーザが当該サービスを利用した後、当該所定期間が経過したことを検知する(ステップS403)。
続いて、情報処理端末20の配信依頼部24は、情報処理装置10の配信部15に配信依頼を通知する(ステップS404)。なお、この配信依頼に、情報処理端末20のユーザのアカウントIDまたは情報処理端末20のIDや、ユーザが利用した当該サービスのIDを含めて通知してもよい。
続いて、情報処理装置10の配信部15は、第1の実施形態の図5のステップS12乃至ステップS17の処理を行い、ランキング順に配信数の上限値までの広告を抽出して(ステップS405)、抽出した広告を、メッセージングサービスを介して当該情報処理端末20に配信する(ステップS406)。
これにより、例えば、Webサイト訪問直後に広告を配信すると、ユーザに迷惑がられ、ブロック操作等をされる可能性が想定される場合に、Webサイト訪問から例えば1時間以上経過した後に、広告を配信することができる。また、ユーザが広告主の実店舗に行き、当該実店舗に設置されたタグを読み取った場合、タグを読み取ってから例えば3時間以上経過した後に、ユーザが当該実店舗における買い物から帰宅した頃を見計らって、例えばシークレットセールの広告を配信することができる。
<まとめ>
SNS等のメッセージングサービスを利用した広告配信におけるリンクのクリック率は、メールマガジン等のメールサービスを利用した広告配信におけるリンクのクリック率と比較して、10倍程度高い場合がある。一方、メッセージングサービスを利用した広告配信の頻度が高すぎると、ユーザが広告配信をブロックしてしまう場合がある。
上述したように、本実施形態によれば、端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、端末に配信する複数の広告を抽出する。そして、抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値に応じて、所定期間において端末に配信する所定数の広告を選択する。そして、選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信する。
これにより、ユーザは、配信される広告の頻度が適正に保たれつつ、自身が利用したサービスに関する広告の情報を取得することができる。また、広告主は、配信数の制限以内のランキングとなるような額で入札することによって、ユーザによりリンクのクリック率が高い、メッセージングサービスを利用した広告配信を利用することができる。また、広告配信会社は、ユーザによるブロックやSNSサービスの利用停止を防ぎながら、収益を向上させることができる。
[その他]
情報処理装置10は、任意の数のコンピュータから構成される。例えば、情報処理装置10は、組み込みコンピュータシステム、システムオンチップ(System On Chip,SoC)、コンピュータオンモジュール(Computer On Module,COM)及びシステムオンモジュール(System On Module,SOM)等のシングルボードコンピュータシステム(Single Board Computer System,SBC)、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、メインフレームコンピュータ、汎用サーバ、及びこれらの2つ以上の組み合わせから構成されてもよい。
情報処理装置10は、複数の場所に配置された複数のコンピュータにより実現されてもよい。また、情報処理装置10は、クラウドシステム上に実現されてもよい。
情報処理端末20のCPU201及び情報処理装置10のCPU301(以下、単にCPU)は、複数のプロセッサを含むことができる。また、CPUは、1以上の演算論理装置(Arithmetric Logic Unit,ALU)を含むことができる。
情報処理端末20及び情報処理装置10は、1つまたは複数のメモリ管理ユニット(Memory Management Unit,MMU)を含んでもよい。この場合、MMUが、CPUのRAM(203、302)へのアクセスを制御する。
情報処理端末20のRAM203及び情報処理装置10のRAM302は、単一ポートRAMでもよいし、マルチポートRAMでもよい。また、RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM、又はDRAMとSRAMとの組み合わせでもよい。
情報処理端末20のROM202及び情報処理装置10のROM302は、マスクROM(Mask ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なプログラマブルROM(EPROM)、電気消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、電気書き換え可能なプログラマブルROM(EAROM)、フラッシュメモリ、又は、これらの2つ以上の組み合わせでもよい。
情報処理端末20の記憶装置204及び情報処理装置10の記憶装置304(以下、単に記憶装置)は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、光ディスクドライブ(Optical Disk Drive,ODD)、光磁気ディスク、磁気テープ、USBドライブ(Universal Serial Bus Drive)、フロッピィディスクドライブ(Floppy Disk Drive,FDD)又は、これらの2つ以上の組み合わせでもよい。情報処理端末20及び情報処理装置10は、記憶装置を内部に設けてもよいし、外部に設けてもよいし、内部と外部の両方に設けてもよい。
情報処理端末20の入出力装置205は、1以上の入力機器、及び出力機器と接続可能であって、これらの機器を介して、情報処理端末20に対するユーザからの指示を受け付けると共に、情報処理端末20からの各種出力情報を表示させる。入出力装置205は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、マイクロフォン、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、スピーカ、カメラ、トラックボール、及びこれらの機器の2つ以上の組み合わせを接続することができる。
上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、情報処理装置10に供給してもよい。そして、情報処理装置10が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、上述の実施形態が達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体には、上述したメッセージ配信方法を、情報処理装置10に実行させるプログラムが記憶される。
具体的には、コンピュータに、端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告を抽出するステップと、前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得するステップと、前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択するステップと、前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信するステップと、を実行させるプログラムが記憶媒体に記憶される。
また、コンピュータ装置が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に従って、コンピュータ装置上で動作しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行ってもよい。さらに、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されてもよいことは言うまでもない。
上述した実施形態では、明記されていない限り、又は、文脈によって示されていない限り、「又は」は排他的ではなく包含的である。つまり、上述した実施形態では、「A又はB」は、「A、B、又はその両方」を意味する。
また、上述した実施形態では、明記されていない限り、又は、文脈によって示されていない限り「及び」は両方の場合と、個別の場合とを含む。つまり、上述した実施形態では、「A及びB」は、「A及びBの両方、又は、AとBとが個別に」を意味する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 記憶部
111 フォロー管理データ
112 サービス利用履歴データ
113 入札データ
114 ランキングデータ
12 候補抽出部
13 指標算出部
14 広告選択部
15 配信部
20 情報処理端末
21 閲覧部
22 アプリ実行部
23 タグ処理部
24 配信依頼部

Claims (11)

  1. 情報処理装置が、
    端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告を抽出するステップと、
    前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得するステップと、
    前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択するステップと、
    前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信するステップと、
    を実行することを特徴とするメッセージ配信方法。
  2. 前記サービスは、前記端末による所定のWebサイトの閲覧、前記端末による所定のアプリケーションの利用、または、前記端末による近距離無線通信での所定のタグの読み取りであることを特徴とする、
    請求項1記載のメッセージ配信方法。
  3. 前記抽出するステップは、前記ユーザが利用したサービスに応じた広告の広告主の前記メッセージングサービスにおけるアカウントと、前記ユーザのアカウントが所定の関係で対応付けられている場合に、当該広告を抽出することを特徴とする、
    請求項1または2記載のメッセージ配信方法。
  4. 前記配信するステップは、端末のユーザがサービスを利用してから、第1の所定時間を経過後、第2の所定時間が経過するまでの間に、前記選択した広告を配信する、ことを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のメッセージ配信方法。
  5. 端末のユーザが利用したサービス、端末のユーザが利用したサービスの種別、または端末のユーザに応じて、前記第1の所定時間を決定するステップを実行することを特徴とする、
    請求項4記載のメッセージ配信方法。
  6. 前記所定数は、前記ユーザによる配信されたメッセージに含まれるリンクの操作、または前記ユーザによる配信されたメッセージに対するブロック操作、削除操作、あるいは受信通知無効操作に応じて、決定されることを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のメッセージ配信方法。
  7. 前記指標は、各広告内のリンクに対する操作率と、広告の広告主から入札された当該操作当たりの広告単価に基づいて算出されることを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のメッセージ配信方法。
  8. 前記配信するステップは、前記端末において、前記メッセージングサービスの使用が検知された際に、前記選択した広告を配信することを特徴とする、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のメッセージ配信方法。
  9. 前記ユーザによる配信されたメッセージに含まれるリンクの操作率を大きくする、または前記ユーザによる配信されたメッセージに対するブロック操作、削除操作、あるいは受信通知無効操作の回数を小さくする、時刻または前記メッセージングサービスの使用のタイミングを、機械学習により算出するステップをさらに含み、
    前記配信するステップは、前記算出された時刻または前記メッセージングサービスの使用のタイミングで、前記選択した広告を配信することを特徴とする、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載のメッセージ配信方法。
  10. 端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告の候補を抽出する候補抽出部と、
    前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得する指標算出部と、
    前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択する広告選択部と、
    前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信する配信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置に、
    端末のユーザが利用した複数のサービスの各々に応じて、前記端末に配信する複数の広告を抽出するステップと、
    前記抽出した複数の広告の各々に対する、広告配信による収益性を示す指標の値を取得するステップと、
    前記取得した指標の値に応じて、所定期間において前記端末に配信する所定数の広告を選択するステップと、
    前記選択した広告を、メッセージングサービスを介して前記端末に配信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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