JP2016176579A - タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 - Google Patents
タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016176579A JP2016176579A JP2015058779A JP2015058779A JP2016176579A JP 2016176579 A JP2016176579 A JP 2016176579A JP 2015058779 A JP2015058779 A JP 2015058779A JP 2015058779 A JP2015058779 A JP 2015058779A JP 2016176579 A JP2016176579 A JP 2016176579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- fixing lever
- tool
- tool body
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
Description
図22において、自動ドア装置101は、取り付け用の自動ドア装置ベース102と、この自動ドア装置ベース102に取り付けられる駆動ユニット103と、駆動ユニット103の駆動により開閉動するドア104とを備えて構成されている。
図23に図示するように、特許文献1に開示されたタイミングベルト連結用具201は、タイミングベルト202の端末を接続固定する用具本体203と、一端側が用具本体203に回動可能に取り付けられタイミングベルト202の端末を固定する回動レバー204とを備えて構成されている。
用具本体203は、一端側にタイミングベルト挿脱口204が開口形成され、内側には回動レバー収容室205が形成されている。回動レバー収容室205には、タイミングベルト挿脱口204の近傍に回動レバー用係止部206が形成されている。
回動レバー204は、用具本体203の軸方向に遊動自在で、回動レバー出入口211より上下方向へ出入自在となるように取り付けられることで、回動レバー収容室205に内装されている。回動レバー204には、この一端側から下方に延びるように設けられたタイミングベルト衝当部207と、タイミングベルト202の歯部210に係合可能に形成された抜け止め溝208と、回動レバー用係止部206に対して係脱自在なるよう係止する係留部209とを備えて構成されている。
まず、図23(a)に図示するように、タイミングベルト202の端末を、用具本体203のタイミングベルト挿脱口204から、図23(a)に図示する矢印Wの指示する方向に挿入する。そして、タイミングベルト202の端末を、回動レバー204のタイミングベルト衝当部207に押し当て回動レバー204を閉じる方向(図23(a)においては、矢印Xの指示する方向)に回動させる。これにより、図23(b)に図示するように、回動レバー204の抜け止め溝208がタイミングベルト202の歯部210に係合する。
最後に、図23(c)に図示するように、用具本体203の下面に形成された螺合孔214に、回動停止用ビス215を螺合することにより、回動レバー204の回動を阻止する。
以上により、タイミングベルト202の端末を、タイミングベルト連結用具201に接続固定する作業が完了する。
まず、図23(c)に図示する回動停止用ビス215を、用具本体203の螺合孔214から取り外す。
そして、タイミングベルト202を、図23(c)に図示する矢印Zの指示する方向に押し込む。すると、回動レバー204を押し入れさせることにより、図23(b)に図示するように、係留部209が用具本体203の回動レバー用係止部206から離脱する。このとき、タイミングベルト202を、少し引出方向(図23(b)においては、矢印Yの指示する方向)へ牽引することで、図23(a)に図示するような回動レバー204が開いた状態となる。これにより、タイミングベルト202を、用具本体203から引き抜くことができる。
以上により、タイミングベルト202をタイミングベルト連結用具201から取り外す作業が完了する。
ここで、タイミングベルトの張りが弱い場合、すなわち、タイミングベルトに撓みが生じている場合、ドアがストッパーに当たった際に、タイミングベルトが用具本体への挿入方向(図23(c)においては、矢印Zの指示する方向)に押し込まれる。すると、図23(c)において、回動レバー204の係留部209と用具本体203の回動レバー用係止部206との係合が解除されてしまう。これにより、タイミングベルト連結用具201は、回動レバー204が開いてしまい、タイミングベルト202の端末の接続固定状態が解除されてしまうというようなことがあった。このような場合に、タイミングベルト202がタイミングベルト連結用具201から離脱してしまうというような問題点があった。
しかしながら、タイミングベルト連結用具201を、連結具112(図22参照)に組み付けた状態にあっては、用具本体203の下側から回動停止用ビス215を螺合し難くなる。このため、タイミングベルト連結用具201を連結具112から取り外して回動停止用ビス215を螺合しなければならず、タイミングベルト202の端末の接続固定に係る作業性が悪いという問題点があった。
図1は本発明の自動ドア装置の構成図、図2は本発明のタイミングベルト連結用具と、吊り金具、及び、取り付け金具の斜視図、図3はタイミングベルト連結用具の実施例1の分解斜視図、図4は図3における用具本体を構成する半割本体の一方を示す図であって、(a)は半割本体の斜視図、(b)は半割本体の側面図、図5はタイミングベルト固定レバーの斜視図、図6はタイミングベルト抜け防止部材、及び、第2付勢部材の斜視図、図7はタイミングベルト連結用具の斜視図、図8はタイミングベルトの端末をタイミングベルト連結用具に接続固定する作業手順の説明図であって、タイミングベルト固定レバーをタイミングベルトの端末に固定する前の状態を示す図、図9はタイミングベルト固定レバーをタイミングベルトの端末に装着した状態であって、タイミングベルト固定レバーを用具本体に係合する前の状態を示す図、図10はタイミングベルト固定レバーを用具本体に係合した状態を示す図、図11はタイミングベルトが用具本体への挿入方向に押し込まれた際の本発明の作用を説明する図、図12はタイミングベルトの端末とタイミングベルト連結用具との接続固定を解除する作業手順の説明図であって、タイミングベルト抜け防止部材を押し下げた状態を示す図、図13はタイミングベルト固定レバーと用具本体との係合を解除した状態を示す図である。
なお、図中の矢印は、前後、上下、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
自動ドア装置1は、図1に図示するように、取り付け用の自動ドア装置ベース2と、この自動ドア装置ベース2に取り付けられる駆動ユニット3と、駆動ユニット3の駆動により開閉動するドア4とを備えて構成されている。
タイミングベルト10は、図1に図示するように、本発明に係るタイミングベルト連結用具11によって無端状に連結されている。タイミングベルト10には、タイミングベルト連結用具11に組み付けられた取り付け金具12、及び、この取り付け金具12が取り付けられる吊り金具13を介してドア4が取り付けられている。
吊り金具13は、図1及び図2に図示するように、ドア4の上部に固定される吊り金具本体15と、自動ドア装置1の上部レール(図示せず)の上を転動可能に形成されるハンガーローラ16とを備えて構成されている。吊り金具本体15には、取り付け金具12がボルト17及びナット(図示せず)の締結によって固定されている。
以下、タイミングベルト連結用具11について詳細に説明する。
一対のタイミングベルト連結用具11は、何れも、同一の構成及び構造を有している。
したがって、以下、一対のタイミングベルト連結用具11のうちの1つについて説明する。
以下、タイミングベルト連結用具11の各構成について説明する。
用具本体20は、図2及び図7に図示するように、一対の半割本体28を突き合わせ状態にして構成されている。
各半割本体28は、左右対称の形状に形成され、何れも、同一の構成及び構造を有している。
したがって、以下、一対の半割本体28のうちの1つについて説明する。
上壁29には、図3及び図4に図示するように、レバー出入口37と、第1嵌挿孔38とが形成されている。
底壁30には、タイミングベルト載置面39と、第2嵌挿孔40とが設けられている。
タイミングベルト載置面39は、タイミングベルト10(図2参照)の端末部を用具本体20内に挿入し、後述するタイミングベルト端末部収容室34に収容したときに、タイミングベルト10の端末部が下面10a側を下にして載置される部分として形成されている。タイミングベルト載置面39は、図4に図示するように、底壁30の軸方向の一端側(図3及び図4においては、前後方向の前端側)の内側に平面状に形成されている。
タイミングベルト挿脱口41は、タイミングベルト10(図2参照)の端末部をタイミングベルト端末部収容室34に挿脱する部分として設けられている。タイミングベルト挿脱口41は、図4に図示するように、前壁31の下側を貫通し、タイミングベルト端末部収容室34に連通するように形成されている。
ガイド長孔44は、図3に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の後述する回動軸45を係合する部分として形成されている。ガイド長孔44は、タイミングベルト固定レバー21が回動可能に、且つ、用具本体20の軸方向(図3及び図4においては、前後方向)に移動可能に取り付けることができるような形状に形成されている。ガイド長孔44は、長円形に形成された溝であって、側壁33の中間部に側壁33の軸方向(図3及び図4においては、前後方向)に沿って直線状に延びるように形成されている。
タイミングベルト固定レバー21は、図3及び図5に図示するように、一対の回動軸45と、タイミングベルト当接部46と、移動規制突起47と、抜け止め溝48と、係合突起49とを備えて構成されている。
一対の回動軸45は、図5に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の軸方向の一端側(図5においては、前後方向の後端側)に形成され、図5における左右両側から突出するように設けられている。
第1付勢部材22は、タイミングベルト固定レバー21を付勢し、タイミングベルト固定レバー21の他端側を、タイミングベルト10(図2参照)の端末部を固定する位置からタイミングベルト10の固定を解除する位置に向かって回動させる部材として備えられている。第1付勢部材22は、タイミングベルト固定レバー21を付勢する力(スプリング力)が、後述する第2付勢部材24がタイミングベルト抜け防止部材23を付勢する力(スプリング力)よりも大きくなるように設定されている。
第1付勢部材22は、特に限定するものではないが、図3に図示するような形状に形成され、リング部51と、第1脚部52と、第2脚部53とを備えて構成されるスプリングである。第1付勢部材22は、図3に図示するようなスプリングに限定されるものではなく、他の弾性を有する部材であってもよいものとする(他の具体例としては、実施例2を参照)。
タイミングベルト抜け防止部材23は、図6に図示するように、軸状に形成され、第1嵌挿軸54と、移動規制部55と、第2嵌挿軸56とを備えて構成されている。
第1嵌挿軸54は、特許請求の範囲における「嵌挿軸」に相当するものである。
第1嵌挿軸54は、図6に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の軸方向の一端側(図6においては、上下方向の上側)に円柱状に形成されている。第1嵌挿軸54は、図3に図示する用具本体20の上壁29に形成された第1嵌挿孔38に嵌挿することができるように形成されている。第1嵌挿軸54は、第1嵌挿孔38に嵌挿されたときに用具本体20の軸方向に直交する方向(図3においては、上下方向)に移動可能となるように形成されている。
第2嵌挿軸56は、図6に図示するように、移動規制部55の下端に連続して設けられ円柱状に形成されている。第2嵌挿軸56は、図3に図示する用具本体20の底壁30に形成された第2嵌挿孔40に嵌挿することができるように形成されている。第2嵌挿軸56は、第2嵌挿孔40に嵌挿されたときに用具本体20の軸方向に直交する方向(図3においては、上下方向)に移動可能となるように形成されている。第2嵌挿軸56は、後述する第2付勢部材24を嵌挿する部分として形成されている。
第2付勢部材24は、タイミングベルト抜け防止レバー22のタイミングベルト抜け防止レバー付勢部53を付勢し、タイミングベルト抜け防止レバー53の他端側がタイミングベルト固定レバー21を押し下げるように回動させることができる部材として備えられている。第2付勢部材24は、タイミングベルト抜け防止部材23を付勢する力(スプリング力)が、第1付勢部材22がタイミングベルト固定レバー21を付勢する力(スプリング力)よりも大きくなるように設定されている。
本実施例では、第2付勢部材24は、特に限定するものではないが、図3及び図6に図示するような形状に形成されたコイルスプリングであるものとする。第2付勢部材24は、図3及び図6に図示するようなコイルスプリングに限定されるものではなく、他の弾性を有する部材であってもよいものとする。
まず、図3において、タイミングベルト固定レバー21の一方(図3においては、左右方向の右側)の回動軸45に第1付勢部材22のリング部51を挿通し、第2脚部53をタイミングベルト固定レバー21のタイミングベルト当接部49の上面に載置する(図8参照)。
また、図3に図示する第2付勢部材24を、タイミングベルト抜け防止部材23の第2嵌挿軸56に挿通する。
最後に、図7に図示するように、一対の半割本体28を突き合わせた状態にし、ビス26をビス用孔25に挿通する。そして、ビス26とナット27とを螺合する。これにより、上記突き合わせ状態を固定する。
以上により、タイミングベルト連結用具11の組み立て作業が完了する。
まず、図8に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図8に図示する矢印Aの指示する方向に押し下げ、移動規制部55をタイミングベルト抜け防止部材収容室35の下側に移動させる。
すると、タイミングベルト固定レバー21は、このタイミングベルト固定レバー21の一端側(タイミングベルト当接部46)が第1付勢部材22によって付勢され、タイミングベルト固定レバー21の他端側(図8においては、前後方向の前端側)がタイミングベルト10を固定する位置からタイミングベルト10の固定を解除する位置に向かって(図8においては、矢印Cが指示する方向とは反対の方向に)回動する。
また、タイミングベルト10の端末部を、図8に図示する矢印Bの指示する方向からタイミングベルト挿脱口41を挿通させ、タイミングベルト端末部収容室34内に挿入する。そして、タイミングベルト10の先端をタイミングベルト当接部46に当接させる。
しかる後、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54の押し下げを解除する。すると、移動規制部55が第2付勢部材24によって図9に図示する矢印Dの指示する方向に付勢される。これにより、移動規制部55が矢印Dの指示する方向に移動する。
すると、図10に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の係合突起49が、用具本体20のタイミングベルト固定レバー係合部42に係合する。
以上により、タイミングベルト10の端末部を、タイミングベルト連結用具11に接続固定する作業が完了する。
図1に図示するような自動ドア装置1のドア4がストッパーに当たったときに、タイミングベルト10には、図11に図示するように、このタイミングベルト10を用具本体20へ挿入する際の挿入方向(図11においては、矢印Fの指示する方向)に押し込もうとする力が働く。
したがって、タイミングベルト10が用具本体20から離脱しなくなる。
まず、図12に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図12に図示する矢印Gの指示する方向に押し下げる。すると、タイミングベルト抜け防止部材23の移動規制部55は、図12に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の係合突起49の高さ位置よりも下側となる高さ位置に移動する。
以上により、タイミングベルト10の端末部と、タイミングベルト連結用具11との接続固定を解除する作業が完了する。
したがって、タイミングベルト10の端末の接続固定に係る作業性を良好にしつつ、タイミングベルト10が押し込まれた場合であってもタイミングベルト10の接続固定が解除されるのを防止することができるという効果を奏する。
したがって、タイミングベルト10が挿入方向に押し込まれた場合であってもタイミングベルト10の接続固定が解除されるのを確実に防止することができるという効果を奏する。
したがって、タイミングベルト10の端末の接続固定に係る作業性を、さらに向上させつつ、タイミングベルト10が押し込まれた場合であっても、より確実にタイミングベルト10の接続固定が解除するのを防止することができるという効果を奏する。
以下、図14−図21を参照しながら実施例2を説明する。
図14はタイミングベルト連結用具の実施例2の分解斜視図、図15は実施例2における第1付勢部材の平面図、正面図、及び、側面図、図16は、タイミングベルトの端末をタイミングベルト連結用具に接続固定する作業手順の説明図であって、タイミングベルト固定レバーをタイミングベルトの端末に固定する前の状態を示す図、図17はタイミングベルト固定レバーをタイミングベルトの端末に装着した状態であって、タイミングベルト固定レバーを用具本体に係合する前の状態を示す図、図18はタイミングベルト固定レバーを用具本体に係合した状態を示す図、図19はタイミングベルトが用具本体への挿入方向に押し込まれた際の本発明の作用を説明する図、図20はタイミングベルトの端末とタイミングベルト連結用具との接続固定を解除する作業手順の説明図であって、タイミングベルト抜け防止部材を押し下げた状態を示す図、図21はタイミングベルト固定レバーと用具本体との係合を解除した状態を示す図である。
図14−図21において、実施例1と同一の構成部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
なお、図中の矢印は、前後、上下、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
本実施例におけるタイミングベルト連結用具61は、図14に図示する第1付勢部材62の構成及び構造以外は、実施例1と同じ構成及び構造を備えている。
したがって、本実施例では、第1付勢部材62の構成について説明し、他の構成及び構造の詳細な説明は省略する。
第1付勢部材62の弾力は、板バネの板厚を変更することにより調整するものとする。第1付勢部材62は、実施例1における第1付勢部材22と同様、タイミングベルト固定レバー21を付勢する力(スプリング力)が、第2付勢部材24がタイミングベルト抜け防止部材23を付勢する力(スプリング力)よりも大きくなるように設定されている。
上板63には、図15(a)に図示するように、挿通孔66と、切り欠き部67とが設けられている。
挿通孔66は、図15に図示するように、上板63の中央部に貫通形成されている。挿通孔66は、図14に図示するタイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を挿通可能に形成されている。
切り欠き部67は、図15(a),(b)に図示するように、上板63の中間部から後述する第1側板64の中間部にわたって切り欠き形成されている。切り欠き部67は、図14に図示するタイミングベルト固定レバー21の移動規制突起47が挿通可能となるような形状に形成されている。
タイミングベルト連結用具61の組み立て作業の手順は、図16に図示するように、第1付勢部材62の挿通孔66に、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を挿通する点、及び、タイミングベルト固定レバー21を、移動規制突起47が第1付勢部材62の第1側板64に形成された切り欠き部67に挿通され、タイミングベルト当接部46が第1側板64と接触するように配置する点以外は、実施例1における組み立て作業の手順と同一である。
まず、図16に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図16に図示する矢印Kの指示する方向に押し下げ、移動規制部55をタイミングベルト抜け防止部材収容室35の下側に移動させる。
すると、タイミングベルト固定レバー21は、このタイミングベルト固定レバー21の一端側(タイミングベルト当接部46)が第1付勢部材62によって付勢され、タイミングベルト固定レバー21の他端側(図8においては、前後方向の前端側)がタイミングベルト10を固定する位置からタイミングベルト10の固定を解除する位置に向かって(図16においては、矢印Mが指示する方向とは反対の方向に)回動する。
また、タイミングベルト10の端末部を、図16に図示する矢印Lの指示する方向からタイミングベルト挿脱口41を挿通させ、タイミングベルト端末部収容室34内に挿入する。そして、タイミングベルト10の先端をタイミングベルト当接部46に当接させる。
しかる後、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54の押し下げを解除する。すると、移動規制部55が第2付勢部材24によって図17に図示する矢印Nの指示する方向に付勢される。これにより、移動規制部55が矢印Nの指示する方向に移動する。
すると、図18に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の係合突起49が、用具本体20のタイミングベルト固定レバー係合部42に係合する。
以上により、タイミングベルト10の端末部を、タイミングベルト連結用具61に接続固定する作業が完了する。
図1に図示するような自動ドア装置1のドア4がストッパーに当たったときに、タイミングベルト10には、図19に図示するように、このタイミングベルト10を用具本体20へ挿入する際の挿入方向(図19においては、矢印Qの指示する方向)に押し込もうとする力が働く。
したがって、タイミングベルト10が用具本体20から離脱しなくなる。
まず、図20に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図20に図示する矢印Rの指示する方向に押し下げる。すると、タイミングベルト抜け防止部材23の移動規制部55は、図20に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の係合突起49の高さ位置よりも下側となる高さ位置に移動する。
以上により、タイミングベルト10の端末部と、タイミングベルト連結用具61との接続固定を解除する作業が完了する。
また、本発明は、タイミングベルト固定レバーの一端側が第1付勢部材によって付勢され、タイミングベルト固定レバーの他端側がタイミングベルトを固定する位置からタイミングベルトの固定を解除する位置に向かって回動する。また、タイミングベルト抜け防止部材が第2付勢部材によって付勢され、押し上げられる。
また、本発明によれば、タイミングベルト抜け防止部材が第2付勢部材によって付勢されるため、移動規制部をタイミングベルト固定レバーの一端と略同じ高さ位置に配置することができる。これにより、タイミングベルトの挿入方向へのタイミングベルト固定レバーの移動を、より確実に阻止することができる。また、タイミングベルトの端末の接続固定を解除する際は、タイミングベルト抜け防止部材を押し下げることにより、移動規制部によるタイミングベルト固定レバーの移動規制を解除することができる。さらに、タイミングベルト固定レバーの一端側が第1付勢部材によって付勢されているため、移動規制部によるタイミングベルト固定レバーの移動規制を解除した後、タイミングベルト固定レバーと用具本体との係合を解除すると、タイミングベルト固定レバーの他端側がタイミングベルトを固定する位置からタイミングベルトの固定を解除する位置に向かって回動する。したがって、タイミングベルトの端末の接続固定に係る作業性を、さらに向上させつつ、タイミングベルトが押し込まれた場合であっても、より確実にタイミングベルトの接続固定が解除するのを防止することができるという効果を奏する。
第2付勢部材24は、タイミングベルト抜け防止部材23の移動規制部55を押し上げるように付勢する部材として備えられている。第2付勢部材24は、タイミングベルト抜け防止部材23を付勢する力(スプリング力)が、第1付勢部材22がタイミングベルト固定レバー21を付勢する力(スプリング力)よりも小さくなるように設定されている。
本実施例では、第2付勢部材24は、特に限定するものではないが、図3及び図6に図示するような形状に形成されたコイルスプリングであるものとする。第2付勢部材24は、図3及び図6に図示するようなコイルスプリングに限定されるものではなく、他の弾性を有する部材であってもよいものとする。
まず、図3において、タイミングベルト固定レバー21の一方(図3においては、左右方向の右側)の回動軸45に第1付勢部材22のリング部51を挿通し、第2脚部53をタイミングベルト固定レバー21のタイミングベルト当接部46の上面に載置する(図8参照)。
また、図3に図示する第2付勢部材24を、タイミングベルト抜け防止部材23の第2嵌挿軸56に挿通する。
まず、図12に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図12に図示する矢印Gの指示する方向に押し下げる。すると、タイミングベルト抜け防止部材23の移動規制部55は、図12に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の移動規制突起47の高さ位置よりも下側となる高さ位置に移動する。
タイミングベルト連結用具61の組み立て作業の手順は、第1付勢部材62の挿通孔66に、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を挿通する点、及び、タイミングベルト固定レバー21を、移動規制突起47が第1付勢部材62の第1側板64に形成された切り欠き部67に挿通され、タイミングベルト当接部46が第1側板64と接触するように配置する点以外は、実施例1における組み立て作業の手順と同一である。
まず、図20に図示するように、タイミングベルト抜け防止部材23の第1嵌挿軸54を、図20に図示する矢印Rの指示する方向に押し下げる。すると、タイミングベルト抜け防止部材23の移動規制部55は、図20に図示するように、タイミングベルト固定レバー21の移動規制突起47の高さ位置よりも下側となる高さ位置に移動する。
Claims (4)
- 自動ドアのドアを移送するタイミングベルトの端末を接続固定するものであって、該タイミングベルトの端末を挿脱可能に挿着する用具本体と,
一端側が前記用具本体に回動可能に取り付けられ、他端側を装着することにより前記タイミングベルトを無端状に形成して固定するタイミングベルト固定レバーと,
前記用具本体に該用具本体の軸方向に直交する方向に移動可能となるように取り付けられ、前記タイミングベルト固定レバーが前記タイミングベルトの挿入方向に移動するのを規制することにより前記用具本体からの前記タイミングベルトの抜けを防止するタイミングベルト抜け防止部材と,
を備えてなり、
前記タイミングベルト固定レバーによって前記タイミングベルトを固定した状態において前記タイミングベルト抜け防止部材が前記タイミングベルトの挿入方向への前記タイミングベルト固定レバーの移動を規制することにより、前記タイミングベルトが前記用具本体から離脱するのを防止する
ことを特徴とするタイミングベルト連結用具。 - 請求項1に記載のタイミングベルト連結用具において、
前記タイミングベルト抜け防止部材には、
前記用具本体の軸方向に直交する方向に移動可能となるように該用具本体に嵌挿される嵌挿軸と,
前記嵌挿軸に一体に形成され前記タイミングベルトの挿入方向への該タイミングベルト固定レバーの移動を規制可能な形状を有する移動規制部と,
が設けられ、
前記タイミングベルト固定レバーが前記タイミングベルトを固定した状態において前記嵌挿軸が前記用具本体の軸方向に直交する方向に移動し前記移動規制部が前記タイミングベルト固定レバーの一端と略同じ高さ位置に配置される
ことを特徴とするタイミングベルト連結用具。 - 請求項1又は2に記載のタイミングベルト連結用具において、
前記タイミングベルト固定レバーには、該タイミングベルト固定レバーの一端側を、該タイミングベルト固定レバーの他端側が前記タイミングベルトを固定する位置から該タイミングベルトの固定を解除する位置に向かって回動するように付勢する第1付勢部材が設けられ、
前記タイミングベルト抜け防止部材には、該タイミングベルト抜け防止部材を押し上げるように付勢する第2付勢部材が設けられる
ことを特徴とするタイミングベルト連結用具。 - 請求項1,2又は3に記載のタイミングベルト連結用具を備えることを特徴とする自動ドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058779A JP5997309B1 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058779A JP5997309B1 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016163708A Division JP6157702B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5997309B1 JP5997309B1 (ja) | 2016-09-28 |
JP2016176579A true JP2016176579A (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=56997589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015058779A Active JP5997309B1 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5997309B1 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001173727A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Sorikku:Kk | タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部 |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015058779A patent/JP5997309B1/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001173727A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Sorikku:Kk | タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5997309B1 (ja) | 2016-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101103976B1 (ko) | 고정구 및 피부착부재의 고정구조 | |
JP2008079820A (ja) | 遊技機用施錠装置 | |
JP6603532B2 (ja) | ドアストッパー | |
JP6157702B2 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
KR20160024750A (ko) | 체인 텐셔너 | |
JPWO2017195557A1 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
US8186190B2 (en) | Key device | |
KR20130076750A (ko) | 광섬유 커터 및 광섬유 커터 내장 케이스 | |
JP5997309B1 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
KR20160053787A (ko) | 텐셔너 및 요동 레버 | |
JP6580768B2 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
JP6408682B2 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
JP6242987B2 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
JP6030177B2 (ja) | タイミングベルト連結用具、及び、自動ドア装置 | |
JP5571339B2 (ja) | パチンコ遊技機の遊技盤取付装置 | |
JP6031744B2 (ja) | 固定装置 | |
JP2007130377A (ja) | 収納家具における引出しの引手装置 | |
JP2001173727A (ja) | タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部 | |
JP7134404B2 (ja) | ガイド機構の製造方法、ガイド機構、および金銭収納装置 | |
KR20160046720A (ko) | 도어 스톱용 바닥측 부재 및 도어 스톱 | |
KR101186322B1 (ko) | 레일의 유동방지 장치 | |
JP5482469B2 (ja) | 遊技機固定装置 | |
JP2007114313A (ja) | 通線治具及び光ファイバコード | |
JP3796147B2 (ja) | 開閉体閉止装置および開閉体装置 | |
JP2008303589A (ja) | 蝶番 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5997309 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |