JP2001173727A - タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部 - Google Patents

タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部

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JP2001173727A JP35679499A JP35679499A JP2001173727A JP 2001173727 A JP2001173727 A JP 2001173727A JP 35679499 A JP35679499 A JP 35679499A JP 35679499 A JP35679499 A JP 35679499A JP 2001173727 A JP2001173727 A JP 2001173727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半割二部材の間にタイミングベルトの歯部を
挟み込んで係止把持の状態として、ビス止めを行う従来
のタイミングベルト連結用具の不便さを解消し、タイミ
ングベルトを押し込んだ後に、少し牽引するだけの操作
で連結可能となし、時間と労力の飛躍的な軽減を図る。 【解決手段】 用具本体10Aのタイミングベルト挿脱
口10dから、タイミングベルト2の連結端部2Aを左
方向へ押入して、タイミングベルト衝当部11aに押当
すると、回動レバー10Bが閉動収納状態に回動降下し
て、その抜け止め溝11bに、タイミングベルト2の歯
部2cが係嵌する。これ状態から上記押入方向と逆にタ
イミングベルト2を遊動牽引すると、回動レバー10B
の係留部11cが、用具本体10Aの回動レバー用係止
部10gに係止して、タイミングベルト2がタイミング
ベルト連結用具10のベルト押さえ部に連結保持自在と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば自動ドアを開
閉作動させるのに用いられているタイミングベルト(歯
付ベルト)を、駆動モータによって回転される歯付駆動
プーリと従動プーリとの間に掛け回すような場合、タイ
ミングベルトをエンドレス状態に連結するなどの用に供
して好適なタイミングベルト連結用具のベルト押さえ部
に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで用いられているタイミングベル
ト連結用具1としては、図7に示す如く、第1、第2タ
イミングベルト連結用具1A、1Bとを用意し、タイミ
ングベルト2の一端部2aを第1タイミングベルト連結
用具1Aの一対である第1挟持割部材1aと第1ビス1
bを用いて、抜け止め状態に挟持すると共に、連枢螺杆
1cの一端に設けた直交軸ピン1dを、第1挟持割部材
1aの軸孔1eに枢着して、当該連枢螺杆1cに回り止
めナット1fと座金1gとを嵌装しておく。一方前記第
2タイミングベルト連結用具1Bの一対である第2挟持
割部材1hと第2ビス1iにより、これまた抜け止め状
態となるよう前記タイミングベルト2の他端部2bを把
持させると共に、第2タイミングベルト連結用具1Bの
周溝1jに、回転自在なるよう調節ナット1kを係嵌し
ておき、前記した連枢螺杆1cをこの調節ナット1kに
螺合させてある。そして図7にあって1m、1nは夫々
第1、第2挟持割部材1a、1bに刻設された第1、第
2抜け止め溝を示し、これにタイミングベルト2の一端
部2a、他端部2bにおける歯部2cが係嵌され、1
p、1qは第1、第2ビス1b、1iが螺着される第
1、第2締着用螺孔を示す。
【0003】従って上記従来例によるときは、図6の如
く各種の諸部材を用意しておき、第1挟持割部材1a間
には、連枢螺杆1cの直交軸ピン1dを軸孔1eに嵌装
すると共に、タイミングベルト2の一端部2aを第1抜
け止め溝1mに係嵌した状態として、第1ビス1bを第
1締着用螺孔1pに螺着し、さらに第2挟持割部材1h
についても周溝1jに調整ナット1kを係嵌すると共
に、第2抜け止め溝1qにタイミングベルト2の他端部
2bを係嵌状態として、第2ビス1iを第1締着用螺孔
1qに螺着しなければならない。かくして上記事例によ
るときはタイミングベルト2の一端部2aと他端部2b
とを連結状態とすることができると共に、調節ナット1
kを螺回操作することで、第1、第2タイミングベルト
連結用具1A、1Bとの離間長が調整でき、これにより
タイミングベルト2の望ましいテンション状態が調整さ
れたならば、回り止めナット1fを回転させることで座
金1qを介して調節ナット1kの不本意な回動を阻止し
得ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上従来技術として説
示したタイミングベルト連結用具1によってタイミング
ベルト2を連結しようとするときは、多数の各部品を工
場の一部署で組み立てようとすれば、部品点数が多いこ
とで、その保管場所の確保場所や合理化のためのレイア
ウト等につき検討が必要となり、多工程となることから
誤作動も発生し易く、大変な労力と時間を費やすことに
なる。そこで上記の難点を解消するため、社内部門や外
注先に部品の組み付けを依頼し、自社にあっては、これ
につき部分的な分解や組み立て作業を行うことでタイミ
ングベルト2の一端部2aや他端部2bを連結するとい
ったことも実施されているが、このようにしても組立工
程が重複してしまうことになるため、可成りの労力と時
間を費やさねばならない。さらに、また上記の自動ドア
につき例をとれば、既設のものにつきどうしてもタイミ
ングベルト2を短縮しなければならないといった場合、
モータ等が設けられている高所にあって第1ビス1bや
第2ビス1iを弛めて分解や組み立ての作業をする必要
があり、このため当該ビスを落としてしまった場合は、
作業者が一旦フロアーに降りなければならず、また落下
部品が下位での作業者に落当して怪我をしたり、当該部
品を紛失して作業能率を阻害するといった問題も当然生
ずることとなる。
【0005】本発明は上記の如き従来技術の難点を解消
しようとするものであって、請求項1にあっては用具本
体と、これに回動だけでなく軸線方向へ遊動自在に連枢
した回動レバーとによって構成し、タイミングベルトの
連結端部を、上記用具本体のタイミングベルト挿脱口か
ら進入させて回動レバーのタイミングベルト衝当部に押
当させることで、当該連結端部を金具本体と回動レバー
の抜け止め溝との間に係嵌挟持自在とし、この状態でタ
イミングベルトを用具本体から引出手動させることで、
回動レバーの保留部を金具本体の回動レバー用係止部に
係嵌自在とするのである。かくして当該請求項1では上
記の如きタイミングベルトの進入と逆動操作だけで、タ
イミングベルトの歯部を抜け止め溝により係嵌保持可能
とし、従来例の労力と作業時間を飛躍的に軽減、短縮
し、ビス等の不本意な落動による不利益を一挙に解消使
用とするのが、その目的である。
【0006】次に請求項2によるときは、上記請求項1
の構成に加えて回動レバーが用具本体に対し閉動収納状
態にあっても、前記の如くタイミングベルトの連結端部
を金具本体のタイミングベルト挿脱口から進入させるこ
とで、回動レバーの回動用自由端部に押当させ、このこ
とで用具本体の回動レバー用係止部から回動レバーの係
留部を離脱させて、当該回動レバーを開動突出状態に回
動可能となるよう構成し、その後は請求項1と同様にし
てタイミングベルトの進入と逆動による一連の操作によ
って、タイミングベルトの連結端部を、用具本体と回動
レバーとによって確実に把持できるようにするのが、そ
の目的である。
【0007】請求項3にあっては、上記請求項1と請求
項2において、回動レバーが用具本体に対して軸線方向
へ遊動と回動との両性能を発揮し得るようにするため、
用具本体の案内長孔に回動レバーの回動ピンを挿通し、
これにより簡潔な構成により、当該請求項1、請求項2
の目的を円滑に達成し得るようにしている。
【0008】さらに請求項4の場合には、前記請求項1
の構成にあって、回動レバーと用具本体との間にコイル
スプリング等による弾発源を設けることにより、当該弾
発力によって回動レバーの用具本体に対する係留状態を
確保すると共に、タイミングベルトの連結端部をタイミ
ングベルト挿脱口から進入させて、上記の係留状態を外
すことにより、回動レバーが同上弾発力によって開動突
出状態へ強制的に回動するようにして、上記進入操作を
行い易くすると共に、タイミングベルトを逆動操作する
ことで閉動収納状態にある回動レバーの係留部を用具本
体の回動レバー係止部に対し円滑なるスライドにより確
実に係止できるようにするのである。そして上記一連の
操作を効率よく高い信頼性をもって行い得るようにし、
さらに連結したタイミングベルトを外して切り縮めの作
業が必要となったときにも、タイミングベルトを押し込
むことで、前述の通り回動レバーが弾性源によって跳ね
上がるため、この種の作業も簡易迅速に実施できるよう
にするのが、その目的である。
【0009】請求項5にあっては、上記の請求項にあっ
てその回動レバーにつき、これを回動レバー出入口から
押し込み自在とした係留離脱用操作レバーを用具本体の
奥側へ向けて延出しておくと共に、前記した回動レバー
の係留部と用具本体の回動レバー用係止部とを係止して
しまうのでなくスライド自在な係留状態としておき、も
ちろん当該係留状態にあっては前記弾発源による弾発力
によって、当該係留状態が保持されるが、上記した係留
離脱用操作レバーを用具本体内に押し込むことで、当該
係留状態がスライドにより外れ得るようにしてある。こ
れにより請求項5ではタイミングベルトの連結端部の押
入によって、回動レバーを用具本体から外すようにしな
くとも、係留離脱用操作レバーの押し込み操作で簡易迅
速に回動レバーを開動突出状態となし得るようにし、そ
の操作性をより向上させようとしている。
【0010】そして請求項6によるときは、請求項1の
構成に加えて用具本体に、別途用意した回動停止用螺杆
の螺合される螺孔を設けることで、当該螺孔に螺着した
回動停止用螺杆によって、回動レバーの回動が阻止され
るようにし、このことにより回動レバーの閉動収納状態
が保持できるようにして、タイミングベルトの不本意な
離脱を高い信頼度をもって阻止可能にしようとしてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため軸線方向の一端側にタイミングベルト挿脱
口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レバ
ー出入口が開成された回動レバー収納空所が形成され、
かつ回動レバー用係止部が設けられている用具本体と、
この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記回動
レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前記回動
レバー収納空所に内装され、かつ前記タイミングベルト
挿脱口の奥側にあって、タイミングベルト衝当部が形成
されていると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌自在
である抜け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レバー
用係止部に係脱自在な係留部とが具備された回動レバー
とからなり、タイミングベルトの連結端部を用具本体の
タイミングベルト挿脱口から進入させて回動レバーのタ
イミングベルト衝当部に押当することで、用具本体の回
動レバー出入口から開動突出状態にある回動レバーを閉
動収納状態として、その抜け止め溝をタイミングベルト
の歯部に係嵌自在となし、当該係嵌状態にあってタイミ
ングベルトを用具本体から引出方向へ牽引することで、
回動レバーの係留部が用具本体の回動レバー用係止部に
係脱自在なるよう係止されるようにしたことを特徴とす
るタイミングベルト連結用具のベルト押さえ部を提供す
るものである。
【0012】次に請求項2にあっては請求項1の構成
に、回動レバーにおける回動用自由端部が付加されてお
り、軸線方向の一端側にタイミングベルト挿脱口を開成
すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レバー出入口
が開成された回動レバー収納空所が形成され、かつ回動
レバー用係止部が設けられている用具本体と、この用具
本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記回動レバー出
入口より出入自在なるよう枢支されて前記回動レバー収
納空所に内装され、かつ前記タイミングベルト挿脱口の
奥側にあって、タイミングベルト衝当部が形成されてい
ると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌自在である抜
け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レバー用係止部
に係脱自在な係留部と、前記用具本体のタイミングベル
ト挿脱口の対向側に形成された開動用自由端部とが具備
された回動レバーとからなり、タイミングベルトの連結
端部を用具本体のタイミングベルト挿脱口から進入させ
て回動レバーの上記開動用自由端部に押当させること
で、当該回動レバーの係留部を用具本体の回動レバー用
係止部との係留状態から離脱させて、当該回動レバーを
用具本体の回動レバー出入口から開動突出状態に回動自
在となし、当該回動レバーの進行により回動レバーがタ
イミングベルト衝当部に押当することで、上記した回動
突出状態の回動レバーを閉動収納状態として、その抜け
止め溝をタイミングベルトの歯部に係嵌自在となし、当
該係嵌状態にあってタイミングベルトを用具本体から引
出方向へ牽引することで、回動レバーの係留部が用具本
体の回動レバー用係止部に係脱自在なるよう係止される
ようにしたことを特徴とするタイミングベルト連結用具
のベルト押さえ部を提供するものである。
【0013】請求項3は請求項1および請求項2におい
て、回転レバーの基端部側にあって、幅員方向に設けた
回動ピンが、用具本体の幅員側壁に設けられた軸線方向
に長い案内長孔に嵌装されることにより、回動レバーが
用具本体に対して軸線方向へ遊動かつ回動自在であるこ
とをその内容としている。
【0014】請求項4にあっては、前記請求項1と同じ
く用具本体と回動レバーとを具備しているだけでなく、
当該用具本体と上記の回動レバーとの間に設けられて、
回動レバーに対し用具本体の回動レバー用係止部へ向け
ての押動弾発力と、回動レバーが回動レバー出入口から
開動突出状態となる開動弾発力とを付勢する弾発源とか
らなり、タイミングベルトの連結端部を用具本体のタイ
ミングベルト挿脱口から進入することにより、上記弾発
源の押動弾発力に抗して回動レバーを用具本体内へ押入
することで、回動レバー用係止部に係止した回動レバー
の係留部が外されて、当該回動レバーが前記の開動弾発
力により、用具本体の開動レバー出入口から開動突出状
態となり、当該タイミングベルトの連結端部が回動レバ
ーのタイミングベルト衝当部に押当することにより、用
具本体の回動レバー出入口から開動突出状態にある回動
レバーを上記開動弾発力に抗して閉動収納状態として、
その抜け止め溝をタイミングベルトの歯部に係嵌自在と
なし、当該係嵌状態にあってタイミングベルトを、回動
レバーの開動突出状態への開動を阻止しながら用具本体
から引出方向へ牽引することで、回動レバーの係留部が
用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在なるよう係止
されるようにしたことを、その内容としている。
【0015】請求項5の場合には、前記請求項4の構成
に対して、回動レバー出入口から押し込み自在なるよう
用具本体の奥側へ向け延設した係留離脱用操作レバーが
回動レバーに付加されており、さらに用具本体と回動レ
バーとの間に設けられて、回動レバーに対し用具本体の
回動レバー用係止部へ向けての押動弾発力と、回動レバ
ーが開動レバー出入口から開動突出状態となる開動弾発
力とを付勢する弾発源とからなり、前記の係留離脱用操
作レバーの押し込み操作による用具本体の回動レバー用
係止部からの係留部の離脱により、回動レバーが前記開
動弾発力により、用具本体の開動レバー出入口から開動
突出状態となり、タイミングベルト挿脱口から進入され
たタイミングベルトの連結端部が回動レバーのタイミン
グベルト衝当部に押当することにより、用具本体の回動
レバー出入口から開動突出状態にある回動レバーを上記
開動弾発力に抗して閉動収納状態として、その抜け止め
溝をタイミングベルトの歯部に係嵌自在となし、当該係
嵌状態にあってタイミングベルトを、回動レバーの開動
を阻止しながら用具本体から引出方向へ牽引すること
で、回動レバーの係留部が用具本体の回動レバー用係止
部に係脱自在なるよう係当されるようにしたことを、そ
の内容としている。
【0016】そして請求項6にあっては軸線方向の一端
側にタイミングベルト挿脱口を開成すると共に、当該軸
線方向と直交状に回動レバー出入口の開成された回動レ
バー収納空所が形成され、かつ回動レバー用係止部と回
動停止用螺杆が螺合される螺孔が設けられている用具本
体と、この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前
記回動レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前
記回動レバー収納空所に内装されて前記回動レバー収納
空所に内装され、かつ前記タイミングベルト挿脱口の奥
側にあって、タイミングベルト衝当部が形成されている
と共に、タイミングベルトの歯部が係嵌自在である抜け
止め溝が刻設され、さらに前記の回動レバー用係止部に
係脱自在な係留部とが具備された回動レバーとからな
り、タイミングベルトの連結端部を用具本体のタイミン
グベルト挿脱口から進入させて回動レバーのタイミング
ベルト衝当部に押当することで、用具本体の回動レバー
出入口から開動突出状態にある回動レバーを閉動収納状
態として、その抜け止め溝をタイミングベルトの歯部に
係嵌自在となし、当該係嵌状態にあってタイミングベル
トを用具本体から引出方向へ牽引することで、回動レバ
ーの係留部が用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在
なるよう係止され、当該回動レバーは用具本体の前記螺
孔に螺合した回動停止用螺杆により開動が阻止され、そ
の前記閉動収納状態が保持自在であることを特徴とする
タイミングベルト連結用具のベルト押さえ部を提供しよ
うとしている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1につき図1
ないし図4によって以下詳記すると、当該タイミングベ
ルト連結用具10は用具本体10Aと、これに収容され
た回動レバー10Bとによって構成されている。そして
図示例の用具本体10Aは一対の半割本体10aを突き
合わせ状態とし、その当接突き合わせ面10bに表出さ
れた締着用螺孔10cには、図示されていない他の半割
本体に挿通の締着螺子を螺着することにより構成され、
図4(A)には当該半割本体10aの斜視図が明示され
ている。この用具本体10Aは、その軸線X−X方向に
おける一端側にあってタイミングベルト挿脱口10dが
開成されていると共に、当該軸線X−X方向と直交状で
あり、図面では上向きの回動レバー出入口10eが開成
された回動レバー収納空所10fを具有している。さら
に図示例では上記タイミングベルト挿脱口10dの上位
内側にあって、軸線X−X側に指向して形成された回動
レバー用係止部10gが、図示例では下向きの係当横面
10hと内向きの係当縦面10iとによって鉤状に形成
されている。
【0018】次に前記他の構成部材である回動レバー1
0Bにつき説示すると、上記の用具本体10Aに対して
軸線X−X方向へ遊動自在であり、かつ回動レバー出入
口10eより図面では上下方向へ出入自在なるよう枢支
されることで、前記した回動レバー収納空所10fに内
装されている。しかも当該回動レバー10Bにはタイミ
ングベルト挿脱口10dの奥側にあって、軸線X−X方
向すなわち図面では下向きにタイミングベルト衝当部1
1aが延設されていると共に、タイミングベルト2の歯
部2cが1以上、望ましくは複数個だけ係嵌自在な抜け
止め溝11bが、用具本体10Aに形成したタイミング
ベルト載置面10jに対向して開口刻設され、さらに回
動レバー用係止部10gに対して係脱自在なるよう係止
する係留部11cを具備している。ここで図中11dは
回動レバー10bの表面側に刻設した操作用滑り止めを
示している。
【0019】上記した如く用具本体10Aに対し回動レ
バー10Bが遊動自在にして、かつ回動自在なるよう枢
支するための手段としては、請求項3により明示され図
面に例示した通りの構成とするのが望ましい。すなわ
ち、回動レバー10Bの基端部11e側である用具本体
10Aの奥側にあって、当該回動レバー10Bの幅員方
向に突出固設した回動ピン11fを、用具本体10Aの
幅員側壁10kに設けられている軸線X−X方向に向け
て長く穿設した案内長孔10mに嵌装させるのであり、
このようにすることで回動レバー10Bが用具本体10
Aに対して軸線X−X方向へ案内長孔10mの長さだけ
遊動すると共に、回動ピン11fの案内長孔10m内に
おける回動が可能となる。
【0020】上記の用具本体10Aと回動レバー10B
の相対的な動作関係は、以下の通り規制されることによ
って請求項1の目的を達成し得るよう構成されている。
すなわち、タイミングベルト2の連結端部2Aを用具本
体10Aのタイミングベルト挿脱口10dから軸線X−
X方向へ図1(A)の矢印の如く進入させることで、図
2(A)に示されているように、回動レバー10Bが開
動突出状態下にあるときなどにあって、連結端部2Aを
回動レバー10Bのタイミングベルト衝当部11aに押
当させれば、用具本体10Aの回動レバー出入口10e
から開動突出状態にある回動レバー10Bが閉動収納状
態へ向け回動し、回動レバー10Bの抜け止め溝11b
をタイミングベルト2の歯部2cに係嵌して、図2
(B)に示す如き状態となり、タイミングベルト2のフ
ラット面2dは用具本体10Aにおける前記したタイミ
ングベルト載置面10jに圧接することになる。次に、
タイミングベルト2を連結端部2Aから引出方向へ牽引
することで、図2(B)の状態から図1(B)の如く、
回動ピン11fを案内長孔10mに沿って図面にあって
右動させれば、当該回動レバー10Bの係留部11cを
用具本体10Aにおける回動レバー用係止部10gに係
止することが可能となり、この際当該係止に先行して回
動レバー10Bが開動してしまう場合には、回動レバー
10Bの上面に指をかけて、当該開動を阻止することが
望ましく、かくして図1(B)の如き状態となる。
【0021】そして図1(B)の如きタイミングベルト
2のタイミングベルト連結用具10に対する連結完了状
態からタイミングベルト2を外す際には、当然のことな
がらタイミングベルト2を持って、これをタイミングベ
ルト連結用具10に押し込むようにすれば、これより回
動レバー10Bが押入されることから、その係留部11
cが用具本体10Aの回動レバー用係止部10gから離
脱するに至り、この際少し引出方向へ牽引することで回
動レバー10Bを回動レバー収納空所10fから開動突
出状態とすることができ、そのままタイミングベルト2
を引き抜くことが可能となる。
【0022】次に請求項2の構成につき説示すると、そ
の基本的な技術内容は上述した請求項1と同じであり、
その構成および作用につき相違するところは以下の通り
である。すなわち請求項2にあっては、回動レバー10
Bに関し用具本体10Aのタイミングベルト挿脱口10
dと対向する側にあって、開動用自由端部11gが形成
されている。そして上記の開動用自由端部11gに対
し、用具本体10Aのタイミングベルト挿脱口10dか
ら進入させたタイミングベルト2の連結端部2Aを押当
させると、回動レバー10Bの係留部が用具本体10A
の回動レバー用係止部10gとの係留状態から離脱され
るだけでなく、さらに当該回動レバー10Bを用具本体
10Aの回動レバー出入口10eから開動突出状態とな
るよう強制的に作動することになる。そのため図示例で
は上記開動用自由端部11gを、係留部11cに連結し
て図中軸線X−Xに向けてタイミングベルト挿脱口10
dから遠ざかる方向へ指向させたテーパー面に形成する
ようにして、上記の如くタイミングベルト2の押入力
が、回動レバー10Bに対する押し込みの力と回動の力
として伝達するようにしている。
【0023】この結果請求項2によるときは、請求項1
に比しタイミングベルト2の押入操作だけで、回動レバ
ー10Bの用具本体10Aに対する離脱と回動とを円滑
に行い得て、容易に連結端部2Aによるタイミングベル
ト衝当部11aへの押当が支障なく実現され、もちろん
その後におけるタイミングベルト2の牽引により請求項
1と同様にタイミングベルトの確実な把持が可能とな
る。
【0024】ここで、上記したタイミングベルト連結用
具10にあって説示した構成は、その軸線X−X方向一
端側、すなわちベルト押さえ部についてであり、もちろ
ん他端側には前説従来例として図7に開示したと同等の
構成で、同一符合により示した周溝1jが設けられ、こ
れには図4(B)に示した従来通りの調節ナット1kが
回転自在に係嵌され、これに螺合し、かつ回り止めナッ
ト1fが螺合されると共に座金1gを被嵌した連枢螺杆
1cは、その直交軸ピン1dを図示されていない別個の
タイミングベルト連結用具10に連枢することで、タイ
ミングベルト2をエンドレス状に連結することとなる。
【0025】次に請求項4につき以下説示すると、請求
項1の構成要素である用具本体10Aと回動レバー10
Bに対し、さらに図5に明示の如く弾発源12が付加さ
れている。この弾発源12には、例えば図示例の如くコ
イルスプリング12aを用いるようにして、これを前記
の回動レバー10Bにおける回動ピン11fに巻装し、
その一端脚部12bを用具本体10Aの本体係当部10
nに、そして他端脚部12cを回動レバー10Bのレバ
ー係当部10pに夫々係当させることが可能である。す
なわち請求項4では用具本体10Aと回動レバー10B
との間に弾発源12を設けることにより、回動レバー1
0Bにたいして、用具本体10Aの回動レバー用係止部
10gへ向けての押動弾発力と、回動レバー10Bが回
動レバー出入口10eから開動突出状態となる開動弾発
力とが付勢されるよう構成するのである。
【0026】そして、タイミングベルト2の連結端部2
Aを用具本体10Aのタイミングベルト挿脱口10dか
ら進入させることで、弾発源12の上記押動弾発力に抗
して回動レバー10Bを奥側へ押入すれば、回動レバー
用係止部10gに係止していた回動レバー10Bの係留
部11cが外されるに至り、ついで当該回動レバー10
Bは前記開動弾発力を受けて、用具本体10Aの回動レ
バー出入口10eから強制的に開動突出状態に跳ね上げ
られる。さらに請求項1と同じく連結端部2Aがタイミ
ングベルト衝当部11aに押当するに至れば、回動レバ
ー10Bを開動弾発力に抗して閉動収納状態とすること
ができ、その後は回動レバー10Bの弾発源12による
開動弾発力による開動突出状態への開動を指先などで阻
止するなどして、用具本体10Aから牽引することによ
り、係留部11cを回動レバー用係止部10gに係止で
きるように構成されている。
【0027】従って上記請求項4によるときは弾発源1
2の配在によって回動レバー10Bの作動が助勢され、
このことにより強制的に回動の回動レバー10Bにおけ
る抜け止め溝11bとタイミングベルト2の歯部2cと
の噛み込みが円滑に実施でき、また係留部11cの回動
レバー用係止部10gへの係止操作も、強制的なスライ
ド動作により容易にして確実になされ、また連結状態を
解除したいときは、タイミングベルト2を少しだけ押入
してやれば、回動レバーは跳ね上がるようにして開動す
るから、引き抜き作業も簡易に行うことができる。
【0028】さらに請求項5について以下説示すると、
これが請求項4の内容と相違する構成は図6に明示の通
り、用具本体10Aと回動レバー10Bと弾発源12の
構成要素中、回動レバー10Bに関して、その回動レバ
ー出入口10eから押し込み自在となるように、用具本
体10Aの奥側すなわち周溝1j側へ向けて延設した係
留離脱用操作レバー11hが設けられていることであ
る。そして当該請求項5によるときは、上記係留離脱用
操作レバー11hの図6における矢印P方向への押し込
み操作によって、用具本体10Aの回動レバー用係止部
10gから、係留部11cが離脱され、これにより回動
レバー10Bが前記した開動弾発力により、用具本体1
0Aの回動レバー出入口から開動突出状態となるように
構成されている。
【0029】このため当該図示例にあっては、図5のよ
うに回動レバー用係止部10gの係当横面10hに係留
部11cが傾倒しているのではなく、回動レバー用係止
部10gに奥側へ向けて回動レバー出入口10e側へ近
接するようにした係当傾斜面10qを形成し、これに対
し係留部11cが、押当面接するよう傾斜状態に形成さ
れてある。従って前説の如く係留離脱用操作レバー11
hを押下させた場合には、係当傾斜面10qに対し係留
部11cがスライドしながら、回動レバー10Bが奥側
への移動と開動とを伴って開動突出状態に達することと
なり、もちろん図6の如き係止状態では、弾発源12の
押動弾発力によって係留部11cと回動レバー用係止部
10gとの係止状態は保持されている。この結果請求項
5によるときは、タイミングベルト2の連結端部2Aを
押入して回動レバー10Bを用具本体1から外さなくと
も、予め係留離脱用レバー11hの押し込み操作で回動
レバー10Bを開動突出状態にしておくことができ、こ
のため簡易迅速な操作でタイミングベルト2をタイミン
グベルト連結用具1のベルト押さえ部に連結することが
できる。
【0030】請求項6について以下説示すると、ここで
は前記請求項1の構成に比し、用具本体10Aに関し、
図1(B)そして図5、図6にも開示されている通り、
別途用意された回動停止用螺杆13が螺合締着される螺
孔10rを刻設してある点で相違している。図示例で
は、上記螺孔10rが、用具本体10Aにおけるタイミ
ングベルト載置面10j側にあって、軸線X−Xに対し
直交状にして回動レバー10Bの奥側にあって設けられ
ており、タイミングベルト2の連結端部2Aを連結して
しまった後に、前記の回動停止用螺杆13を螺孔10r
に螺着することによって、当該回動レバー10Bの回動
が阻止されて閉動収納状態が保持されるよう構成するの
である。このため図示例の場合には、回動レバー10B
の奥側における端面にあって図3(A)に明示されてい
る弧状縦欠部11iを凹設しておき、これに回動停止用
螺杆13が螺入されるようにして、回動レバー10Bの
回動ピン11fを中心とした回動を阻止するようにして
いる。従って請求項6によるときは、回動レバー10B
が回動停止用螺杆13によってその開動を完全に阻止さ
れることになるから、不測の外的条件によってもタイミ
ングベルト2が不本意に脱落してしまうといったことな
く、その信頼性を向上することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されてい
るから、請求項1によるときは用具本体に回動レバーを
遊動かつ回動自在なるよう枢支し、タイミングベルトの
連結端部を用具本体に挿入するだけで、タイミングベル
トの歯部を、回動レバーの抜け止め溝に係嵌挟持し、か
つタイミングベルトとの牽引操作で用具本体に回動レバ
ーを係止状態としてしまうので、タイミングベルトの挿
入と牽引操作だけで、タイミングベルトの連結用具にお
けるベルト押さえ部に、上記の連結端部を固定してしま
うことができ、従来の如き多数部品の接合やビス止め作
業による分解や組み立ての作業に、多大な労力と時間を
費やすことなく、画期的な当該労力の軽減と作業時間の
短縮を可能とし、ビス等の脱落に伴う不利益と危険を解
消することができる。
【0032】請求項2によるときは、請求項1の上記効
果に加えて、回動レバーに回動用自由端部を形成したの
で、これをタイミングベルトの連結端部で回動レバーを
容易に開動突出状態とすることができるので、連結作業
をより一層円滑に行うことができ、さらに請求項3の場
合には請求項2の内容を用具本体の案内長孔に対する回
動レバーに設けた回動ピンの挿通構造により実現するよ
うにしたので、請求項2の効果を簡易な構成で実現する
ことが可能となる。
【0033】さらに請求項4の場合にあっては、回動レ
バーと用具本体との間に弾発源を介設するようにしたの
で、請求項1における作用を当該弾発力の利用によって
助勢することができ、タイミングベルトの連結端部を連
結するための一連の動作が、より一層簡易、迅速にして
勝つ確実に支障なく実施することが可能となる。
【0034】さらに請求項5によるときは上記請求項4
における回動レバーにあって、押し込み操作で回動レバ
ーを開動できる係留離脱用操作レバーを延設するように
したので、当該押し込み操作で回動レバーを予め開動突
出状態とした後、タイミングベルトの押入操作を行い得
るようになり、この結果タイミングベルトの連結端部で
回動レバーを開動させなくとも簡易迅速に連結作業を行
うことができる。そして請求項6にあっては、請求項1
に比し螺孔に回動停止用螺杆を螺着することで、回動レ
バーの開動を阻止可能な構成としたことから、タイミン
グベルトが不測の外力等によりタイミングベルト連結用
具から離脱してしまうといった心配を解消することがで
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るタイミングベルト連結用
具のベルト押さえ部に、タイミングベルト連結端部を押
入して、回動レバーが閉動し始めた状態を示す半割状態
の側面図で、(B)は連結完了状態を示す半割状態の側
面図である。
【図2】(A)は図1(A)以前のタイミングベルト押
入直前状態を示した同上半割状態の側面図、(B)は図
1(B)の直前状態である連結未完了状態を示した半割
状態の側面図で、(C)はタイミングベルト押入直前に
あって回動レバーが閉動収納状態にある場合を示した半
割状態の側面図である。
【図3】本発明に係るタイミングベルト連結用具の一構
成部材である回動レバーを示し、(A)はその奥端側を
開示した斜視図で、(B)は自由端側開示の斜視図であ
る。
【図4】(A)は同上タイミングベルト連結用具の他構
成部材である用具本体の半割部材を示す斜視図で、
(B)はこれに取着するタイミングベルトの長さ調節用
部材群を示した斜視図である。
【図5】請求項4に係るタイミングベルト連結用具の半
割状態を示した側面図である。
【図6】請求項5に係るタイミングベルト連結用具の半
割状態を示した側面図である。
【図7】従来のタイミングベルト連結用具の分解状態を
示した斜視図である。
【符号の説明】
2 タイミングベルト 2A 連結端部 2c 歯部 10A 用具本体 10B 回動レバー 10d タイミングベルト挿脱口 10e 回動レバー出入口 10f 回動レバー収納空所 10g 回動レバー用係止部 10k 用具本体の幅員側壁 10m 案内長孔 10r 螺孔 11a タイミングベルト衝当部 11b 抜け止め溝 11c 係留部 11f 回動ピン 11g 開動用自由端部 11h 係留離脱用操作レバー 12 弾発源 13 回動停止用螺杆 X−X 軸線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の一端側にタイミングベルト挿
    脱口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レ
    バー出入口が開成された回動レバー収納空所が形成さ
    れ、かつ回動レバー用係止部が設けられている用具本体
    と、この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記
    回動レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前記
    回動レバー収納空所に内装され、かつ前記タイミングベ
    ルト挿脱口の奥側にあって、タイミングベルト衝当部が
    形成されていると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌
    自在である抜け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レ
    バー用係止部に係脱自在な係留部とが具備された回動レ
    バーとからなり、タイミングベルトの連結端部を用具本
    体のタイミングベルト挿脱口から進入させて回動レバー
    のタイミングベルト衝当部に押当することで、用具本体
    の回動レバー出入口から開動突出状態にある回動レバー
    を閉動収納状態として、その抜け止め溝をタイミングベ
    ルトの歯部に係嵌自在となし、当該係嵌状態にあってタ
    イミングベルトを用具本体から引出方向へ牽引すること
    で、回動レバーの係留部が用具本体の回動レバー用係止
    部に係脱自在なるよう係止されるようにしたことを特徴
    とするタイミングベルト連結用具のベルト押さえ部。
  2. 【請求項2】 軸線方向の一端側にタイミングベルト挿
    脱口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レ
    バー出入口が開成された回動レバー収納空所が形成さ
    れ、かつ回動レバー用係止部が設けられている用具本体
    と、この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記
    回動レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前記
    回動レバー収納空所に内装され、かつ前記タイミングベ
    ルト挿脱口の奥側にあって、タイミングベルト衝当部が
    形成されていると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌
    自在である抜け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レ
    バー用係止部に係脱自在な係留部と、前記用具本体のタ
    イミングベルト挿脱口の対向側に形成された開動用自由
    端部とが具備された回動レバーとからなり、タイミング
    ベルトの連結端部を用具本体のタイミングベルト挿脱口
    から進入させて回動レバーの上記開動用自由端部に押当
    させることで、当該回動レバーの係留部を用具本体の回
    動レバー用係止部との係留状態から離脱させて、当該回
    動レバーを用具本体の回動レバー出入口から開動突出状
    態に回動自在となし、当該回動レバーの進行により回動
    レバーがタイミングベルト衝当部に押当することで、上
    記した回動突出状態の回動レバーを閉動収納状態とし
    て、その抜け止め溝をタイミングベルトの歯部に係嵌自
    在となし、当該係嵌状態にあってタイミングベルトを用
    具本体から引出方向へ牽引することで、回動レバーの係
    留部が用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在なるよ
    う係止されるようにしたことを特徴とするタイミングベ
    ルト連結用具のベルト押さえ部。
  3. 【請求項3】 回転レバーの基端部側にあって、幅員方
    向に設けた回動ピンが、用具本体の幅員側壁に設けられ
    た軸線方向に長い案内長孔に嵌装されることにより、回
    動レバーが用具本体に対して軸線方向へ遊動かつ回動自
    在である請求項1および請求項2に記載したタイミング
    ベルト連結用具のベルト押さえ部。
  4. 【請求項4】 軸線方向の一端側にタイミングベルト挿
    脱口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レ
    バー出入口の開成された回動レバー収納空所が形成さ
    れ、かつ回動レバー用係止部が設けられている用具本体
    と、この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記
    回動レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前記
    回動レバー収納空所に内装され、かつ前記タイミングベ
    ルト挿脱口の奥側にあって、タイミングベルト衝当部が
    形成されていると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌
    自在である抜け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レ
    バー用係止部に係脱自在な係留部とが具備された回動レ
    バーと、前記の用具本体と上記の回動レバーとの間に設
    けられて、回動レバーに対し用具本体の回動レバー用係
    止部へ向けての押動弾発力と、回動レバーが回動レバー
    出入口から開動突出状態となる開動弾発力とを付勢する
    弾発源とからなり、タイミングベルトの連結端部を用具
    本体のタイミングベルト挿脱口から進入することによ
    り、上記弾発源の押動弾発力に抗して回動レバーを用具
    本体内へ押入することで、回動レバー用係止部に係止し
    た回動レバーの係留部が外されて、当該回動レバーが前
    記の開動弾発力により、用具本体の開動レバー出入口か
    ら開動突出状態となり、当該タイミングベルトの連結端
    部が回動レバーのタイミングベルト衝当部に押当するこ
    とにより、用具本体の回動レバー出入口から開動突出状
    態にある回動レバーを上記開動弾発力に抗して閉動収納
    状態として、その抜け止め溝をタイミングベルトの歯部
    に係嵌自在となし、当該係嵌状態にあってタイミングベ
    ルトを、回動レバーの開動突出状態への開動を阻止しな
    がら用具本体から引出方向へ牽引することで、回動レバ
    ーの係留部が用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在
    なるよう係止されるようにしたことを特徴とするタイミ
    ングベルト連結用具のベルト押さえ部。
  5. 【請求項5】 軸線方向の一端側にタイミングベルト挿
    脱口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レ
    バー出入口の開成された回動レバー収納空所が形成さ
    れ、かつ回動レバー用係止部が設けられている用具本体
    と、この用具本体に上記軸線方向へ遊動自在にして前記
    回動レバー出入口より出入自在なるよう枢支されて前記
    回動レバー収納空所に内装され、かつ前記タイミングベ
    ルト挿脱口の奥側にあって、タイミングベルト衝当部が
    形成されていると共に、タイミングベルトの歯部が係嵌
    自在である抜け止め溝が刻設され、さらに前記の回動レ
    バー用係止部に係脱自在な係留部と、前記の回動レバー
    出入口から押し込み自在なるよう用具本体の奥側へ向け
    延設した係留離脱用操作レバーとが具備された回動レバ
    ーと、上記の用具本体と回動レバーとの間に設けられ
    て、回動レバーに対し用具本体の回動レバー用係止部へ
    向けての押動弾発力と、回動レバーが開動レバー出入口
    から開動突出状態となる開動弾発力とを付勢する弾発源
    とからなり、前記の係留離脱用操作レバーの押し込み操
    作による用具本体の回動レバー用係止部からの係留部の
    離脱により、回動レバーが前記開動弾発力により、用具
    本体の開動レバー出入口から開動突出状態となり、タイ
    ミングベルト挿脱口から進入されたタイミングベルトの
    連結端部が回動レバーのタイミングベルト衝当部に押当
    することにより、用具本体の回動レバー出入口から開動
    突出状態にある回動レバーを上記開動弾発力に抗して閉
    動収納状態として、その抜け止め溝をタイミングベルト
    の歯部に係嵌自在となし、当該係嵌状態にあってタイミ
    ングベルトを、回動レバーの開動を阻止しながら用具本
    体から引出方向へ牽引することで、回動レバーの係留部
    が用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在なるよう係
    当されるようにしたことを特徴とするタイミングベルト
    連結用具のベルト押さえ部。
  6. 【請求項6】 軸線方向の一端側にタイミングベルト挿
    脱口を開成すると共に、当該軸線方向と直交状に回動レ
    バー出入口の開成された回動レバー収納空所が形成さ
    れ、かつ回動レバー用係止部と回動停止用螺杆が螺合さ
    れる螺孔が設けられている用具本体と、この用具本体に
    上記軸線方向へ遊動自在にして前記回動レバー出入口よ
    り出入自在なるよう枢支されて前記回動レバー収納空所
    に内装され、かつ前記タイミングベルト挿脱口の奥側に
    あって、タイミングベルト衝当部が形成されていると共
    に、タイミングベルトの歯部が係嵌自在である抜け止め
    溝が刻設され、さらに前記の回動レバー用係止部に係脱
    自在な係留部とが具備された回動レバーとからなり、タ
    イミングベルトの連結端部を用具本体のタイミングベル
    ト挿脱口から進入させて回動レバーのタイミングベルト
    衝当部に押当することで、用具本体の回動レバー出入口
    から開動突出状態にある回動レバーを閉動収納状態とし
    て、その抜け止め溝をタイミングベルトの歯部に係嵌自
    在となし、当該係嵌状態にあってタイミングベルトを用
    具本体から引出方向へ牽引することで、回動レバーの係
    留部が用具本体の回動レバー用係止部に係脱自在なるよ
    う係止され、当該回動レバーは用具本体の前記螺孔に螺
    合した回動停止用螺杆により開動が阻止され、その前記
    閉動収納状態が保持自在であることを特徴とするタイミ
    ングベルト連結用具のベルト押さえ部。
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